JPS6319454A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPS6319454A
JPS6319454A JP61160846A JP16084686A JPS6319454A JP S6319454 A JPS6319454 A JP S6319454A JP 61160846 A JP61160846 A JP 61160846A JP 16084686 A JP16084686 A JP 16084686A JP S6319454 A JPS6319454 A JP S6319454A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車における自動変速機の制御装置の改
良に関するものである。
(従来の技術) 自動車の自動変速機およびそのυ制御装置については、
例えば桜井一部署「自動変速機の理論と実際」 (鉄道
日本社)や桑門主−編「技術シリーズ自動車」 (朝倉
書店)などの文献に詳細に解説されているように、いく
つかの形式のものが広く実用に供されている。第6図に
は最近の自動変速機の代表的な1つの例を示している。
第6図の自動変速様は、トルクコンバータ1と、多段#
A車変速様構2と、該トルクコンバータ1と多段歯車変
速機構2との間に配置されたオーバードライブ用遊星歯
車変速殿溝3とを有している。
トルクコンバータ1は、エンジン出力軸4に結合された
ポンプ5と、該ポンプ5に対向して配置されたタービン
6と、ポンプ5とタービン6との間に配置されたステー
タ13とを有し、さらに該タービン6にはコンバータ出
力軸8が結合されている。また、このコンバータ出力軸
8とポンプ5との間にはロックアツプクラッチ9が設け
られている。このロックアツプクラッチ9は、トルクコ
ンバータ1内を循環する作動油圧力により常時締結方向
に付勢されており、外部からその圧力空9a内に解放用
圧油が供給されることにより解放状態に保持される。
多段歯車変速機構2は、前段M星歯車灘構10と後段遊
星歯車機構11とを有し、該前段遊星歯車機構10のサ
ンギヤ12と後段遊星歯車機構11のサンギヤ13とは
連結軸14により連結されている。多段歯車変速機構2
の入力軸15は、フロントクラッチ16(高速段選択用
の第1摩擦部材)を介して連結@14に、またリヤクラ
ッチ17を介して前段遊星歯車機構10のインターナル
ギヤ18にそれぞれ連結されるようになっている。
連結軸14すなわちサンギヤ12.13と変速機ケース
との間にはセカンドブレーキ19(低速段選択用の第2
摩擦部材)が設けられている。前段遊星歯車機構10の
プラネタリキャリア20と、後段遊星歯車は構11のイ
ンターナルギヤ21とは出力軸22に連結されている。
また、後m Fl星歯車機構11のプラネタリキャリア
23と変速驕ケースとの間にはロー・リバースブレーキ
24とワンウェイクラッチ25とが設けられている。
この多段歯車変速機構2は、前進3段、V2進1段の変
速段を有し、フロントクラッチ16とリヤクラッチ17
とセカンドブレーキ1つとロー・リバースブレーキ24
とを、後述する如く油圧アクチェータによって適宜に作
動させることにより、所要の変速段を得ることができる
ようになっている。
オーバードライブドライブ用遊星歯車変速礪構3は、プ
ラネタリギヤ26を回転自在に支持するプラネタリキャ
リア27と、ダイレクトクラッチ29を介してインター
ナルギヤ30に接合されるサンギヤ28とを有している
。このサンギヤ28と変速機ケースとの間には、オーバ
ードライブブレーキ31が設けられ、またインターナル
ギヤ30は多段歯車変速機構2の入力軸15に連結され
ている。
このオーバードライブ用遊星歯車変速機構3は、ダイレ
クトクラッチ2つが締結してオーバードライブブレーキ
31が解放されたとき、コンバータ出力軸8と入力軸1
5とを直結状態で結合し、その後、該オーバードライブ
ブレーキ31が締結し、ダイレクトクラッチ28が解放
されたとき、これらコンバータ出力軸8と入力軸15と
をオーバードライブ結合する如く作用する。
この変速機は、良く知られた油圧制御装置のマニュアル
バルブを手動によりセレクト操作して、上記多段歯車変
速機構2とオーバードライブ用遊星歯車変速機構3の各
摩擦部材(クラッチおよびブレーキ)を適宜に作動させ
ることにより所要の変速段を得るものであり、その各摩
擦部材のυJtEパターンレよ各レンジ毎に次の如く設
定される。
この発明の対象は、上述のような自動変速機における各
摩擦部材(クラッチおよびブレーキ)の作動のうち、特
にセカンドブレーキ19の作動を制@する技術である。
より詳細には、3速から2速ヘシフトダウンするときの
セカンドブレーキ19の作動をどのように制御するかが
本発明の対象である。
まず、この点についての従来技術を説明する。
セカンドブレーキ1つのバンドブレーキは、第7図に示
す油圧アクチェータ50のピストンロッド51つながっ
ている。
油圧アクチェータ50のポートAはピストン52の左側
の締結v53に連通しており、ポートBはピストン52
の右側の解放至54に連通している。ピストン52はバ
ネ55によって常時左側(解放側)へ付勢されている。
ピストン52の締結至53側の受圧面積は解放至54側
のそれより小さくなっている。
ポートAとポートBは油圧制′gfJ装置56の油圧回
路に接続されている。油圧制tIl装置56は、前述の
マニュアルバルブの位置やコントローラ57からの電気
的制御によって、油圧アクチェータ50を含む前記自動
変速機の各要素を制御する。
1速状態では、ポートAとポートBはともにドレーンに
つながっていて、アクチェータ50には油圧は作用しな
い。従ってバネ55の力でピストン52が左側へ移動し
、セカンドブレーキ19は解放されている。
3速状態では、ポートAとポートBの両方に油圧が供給
され、ピストン52は前後の受圧面積の差によって左側
へ移動し、セカンドブレーキ19はやはり解放状態にな
る。
2速状態では、ポートAに油圧が供給され、ポートBは
ドレーンにつながる。そのためピストン52は油圧によ
って右側へ移動し、セカンドブレーキ19は締結状態に
なる。
本発明の対象となるのは、3速から2速へのシフトダウ
ン時の制御である。3速のときにはポートAとポートB
の両方に油圧が供給されていて、3速→2速のシフトダ
ウン時にポートAにはそのまま油圧を供給しておき、ポ
ートBをドレーンにつなげる。するとピストン52は油
圧を受けて右側へ移動し、解放苗54内の油がドレーン
に排出される。
ここで従来は、第7図に示すように、ポートBにつなが
る油通路の途中にオリフィスチェックバルブ58を設け
ている。
このオリフィスチェックバルブ58は、ポートBに油圧
を供給するときにはチェックバルブ部分が開いてスムー
ズに油を流し、逆にポートB側からの油をドレーンに排
出するときにはチェックバルブ部分が閉じて、オリフィ
スによって絞られた流路を通って油が流れる。
すなわち、3速→2速のシフトダウンに際してセカンド
ブレーキ19を解放→締結に動作させるとき、油圧アク
チェータ50のポートBからドレーンへ向かう排油速度
をオリフィスチェックバルブ58で遅くなるようにして
いる。
この排油速度が遅いと、アクチェータ50の動作速度、
すなわちピストン52の移動速度が遅くなる。これによ
ってセカンドブレーキ1つが解放状態から徐々に締結状
態に移行する。
このように3速→2速のシフトダウン時に、セカンドブ
レーキ19を徐々に締結状態に移行させるのは、前述の
フロントクラッチ16の動作とセカンドブレーキ19の
動作のタイミングを適正化するためである。
先の表に示したように、3速→2速の変速を行なうには
、セカンドブレーキ19を解放→締結にすると同時に、
フロントクラッチ16を係合→解放にする必要がある。
そして、ショックのない滑かな変速を行なうには、まず
フロントクラッチ16を係合→解放に移行させ、それに
僅かに遅れてセカンドブレーキ19を解放→締結に移行
させる。
この2つの作動のタイミングが適正でないと、変速ショ
ックが発生したりエンジン回転数が急上昇したりする。
3速→2速のシフトダウン指令があってから、ある応答
がれをともなってフロントクラッチ16が解放され、そ
れにタイミングを合せてセカンドブレーキ19が締結状
態になるように、上記オリフィスヂエツクバルブ58で
セカンドブレーキ19の作動速度を調整しているわけで
ある。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のように、オリフィスチェックバルブ58でポート
Bからの排油速度を調整し、セカンドブレーキ19の動
作速度を設定する従来の構成では、ある代表的な条件下
で適正な動作特性を満足することができるものの、その
条件から外れた場合に適正な動作特性とはならず、3速
→2速のシフトダウン時に変速ショックを生じたり、エ
ンジン回転数の急上昇を生じたりすることがあった。
条件を外れる要因としては、例えば油圧制taO装置の
油の温度がある。油の温度が高いと粘性が低くなり、オ
リフィスチェックバルブ58を通過する油の流速が早く
なる。その結果セカンドブレーキ19の解放→締結の作
動速度が早くなる。
また、セカンドブレーキ19の適正なf¥動特性という
ものが、車速によっても異なる。ある代表的な車速で適
正なブレーキ作動速度となるようにオリフィスチェック
バルブ58を設計しているわけだが、設計の中心値より
車速が大きく異なる場合、適正なタイミングでセカンド
ブレーキ19が作動しなくなる。
この−ような問題点を解決するために、本出願人らは先
に、以下に述べるような改良技術(これを本発明に至る
前段階の改良技術と称する)を開光した。
ここで前記の改良技術について説明する。本発明の実施
例を示す第1図を援用する。油圧アクチェータ50は前
述したように、第6図におけるセカンドブレーキ19を
駆動するもので、その構成は第7図の従来例と全く同一
である。また、油圧アクチェータ50の駆動、制御に係
る油圧制御装置56とコントローラ57およびオリフィ
スチェックバルブ58に係る構成も基本的には従来と同
じで、以下に述べる幾つかの構成がこの改良技術におい
て付加されている。
この改良技術においては、油圧アクチェータ50のポー
トBとドレーンとを最短経路で結ぶ油通路59を設け、
この油通路5つの途中に急速排油バルブ60を設けた。
この急速排油バルブ60は、コントローラ57による電
気的な制御信号を受けて動作する油圧制御装置56中の
ソレノイドバルブ(図示省略)で発生するパイロット圧
61によって開閉制御される。
通常状態では、パイロット圧61は発生しておらず、バ
ルブ60はバネの力で閉じている。バルブ6oが閉じて
いる場合は新設した油通路59の意味はなく、従って第
7図の従来のものと全く同じ構成および動作となる。
コントローラ57からの制御信号に応動して油圧制御装
置56からパイロット圧61が発生し、これによってバ
ルブ60が間き、ポートBとドレーンとが油通路59で
直結される。この状態ではポートBからの油が高速でド
レーンへ排出される。
これが急速排油バルブ60の役割である。
3速→2速シフトダウン時に、急速排油バルブ60を次
のようなタイミングで制御する。
第5図のタイミングチャートに示すように、Dレンジの
走行状態にてコントローラ57から3速→2速シフトダ
ウン指令が発生すると、油圧制御装置56が前記衣1に
示したように変速機の各要素を制御する。このシフトダ
ウン時に、変速指令が2速に切り換わってから時間T1
だけ遅れて忌速排油バルブ60を開く。
変速指令が2速に切り換わった時点で、油圧制御装置5
6は、オリフィスチェックバルブ58を介してポートB
につながる油通路を、幾つかのシフトバルブを通じてド
レーンに導く。従って従来と同様に、解放¥54の油は
ポートBからオリフィスチェックバルブ58.油圧制御
装置56を通じて徐々にドレーンへ排出される。この時
のピストン52の変位速度は遅い。
変速指令が2速に切り換わってから時間T1を経過する
と、パイロット圧61によって急速排油バルブ60が聞
くので、解放室54の油は油通路59およびバルブ60
を経て急速にドレーンへ排出される。これによってピス
トン52は高速で変位し、セカンドブレーキ1つの作動
速度を早める。
従って上記の構成において、時間T1が小さいとセカン
ドブレーキ19の締結タイミングが早くなり、反対に時
間T1が大きいと締結タイミングが遅くなる。
そこでこの時間T1を車両の運転状態に応じて適切に変
化させてやる。具体的には、車速が大きいほど時間T1
を大きくしている。これによって車速の大小にかかわり
なく、フロントクラッチ16の解放タイミングとセカン
ドブレーキ19の締結タイミングとが適正に合い、3速
→2速シフトダウンがショックなく円滑に行なわれる。
以上が本発明に至る前段階の改良技術である。
これは上述したような効果を奏するのであるが、以下に
述べるような不十分な点があり、それが本発明の直接的
な解決課題になっている。
その問題とは、急速排油バルブ60をいつ閉じるかであ
る。3速→2速シフトダウンの作動が完了すれば、急速
排油バルブ60は開いている必要はなく、むしろ閉じて
いたほうがよい。
本発明に至る前段階の技術では、3速→2速シフトダウ
ンにともなって問いた急速排油バルブ60を、2速から
3速あるいは他のシフトレンジに切り換わった時点で閉
じるように構成していた。
第5図のタイミングチャートに示すように、3速→2速
シフトダウン指令が発生した時点t1から前述した時間
T1だけ遅れて急速排油バルブ60を開ぎ、2速→3速
シフトアツプ指令が発生した時点【2でバルブ60を閉
じる。
ここで時点t2から非常に短い時間T3を経過した時点
t3で、再び3速→2速シフトダウン指令が発生したと
する。この時も時点t3より時間T1後にバルブ60を
開くのであるが、この時セカンドブレーキ1つの締結タ
イミングに狂いを生じ、変速ショックを生じることがあ
った。
その原因は、時点t2から油圧アクチェータ50は解放
側へ動作するのであるが、これが完全に解放側へvJ作
しないうちに時点(t3+T1)から再び油圧アクチェ
ータ50が締結側へ動作し、適正タイミングより早いタ
イミングでバンドセカンドブレーキ19が締結されてし
まうことになる。
つまり、時点t2以後の油圧アクチェータ50の解放側
への動作速度が遅いからである。
この問題をより大きなものにしているのが急速排油バル
ブ60である。時点t2でポートBから油圧アクチェー
タ50の解放室54に急速に油を圧入できるのが望まし
い。そうすればバンドブレーキ19は素早く解放される
。油圧制御装置56はそのように動作し、オリフィスチ
ェックバルブ58もその動作を妨げない。妨げになるの
は急速排油バルブ60である。
時点t2で油圧制御装置56中の前記ソレノイドバルブ
が駆動され、これによってパイロット圧61が発生し、
これによって急速排油バルブ60が開−閉と動作する。
この間には相当の応答遅れがあり、バルブ60が完全に
閉じるのは時点t2よりだいぶ遅れる。バルブ60が完
全に閉じるまでは、油圧側9II装置56からポートB
に供給しようとする油圧がバルブ60を通じてドレーン
へ逃げてしまい、その結果アクチェータ5oが解放側へ
戻るのが遅くなる。
この発明は以上述べた技術開発の流れのなかに位置づけ
られるもので、具体的な目的は、上記急速排油バルブ6
0をより適切に制御し、3速→2速シフトダウンが常に
円滑になされるようにした自動変速機の制−御装置を提
供することにある。
(問題点解決するための手段) そこでこの発明では、3速(高速段)→2速(低速段)
シフトダウン指令があったとぎ、上記急速排油バルブを
所定時間T1を経過してから所定時間T2だけ開くよう
に構成するとともに、この時間T2を車両の運転状態に
応じて適切に変化させるように構成した。
(作 用) ゛ 上記の構成によれば、上記急速排油バルブを開いて
おく時間T2を車両の運転状態に応じて必要最小限度に
することができる。つまり急速排油バルブは3速(高速
段)→2速(低速段)のシフト動作に必要な期間だけ開
いていて、必要がなくなればすぐに閉じる。従って、第
5図で説明したように3速→2速→極く短い時間の3速
→2速とシフト指令が変化しても、時点t2より相当前
に急速排油バルブは閉じているので、時点t2から上記
油圧アクチェータを解放側へ速やかに戻す際に、急速排
油バルブが前記「本発明に至る前段階の改良技術」のよ
うに障害になることがない。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すものであるが
、これについては「本発明に至る前段階の改良技術」の
所で詳しく説明したので、ここでは説明を繰り返さない
油圧制御装置56とコントローラ57は、3速状態では
油圧アクチェータ50の2つのポートAと8の両方に油
圧を供給しており、これによってセカンドブレーキ19
は解放状態になっている。
3速→2速シフトダウン指令があると、油圧制御装置5
6においては、オリフィスチェックバルブ58を介して
ポートBにつながってる経路を、幾つかのシフトバルブ
を経てドレーンにつなげる。
この経路はポートBからの油を徐々に排出する経路とな
る。
また、3速→2速シフトダウン指令があったとき、油圧
制御装置56とコントローラ57は、第2図のタイミン
グチャートに示すように、所定時間T1を経過した時点
で急速排油バルブ60を開き、さらに所定時間T2を経
過した時点で急速排油バルブ60を閉じる。
上記の時間T1と時間T2に基づくバルブυj御は、第
3図のフローチャートに示す手順で行なう。
3速→2速シフトダウン指令があると、まずステップ3
01でそのときの車速を読み取り、次にステップ302
でその車速に対応した時間T1を設定する。車速と時間
T1については、車速が大きいほど時間T1が大きくな
る所定の関数関係が設定しである。
次のステップ303で上記の時間T1を経過するのを持
つ。時間T1を経過したならば、ステップ304で急速
排油バルブ60を開くυ11II信号を発する。
次のステップ305では、トルクコンバータのタービン
回転数を読み取り、その微分値を計算する。3速→2速
シフトダウン時にはタービン回転数は3速時のN1から
徐々に増加し、変速が完了した時点で2速状態の回転数
N2にほぼ落ち着く。
続くステップ306では、ステップ305で計算した微
分値が一定値に以下になったか否かを判定する。変速の
過程でタービン回転数がN1からN2へ上昇し、変速が
完了すると回転数はN2に落ち着く。このときタービン
回転数の微分値は一定値に以下になる。
ステップ305と306では、この変速終了のタイミン
グを、タービン回転数の変化に基づいて検出するのであ
る。
変速終了タイミングを検出したならば、ステップ307
で急速排油バルブ60を閉じる制御信号を発する。ステ
ップ304のバルブ60の開時点からステップ307の
バルブ60の閉時点までの時間がT2である。このT2
が車両の運転状態すなわちタービン回転数の変化に応じ
て変るわけである。
この実施例では、シフト動作が終了するのをタービン回
転数の変化から検出しているが、本発明はこれに限定さ
れない。シフト動作が完了するまでに要する時間は、そ
のときの車速とほぼ比例関係にある。つまり車速が大き
いほどシフト完了までに時間が長くかかる。
そこで第4図のフローチャートに示すように、ステップ
304でバルブ60の閉信号を発してから、ステップ4
01で車速を読み取り、次のステップ402で車速に対
応した時間T2を予め設定された関数関係から決定し、
続くステップ403でその時間T2が経過するのを侍ら
、T2経過後にステップ307でバルブ60の閉信号を
発する。
このようにしても先の実施例と同様の効果が得られる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明係る自動変速機の
制御’ll装置にあっては、3速→2速シフトダウン時
のバンドブレーキの締結タイミングを適正にするために
設けた急速j)t’ 1lflバルブを、車両の運転状
態に応じた必要な期間だけ開くようにしたので、この急
速排油バルブによって変速ショック等をなくすというメ
リットが、何らのデメリットを伴わずに生かされるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部構成を示す概略図、第
2図は同上実施例の動作を示すタイミングチャート、第
3図は同上実施例における制御手順を示すフローチャー
ト、第4図は同上制御手順の他の実施例を示すフローチ
ャート、第5図は本発明に至る前段階の改良技術におけ
る動作を示すタイミングチャート、第6図は本発明の対
象である自動変速機の構成例を示す断面図、第7図は従
来技術における本発明の要部に対応する部分の構成を示
す概略図である。 19・・・・・・セカンドブレーキ(バンドブレーキ)
50・・・・・・油圧アクチェータ 56・・・・・・油圧制御装置 57・・・・・・コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高速段から低即断へシフトダウンするときに、所
    定の油圧アクチエータの両方のポートA,Bに油圧を供
    給していた状態から、一方のポートBからの油をドレー
    ンに排出する状態へと油圧回路を切り換えることで、こ
    の油圧アクチエータによって駆動されるバンドブレーキ
    を解放状態から締結状態へ移行させる構成の自動変速機
    において;上記ポートBを油圧源やドレーンに切換接続
    する主油圧回路とは別の経路でポートBからの油をドレ
    ーンへ急速度で排出するための急速排油バルブと、上記
    シフトダウンの指令があつたとき所定時間T1を経過し
    てから所定時間T2だけ上記急速排油バルブを開くバル
    ブ制御手段と、上記時間T2を車両の運転状態に応じて
    変化させるパラメータ変更手段とを設けたことを特徴と
    する自動変速機の制御装置。
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JP2007046654A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機の油圧装置
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