JPH0472240B2 - - Google Patents

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JPH0472240B2
JPH0472240B2 JP59006166A JP616684A JPH0472240B2 JP H0472240 B2 JPH0472240 B2 JP H0472240B2 JP 59006166 A JP59006166 A JP 59006166A JP 616684 A JP616684 A JP 616684A JP H0472240 B2 JPH0472240 B2 JP H0472240B2
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signal
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Seiji Yoshida
Akira Hirota
Yoshihiko Oota
Masahiko Tsuruta
Hidetoshi Ozaki
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Victor Company of Japan Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は音声信号磁気記録再生装置に係り、特
に記録媒体から記録時と異なる速度で再生された
音声信号のピツチ周波数を記録時の原音声信号と
同一ピツチ周波数に変換する音声信号磁気記録再
生装置に関する。
従来技術 従来より、音声信号記録再生装置において、記
録媒体の既記録音声信号を記録時と異なる速度で
再生し、再生音声信号のテンポを速くしたり遅く
したりする場合、記録媒体の走行速度を記録時と
異ならせただけでは再生音声信号のテンポが変わ
るが、ピツチ周波数も変わつてしまい、聞きとり
にくく、またその変化量によつては内容を理解す
ることは困難となるので、再生音声信号のピツチ
周波数を記録時の原音声信号と同一のピツチ周波
数に変換する周波数変換装置が知られている。
第1図は従来の音声信号の周波数変換装置の一
例のブロツク系統図を示す。同図中、磁気ヘツド
1により既記録音声信号が発生される磁気テープ
(図示せず)の走行速度が、記録時と同一の場合
はスイツチ回路5は端子5aに接続され、再生ア
ナログ信号処理回路2よりの再生音声信号をその
まま再生アナログ信号処理回路13へ出力する。
一方、上記の磁気テープの走行速度が記録時と異
なる場合はスイツチ回路5は端子5bに接続され
る。この場合、磁気ヘツド1により再生された、
記録時と異なるピツチ周波数の再生音声信号は2
つのアナログシフトレジスタ3及び4に夫々並列
に供給される。アナログシフトレジスタ3及び4
はバケツト・ブリゲード・デバイス(BBD)又
はチヤージ・カツプルド・デバイス(CCD)等
からなり、入力クロツクパルス周波数に応じて遅
延時間が可変制御される。アナログシフトレジス
タ3,4の出力信号はスイツチ回路6の端子6
a,6bに供給される。
スイツチ回路6はスイツチ回路7及び8と共に
入力端子9よりの制御信号により連動してスイツ
チング制御され、スイツチ回路7,8が端子7
a,8aに接続されているときには6aに接続さ
れ、7b,8bに接続されているときには6bに
接続される。スイツチ回路6,7及び8が夫々端
子6a,7a及び8aに接続されている期間は、
入力端子10よりの繰り返し周波数Rの読み出し
クロツクパルスがスイツチ回路7を通してアナロ
グシフトレジスタ3に供給されると共に、入力端
子11よりの繰り返し周波数Wの書き込みクロ
ツクパルスがスイツチ回路8を通してアナログシ
フトレジスタ4に供給され、再生音声信号を書き
込ませる。
他方、スイツチ回路6,7及び8が夫々端子6
b,7b及び8bに接続されている期間は、アナ
ログシフトレジスタ3に書き込みクロツクパルス
が印加され、アナログシフトレジスタ4に読み出
しクロツクパルスが印加される。子のように、ア
ナログシフトレジスタ3及び4は交互に書き込み
動作と読み出し動作とを行ない、また一方が書き
込み動作を行なつているときには他方が読み出し
動作を行なうように制御される。アナログシフト
レジスタ3又は4から読み出された再生音声信号
はスイツチ回路6、低域フイルタ12及びスイツ
チ回路5を夫々経て再生アナログ信号処理回路1
3に供給され、ここで所定の信号処理を行なわれ
た後出力端子14へ出力される。
ここで、上記のクロツクパルス周波数RW
は、記録速度をVW、再生速度をVRとした場合、
VW:VRRWとなるように選定されるので、
再生音声信号のピツチ周波数は記録時の原音声信
号のそれと同一となる。
第2図は従来の音声信号の周波数変換装置の他
の例のブロツク系統図を示す。同図中、第1図と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。再生アナログ信号処理回路2より取り出
された記録時とピツチ周波数を異ならしめられた
再生音声信号はAD変換器15に供給され、ここ
でアナログ−デイジタル変換された後ランダム・
アクセス・メモリ(RAM)16に供給される。
RAM16はメモリ番地の始めと終りとを接続し
て環状にされており、書き込み時のアドレスポイ
ンタPWは矢印A方向へ移動しながら逐次メモリ
番地へ入力デジタル音声信号を書き込んでいく。
一方、読み出しアドレスポインタPRは矢印B方
向へ移動しながらそのメモリ番地で記憶デジタル
音声信号を逐次読み出す。読み出されたデイジタ
ル音声信号はDA変換器17によりアナログ音声
信号に変換された後スイツチ回路5へ供給され
る。この場合、一般にRAMは書き込みと読み出
しとを同時に行なえないので、それらは高速で時
分割的に行なわれる。この従来例においても、ア
ドレスポインタPW,PRの移動速度(クロツク周
波数)を夫々WRとしたとき、VW:VRR
Wに選定することによつて再生音声信号のピツ
チ周波数は記録時の原音声信号のそれと同一とな
る。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、第1図に示した従来装置は、アナロ
グシフトレジスタが2個必要であるため比較的高
価となり、またスイツチ回路5及び6はアナログ
音声信号を切換えるアナログスイツチであるた
め、歪等が生じない特性の良い回路が特に要求さ
れる等の問題があつた。また、第2図に示した従
来装置は、音声信号のピツチ周波数変換のために
専用のAD変換器15とDA変換器17とが必要
であり、これらのAD変換器15及びDA変換器
17は音声信号の記録再生の他の処理のためには
全く使用しておらず、装置を高価なものとしてい
た。また、第2図に示した従来装置も第1図図示
装置と同様にスイツチ回路5としてアナログスイ
ツチが必要であり、特に特性の良い回路が必要で
あるという問題点があつた。
そこで、本発明は近年,IC技術特にデイジタ
ルICの高集積技術やコンピユータ技術の進歩発
展によりデイジタル信号処理が高速にしかも安価
な構成で行なえるるようになつた点に鑑み、特に
アナログ音声信号をAD変換器により変換して得
たデイジタル音声信号に対して記録イコライザ特
性や再生イコライザ特性を付与したり、雑音低減
処理を行ない、更にこのデイジタル信号処理が行
なわれたデイジタル音声信号をDA変換器により
アナログ音声信号に変換して出力すると共に、そ
のAD変換器及びDA変換器をピツチ周波数の変
換に共用することにより、上記の問題点を解決し
た音声信号磁気記録再生装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 第1のクロツク信号を用いて再生アナログ音声
信号にアナログデイジタル変換を施すAD変換器
と、 上記AD変換器より出力される再生デイジタル
音声信号にかかる信号を上記の第1のクロツク信
号を用いて書き込むと共に、第2のクロツク信号
を用いて読み出すメモリと、 上記メモリより出力されるメモリ出力信号にか
かる信号に上記第2のクロツク信号を用いて記録
時に圧縮されたレベルを伸長して雑音低減を施す
雑音低減回路と、 上記雑音低減回路より出力される雑音低減回路
出力信号にかかる信号に上記第2のクロツク信号
を用いてデイジタルアナログ変換を施すDA変換
器とを備え、 上記第1のクロツク信号の第1のクロツク周波
Wと上記第2のクロツク信号の第2のクロツ
ク周波数Rとの比を、再生時における記録媒体の
走行速度VRと記録時における記録媒体の走行速
度VWとの比に一致させるよう構成したものであ
り、以下その一実施例について第3図及び第4図
と共に説明する。
実施例 第3図は本発明装置の一実施例の回路系統図を
示す。同図中、マイクロコンピユータ21は共通
バス22を介してスイツチ回路23,26,3
0,31,37,40,45,50及び53に
夫々記録時と再生時とにおいて異なる制御信号を
印加し、スイツチ回路23,26,31及び40
を記録時は端子R側に接続し、再生時は端子P側
に切換接続させると共に、スイツチ回路30及び
50を記録時にのみオンとし、かつ、スイツチ回
路37及び45を再生時にのみオンとする。更に
スイツチ回路53は後述する如く、記録時と同一
のテープ走行速度VWのときには端子53aに接
続され、異なるテープ走行速度VRのときには端
子53bに接続される。まず、記録時の動作につ
き説明するに、入力端子20に入来した記録され
るべきアナログ音声信号はスイツチ回路23、電
圧制御増幅器(VCA)24を夫々経てAD変換器
25に供給され、ここでアナログ−デジタル変換
されてデイジタル音声信号とされる。また、
VCA24の出力アナログ音声信号はスイツチ回
路26、出力アンプ27を夫々経て出力端子28
へ出力される。
AD変換器25の出力デイジタル音声信号は再
生イコライザ回路29、スイツチ回路30に夫々
供給される一方、スイツチ回路31を通してレベ
ル検波器32に供給される。レベル検波器32は
入力デイジタル音声信号からそのアナログ変換レ
ベルを検出し、その検出レベルとマイクロコンピ
ユータ21によりメモリ33から読み出されて共
通のバス22を介して入力される所定の基準デー
タとを夫々比較し、それにより得られた検波信号
をVCA24へ出力する。これにより、VCA24
は出力端子28の出力アナログ音声信号のE−E
レベルを適正にするように利得を可変制御せしめ
られる。
前記したように記録時にはスイツチ回路30は
オンとされており、再生イコライザ回路29の入
力端子とスイツチ回路53の出力端子との間を短
絡しており、AD変換器25の出力デイジタル音
声信号はスイツチ回路30を経て(再生イコライ
ザ回路29を経ることなく)取り出されて低域フ
イルタ34に供給され、ここで不要高周波数成分
を除去された後雑音低減回路35に供給される。
雑音低減回路35はマイクロコンピユータ21よ
りバス22を介して入力される制御信号により、
記録時にはレベル圧縮動作を行ない、再生時には
レベル伸長動作を行なうよう制御される。この雑
音低減回路35より取り出されたデイジタル音声
信号は記録イコライザ回路36及びスイツチ回路
32に供給される。
記録イコライザ回路36は磁気テープ47の走
行速度(標準モード、長時間モード)や磁気ヘツ
ド46の種類などのモードに応じて、予めメモリ
33に記憶されているデイジタル制御信号が選択
的に供給され、指定モードにおいて最適な記録イ
コライザ特性を入力デイジタル音声信号に対して
付与して記録レベル調整器38に出力する。記録
レベル調整器38はバス22を介して供給される
ヘツド46の種類に応じた制御信号により、磁気
ヘツド46の記録感度に合わせて信号レベル(こ
こではその入力信号はデイジタル信号であり、実
際にはデイジタル音声信号の値)を調整してDA
変換器39へ出力する。これにより、DA変換器
39からはアナログ信号に戻された音声信号が取
り出され、この音声信号はスイツチ回路40、記
録増幅器41及び抵抗42を介して可変抵抗素子
44よりのバイアス発振器43の出力バイアス信
号と混合された後、磁気ヘツド46に供給され、
これにより磁気テープ47に記録される。
なお、可変抵抗素子44はバス22を介して供
給される制御信号により、その抵抗値を可変制御
せしめられる構成とされており、長時間モードの
ときには標準モードに比しバイアス発振器43よ
りのバイアス信号のレベルを小に制御する。ま
た、マイクロコンピユータ21の制御の下に、レ
ベル検波器32により検出されたレベル情報がバ
ス22を通じてドライバ48に供給され、更にこ
れよりデイスプレイ装置49に供給され、これに
より記録音声信号レベルが表示される。
次に再生時の動作につき説明するに、磁気ヘツ
ド46からの再生アナログ音声信号は再生増幅器
51、スイツチ回路23,VCA24を夫々介し
てAD変換器25に供給され、ここでデイジタル
信号に変換される。このデイジタル音声信号は再
生イコライザ回路29に供給される。再生イコラ
イザ回路29は、前記した各モードの夫々に応じ
た最適値のデイジタル制御信号が予め記憶されて
いるメモリ33から、マイクロコンピユータ21
よりのバス22を介して行なう読み出し制御に基
づいて、指定モードに応じて選択的に読み出され
たデイジタル制御信号が共通のバス22を介して
供給され、これにより指定モードにおいて最適な
再生イコライザ特性を入力デイジタル音声信号に
対して付与して出力する。
再生イコライザ回路29より取り出されたデイ
ジタル音声信号は、RAM52に供給されて書き
込まれる一方、スイツチ回路53の端子53aに
供給される。前記した如く、磁気テープ47の走
行速度が記録時と同一の速度VWのときにはスイ
ツチ回路53は端子53aの入力デイジタル音声
信号を選択出力し、他方、後述する如くテープ走
行速度がVWとは異なるVRであるときは、端子5
3bに切換えられてRAM52から記録時と同一
のピツチ周波数で読み出されたデイジタル音声信
号を選択出力する。スイツチ回路53により選択
出力されたデイジタル音声信号は低域フイルタ3
4、雑音低減回路35及びスイツチ回路37を
夫々介してDA変換器39に供給され、ここでア
ナログ信号に戻された後、スイツチ回路40,2
6及び出力アンプ27を夫々通して出力端子28
へ再生音声信号として出力される。なお、製造ラ
インにおいて、基準信号が記録されている基準テ
ープを再生し、このとき雑音低減回路35により
レベル伸長特性が付与されて取り出されたデイジ
タル信号はスイツチ回路31を通してレベル検波
器32に供給され、ここでレベル検波された後、
メモリ33より読み出された再生信号レベルを適
正値にするための基準データと比較され、その比
較結果がVCA24に利得制御電圧として印加さ
れる。これにより、VCA24からは磁気ヘツド
46の再生感度に合わせて最適値に調整された再
生アナログ音声信号が取り出されるように設定さ
れている。従つて、一般再生時には、レベル検波
器32より設定した電圧によりVCA24はその
利得を一定値に制御される。また、この再生時に
もデイスプレイ装置49により再生音声信号のレ
ベルが表示される。
なお、第3図に示す回路のうちデイジタル処理
回路部分は集積回路(IC)化することができる。
次にマイクロコンピユータ21による各動作に
ついて第4図と共に説明する。マイクロコンピユ
ータ21はまず各回路をイニシヤライズした後
(ステツプS1)、マイクロコンピユータ21のキー
ボード又はVTRのフロントパネルのスイツチか
ら例えば長時間モードか標準モードかの入力があ
るか否かを判定し(ステツプS2)、入力が無い場
合にはレベルインジケータを動作させる(ステツ
プS3)。レベルインジケータ動作はレベル検波器
32の出力レベル検波信号を共通バス22を通じ
てマイクロコンピユータ21に供給し、ここで対
数変換、基準レベルとのレベル比較、ピークホー
ルド等の処理を行ない、その結果を再び共通バス
22を通じてドライバ48に供給し、これよりデ
イスプレイ装置49に音声信号レベルを表示させ
る動作である。
また、マイクロコンピユータ21はステツプS2
でキーボード又はフロントパネルからの入力があ
つたことを判断したときは、それがモード切換え
か否かを判定し(ステツプS4)、モード切換のと
きにはモード切換動作を行ない(ステツプS5)、
モード切換えでないときにはE−Eレベル調整か
否かを判定する(ステツプS6)。E−Eレベル調
整であるときには、E−Eレベル調整動作を行な
わせる(ステツプS7)。このE−Eレベル調整動
作は記録時に諸低レベルの基準信号を入力端子2
0に供給し、そのときベル検波器32により検出
されたレベルと、予めメモリ33に記憶されてお
り、マイクロコンピユータ21の制御の下にメモ
リ33から読み出した適正値とを比較し、その比
較結果をVCA24に印加してその利得を可変制
御する動作である。
また、マイクロコンピユータ21はステツプS6
でE−Eレベル調整でないと判定したときは、再
生レベル調整か否かの判定を行ない(ステツプ
S8)、再生レベル調整のときはその動作を行なわ
せ(ステツプS9)、再生レベル調整でないときは
記録レベル調整か否かの判定を行ない(ステツプ
S10)、記録レベル調整のときにはその調整動作を
行なわせる((ステツプS11)。再生レベル調整動
作はレベル検波器32に再生した音声信号を供給
し、またメモリ33から読み出した適正値とを比
較し、その比較結果をVCA24に供給してその
利得を可変制御することにより行なう。また、記
録レベル調整動作は基準信号を磁気テープ47に
記録する際に、記録レベル調整器38によりその
レベルを変化させて記録した後、その既記録基準
信号を再生して、その再生レベルとメモリ33か
ら読み出した適正値とをレベル検波器32で比較
させ、適正値と等しいか又は最も近い再生レベル
を検出し、それに基づいて記録レベル調整器38
の最適値を決定する一連の動作である。
次に変速再生時におけるピツチ周波数変換動作
について更に詳細に説明する。第3図において、
入力端子54には(VW/VR)・Wで表わされる
繰り返し周波数Rのクロツクパルスが入来し、こ
のクロツクパルスはRAM52に読み出しクロツ
クパルスとして供給される一方、逓倍回路55に
供給され、ここでその周波数をVR/VW倍される
ことにより、繰り返し周波数Wのクロツクパル
スに変換された後RAM52に書き込みクロツク
パルスとして供給される。また、繰り返し周波数
Rのクロツクパルスは低域フイルタ34、雑音低
減回路35及びDA変換器39にも夫々のクロツ
クパルスとして供給される。更に繰り返し周波数
RのクロツクパルスはAD変換器25及び再生イ
コライザ回路29にも夫々のクロツクパルスとし
て供給される。
RAM52は前記したRAM16と同様に、メ
モリ番地の始めと終りとを接続して環状にされて
おり、書き込み時のアドレスポインタPWが矢印
A方向へ移動しながら、その指定番地に変速再生
デイジタル音声信号を逐次書き込み、読み出し時
のアドレスポイントPRが矢印B方向へ移動しな
がら、その指定番地の記憶デイジタル音声信号を
逐次読み出す。ここで、再生時のテープ走行速度
VRは記録時のそれの(W/fR)倍であり、よつ
て(RW)に時間軸スケールとピツチ周波数が
共に変化せしめられた再生アナログ音声信号がデ
イジタル信号に変換されてRAM52に供給され
ることとなるが、RAM52はこのデイジタル音
声信号を繰り返し周波数Wで書き込み、繰り返
し周波数Rで読み出すように制御されるから、
RAM52からはピツチ周波数が(RW)倍に
変換されたデイジタル音声信号、すなわち、記録
時と同一のピツチ周波数に変換されたデイジタル
音声信号が取り出される。ただし、この場合、
VR>VWのときにはデイジタル音声信号が一定周
期毎に削除せしめられ、またVR>VWのときは同
じ情報のデイジタル信号を何度か繰り返して取り
出すことにより、RAM52より時間軸スケール
変化はそのまま保持されたデイジタル音声信号が
取り出される。
応用例 なお、本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えばRAM52に供給するデイジタ
ル音声信号は、AD変換器25からDA変換器3
9に到る信号伝送路の途中から分岐した信号であ
れば良く、よつてAD変換器25の出力端、低域
フイルタ34の出力端、または、雑音低減回路3
5の出力端のいずれかより取り出したデイジタル
音声信号でもよい。
効 果 上述の如く、本願発明は以下の特徴を有する。
(1) 第2のクロツク信号を用いて記録時に圧縮さ
れたレベルを伸長して雑音低域を施す雑音低減
回路を有するので、音声信号の磁気記録再生に
伴うS/Nの劣化を改善することができる。
(2) AD変換器に供給されると共にメモリに書き
込む際用いられる第1のクロツク信号を有する
ため、アナログデイジタル変換に際して特別な
クロツク発生回路が不要であり、また、再生デ
イジタル音声信号と再生デイジタル音声信号に
かかる信号の同期関係を容易に確保できる。
(3) 再生デイジタル音声信号にかかる信号をメモ
リから読み出すために用いられ、かつ、雑音低
減を施す雑音低減回路で用いられ、かつ、DA
変換器に供給される第2のクロツク信号を有す
るため、夫々の構成に供給する特別なクロツク
発生回路が不要であり、夫々の構成間の同期関
係を容易に確保できる。
(4) メモリとDA変換器との間に介挿された雑音
低減回路を有するため、周波数補正が施された
後雑音低減が施されるため、再生速度に応じて
雑音低減回路の特性を切換える必要がない。従
つて、雑音低減回路の構成を容易にできる。
(5) 雑音低減回路をデイジタル回路で構成するこ
とができるため、温度特性、経時変化の影響を
受けることが殆どなく、安定した雑音低域を施
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来装置の各例を示す
ブロツク系統図、第3図は本発明装置の一実施例
を示す回路系統図、第4図は第3図の要部の動作
説明用フローチヤートである。 1……磁気ヘツド、3,4……アナログシフト
レジスタ、9……制御信号入力端子、16,52
……ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、2
0……記録されるべきアナログ音声信号入力端
子、21……マイクロコンピユータ、22……バ
ス、23,26,30,31,37,40,4
5,50,53……スイツチ回路、25……AD
変換器、28……アナログ音声信号出力端子、2
9……再生イコライザ回路、33……メモリ、3
5……雑音低減回路、36……記録イコライザ回
路、38……記録レベル調整器、39……DA変
換器、43……バイアス発振器、46……磁気ヘ
ツド、54……クロツクパルス入力端子、55…
…逓倍回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1のクロツク信号を用いて再生アナログ音
    声信号にアナログデイジタル変換を施すAD変換
    器と、 上記AD変換器より出力される再生デイジタル
    音声信号にかかる信号を上記の第1のクロツク信
    号を用いて書き込むと共に、第2のクロツク信号
    を用いて読み出すメモリと、 上記メモリより出力されるメモリ出力信号にか
    かる信号に上記第2のクロツク信号を用いて記録
    時に圧縮されたレベルを伸長して雑音低減を施す
    雑音低減回路と、 上記雑音低減回路より出力される雑音低減回路
    出力信号にかかる信号に上記第2のクロツク信号
    を用いてデイジタルアナログ変換を施すDA変換
    器とを備え、 上記第1のクロツク信号の第1のクロツク周波
    Wと上記第2のクロツク信号の第2のクロツ
    ク周波数Rとの比を、再生時における記録媒体の
    走行速度VRと記録時における記録媒体の走行速
    度VWとの比に一致させることを特徴とする音声
    信号磁気記録再生装置。
JP59006166A 1984-01-17 1984-01-17 音声信号磁気記録再生装置 Granted JPS60150097A (ja)

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JPS5831399A (ja) * 1981-08-20 1983-02-24 三洋電機株式会社 音響信号の周波数変換装置
JPS58108588A (ja) * 1981-12-23 1983-06-28 株式会社東芝 音声信号処理装置

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