JPH0614348Y2 - 薄形多重式押釦スイッチ - Google Patents

薄形多重式押釦スイッチ

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JPH0614348Y2
JPH0614348Y2 JP1987073718U JP7371887U JPH0614348Y2 JP H0614348 Y2 JPH0614348 Y2 JP H0614348Y2 JP 1987073718 U JP1987073718 U JP 1987073718U JP 7371887 U JP7371887 U JP 7371887U JP H0614348 Y2 JPH0614348 Y2 JP H0614348Y2
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JP
Japan
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sheet
switch
elastic plate
contact
spacer
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Application number
JP1987073718U
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JPS63182423U (ja
Inventor
重雄 大橋
Original Assignee
日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、薄形押釦スイッチに係り、特に、多数のシー
トを重ね合わせ、シート間にドーム状の弾性板を多重に
配設した薄形多重式押釦スイッチに関する。
(考案の概要) 本考案は、操作感が良く、長寿命の多回路の開閉を行わ
せ得る薄形多重式押釦スイッチを得るため、多数のシー
トを重ね合わせ、該シート間の上下に多重にドーム状の
弾性板を介在させて、その下方の弾性板を上方の弾性板
よりも小さくなるように構成したものである。
(従来の技術) 従来、この種のスイッチとしては、 (1)第5図に示すように、例えば、本願と同一出願人の
提案に係る実公昭59−26999号に示されるものがあっ
た。
第5図において、21は枠体、22は押釦、23は上位固定絶
縁基板、24は下位固定絶縁基板、25は上位ドーム状の弾
性接触板、26は弾性接触片、27は下位ドーム状の弾性接
触板、28は接触片である。この図に示されるように、シ
ートを重ね合わせたものではなく、ドーム状の弾性板2
5,27を上下に配設し、押釦22の操作によりドーム状の弾
性板25,27を押圧し、接片の開閉を行うものであった。
(2)また、シートを重ね合わせたメンブレンキーボード
としては、第6図に示すように、例えば、実開昭61−15
8036号に示されるものがあった。
第6図において、ベースフィルム31の対向面に、その間
に挟持されたスペーサ32の穴33を介して対向する一対の
接点34,34を設けると共に、ベースフィルム31の表面
に、ばね材からなる弾性ドーム体35を搭載し、この弾性
ドーム体35の上に、プラスチックフィルム39に金属層40
を一体にした金属ラミネートフィルム36と、プラスチッ
クフィルム等によって構成される表面シート37とを積層
してなるものである。ここで、接点34はフレキシブル基
板の上に印刷回路網(図示なし)と共に、印刷等の方法
で対向方向に若干の間隙を設けて形成するようにしたも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記した第5図に示す従来の押釦スイッ
チは、縦長であり、スイッチの小型化に限界があり、よ
り一層の小型化には難があった。
また、第6図に示すメンブレンキーボードの場合は、操
作感が悪く、特に、下方の接点を開閉するには過大な操
作力を必要とする等の欠点があった。
更に、このメンブレンキーボードの操作力が、中間に配
設されるベースフィルム31の接点シートに加わる時は、
その力は剪断力となり、そのシートは位置ずれやシート
面の回路パターンを破損するといった問題があった。
本考案は、上記問題点を除去し、多回路の接点の開閉を
良好な操作感でもって、確実に操作し得る薄形多重式押
釦スイッチを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するために、スペーサに複
数の開口部を設けてドーム状の弾性板を配設するととも
に前記スペーサの上下にシートを積層し、該シートの少
なくとも下方のシートに接点を設けてスイッチ部を構成
し、該スイッチ部を複数重ねて形成した薄形多重式押釦
スイッチにおいて、前記複数のスイッチ部のスペーサの
開口部を下方のものほど小さく形成するとともに、該開
口部に装着される複数の大きさの導電性の弾性板を配設
し、前記操作部を押圧することにより前記弾性板を介し
て接点シートを導通させるようにしたものである。
(作用) 本考案によれば、表面シート上の操作部を押圧すると、
シートを重ね合わせ、該シート間に介在させたドーム状
の弾性板を反転させ、上部接点間を接触させると共に、
更に、その下方の上方の弾性板より小さい弾性板を反転
させ、下部接点間を接触させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の薄形多重式押釦スイッチの要部断面
図、第2図はその薄形多重式押釦スイッチの操作状態を
示す要部断面図、第3図は本考案の薄形多重式押釦スイ
ッチの内部構造を示す斜視図である。
図中、1は表面シート、2は第1の接点シート、3は上
方の第1のスペーサ、4は第2の接点シート、5は下方
の第2のスペーサ、6は第3の接点シート、7は台板、
8は上方の第1の開口部、9は下方の第2の開口部、10
は第1の接点シート2の下側に形成される第1の電極、
11は上方のドーム状の第1の弾性板であり、直径B(第
1図参照)の第1の開口部8に収容される。12は第2の
接点シート4の上側に設けられる第2の電極、13は第2
の接点シート4の下側に設けられる第3の電極、14は下
方のドーム状の第2の弾性板であり、直径A(第1図参
照)の第2の開口部9に収容される。ここで、直径B>
直径Aであり、下方のドーム状の第2の弾性板は上方の
ドーム状の第1の弾性板11より小さく成形されている。
15は第4の電極であり、第3の接点シート6上に形成さ
れる。
これらの図に示すように、台板7上に第4の電極15を有
する第3の接点シート6、第2の開口部9を有する第2
のスペーサ5、上下に第2の電極12及び第3の電極13を
設けた第2の接点シート4、第1の開口部8を有する第
1のスペーサ3、第1の接点シート2、操作部を有する
表面シート1を各々積層し、前記第1の開口部8にはド
ーム状の第1の弾性板11を、前記第2の開口部9には前
記1の弾性板11より小さい第2の弾性板14を多重に配設
する。このような弾性板11と14の配設を行うと、多層シ
ートの場合、シートのたわみが、下方のものほど小さく
なるため、下方の弾性板は小さくすることにより、上下
の接点の操作を操作感を良好にして、適切に行うことが
できる。
また、各接点シートにおける電極に接続される回路パタ
ーン16は図示されていないが、各接点シートの端部まで
導出され、コネクタ部17へ接続される。
第4図は本考案の薄形多重式押釦スイッチの第1の接点
シートの部分裏面図であり、ドーム状の第1の弾性板11
の上面に位置する第1の接点シート2の下側に形成され
る第1の電極10の周囲には舌片状の切欠き部19を設け、
舌片18を形成したもので、操作時の押圧力を軽くする効
果がある。
このような、構成は第2の電極にも適用することができ
ることは言うまでもない。
また、接点シートには、導電インク等で第1の電極10及
びコネクタ部17(第3図参照)に接続される回路パター
ン16が印刷されている。
なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく
本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、それ
らを本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。
(1)シートを重ね合わせ、そのシート間にドーム状の弾
性板を多重に配設し、その下側の弾性板は上側の弾性板
より小さいものとしたので、スイッチの操作時における
押圧力を直接、上側の弾性板より特別な物体を介するこ
となく、下方の弾性板に力を伝達し、その接点を作動せ
しめるため、多回路のスイッチにも拘らず、操作感が極
めて良好な非常に薄い多回路の押釦スイッチを得ること
ができる。
(2)前記した従来のメンブレンキーボードに比べて、上
側の弾性板を大きく、下側の弾性板を小さく配設し、上
側のスペーサの開口部より下側のスペーサの開口部を小
さくしたので、操作力、即ち、弾性板の外周端面に加わ
る荷重を弾性板の外周端面にて、スペーサの開口部の周
辺で支持するため、特に、第2の接点シートに加わる力
は剪断力とならず、従って、第2の接点のシートの破損
を防ぐと同時にシートの下方への位置ずれや、シート面
の回路パターンを破損することがない。
(3)多極スイッチとしたにも拘らず、単極開閉の薄形ス
イッチに比べ、僅かしか厚みが厚くならないので、特
に、接触信頼性を必要とする機器等、必要に応じ、上下
の弾性板の回路をつなげて使用することができる。
(4)弾性板の中央位置の上面のシートの一部を舌片状に
切欠いた場合には、弾性板を複数個重ね合わせて配設し
たにも拘らず、操作力を軽減し、それだけ良好な操作感
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の薄形多重式押釦スイッチの要部断面
図、第2図はその薄形多重式押釦スイッチの操作状態を
示す要部断面図、第3図はその薄形多重式押釦スイッチ
の内部構造を示す斜視図、第4図はその薄形多重式押釦
スイッチの第1の接点シートの部分裏面図、第5図は従
来の多重式押釦スイッチの要部破断正面図、第6図は従
来のメンブレンキーボードの断面図である。 1……表面シート、2……第1の接点シート、3……第
1のスペーサ、4……第2の接点シート、5……第2の
スペーサ、6……第3の接点シート、7……台板、8…
…第1の開口部、9……第2の開口部、10……第1の電
極、11……ドーム状の第1の弾性板、12……第2の電
極、13……第3の電極、14……ドーム状の第2の弾性
板、15……第4の電極、16……回路パターン、17……コ
ネクタ部、18……舌片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサに複数の開口部を設けてドーム状
    の弾性板を配設するとともに前記スペーサの上下にシー
    トを積層し、該シートの少なくとも下方のシートに接点
    を設けてスイッチ部を構成し、該スイッチ部を複数重ね
    て形成した薄形多重式押釦スイッチにおいて、前記複数
    のスイッチ部のスペーサの開口部は下方のものほど小さ
    く形成するとともに、該開口部に装着される複数の大き
    さの導電性の弾性板を配設し、前記操作部を押圧するこ
    とにより前記弾性板を介して接点シートを導通させるこ
    とを特徴とする薄形多重式押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】前記スイッチ部が複数重ね合わさる部分の
    それぞれの上下シートを、1枚の接点シートで兼用した
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の薄形多重式押釦ス
    イッチ。
JP1987073718U 1987-05-19 1987-05-19 薄形多重式押釦スイッチ Expired - Lifetime JPH0614348Y2 (ja)

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JPS63182423U JPS63182423U (ja) 1988-11-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101300978B1 (ko) * 2006-08-01 2013-08-27 호시덴 가부시기가이샤 측면누름형 푸시 스위치

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