JPH0475484B2 - - Google Patents

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JPH0475484B2
JPH0475484B2 JP58226341A JP22634183A JPH0475484B2 JP H0475484 B2 JPH0475484 B2 JP H0475484B2 JP 58226341 A JP58226341 A JP 58226341A JP 22634183 A JP22634183 A JP 22634183A JP H0475484 B2 JPH0475484 B2 JP H0475484B2
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JP
Japan
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aperture
ring
holding
lever
pin
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JP58226341A
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JPS60118813A (ja
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Yoshiro Odaka
Hidefumi Naito
Yoshiharu Shiogama
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Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
Priority to JP58226341A priority Critical patent/JPS60118813A/ja
Priority to US06/675,309 priority patent/US4636041A/en
Publication of JPS60118813A publication Critical patent/JPS60118813A/ja
Publication of JPH0475484B2 publication Critical patent/JPH0475484B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ズーミングに連動して開放絞り口径
の変化するズームレンズ鏡筒に関するものであ
る。
(発明の背景) 従来のズームレンズ鏡筒は、ズーミング操作に
よりレンズの明るさが変化するために開放絞り口
径を変化させ対応している。
このレンズ鏡筒をズーミング操作すると、ズー
ム位置に応じて開放絞り口径が変化する。その際
に、所望の絞り値まで絞り込むとすると、絞り段
数と絞り込みレバーの移動量との関係ズーミング
操作によつて変化したことで所望の絞り口径が得
られないという欠点があつた。この欠点を解決す
るために特開昭55−88038の様な方法がすでに知
られている。特開昭55−88038では、第1図に示
すようにズームレンズの望遠位置にある時は実線
Tの如く基準設定曲線通りの絞り段数と絞り込み
レバーの移動量との関係になり、ズーミング操作
によつてズームレンズが広角位置に移動すると、
破線Wで示すように基準設定曲線に対して誤差ε1
を生じていたものについて、その誤差ε1を修正す
るために第2図に示す様な絞り装置を得ている。
第2図に示す絞り装置の構成及び動作は、特開昭
58−88038に詳しく述べられているので、ここで
は簡単に説明する。第2図の状態はズームレンズ
が望遠位置にある図であり、広角側へのズーミン
グ操作に応じて補助レバー118の腕119に形
成された勾配面119b上を突起121が光軸に
沿つて図面右方向へ移動すると共に、腕119に
形成された勾配面119a上を突起112bが光
軸に沿つて図面右方向に移動する。そうすると、
補助レバー118が軸115を中心として回転す
る。この移動に伴つて絞り羽根駆動板112及び
補助レバー118がそれぞれ反時計方向に回動さ
れる。この回動により、広角位置での開放絞り口
径が決まり、且つ溝118aの最上点にピン11
6が位置するようになる。
上記ズーミング操作後に、カメラ側の絞り設定
レバー114が図面下方に移動すると、絞り込み
レバー113がバネ117の付勢力により反時計
方向に回動されてピン116が溝118aの最上
点から最下点に移動し、その後バネ120の付勢
力に抗して補助レバー118及び腕119が変位
して絞り羽根111を絞り込む。ここで、ピン1
16の溝118aの中での摺動距離に対応する絞
り込みレバーの移動量をδとすると、第3図にお
いて破線Wで示す如く絞り込みレバー113は移
動量δで実際の絞り込みに関与せず、従つて第1
図に示した誤差ε1を解消することができる。
しかしながら、上述した絞り装置では、絞り羽
根111を開放絞り側に補助レバー118がバネ
120により付勢されるように成つており、また
絞り込みレバー113はバネ117により絞り込
み方向に付勢される構成に成つている。このため
に、上述した如く絞り設定レバー114が移動し
て絞り込みが行なわれると、ピン116が溝11
8aの最下点に係合して押圧し絞り羽根駆動板1
12をバネ120に抗して反時計方向に回動す
る。この回動により、絞り羽根駆動板112は慣
性力を有するので、絞り羽根111が所望の絞り
口径になると絞り込みレバー113が停止するよ
うになつていても、ピン116と溝118aの最
上点との間にすき間ができているためバネ120
に抗して上記慣性力により更に絞り込む方向に絞
り羽根駆動板112及び羽根111が動いて振動
してしまう。そのために、そのままでは所望の絞
り口径になるまでに時間がかかるという欠点があ
り、撮影に際して特に最小絞り口径側で上述した
ようなことが起こると適正露出の写真が得られな
いという欠点があつた。
(発明の目的) 本発明は、これらの欠点を解決し、絞り込みに
際して所望の絞り口径が短時間に正確に決まり、
更にズーミング操作に連動して開放絞り口径が変
化してもそのズーム位置での絞り込みによる所望
の絞り値を正確に得ることができるズームレンズ
鏡筒を提供することを目的とする。
(実施例) 第4図及び第5図は本発明の第1実施例であ
り、第4図にズームレンズ鏡筒の部分縦断面図を
示し、そして第5図に上記鏡筒の絞り装置の構造
図を示して説明する。1群レンズL1は、保持リ
ング1によつて保持されている。保持リング1に
は、操作リング2が相対回転不能に取り付けられ
ると共に、摺動リング3が螺合されている。摺動
リング3は、操作リング2とも螺合されており、
そのリング3の一端には4群レンズL4が保持さ
れている。直進リング4は、摺動リング3と操作
リング2との間にカメラ本体に対して回転不能に
配設されている。そのリング4には、カムリング
8が回転可能に取り付けられ、そして光軸l方向
に設けられたリング4の直進溝4aとリング8に
設けられた螺施状のカム溝8aとに摺動リング3
に立設されたピン3aが嵌入している。
2群レンズL2は、保持リング9によつて保持
されている。保持リング9には、直進リング4の
不図示の直進溝とカムリング8の不図示の螺施状
のカム溝とにリング9に立設された不図示のピン
が係合している。
3群レンズL3は保持リング10によつて保持
されている。この保持リング10には、2群レン
ズL2と同様にカムリング4の不図示の直進溝と
カムリング8の不図示の螺施状のカム溝とにリン
グ10に立設された不図示のピンが係合してい
る。
直進リング4には、回転可能にマクロリング5
が螺合され、更にリング5にカメラ本体に固定す
るためのマウント6aを有した固定リング6が螺
合されている。直進リング4と固定リング6と
は、不図示の直進キーによつて相対回転不能にな
つている。マクロリング5の回転によつて、直進
リング4と固定リング6との相対間隔のみ変化す
るように成つている。絞り環7は、固定リング6
に回転可能に嵌装されており、手動にて絞り値を
決める際に使われる。絞り込みリング11は、固
定リング6に回転可能に嵌装されており、リング
状の環に光軸方向に伸びた係合部11a及び11
bを有している。この係合部11aは、カメラ側
の露出演算回路によつて求められた絞り値情報が
伝達されるカメラとレンズ鏡筒との係合部近傍に
カメラ側に設けられた絞り伝達レバーCと係合し
ており、前記絞り値情報に基づき絞り伝達レバー
cが所定量移動するのに追従してリング11も回
動するように成つている。絞り環7は、絞り環7
の回動により手動設定された絞り値を決定するた
めに、光軸方向に伸びた係合部11bに当接して
絞り込みレバー11の回動を所定の位置(すなわ
ち、手動設定された絞り値に対応する位置)で停
止させるストツパー7aを有している。このスト
ツパー7aは光軸と垂直方向に設けられている。
直進リング4には、絞り込みレバー12が軸16
を中心として回転可能に取り付けられ、光軸l方
向に伸びている。また、保持リング10の端部に
は、絞り羽根駆動板13と絞り羽根保持板14と
が回転可能に嵌装され、その間に絞り羽根15が
開閉可能に設けられている。駆動板13には各絞
り羽根15の開閉動作を促すためのカム溝13b
がそれぞれ設けられており、各絞り羽根15の各
ピン15aが各カム溝13bに嵌入している。ま
た、駆動板13には、光軸l方向に伸びて一体的
に補助レバー(第2カム部)13aが形成されて
おり、この補助レバー13aには図面上右上りに
勾配面が形成されている。また、保持板14に
は、各絞り羽根15の回動中心になるピン15b
が嵌合する孔14bがそれぞれ設けられている。
この保持板14には、光軸l方向に伸びて一体的
に補助レバー(第1カム部)14aが形成されて
おり、この補助レバー14aには図面上右下がり
に勾配面が形成されている。これら補助レバー1
3a及び14aの勾配面には、絞り込みレバー1
2の一端に光軸lと垂直方向に立設されたピン
(係合部)12bが係合している。また、絞り込
みレバー12の他端にも光軸lと垂直方向にピン
12aが立設されており、このピン12aと係合
部11bとが係合している。
第5図に示すように、絞り込みリング11は、
係合部11aがバネ19により光軸lを軸に時計
方向に付勢されるよう成つており、バネ19は鏡
筒の固定部に取り付けられている。また、駆動板
13及び保持板14は、レバー13a及び14a
がそれぞれバネ17及び18により光軸lを軸に
反時計方向に付勢されている。このバネ17によ
り上記絞り羽根15は閉じる方向に付勢されてい
る。保持部14に固設され光軸l方向に伸びたピ
ン14cは、保持リング10にあけられた制限孔
10a内に嵌入している。ピン14cと制限孔1
0aの内壁Aとのすき間は、ズーミング操作によ
り変化して、レンズが望遠位置にあるときはその
すき間はなく当接しており、また望遠位置から広
角側にズームされるとそのすき間は広がり広角位
置で最大となる。
次に、第1実施例の動作を説明する。第4図を
用いてズームレンズ鏡筒のズーミング操作につい
て説明する。第4図図示の状態はレンズの広角位
置を示しており、操作リング2を図面左方向にズ
ーミング操作すると望遠側にズームされることに
なる。詳しく述べると、操作リング2を図面左方
向に操作することにより、レンズL4を保持して
いる摺動リング3及びレンズL1を保持している
保持リング1がリング2と一体的に動作する。そ
うすると、ピン3aが、同様に図面左方向に直進
溝4aに沿つて直進して、カムリング8をカム溝
8aを介して回転させる。カムリング8が回転す
ると、リング8の不図示のカム溝及び直進リング
4の不図示の直進溝に前述したように保持リング
9及び10の不図示の各ピンが嵌入しているの
で、同様にレンズL2とL3とが図面左方向に直
進する。この時は直進リング4及びマクロリング
5及び固定リング6等は固定され動作しない。こ
のようにして、レンズL1〜L4が図面左方向に
移動してそれぞれのレンズの位置関係によりズー
ムが完了する。従つて、広角位置から望遠側にズ
ーミング操作すると、絞り込みレバー12が直進
リング4に回転可能に軸16で固定されているた
めに、ピン12bと補助レバー13a及び14a
との係合位置が変化するように成つている。
また、フオーカシングの際には、操作リング2
を光軸lを中心にして回転させれば、リング2の
溝2aとそれに嵌込している保持リング1のピン
1aとが係合してリング1を回転させ摺動リング
3のヘリコイドネジに沿つて図面左方向に進む。
そうすることによりレンズL1が直進してフオー
カシング動作をする。
図示されたズームレンズ鏡筒を不図示のカメラ
ボデイーに装着すると、絞り込みリング11の係
合部11aがカメラ側の絞り伝達レバーcに係合
して、絞り込みリング11はバネ19の付勢力に
抗して反時計方向に回動する。この回動により絞
り羽根15は、絞り羽根が最大に開いた状態であ
る開放絞り口径にされる。すなわち、絞り込みリ
ング11の反時計方向の回動により、係合部11
bが絞り込みレバー12のピン12aを押し上げ
軸16を中心にレバー12を反時計方向に回動さ
せる。そして、絞り込みレバー12のピン12b
が、駆動板13及び保持板14のレバー13a及
び14aを押圧して、バネ17及び18の付勢力
に抗して駆動板13及び保持板14を時計方向に
回動させ、絞り羽根15を常時、開放絞り口径に
なるよう付勢している。
ズームレンズ鏡筒をズーミング操作する場合
は、操作リング2を光軸l方向に移動させれば上
述したように1群レンズL1〜4群レンズL4の
位置関係によりズーミング状態になる。その際に
保持リング10と絞り込みレバー12とに注目し
て、望遠側にズーミングされれば、保持リング1
0とレバー12とは離れる方向に移動され、絞り
込みレバー12のピン12bがレバー13aと1
4aの先端付近に位置するようになる。また、広
角側にズーミングされれば、保持リング10と絞
り込みレバー12とは接近する方向に移動され、
絞り込みレバー12のピン12bがレバー13a
と14aの根本付近に位置するようになる。この
時はズームレンズ鏡筒はカメラボデイーに装着さ
れ、絞り羽根15は絞り伝達レバーcにより絞り
込みリング11が反時計方向に付勢されているの
で前述したように開放絞り口径となつている。し
たがつて、ズーミング操作により望遠側から広角
側にズーミングした場合は、右上がりの傾斜を有
するレバー13a及び右下がりの傾斜を有するレ
バー14aの先端から根本付近までピン12bが
移動することにより、駆動板13は反時計方向に
及び保持板14は時計方向に回動して絞り羽根1
5の開放絞り口径を小さくする。このようにズー
ミング操作に連動して開放絞り口径を変化させる
ことでレンズの明るさを一定にしている。更に、
ズーム状態が望遠位置にあるときは、保持板14
のピン14cが保持リング10の制限孔10aの
内壁Aに当接するように成つており、ズーム状態
を広角側に移すと前述したように保持板14は時
計方向に回動されるので、ピン14cと内壁Aと
の間にすき間を生じるように成つている。
次に、制限孔10aの内壁Aとピン14cとの
すき間量がズーミング操作により変化する理由を
第6図を用いて説明する。第6図は絞り込みレバ
ー12の回転量Xと絞り段数Yとの関係を示す。
前述した第1図において生じた誤差ε1を取り除く
ために、第1実施例においてもズーミング操作に
応じてすき間量を生じるようにしてやれば、第6
図に示すように基準設定曲線Tと破線Wとは重な
り合う。そのことは、第5図から解るように、広
角位置にズームされるとピン14cと制限孔10
aの内壁Aとの間に所定のすき間ができる。その
すき間量は最大になつており、第6図図示の回転
量eと対称関係がある。もちろん、望遠位置にズ
ームされていれば、そのすき間はなく駆動板13
のみが絞り込み時に反時計方向に回転させられ
る。そこで、例えばシヤツタ優先自動絞りのカメ
ラにおいては、レンズが広角位置にあるとき適正
露出を得るために開放測光によつて測光回路が絞
りをh段(第6図図示)絞り込むことを指示する
と、カメラボデイーの絞り伝達レバーcはレンズ
の絞り込みレバー12が回転量gとなる位置で停
止する。詳しく述べると、まず伝達レバーcが逃
げると、バネ19のバネ力で絞り込みリング11
は時計方向に回動される。次に、レバー12によ
り係止されていた駆動板13及び保持板14がバ
ネ17,18により反時計方向に回動される。こ
の保持板14の回動と共にピン14cが移動し、
このピン14cが制限孔10aの内壁Aまでのす
き間量を移動して当接するまでは、駆動板13と
保持板14とが相対的変化なしに共に回動する。
そのため、広角位置での開放絞り口径は変化する
ことなく、第6図で示す回転量eまで動作する。
そして、ピン14cが内壁Aに当接して保持板1
4が強制的に停止されると、バネ17のバネ力に
より駆動板13のみが反時計方向に続けて回動さ
れて絞り羽根15の絞り込みを行なう。その絞り
込みは、第6図で示す破線Wに沿つて行なわれ、
絞り込みレバー12の回転量aを過ぎると実線T
に沿つて変化を示す。その後に、バネ17のバネ
力により駆動板13が更に回動され、レバー13
aにより絞り込みレバー12も時計方向に回動さ
れる。そうすると、絞り込みレバー12が回転量
gまでくると停止するように、絞り込みリング1
1が伝達レバーcにより係止されている。従つ
て、絞り込みリング12のピン12bに、バネ1
7に付勢されたレバー13aが当接して強制的に
停止されて、適正露出である絞り段数hが求ま
る。
同様に、絞り優先式カメラ、又はアニユアル式
カメラにおいては、上述した絞り伝達レバーcの
代わりを絞り環7に固設されたストツパー7aが
しており、そのストツパー7aが絞り込みレバー
12の回転量を決定している。この時は、絞り環
7により所望の絞り値を決定することでストツパ
ー7aがそれに連動して移動する。例えば、第6
図に示すように絞り環7により絞り段数hを選ん
だとすると、シヤツターレリーズによりまず絞り
伝達レバーcが退逃して、そうすると絞り込みリ
ング11が時計方向にバネ19のバネ力で回動さ
せられる。このリング11が一定量回転すると係
合部11bとストツパー7aとが当接して、スト
ツパー7aにより強制的にリング11は停止させ
られ、その位置が絞り込みレバー12の回転量g
となる位置である。その際の絞り込みの過程は前
述したシヤツター優先自動絞りカメラと同様であ
る。
従つて、第1実施例では絞り込みリング11
と、駆動板13及び保持板14のレバー13a,
14aとは絞り込みレバー12により連結される
だけで、絞り込み及びズーミング操作時の開放絞
り口径の補正を行なうことができる構成となつて
いる。絞り込みを行なう際に、カメラ側で絞りを
制御するときも又は絞り環により絞りを制御する
ときもいずれの場合にも絞り込みリング11を制
御することで所望の絞り値を得ることができる構
成となつている。また、ズーミング操作を行なう
際に、絞り込みレバー12のピン12bが駆動板
13及び保持板14の各レバー13a,14aを
摺動することにより、駆動板13と保持板14と
が相対的に変位して開放絞り口径を補正する構成
となつている。このように、絞り込みリング11
と絞り込みレバー12とレバー13a,14aと
の連動関係だけで上述した様な機能を有するよう
構成されているので、絞り関連部品の連結を簡単
にできる。それに伴つて、レンズ鏡筒自身の大き
さも小さくできるように成つた。
更に、絞り込みが行なわれた際に、絞り羽根1
5が一定の口径になつたときピン12bがレバー
13aの動作を停止させる。そのときに、バネ1
7により駆動された駆動板13は直接、ピン12
bにレバー13aが当接して停止され、そしてそ
の当接による衝撃力は絞り込みレバー12を介し
て絞り込みリング11に伝わるが、ピン12a及
び係合部11b及び11a及び伝達レバーcの係
合状態が第5図に示すように全て衝撃力の加わる
方向に係止部がきているので、その衝撃力はそれ
らの部材に吸収され弱まつてしまう。従つて、絞
り込みによつて起る反時計方向の駆動板13の慣
性力がピン12bに加わり、その衝撃は上述した
ように部材間で吸収され弱められるので、従来の
ような絞り込み時に起こる絞り口径の不安定さが
発生することがなくなり、短時間にして所望の絞
り口径に安定するように成つている。
更に、ズーミング操作により開放絞り口径が補
正されたときに生ずる絞り込みレバー12の回転
量と絞り段との基準設定曲線Tに対する誤差と
(第1図図示)を取り除くために、保持板14の
ピン14cと制限孔10aの内壁Aとのすき間量
によつて補正している。この補正により第6図図
示の関係になるが、まだ回転量eの位置で誤差ε2
を生じている。しかし、誤差ε2は、数値が小さい
ので誤差ε1に比べると数段に良いことが解る。
次に、本発明の第2実施例を第7図及び第8図
を用いて説明する。第7図はズームレンズ鏡筒の
主要部分の説明図を示し、第8図は上記レンズ鏡
筒の絞り段数と絞り込みレバー回転量との関係図
を示している。この第2実施例は、第1実施例と
ほとんど構成及び動作が同様であるので、異なつ
た構成及び動作を説明する。この時、第2実施例
では図面上にバネ17,18,19及び制限孔1
0a等が表われていないが、第1実施例の第5図
を参考にしてもらえば良い。
第7図に示すように絞り込みレバー22は直進
リング4にピン16を軸にして回転可能に設けら
れている。絞り込みレバー22は、一端にピン2
2aが設けられており、ピン22aは絞り込みリ
ング11の係合部11bに係合している。また、
他端にピン22b及び22cが設けられており、
ピン22b及び22cは駆動板13及び保持板1
4のレバー13a,14aにそれぞれ係合してい
る。このピン22bと22cとはピン16から異
なつた距離の所に設けられており、ピン22bの
方がピン22cより遠くの方に位置する。以上、
述べた所のみが第1実施例と異なる構成であるの
で、第7図では第4図に示すレンズ鏡筒において
改良された主要部分を重点にして書いてあり、他
の部分は省略してある。
次に、第2実施例の動作を説明する。カメラボ
デイーにこのレンズ鏡筒が装着されると、絞り込
みリング11はバネ19に抗して絞り伝達レバー
cにより絞り羽根15が開放絞りに設定される。
カメラ側で演算された絞り値が絞り伝達レバーc
を介して絞り羽根15を制御する際に、伝達レバ
ーcが所定の位置まで退逃するとそれに追従して
絞り込みリング11が時計方向に回動する。この
絞り込みリング11の回動により、駆動板13と
保持板14とが回動して絞り羽根15を絞り込む
が、絞り込みレバー22に立設されたピン22
b,22cのピン16からの距離が異なるため
に、保持板14のピン14cと制限孔10aの内
壁Aとのすき間でも絞りは変化して、第8図に示
すような破線の変化に対応して絞り羽根15が絞
り込まれることになる。詳しく説明すると、レン
ズの望遠位置から広角位置にズーミングすること
で第1実施例で述べた如くすき間量が大きくな
る。このすき間量により、ズーミング時の開放絞
り口径の補正によつて生じる第1図図示の絞り段
数の誤差ε1を補正して、第1実施例では誤差ε2
(開放絞り口径付近の誤差)に修正していた。第
2実施例ではこの誤差ε2をさらに修正して基準設
定曲線(実線)Tに近づけるために、絞り込みレ
バー22のピン22b,22cを設けている。ピ
ン22bと22cとはそれぞれピン16から異な
つた距離の位置に設けられているので、そのピン
22bと22cとの移動量(回動量)は異なる。
従つて、第1実施例では、すき間量の分だけは駆
動板13と保持板14との相対的な回転がなかつ
たので第6図に示されたように回転量eまでは絞
り段数の変化は生じなかつたが、第2実施例で
は、上述したようにピン22bと22cとの移動
量の違いにより、ピン22bに係合している駆動
板13とピン22cに係合している保持板14と
の回転量が異なり、駆動板13と保持板14との
相対角度がその回転量の差(保持板14の反時計
方向の回転量>駆動板13の回転量)だけ変化す
るので、すき間があつても絞り羽根15は上記回
転量の差だけ絞り込まれることになる。このよう
に、保持板14のピン14cと制限孔10aの内
壁Aとのすき間を絞り込みに伴つてピン14cが
移動している間、即ち第8図に示すように絞り込
みレバー22の回転量pまでの間も、上述したよ
うに少しずつ絞り込まれ破線に沿つて絞り段数q
になる。その直後に、ピン14cは内壁Aに当接
して保持板14の回動は停止されるので、駆動板
13のみが絞り込みレバー22の回転に関連して
反時計方向にバネ17により回動され、回転量p
以後、破線に沿つて絞り込まれ回転量aから基準
設定曲線に沿つて絞り込まれ絞り込みが所望の値
で完了する。以上、述べた如く第1実施例との違
いは絞り込みレバー22と駆動板13、保持板1
4との連動関係であり、他の動作は第1実施例と
同様であるので省略する。
従つて、第2実施例でも、第1実施例で述べた
効果は有しており、更に第1実施例では絞り段数
の誤差がまだ誤差ε2だけ生じていたが、ここでは
ズーミング操作を行なつても絞り段数の誤差はほ
とんど生じることがない構成になつている。
尚、本発明は、前述した如く第1及び第2実施
例に限定されるものではなく、例えば、前述した
実施例においては、補助レバー13a及び14a
にそれぞれ逆勾配の勾配面を設けてズーミング操
作時に駆動部13と保持部14とが相対的に回転
するようにしているが、それに対して、補助レバ
ー13aと14aとのどちらか一方に勾配面を形
成して他方には平面を形成した構成でも良く、結
果的に駆動部13と保持部14とが相対的に回転
すれば良い。また、実施例においては補助レバー
13a及び14aの両方ともバネ17及び18に
よつて付勢されているが、それに対して、バネ1
8を取り除くために、駆動部13と保持部14と
を直接、付勢バネで駆動部13がバネ17で付勢
されている方向に付勢するよう接続しても良い、
そうすれば上述した実施例と同様に保持部14と
駆動部13とは両者の付勢バネにより一体的に回
転し、ピン14cが内壁Aに当接した後は両者の
付勢バネに抗して駆動部13のみがバネ17によ
り回転される。ただし、上記付勢バネのバネ力は
バネ17のバネ力より小さくなつている。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、絞り羽根保持部
及び駆動部に一体的に形成された第1及び第2カ
ム部と絞り制御手段の係合部とが係合してズーミ
ング操作時には光軸方向へ変位するので、駆動部
と保持部とが相対回転して開放絞り口径を変化さ
せ、常にどのズーム位置にあつてもズームレンズ
の明るさを一定にすることができる。また、制限
手段が設けられていることで、ズーミング操作後
に所望の絞り値まで絞り込まれたとしても、絞り
段数と絞り制御手段の移動量との関係から従来、
生じていた絞り段数誤差を取り除くことができ
る。更に、絞り込み終了近くでは駆動部のみが回
転しており、駆動部の第2カム部が係合部に当接
し停止することで所望の絞り値が得られるが、そ
の時に駆動部の絞り込み方向側に係合部が位置し
ているので、駆動部に慣性力が生じても駆動部が
直接係合部に当接することによりその慣性力は係
合部等に吸収され弱められる。そのことにより、
絞り羽根の絞り込み時にその絞り口径が短時間の
うちに安定するので、所望の絞り値が短時間のう
ちに確実に得られるようになつている。また更
に、上述したような効果が得ているにもかかわら
ず、本発明では絞り込み装置の構成が簡単に成つ
ており、レンズ鏡筒の外径を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例であり、第1図及び第
3図は絞り段数と絞り込みレバーの移動量との関
係線図を示し、第2図は絞り装置の構造図を示
す。第4図〜第6図は本発明の第1実施例であ
り、第4図はズームレンズ鏡筒の部分縦断面図を
示し、第5図は上記鏡筒内の絞り装置の構造図を
示し、第6図は絞り段数と絞り込みレバーの回転
量との関係線図を示す。第7図及び第8図は本発
明の第2実施例であり、第7図はズームレンズ鏡
筒の主要部分縦断面図を示し、第8図は絞り段数
と絞り込みレバーの回転量との関係線図を示す。 (主要部分の符号の説明)、11……絞り込み
リング、12;22……絞り込みレバー、13…
…絞り羽根駆動部、14……絞り羽根保持部、1
5……絞り羽根、13a,14a……補助レバー
(カム部)、10a……制限孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絞り羽根を回動可能に軸支する絞り羽根保持
    部と、 前記保持部と相対的な回転をすることで前記絞
    り羽根を絞り込む絞り羽根駆動部と、 前記保持部に一体的に形成された第1カム部
    と、 前記駆動部に一体的に形成された第2カム部
    と、 前記絞り羽根の絞り込み方向に前記駆動部を付
    勢する第1付勢部と前記駆動部と同一方向に前記
    保持部を付勢する第2付勢部とを備えた付勢手段
    と、 前記付勢手段の付勢方向に抗する如く前記第1
    及び第2カム部に係合して前記保持部及び前記駆
    動部の動作を制御する係合部を備え、ズーミング
    操作時には該係合部と前記第1及び第2カム部と
    の係合位置が光軸方向に変位してその係合位置に
    応じて前記保持部と前記駆動部とを相対的に回転
    せしめて絞り口径を変化させ、絞り込み時には前
    記係合部を前記付勢方向へ変位すると共にズーミ
    ングの望遠位置における絞り込み時には開放絞り
    口径から所定の絞り込み量の範囲では等比的に変
    化し、その範囲外では等差的に変化する絞り制御
    手段と、 前記ズーミングの望遠位置では前記係合部の前
    記付勢方向への変位に応じて、前記駆動部のみが
    回転するように前記保持部を阻止すると共に、前
    記ズーミングの広角位置では前記係合部の前記付
    勢方向への変位に応じて、前記付勢手段により所
    定角度範囲内で前記保持部と前記駆動部とが同一
    方向に回転すると共に、その範囲外では前記駆動
    部のみが回転するように前記保持部を阻止する制
    限手段とを備えたことを特徴とするズームレンズ
    鏡筒。
JP58226341A 1983-11-30 1983-11-30 ズ−ムレンズ鏡筒 Granted JPS60118813A (ja)

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JP58226341A JPS60118813A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 ズ−ムレンズ鏡筒
US06/675,309 US4636041A (en) 1983-11-30 1984-11-27 Aperture device for zoom lens

Applications Claiming Priority (1)

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JPS60118813A JPS60118813A (ja) 1985-06-26
JPH0475484B2 true JPH0475484B2 (ja) 1992-12-01

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ID=16843646

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JPS60118813A (ja) 1985-06-26
US4636041A (en) 1987-01-13

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