JPH0475609B2 - - Google Patents

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JPH0475609B2
JPH0475609B2 JP59213614A JP21361484A JPH0475609B2 JP H0475609 B2 JPH0475609 B2 JP H0475609B2 JP 59213614 A JP59213614 A JP 59213614A JP 21361484 A JP21361484 A JP 21361484A JP H0475609 B2 JPH0475609 B2 JP H0475609B2
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
plastic sheet
contacts
pressing operation
spacer layer
Prior art date
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JP59213614A
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JPS6193520A (ja
Inventor
Ikuo Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Kasei Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Kasei Co Ltd filed Critical Fujikura Kasei Co Ltd
Priority to JP59213614A priority Critical patent/JPS6193520A/ja
Publication of JPS6193520A publication Critical patent/JPS6193520A/ja
Publication of JPH0475609B2 publication Critical patent/JPH0475609B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、単一キーの押圧操作で二重配置され
た2組の接点対を同時にオン動作させるようにし
た二重接点型キーボードスイツチに関するもので
ある。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
単一接点型の公知のキーボードスイツチの一例
としては、第3〜6図に示すように構成されてい
る。このキーボードスイツチは、第3図に示すよ
うに第1のプラスチツクシート10aと第2のプ
ラスチツクシート10bとを、共通の1枚のプラ
スチツクシート10を折り曲げ部16で折り曲げ
ることによつて得るものである。第1のプラスチ
ツクシート10aには、適当な間隔で適当数の接
点11と、この接点11を第1のプラスチツクシ
ート10aに連設された端子部10cに形成され
た端子13に導く導電回路15とが形成されてい
る。第2のプラスチツクシート10bには、プラ
スチツクシート10を折り曲げ部16で折り曲げ
たとき接点11に対向する接点12が設けられて
いる。この接点12と端子13との間を接続する
導電回路14は両プラスチツクシート10bおよ
び10aに形成されている。
プラスチツクシート10は熱可塑性または熱硬
化性の柔軟で弾力性のあるプラスチツク材、たと
えばポリエステル樹脂で作られ、50〜300ミクロ
ン程度の厚さのものが多用されている。
接点11,12および導電回路14,15なら
びに端子13は、導電性塗料を塗布した後、加熱
硬化、紫外線硬化などの適宜の方法で硬化して形
成され、その厚さは通常5〜30ミクロン程度であ
る。
両プラスチツクシート10a,10bのうちの
少なくとも一方(図示の場合では第2のプラスチ
ツクシート10bのみ)の接点形成面側には第4
図に示すように絶縁性のスペーサ層17が設けら
れる。このスペーサ層17は接点12が露出する
ように接点12よりも大きな直径の接点貫通孔1
7aを形成しており、また、たとえば50〜500ミ
クロン程度の厚さで、スクリーン印刷法などの塗
料塗布方式によつて形成され、硬化処理される。
このようにして各接点、導電回路、端子、スペ
ーサ層を形成した第4図のプラスチツクシート1
0を第5図に示すように折り曲げ部16でスペー
サ層17を内側にして180度折り曲げることによ
り、第6図に示すように、第1および第2の両プ
ラスチツクシート10a,10bの接点11,1
2がスペーサ層17によつて絶縁距離を保持しつ
つ対向した形のキーボードスイツチが構成され
る。なお、第1のプラスチツクシート10aとス
ペーサ層17とは、接着や熱融着などの化学的手
段、もしくはネジなどの機械的手段で固定するこ
とができる。
第3〜6図の例では第1および第2のプラスチ
ツクシート10a,1bを1枚のプラスチツクシ
ート10を折り曲げることによつて得る構成のも
のについて説明したが、両プラスチツクシート1
0a,10bは別々に切り離して作ることもでき
る。
以上述べた第3〜6図のキーボードスイツチは
両プラスチツクシート10a,10bにそれぞれ
接点回路15,14を形成する構造のものである
が、それとは異なる構造のキーボードスイツチを
第7図に示す。このキーボードスイツチにおいて
は、別々に切り離して作られた第1のプラスチツ
クシート10aおよび第2のプラスチツクシート
10bのうち、端子部10cを有する第1のプラ
スチツクシート10aに形成された接点11aは
それぞれ半円形の2つの部分に分離されていてそ
れぞれ端子13に連なる接点回路15を連接して
いるのに対し、第2のプラスチツクシート10b
に形成された接点12はこれを押圧したとき対向
接点11の分離された2つの接点部分を橋絡する
ことによつて2つの接点部分に連なる接点13に
電路を形成するように機能するもので、第2のプ
ラスチツクシート10bには接点回路が設けられ
ていない。第7図の両プラスチツクシート10
a,10bを用いてキーボードスイツチを作ると
きも第3〜6図に準じてスペーサ層を両プラスチ
ツクシートの間に介在させ、同様の工程によつて
完成される。
以上述べた単一接点型のキーボードスイツチを
基本にし、それを二重に重ね合せた構造として考
えられる二重接点型キーボードスイツチを第2図
に示す。これは第3〜6図の構造を有する同一構
成の2組の単位キーボードスイツチAおよびBを
単純に重ね合せた構造のもので、両単位キーボー
ドスイツチA,Bの間は接着などの化学的手段ま
たはネジなどの機械的手段によつて相互に固定さ
れる。なお、互いに背中合せに固定される両プラ
スチツクシート、すなわち単位キーボードスイツ
チAのプラスチツクシート10bと単位キーボー
ドスイツチBのプラスチツクシート10aとは、
これを共通の1枚のプラスチツクシートとし、そ
の両面に接点11,12を形成しても同一機能の
二重接点型キーボードスイツチが得られることは
容易に想像できる。
このような二重接点型キーボードスイツチにお
いて、たとえば上側に配置された単位キーボード
スイツチBの上側のプラスチツクシート10bの
上から直接またはキートツプを介して押圧操作す
ることにより上下2組の接点対11,12;1
1,12がともにオンする。
ところで、第2図の装置において押圧操作した
とき、上側に位置する操作側の接点対は比較的容
易にオンするが、下側に位置する反操作側の接点
対のオン状態は必ずしも良好ではない。というの
は、押圧操作力が中間に介在するプラスチツクシ
ートを介して伝達されるので弱められてしまうか
らである。とくに、この傾向は接点の中心部直上
の位置からずれた位置で押圧操作したときに著し
くなる。
〔発明の目的〕
したがつて本発明の目的は、下側に位置する反
操作側の接点対も良好にオン動作し得る二重接点
型キーボードスイツチを提供することにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明の二重接点型
キーボードスイツチは、両面のほぼ同一平面位置
に接点を有する第1のプラスチツクシートと、こ
の第1のプラスチツクシートの一方の面の接点に
対向する接点を有する第2のプラスチツクシート
と、前記第1のプラスチツクシートの他方の面の
接点に対向する接点を有する第3のプラスチツク
シートと、それぞれ前記各対向接点どうしを接触
させるための貫通孔を形成し、対向接点どうしが
非押圧操作状態で非接触状態を保つように前記第
1および第2の両プラスチツクシートの間、なら
びに前記前記第1および第3の両プラスチツクシ
ートの間に介挿された第1および第2のスペーサ
層とを備え、前記反押圧操作側の対向接点対の接
触面が前記押圧操作側の対向接点対の接触面より
も広く、それに対応して反押圧操作側のスペーサ
層の貫通孔が押圧操作側のスペーサ層の貫通孔よ
りも大きく形成されていることを特徴とするもの
である。
〔発明の実施例〕
以下、第1図に示す実施例を参照して本発明を
さらに詳細に説明する。
第1図の二重接点型キーボードスイツチは第2
図のそれを基本構造としてそれに本発明を適用し
た場合の実施例であり、両者の相違点は、第2図
において中間に位置して背中合せに当接している
両プラスチツクシート10a,10bが第1図に
おいては一実施例として1枚のプラスチツクシー
ト10cに集約されていることと、第2図では押
圧操作側となる上部キーボードスイツチAの接点
対の接触面広さと反押圧操作側となる下部キーボ
ードスイツチBの接点対の接触面広さが同一であ
るのに対し、第1図では下部接点対11a,12
aの接触面広さが上部接点対11b,12bの接
触面広さよりも広く、それに応じて、第2図では
上下各側のスペーサ層17,17に同一径の接点
貫通孔17a,17aが形成されているのに対し
て、第1図では押圧操作側すなわち上側のスペー
サ層17には第2図のものと同一径の接点貫通孔
17aが形成されているが、反押圧操作側すなわ
ち下側のスペーサ層には、より大きな直径の接点
貫通孔17bが形成されていることである。他の
構造部分は両者に変わりがない。
このように構成された第1図のキーボードスイ
ツチによれば、中間に位置するプラスチツクシー
ト10cの押圧操作に要する力がより小さくてす
み、軽いキータツチ操作で、また、押圧位置が中
心から多少はずれても上側(押圧操作側)の接点
対はもちろん下側(反押圧操作側)の接点対も良
好なオン状態を得ることができる。これは下側の
接点対11a,12aの接触面広さを上側の接点
対11b,12bの接触面広さよりも広くするこ
とにより、偏心位置で押圧操作しても下側の接点
対の良好な接触状態を保証すると共に、下側の接
点対を貫通させている接点貫通孔17bを上側の
接点貫通孔17aよりも大径としたことにより、
中間に位置するプラスチツクシート10cがたわ
み易くなるからである。
本発明において、反押圧操作側のスペーサ層1
7に形成される貫通孔17bの孔径は押圧操作側
のスペーサ層17に形成される貫通孔17aの孔
径の1.1倍以上の大きさにするのが好ましく、と
くに1.4〜2.5倍の大きさとなるように構成するの
が好ましい。貫通孔17bの孔径が1.1倍よりも
小さいと、反押圧操作側の接点に負荷される押圧
操作力が弱められ、確実にオン動作しなくなるお
それがあり、一方、貫通孔17bの孔径が2.5倍
より大きくなると、わずかの押圧操作力でも両接
点対が確実にオン動作するものの、押圧操作側の
接点部を外れて(づれて)押圧した場合に、押圧
操作側の接点がオン動作しないで半押圧操作側の
接点部のみがオン動作するといつた誤動作の原因
となることがある。
上述の実施例においては接点の平面形状が円形
である場合を図示し、接点貫通孔も接点と同心的
な円形断面形状を持つていることを前提として説
明したが、それらの形状は円形に限定されること
はなく、たとえば四角形や長円形など、必要に応
じて他の形状で実施することもできる。
また、スペーサ層17は、すでに述べたように
プラスチツクシート上にスクリーン印刷法によつ
て形成することができるが、それ以外の方法によ
つて形成してもよいし、さらに予めプラスチツク
シート材料により独立に作つたものを接着などに
より固定配置する方法によつてもよい。
なお、本発明は第3図に示す型の、対向する接
点対にそれぞれ接点回路を連設するキーボードス
イツチのみならず、第7図に示す型の、一方の接
点にのみ接点回路を連設するキーボードスイツチ
にも全く同様に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、反押圧操作
側の接点対の接触面の広さを押圧操作側の接点対
のそれよりも広くすると共に、それに応じて反押
圧操作側のスペーサ層の接点貫通孔を押圧操作側
のスペーサ層の接点貫通孔よりも大きくすること
により、反押圧操作側の接点対も押圧操作側の接
点対と同様に良好にオン動作することの可能な二
重接点型キーボードスイツチを提供することがで
き、本発明のキーボードスイツチは電話器その他
の電気機器のキーボードとしての用途が期待され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の縦断面
図、第2図は同一構造の2組の単一接点型キーボ
ードスイツチを積重配置した形の二重接点型キー
ボードスイツチの要部の縦断面図、第3図、第4
図は公知の単一接点型キーボードスイツチの異な
る製造過程の状態を示す平面図、第5図は第3図
および第4図のキーボードスイツチの完成状態を
示す側面図、第6図は第5図のキーボードスイツ
チの接点部分の拡大縦断面図、第7図は第3図と
は異なる公知の単一接点型キーボードスイツチの
一製造過程の状態を示す平面図である。 10a……第3のプラスチツクシート、10b
……第2のプラスチツクシート、10c……第1
のプラスチツクシート、11a,12a……反押
圧操作側接点対、12a,12b……押圧操作側
接点対、17……スペーサ層、17a,17b…
…貫通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両面のほぼ同一平面位置に接点を有する第1
    のプラスチツクシートと、 この第1のプラスチツクシートの一方の面の接
    点に対向する接点を有する第2のプラスチツクシ
    ートと、 前記第1のプラスチツクシートの他方の面の接
    点に対向する接点を有する第3のプラスチツクシ
    ートと、 それぞれ前記各対向接点どうしを接触させるた
    めの貫通孔を形成し、対向接点どうしが非押圧操
    作状態で非接触状態を保つように前記第1および
    第2の両プラスチツクシートの間、ならびに前記
    前記第1および第3の両プラスチツクシートの間
    に介挿された第1および第2のスペーサ層とを備
    え、 前記反押圧操作側の対向接点対の接触面が前記
    押圧操作側の対向接点対の接触面よりも広く、そ
    れに対応して反押圧操作側のスペーサ層の貫通孔
    が押圧操作側のスペーサ層の貫通孔よりも大きく
    形成されていることを特徴とする二重接点型キー
    ボードスイツチ。
JP59213614A 1984-10-12 1984-10-12 二重接点型キ−ボ−ドスイツチ Granted JPS6193520A (ja)

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JP59213614A JPS6193520A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 二重接点型キ−ボ−ドスイツチ

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