JPH0472216B2 - - Google Patents

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JPH0472216B2
JPH0472216B2 JP21436085A JP21436085A JPH0472216B2 JP H0472216 B2 JPH0472216 B2 JP H0472216B2 JP 21436085 A JP21436085 A JP 21436085A JP 21436085 A JP21436085 A JP 21436085A JP H0472216 B2 JPH0472216 B2 JP H0472216B2
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JP
Japan
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coupler
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cyan
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JP21436085A
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JPS6275444A (ja
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Satoshi Nagaoka
Hidetoshi Kobayashi
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS6275444A publication Critical patent/JPS6275444A/ja
Publication of JPH0472216B2 publication Critical patent/JPH0472216B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/342Combination of phenolic or naphtholic couplers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
関するものであり、詳しくは、シアン画像の分光
吸収特性、現像処理適性および堅牢性に極めて優
れたハロゲン化銀カラー写真感光材料に関するも
のである。 (従来の技術) ハロゲン化銀写真感光材料に露光を与えたあと
発色現像することにより酸化された芳香族一級ア
ミン現像薬と色素形成カプラー(以下カプラーと
略称する。)とが反応して、色画像が形成される。
一般に、この方法においては減色法による色再現
法が使われ、青、緑、赤を再現するためにはそれ
ぞれ補色の関係にあるイエロー、マゼンタ、およ
びシアンの色画像が形成される。シアン色画像の
形成には、フエノール誘導体、あるいはナフトー
ル誘導体がカプラーとして多く用いられている。
カラー写真法においては、色形成カプラーは現像
液中に添加されるか、感光性写真乳剤層、もしく
はその他の色像形成層中に内蔵され、現像によつ
て形成されたカラー現像薬の酸化体と反応するこ
とにより非拡散性の色素を形成する。 カプラーと発色現像主薬との反応はカプラーの
活性点で行なわれ、この活性点に水素原子を有す
るカプラーは4当量カプラー、すなわち1モルの
色素を形成するのに化学量論的に4モルの現像核
を有するハロゲン化銀を必要とするものである。
一方活性点に陰イオンとして離脱可能な基を有す
るものは2当量カプラー、すなわち1モルの色素
を形成するのに現像核を有するハロゲン化銀を化
学量論的に2モルしか必要としないカプラーであ
り、しがたつて4当量カプラーに対して一般に感
光層中のハロゲン化銀量を低減でき膜厚を薄くで
きるため、感光材料の処理時間の短縮が可能とな
り、さらに形成される色画像の鮮鋭度が向上す
る。 カプラーとして要求される性能としては、安定
性に優れること、発色性に優れること、処理適性
に優れること、発色色素の色相がシヤープである
こと、さらには色画像の堅牢性に優れること等が
あげられる。 従来シアンカプラーとしては、フエノール系カ
プラーやナフトール系カプラーが用いられてき
た。特に1−ナフトール系カプラーは、生成した
発色色素の吸収極大(λmax)が長波であり、緑
領域の副吸収が少なく色再現の上で優れており、
また発色性の優れたカプラーが多く見出されたこ
ともあつて、カラーネガ感光材料において広く実
用化されてきた。 ところが従来多く用いられてきたフエノール系
カプラーやナフトール系カプラーは、カラー現像
処理の漂白または漂白定着工程において、漂白ま
たは漂白定着液が疲労している場合や酸化力が弱
い漂白剤を使用する場合には十分な色画像が得ら
れないという欠点を有していた。この現象は漂白
または漂白定着工程において生成した第1鉄イオ
ンによるシアン色素の還元を退色等によつて生ず
るものと考えられている。また、これらのカプラ
ーにより形成されるシアン画像は堅牢性が低いと
いう欠点を有していた。 シアン色素形成カプラーとして知られているフ
エノール系カプラーあるいはナフトール系カプラ
ーの中で、2位にフエニルウレイド基を有し更に
5位にアシルアミノ基を有するフエノール系シア
ンカプラーは、他のシアンカプラーと比較して、
発色現像によつて生成した色画像の熱あるいは光
に対する堅牢性に優れている事が特開昭56−
65134号、同57−204543号、同57−204544号、同
57−204545号、同58−33249号、同58−33250号等
に開示されている。 これらのカプラーはその発色色像が好ましい色
相でかつ堅牢である上、酸化力の弱い漂白液ある
いは疲労した漂白液で処理した場合においても発
色濃度の低下がほとんどないという特長を有する
反面、緑領域の吸収が大きく、これが色再現性を
悪化させる欠点および2当量カプラーにしても十
分に発色性の高いものが得られないという欠点を
有していた。 一方、特開昭59−46644号には、2位にフエニ
ルウレイド基を有しかつ5位にカルボンアミド基
を有するフエノール系シアンカプラーおよび従来
からのナフトール系シアンカプラーを併用するこ
とを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料
が開示されている。しかしながらこの方法では依
然として従来型のナフトール系シアンカプラーを
用いているために、前記の疲労したあるいは酸化
力の弱い漂白または漂白定着液を用いた処理で十
分な発色濃度が得られない欠点や、シアン画像の
堅牢性が低いという欠点を有していた。 (本発明の目的) 本発明の第1の目的は、シアン色像の分光吸収
特性に優れ、かつ色再現性に優れたハロゲン化銀
カラー写真感光材料を提供することである。 本発明の第2の目的は、漂白または漂白定着処
理時に疲労した、あるいは酸化力の弱い漂白また
は漂白定着液を用いても、シアン発色濃度の低下
が極めて少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供することである。 本発明の第3の目的は、シアン色像の堅牢性に
優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の上記諸目的は、支持体上に少なくとも
1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、かつ5
位にモノ置換アミノ基を有する少なくとも1種の
1−ナフトール系シアン色素形成カプラーおよび
2位にアリールウレイド基を有し、かつ5位にカ
ルボンアミド基を有する少なくとも1種のフエノ
ール系シアン色素形成カプラーとを含有するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料によつて達成され
た。 本発明において用いられる、5位にモノ置換ア
ミノ基を有する1−ナフトール系シアン色素形成
カプラーは、一般式〔〕により、また2位にア
リールウレイド基を有し、かつ5位にカルボンア
ミド基を有するフエノール系シアン色素形成カプ
ラーは一般式〔〕により表わされるものが好ま
しい。 上記式中、R1は−CONR5R6、 −NHCOR5、−NHCOOR7、 −NHSO2R7、−NHCONR5R6または −NHSO2NR5R6を、R2はナフトール環に置換可
能な基を、mは0ないし3の整数を、R3は1価
の有機基を表わす。又、R4は脂肪族基、芳香族
基または複素環基を表わし、Arは置換もしくは
無置換のアリール基を、Xは水素原子または芳香
族一級アミン現像薬酸化体とのカツプリング反応
により離脱可能な基を表わす。ただし、R5およ
びR6は同じでも異なつていてもよく、独立に水
素原子、脂肪族基、芳香族基または複素環基を表
わし、R7は脂肪族基、芳香族基または複素環基
を表わす。式中、mが複数のとき、R2は同じで
あつても異なつていてもよく、また互いに結合し
て環を形成してもよい。R2とR3、またはR3とX
とが互いに結合してそれぞれ環を形成してもよ
い。 ここで脂肪族基とは脂肪族炭化水素基を表わし
(以下同じ)、直鎖状、分枝状もしくは環状の、ア
ルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を含
み、置換もしくは無置換のいずれであつてもよ
い。芳香族基とは置換もしくは無置換のアリール
基を示し、縮合環であつてもよい。複素環とは、
置換もしくは無置換の、単環または縮合環複素環
基を示す。 一般式〔〕及び〔〕における置換基につい
て以下に詳しく述べる。 R1は上記した基であり、R5,R6およびR7とし
ては、炭素数1〜30の脂肪族基、炭素数6〜30の
芳香族基、炭素数2〜30の複素環基が挙げられ
る。 R2はナフトール環に置換可能な基(原子を含
む、以下同じ)を示し、代表例としてハロゲン原
子、ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシル基、
スルホン酸基、シアン基、芳香族基、複素環基、
カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモ
イル基、スルフアモイル基、ウレイド基、アシル
基、アシルオキシ基、脂肪族オキシ基、芳香族オ
キシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、脂肪族ス
ルホニル基、芳香族スルホニル基、スルフアモイ
ルアミノ基、ニトロ基、イミド基などを挙げるこ
とができ、このR2に含まれる炭素数は0〜30で
ある。m=2のとき環状のR2の例としては、ジ
オキシメチレン基などがある。 R3は1価の有機基を表わし、下記の一般式
〔〕で表わされるのが好ましい。 R8(Y)o− ……〔〕 ここでYはNH、COまたはSO2を表わ
し、nは零または1を、R8は水素原子、炭素数
1〜30の脂肪族基、炭素数6〜30の芳香族基、炭
素数2〜30の複素環基、−OR9、−COR9
【式】 【式】
【式】 −CO2R11、−SO2R11、または−SO2OR11を表わ
す。ここでR9、R10及びR11はそれぞれ前記のR5
R6及びR7において定義されたものと同義である。 R1またはR8において
【式】のR5,R6及び
【式】のR9,R10はそれぞれ互いに結合し て、含窒素複素環(モルホリン環、ピペリジン
環、ピロリジン環など)を形成してもよい。 R4は炭素数1〜36の脂肪族基、炭素数6〜36
の芳香族基または炭素数2〜36の複素環基を表わ
し、好ましくは炭素数4〜36の3級アルキル基ま
たは炭素数7〜36の下記一般式〔〕で表わされ
る基である。 式中、R12及びR13は同じでも異なつていても
よく、水素原子、炭素数1〜30の脂肪族基または
炭素数6〜30の芳香族基を表わし、R14は1価の
基を表わしZは−O−、−S−、−SO−または−
SO2−を表わす。lは0〜5の整数を表わしlが
複数のとき複数個のR14は同じでも異なつていて
もよい。好ましい置換基としてはR12及びR13
炭素数1〜18の直鎖または分岐アルキル基を、
R14はハロゲン原子、脂肪族基、脂肪族オキシ
基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カル
ボキシ基、スルホ基、シアノ基、ヒドロキシル
基、カルバモイル基、スルフアモイル基、脂肪族
オキシカルボニル基及び芳香族スルホニル基をZ
は−O−をそれぞれ挙げることができる。ここで
R14の炭素数は0〜30であり、lは1〜3が好ま
しい。 Arは置換または無置換のアリール基を表わし、
縮合環であつてもよい。Arの典型的な置換基と
してはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、トリ
フルオロメチル基、−COOR15、−COR15、−SO2
OR15、−NHCOR15
【式】
【式】
【式】−SO2 R17、−SOR17、−OCOR17及び
【式】を あげることができる。R15及びR16は同じでも異
なつていてもよく水素原子、脂肪族基、芳香族基
また複素環基を、R17は脂肪族基、芳香族基また
は複素環基を表わす。Arの炭素数は6〜30であ
り、前記置換基を有するフエニル基が好ましい。 Xは水素原子またはカツプリング離脱基(離脱
原子を含む。以下同じ)を示す。カツプリング離
脱基の代表例としては、ハロゲン原子、−OR18
−SR18
【式】−NHCOR18、− NHSR18
【式】 〔発明の効果〕
本発明によれば、5位にモノ置換アミノ基を有
する1−ナフトール系シアン色素形成カプラーに
特定の2当量カプラー、すなわち2位にアリール
ウレイド基を有し、かつ5位にカルボンアミド基
を有するフエノール系シアン色素形成カプラーを
併用することによつて、前者が有する青色領域で
の大きな副吸収と後者が有する緑色領域での大き
な副吸収とが解消された色再現性のすぐれた写真
感光材料が得られるという利点がある。さらにこ
れらの利点に加えて、疲労した又は漂白力の低下
した漂白または漂白定着液を用いてもシアン発色
濃度の低下が極めて少なく、かつ耐色性のすぐれ
たシアン色像が得られるハロゲン化銀カラー写真
感光材料が提供される。 以下、本発明を実施例によつて更に詳しく記述
するが、本発明はこれによつて限定されるもので
はない。 実施例 1 三酢酸セルロース支持体上に、下記に示すよう
な組成の各層よりなる感光材料、試料101〜102を
作製した。 第1層の赤感乳剤層に含むカプラーはまとめて
表−1に示す。 なお、カプラーを乳化分散する際に高沸点溶媒
はフタル酸ジブチルで、その使用量はカプラー重
量の1/2倍量である。 第1層:赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル% 平均粒径0.5μm) 銀塗布量 1.8g/m2 増感色素 銀1モルに対して 4.5×10-4モル 増感色素 銀1モルに対して 1.5×10-4モル ゼラチン塗布量 1.9g/m2 カプラー 表−1に記載 (カプラーの添加量は、銀1モル当り、0.08
モルである。但し2種併用の場合には、それぞれ
の添加量が0.08モルである。) 第2層:保護層 ポリメチルメタアクリレート粒子(直径約
1.5μm)を含む ゼラチン層 ゼラチン塗布量 1.1g/m2 各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤H−
1および界面活性剤を添加した。 試料を作製するのに用いた化合物 増感色素:アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−
3,3′−ジ−(γ−スルホプロピル)−9−エ
チル−チアカルボシアニンヒドロキサイド・
ピリジニウム塩 増感色素:アンヒドロ−9−エチル−3,
3′−ジ−(γ−スルホプロピル)−4,5,
4′−5′−ジベンゾチアカルボシアニンヒドロ
キサイド・トリエチルアミン塩 得られた試料101〜110についてセンシトメトリ
ー用の露光を施した後、下記の如き現像処理
〔A〕を38℃に行なつた。 1 カラー現像 3分15秒 2 漂白 6分30秒 3 水洗 3分15秒 4 定着 4分20秒 5 水洗 3分15秒 6 安定 1分 5秒 各工程に用いた処理液組成は下記の通りである。 カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム 1.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸ナトリウム 30.0g 臭化カリ 1.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4−(N−エチル−N−β− ヒドロキシエチルアミノ)− 2−メチルアニリン硫酸 塩 4.5g 水を加えて 1 漂白液 臭化アンモニウム 160.0g アンモニア水(28%) 25.0c.c. エチレンジアミン−四 酢酸ナトリウム鉄塩 130.0g 氷酢酸 14.0c.c. 水を加えて 1 定着液 テトラポリリン酸ナトリウム 2.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g チオ硫酸アンモニウム(70%) 175.0c.c. 重亜燐酸ナトリウム 4.6g 水を加えて 1 安定液 ホルマリン 8.0c.c. 水を加えて 1 得られた現像試料について、発色色像の分光吸
収、疲労した漂白定着液で処理したときの相対シ
アン発色濃度及び退色試験における色像残存率を
次の方法により測定した。 〇発色色像の分光吸収測定 得られた現像済試料について、その発色色像の
分光吸収を下記の点について測定した。結果をま
とめて表−1に示す。 D(2.0) 450:吸収極大における濃度が2.0である時の、
450nmにおける濃度(青色副吸収) D(2.0) 550:吸収極大における濃度が2.0である時の
550nmにおける濃度(緑色副吸収) D(0.5) 450:吸収極大における濃度が0.5である時の
450nmにおける濃度 D(0.5) 550:吸収極大における濃度が0.5である時の
550nmにおける濃度 〇相対シアン発色濃度の測定 前記と同様にして露光した試料101〜110につい
て、前記現像処理〔A〕中の、漂白処理の処理液
を下記の処理液処方に変更する以外は現像処理
〔A〕と同様にして現像処理〔B〕を行なつた。
この漂白液は、大量の感光材料が処理されて疲労
した状態を模擬的に実現したものである。 処理工程〔B〕 漂白液組成 (B−1) 臭化アンモニウム 160.0g アンモニア水(2.8%) 7.1ml エチレンジアミン−四酢酸 ナトリウム鉄塩 117g 氷酢酸 14ml 水を加えて 900ml (B−2) レンジアミン−四酢酸 ナトリウム鉄塩 130g 水を加えて 1 (B−2)にスチールウールを投入し、密栓、
放置してFe()−EDTAをFe()−EDTAにし
た後、この100mlを(B−1)に添加して、処理
工程〔B〕の漂白液とした以外は、処理工程
〔A〕と同様に処理した。 処理工程〔A〕および〔B〕で処理をした試料
101〜110のセンシトメトリーを行ない疲労してい
ない処理工程〔A〕によつてシアン発色濃度1.5
が得られる露光量において疲労した処理工程
〔B〕で得られたシアン発色濃度を1.5で割つた値
を表−1にまとめて示す。 〇色像残存率の測定 発色色像の測定に用いたのと同様の現像済試料
を用いて、(1)100℃で14日間暗所に保存(2)キセノ
ン光褪色試験機(10万ルクス)で7日間曝光の2
条件にて色像の堅牢性の試験を行なつた。 シアン初濃度1.5の点での色像残存率を表−1
にまとめて示す。
【表】 表−1の結果から本発明に係るウレイド型フエ
ノールカプラーを単独で使用した場合(試料101)
は特に緑色域の副吸収が大きく、また本発明に係
る5位にモノ置換アミノ基を有する1−ナフトー
ル系カプラーを単独で使用した場合(試料109,
110)は特に青色域の副吸収が大きいがこれらを
併用した本発明による試料(試料102〜104)で
は、これらの副吸収が著しく低減しているのがわ
かる。また、本発明外のカプラーであるEX−2
を併用した場合(試料106)は、緑色域、青色域
共に副吸収が小さいことがわかるが、相対シアン
発色濃度の低下が大きく、また色像残存率もよく
ないので、本発明の目的には合致しない。 これに対して、本発明品は、疲労した漂白液を
用いた処理での濃度低下がほとんど認められず、
また色像残存率も良好である。 以上の結果から、本発明の目的である、シアン
色像の分光吸収特性に優れ、疲労した漂白液を用
いた処理での濃度低下が小さく、しかも色像の堅
牢性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を
実現するためには、本発明に係る、5位にモノ置
換アミノ基を有する1−ナフトール系シアンカプ
ラーと、本発明に係る、2位にアリールウレイド
基を有しかつ5位にカルボンアミド基を有するフ
エノール系シアンカプラーを併用するのが良いこ
とが明らかである。 実施例 2 三酢酸セルロース支持体上に下記に示すような
組成の各層よりなる多層カラー感光材料201〜207
を作製した。 ハロゲン化銀の塗布量は、銀換算g/m2単位で
示し、ゼラチン塗布量およびカプラー分散用オイ
ル塗布量はg/m2で、また増感色素およびカプラ
ーは同一層のハロゲン化銀1モルに対するモル単
位で表わす。 第1層:ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量 1.1 第2層:中間層 2,5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノン
およびカプラーEX−3の乳化分散物および沃
臭化銀(沃化銀1モル%、平均粒径0.07μm)
を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量 1.4 カプラー分散用オイル 0.2 カプラー分散用オイル 0.02 第3層:第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:6モル% 平均粒径:0.7μm) 銀塗布量 1.5 増感色素 4.5×10-4 増感色素 1.5×10-4 カプラー 表−2に記載 ゼラチン塗布量 1.2 カプラー分散用オイル 0.3 第4層:第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.5μm) 銀塗布量 2.0 増感色素 3.0×10-4 増感色素 1.0×10-4 カプラー 表−3に記載 ゼラチン塗布量 1.3 カプラー分散用オイル 0.15 カプラー分散用オイル 0.30 第5層:中間層 ゼラチン層 ゼラチン塗布量 0.9 第6層:第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:4モル% 平均粒径:0.8μm) 銀塗布量 0.6 増感色素 4.5×10-4 増感色素 1.8×10-4 カプラーEX−7 0.078 カプラーEX−8 0.019 カプラーEX−9 0.006 ゼラチン塗布量 0.5 カプラー分散用オイル 0.18 第7層:第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:6モル% 平均粒径:0.85μm) 銀塗布量 1.5 増感色素 4.0×10-4 増感色素 1.6×10-4 カプラーEX−10 0.018 カプラーEX−8 0.002 カプラーEX−9 0.001 ゼラチン塗布量 1.8 カプラー分散用オイル 0.50 カプラー分散用オイル 0.12 第8層:第3緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.5μm) 銀塗布量 2.0 増感色素 3.0×10-4 増感色素 1.2×10-4 カプラーEX−10 0.009 カプラーEX−3 0.001 ゼラチン塗布量 2.1 カプラー分散用オイル 0.7 カプラー分散用オイル 0.1 第9層:イエローフイルター層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀と2,5−
ジ−t−ペンタデシルハイドロキノンの乳化分
散物とを含むゼラチン層 ゼラチン塗布量 0.9 第10層:第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:6モル% 平均粒径:0.6μm) 銀塗布量 0.5 カプラーEX−11 0.25 カプラーEX−12 0.003 ゼラチン塗布量 1.3 カプラー分散用オイル 0.3 第11層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.0μm) 銀塗布量 0.6 カプラーEX−11 0.047 ゼラチン塗布量 0.5 カプラー分散用オイル 0.05 第12層:第3青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.8μm) 銀塗布量 1.0 増感色素 2.1×10-4 カプラーEX−11 0.035 ゼラチン塗布量 0.4 カプラー分散用オイル 0.15 第13層:第1保護層:ゼラチン層 ゼラチン塗布量 0.7 第14層:第2保護層 沃臭化銀(沃化銀1モル%、平均粒径0.07μm)
およびポリメチルメタアクリレート粒子(直径
約1.5μm)を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量 0.8 各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤H
−1およびH−2や界面活性剤を添加した。
【表】
【表】 加量を表わす。
【表】 量を表わす。
試料を作製するのに用いた化合物 増感色素:アンヒドロ−9−エチル−5,5′−
ジクロロ−3,3′−ジ−(γ−スルホプロピ
ル)オキサカルボシアニン・ナトリウム塩 増感色素:アンヒドロ−5,6,5′,6′−テト
ラクロロ−1,1′−ジエチル−3,3′−ジ−
{β−〔β−(γ−スルホプロポキシ)エトキ
シ〕エチルイミダゾロカルボシアニンヒドロ
キサイドナトリウム塩 増感色素:アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−
3,3′−ジ−(δ−スルホブチル)チアシア
ニントリエチルアンモニウム塩 カプラー分散用オイル (C6H13O−−)3PO 得られた試料201〜207について、実施例1と同
様の試験を行なつた。また色像堅牢性の試験を(1)
80℃で14日間暗所に保存(2)蛍光灯光褪色試験機
(1万ルクス)で7日間曝光の2条件にて行なつ
た。以上の結果を表−4にまとめて示す。 赤感乳剤層の両層共に、本発明に係るウレイド
型フエノールカプラーを使用した場合(試料202)
は、疲労漂白液処理でのシアン発色濃度の低下が
小さく、また色像堅牢性も優れているが、短波側
特に緑色域の副吸収が大きい。また、両層共に、
本発明に係る5位にモノ置換アミノ基を有する1
−ナフトール系カプラーを使用した場合(試料
206)は試料202と同様疲労漂白液処理でのシアン
発色濃度の低下も小さく、色像堅牢性にも優れて
いるが、短波側、特に青色域の副吸収が大きい。 これに対して、本発明による試料(試料203,
205)では、短波側の副吸収が、緑色域、青色域
共に低減し、かつ疲労漂白液処理でのシアン発色
濃度の低下も小さく、色像堅牢性に優れている。
また、資料205は感度も高く、この組合せが高感
度感光材料に適していることが分る。これに対し
て本発明に係る、ウレイド型フエノールカプラー
と本発明外のナフトールカプラーを併用した場合
(試料201)および本発明に係る、5位にモノ置換
アミノ基を有する1−ナフトールカプラーを併用
した場合(試料204)は短波側の副吸収は小さい
ものの、疲労漂白液処理での発色濃度の低下が大
きくまた色像の堅牢性も劣り、本発明の目的に合
わない。 以上の結果から、本発明に基づく試料は、分光
吸収特性に優れ、かつ疲労漂白液処理での発色濃
度の低下が少なく、かつ、色像堅牢性に優れたも
のであることが明らかとなつた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体上に少なくとも1つの感光性ハロゲン
    化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光
    材料において、5位にモノ置換アミノ基を有する
    少なくとも1種の1−ナフトール系シアン色素形
    成カプラーおよび2位にアリールウレイド基を有
    しかつ5位にカルボンアミド基を有する少なくと
    も1種のフエノール系シアン色素形成カプラーと
    を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。
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