JPH0467889A - 脱水洗たく機 - Google Patents

脱水洗たく機

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JPH0467889A
JPH0467889A JP2177814A JP17781490A JPH0467889A JP H0467889 A JPH0467889 A JP H0467889A JP 2177814 A JP2177814 A JP 2177814A JP 17781490 A JP17781490 A JP 17781490A JP H0467889 A JPH0467889 A JP H0467889A
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JP
Japan
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inner tank
tank
hole
lid
opening
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JP2177814A
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Inventor
Fumio Kawada
河田 文雄
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗たく物の洗たくおよび脱水の動作を行うこ
とかできる脱水洗たく機に関するものである。
[従来技術] 従来、この種の洗濯機として、出願人は、特願平1−3
4629号の発明を提案している。この発明は、外槽と
、中槽と、内槽と、洗たく用駆動手段と、脱水用駆動手
段とを備え、前記内槽の底部に、中槽底部に溜まった糸
屑等の異物を取り出すための透孔を設けたものである。
従って、必要に応して、前記透孔を通じて、中槽底部に
溜まりた異物を容易に除去することができる。
[発明が解決しようとする課題] 処が、前記既提案のものによれば、中槽底部に溜まった
異物を除去できる半面、外槽の底部に溜まった糸屑等の
異物は全く除去できなかった。従って、この外槽底部に
溜まった異物が排水口部等に引掛かった場合、排水効率
が低下したり、長い間に異臭を放つ等の問題点があった
然るに、本発明は、中槽底部に溜まった異物の除去はも
とより、外槽の底部に溜まった異物の除去も容易に実施
できる脱水洗たく機を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記目的を達成するために、外槽と、その外
槽内に垂直軸線の周りで回転可能に支持された中槽と、
その中槽上に水平軸線若しくは水平軸線に対し所定角度
で傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持され、周壁
に多数の小孔を透設した内槽と、前記内槽内部に水位か
達するように外槽内に水を収容すると共に、内槽内に洗
たく物を収容した状態で、内槽を前記水平軸線若しくは
傾斜軸線の周りで回転させて洗たくを行う洗たく用駆動
手段と、前記内槽内に洗たく後の洗たく物を収容した状
態で、中槽を内槽と一体的に前記垂直軸線の周りで高速
回転させて脱水を行う脱水用駆動手段とを備え、前記内
槽の停止状態においてその回転軸線よりも下側に配置さ
れる周壁部に、蓋体によって開閉される透孔を設け、そ
の透孔の下側に対応する中槽の下側周壁部に、外槽底部
に開口する開口部を設けたことを特徴とするものである
[作用コ 上記のように構成された脱水洗たく機においては、外槽
内に水が収容されると共に、内槽内に洗たく物が収容さ
れた状態で、内槽が水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで
回転されて、洗たく物の洗たくが行われる。また、内槽
内に洗たく後の洗たく物か収容された状態で、支持体が
内槽と一体的に垂直軸線の周りで高速回転されて、洗た
く物の脱水か行われる。
さらに、この脱水洗たく機においては、中槽もしくは外
槽の内底部に糸屑等の異物が溜まった場合、内槽の停止
状態でその周壁部の透孔を覆う蓋体を開放させ、その透
孔を通じて中槽の底部の異物を容易に取り出すことがで
きることはもとより、前記透孔の下側に対応する内槽の
開口部を通じて外槽の底部に溜まった糸屑等の異物を容
易に取り出すことができる。
[実施例コ 以下、この発明を具体化した脱水乾燥洗濯機の一実施例
を、図面の記載に基づいて詳細に説明する。
(本体ケース、外槽および中槽の関連構成)第1図およ
び第2図に示すように、本体ケース1は鉄板によりほぼ
箱型に形成され、その上部には洗たく物を8し入れする
ための開口3を有する合成樹脂製の本体カバー2が取着
されている。合成樹脂製の本体開閉蓋4は後端部におい
て支軸5により本体カバー2の開口3に開閉回動可能に
取着され、その前部上面には手掛は部6か設けられると
共に、下面には蓋閉鎖時に熱気や湿気あるいは騒音か外
部に漏れるのを防止するためのパツキン7が取り付けら
れている。ロック部材8は本体カバー2内の前部に設け
られ、第6図に示す蓋ロツク用ソレノイド13の励磁に
ともない閉鎖位置の本体開閉蓋4に係合されて、その本
体開閉蓋4を閉鎖位置にロックする。
洗たく水を貯留するための外槽15は合成樹脂によりほ
ぼ有底円筒状に形成され、図示しない緩衝支持装置を介
して前記本体ケース1内に揺動可能に吊下支持されてい
る。合成樹脂製の外槽カバー16は外槽15の上部に取
着され、その前部上面には本体カバー2の開口3と対向
する開口17か形成されている。可撓性を有する蛇腹筒
状のシールド部材18は本体カバー2の開D3と外槽カ
バー16の開口17との間に装着され、前記外槽15の
揺動にかかわらず常に、両開口3.17間を気密状態に
連結して、外槽15内の熱気や湿気が外槽15と本体ケ
ース2との間に侵入しないと共に、外槽15の振動か本
体ケース1に伝達されないようにしている。
支持体としての中槽21は合成樹脂により前記外槽15
と近似のほぼ有底円筒状に形成され、その上端部には環
状のバランサ22が取着されている。中槽21の底部中
央は補強用の鉄板製の支持板23により形成され、その
下面には土中空軸24が突出固定されている。そして、
中槽21は外槽15内において、土中空軸24を外槽1
5の底部にシール部材25を介して貫通させた状態で、
軸受26により垂直軸線Y−Yの周りで回転可能に支持
されている。
多数の環状凸部27は前記中槽21の周壁を補強するた
めに、中槽21の外周面に上下方向へ所定間隔おきに形
成されている。水抜き部としての多数の小孔28は水平
方向へ延びるように、環状凸部27間において中槽21
の周壁に透設されている。多数の水抜き孔29は垂直方
向へ延びるように、中槽21の底壁および支持板23に
透設され、前記小孔28よりも大径状に形成されている
一対の軸受部30は中槽21の周壁のほぼ中間部に対向
して形成され、上方に向けて開口されている。
(内槽の関連構成) 内部に洗たく物を収容するための内槽33は合成樹脂よ
りなる一対のほぼ半球形状の部材を結合固定して、全体
がほぼ球形状となるように構成されている。一対の短円
筒状の軸部34は内槽33の両側外面に一体に突出形成
され、一方の軸部34には内槽33内の洗たく物の飛出
しを防止するための保護網35が装着されて、この一方
の軸34および軸受部30により送風口が兼用されると
共に、他方の軸部34の開口は蓋板36か一体に形成さ
れていることにより かれている。そして、二〇両軸部
34を中槽21の軸受部30にそれぞれ嵌合されると共
に、軸部34の上部を押え部材37にて押さえることに
より、内槽33が中槽21内において水平軸線X−Xの
周りで回転可能に支持されている。
一対の洗たく物反転用の突条38は前記内槽33の回転
軸線とほぼ平行に延びるように、内槽33の内周面に所
定間隔をおいて形成されている。
多数の環状凸39は前記内槽33の周壁を補強するため
に、内槽33の外周面に上下方向へ所定間隔おきに形成
されている。多数の小孔40は水平方向へ延びるように
、環状凸部39間において内槽33の周壁に透設されて
いる。そして、この実施例においては、前記内槽33の
小孔4oの径が、内槽33の回転軸線X−Xを含む水平
面内の外周近付から遠ざかるに従って次第に大きくなり
、しかも、最も大きな小孔40が中槽21に周壁の小孔
28よりも小さくなるように構成されている。
洗たく物を出し入れするための出入口41は、前記本体
カバー2の開口3および外槽カバー16の開口17と対
向するように、前記内槽33の上端に形成されている。
合成樹脂製の蓋体42は本体開閉蓋4の開閉方向と同一
となるように、前記外槽15の上端とほぼ同一高さの位
置にて後端縁においてヒンジ13により内槽33の出入
口41に開閉回動可能に取着され、バネ44の作用によ
り、常には開放方向(第1図の反時計方向)に回動付勢
されている。多数の小孔45は垂直方向に延びるように
、前記蓋体42に透設されている。
洗たく物反転用の突条46は前記内槽33の内周面にそ
の回転軸線とほぼ平行に形成された部分突条54と連な
るように、蓋体42の内面に形成され、内槽33の内周
面の突条38と所定の等間隔をおいて対向配置されてい
る。係止手段としての合成樹脂製の係止部材47は中間
部において支軸48に゛より前記突条46の外側凹部内
に回動可能に取り付けられ、図示しないバネ手段により
、常には出入口41の開口縁と係合する方向(第1図の
反時計方向)に回動付勢されて、この係合により蓋体4
2を閉鎖位置に係止保持するようになっている。
段部49は前記内槽33における一方の半球形状部材の
外周面に形成され、この段部49には水平方向に延びる
多数の歯部を備えた被動部体としての被動歯車50が、
内槽33の最下部付近を通るように一体に形成されてい
る。そして、内槽33の上端外周部が外槽カバー16に
近接して配置され、その外槽カバー16により被動歯車
50の上方が覆われている。
(内槽および中槽の駆動構成) 正逆回転可能に種部動用モータ55は図示しないブラッ
ケット等を介して前記外槽15の下面に装着され、その
モータ軸にはモータ冷却用ファン102を備えた駆動プ
ーリ56が固定されている。
上申空軸57は前記土中空軸24の下方において同一軸
線上に位置するように、種部動用モータ55の側部に支
持板58および軸受59を介して回転可能に支持され、
歯車ケース60を介して土中空軸24に連結されている
。下回転軸61は支持メタルを介して上申空軸57内に
相対回転可能に支持され、その下端には筒状のクラッチ
継手62および前記駆動プーリ56にベルト63を介し
て連結される被動プーリ64が固定されている。
上回転軸65は支持メルクを介して前記土中空軸24内
に相対回転可能に支持され、その上端には傘歯車66か
固定されている。合成樹脂製の歯車カバー67は前記内
槽33の下方において、中槽21の内底部の支持板23
上にパツキン68を介して水蜜状態で配設されている。
横方向に延びる伝達軸69は軸受70を介して歯車カバ
ー67に回転可能に支持され、その前端には歯車カバー
67内において前記傘歯車66に噛み合う傘歯車71が
固定されると共に、後端には内槽33の下方においてそ
の外周の被動歯車50に噛み合う駆動部体としての駆動
歯車72が固定されている。
遊星歯車減速装置73は前記歯車ケース60内において
、下回転軸61と上回転軸65との間に設けられている
(第1図は歯車の一部を省略して図示している)。バネ
クラッチ74は前記上申空軸57およびクラッチ継手6
2の外周に跨がって設けられ、クラッチ爪75かクラッ
チ/%ウジング76から離脱されたときには、下回転軸
61と上申空軸57とがバネクラッチ74を介して作動
連結され、クラッチ爪75がクラツチノ1ウジング76
に係合されたときには、下回転軸61と上申空軸57と
の連結か断たれる。ブレーキドラム77は歯車60の外
周に設けられ、このブレーキドラム77にブレーキ体7
8が接合されることにより、中槽21の回転が上下中空
軸24.57と共に制動される。
そして、洗たく時、すすぎ時および乾燥時においては、
バネクラッチ74が遮断状態になるとともにブレーキ体
78が制動状態になり、種部動用モータ55の回転が駆
動プーリ56、ベルト63、被動プーリ64、下回転軸
61、遊星歯車減速装置731、上回転軸65、傘歯車
66.71、伝達軸6つ、駆動歯車72および被動歯車
50を介して内槽33に伝達されて、内槽33が水平軸
線x−Xの周りで低速回転される(30rpm程度)。
また、脱水時においては、バネクラッチ74が連結状態
になるとともにブレーキ体78か非制動状態になり、種
部動用モータ55の回転が駆動プーリ56、ベルト63
、被動プーリ64、下回転軸61、バネクラッチ74、
上申空軸57、歯車ケース60および土中空軸24を介
して中槽21に伝達されて、中槽21が内槽33と一体
的に垂直軸線Y−Yの周りで高速回転される(900r
pm程度)。
なお、前記性たく、すすぎおよび乾燥時における遊星歯
車減速装置73等を含む駆動系により、洗たく用駆動手
段および乾燥用駆動手段としての第1駆動機構79が構
成され、前記脱水時におけるバネクラッチ74等を含む
駆動系により、脱水用駆動手段としての第2駆動機構8
0が構成されている。
(異物の取り出し構成) 第1図、第3図および第4図に示すように、はぼ四角形
状の透孔81は前記内槽33の停止状態においてその回
転軸線よりも下側に配置される周壁部、すなわち内槽蓋
体42と対向する周壁部の2箇所に形成され、それぞれ
その一端には係止凹部81aが設けられると共に、他端
近傍には係止孔82か所定間隔をおいて形成されている
。各透孔81を開閉可能に覆うための蓋体83はそれぞ
れ弾性のある合成樹脂により平面はぼ四角形状に形成さ
れ、その両端には一対の係止片83a、 83bか突設
されている。蓋体83には前記小孔40とほぼ同じ大き
さの多数の小孔83cか透設されている。
そして、蓋体83は、一方の係止片83aを係止凹部8
1aに対し内槽33の内側から外側に係合させると共に
、蓋体83自身の弾力に抗して弓なりにそらせた状態で
他方の係止片83bを係止孔82に対し、内槽33の内
側から外側に係合させることにより、透孔81の内側部
に着脱可能に取り付けられている。また、その各透孔8
1の下側に対応する中槽21の底部周壁の2箇所には、
開口部176か設けられている。それ等の開口部176
は、第1図に示されるように、透孔81と比べて前後方
向(垂直軸線Y−Yと直交する方向)の寸法が小さく設
定される一方、垂直軸線Y−Yを中心とする回転方向の
寸法か大きく設定され、従って、その回転方向に長い長
方形に形成される。
前記内槽蓋体83を取り外して透孔81を開放させ、そ
の透孔81と対応する中槽21の開口部176を通して
外槽15の内底部に溜まった糸屑等の異物を取り出すこ
とかできる。又、前記外槽15の底部と中槽21の底部
との間の空間R内に、洗たく水を加温するためのヒータ
177が、垂直軸線Y−Yを包囲するように配置されて
いる。
(給水、排水および溢水構成) 給水装置84は前記本体カバー2の内部に配設され、図
示しない給水弁と、内槽33の上方外周近傍位置にて開
口された第1給水口85と、後述する温風供給装置95
の送風通路99を介して内槽33の内部に開口された第
2給水口86とを有している。そして、給水時およびす
すぎ時において、給水弁の開放により第1および第2給
水口85.86から内槽33の外側および内側に向けて
給水が行われる。
排水口87は前記外槽15の底部に設けられ、排水弁8
8を介して排水ホース89に連結されている。そして、
この実施例では、排水弁88が図示しないソレノイドに
より、前記バネクラッチ74のクラッチ爪75およびブ
レーキ体78と連動して開閉され、洗たく時、すすぎ時
および乾燥時等において、バネクラッチ74が遮断状態
にあると共にブレーキ体78が制動状態にあるときには
、排水弁88か閉鎖状態にあり、脱水時等において、バ
ネクラッチ74か連結状態に切り換えられると共にブレ
ーキ体78が非制動状態にされたときには、排水弁88
が開放される。
溢水ホース91は外槽15の側壁に設けられた温風の排
気口を兼用する溢水口(図示しない)に接続され、下端
において前記排水ホース89に連結されている。拡張冷
却室92は溢水ホース91の途中に設けられ、乾燥時に
おいて溢水口から溢水ホース91を介して排出される高
温多湿の空気が、この拡張冷却室92内において冷却お
よび除湿される。
(温風供給装置の構成) 加熱手段としての温風供給装置95は、前記外槽15、
中槽21および内槽33よりも上方において本体ケース
1と本体カバー2との間に支持され、ファン用モータ9
6、ファン97および加熱用ヒータ98を有している。
送風通路99は外槽15および外槽カバー16の後面に
一体に形成され、外槽15の揺動にかかわらず、常に可
撓性を有する蛇腹状の連結筒体100を介して、温風供
給装置95に連結されている。送風口101は前述した
送風口を兼用する中槽21の後軸受部30および内槽3
3の後軸部34と近接対向するように、送風通路99の
下端に連通して外槽15の後壁に形成され、洗たく物の
乾燥時に、温風供給装置95から供給される温風か、こ
の送風口101から後軸受部30および後軸部34を通
して内槽33内へ導入され、内槽33内の空気の温度が
上昇される。
(検出構成) 第1図に示すように、被検出体としての磁石152は一
方の軸受部30の上方において、中槽21の上端外周縁
のバランサ22上に設けられている。ホール素子よりな
る位置センサ153は前記一方の軸受部30の上方にお
いて磁石152と同一円周上に位置するように、外槽カ
バー16上に配置され、磁石152を感知したとき、こ
の位置センサ153から中槽21の位置検出信号が出力
される。そして、この実施例においては、磁石152と
位置センサ153とにより、脱水動作の終了時等におい
て、送風口を兼用する中槽21の一方の軸受部30およ
び内槽33の軸部34が外槽15の送風口101と合致
した位置で、中槽21の回転を停止させるための第1の
定位置停止手段が構成されている。
第1図に示すように、被検出体としての磁石154は蓋
体42の後側中央において、内槽33の外周面に設けら
れている。ホール素子よりなる位置センサ155は磁石
154と対応するように、外槽カバー16上に配置され
、磁石154を感知したとき、この位置センサ155か
ら内槽33の位置検出信号が出力される。そして、この
実施例においては、磁石154と位置センサ155とに
より、洗たく、すすぎ、脱水および乾燥の各動作の終了
時において、第1図に示すように、異物取出し用の透孔
81が最下部において中槽21の開口部176と対向す
ると共に、内槽33の蓋体42か外槽カバー16の開口
17と合致し、かつ、内槽33の内周面の2つの洗たく
物反転用突条38か内槽33の回転軸線X−Xよりも下
方において、回転軸線X−Xを通る垂直面に対し左右対
称に配置された位置で、内槽33の回転を停止させるた
めの第2の定位置停止手段が構成されている。
(制御回路の構成) 第6図に示すように、中央処理装置(CP U)161
は制御手段を構成し、脱水乾燥洗たく機会体の動作を制
御するためのプログラム、洗たく時の水位設定データ、
洗たく、すすぎ、脱水および乾燥の各動作時間の設定デ
ータ等を記憶するためのメモリを内蔵している。このC
PU161には、前記中槽位置センサ153、内槽位置
センサ155からコンパレータ163.164を介して
検出信号か入力される。
一方、種部動用モータ55の主巻線55aと補助巻線5
5b1給水弁用ソレノイド166、排水弁並びに前記ク
ラッチ用ソレノイド124、洗たく等の動作時に本体開
閉蓋4をロックするための蓋ロツク用ソレノイド13、
温風供給装置95の蓋ロツク用ソレノイド13、温風供
給装置95のファン用モータ96および加熱用ヒータ9
8は、交流電源回路167にトライアック168〜17
4を介してそれぞれ並列に接続されている。そして、各
トライアック168〜174のゲート端子には、CPU
161からドライバ175及び抵抗等を介して作動信号
が出力される。
(動作) 次に、前記のように構成された脱水乾燥洗たく機の動作
を説明する。
さて、この脱水乾燥洗たく機において、本体開閉蓋4お
よび内槽蓋体42を開放した状態で、内槽33内に洗た
く物を投入した後、内槽蓋体42を閉じると共に、本体
開閉蓋4を閉じて図示しないスタートスイッチをオンす
ると、第5図のタイムチャートに示す一連の動作が順次
自動的に行われる。すなわち、まず蓋ロツク用ソレノイ
ド13により本体開閉蓋4が閉鎖位置にロックされ、連
の動作か終了するまでこのロック状態に保持すれる。
その後、給水装置84による給水動作、第1駆動機構7
9による内槽33の回転に基づく洗たく動作、排水弁8
8の開放による排水動作、第2駆動機構80による中槽
21の回転に基づく脱水動作、給水装置84による給水
動作、給水装置84の給水および第1駆動機構79によ
る内槽33の回転に基づくすすぎ動作、排水弁88の開
放による排水動作、第2駆動機構80による中槽21の
回転に基づく脱水動作、および温風供給装置95による
温風供給および第1駆動機構79による内槽33の回転
に基づく乾燥動作か行われる。
そして、前記洗たく物の洗たくか行われる場合には、排
水弁およびクラッチ用のソレノイド124がオフされ、
バネクラッチ74が遮断状態になって第1駆動機構79
か形成されると共に、ブレーキ体78か制動状態になっ
て中槽21の回転が規制される。この状態て種部動用モ
ータ55・か回転され、第1駆動機構79を介して内槽
33か水平軸線X−Xの周りで回転されて、複数の反転
用突条38,46.54により洗たく物が転勤されなが
ら、いわゆるたたき洗いの洗たくが行われる。
従って、パルセータ等により洗たく物を水と共に撹拌す
る方式に比較して、洗たく時の使用水量が少なくてよい
。また、洗たく動作時に洗たく物に捩れや絡み合いが生
じることがほとんどないので、布いたみを生じることも
ほとんどなく洗たく動作を効果的に行うことができ、し
かも、洗たく動作の終了後に、洗たく物の捩れや絡み合
いを修正するという面倒な作業を必要とせず、洗たく動
作から排水動作および脱水動作へと自動的に移行するこ
とができる。
また、洗たく物の洗たく後にすすぎが行われる場合には
、前記洗たく時と同様に、種部動用モータ55により第
1駆動機構79を介して内槽33が水平軸線X−Xの周
りで回転されると共に、給水装置84の給水弁の開放に
より、第1給水口85から内槽33の外周面に向けて水
か供給されると共に、第2給水口86から送風通路99
、送風口101および後軸部34を介して内槽33の内
部に水が供給され、外槽15内のすすぎ水か溢水口(図
示しない)の排水路(図示しない)から排出されて水位
が一定に保持される。従って、すすぎの水が順次入れ替
わり、内槽33の外周面に付着している泡が、第1給水
口85からの水により球形状の外周面に沿って静かに洗
い流されると共に、内槽33内の洗たく物に付着してい
る泡が、第2給水口86からの水により効果的に洗い流
される。
さらに、洗たく物の洗たくやすすぎの終了後に脱水が行
われる場合には、排水弁およびクラッチ用のソレノイド
124がオンされ、バネクラッチ74か連結状態になっ
て第2駆動機構80が形成されると共に、ブレーキ体7
8が非制動状態になって中槽21の回転が許容される。
この状態で、種部動用モータ55が回転され、第2駆動
機構80を介して中槽21が内槽33と一体的に垂直軸
線Y−Yの周りで高速回転されて、洗たく物の脱水が行
われる。従って、洗たく動作またはすすぎ動作から脱水
動作への移行を、槽の姿勢を変更することなく、洗たく
物を収容した内槽33の回転軸線を水平軸線X−Xから
垂直軸線Y−Yに変更することによって、短時間に円滑
に行うことができる。
さらに、洗たく物の脱水後に乾燥が行われる場合には、
前記洗たく時と同様に、種部動用モータ55により第1
駆動機構79を介して内槽33が水平軸線X−Xの周り
で回転されると共に、ファン用モータ96および加熱用
ヒータ98の通電により、温風供給装置95から発生さ
れる温風が、可撓性を有する蛇腹状の連結筒体100、
送風通路99、送風口101および後軸部34を介して
内槽33内に供給される。従って、内槽33の回転にと
もない洗たく物が転動されて、乾燥動作を効果的に行う
ことができる。
そして、この乾燥動作時においては、内槽33内の高温
多湿の空気が、送風口を兼用する内槽33の後軸部34
と反対側において外槽15の側壁に形成された温風排気
口を兼用する前記溢水口(図示しない)から、溢水ホー
ス91内に排出されると共に、溢水ホースをはじめ拡張
冷却室92及び排出ホース82がモータ冷却用ファン1
02にて発生する気流により冷却されることにより、そ
れらホース及び拡張冷却室92を通る高温多湿の空気が
冷却および除湿された後に、排水ホース89を通して外
部に排出される。従って、内槽33内の高温多湿の空気
がそのまま外部に排出されることは少ない、またはほと
んどない。
(中槽及び内槽の定位置停止動作) さらに、この脱水洗たく機においては、内槽33の出入
口41が本体カバー2の開口3と一致すると共に、異物
取出しの透孔81が最下部において中槽21の底壁と対
向するような状態にて中槽21及び内槽33が停止する
ようになっている。
すなわち、前記洗たく及び乾燥動作の終了時等における
内槽33の定位置停止動作を、第7図のフローチャート
に従って詳述する。
さて、洗たく及び乾燥動作の終了等において、種部動用
モータ55が停止され、内槽33が惰性回転の後に停止
されると、その惰性回転終了を見越した所定時間(約2
秒)後に、主巻線55a側のトライアック168の所定
時間おきのオンオフ(例えば、0.1秒オン、2秒オフ
)により、モータ55が正転インチング運転され、内槽
33は定速度で可動回転される(ステップ1およびS2
)。この回転状態で内槽位置センサ155による磁石1
54の検出動作が行なわれ、検出信号が入力されると、
補助巻線55b側のトライアック169の弾接オンに基
づくモータ55の逆転半波運転により、内槽が超低速で
逆方向にわずかに回転されてオーバーラインが修正され
る(ステップS3およびS4)。
この回転状態で、内槽位置センサ155による磁石15
4の検出動作が行われ、検出信号か入力されると、モー
タ55が停止されて、内槽41の回転が停止される。(
ステップS5およびS6)。
そして、このモータ停止から所定時間(約1秒)後に、
内槽位置センサ155の検出動作が再び行われ、検出信
号か入力された場合には、内槽41か所定位置に停止さ
れたものとして、次工程の動作へと移行される。(ステ
ップ7)。
位置センサ155の再検出動作時(ステップS7)に検
出信号か入力されない場合には、すなわち、洗たく物の
偏在等の原因によりモータ停止後内槽33が回転した場
合には主巻線55a側のトライアック168の継続オン
に基づくモータ55の正転半波運動により、内槽33が
超低速で正方向に回転される(ステップS8)。この回
転状態で、内槽位置センサ155の検出動作が行われ、
検出信号が入力されると、モータ55が停止されて内槽
33の回転が停止される(ステップS9および510)
。そして、このモータ停止から所定時間(約1秒)後、
内槽位置センサ155の検出動作が再び行なわれ、検出
信号が入力された場合には、内槽33が所定位置に停止
されたものとして、次工程の動作へと移行される(ステ
ップ511)。そして、この内槽33の定位置停止状態
においては、第1図に示すように、内槽33の出入口4
1が本体カバー2の開口と対向すると共にに、異物取出
し用の透孔81と中槽21の開口部176とか最下部に
位置する。
次に、前記脱水動作の終了時等における中槽21の定位
置停止動作を、第8図のフローチャートに従って詳述す
る。
さて、脱水動作の終了時等において、種部動用モータ5
5が停止されて、内槽21の惰性回転数が低くなると、
その回転低下を見越した所定時間後に、排水弁およびク
ラッチ用ソレノイド124がオフされて、ブレーキ体7
8が制動状態になり、中槽21の回転が制動停止される
。(ステップS1およびS2)。この状態で、中槽位置
センサ153による磁石152の検出動作か行われ、所
定時間(約1秒)内に検出信号が入力されない場合には
、中槽21が停止されたものとして、前記ソレノイド1
24のオンにより、ブレーキ体78が非制動状態に切り
換えられる(ステップS3およびS4)。
その後、主巻線55a側のトライアック168の所定時
間おきのオンオフ(例えば、0.1秒オン、2秒オフ)
により、モータ55が正転インチング運転され、中槽2
1が低速度で可動回転される(ステップS5)。この回
転状態で、中槽位置センサ153の検出動作が行われ、
検出信号か入力されると、前記ソレノイド124がオフ
されて、ブレーキ体78が制動状態になり、中槽21の
回転が制動停止される(ステップS6およびS7)。
そして、この停止状態において、中槽位置センサ153
の検出動作が行われ、中槽21が所定位置に停止されて
いる場合には、次工程の動作へと移行され、所定位置に
停止されていない場合にはステップS3に戻って、前記
の定位置停止動作が繰り返される(ステップS8)。
そして、この中槽21の定位置停止状態においては、第
1図に示すように、内槽33の出入口41か本体カバー
2の開口3と対向している。また、同第1図に示される
ように、−側の透孔81及び開口部176が外槽15の
排水口87のほぼ上方に対応位置する。
従って、外槽15の下部にたまった糸屑等の異物を取出
すには、洗たく機を停止させれば、内槽33の出入口4
1か本体カバー2の開口3に対向すると共に、透孔81
に対応する中槽21の開口部176が外槽15の底壁に
近接対向するので、本体開閉蓋4及び蓋体42を開放す
ると共に、透孔81を塞いでいる蓋体42を開放して、
透孔81を塞いでいる蓋体83を自身の弾性に抗して弯
曲させることにより、内槽33の下部から取外せばよい
。このようにすれば、透孔81が開放されその透孔81
から手を入れたり適当な挾む用具を入れて、中槽21の
底部の異物を除去できると共に、その透孔81と対応す
る中槽21の開口部176を通して外槽15の底部に溜
まった異物をも簡単に取除くことかできる。そして、異
物を除去した後は、蓋体42を再び弯曲させて透孔81
に取付ければよい。この場合、外槽15の底部に溜まっ
た異物は、中槽21を少しづつ回転させながら360°
に亘って除去できる。
又、前記中槽21に開口部176を設けたことにより、
洗たく時の温水を容易に循環させることができる。すな
わち、前記外槽15の底部と中槽21の底部との間の空
間R内に、洗たく水を加温するためのヒータ177が配
置されているため、洗たく時の温水利用時にヒータ17
7で加温された温水か、開口部176を通って対流が良
くなり温水が容易に循環することができることである。
[発明の効果] この発明は、以上説明したように構成されているため、
次のような効果を奏する。
特に、内槽の停止状態においてその回転軸線よりも下側
に配置される周壁部に蓋体によって開閉可能な透孔を設
けると共に、その透孔の下方に対応する中槽の底部に開
口部を設けたため、中槽及び外槽の内底部に糸屑等の異
物が溜まった場合には、内槽の停止状態で蓋体を開放さ
せて、その中槽の底部の異物を容易に除去できることは
もとより、中槽の開口部を通して外槽の底部に溜まった
糸屑等の異物を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は、脱水乾燥洗たく機の側断面図、第
2図は、脱水乾燥洗たく機の一部破断圧面図、第3図は
、内槽の底部の透孔に対する蓋体の取り付は構成を拡大
して示す部分断面図、第4図は、同じく透孔と蓋体とを
分解状態で示す平面図、第5図は、動作の概要を示すタ
イムチャート、第6図は、制御回路を示すブロック図、
第7図は内槽の定位置停止動作を示すフローチャート、
第8図は中槽の定位置停止動作を示すフローチャートで
ある。 図中、15は外槽、21は中槽、33は内槽、40は小
孔、79は洗たく用駆動手段、80は脱水用駆動手段、
81は透孔、83は蓋体、176は開口部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 外槽(15)と、その外槽(15)内に垂直軸線(Y−
    Y)の周りで回転可能に支持された中槽(21)と、そ
    の中槽(21)上に水平軸線(X−X)若しくは水平軸
    線(X−X)に対し所定角度で傾斜した傾斜軸線の周り
    で回転可能に支持され、周壁に多数の小孔(40)を透
    設した内槽(33)と、前記内槽(33)内部に水位が
    達するように外槽(15)内に水を収容すると共に、内
    槽(33)内に洗たく物を収容した状態で、内槽(33
    )を前記水平軸線(X−X)若しくは傾斜軸線の周りで
    回転させて洗たくを行う洗たく用駆動手段(79)と、
    前記内槽(33)内に洗たく後の洗たく物を収容した状
    態で、中槽(21)を内槽(33)と一体的に前記垂直
    軸線(Y−Y)の周りで高速回転させて脱水を行う脱水
    用駆動手段(80)とを備え、 前記内槽(33)の停止状態においてその回転軸線(X
    −X)よりも下側に配置される 周壁部に、蓋体(83
    )によって開閉される透孔(81)を設け、その透孔(
    81)の下側に対応する中槽(21)の下側周壁部に、
    外槽(15)底部に開口する開口部(176)を設けた
    ことを特徴とする脱水洗たく機。
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