JPH047191Y2 - - Google Patents

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JPH047191Y2
JPH047191Y2 JP1988059045U JP5904588U JPH047191Y2 JP H047191 Y2 JPH047191 Y2 JP H047191Y2 JP 1988059045 U JP1988059045 U JP 1988059045U JP 5904588 U JP5904588 U JP 5904588U JP H047191 Y2 JPH047191 Y2 JP H047191Y2
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roving
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guide arm
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は粗紡機用フライヤーに関するものであ
る。
従来の技術 従来知られている一般的な粗紡機用フライヤー
は、特公昭36−7262号公報、特公昭48−12092号
公報、実公昭57−45269号公報(実開昭54−
150519号),実公昭59−40458号公報(実開昭57−
65975号)等に示されており、その基本的構成は
極めて長い間変わつていなかつた。この粗紡機用
フライヤーのプレツサー1Aは、第11図、第1
2図に示すように、上部支持式フライヤーの一方
の脚部に沿わせてその脚部の上に、下部外周に設
けた取付部に自体に突設した取付片を介して所定
量回動自在に取り付ける長い取付枠2Aと、その
取付枠2Aの下端部から脚部の下方を通つて略直
角な方向へ円弧状に張り出している案内腕3Aと
から成つている。フライヤーのプレツサー1A側
の脚部には全長に亘つて粗糸案内孔が形成され、
その粗糸案内孔が脚部の下端に大きく開放し、粗
糸案内孔に粗糸の風綿がたまらないようにしてあ
る。そして従来のプレツサー1Aは、上記案内腕
3Aにおけるフライヤーの脚部下端と対向する部
分の外周側に引掛溝4aAを形成すると共に引掛
凸部4bAを形成し、その引掛溝4aAにフライヤ
ーの脚部に設けた粗糸案内孔から外部に引出され
た粗糸を導いて引掛凸部4bAに引つ掛けた後、
その粗糸を実公昭59−40458号公報等で示されて
いるように案内腕3Aに巻付けて案内腕3Aの先
端部に備えた当接片5Aの案内孔5aAに導くよ
うにしてある。また、従来特開昭57−158780号公
報に示されているように、フライヤーの一方の脚
部の下端部にプレツサーの支持部に設けた嵌挿孔
を回動自在に嵌合させ、その支持部の基端から円
弧状の脚部を突出させたものも提案されている。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のプレツサー1Aを備えたフライヤー
にあつては、粗糸を脚部の下端面の下方で揺動す
る案内腕3Aの引掛溝4aAに導いて引掛凸部4
bAに引つ掛けるようにしてあるので、粗糸ボビ
ン玉揚する場合、粗糸ボビンと案内腕3Aの当接
片5Aとの間で粗糸が切断されると案内腕3Aに
巻付けられている粗糸が緩んだリプレツサーが脚
部の下方で揺動してその粗糸が上記引掛溝4aA
から外れ、その結果案内腕3Aに巻付けられてい
る粗糸の巻付け回数が少なくなつて粗糸の移動抵
抗が大きく変化し、次のボビンへの粗糸の巻付け
を正常に行えなくなる大きな問題点があつた。特
に、最近粗糸ボビンの玉揚げと空ボビンの供給と
を自動的に行う装置が開発されて普及し始めてい
るが、上記のように粗糸がプレツサーの引掛溝4
aAから外れることがあるので、粗糸ボビンの交
換を自動的に行う場合でも、再起動に先立つて粗
糸が引掛溝4aAから外れていないかを確認する
極めて面倒な作業を必要とし、これを怠ると粗糸
の張力が変化して不良ボビンを形成し、粗糸ボビ
ンの自動交換の効果を半減させる大きな問題点が
あつた。また特開昭57−158780号公報に示されて
いるフライヤーにあつては、脚部の下端部にプレ
ツサーの回動が不円滑となつて実用に供し難くな
り、しかも支持部にはフライヤーの回転による遠
心力によつてプレツサーの当接片をボビン外周面
に当接させる為のウエイトを別個に設ける必要が
あり、その結果プレツサー全体の重量が大きくな
つてフライヤーの高速化を阻害する大きな問題点
があり、実用化し難いのが実状であつた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は上記問題点を解決するために、
上部支持式フライヤーの粗糸案内孔を有する一方
の脚部の上、下部外周に夫々取付部を設け、プレ
ツサーの長尺の取付枠の上、下部外周に夫々取付
片を突設し、上記脚部の一方側の外面にプレツサ
ーの取付枠を平行に沿わせた状態で上記取付片を
上記取付部に回動自在に軸支し、上記取付枠の下
端部に上記脚部の下端面の下方を通つて上記取付
片の突設方向へ略直角に張出す円弧状の案内腕を
一体に設けて成る粗紡機用フライヤーにおいて、
上記案内腕には上記脚部の下端面と対向する部分
に平面的にみて広幅の板状部分を形成し、その板
状部分には脚部の下端に開口する粗糸案内孔に対
向する位置に周囲が閉じられている粗糸挿通孔を
設けて成ることを特徴としている。
作 用 フライヤーの脚部の上、下部外周に設けた取付
部にプレツサーの取付枠の上、下部に突設した取
付片を軸支し、この取付枠の下端部に脚部の下方
で揺動する案内腕を一体に設けているので、フラ
イヤーの回転に伴つて取付枠自体に作用する遠心
力によつてプレツサーの先端部がボビン外周に圧
接し、取付枠にウエイトを別個に設ける必要がな
く、プレツサーを軽量にできる。またプレツサー
の軸支部に風綿が詰まるのを防止できてプレツサ
ー1の回動を長期に亘つて円滑にでき、始動時に
プレツサーの案内腕を中心側へスムーズに揺動で
きて自動巻付けを確実にできる。フライヤーの脚
部の下端から引出されて来た粗糸を案内腕の粗糸
挿通孔に導いて案内腕に巻付けると、粗糸ボビン
の玉揚げ時に案内腕に巻付けた粗糸が緩んだりプ
レツサーが揺動しても粗糸が粗糸挿通孔から外れ
ることがなく、案内腕に巻付けた粗糸の巻付け回
数と巻付け位置を常に一定にできる。
実施例 第1図〜第7図は粗紡機用フライヤーのプレツ
サー1を示し、第8図〜第10図はそのプレツサ
ー1を組付けた上部支持式フライヤー9を示して
いる。先ず第8図〜第10図に示す上部支持式フ
ライヤー9において、10はフライヤー本体で、
一対の肩部11と一対の脚部12を備えており、
その脚部12内には周知のように粗糸案内孔が設
けられている。13はフライヤヘツド、14はボ
ビンガイドレツグである。プレツサー1は上記一
方の脚部12に所定角度回動自在に取付けられて
いる。第1図〜第7図に示すプレツサー1におい
て、2は脚部12と略同じ長さの棒状の取付枠
で、その上下2個所には取付片2a,2bが一体
に突設されている。それらの取付片2a,2bは
脚部12の取付部12a,12bに従来と略同様
に回動自在に軸支され、この取付枠2自体がプレ
ツサー1の先端部を遠心力によつてボビン外周面
に圧接させるウエイトを兼ねている。3は取付枠
2の下端部に脚部12の下方を通つて略直角な方
向へ張出すように一体に設けてある案内腕で、第
2図、第3図に示すように円弧状に湾曲してい
る。その案内腕3は脚部12の下端の下方に位置
する部分に平面的にみて広幅の板状部分を形成
し、その板状部分には脚部12の下端に開口する
粗糸案内孔に対向する位置に周囲が閉じられてい
る粗糸挿通孔4を設けてある。また案内腕3はそ
の先端部に側方から見て幅広い板状の当接片5を
一体に備え、その当接片5に案内孔5aを設けて
ある。上記案内腕3の板状部分と脚部12の下端
面との間に相当の隙間があり、脚部12の粗糸案
内孔がこの隙間に開口して風綿が粗糸案内孔内に
溜まらないようにしてある。
上記構成のプレツサー1を備えた上部支持式フ
ライヤー9を組付けた粗紡機にあつては、ボビン
ホイール上のボビンに粗糸の巻付けを行う場合、
フライヤ本体10の脚部12内の粗糸案内孔によ
つて案内されて脚部12の下端から引出された粗
糸aを第2図に示すようにプレツサー1の粗糸挿
通孔4を通した後、その粗糸aを案内腕3に数回
巻付けて当接片5の案内孔5aに通し、その粗糸
aの粗糸端が案内孔5aから所定長さ突出した状
態にする。次に、自動巻付けの場合、粗紡機を駆
動させると、上部支持式フライヤー9の回転に伴
つてプレツサー1は取付枠2自体に作用する遠心
力によつて軸支部を中心に円滑に回動し、案内腕
3がフライヤー9の回転中心に向けて揺動し、周
知のように当接片5がボビンに当接して粗糸端を
ボビンに当て付け、その結果粗糸aがボビンと上
部支持式フライヤー9との回転数の差によつてボ
ビンに巻付けられる。この場合、プレツサー1は
取付枠2の上、下部に突設した取付片2a,2b
を脚部12の取付部12a,12bに軸支してあ
るので、この軸支部に風綿が詰まる恐れがなく、
プレツサー1の回動を長期に亘つて円滑に維持で
きる。なお、手動巻付けの場合は、粗紡機の起動
に先立つて人手によつて粗糸をボビンの外周に押
さえ付ける。上記の場合粗糸aはプレツサー1の
周囲が閉じられている粗糸挿通孔4に挿通されて
から案内腕3に巻付けられているので、その粗糸
aの案内腕3への巻付け位置が常に安定し、粗糸
aの振らつきを防止できて粗糸の毛羽立ちを少な
くできる。また案内腕3への巻付け位置が安定す
るので、案内腕3に巻付けられている粗糸aに作
用する移動抵抗を一定にでき、粗糸ボビンの粗糸
aの締まり具合(硬さ)を均一にできる。また粗
糸を巻取る場合、プレツサー1の案内腕3の揺動
支点を先端からフライヤー9の回転中心にして遠
くに位置させてあるので、ボビン径の変化に対す
る案内腕3の揺動角度が小さくなり、ボビンに対
して当接片5を略同じ角度で当接できて粗糸の巻
取を安定して行なうことができる。
次に満管になつて粗糸ボビンを玉揚げする場
合、ボビンレールが所定の玉揚げ位置迄下降する
と、粗糸ボビンと当接片5との間に渡つていた粗
糸aは素抜けてその間で切断され、その切断によ
つて案内腕3に巻付けられている粗糸が緩み、と
きにはその弛みが大きくなるときがある。ところ
が上記のように粗糸aは案内腕3の粗糸挿通孔4
に挿通されてその粗糸挿通孔4から外れないよう
にしてあるので、案内腕3に巻付けた粗糸aの巻
付け回数は常に一定に保たれる。従つて、従来の
ように再起動時に粗糸aが外れていないかを確認
する必要がなく、直ちに再起動できる。
考案の効果 以上のように本考案にあつては、プレツサーの
取付枠に突設した取付片を脚部外周に設けた取付
部に軸支し、その取付枠の下端部に腕部の下方で
揺動する案内腕を一体に設けたので、取付枠自体
に作用する遠心力によつてプレツサーの先端部を
ボビン外周面に当接でき、プレツサーから遠心力
付与の為の専用のウエイトを省くことができてプ
レツサーを軽量にでき、フライヤーを高速化でき
る。またプレツサーの軸支部への風綿の詰まりを
防止でき、案内腕の揺動を長期に亘つて安定させ
ることができる。また、プレツサーの案内腕に周
囲が閉じられている粗糸挿通孔を設け、その粗糸
挿通孔に脚部から引出された粗糸を通して案内腕
に巻き付けるようにしてあるので、玉揚げ時に粗
糸が大きく緩んだりプレツサーが揺動しても粗糸
の粗糸挿通孔からの外れを防止でき、再起動時に
プレツサーでの粗糸外れの有無を確認する作業を
省くことがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は粗紡機用フライヤーのプレツサーの正
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は同じく
底面図、第4図は同じく右側面図、第5図は同じ
く左側面図、第6図は同じく背面図、第7図は第
1図の−線断面図、第8図は上部支持式フラ
イヤーの正面図、第9図は第8図の背面図、第1
0図は第8図の右側面図、第11図は従来のプレ
ツサーを示す正面図、第12図は第11図の平面
図である。 1……プレツサー、2……取付枠、2a,2b
……取付片、3……案内腕、4……粗糸挿通孔、
9……上部支持式フライヤー、12……脚部、1
2a,12b……取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部支持式フライヤーの粗糸案内孔を有する一
    方の脚部の上、下部外周に夫々取付部を設け、プ
    レツサーの長尺の取付枠の上、下部外周に夫々取
    付片を突設し、上記脚部の一方側の側面にプレツ
    サーの取付枠を平行に沿わせた状態で上記取付片
    を上記取付部に回動自在に軸支し、上記取付枠の
    下端部に上記脚部の下端面の下方を通つて上記取
    付片の突設方向へ略直角に張出す円弧状の案内腕
    を一体に設けて成る粗紡機用フライヤーにおい
    て、上記案内腕には上記脚部の下端面と対向する
    部分に平面的にみて広幅の板状部分を形成し、そ
    の板状部分には脚部の下端に開口する粗糸案内孔
    に対向する位置に周囲が閉じられている粗糸挿通
    孔を設けて成ることを特徴とする粗紡機用フライ
    ヤー。
JP1988059045U 1988-04-30 1988-04-30 Expired JPH047191Y2 (ja)

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JP1988059045U JPH047191Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30

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JPS63175170U JPS63175170U (ja) 1988-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2529168Y2 (ja) * 1989-06-09 1997-03-19 株式会社豊田自動織機製作所 粗紡機のフライヤ用プレッサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6034045Y2 (ja) * 1981-03-31 1985-10-09 株式会社豊田自動織機製作所 フライヤ

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