JPH0475554A - 鮮度保持剤およびこれを用いた青果物の鮮度保持方法 - Google Patents

鮮度保持剤およびこれを用いた青果物の鮮度保持方法

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JPH0475554A
JPH0475554A JP2187429A JP18742990A JPH0475554A JP H0475554 A JPH0475554 A JP H0475554A JP 2187429 A JP2187429 A JP 2187429A JP 18742990 A JP18742990 A JP 18742990A JP H0475554 A JPH0475554 A JP H0475554A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は青果物の貯蔵及び流通時に発生するガス障害お
よびカビの発生を防止する鮮度保持剤およびこれを用い
て青果物の鮮度を保持する方法に関するものである。
[従来の技術] カビが発生しやすい青果物、例えは、ブドウ、アスパラ
ガス、ブロッコリー等は貯蔵又は流通の際に発生するカ
ビの為、商品性の著しい低下を招く。これを解決する手
段として、例えは密閉容器内に亜硫酸水素ナトリウム又
はピロ亜硫酸すl・リウム等の亜硫酸ガス発生剤を配置
する方法が知られている(特開昭52−44252号、
特開昭62−232332号各公報)。
しかし、この方法では亜硫酸ガス発生量の制御が閉頭で
ある。すなわち、亜硫酸ガス濃度が高い場合青果物に障
害を引きおこし、濃度が低い場合防カビ効果が発揮され
ないという問題があった。
従って長期間カビを防止する為に亜硫酸ガス発生剤を多
くすると亜硫酸ガス濃度が一時的に高濃度となって青果
物に障害を引きおこし、また、障害を発生させない様亜
硫酸ガス発生剤を少量にすると、カビを抑制する濃度の
亜硫酸ガス濃度が長期に保てない為、効果が長期間持続
されなかった。
また亜硫酸ガス発生剤自身に吸湿性があり、実際に使用
する条件下では液体状となり、通常の紙、布あるいは不
織布などで作られた袋で包装した場合内部の液体が袋か
ら漏出して青果物を汚し障害を引きおこすこともあった
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、ガス障害を引き起こす事なくかつカビ
発生を抑制する一定濃度の亜硫酸ガスを継続的かつ安定
的に発生させ、青果物の貯蔵又は流通時に発生するカビ
を抑制する鮮度保持剤を提供することにある。またかか
る鮮度保持剤を用いて青果物の鮮度を保持する方法に関
する。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は亜硫酸水素ナトリウムおよびlまたはピ
ロ亜硫酸ナトリウムを透湿度0.02〜2.2g 71
00cm2・hrのフィルムで包装して成ることを特徴
とする鮮度保持剤に存する。また、かかる鮮度保持剤を
亜硫酸水素ナトリウムおよび/またはピロ亜硫酸ナトリ
ウムの量が青果物10kg当たり1〜10gとなる様に
使用することを特徴とする鮮度保持方法に存する。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明の鮮度保持剤は、亜硫酸ガス発生剤とそれを包装
するフィルムから構成される。亜硫酸ガス発生剤として
は亜硫酸水素ナトリウム又はピロ亜硫酸ナトリウムが用
いられる。
亜硫酸ガス発生剤の形態としては特に制限はなく粉状、
顆粒状で用いられ、更に活性炭粉末、砂、ゼオライト粉
末等の細粒子粉と混合して用いてもかまわない。細粒子
粉と混合した場合亜硫酸ガス発生剤の固結が防止され、
より有効にガス発生剤が利用され好ましい。
これらの亜硫酸ガス発生剤を包装するフィルムとしては
透湿度が0.02〜2.2g / 100cm2・計の
ものであることが必要であり、好ましくは0.03〜1
.8g 7100cm2・hrである。透湿度が2.2
g / 100cm2− hr以上であれば、短時間に
多量の亜硫酸ガスが発生し青果物に障害を引きおこし、
また0、02g / 100cm2・hr以下であれば
長期間の防カビ効果が認められない。
フィルムの種類としては、特に制限はなく、紙、不織布
、更にはポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチ
ックフィルムに穴をあけた通気性フィルムを使用するこ
とも可能であるが、本発明においては特に通気性防水フ
ィルムを用いるこ”とが好ましい。通気性防水フィルム
とは、水蒸気に対して通気性を有し且つ水滴に対し非透
過性を有するフィルムで、具体的には市販の多孔性特殊
フィルムや従来より人工皮革として用いられているポリ
アミノウレタン樹脂フィルムが挙げられる。
通気性防水フィルムを使用した場合は、亜硫酸ガス発生
剤が吸湿し液化しても液体が外部に漏出することなくか
つ、包装の外部が水で濡れてもその水が内部に侵入する
恐れがないので好都合である。
かかるフィルムは、本発明の効果を発揮する範囲内であ
るならばその膜厚に制限はないが、20〜10011m
の厚みを有するものが特に好ましい。更にかかるフィル
ムを、紙、布等の多孔性基材の表面にラミネート加工し
て使用することもできる。
かくして得られる本発明の鮮度保持剤は、青果物が収納
される密閉容器内に配置される。青果物が収納される密
閉容器としては特に制限はなく、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、KOP(ポリ塩化ビニリデンコートした二軸
延伸ポリプロピレンフィルム)等のプラスチックフィル
ムで形成された袋、これらの袋に通気孔をあけたもの、
これらのプラスチックから作られた箱類、またはダンボ
ール箱、木箱等が挙げられる。配置される形態としては
、密閉容器内にそのまま配置する方法、容器の内壁に固
定する方法、さらには、密閉容器の材質中に練り込む方
法等が挙げられる。鮮度保持剤の使用量は使用青果物1
0kgに対し亜硫酸ガス発生剤として1〜10gとなる
量であり、好ましくは2〜6gである。亜硫酸ガス発生
剤の量が1g未満であれば亜硫酸ガス発生量が少く防カ
ビ効果が発揮されず、10gを越えると変色したり味覚
が落ちる等の障害が起こり好ましくない。
また本発明の鮮度保持剤は、他のガス吸収剤、例えばエ
チレン吸収剤、酸素吸収剤等と併用して用いることもで
きる。
対象とする青果物の種類としては特に制限されないが、
例えばリンゴ、ナシ、ミカン、バナナ、ブドウ、カボス
、ウメ等の果実類、トマト、イチゴ、ピーマン、アスパ
ラガス、ブロッコリー、タケノコ、マツタケ、ホウレン
ソウ、ニラ、レタス、キャベツ等の野(果)菜類が挙げ
られる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、その
要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるもので
はない。
[実施例11 亜硫酸水素ナトリウム1gを、ポリエチレンに無機質充
填剤を混入、延伸して多孔化した透湿性フィルム(三菱
化成製、フィルム厚45[μm]、透湿度1.4[g/
100cm’hr])からなる大きさ3X3cmの袋に
収納し、鮮度保持剤(A)を作成した。
[実施例2] 亜硫酸水素ナトリウム1gとケイ砂(15〜20メソシ
ユ)3gを混合したものを実施例1と同様の大きさ及び
物性の透湿性フィルムからなる袋に収納し、鮮度保持剤
(B)を作成した。
[実施例31 亜硫酸水素ナトリウム2gを実施例1と同様の大きさ及
び物性の透湿性フィルムからなる袋に収納し、鮮度保持
剤(C)を作成した。
[実施例4] 亜硫酸水素ナトリウム1gをポリエチレン系透湿性フィ
ルム(フィルム厚45 [l1m]、透湿度1.0 [
g /100cm2・hrl )からなる大きさ3X3
cmの袋に収納し、鮮度保持剤(D)を作成した。
[実施例5] 亜硫酸水素ナトリウム1gを紙(厚さ10100pに有
孔ポリエチレンをラミネートしたフィルム(透湿度0.
05 [g/ 100cm2−hrl )からなる大き
さ3X3cmの袋に収納し、鮮度保持剤(E)を作成し
た。
[実施例6J 亜硫酸水素ナトリウム5gを実施例1と同様の大きさ及
び物性の透湿性フィルムからなる袋に収納し、鮮度保持
剤(F)を作成した。
[実施例71 亜硫酸水素ナトリウム0.2gを実施例1と同様の大き
さ及び物性のフィルムからなる袋に収納し、鮮度保持剤
(G)を作成した。
[実施例8] 亜硫酸水素ナトリウム5gを実施例5と同様の大きさ及
び物性の有孔ポリエチレンラミネートフィルムからなる
袋に収納し、鮮度保持剤(H)を作成した。
[比較例1] 亜硫酸水素ナトリウム1gをポリオレフィン系多孔性フ
ィルム(フィルム145μm ] 透iM 7t O,
01[g /100cm2−hrl )からなる大きさ
3X3cmの袋に収納し、鮮度保持剤(I)を作成した
[試験例] 収穫直後のブドウ(巨峰) 12kgを30pm厚KO
Pフィルム袋に入れ、この上に鮮度保持剤A−を各々4
袋収納し、人口をゴムで縛り密封状態にした。この際ブ
ドウは2段に詰めた。
これを低温(2°C)に調節された冷蔵庫に70日間貯
蔵しカビの発生割合、脱粒割合、主穂変色割合、商品性
を観察した。鮮度保持剤B−Iを用い、同様の試験を行
った。その結果を第1表に示す。
第1表から明らかな様にNo、1〜5ではカビ発生、脱
粒、変色が殆んど無く、ブドウを新鮮な状態で保持する
ことができる。
一方、No、6では亜硫酸ガス発生剤の量が多すぎるた
め、カビ発生、脱粒はないものの変色し、商品として適
当でなく、No、7では使用量が少なく、カビ発生、脱
粒がみられる、また、No、8では亜硫酸ガス発生剤の
使用量はNo、1と同じであるが、包装フィルムの透湿
度が低いためやはりカビ発生、脱粒がみられる。
[発明の効果1 本発明の鮮度保持剤を用いる事により、青果物に障害を
与える事なく、長期にカビの発生を抑制し鮮度保持効果
を維持することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)亜硫酸水素ナトリウムおよび/またはピロ亜硫酸
    ナトリウムを透湿度0.02〜2.2g/100cm^
    2・hrのフィルムで包装して成ることを特徴とする鮮
    度保持剤。(2)フィルムがガス透過性かつ液体非透過
    性であることを特徴とする請求項1記載の鮮度保持剤。 (3)請求項1または2記載の鮮度保持剤を、青果物1
    0kg当たり亜硫酸水素ナトリウムおよび/またはピロ
    亜硫酸ナトリウムが1〜10gとなる様に使用すること
    を特徴とする青果物の鮮度保持方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10212209A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Johnson Co Ltd 殺菌清浄剤
WO2003093133A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-13 Givaudan Sa Inhibition of non-enzymatic browning
JP2012161310A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Kajita Atsumi 食中毒を減少させるための溶液及びシステム
CN103262885A (zh) * 2013-04-24 2013-08-28 国家农产品保鲜工程技术研究中心(天津) 一种复合型葡萄保鲜剂

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CN103262885A (zh) * 2013-04-24 2013-08-28 国家农产品保鲜工程技术研究中心(天津) 一种复合型葡萄保鲜剂

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