JPS6217456A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPS6217456A
JPS6217456A JP60157576A JP15757685A JPS6217456A JP S6217456 A JPS6217456 A JP S6217456A JP 60157576 A JP60157576 A JP 60157576A JP 15757685 A JP15757685 A JP 15757685A JP S6217456 A JPS6217456 A JP S6217456A
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speed
valve
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Takuji Fujiwara
藤原 卓治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の制御装置に関するものである。
(従来技術) 一般に自動変速機においては、低速段と高速段とのシフ
ト時、例えば2速と3速のシフト時には、2速選択用摩
擦部材である油圧サーボ機構付きのブレーキと3速選択
用摩擦部材である油圧クラッチを択一的に作動させるよ
うになっており、2速時にはブレーキを締結してクラッ
チを解放し、これに対して3速時にはクラッチを締結し
ブレーキを解放させるようになっている。
従って、2速から3速へのシフトアップ時にはブレーキ
を開放させながらクラッチを締結することになる。
ところで、従来よりこのように、ブレーキの解放とクラ
ッチの締結とを同時に行なう場合には、クラッチ締結時
のショック(変速ショック)を可及。
的に抑制するために、該クラッチの締結動作を作動油圧
がほぼ一定圧に保持されるサーボ棚(後述)において行
なわせるようにしている。即ち、2速から3速へのセレ
クトに伴なってブレーキのサーボ機構の解放側に作動油
が導入される場合、作動油圧は第3図において点Oで示
す状態から時間の経過とともに次第に上昇し、圧力P1
の点Aに達した時点からサーボピストンが解放側に移動
し始める。ピストンがストロークエンドに達するまでの
間(点A−E)は作動油圧はほぼ一定に維持され、該サ
ーボピストンがストロークエンドに達すると再び圧、力
が上昇し、点F゛において所定の締結圧P。
に達する。この作動油圧がほぼ一定に保持される点A−
Eの間(領域a)がいわゆるサーボ棚といわれるもので
あり、このサーボ棚の期間中にクラッチの締結が行なわ
れると変速ショックが可及的に低減されることになる。
ところが、このようにサーボ棚の期間中にクラッチ締結
を行なう場合、スロットルバルブの開度が少ない低開度
領域においては、油圧回路のライン圧がバキュームスロ
ットルバルブによって低圧側に設定されているため、ブ
レーキのサーボピストンの移動速度が遅く(換言すれ、
ばサーボ棚の期間が長く)、従って、このサーボ棚の期
間内でクラッチの締結を完了させることができるが、ス
ロットルバルブの開度が大きい高開度領域においては、
ライン圧が低開度領域よりも高圧側に設定されているた
め、ブレーキのサーボピストンの移動速度が速く、サー
ボ棚の期間が短い。このため、クラッチの締結がサーボ
棚の期間内では完了せず、該サーボ棚から外れて点E一
点F間の圧力急変期にズレ込んで行なわれることとなり
、その結果、大きな変速ショックが発生することとなる
尚、油圧サーボ回路中にアキュームレータを組込んで流
体圧を制御する技術思想は従来公知である(例えば、実
開昭58−146101号公報参照)。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を解決しよ
うとするもので、低速段から高速段へのシフトアップ時
における変速ショックを可及的に防止するようにした自
動変速機の制御装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、変速
歯車機構と、この変速歯車機構の動力伝達経路を切換え
て変速操作する変速切換手段と、この変速切換手段を操
作する流体式アクチュエータと、この流体式アクチュエ
ータへの圧力流体の供給を制御するシフトバルブを備え
、上記流体式アクチュエータのうちの低速段選択用摩擦
部材にこれを非作動となす解放圧を供給するとともに、
高速段選択用摩擦部材にこれを作動させる締結圧を供給
、することによって高速段が選択され、また前記解放圧
及び締結圧を抜くことにより低速段が選択されるように
した自動変速機において、上記シフトバルブと上記高速
段選択用摩擦部材とを連通させる油圧通路の上記低速段
選択用摩擦部材の解放側に分岐する位置よりも上記高速
段選択用摩擦部材側にアキュームレータを設け、さらに
、上記分岐位置よりも上記シフトバルブ側に該シフトバ
ルブ側に向かう流体を絞る如く作用する絞りを設けたも
のである。
(作 用) 本発明では上記の手段によって、低速段から高速段への
シフトアップ時には、絞りによる低速段選択用摩擦部材
の解放側に導入される油圧の減圧効果と、アキュームレ
ータによる油圧回路の容積増大効果との相乗作用により
該低速段選択用摩擦部材のサーボピストンの移動速度が
低下せしめられるため、油圧変化のほとんどない棚期間
が可及的に長くなり、スロットル高開度領域の如く油圧
回路のライン圧が比較的高圧に設定される領域において
も高速段選択用摩擦部材の締結を該棚期間内で完了させ
ることが可能となる。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
第1図には本発明の実施例に係る自動変速機の動力伝達
部とその油圧制御回路とが示されている。
(自動変速機の構成) 自動変速機は、トルクコンバータlと、多段歯車変速機
2と、該トルクコンバータlと多段歯車変速機2との間
に配置されたオーバードライブ用遊星歯車変速機構3と
を有している。
トルクコンバータlは、エンジン出力軸4に結合された
ポンプ5と、該ポンプ5に対向して配置されたタービン
6と、ポンプ5とタービン6との間に配置されたステー
タ13とを有し、さらに該タービン6にはコンバータ出
力軸8が結合されている。また、このコンバータ出力軸
8とポンプ5との間には、ロックアツプクラッチ9が設
けられている。このロックアツプクラッチ9は、トルク
コンバータ1内を循環する作動油圧力により常時係合方
向に付勢されており、外部からその圧力室9a内に解放
用圧油が供給されることにより解放且つ保持される。
多段歯車変速機2は、前段遊星歯車機構10と後段遊星
歯車機構11を有し、該前段遊星歯車機構10のサンギ
ヤ!2と後段遊星歯車機構11のサンギヤ13とは連結
軸14により連結されている。多段歯車変速機2の入力
軸15は、フロントクラッチ+6(後述するフロントク
ラッチ用アクチュエータ41とともに特許請求の範囲中
の高速選択用摩擦部材を構成する)を介して連結軸14
に、またリヤクラッチ17を介して前段遊星歯車機構1
0のインターナルギヤ18にそれぞれ連結されるように
なっている。連結軸14すなわちサンギヤ12.13と
変速機ケースとの間にはセカンドブレーキ19(後述す
るセカンドブレーキ用アクチュエータ45とともに特許
請求の範囲中の低速選択用摩擦部材を構成する)が設け
られている。前段遊星歯車機構10のプラネタリキャリ
ア20と、後段遊星歯車機構11のインターナルギヤ2
1とは出力軸22に連結されている。また、後段遊星歯
車機構11のプラネタリキャリア23と変速機ケースと
の間にはローリバースブレーキ24とワンウェイクラッ
チ25とが設けられている。
この多段歯車変速機2は従来公知の変速機構をもつもの
であって前進3段、後進1段の変速段を有し、フロント
クラッチ16とりャクラッチ17とセカンドブレーキ1
9とローリバースブレーキ24とを後述する如く油圧ア
クチュエータによって適宜に作動させることにより所要
の変速段を得ることができるようになっている。
オーバードライブ用遊星歯車変速機構3は、プラネタリ
ギヤ26を回転自在に支持するプラネタリキャリア27
と、ダイレクトクラッチ29を介してインターナルギヤ
30に結合されるサンギヤ28とを有している。このサ
ンギヤ28と変速機ケースとの間には、オーバドライブ
ブレーキ31が設けられ、またインターナルギヤ30は
多段歯車変速機2の入力軸15に連結されている。
このオーバードライブ用遊星歯車変速機構3はダイレク
トクラッチ29が締結してオーバドライブブレーキ31
が解放されたとき、コンバータ出力軸8と入力軸15と
を直結状態で結合し、その後、該オーバドライブブレー
キ3!が解放し、ダイレクトクラッチ29が解放された
ときこれらコンバータ出力軸8と入力軸15とをオーバ
ードライブ結合する如く作用する。
この変速機は、後述する油圧制御回路のマニュアルバル
ブ61を手動によりセレクト操作して、上記多段歯車変
速機2とオーバードライブ用遊星歯車変速機構3の各摩
擦部材(クラッチ及びブレーキ)を適宜に作動させるこ
とにより所要の変速段を得るものであり、その各摩擦部
材の制御パターンは従来構造のものと同様に各レンジ毎
に次の如く設定される。
(油圧制御回路) (構 成) 油圧制御回路は、運転者のセレクト操作に応じて上掲第
1表に示す如き作動パターンで各摩擦部材を作動させて
所定の変速段を得ることができるような回路構成をもつ
ものであり、以下、これを詳述する。
油圧制御回路において符号50は油圧ポンプであって、
該油圧ポンプ50から吐出される作動油は調圧弁62に
よって所定圧に調圧され、圧力ライン101を介してマ
ニュアルバルブ61に導入される。
マニュアルバルブ61は、圧力ライン101に連通可能
な5つのボートを有している。即ち、(D、2゜l)の
3つのレンジにおいて圧力ライン101に連通するボー
トaと、(D 、 2 )の2つのレンジにおいて圧力
ライン101に連通するボートbと、Rレンジのみにお
いて圧力ライン101に連通するボートCと、(P、R
,2,1)の4つのレンジにおいて圧力ライン101に
連通ずるボートdと、(R。
■)の2つのレンジにおいて圧力ライン101と連通す
るボートeとを有している。
ボートaは、ライン111に接続されている。
このラインtxtは、そのライン端部において3つのパ
イロットライン即ち、■−2シフトバルブ63の作動を
制御する1−2シフトソレノイドバルブ51と絞り86
を備えた第1パイロツトライン102と、2−3シフト
バルブ64(特許請求の範囲中のシフトバルブに該当す
る)の作動を制御する2−3シフトソレノイドバルブ5
2と絞り87を備えた第2パイロツトライン103と、
3−4シフトバルブ65の作動を制御する3−4シフト
ソレノイドバルブ53と絞り88を備えた第3パイロツ
トライン104に分岐されている。尚、この各ソレノイ
ドバルブ51.52.53はそれぞれON作動(励磁)
することにより、それぞれドレンライン105,106
,107を閉塞して該各パイロットライン102,10
3,104にそれぞれパイロット圧を立たせ、これによ
って各シフトバルブ63,64.65をそれぞれOFF
位置(右動位置)からON位置(左動位置)に移動させ
てそれぞれ関連する摩擦要素の油圧回路を開閉するもの
であって、その作動パターンは下掲の第2表の如く各レ
ンジ及び変速段に応じて設定されている。
第2表 尚、この場合、3−4シフトソレノイドバルブ53は、
Dレンジでの1速及び2速時にはそれぞれOFF位置と
されるが、!レンジ及び2レンジでの1速及び2速時に
は()書きの如くそれぞれON位置とされる。これは、
ルンジ及び2レンジにおいて後述する如く3−4シフト
ソレノイドパルプ53をON位置に設定して後述するバ
ックアップコントロールバルブ70にパイロット圧ヲ負
荷させるようにするためのものである。
第1パイロツトライン102は、上記1−2シフトソレ
ノイドバルブ51の下流側において、■−2シフトバル
ブ63の右端部(パイロット圧負荷部)に連通ずる第1
分岐ライン102aとカットバックバルブ66の右端部
(パイロット圧負荷部)に連通ずる第2分岐ライン10
2bの2つのラインに分岐されている。
1−2ソフトバルブ63の両端部には、ライン111か
ら分岐するライン112及び該ライン112からさらに
分岐するライン113を介してライン圧が、またl−2
シフトバルブ63の中間部には、マニュアルバルブ61
のボートeに連通するライン122を介してライン圧が
それぞれ導入されるようになっている。尚、このライン
122は、1−2ンフトバルブ63がOFF位置にある
時、即ち、変速位置が1速位置にある場合においてライ
ン123と連通せしめられる。又、このライン123は
、ローリバースブレーキ用アクチュエータ44に接続さ
れている。これに対して、ラインZaは、l−2シフト
バルブ63がON位置にある時、即ち、変速位置がl速
以外の変速位置にある場合にライン161に連通せしめ
られる。
このライン161は、特許請求の範囲中の低速選択用摩
擦部材を構成するセカンドブレーキ用アクチュエータ4
5の締結側45Aに接続されている。
又、このライン+61には、レデューシングバルブ68
によって背圧が制御されるアキュームレータT9とワン
ウェイオリフィス82が設けられている。
2−3シフトバルブ64は、その右端部に接続されたラ
イン103から導入されるパイロット圧によって0N−
OFF制御されるようになっている。この2−3シフト
バルブ64には、上記マニュアルバルブ61のボートb
に連通するライン12Iと、ボートCに連通するライン
131がそれぞれ接続されている。
このライン121とライン131のうち、ライン12+
は2−3シフトバルブ64のON位置(即ち、3速又は
4速の変速位置)においてライン132に、またライン
+31は2−3シフトバルブ64のOFF位置(即ち、
l速又は2速の変速位置)においてライン132にそれ
ぞれ択一的に連通せしめられるようになっている。尚、
ライン131には、レデューシングバルブ67とワンウ
ェイバルブ85が並列的に接続されている。
ライン132は、その下流側において、特許請求の範囲
中の高速選択用摩擦部材を構成するフロントクラッチ用
アクチュエータ41に接続するライン136と、上記セ
カンドブレーキ用アクチュエータ45の解放側45Bに
接続するライン138とに分岐されている。このライン
132の上記分岐部より上流側には2−3シフトバルブ
64側から分岐部に向かう作動油を絞る如く作用するワ
ンウェイオリフィス74が取付けられている。又、ライ
ン138の上記分岐部の直下流位置には、セカンドブレ
ーキ用アクチュエータ45側から2−3シフトバルブ6
4側に向かう方向の作動油を絞る如く作用するワンウェ
イオリフィス75が取付けられている。さらに、このラ
イン132の上記分岐部とワンウェイオリフィス74の
中間位置と、ライン138の上記ワンウェイオリフィス
75より下流位置との間には、バキュームスロットルバ
ルブ69からライン155を介して導入されるパイロッ
ト圧によって作動せしめられる3−2タイミングバルブ
72を備えたライン140と、ガバナ47のプライマリ
部47Bからライン163を介して導入されるパイロッ
ト圧によって作動せしめられる3−2タイミングバルブ
73を備えたライン137とが並列的に接続されている
。又、ライン138の上記ライン137,138の分岐
部よりさらに下流側にはワンウェイオリフィス83が設
けられている。
さらに、上記ライン136には、上記ライン132から
分岐するライン139を介して供給されるライン圧によ
ってその背圧が制御されるアキュームレータ78(特許
請求の範囲中のアキュームレータに該当する)が、該ア
キュームレータ78から流出する作動油を絞る如く作用
するワンウェイオリフィス81を介して接続されている
。尚、このアキュームレータ78の背圧制御は上記レデ
ューシングバルブ67によって行われる。
第3パイロツトライン104は、上記3−4シフトソレ
ノイドバルブ53の下流側において、上記3−4シフト
バルブ65の右端部に連通ずる第1分岐ライン104a
と後述するバックアップコントロールバルブ70にパイ
ロット圧を導く第2分岐ライン104bの2つの分岐ラ
インに分岐されている。
3−4シフトバルブ65の中間部には、上記圧力ライン
+01から分岐するライン141が接続されている。こ
のライン141.は、3−4シフトバルブ65のOFF
位置(即ち、4速以外の変速位置)においてライン14
2に連通せしめられる。
このライン142は、その下流側において、ダイレクト
クラッチ用アクチュエータ42に連通するライン143
とオーバドライブブレーキ46の解放側46Bに連通ず
るライン144の2つのラインに分岐されており、また
該分岐部より上流側位置には圧力スイッチ90が取付け
られている。又、ライン143にはアキュームレータ7
7が設けられている。尚、オーバドライブブレーキ46
の締結側46Aは、ライン148を介して上記圧力ライ
ン101に連通せしめられている。
一方、3−4シフトバルブ65の左端部には、上記マニ
ュアルバルブ61のボートdに連通するライン151が
接続されており、該3−4シフトバルブ65のスプール
は、Dレンジ以外のセレクト位置においては該ライン1
51を介して導入されるライン圧によって強制的にOF
F位置に位置決めされ且つ保持される。又、このライン
+51から分岐して上記バキュームスロットルバルブ6
9に連通するライン152には、スロットルバックアッ
プバルブ71とバックアップコントロールバルブ70と
が直列にしがも該バックアップコントロールバルブ70
がスロットルバックアップバルブ71よりら下流側に位
置するようにして取付けられている。このスロットルバ
ックアップバルブ71は、2レンジ及び!レンジにおい
てライン152に立つライン圧をバキュームスロットル
バルブ69に作用させ、該バキュームスロットルバルブ
69を介して上記調圧弁62を圧力上昇方向に駆動して
ライン圧を高める如く作用するものである。又、バック
アップコントロールバルブ70は、上記スロットルバッ
クアップバルブ7Iとバキュームスロットルバルブ69
の間にあって、上記分岐、ライン104bにパイロット
圧が立った時、即ち、3−4シフトソレノイドバルブ5
3のON作動時に上記ライン152を開通させて該スロ
ットルバックアップバルブ71によるライン圧上昇作用
を可能ならしめる如く作用する。
上記ライン112は、その下流端部においてリヤクラッ
チ用アクチュエータ・13に連通ずるライン+16と、
ガバナ47のセカンダリ部47Aに連通ずるライン11
7の2つのラインに分割されている。このライン+16
には、アキュームレータ80とワンウェイオリフィス8
4がそれぞれ設けられている。さらに、このライン+1
2から分岐するライン114には上記アキュームレータ
79の背圧調整用のレデューシングバルブ68が設けら
れている。
さらに、ライン+49は、その途中にロックアツプバル
ブ76と絞り91を備えたライン146を介して上記ロ
ックアツプクラッチ9の作動室9aに連通せしめられて
いる。このロックアツプバルブ76のパイロットライン
145には絞り89とロックアツプソレノイドバルブ5
4とが設けられており、該ロックアツプクラッチ9はこ
のロックアツプソレノイドバルブ54がON作動してラ
イン145にパイロット圧が立ち、そのスプールにより
ライン146がドレンされた時に締結されるようになっ
ている。尚、この実施例においてはDレンジの2速から
4速の間だけでロックアツプクラッチ9を締結させるよ
うにしている。
(作動並びにその作用) 上述の如き動力伝達部分と油圧制御回路とを備える自動
変速機Zは第2図に示す如く油圧制御回路の3つのシフ
トソレノイドバルブ51,52.53とロックアツプソ
レノイドバルブ54を、スロットル開度信号、エンジン
回転数信号等の種々のエンジン状態検出要素に基づいて
コントローラから出力される制御信号によりそれぞれ第
2表に示す制御パターンで0N−OFF制御するこ゛と
によって各摩擦部材が第1表に示す作動パターンに従っ
て作動し、所定の変速段が得られるものである。
さらに、この実施例のものにおいては、本発明を適用し
て、Dレンジでの2迷走行(即ち、フロントクラッチ1
6がOFFでセカンドブレーキ19がONの状態)から
3迷走行(即ち、フロントクラッチ16がONでセカン
ドブレーキ19がOFFの状態)へのシフトアップ時に
おいて従来発生しがちであった変速ショックを可及的に
防止するようにしている。以下、Dレンジの2迷走行か
ら3迷走行にソフトアップする場合について油圧回路の
各部材の作動並びにその作用を簡単に説明する。
(2迷走行時) この場合には、マニュアルバルブ61のポートaとボー
トbが圧力ライン101に連通しており、また3個のシ
フトソレノイドバルブ51,52.53のうち、1−2
シフトソレノイドバルブ51がON位置で、2−3シフ
トソレノイドバルブ52と3−4シフトソレノイドバル
ブ53がOFF位置にある。このため、1−2シフトバ
ルブ63においてはライン113とライン161が連通
してセカンドブレーキ用アクチュエータ45の締結側4
5Aにライン圧が負荷され、また2−3シフトパルプ6
4においてはライン121とライン132とが非連通と
されており、フロントクラッチ用アクチュエータ41と
セカンドブレーキ用アクチュエータ45の解放側45B
にはともにライン圧は導入されていない。従って、フロ
ントクラッチ16は解放とされ、セカンドブレーキ19
は締結されている。
尚、この際、セカンドブレーキ用アクチュエータ45の
締結時には、アキュームレータ79の容積増大効果によ
り棚圧が設けられ、これにより該セカンドブレーキ用ア
クチュエータ45の締結がスムーズに行なわれる。
又、3−4シフトバルブ65においては、ライン142
がライン[41に連通せしめられ、ライン+51がドレ
ンされている。従って、ダイレクトクラッチ29は締結
される。一方、オーバドライブブレーキ46においては
、圧力ライン101を介してその締結側45Aにライン
圧が導入され、また解放側46Bにはライン+44を介
してライン圧が導入されており、従って、オーバドライ
ブブレーキ31は開放状態にある。
さらに、ライン112にはライン圧が導入されており、
従って、リヤクラッチI7は締結状態にある。このよう
に各摩擦要素が作動することによりDレンジでの2迷走
行が実現されている。
(3迷走行へのセレクト) 2迷走行から3迷走行へのシフトアップは2−3シフト
ソレノイドバルブ52がOFFからONに切換わり 、
■−2シフトソレノイドバルブ51がON位置、3−4
シフトソレノイドバルブ53がOFF位置のまま保持さ
れることにより行なわれる。
従って、この場合には、1−2シフトバルブ63と3−
4シフトバルブ65においては上記2迷走行時と同じで
あるが、2−3シフトバルブ64においてはライン12
1とライン132とが連通し、ライン圧がフロントクラ
ッチ用アクチュエータ41とセカンドブレーキ用アクチ
ュエータ45の解放側45Bにそれぞれ導入される。こ
のため、フロントクラッチ16が開放状態から締結され
、またセカンドブレーキ19が締結状態から開放される
。また、リヤクラッチ17とロックアツプクラッチ9と
ダイレクトクラッチ29は締結状態のまま、ローリバー
スブレーキ24とオーバドライブブレーキ31は開放状
態のままそれぞれ保持される。
ところで、この際、スロットル開度が大きいと即ち、高
負荷運転状態であるとバキュームスロットルバルブ69
の作用によりライン圧が高めに設定されるため、セカン
ドブレーキ用アクチュエータ45のサーボピストンの移
動速度が早くなり、フロントクラッチ16の締結が棚圧
期間内で終了せず大きな変速ショックが発生するおそれ
のあることは既述の通り(従来技術の項参照)である。
ところが、この実施例のものにおいては本発明を適用し
てライン136にアキュームレータ78を、またライン
132にワンウェイオリフィス74をそれぞれ設けてい
るため、この、ような変速ショックの発生が防止される
。即ち、ワンウェイオリフィス74の絞り効果によりセ
カンドブレーキ用アクチュエータ45の解放側45B及
びフロントクラッチ用アクチュエータ41に導入される
油圧をライン圧よりも減圧させて該セカンドブレーキ用
アクチュエータ45のサーボピストンの変動速度を抑え
たこと(減圧によるサーボピストン速度の抑制効果)と
、ライン138と連通するライン136にアキュームレ
ータ78を設けてセカンドブレーキ用アクチュエータ4
5の解放側45Bの容積を増大させて該セカンドブレー
キ用アクチュエータ45のサーボピストンの移動速度を
抑えたこと(容積増大によるサーボピストン速度の抑制
効果)との相乗作用により、第3図において曲線0−A
−E−B−C−Dで示す如く、従来(即ち、ワンウェイ
オリフィス74及びアキュームレータ79を設けない場
合)は点Aから点Eの範囲aの間しかサーボ棚が発生し
なかったものが、点Aから点Bまでの範囲b(範囲b〉
範囲a)まで棚期間が持続されることとなる。このため
、例えライン圧が高くサーボピストンの移動速度が早め
られる傾向のあるエンジンの高負荷運転時であっても上
記フロントクラッチ用アクチュエータ41の締結を上記
サーボ棚の期間内で確実に完了することができる。従っ
て、フロントクラッチ用アクチュエータ41の締結がサ
ーボ棚を越えて圧力急変領域までズレ込む場合に比して
該フロントクラッチ用アクチュエータ41の締結がより
スムーズに且つソフトに行なわれ、それだけ変速ショッ
クが可及的に防止されるものである。
尚、アキュームレータ78は、セカンドブレーキ19の
締結時のみ作用し、その開放時には作用しないため、該
セカンドブレーキ19の迅速な開放が担保されろ。従っ
て、3速から2速へのシフトダウン時におけるフロント
クラッチI6の開放タイミングとセカンドブレーキ19
の締結タイミングの不適正による不具合即ち、フロント
クラッチ16の開放が遅れて該フロントクラッチ16と
セカンドブレーキI9の両方が一時的に締結されエンジ
ン回転数が落ち込んだり、逆にフロントクラッチ16の
開放が早すぎて該フロントクラッチ16とセカンドブレ
ーキ19とがともに開放状態となりエンジン回転数が急
激に吹き上がる等の不具合が未然に防止されるものであ
る。
尚、アキュームレータ77はダイレクトクラッチ29の
、またアキュームレータ80はリヤクラッチ17の締結
時においてそれぞれサーボ棚を作り、その締結時のショ
ックを緩和する如く作用する。
(発明の効果) 本発明の自動変速機の制御装置は、変速歯車機構と、こ
の変速歯車機構の動力伝達経路を切換えて変速操作する
変速切換手段と、この変速切換手段を操作する流体式ア
クチュエータと、この流体式アクチュエータへの圧力A
体の供給を制御するシフトバルブを備え、上記流体式ア
クチュエータのうちの低速段選択用摩擦部材にこれを非
作動となす解放圧を供給するとともに、高速段選択用摩
擦部材にこれを作動させる締結圧を供給することによっ
て高速段が選択され、また前記解放圧及び締結圧を抜く
ことにより低速段が選択されるようにした自動変速機に
おいて、上記シフトバルブと上記高速段選択用摩擦部材
とを連通させる油圧通路の上記低速段選択用摩擦部材の
解放側に分岐する位置よりも上記高速段選択用摩擦部材
側にアキュームレータが設けられ、さらに、上記分岐位
置よりも上記シフトバルブ側に該シフトバルブ側に向か
う流体を絞る如く作用する絞りが設けられていることを
特徴とするものである。 。
従って、本発明の自動変速機の制御装置によれば、低速
段から高速段へのシフトアップ時には、低速段選択用摩
擦部材の解放側に導入される油圧に対する絞りによる減
圧効果と、アキュームレータによる油圧回路の容積増大
効果との相乗作用により該低速段選択用摩擦部材のサー
ボピストンの移動速度が低下せしめられるため、油圧変
化のほとんどない棚期間が可及的に長くなり、スロット
ル高開度領域の如く油圧回路のライン圧が比較的高圧に
設定される領域においても高速段選択用摩擦部材の締結
を該棚期間内で完了させることが可能であり、特にスロ
ットル高開度領域でのシフトアップ時における変速ショ
ックをより効果的に防止し得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る制御装置を備えた自動変
速機のシステム図、第2図は第1図に示した自動変速機
の制御系統図、第3図は作動油圧の特性図である。 l・・・・・トルクコンバータ 2・・・・・多段歯車変速機 3・・・・・遊星歯車変速機構 IO・・・・前段遊星歯車機構 II・・・・後段遊星歯車機構 IO・・・・フロントクラッチ 17・・・・リャクラッヂ 19・・・・セカンドブレーキ 24・・・・ローリバースブレーキ 29・・・・ダイレクトクラッチ 31・・・・オーバドライブブレーキ 4■・・・・フロントクラッチ用アクチュエータ42・
・・・ダイレクトクラッチ用アクチュエータ 43・・・・リヤクラッチ用アクチュエータ44・・・
・ローリバースブレーキ用アクチュエータ 45・・・・セカンドブレーキ用アクチュエータ46・
・・・オーバドライブブレーキ 47・・・・ガバナ 51・・・・1−2シフトソレノイドパルプ52・・・
・2−3シフトソレノイドバルブ53・・・・3−4シ
フトソレノイドバルブ54・・・・ロックアツプソレノ
イドバルブ61・・・・マニュアルバルブ 62・・・・調圧弁 63・・・・1−2シフトバルブ 64・・・・2−3シフトバルブ 65・・・・3−4シフトバルブ 69・・・・バキュームスロットルバルブ74・・・・
ワンウェイオリフィス(絞り)78・・・・アキューム
レータ 出 願 人  マ ツ ダ 株式会社 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、変速歯車機構と、この変速歯車機構の動力伝達経路
    を切換えて変速操作する変速切換手段と、この変速切換
    手段を操作する流体式アクチュエータと、この流体式ア
    クチュエータへの圧力流体の供給を制御するシフトバル
    ブを備え、上記流体式アクチュエータのうちの低速段選
    択用摩擦部材にこれを非作動となす解放圧を供給すると
    ともに、高速段選択用摩擦部材にこれを作動させる締結
    圧を供給することによって高速段が選択され、また前記
    解放圧及び締結圧を抜くことにより低速段が選択される
    ようにした自動変速機において、上記シフトバルブと上
    記高速段選択用摩擦部材とを連通させる油圧通路の上記
    低速段選択用摩擦部材の解放側に分岐する位置よりも上
    記高速段選択用摩擦部材側にアキュームレータが設けら
    れ、さらに、上記分岐位置よりも上記シフトバルブ側に
    該シフトバルブ側に向かう流体を絞る如く作用する絞り
    が設けられていることを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
JP60157576A 1985-07-16 1985-07-16 自動変速機の制御装置 Granted JPS6217456A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533934A (en) * 1978-08-30 1980-03-10 Nissan Motor Co Ltd Shock reducer for automatic transmission
JPS59183160A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533934A (en) * 1978-08-30 1980-03-10 Nissan Motor Co Ltd Shock reducer for automatic transmission
JPS59183160A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置

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