JPH06242363A - ズームレンズの駆動制御装置 - Google Patents

ズームレンズの駆動制御装置

Info

Publication number
JPH06242363A
JPH06242363A JP2701293A JP2701293A JPH06242363A JP H06242363 A JPH06242363 A JP H06242363A JP 2701293 A JP2701293 A JP 2701293A JP 2701293 A JP2701293 A JP 2701293A JP H06242363 A JPH06242363 A JP H06242363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
motor
branch point
zooming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2701293A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yoshikawa
誠司 芳川
Akira Oda
晃 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2701293A priority Critical patent/JPH06242363A/ja
Publication of JPH06242363A publication Critical patent/JPH06242363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ズームレンズの駆動制御において、
それぞれのレンズ群を別々に制御することにより、部品
点数が少なくかつレンズ調整が精度良く簡単におこなえ
る、小型でコスト的にも有利なズームレンズの制御装置
を提供する。 【構成】発明の構成によれば、ズーミングおよびフォー
カシングで移動する前群レンズ25と、後群レンズ36
を保持する第1移動枠12と、後群レンズ36を保持す
る第2移動枠13を、それぞれ第1モータ14と第2モ
ータ15で別々に駆動させるとともに、コードとエンコ
ーダによりそれぞれのレンズの位置検出を行う。また、
この位置情報を記録、補正することによりレンズの停止
位置に調整幅を持たせ高いピント精度を維持して、ズー
ミングおよびフォーカシングをさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真撮影用カメラ、小
型撮影機、ビデオカメラ、複写機、引伸機などの光学機
器に利用されるズームレンズ鏡胴の駆動制御装置であっ
て、移動させるズームならびにフォーカスレンズ群の駆
動位置制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズ鏡胴は、周囲に沿った細長
いカム孔を有するカム筒とこのカム孔に挿入させたカム
フォロアとを固着し、かつ変倍用レンズあるいは補正用
レンズを支持する各移動筒をカム筒に内装させ、前記カ
ム筒を回動駆動することによって各移動筒を光軸方向に
移動させて光学的に変倍する(以下ズーミングという)
構成のものが多い。具体的には、光軸方向に固定された
カム筒が回動自在に設けられ、各移動筒がこのカム筒に
内装されており、この各移動筒の各々が固定筒に案内さ
れながらカム筒の回動に連動されて光軸方向に移動する
ように構成されている。また、この種のズームレンズ鏡
胴は焦点整合用(以下フォーカシングという)の光学系
を支持させた移動枠を設け、前記カム筒とは別の駆動手
段によってこの移動枠を移動させて合焦制御する構成と
したもの、さらにはシャッタもしくはアイリスを備えた
構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術には以下のような問題点があった。例えば上記した
ようなズームレンズ鏡胴は筒と筒の嵌捜を幾重にも重ね
るのでその分だけ径方向に大きくなってしまう。また、
光学系や鏡胴の累積公差により、ズームレンズ組み込み
終了時に各ズーミングによるピントずれをなくす調整
(以下シフト出しという)と装置本体に前記ズームレン
ズを取り付けるフランジ面からの距離調整(以下バック
出しという)にかなりの工数がかかる。このシフト出し
ではズームレンズの広角側端と望遠側端とで差が無くな
るように調整するが,中間部では許容幅内のピントずれ
を容認している。このピントずれ量はズームレンズ個々
に違いがあり、一眼レフカメラのようにレンズ透過光で
ピント合わせをする方式では前記ズームレンズのずれは
自動的に補正されるので問題にならないが、レンズシャ
ッターカメラにズームレンズを搭載するとこのずれ量は
出来上がり写真の像性能を劣化させる等の問題がある。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは直径方向にコンパクトで
あり、ズームレンズの組み込み工数を削減し、なおかつ
レンズシャッタカメラのようにレンズの透過光をピント
合わせに使わない前記ズームレンズを搭載した光学装置
のシフトずれによるピントの狂いをなくそうとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの問題点を解決することを目的とし、ズーミングで
移動する少なくとも二つ以上のレンズ群と移動するレン
ズ群と同じ数のモータを設け、前記モータでズーミング
およびフォーカシングを行わせるズームレンズであっ
て、前記複数の駆動源に対応して、各移動レンズ群の位
置検出手段としてコードとエンコーダパルスのカウント
手段を個別に設けて位置制御を行うズームレンズの駆動
制御装置を提供する。
【0006】さらに、前記コードはグレイコードであ
り、複数の移動レンズ群を別個に連続して駆動させるこ
とによって、位置制御精度を向上させたるズームレンズ
の駆動制御装置、ならびにズーミングで移動する少なく
とも二つ以上のレンズ群と移動するレンズ群と同じ数の
モータを設け、前記モータでズーミングおよびフォーカ
シングを行わせるズームレンズであって、フォーカシン
グ時には一つのモータで全群移動を行わせるズームレン
ズの駆動制御装置を提供する。
【0007】
【作用】上記構成でズーミング操作ボタンの入力を受け
て第1のレンズ群を保持する移動筒1を光軸上の所定の
位置に移動させ、連続して第2のレンズ群を保持する移
動筒2を第1のレンズ群の位置と相対的な光軸上の位置
に移動させ、次にフォーカシングで全群すなわち移動筒
1と移動筒2を同時に動かすときは前記モータの一方を
使って測距装置からの情報を受けて光軸上にレンズを移
動させて所定の位置に停止させる。あるいはフォーカシ
ングでは前記ズームレンズの何れの一つのレンズ群を測
距装置からの情報を受けて所定の位置に停止させる。
【0008】ズーミングで移動するレンズ群の内の一つ
のレンズ群と、フォーカシングで移動するレンズ群が同
じでも、それぞれの駆動を別々に制御させるのでレンズ
同志の衝突とかシーケンス上の誤動作は防止できる。ま
た、レンズシャッターカメラなどのように使用時前記ズ
ームレンズが光学機器の外部に露出するようなものにあ
っては不使用時メインスイッチのオフ信号を受けて前記
ズームレンズの鏡胴を沈胴させることも容易に行える。
さらに、前記光学機器でメインスイッチがオンされたと
き、そのオン信号を受けて前記ズームレンズ鏡胴は前方
の所定の位置に繰り出すこともできる。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1はズームレンズの正面図、図2は図1上のA−
A線断面図、図3は図1上のB−B線断面図、図4
(A)は図1上のC−C線断面図、図4(B)は図1上
のD−D線に沿って切断した断面図である。これらの各
図において11は固定枠、12は第1移動筒、13は第
2移動筒、14は第1モータ、15は第2モータを示し
ている。
【0010】固定枠11は円筒形の枠体で、この後端に
設けたフランジ11aをカメラ本体に取り付けて固定す
る。この固定枠11の内面には図1、図2から分かるよ
うにヘリコイド雌ねじ11bが設けてあり、固定枠11
の後方内部に設けた駆動リング16がこのヘリコイドね
じ11bに螺合している。つまり駆動リング16はその
外周囲にヘリコイド雄ねじ16aを設け、このヘリコイ
ドねじ16aを固定枠11のヘリコイドねじ11bに螺
合している。また、この駆動リング16はその前側外周
囲(図2において右端側外周囲)にはギヤ16bが刻設
してあり、このギヤ16bが後述する出力ギヤによって
連動駆動されて回転する。
【0011】上記した駆動リング16はフリクションば
ね17によって第1移動枠12に連結してある。つまり
一端部を第1移動枠12の係止突起12aに止着させた
フリクションばね17の多端側折曲げ部を駆動リング1
6の後面に圧接させてある。この連結により、ヘリコイ
ドねじにしたがって回転する駆動リング16が非回動で
移動する第1移動枠12を進退させる。なお、フリクシ
ョンばね17は駆動リング16の上下(図1)2箇所に
設けてある。また、このフリクションばね17は第1移
動枠12と別体に構成してあるが第1移動枠12と一体
に構成することもできる。
【0012】一方、上記した固定枠11の内面には、前
後方向に直線的に設けたキー溝11cを3当分位置に各
々設け、第1移動枠12の後端周囲に設けた各々のキー
12bをこれらキー溝11cに突入させてある。第1移
動枠12は固定枠11と比べてやや小径として固定枠1
1に内装させた円形枠でキー12bがキー溝11cに案
内され、非回動のまま光軸方向(図2において左右方
向)に移動する。つまり、ヘリコイドねじ11b、11
aにしたがって回転移動する駆動リング16に押動さ
れ、また、引っ張られて非回動のままで光軸方向に移動
する構成となっている。固定枠11には側面に穴11d
があり、穴11dを塞ぐように第1コード基板39がコ
ード面を内径側に向け取り付けられており、第1移動枠
12の外径部に取り付けられた第1コードブラシ40と
摺動させることにより、コードを読み取り固定枠11と
第1移動枠12との相対的な位置検出を行うように構成
されている。
【0013】駆動リング16は図3に詳記した通り、第
1モータ14の出力歯車18、減速歯車19、長尺歯車
20、移動歯車21からなる連動機構によって回転駆動
される。第1モータ14はDCモータであって固定枠1
1に設けた固定板22に取り付けてあり、ホトインタラ
プタ23を用いてパルス制御する。なお、23aはエン
コーダである。また、出力歯車18に連動される減速歯
車19と、この減速歯車19に連動される長尺歯車20
は固定枠11に軸止されている。さらに長尺歯車20に
連動される移動歯車21は第1移動枠12に設けた軸受
け起立部12cに軸止して、この歯車21が駆動リング
16のギヤ16bに噛合するようにしてある。この連動
機構により、第1モータ14の回転駆動力が移動歯車2
1に伝達されこの移動歯車21によって駆動リング16
が回転する。このため駆動リング16がヘリコイドねじ
11b、16aにしたがって移動し、第1移動枠12を
光軸方向に移動させる。なお、このとき移動歯車21が
長尺歯車20に沿って移動する。
【0014】上記した第1移動枠12にはシャッタ枠2
4をねじ止めし、このシャッタ枠24の筒状部24aに
前群レンズ25(第1レンズ群)が支持させてあり、ま
た、このシャッタ枠24の後面側近くには、シャッタ羽
根抑えと共にシャッタ羽根26が設けてある。なお、こ
のシャッタ羽根26は筒状部24aの外周囲に配設した
モータ駆動源27により連動されて開閉動作する。ま
た、シャッタ枠24の筒状部24aの外周囲には、第2
移動枠13を移動駆動する第2モータ15とその連動機
構が設けてある。この連動機構は図1、図4(A)に示
した如く、第2モータ15の出力歯車28、減速歯車2
9〜32、リードスクリュー34に固定した連動歯車3
3、第2移動枠13の起立部13aに固定した筒状雌ね
じ35より構成してある。
【0015】連動歯車33は末端の減速歯車32に連動
されて回転する。そしてこの連動歯車33はシャッタ枠
24と第2移動枠13の起立部13aを貫通させて後方
(図4(A)上左方向)に引き出したリードスクリュー
34の一端部に固定してある。リードスクリュー34は
連動歯車33をシャッタ枠24に圧接させるように、リ
ードスクリュー34の連動歯車33固定側を押え板38
で付勢されている。また、このリードスクリュー34に
は筒状ねじ35が螺合しており、この筒状ねじ35がリ
ードスクリュー34の回転によってねじ送りされること
で、第2移動枠13を光軸方向(図4(A)の左右方
向)に移動させる。
【0016】第2移動枠13は第1移動枠12内で移動
可能とした円筒枠で、これには後群レンズ(第2レンズ
群)36が支持させてある。そしてこの第2移動枠13
は図4(B)に示したように、第1移動枠12に設けた
ガイド軸37に案内されて非回動のまま光軸方向に移動
させる構成としてある。つまり、第2移動枠13にはシ
ャッタ枠24の切欠部24bを通って前方(図4(B)
において右方向)に突出腕13bを設け、この突出腕1
3bの起立片部13c、13dに形成した軸孔に上記ガ
イド軸37を摺動自在に通してある。
【0017】さらに、第2移動枠13の突出腕13bの
側面に第2コード基板41が取り付けられており、シャ
ッタ枠23上に取り付けられた第2コードブラシ42と
摺動させることによりコードを読み取り、第1移動枠1
2と第2移動枠13との相対的な位置検出を行う構成と
なっている。なお、ガイド軸37は第1移動枠12の前
後端部から枠内に向けて突出させた軸止部12d、12
eによって軸支してある。
【0018】上記構成のズームレンズは次のようにバッ
ク/シフト調整をする。図7は上記ズームレンズのズー
ミング及びフォーカシング駆動とそれによるファインダ
連動の様子を示す動作シーケンス図であり、以下図7の
上段よりイ〜ホ欄について説明する。図の縦線はズーム
ゾーンを示し、実線はズーム情報のグレイコードの分岐
点ZCnを表す。破線はフォーカシングの位置(以下N
は至近を、∞は無限遠位置を表す)と分岐点を検知して
停止する前群レンズ25のホームポジションHPnを示
す。2点鎖線は後群レンズ36の位置検出分岐点Z2C
を示す。この後群レンズ25の分岐点は後群レンズ36
が前群レンズ25と一緒に動くので説明のためシーケン
ス図上複数箇所で示している。
【0019】前群レンズ25の駆動は「繰り返しフォー
カシング」で駆動ギヤ列のバックラシュに起因する累積
制御誤差を防止するために一方向実施例では有効フォー
カシング方向を∞側→N側にしている。(N→∞にする
とHPnを至近側に設けなければならず鏡胴が長くな
る)。
【0020】図7のイ、ロ欄のグレイコードとズームポ
ジションについてさらに詳しく説明する。イ欄のゾーン
番号はグレイコードによる分割を0から順を追ってつけ
た追い番号でその分岐点ZCnは前群レンズ25の制御
基点で、その右隣(数十パルス駆動分)をホームポジシ
ョンHPnとし、前群レンズ25の駆動開始或いは停止
点である。また左隣に∞〜N(至近)のフォーカシング
の範囲を示すが、テレになるほど広い範囲になってい
る。これはフォーカシングを全群移動で行っているため
である。ロ欄はメインスイッチオフとワイド〜テレ間を
分割するグレイコードを示す。オフはメインスイッチオ
フでこのとき鏡胴は沈胴している。沈胴時、後群レンズ
36は前群レンズ25との間に設定した第2コード基板
41上の後群レンズ36位置検出用コードの分岐点Z2
Cより数十パルステレ側にあって、オフしたときのズー
ムゾーンによって後群レンズ36のオフ時の格納位置は
後で述べるように違う。
【0021】ここで分岐点Z2Cについて説明する。後
群レンズ36位置検出用コードの分岐点Z2Cとは前後
群レンズ間隔をズーミングで可変したときに所定の空気
間隔を再現するために前群レンズ25と後群レンズとの
間に設けた第2コード基板のコードの分岐点で、テレ端
位置とワイド端位置のほぼ中間位置(実施例ではズーム
ゾーン第4・5の中間)にある。ズーミング、テレマク
ロ、メインスイッチオフのときに後群レンズ36を前群
レンズ25に対して移動させて分岐点Z2Cを検知した
あと、後群レンズ36を所定の位置に移動させるために
設けてある。分岐点Z2Cを前後群レンズ間が最近接す
るテレ端位置に置くと、このレンズ設計ではテレ端への
移動のときに後群レンズ36を検知して一時停止させる
までの折り返し点cに移動する前に、前群レンズ25に
当接するので分岐点Z2Cをほぼ中間位置に設けてある
が、両者間に余裕が有れば分岐点Z2Cはどの点にとっ
てもよい。分岐点Z2Cを中間に置くことでメインスイ
ッチオンでレンズをワイド端にセットする時間を短縮し
ている。「WIDE」はズームレンズのワイド端を示
す。すなわち、前後群レンズ間隔はワイド端のレンズ間
隔を最大に開けた状態で前群レンズ25はワイド端の位
置に移動している。 「TELE」はズームレンズのテ
レ端を示す。すなわち、前後群レンズ間隔は最近接した
状態で前群レンズ25はテレ端の位置に移動している。
【0022】図7(A)のハ欄を使ってバック/シフト
調整の説明をする。ハ欄はバック/シフト調整の鏡胴駆
動で第1モータ14による前群レンズ25の動作と第2
モータ15による後群レンズ36の動作を示す。この調
整工程では、少なくともコリメータでフランジバックF
Bをチェックする間、レンズシャッタを全開させておく
必要がある。まず、このズームレンズのワイド端で∞位
置でのフランジバックFBを測定する。すなわち、前群
レンズ25はメインスイッチオフの位置のホームポジシ
ョンHP0から第1モータ14でワイド端の分岐点ZC
1を検出した後、そのまま設計値分パルス制御してワイ
ド端∞位置に停止させる(後群レンズ36は図7で前群
レンズ25に対する分岐点Z2Cより左位置にあって、
前群レンズ25と一緒に移動している)。次に別の第2
モータ15で後群レンズ36を駆動させ前群レンズ25
に対する分岐点Z2Cを検知した後、その回転方向のま
ま設計位置bWにまで駆動制御する。これにより前後群
レンズはワイド端の設計∞位置にセットされたことにな
る。また、この駆動はメインスイッチオフの位置からだ
けでなく他のズームゾーンからおこなってもよいが、前
群レンズ25をワイド端の∞位置、後群レンズ36をb
W位置に制御することに変わりはない。
【0023】ここでコリメータでワイド端∞でのフラン
ジバックFBをチェックする。このときレンズ、鏡胴等
の累積誤差により設計値に対して△BWの誤差がでる。
【0024】次にテレ端∞位置でのフランジバックFB
を測定する。すなわち、第1モータ14で前後群レンズ
を駆動してテレ端の分岐点ZC6を検知したのち、数十
パルス駆動して、設計∞位置に前群レンズ25を停止さ
せる。このとき後群レンズ36は前群レンズ25に対し
てワイド端の空気間隔位置bWを保持して前群レンズ2
5と一緒に光軸上を移動する。次に後群レンズ36を第
2モータ15で駆動し前群レンズ25に対する分岐点Z
2Cを検知したのち、そのままの移動方向でテレ端の設
計位置bTにパルス駆動制御する。これで前後群レンズ
はテレ端の設計∞位置にセットされたことになる。ここ
でコリメータでテレ端∞でのフランジバックFBをチェ
ックする。同じ理由からテレ端∞でのFBの誤差△BT
を検出する。このとき△BW≒△BTであればシフト調
整は終了し、各ズームゾーンでのFBをチェックし、F
Bの各誤差△をEEPROM等の記憶装置に入力する。
ここで記号≒は設計許容値を表す。
【0025】この入力された各ズームゾーンでのFB誤
差△は、フォーカシングの際第1モータ14の駆動制御
に加味されて前後群繰出しが行われるのでどのズームゾ
ーンでもピントの合った写真が撮れる。△BW≠△BT
であれば△BW=△BTになるようにFBチェック後に
計算して前後群レンズ間隔の補正量△Bを求める。テレ
端で後群レンズ36だけを再制御(後群レンズ36をb
Tから移動させて分岐点Z2Cを検知したのちc点で止
め、逆方向に移動させて分岐点Z2Cを再検知後、△B
補正駆動した位置b7に止める)してテレ端∞位置での
フランジバックFBを再チェックする。
【0026】次に再びワイド端∞でのフランジバックF
Bをチェックする。すなわち、第1モータ14で前群レ
ンズ25をテレ端より駆動する。このとき前群レンズ2
5はテレ側から移動するので分岐点ZC1を検知してか
らF点で一時停止させ、逆回転させて前群レンズ25を
設計∞位置に停止させる。次に第2モータ15で後群レ
ンズ36を駆動する。このとき後群レンズ36はb7か
ら移動しZ2Cを検知してから同じ方向に移動を続けb
Wを△B補正した位置b2に停止させる。ここでワイド
端∞でのフランジバックFBをチェックし、△BW△B
Tであることを確認し、補正量△Bと各ゾーンでのフラ
ンジバックFB誤差△をEEPROMに入力する。オー
バーランを防止するために△Bに係数を掛けて小さい値
にしてもよい。このときのフランジバックFBの誤差は
△BW2となる。補正量を再計算して同様にワイド端と
テレ端での∞位置でのフランジバックFBを測定する。
【0027】上記前後群レンズの駆動および測定を複数
回繰り返し、△BWn≒△BTnになるよう収斂させて
もよい。バック/シフト調整されたレンズは後で述べる
ズーミング駆動の際、ズームゾーンの後群レンズ36の
位置を設計値より△B補正する。このバック/シフト調
整はレンズユニットでの調整のためファインダーには全
く関係なく行うことができる。また、このバック/シフ
ト調整をカメラ本体にレンズを取り付けてから行う場合
には、次のように対応しておく必要がある。
【0028】すなわち、カメラ本体の設計ではレンズ取
付面をレンズのフランジバックFB誤差△BW(≒△B
T)を吸収できるように、フランジバックFB誤差△B
W=0のとき本体と鏡胴固定枠11との間に一定の空間
を設けて置く。これはズームレンズ鏡胴をカメラ本体に
取付けるときに両者間に挿入する座金の厚さで調整す
る。このためにはレンズシャッタカメラの場合にはこの
調整工程において第1モータ14で鏡胴を駆動させても
ファインダ連動片を動かさないギヤ列噛合解除機構等を
設けて置く必要がある。
【0029】上記組立/調整されたズームレンズはカメ
ラに組み込まれて、次のように動作する。図5は上記ズ
ームレンズを撮影位置に繰り出す動作過程を示し、図6
は上記ズームレンズのズーミング動作過程を示す。まず
メインスイッチオフのときには図5(A)に示したよう
に、後退した位置状態となっている(図7ではコードの
ズームゾーン0の位置)。つまり、後群レンズ36を最
も後退させ、また、前群レンズ25を後群レンズ36に
最も接近させた動作状態となっている。すなわち、ズー
ムレンズは沈胴した状態になっている。
【0030】撮影する場合には、先ずメインスイッチを
オンすると第1モータ14が回転駆動し、所定位置(W
IDE位置)まで第1移動枠12が繰り出され、図5
(B)に示す状態となる。つまり、第1モータ14の回
転駆動により移動歯車21が駆動リング16を回転さ
せ、この駆動リング16がヘリコイドねじにしたがい前
進移動する。したがって、第1移動枠12が駆動リング
16に押動されて所定位置まで繰り出される。第1移動
枠12の移動は固定枠11と第1移動枠12との間に設
けた第1コード基板39上のグレイコードで分割制御さ
れて第1モータ14が停止する。また、第1移動枠12
がこのように繰り出されるときは、第2モータ15が停
止しているため第2移動枠13が第1移動枠12と共に
同方向に移動し、図5(B)のように前進移動する。第
1移動枠12が所定の位置に繰り出されると、第2モー
タ15が回転駆動される。これにより、連動歯車33が
回転力を受けリードスクリュー34によってねじ送りさ
れ、第2移動枠13が後退移動し、図5(C)に示す撮
影可能状態となる。
【0031】図7のニ欄でこのズームレンズカメラで、
メインスイッチオンしたときの鏡胴の動作を説明する。
メインスイッチをオンすると決められた回転方向で、第
1モータ14は前後群レンズを駆動し、分岐点ZC1を
検知して数百パルス駆動してF点でいったん停止し、引
続き逆回転して分岐点ZC1を再検知した後、数十パル
ス駆動してゾーン1のホームポジションHP1の位置a
点で止まる。次に第2モータ15で後群レンズ36を前
群レンズ25に対する位置検出分岐点Z2Cの左側から
駆動し、Z2Cを検知してから先のシフト調整で△B補
正された空気間隔位置b2まで駆動制御しワイド端にな
る(このままでは∞遠被写体はピント面よりレンズ駆動
上HP1〜∞間距離だけ奥にずれた位置に結像する)。
【0032】図5(C)はワイド端での撮影位置になっ
ているのでこの状態で撮影するときにはレリーズ釦を押
すと、前記カメラに別に設けた測距装置で検出した撮影
距離を第1モータ14の回転駆動にフィードバックをか
け、第1モータ14を回転させてフォーカシングを行
う。つまり、測距信号を制御回路によってパルス変換
し、このパルス信号によって第1モータを回転駆動す
る。これにより、前群レンズ25と後群レンズ36が一
緒に光軸上を前進駆動し、フォーカシングを行う。
【0033】このWIDE端からテレ側方向にズーミン
グするときの動作について詳しく説明する。図5(C)
と図6(A)はワイド端の位置を表し、同一のものであ
る。この状態からズーミング釦を押すと第1モータ14
が回転し、図6(B)に示すように、第1移動枠12を
TELE位置に向かって繰り出させる。そして、第1移
動枠12の繰り出し位置をきめると、第1モータ14が
停止し、その停止位置が第1コード基板39上のグレイ
コードで検出され、この検出に基づいて第1移動枠12
と第2移動枠13の位置コード(分岐点検出)信号が出
され、この位置コード信号に基づいて制御回路が第2モ
ータ15の回転方向とパルス制御時間を定め、第2モー
タ15を回転駆動させる。これにより、第2移動枠13
が光軸上に移動してズーミングが行われ、TELE位置
では図6(C)に示す動作状態となる。
【0034】図7のニ欄でグレイコードに基づいたズー
ミング動作について説明する。ワイド端からテレ側へズ
ーミングすると、第1モータ14は回転し、前後群レン
ズを駆動させる。例えばゾーン4でズーミングを止める
と第1モータ14は更に回転し、分岐点ZC4を検知し
てワイド端の時と同じ量F点迄駆動してから、逆回転し
て分岐点ZC4を再検知して数十パルス駆動してホーム
ポジションHP4のa点に停止させる。すぐに第2モー
タ15が回転して後群レンズ36を駆動する。このとき
の後群レンズの駆動開始位置は分岐点Z2Cより右側b
2の位置にあり、分岐点Z2Cを検知したのち、そのま
ま移動してゾーン5の空気間隔の位置b5に停止させ
る。これでテレ端の二つ手前に前後群レンズが停止され
る。また、ワイド端からゾーン3へズーミングすると前
群レンズ25は上記と同様な動きをするが後群レンズ3
6は分岐点Z2Cの右側b2位置から分岐点Z2Cを検
知してc点で逆回転して分岐点Z2Cを再検知してゾー
ン3の位置b3に停止する。次にあるズームゾーンから
テレ端にズーミングしたときについて説明する。テレ方
向にズーミングし続けると第1モータ14は回転し、前
後群レンズを駆動させる。そこでゾーン6を認識するか
或いはゾーン5でズーミングを止めると、前後群レンズ
は分岐点ZC6を検知して数百パルス動いてF点で一時
停止をし、逆回転して分岐点ZC6を再検知した後、数
十パルス駆動してホームポジションHP6のa点で停止
する。すぐに第2モータ15が回転して後群レンズ36
を駆動する。このときの後群レンズ36の駆動開始位置
はズーミング起動位置により、分岐点Z2Cの左側と右
側のいずれかにある。まず左側の時の後群レンズ36の
駆動に付いて説明する。後群レンズ36は空気間隔を開
ける右方向に動いて分岐点Z2Cを検知して数十パルス
駆動してc点で一時停止をし、逆回転して分岐点Z2C
を再検知して△B補正されたテレ端の位置b7にパルス
駆動制御して停止させる。
【0035】次に右側の時の後群レンズ36の駆動に付
いて説明する。これは分岐点Z2Cを検知して同じ方向
の移動でテレ端の位置b7に停止させる。また、さらに
テレ方向へズーミングを続けても、ズーミング方向
(T)とゾーン6を認識すると、ソフト対応でテレ端と
判断して第1モータは回転しない。また、ゾーン6ある
いは分岐点ZC6を検知すると強制的に数十パルス駆動
したのち、第1モータ14を逆回転させてゾーン6のa
点に停止させてもよい。また、再度ズームスイッチをテ
レ方向にオンしても、「HP6の検知ゾーン6のa点で
停止」を繰り返す。しかし、省エネを考えると上述の前
者の方がよい。このズーミングされた位置でレリーズ釦
を押すと上述と同じく第1モータ14が回転し、ズーミ
ング位置を基準として前群レンズ25と後群レンズ36
が一緒に前進変動してフォーカシングする。
【0036】テレマクロのフォーカシングについて説明
する。フォーカシングを全群移動で行うと焦点距離が大
きくなると撮影距離が近くなるほど繰出量が増大し、そ
れにともない鏡胴(固定枠)が長くなり、カメラの光軸
方向寸法が大きくなる。この対策としてテレ端では他の
焦点距離の至近距離までを全群移動とし、それよりも近
接のマクロのときには後群レンズ36の移動によるフォ
ーカシング方式を採用している。AF測距で至近より更
に近距離を検出したときには、テレ端に限り第1モータ
14で前後群レンズを至近Nまで移動させ、引続き第2
モータ15が後群レンズ36をピント面方向にパルス駆
動制御して測距距離相当点で停止させ、シャッタで露出
させる。この後の動作は第2モータで後群レンズ36を
分岐点Z2Cを検知した後、さらに駆動してb7に停止
させ、引き続き第1モータ14で前後群レンズを駆動
し、テレ端のホームポジションHP6に停止させる。
【0037】次に図7のホ欄でTELE→WIDE方向
のズーミングとフォーカシングの動作を説明する。ホ欄
ではテレ端の一つ手前のゾーン6とワイド端ゾーン2と
その一つ手前のゾーン3、さらにメインスイッチオフで
の前・後群レンズの動きを示している。テレ端側からズ
ーミングすると、決められた回転方向で第1モータ14
は前後群レンズを駆動し、仮にゾーン6でズーミングを
止めると第1モータ14は分岐点ZC5を検知してその
まま数十パルス駆動して、ホームポジションHP5のF
点で停止させ、引続き第2モータ15が回転し後群レン
ズ36を駆動する。このときの後群レンズ36の駆動開
始位置は分岐点Z2Cより左側b7にある。後群レンズ
36はb7より駆動し、分岐点Z2Cを検知して数十パ
ルス移動したのちc点で一時停止をし、逆回転して分岐
点Z2Cを再検知して△B補正されたテレ端一つ手前の
位置b6にパルス駆動制御される。これでテレ端一つ手
前の位置に前後群レンズを配置できたことになる。
【0038】次にあるゾーンからワイド端の一つ手前に
ズーミングしたときを説明する。ワイド方向にズーミン
グしてゾーン3で止めると、第1モータ14はさらに回
転を続け上記ゾーン6のときと同様にゾーン2の分岐点
ZC2を検知し、数十パルス駆動してホームポジション
HP2のF点で停止する。引続き第2モータ15が回転
し後群レンズ36を駆動する。このときの後群レンズ3
6の駆動開始位置は分岐点Z2Cより左側か右側にあ
る。左側b5、b6、またはb7にあるときは分岐点Z
2Cを検知したら、そのままゾーン3の空気間隔の位置
b3に駆動停止させる。また、右側にあるときはb4の
位置にあり、分岐点Z2Cを検知して数十パルス駆動し
てc点で一時停止をし、逆回転してゾーン3の空気間隔
の位置b3に停止させる。これでワイド端の一つ手前の
位置に前後群レンズを配置できたことになる。
【0039】次にワイド端にズーミングしたときについ
て説明する。ワイド方向にズーミングを続けてゾーン2
にきたことを識別すると、ゾーン2でズーミングを止め
ても止めなくても、第1モータ14は前後群レンズをワ
イド→テレ方向のズーミングのときと同様に分岐点ZC
1を検知し、そのまま数十パルス駆動してホームポジシ
ョンHP1のF点で停止する。引続き第2モータ15が
回転し後群レンズ36を駆動する。このときの後群レン
ズ36の駆動開始位置は分岐点Z2Cより右側か左側に
ある。右側にあるときの位置はb3、b4で、分岐点Z
2Cを検知して数十パルス駆動してc点で一時停止を
し、逆回転して分岐点Z2Cを再検知してゾーン2の空
気間隔の位置b2に停止させる。あるいは後群レンズ3
6の駆動開始位置が分岐点Z2Cより左側b5、b6、
またはb7にあるときは分岐点Z2Cを検知したら、そ
のままゾーン2の空気間隔の位置b2にパルス駆動制御
させる。これでワイド端にズーミングができたことにな
る。ワイド端で更にズームスイッチをワイド側にオンし
ても、ズーミング方向とゾーン1を認識するとソフト対
応でワイド端と判断し第1モータ14を回転させない。
【0040】ここでレリーズするとAF測距の結果をC
PUを介して第1モータ14の制御にフィードバックさ
れ、前後群レンズは一体駆動しAF測距の位置s点で停
止し、シャッタで露出したのち、第1モータ14で前後
群レンズを分岐点ZCnを検知して数十パルスの駆動で
レリーズしたときの位置a点に復帰させる。ゾーンが違
えば撮影距離が同じでも全群移動のフォーカスのため繰
出し量が違ってくる。メインスイッチをオフにすると、
レンズはどのズームゾーン位置にあっても、はじめに後
群レンズ36の位置を確認する。すなわち、分岐点Z2
Cより右側にあるときは第2モータ15が回転して分岐
点Z2Cを検知した後、分岐点Z2Cの左側に数十パル
ス駆動して停止させる。引続き第1モータ14がワイド
方向に回転し、分岐点ZC0を検知してから数十パルス
駆動して前群レンズ25のホームポジションHP0に前
後群レンズを止める。また、分岐点Z2Cより左側にあ
るときは第1モータ14が回転しHP0に停止する。メ
インスイッチオフで第1モータ14を回転させるとワイ
ド側(特にワイド端)にあったときには前後群レンズが
一緒に沈胴するため、後群レンズ36がカメラ本体に当
たるためにこのモードの時には後群レンズ36を分岐点
Z2Cより左側に移動させて置かなければならない。
【0041】前後群レンズはさらにピント面に近接する
よう沈胴させてもいいが実施例ではメインスイッチオン
からワイド端までの駆動時間を短縮するためにさらなる
近接をさせていない。ズーミングした位置でシャッタを
切ると「AF測距、第1モータ14による鏡胴の駆動制
御で前後群レンズが一体移動し、AF測距の位置s点で
停止し、露出したのち第1モータ14で逆回転をかけ分
岐点ZCnを検知してから数十パルス駆動してから、前
後群レンズをレリーズしたときのホームポジションHP
nに停止させる。」の一連の駆動は前述したWIDE→
TELEと同じである。
【0042】ズーミングの途中で電池容量がなくなるか
何らかの事故で電池が脱落したときについて説明する。
故意にせよ、操作中にせよ、電池がカメラから脱落・消
耗したときに、あらためて有効な電池がカメラに装填さ
れると上記ズームレンズ鏡胴にはメインスイッチオフと
同じ動作をさせ、初期化する。さらに電池がなくなった
ときのズームゾーンへの駆動は可能であるがここではあ
えてしない。メインスイッチオンで再操作させる。
【0043】なお、モータによるレンズの駆動とグレイ
コードとホトインタラプタでパルス制御する構成とした
ので、ソフトの組み替えでフォーカシングで全群繰り出
しでなく、後群レンズの移動で行う方式にもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、ズームレンズはカム枠を必要としないので、カム枠
が占める分だけレンズ鏡胴径を縮小させることができ、
この結果、カメラなどの光学機器をさらに小型化するこ
とができる。さらに、このズームレンズは第1レンズ群
と第2レンズ群とを接近させてカメラ本体に収納するこ
とができるので、沈動式カメラに実施すれば、レンズ鏡
胴の長さについても短寸化することができる。このズー
ムレンズのシフト/バック出し調整が光学機器本体に取
り付けた状態で行えるので、この調整工程の自動化が容
易に行える。
【0045】また、このズームレンズは部品として高価
となるカム枠がなく、メカ機構がシンプルに構成でき、
その上、シフト/バックだし調整を自動化できるのでコ
ストの低廉化が実現できる。そして、特に、このズーム
レンズは第1、第2レンズ群を移動制御精度がアップで
き、その上前群繰り出しのフォーカシングできるので、
像性能の良いズームレンズとなる。モータによるレンズ
の駆動とグレイコードとホトインタラプタでパルス制御
する構成としたので、ソフトの組み替えでフォーカシン
グで全群繰り出しでなく、後群レンズの移動で行う方式
にもできるなど鏡胴構成は同じでもフォーカシングやズ
ーミングの動作方式に自由度がある。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図7は本発明の実施例を示す。
【図1】ズームレンズ鏡胴を示す正面略図。
【図2】図1のA−A線断面略図。
【図3】本発明の実施例である図1のB−B線断面略
図。
【図4】(A)は図1のC−C線断面略図。(B)は図
1のD−D線に沿って切断した断面略図。
【図5】ズームレンズを撮影位置に繰り出す動作過程を
示す説明図。
【図6】ズームレンズのズーミング動作過程を示す説明
図。
【図7】ズームレンズのコードと各レンズ群の動作を説
明するシーケン図。
【符号の説明】
11 固定枠 11a フランジ部 11b ヘリコイドねじ 11c キー溝 11d 穴 12 第1移動枠 12a 係止突起 12b キー 12c 起立部 13 第2移動枠 13a 起立部 14 第1モータ 15 第2モータ 16 駆動リング 16a ヘリコイドねじ 16b ギヤ 17 フリクションばね 18 出力歯車 19 減速歯車 20 長尺歯車 21 移動歯車 22 固定板 23 ホトインタラプタ 23a エンコーダ 24 シャッタ枠 24a 筒状部 25 前群レンズ(第1レンズ群) 26 シャッタ羽根 27 モータ駆動源 28 出力歯車 29〜32 減速歯車 33 連動歯車 34 リードスクリュー 35 筒状雌ねじ 36 後群レンズ(第2レンズ群) 37 ガイド軸 38 押さえ版 39 第1コード基板 40 第1コードブラシ 41 第2コード基板 42 第2コードブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーミングで移動する少なくとも二つ以上
    のレンズ群と移動するレンズ群と同じ数のモータを設
    け、前記モータでズーミングおよびフォーカシングを行
    わせるズームレンズにおいて、前記複数の駆動源に対応
    して、各移動レンズ群の位置検出手段としてコードとエ
    ンコーダパルスのカウント手段を個別に設けて位置制御
    を行うことを特徴とするズームレンズの駆動制御装置。
JP2701293A 1993-02-16 1993-02-16 ズームレンズの駆動制御装置 Pending JPH06242363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2701293A JPH06242363A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ズームレンズの駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2701293A JPH06242363A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ズームレンズの駆動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06242363A true JPH06242363A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12209193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2701293A Pending JPH06242363A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 ズームレンズの駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06242363A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058702A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Canon Inc 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058702A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3358260B2 (ja) 沈胴式ズームカメラ、及びこれに用いられる鏡筒装置
US5450242A (en) Zoom lens barrel
US6185375B1 (en) Finder mechanism and drive mechanism for use in camera
US7477454B2 (en) Digital camera and mobile information terminal apparatus
US8077408B2 (en) Lens barrel, lens driving apparatus, camera, and mobile information terminal
US7635228B2 (en) Lens barrel, camera equipped with the lens barrel and method of assembling the lens barrel
US6851871B2 (en) Lens apparatus and camera
JP3297659B2 (ja) 光学装置
JP2002169074A (ja) レンズ鏡筒
JP3151561B2 (ja) レンズバリヤを備えたカメラ用の撮影レンズ鏡胴装置
JP4392905B2 (ja) レンズ鏡筒および光学機器
US7224536B2 (en) Imaging device having a rotatable optical element
US5995300A (en) Zoom lens barrel having flange back adjustment mechanism
JPH06242363A (ja) ズームレンズの駆動制御装置
US6104550A (en) Control method for zoom lens camera and zoom lens camera
JP2002189163A (ja) 光学装置および撮影装置
JP2001042404A (ja) レンズ移動装置
JP2000035528A (ja) レンズ駆動装置
JP3339125B2 (ja) カメラ
JP2965172B2 (ja) ズームレンズのフォーカス装置
JP3831439B2 (ja) ズームレンズのレンズ駆動方法
JP2906336B2 (ja) 電動ズームカメラ
US6324343B1 (en) Optical apparatus
JP3557639B2 (ja) 沈胴式ズームカメラ、及びこれに用いられる鏡筒装置
JPH1184208A (ja) ズームレンズ付きカメラ