JPH03189465A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPH03189465A
JPH03189465A JP1330314A JP33031489A JPH03189465A JP H03189465 A JPH03189465 A JP H03189465A JP 1330314 A JP1330314 A JP 1330314A JP 33031489 A JP33031489 A JP 33031489A JP H03189465 A JPH03189465 A JP H03189465A
Authority
JP
Japan
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pressure
valve
line
clutch
change
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Pending
Application number
JP1330314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Fujiwara
藤原 卓治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE4036076A priority patent/DE4036076C2/de
Priority to US07/613,055 priority patent/US5044231A/en
Publication of JPH03189465A publication Critical patent/JPH03189465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の制御装置、特に油圧制御回路に信
号圧によって切換制御される切換バルブが設けられた自
動変速機の制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に自動車に搭載される自動変速機は、トルクコンバ
ータと変速歯車機構とを組合せ、この変速歯車機構の動
力伝達経路をクラッチやブレーキ等の複数の摩擦締結要
素の選択的作動により切換えて、運転状態に応じた変速
段に自動的に変速するように構成したもので、この種の
自動変速機には、上記各摩擦締結要素のアクチュエータ
に対する油圧の給排を制御する油圧制御回路が設けられ
る。この油圧制御回路には、手動操作によってレンジを
切換えるマニュアルバルブや、オイルポンプの吐出圧を
所定のライン圧に調整するレギュレータバルブや、この
ライン圧を上記各アクチュエータに選択的に供給する複
数のシフトバルブ等が備えられるが、これらの他に、上
記ライン圧をエンジン負荷に対応する圧力に調整するス
ロットルモデュレータバルブや、このライン圧を変速段
に応じて減圧するカットバックバルブ等が設けられる。
これらのうち、カットバックバルブは、上記各1!s擦
締結要素の伝達トルクが大きい低変速段(例えばDレン
ジの1速、2レンジの1.2速、ルンジの1,2速等)
ではライン圧を高圧に保持して、これらの摩擦締結要素
のトルク伝達容量を確保すると共に、伝達トルクが特に
大きくない高変速段では、ライン圧を減圧して、トルク
伝達容量が過大であることによる変速ショックの発生を
防止するように作用する。そして、このカッ1−バック
バルブの切換制御は、例えば特公昭52−21133号
公報に示されているように、ソレノイドバルブのON、
OFF動作によって給排される信号圧を用いて行うのが
通例であり、例えばDレンジの1−2変速時には、ソレ
ノイドバルブのON動作もしくはOFF動作によりカッ
トバックバルブに対して信号圧を供給もしくは排出する
ことにより、ライン圧を高圧から低圧に減圧するのであ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このカットバックバルブのように、ソレノイ
ドバルブによって給排される信号圧により切換制御され
る切換バルブにおいては、上記信号圧の残圧による動作
の応答遅れが発生するといった問題がある。これを、上
記カットバックバルブの1−2変速時を例にとって説明
すると、ソレノイドバルブが1−2変速信号に基いてO
NもしくはOFF動作して、カットバックバルブに供給
れている信号圧を排出することによりライン圧を減圧す
るものとした場合、この信号圧の残圧によりカットバッ
クバルブの動作が遅れて、ライン圧が十分に減圧されて
いない状態で摩擦締結要素の断接動作が行われる場合が
生じ、このとき、大きな変速ショックが発生するのであ
る。そして、この残圧による問題は、低温時において作
動油の粘性が大きいとき、或はエンジンの高負荷時にお
いて上記信号圧の基になるライン圧が高く、これにとも
なって該信号圧も高くなっている場合等に発生し易くな
る。
そこで、本発明は、上記カットバックバルブを始めとす
る切換バルブにおける信号圧の残圧に起因する動作の応
答遅れを防止することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次のように構成した
ことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る自動変速機の制御装置は、変速
歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切換える
複数の摩擦締結要素と、これらの摩擦締結要素を選択的
に締結させる油圧制御回路とを有し、且つ該油圧111
11回路に、ON、OFF動作によりライン圧に基く信
号圧の給排を制御するソレノイドバルブと、この信号圧
によって切換制御される切換バルブとが備えられた油圧
制御回路において、上記切換バルブに対し、上記信号圧
と対向するようにエンジン負荷に対応する油圧を作用さ
せる負荷対応圧供給手段を設けたことを特徴とする。
(作  用) 上記の構成によれば、ソレノイドバルブのONもしくは
OFF動作により切換バルブに供給されている信号圧が
排出されて、該切換バルブが所定の切換動作を行う場合
に、この切換バルブには、負荷対応圧供給手段により上
記信号圧と対向するように負荷対応圧が供給されている
から、上記信号圧が完全に排出されなくても、この負荷
対応圧と釣り合う圧力より低下した時点で切換バルブが
切換動作を行うことになる。従って、作動油の粘性が大
きい場合等においても、この切換動作が応答遅れを生じ
ることなく行われることになる。また、上記負荷対応圧
はエンジンの高負荷時はど圧力が高くなるから、ライン
圧に応じて信号圧も高く、そのため該信号圧の排出時に
残圧が発生し易いエンジンの高負荷時においても、この
残圧による切換動作の応答遅れが確実に防止されること
になる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第1図によりこの実施例に係る自動変速機の機械
的構成を説明すると、この自動変速機10は、主たる構
成要素として、トルクコンパータ20と、該コンバータ
20の出力により駆動される変速歯車機構30と、該機
構30の動力伝達経路を切換えるクラッチやブレーキ等
の複数の摩擦締結要素41〜46及びワンウェイクラッ
チ51.52とを有し、これらにより走行レンジとして
のり、2,1.Hの各レンジと、Dレンジでの1〜4速
、2レンジでの1〜3速、ルンジでの1〜2速とが得ら
れるようになっている。
上記トルクコンバータ20は、エンジン出力軸1に連結
されたケース21内に固設されたポンプ22と、該ポン
プ22に対向状に配置されて該ポンプ22により作動油
を介して駆動されるタービン23と、該ポンプ22とタ
ービン23との間に介設され且つ変速機ケース11にワ
ンウェイクラッチ24を介して支持されてトルク増大作
用3行うステータ25と、上記ケース21とタービン2
3との間に設けられ、該ケース21を介してエンジン出
力軸1とタービン23とを直結するロックアツプクラッ
チ26とで構成されている。そして、上記タービン23
の回転がタービンシャフト27を介して上記変速歯車機
構30側に出力されるようになっている。ここで、上記
エンジン出力軸1にはタービンシャフト27内を貫通す
るポンプシャフト12が連結され、該シャフト12によ
り変速機後端部に備えられたオイルポンプ13が駆動さ
れるようになっている。
一方、上記変速歯車機fllI30はラビニョ型プラネ
タリギヤ装置で構成され、上記タービンシャフト27上
に遊嵌合された小径のスモールサンギヤ31と、該サン
ギヤ31の後方において同じくタービンシャフト27上
に遊嵌合された大径のラージサンギヤ32と、上記スモ
ールサンギヤ31に噛合された複数個のショートピニオ
ンギヤ33と、前半部が該ショートピニオンギヤ33に
噛合され且つ後半部が上記ラージサンギヤ32に噛合さ
れたロングピニオンギヤ34と、該ロングピニオンギヤ
34及び上記ショートピニオンギヤ33を回転自在に支
持するキャリヤ35と、ロングピニオンギヤ34の前半
部に噛合されたリングギヤ36とで構成されている。
そして、上記タービンシャフト27とスモールサンギヤ
31との間に、フォワードクラッチ41と第1ワンウエ
イクラツチ51とが直列に介設され、またこれらのクラ
ッチ41.51に並列にコーストクラッチ42が介設さ
れていると共に、タービンシャフト27とキャリヤ35
との間には3−4クラツチ43が介設され、さらに該タ
ービンシャフト27とラージサンギヤ32との間にリバ
ースクラッチ44が介設されている。また、上記ラージ
サンギへ”32とリバースクラッチ44との間には、ラ
ージサンギヤ32を固定するバンドブレーキでなる2−
4ブレーキ45が設けられていると共に、上記キャリヤ
35と変速機ケース11との間には、該キャリヤ35の
反力を受は止める第2ワンウエイクラツチ52と、キャ
リヤ35を固定するローリバースブレーキ46とが並列
に設けられている。そして、上記リングギヤ36が出力
ギヤ14に連結され、該出力ギヤ14から差動装置を介
して左右の車輪(図示せず)に回転が伝達されるように
なっている。
ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩擦締結要素4
1〜46及びワンウェイクラッチ51゜52の作動状態
と変速段との関係をまとめて第1表に示す。
以下余白 次に、第2図により上記各摩擦締結要素41〜46のア
クチュエータに対して油圧を給排する油圧制御回路につ
いて説明する。ここで、上記各アクチュエータのうち、
2−4ブレーキ45の油圧アクチュエータ45′はアプ
ライボート45aとリリースボート45b′とを有する
サーボピストンで構成され、アプライボート45a′の
みに油几が供給されているときに2−4ブレーキ45を
締結し、両ボート45a” 、45b’とも油圧が供給
されていないとき及び両ボート45a45b′とも油圧
が供給されているときに、24ブレーキ45を解放する
ようになっている。また、その他の摩擦締結要素41〜
44.46のアクチュエータは通常の油圧ピストンで構
成され、油圧が供給されたときに当該摩擦締結要素を締
結するようになっている。
この油圧制御回路60には、主たる構成要素として、第
1図に示すオイルポンプ13からメインライン110に
吐出された作動油の圧力を所定のライン圧に調整するレ
ギュレータバルブ61と、手動操作によってレンジンの
選択を行うマニュアルバルブ62と、変速段に応じて作
動して各摩擦締結要素(アクチュエータ)41〜46に
対する油圧の給排を行う1−2.2−1.3−4の各シ
フトバルブ63,64.65とが備えられている。
上記マニュアルバルブ62は、メインライン110から
ライン圧が導入される入力ボートeと、第1〜第4出力
ボートa〜dとを有し、スプール62aの移動により、
上記入力ボートeが、Dレンジ及び2レンジでは第1.
第2出力ボートa。
bに、ルンジでは第1.第3出カポ−1−a、cに、ま
たRレンジでは第4出カポ−1−dにそれぞれ連通され
るようになっている。そして、各出力ボートa〜dには
、それぞれ第1〜第4出カライン111〜114が接続
されている。
また、上記1−2.2−3.3−4シフトバルブ63,
64.65は、それぞれスプール63a、64a、65
aをスプリング(図示省略)により図面上、右側に付勢
した構成で、これらのスプールの右側にパイロットボー
ト63b、64b、65bが設けられている。そして、
1−2シフトバルブ63のパイロットボート63bには
、上記メインライン110から導かれた第1パイロツト
ライン115が、2−3.3−4シフトバルブ64.6
5のパイロットボー)−64b、65bには、上記第1
出カライン111からライン116を介して分岐された
第2.第3パイロットライン117.118がそれぞれ
接続されていると共に、これらのパイロットライン11
5,117.118には、それぞれ1.第2.第3ソレ
ノイドバルブ66.67.68が設けられている。
これらのソレノイドバルブ66〜68は、それぞれON
のときに当該パイロットライン115,117.11.
8をドレンさせて、各対応するシフトバルブ63〜65
のパイロットボート63b〜65b内のパイロット圧を
排出することにより、スプール63a〜65aを図面上
、右側に位置させ、またOFFのときに上記パイロット
ボート63b〜65bに各パイロットライン115.1
17.118からパイロット圧を導入させて、スプール
63a〜65aをそれぞれ左側に位置させるようになっ
ている。
ここで、これらのソレノイドバルブ66〜68は、制御
回路からの信号により当該自動車の車速とエンジンのス
ロットル開度とに応じて予め設定されたマツプに基いて
ON、OFFされ、これにともなって各シフトバルブ6
3〜65のスプール63a〜65aの位置が切換って各
摩擦締結要素41〜46に通じる油路が切換ることによ
り、これらの摩擦締結要素41〜46が第1表に示す組
合せで締結されるようになっている。そして、その場合
の各変速段と各ソレノイドバルブ66〜68のON、O
FFの組合せパターンとの関係は第2表に示すように設
定されている。
以下、余白 一方、上記マニュアルバルブ62における各出力ボート
a〜dに接続された第1〜第4出カライン111〜11
4のうち、D、2.1の各前進レンジでメインライン1
10に連通される第1出カライン111からは上記ライ
ン116が分岐され、このライン116がフォワードク
ラッチラインとされて、ワンウェイオリフィス71を介
してフォワードクラッチ41に導かれている。従って、
D、2.ルンジで、フォワードクラッチ41が常時締結
されることになる。ここで、上記フォワードクラッチラ
イン116には、ライン119を介してフォワードクラ
ッチ締結時の緩衝用のN−Dアキュムレータ72が接続
されている。
また、第1出カライン111は上記1−2シフトバルブ
63に導かれ、上記第1ソレノイドバルブ66がONと
なってスプール63aが右側へ位置した時にサーボアプ
ライライン120に連通し、ワンウェイオリフィス73
を介してサーボピストン45aのアプライボート45a
′に至る。
従って、D、2.ルンジで第1ソレノイドバルブ66が
ONのとき、即ちDレンジでの2.3゜4速、2レンジ
の2.3速、及びルンジの2速で、上記アプライボート
45a′に油圧(サーボアプライ圧)が導入され、リリ
ースボート45b′に油圧(サーボリリス圧)が導入さ
れていないときに2−4ブレーキ45が締結される。な
お、上記サーボアプライライン120にも、2−4ブレ
一キ締結時のM折用の1−2アキユムレータ74が接続
されている。
また、D、2レンジでメインライン110に連通する上
記第2出カライン112は、2−3シフトバルブ64に
導かれている。そして、該ライン112は、第2ソレノ
イドバルブ67がOFFでスプール64aが左側に位置
するときに、ワンウェイオリフィス75を介して3−4
クラツチライン121に連通する。そして、このライン
121はさらにワンウェイオリフィス76を介して3−
4クラツチ43に至る。従って、D、2レンジで第2ソ
レノイドバルブ67がOFFのとき、即ちDレンジの3
,4速、及び2レンジの3迷で34クラツチ43が締結
されることになる。
ここで、上記3−4クラツチライン121がらは第1.
第2ドレンライン122,123が分岐され、これらの
うち、第1ドレンライン122は3−4シフトバルブ6
5に導かれ、第3ソレノイドバルブ68がOFF (ス
プール65aが左側)のときにライン124に連通して
、2−3シフトバルブ64のドレンボートに通じる。ま
た、第2ドレンライン123は、ワンウェイオリフィス
77、固定オリフィス78及びワンウェイオリフィス7
9を介して同じく3−4シフトバルブ65に導かれ、第
3ソレノイドバルブ68がON(スプール65aが右側
)のときに上記ライン124に連通して、2−3シフト
バルブ64のドレンボートに通じる。これらにより、3
−2.4−2シフトダウン変速時に3−4クラツチ43
がら油圧(3−4クラツチ圧)が排出される。なお、第
2ドレンライン123のワンウェイオリフィス77と固
定オリフィス78との間には、3−4クラッチ作動時の
M折用の2−3アキユムレータ80が接続されている。
また、上記第1ドレンライン122に接続されて、第2
ソレノイドバルブ67がOFFで、23シフトバルブ6
4のスプール64aが左側に位置するときに第2出カラ
イン112に連通するライン125は、3−4シフトバ
ルブ65に導かれ、第3ソレノイドバルブ68がOFF
でスプール65aが左側に位置するときにサーボリリー
スライン126に連通する。このライン126は、ワン
ウェイオリフィス81.82を介してサーボピストン4
5aのリリースポート45b′に至る。従って、■)、
2レンジで第2.第3ソレノイドバルブ67.68がと
もにOFFの時、即ちDレンジの3速及び2レンジの3
速で、サーボピストン45aのリリースポート45b′
にサーボリリース圧が導入され、2−4ブレーキ45が
解放される。
さらに、上記サーボリリースライン126の2つのワン
ウェイオリフィス81.82間から分岐されたライン1
27は、コーストコントロールバルブ83、ワンウェイ
オリフィス84及びボールバルブ85を介してコースト
クラッチライン128に通じ、コーストクラッチ42に
至っている。
従って、サーボリリースライン126内に油圧が導入さ
れるDレンジの3速及び2レンジの3速でコーストクラ
ッチ42が締結される。一方、上記第3ソレノイドバル
ブ68がOFFで3−4シフトバルブ65のスプール6
5aが左側に位置し、且つ第2ソレノイドバルブ67が
ONで2−3シフトバルブ64のスプール64aが右側
に位置するときに、上記フォワードクラッチライン11
6が、その分岐ライン129.3−4シフトバルブ65
、ライン130及び2−3シフトバルブ64を介してラ
イン131に連通する。このライン131は、上記ボー
ルバルブ85を介してさらにコーストクラッチライン1
28に通じ、従って、コーストクラッチ42は、第2ソ
レノイドバルブ67がONで、第3ソレノイドバルブ6
8がOFFのとき、即ち2レンジの2速及びルンジの1
.2速でも締結される。
また、マニュアルバルブ62によりルンジでメインライ
ン110に連通する第3出力う、イン113は、減圧バ
ルブとしてのローレデューシングバルブ86及びライン
132を介して1−2シフトバルブ63に導かれている
。そして、このライン132は、第1ソレノイドバルブ
66がOFFでスプール63aが左側に位置するときに
、ワンウェイオリフィス87及びボールバルブ88を介
してローリバースブレーキライン133に連通し、ロー
リバースブレーキ46に至る。従って、ルンジで第1ソ
レノイドバルブ66がOF Fのとき、即ちルンジの1
速でローリバースブレーキ46が締結される。
さらに、Rレンジでメインライン110に連通する第4
出カライン114は、該ライン114から分岐されたラ
イン134、ワンウェイオリフィス89及び上記ボール
バルブ88を介して上記ローリバースブレーキライン1
33に連通ずる一方、リバースクラッチライン135と
なって、ワンウェイオリフィス90を介してリバースク
ラッチ44に至る。従って、Rレンジでは、常にローリ
バースブレーキ46とリバースクラッチ44とが締結さ
れる。ここで、上記リバースクラッチライン135には
、リバースクラッチ締結時の緩衝用のN−Rアキュムレ
ータ91が接続されている。
また、この油圧制御回路60には、第1図に示す1へル
クコンバータ20内のロックアツプクラッチ26を作動
させるためのロックアツプバルブ92が備えられている
。このバルブ92には、レギュレータバルブ61からト
ルクコンバータライン136が導かれていると共に、一
端に設けられたパイロットボート92bには、メインラ
イン110から分岐されてソレノイドレデューシングバ
ルブ93により減圧された油圧が導入されるパイ四ツ1
ヘライン137が接続されている。そして、このライン
137にロックアツプ用の第4ソレノイドバルブ94が
設けられ、該バルブ94がONのときにスプール92a
が右側に位置することにより、上記トルクコンバータラ
イン136がトルクコンバータ20内に通じるトルクコ
ンバータインライン138に連通し、これにより該トル
クコンバータ20の内圧が高まってロックアツプクラッ
チ26が締結される。また、上記ソレノイドバルブ94
がOFFとなってスプール92aが左側へ移動すれば、
上記トルクコンバータライン136がロックアツプ解放
ライン139に連通し、トルクコンバータ20内にロッ
クアツプ解放圧が導入されて、ロックアツプクラッチ2
6が解放されるようになっている。
さらに、この油圧制御回路60には、上記レギュレータ
バルブ61によって調整さるライン圧の制御用として、
スロットルモデュレータバルブ95、該バルブ作動用の
デユーティソレノイドバルブ96、及びカットバックバ
ルブ97が備えられている。
上記スロットルモデュレータバルブ95には、メインラ
イン110から上記ソレノイドレデューシングバルブ9
3及びライン137を介してライン140が導かれてい
ると共に、該ライン140内の油圧を基にして周期的に
開開するデユーティソレノイドバルブ96によって調整
されたパイロット圧がスプール95aの一端に導入され
、このデユーティソレノイドバルブ96のデユーティ率
(1周期中における開弁時間比率)に応じたスロットル
モデュレータ圧を生成するようになっている。その場合
に、上記デユーティ率はエンジンのスロットル開度に応
じて設定されると共に、これに対応するスロットルモデ
ュレータ圧がライン141によってレギュレータバルブ
61の増圧ボート61aに導入されることにより、該バ
ルブ61で調整されるライン圧がエンジンのスロットル
開度の増大に応じて高くされることになる。
また、上記カットバックバルブ97には、上記スロット
ルモデュレータ圧をレギュレータバルブ61に供給する
ライン141から分岐されたライン142と、上記レギ
ュレータバルブの一端に設けられた減圧ボート61bに
通じるライン143とが接続されていると共に、該カッ
トバックバルブ97の一端部には、上記ライン142か
ら分岐圧が導入されるモデュレータ圧ボート97cが設
けられている。また、該バルブ97の中間部及び他端部
には第1、第2制御ボート97d、97eが設けられ、
第1制御ボート97dには、上記第1ソレノイドバルブ
66がOFFのときに発生するパイロット圧がライン1
45を介して導入され、また第2制御ボートート97e
には、2レンジの2速及びルンジの1,2速で上記2−
3シフトバルブ64からコーストクラッチ42にコース
トクラッチ圧を供給するライン131から分岐されたラ
イン146により、このコーストクラッチ圧が導入され
るようになっている0、そして、これらの制御ボート9
7d、97eへのパイロット圧及びコーストクラッチ圧
の導入状態に応じて第1、第2スプール97a、97b
が移動し、上記ライン142,143が連通したときに
、レギュレータバルブ61の減圧ボー1−6 l bに
スロットルモデュレータ圧が導入されて、ライン圧が減
圧されるようになっている。
なお、以上の構成に加えて、この油圧制御回路60には
、各変速時における油圧の給排タイミングの調整用とし
て、前記のコーストコントロールバルブ83の他に、バ
イパスバルブ101.23コントロールバルブ102、
及びタイミングバルブ103が備えられている。
これらのうち、コーストコントロールバルブ83は、前
述のように、サーボリリースライン126から分岐され
てコーストクラッチライン128に通じるライン127
上に設けられていると共に、該ライン127からのサー
ボリリース圧と、フォワードクラッチライン116から
分岐されたライン147からのライン圧(フォワードク
ラッチ圧)とが制御圧として導入される。そして、りレ
ンジ及び2レンジの2−3シフトアップ変速時に、サー
ボリリース圧が十分上昇した時点、つまり2−4ブレー
キ45が確実に解放された時点でスプール83aが右側
へ移動して、コーストクラッチ42にコーストクラッチ
圧を供給するようになっている。
また、バイパスバルブ101は、3−4クラツチライン
121に設けられたワンウェイオリフィス76をバイパ
スするバイパスライン148上に設けられ、該3−4ク
ラツチライン121のワンウェイオリフィス76より下
流の油圧(3−4クラツチ圧)と、スロットルモデュレ
ータバルブ95からライン149,150を介して導か
れるスロットルモデュレータ圧とが制御圧として導入さ
れる。そして、2−3シフトアップ変速時に、3−4ク
ラツチ圧が所定値以上に上昇してスプール101aが左
側に移動したときに、上記バイパスライン148を遮断
することにより、3−4クラツチ圧が、供給開始時には
バイパスライン148により速かに、その後ワンウェイ
オリフィス76を介して緩やかに供給されるようになっ
ている。
さらに、2−3コントロールバルブ102は、サーボリ
リースライン126上の油圧供給方向に絞り作用を行う
ワンウェイオリフィス81をバイパスするバイパスライ
ン151上に設けられ、上記3−4クラツチライン12
1内の油圧(3−4クラツチ圧)と、ライン149及び
ライン152を介して導かれるスロットルモデュレータ
圧と、当該バイパスライン151の下流におけるサーボ
リリース圧とが導入される。そして、これらの油圧に応
じてスプール102aが移動して上記バイパスライン1
51を開通もしくはドレンさせることにより、サーボリ
リース圧を3−4クラツチ圧及びスロットルモデュレー
タ圧に対応させて調圧するようになっている。
また、上記タイミングバルブ103は、サーボアプライ
ライン120上のワンウェイオリフィス73をバイパス
する第1バイパスライン153と、上記サーボリリース
ライン126上のワンウェイオリフィス82(及び81
)をバイパスする第2バイパスライン154と、上記3
−4クラツチ圧の第2ドレンライン123における固定
オリフィス78(及びワンウェイオリフィス79)をバ
イパスする第3バイパスライン155とに跨って設けら
れている。そして、スプール103aの一端にメインラ
イン110からライン156を介して導かれたパイロッ
トライン157が接続されていると共に、該ライン15
7に第5ソレノイドバルブ104が設けられている。
このタイミングバルブ103は、上記第5ソレノイドバ
ルブ104の作動により上記第1〜第3バイパスライン
153,154,155を開通、遮断し、1−2シフト
アップ変速時、3−2シフトダウン変速時、及び4−2
シフトダウン変速時における油圧の給排タイミングを適
切に制御するようになっている。
次に、第3図により、本願の特徴を構成する上記カット
バックバルブ97の作動を具体的に説明する。
前述のように、このカットバックバルブ97には、スロ
ットルモデュレータ圧(以下、モデュレータ圧という)
PTMをレギュレータバルブ61に供給するライン14
1から分岐されたライン142と、レギュレータバルブ
61の減圧ボート61bに通じるライン143とが接続
され、これらのライン142,143を第1.第2スプ
ール97a、97bの移動によって連通、遮断すること
により、上記レギュレータバルブ61の減圧ボート61
bへのモデュレータ圧PTMの給排を制御するものであ
り、この制御用として、第1、第2制御ボー)−97d
、97eに、第1ソレノイドバルブ66からのパイロッ
圧ppと、2−3シフトパルプ64からのコーストクラ
ッチ圧PCCとがライン145,146を介してそれぞ
れ導入されるようになっている。また、このカットバッ
クバルブ97の右端部にはモデュレータ圧ボート97c
が設けられ、該ボート97cに、上記ライン142から
分岐されたライン144により、上記パイロット圧PP
等に対する対向圧としてモデュレータ圧PTMが常時導
入されるようになっている。
そして、まず第1制御ボート97dにパイロット圧PP
が導入されているとき、つJり第1ソレノイドバルブ6
6がOFFのDレンジ、2レンジ及びルンジの1速では
、該パイロット圧PPがモデュレータ圧ボート97c内
のモデュレータ圧PTM及びスプリング97fの付勢力
に打ち勝って、第1スプール97aが右側に位置し、上
記ライン142,143を遮断した状態にある。また、
第2制御ボート97eにコーストクラッチ圧PCCが導
入されているとき、つまり2レンジの2速及びルンジの
1,2速では、このコーストクラッチ圧PCCが上記モ
デュレータ圧P4及びスプリング97fの付勢力に打ち
勝って、第1、第2スプール97a、97bが右側に位
置し、この場合も上記ライン142,143が遮断され
ることになる。従って、上記Dレンジの1速、2レンジ
の1,2速、及びルンジの1,2速、換言すればフォワ
ードクラッチ41や2−4ブレーキ45等の伝達トルク
が大きい低変速段では、レギュレータバルブ61の減圧
ボート61bにモデュレータ圧PTMが供給されず、そ
のためライン圧が高圧に保持されて、上記フォワードク
ラッチ41等の所要のトルク伝達容量が確保される。
一方、上記変速段以外の高変速段、具体的には、Dレン
ジの2.3.4速、及び2レンジの3速では、カットバ
ックバルブ97の第1、第2制御ボート97d、97e
にパイロット圧Pp及びコーストクラッチ圧PCCが導
入されず、そのためモデュレータ圧ボート97c内のモ
デュレータ圧P丁調及びスプリング97fの付勢力によ
り、第1、第2スプール97a、97bが共に左側に位
置し、上記ライン142.143が連通ずる。そのため
、これらの高変速段では、レギュレータバルブ61の減
圧ボート61bにモデュレータ圧Prwが供給されて、
該バルブ61で調圧されるライン圧が減圧されることに
なり、これにより、伝達トルクが比較的小さな高変速段
でフォワードクラッチ41等のトルク伝達容量が過大で
あることによる変速ショックが抑制されることになる。
そして、特に第1ソレノイドバルブ66がOFFからO
Nに切換わり、これにともなって第1制御ボート97d
内のパイロット圧PPが排出されて、第1スプール97
aが右側から左側に移動するDレンジの1−2シフトア
ップ変速時においては、上記パイロット圧PPが完全に
排出される前であっても、該パイロット圧PPがモデュ
レータ圧ボート97c内のモデュレータ圧PTMとスプ
リング98fの付勢力との和に相当する圧力より低下し
た時点で第1スプール97aが移動し、ライン142.
143が連通ずることになる。そのため、例えば低温時
において作動油の粘性が高いため第1ソレノイドバルブ
66でのパイロット圧PPのドレンが遅れ、或はエンジ
ンの高負荷時においてライン圧の調圧値が高く、これに
ともなって上記パイロット圧P、も高くなっていて、カ
ットバックバルブ97での排出時に第1制御ボート97
d内に残圧が発生し易い場合においても、第1スプール
97aの移動ないしライン142,143の連通が確実
に行われることになる。また、その場合に、パイロット
圧PPが高いエンジンの高負荷時には、これに対向する
モデュレータ圧PTMも高くなっているから、高負荷時
における第1スプール97aの移動等が一層確実に行わ
れることになる。これにより、レギュレータバルブ61
におけるライン圧の減圧動作の応答遅れが回避され、こ
の応答遅れにより減圧が不十分な状態で1=2変速が行
われることによる変速ショックの発生が防止される。
(発明の効果) 以−Fのように本発明によれば、ソレノイドバルブのO
N、OFF動作によって給排が制御される信号圧により
切換動作するカットバックバルブ等の切換バルブが設け
られている自動変速機の油圧制御回路において、上記切
換バルブに、上記信号圧と対向するようにエンジン負荷
に対応する負荷対応圧を供給するようにしたから、上記
ソレノイドバルブのONもしくはOFF動作によって切
換バルブに供給されている信号圧が排出される際に、こ
の信号圧が完全に排出されなくても、上記負荷対応圧に
対応する圧力より低下した時点で切換バルブが切換動作
を行うことになる。また、この負荷対応圧はエンジン負
荷が大きいほど高くなるので、エンジン高負荷時におい
てライン圧の上昇にともなって信号圧が高くなっている
場合においても、上記切換バルブが確実に切換動作する
ことになる。これにより、作動油の粘性が大きい場合や
、エンジンの高負荷時等においても、切換動作の応答遅
れを生じることがなくなり、例えばカットバックバルブ
におけるライン圧の減圧動作等が常に良好に行われるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は自動変速
機の機械的構成を示す骨子図、第2図は油圧制御回路を
示す回路図、第3図は該油圧制御回路における要部の拡
大図である。 10・・・自動変速機、30・・・変速歯車機構、41
〜46・・・摩擦締結要素、66・・・ソレノイド(カ
ットバックバルブ〉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路
    を切換える複数の摩擦締結要素と、これらの摩擦締結要
    素を選択的に締結させる油圧制御回路とを有し、且つ該
    油圧制御回路に、ON、OFF動作によりライン圧に基
    く信号圧の給排を制御するソレノイドバルブと、この信
    号圧によって切換制御される切換バルブとが備えられた
    自動変速機の制御装置であって、上記切換バルブに対し
    、上記信号圧と対向するようにエンジン負荷に対応する
    油圧を作用させる負荷対応圧供給手段が設けられている
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
JP1330314A 1989-11-15 1989-12-19 自動変速機の制御装置 Pending JPH03189465A (ja)

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JP1330314A JPH03189465A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動変速機の制御装置
DE4036076A DE4036076C2 (de) 1989-11-15 1990-11-13 Hydrauliksteuerung für ein Automatikgetriebe
US07/613,055 US5044231A (en) 1989-11-15 1990-11-15 Automatic transmission

Applications Claiming Priority (1)

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