JPH0464648B2 - - Google Patents

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JPH0464648B2
JPH0464648B2 JP20441883A JP20441883A JPH0464648B2 JP H0464648 B2 JPH0464648 B2 JP H0464648B2 JP 20441883 A JP20441883 A JP 20441883A JP 20441883 A JP20441883 A JP 20441883A JP H0464648 B2 JPH0464648 B2 JP H0464648B2
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JP
Japan
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paddy
bag
shutter
detection switch
position detection
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Application number
JP20441883A
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English (en)
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JPS6094021A (ja
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Kenichi Adachi
Toshio Kashiwa
Yoshihiro Kawamura
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP20441883A priority Critical patent/JPS6094021A/ja
Publication of JPS6094021A publication Critical patent/JPS6094021A/ja
Publication of JPH0464648B2 publication Critical patent/JPH0464648B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンバイン又はハーベスタ等におい
て、ホツパーから籾袋に籾を自動的に充填する装
置に係り、詳しくはそのバツテリー82バツクア
ツプ装置に関する。
従来、ホツパーから籾袋に籾を充填するには、
ホツパー下部の空間にて籾袋を引出し、更に該籾
袋を開袋してその中にホツパーの吐出口を挿入す
る必要があるが、ホツパー下部空間は極めて狭く
かつ比較的奥行きがあるので、これら作業は困難
で面倒なものであつた。
そこで、籾袋繰出し装置にて籾袋をホツパーの
吐出口部分に搬送し、更に該籾袋を自動開袋装置
にて開袋し、そしてこの状態でオートシヤツター
を開いて、自動的に籾袋に籾を充填する装置が案
出されている。しかし、該案出例のものは、シヤ
ツターの開閉途中にてメインスイツチをOFFす
ると、オートシヤツターは途中までおりた半開き
の状態で止まつてしまい、籾袋からあふれた籾は
該中間状態にあるシヤツターから漏れてこぼれて
しまうことがあつた。
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであ
り、オートシヤツターの開閉動作中はメインスイ
ツチを切つてもバツテリーをバツクアツプして、
シヤツターを作用端まで移動することにより、バ
ツテリーの浪費をさけながら、上述欠点を解消し
た籾充填装置におけるバツテリーバツクアツプ装
置を提供するこを目的とするものである。
そして、本発明の特徴とするところは、オート
シヤツターを開閉駆動するシヤツター駆動手段を
配設すると共に、該シヤツターの開閉位置を検出
する開位置検出スイツチ及び閉位置検出スイツチ
を配設し、またメインスイツチと並列に配置した
バツクアツプ接点を介してシヤツター駆動手段を
バツテリーに接続し、更に該バツクアツプ接点を
開位置検出スイツチ及び閉位置検出スイツチに関
連して、メインスイツチのOFF動作時、開位置
検出スイツチ又は閉位置検出スイツチがONする
までバツクアツプ接点をONするように構成した
籾充填装置におけるバツテリーバツクアツプ装置
にある。
以下、図面に沿つて、本発明による実施例につ
いて説明する。
コンバイン1は、第1図及び第2図に示すよう
に、運転席2の後方に籾充填部3を有しており、
該籾充填部3にはホツパー5及び該ホツパー5の
下方に空間Aが配置されている。そして、該空間
Aには4本のハンガーバー6…により籾袋7…が
2列に吊下げられており、またその中央部には籾
袋7の中央側端部分を引掛け得るように籾袋繰出
し装置9が配設されている。
一方、ホツパー5は2個の吐出口10,10を
有しており、該吐出口10には第3図及び第4図
に示すように、オートシヤツター11が摺動自在
に嵌挿されていると共に、その上方にシヤツター
カバー12が固設されている。オートシヤツター
11は断面正方形の中空部材からなり、第3図実
線に示すように下方に摺動した状態で開となり、
上方に摺動してその上端部がシヤツターカバー1
2に嵌合した状態で閉となる。更に、オートシヤ
ツター11にはホツパー5から突出してプレート
13が固設されており、該プレート13にはピン
15及び長孔16aを介してアーム16が連結さ
れている(第1図及び第2図)。そして、該アー
ム16は軸17を介して、又はリンク19を介し
てオートシヤツター開閉用モータ20に連結して
おり、従つて該モータの正逆転により左右2個の
オートシヤツター11は同期して開閉作動する。
なお、第3図中S1は籾センサ、S2及びS3は
それぞれオートシヤツター11の開閉位置検出ス
イツチであり、またmは籾である。
一方、籾袋繰出し装置9は、第5図ないし第7
図に示すように、案内面となつているチエーンケ
ース21を有しており、該ケース21は空間Aの
奥側にて回動自在に支持されていると共に、搬送
用モータ22に連結されている駆動スプロケツト
23が支持されている。更に、該駆動スプロケツ
ト23と先端側の遊動スプロケツト25との間に
チエーン26が巻掛けられており、該チエーン2
6の所定箇所にはローラを有する支持具27が連
結されている。そして、該支持具27には左右ハ
ンガーバー6部分に延びているブラケツト29
(第1図)が固定されており、該ブラケツト29
には籾袋7の金具を吸着する磁石29aが固定さ
れている。また、支持具27には磁石29aと対
向するように挟持アーム30が回動自在に支持さ
れており、該アーム30はケース21下面のカム
面21aに案内されて挟持位置及び開放位置に切
換えられる。また、ケース21の先端部はリンク
31を介してオートシヤツター11と連結してお
り、シヤツター11の上下動に連動して、籾袋繰
出し装置9は実線で示す位置及び鎖線で示す位置
に揺動する。なお、第5図中、32は袋止め用の
ストツパプートであり、スプリング33及びロツ
ド35により後退し得るように構成されている。
また、S5,S6はプート32に設けられた反転
用スイツチ、S7は磁石29a及びアーム30の
位置検知用のポテンシヨメータである。また、第
5図及び第6図中、36,36は袋ストツパーで
あり、ロータリソレノイド61により、第6図紙
面と平行方向に駆動される。
そして、ホツパー5の吐出口10部分には、籾
袋の自動開袋装置37が配設されており、該開袋
装置37は、第8図及び第9図に示すように、ギ
ヤケース39を有し、該ケース内には多数の歯車
40a〜40eが内蔵されている。そして、駆動
歯車40aは伝動軸38を介して開袋装置駆動用
モータ41(第1図)に連結されており、また互
いに噛合しかつ同歯数からなる歯車40d,40
eにはそれぞれアーム42,43が連結されてい
る。なお、これらアーム42,43は互に交差す
るように、即ちホツパー5の手前に向かつて延び
ているアーム42はケース39の外方に突出する
軸40d′を介して奥側の歯車40dに連結し、か
つホツパー5の奥側に向かつて延びているアーム
43はケース39の内方に突出する軸40e′を介
して手前側の歯車40eに連結している。更に、
これらアーム42,43の先端にはそれぞれ籾袋
吸着装置45,45が回転自在に支持されてお
り、該装置45はカバー46及び開袋用磁石47
を有している。なお、図中、S9,S10は吸着
装置45の上下限位置スイツチで、駆動歯車40
aに設けたアーム49により制御される。
そして、第10図及び第11図に示すように、
吸着装置45はその上部にアーム43,42に枢
支され、後述するバランススプリング53(第1
2図)と相俟つて磁石47が常に垂直方向に向く
ようになつており、また磁石47は中心部に孔4
7aを有する比較的大きな円盤形状よりなると共
に、1対の吸着装置45の対向する磁石47はそ
の対向する面が同極になつている。更に、該磁石
の孔47aには雌ネジを有するブツシユ49が嵌
合・固着されており、該ブツシユ49にはブラケ
ツト50の中央部に溶着されたスリーブ50aが
その外周に形成された雌ネジにより螺着されてい
る。そして、該スリーブ50aにはロツド状のア
クチユエータ51が摺動自在に案内されており、
該アクチユエータ51の円筒状に膨出した内端部
とブラケツト50に嵌合・固着されたカバー46
との間にリターンスプリング52が縮設されてい
る。従つて、アクチユエータ51は、常時第10
図鎖線で示すように突出した位置になるように付
勢されており、またカバー46内には該突出位置
にてアクチユエータ51の膨出カム部51aに当
接するように開袋感知スイツチS11が配設され
ている。なお、該スイツチS11は常閉スイツチ
よりなり、従つてアクチユエータ51が突出して
カム部51aに当接している位置(鎖線位置)で
はOFFであり、アクチユエータ51が籾袋7に
当接して退入し、カム部51aと離れた位置(実
線位置)にてONになる。なお、図中48は磁石
47の吸着面中央に設けられたゴム、プラスチツ
ク等からなる干渉材であり、磁石47同士の吸着
を防止するものである。また、第12図及び第1
3図に示すように、アーム43,42と吸着装置
45との間には捩りスプリングからなるバランス
スプリング53が配設されており、該スプリング
53は磁石47の背面に作用して、吸着装置45
が上昇位置にあるとき、即ちアーム43,42が
水平に近く、該アームと吸着装置45との間に大
きな角度を有するとき、その付勢力は弱く、また
吸着装置45が下降位置にあるとき、即ちアーム
43,42が垂直に近く、該アームと吸着装置4
5との間の角度が少ないとき、その付勢力は強く
作用する。従つて、1対の吸着装置45はその磁
石47の面が略々平行に対面し、かつ該体面状態
を保つて上下動するようになつている。
また、空間Aには、第17図に示すように、移
動籾受けフロア62がガイドレール63上を移動
自在に支持されており、移動籾受けフロア62は
駆動シリンダ65により矢印C,D方向、即ち空
間Aの内部及び補助籾受けフロア64上に亘つて
移動駆動させることが出来る。ガイドレール63
のC,D方向両端付近には、マイクロスイツチ6
6,67が移動籾受けフロア62に設けられたブ
ラケツト62b,62aと当接係合自在に設けら
れており、更に移動籾受けフロア62には発光部
69a、受光部69bからなる籾袋検知センサ6
9が設けられている。また、移動籾受けフロア6
2には背当てアーム70が、カムに基づき移動籾
受けフロア62のC,D方向の移動に同期する形
で矢印E,F方向に起伏自在に設けられている。
なお、第18図にコンバイン1に採用された各
センサ及び駆動手段であるモータ、ソレノイド等
と、コンバイン1に搭載され、コンバイン1の籾
袋に対する開袋及び当該開袋された籾袋への籾の
投入等の動作を統括的に制御するマイクロプロセ
ツサ71との接続状況を示し、図中、81はコン
バイン1の運転席2に配置されたメインスイツチ
である。そして、該メインスイツチ81と並列に
リレー接点からなるバツクアツプ接点83が配設
されており、該接点81はバツテリー82とシヤ
ツター開閉用モータ20等の各駆動手段とを接続
している。更に、バツクアツプ接点83はマイク
ロプロセツサ71により制御され、メインスイツ
チ81がOFFになつても、シヤツター11が動
作途中にある場合、開位置検出スイツチS2又は
閉位置検出スイツチS3がONするまで、ONし
続け、シヤツター11を作用端まで駆動する。
一方、籾袋7には、第14図ないし第16図に
示すように、その上部両端部に鉄板製の金具55
が挟み込まれており、更に金具55にはハンガー
バー6用の孔56aを有するアルミ製のアイレツ
ト56ががハト目によりカシメられている。ま
た、籾袋7の上部中央における両面には吸着装置
45の的となる金具57が配設されている。金具
57は4個のワツシヤー等の円板状の鉄片57a
からなり、ビニール等の布59を袋7との間に介
在し、かつ同等な布59により袋7に縫い込まれ
ている。なお、第9図に示すように、ホツパー5
の吐出口10はホツパー内の籾の流れ等の関係
で、ハンガーバー6の中央から僅かにずれている
が、金具57は籾袋7の中央、即ちハンガーバー
6の中央(L/2)に位置している。
次に、上述構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。
籾袋繰出し装置9の磁石ブラケツト29及びア
ーム30は第7図におけるイ位置にて待機してい
る。この状態から籾充填装置のスタートボタンS
12(第1図参照)を押すと、第19図aに示す
ように、スタートボタンS12からスタート指令
パルスSPがマイクロプロセツサ71に出力され、
これによりマイクロプロセツサ71は同図bに示
すように自動制御状態(即ち図中“1”のレベル
が自動制御状態を示す)、となる。マイクロプロ
セツサ71は直ちに搬送用モータ22に支持具2
7の移動を指令し、搬送用モータ22が同図jに
示すように正転して、チエーン26を介して支持
具を第7図イ→ロ方向に移動する。この際、アー
ム30はケースカム面21aにより鎖線で示すよ
うに開放した状態になる。なお、支持具27の位
置は、支持具27を駆動する搬送用モータ22に
接続されたポテンシヨメータS7の出力X1(第
19図c参照)をマイクロプロセツサ71が定期
的に検出することにより判断することが出来る。
こうして、支持具27が籾袋収納位置である位
置ロに達したところで、ブラケツト29の磁石2
9aが籾袋7の金具55に当接して一枚だけ吸着
し、更にブラケツト29による押圧により反転用
スイツチS5,S6が作動する。反転用スイツチ
S5,S6が共に作動すると、スイツチS5,S
6から、第19図dに示すようにパルス信号X2
が出力され、これによりマイクロプロセツサ71
は同図jに示すように搬送用モータ22を逆転さ
せて支持具27をロ→イ方向に移動する。これに
より、磁石29aの吸着に基づき籾袋7が一枚だ
け前方に搬送され、該搬送の途中にて、アーム3
0がカム面21aにより挟持位置に切換えられ、
籾袋7は磁石29aによる吸着及びアーム30に
よる後押しによつて確実にハ位置まで搬送され
る。この際、籾袋7の他端は、第5図に示すよう
に、可撓体等からなる袋ストツパー36により仮
止めされ、従つて籾袋7は斜めにピンと張られ
る。
ポテンシヨメータS7からの信号X1により支
持具27が位置ハに達したものと判断されると、
マイクロプロセツサ71は開袋装置駆動用モータ
41を第19図kに示すように下降方向に回転駆
動し、各歯車40a〜40d及び40eを介して
アーム42,43を同期して下方に回動させ、張
られた状態にある籾袋7の両面の金具57部分に
1対の吸着装置45の磁石47面を衝接させる。
アーム42,43が下降し、下限スイツチS10
の信号X3が第19図fに示すようにONにな
り、かつ後述の袋開袋スイツチS11からの信号
X5がONになつたところで、袋ストツパソレノ
イド61が同図1に示すようにON状態となり、
袋ストツパー36が退避してストツパー36と籾
袋7との係合が解除される。また下限スイツチS
10及び袋開感知スイツチS11のONに基づ
き、マイクロプロセツサ71は、モータ22を同
図jに示すように正転させ、第7図に示すよう
に、支持具27をホツパー吐出口10の位置ニに
まで後退させる。支持具27が位置ニに到達した
ことがポテンシヨメータS7の出力X1から判明
すると、マイクロプロセツサ71は、開袋装置駆
動用モータ41を逆転させて、アーム42,43
を上方に、上限スイツチS9の信号X4が第19
図eに示すようにOFF状態からON状態になるま
で回動させる。これにより籾袋両面に縫付けられ
た金具57が吸着装置45の磁石47に吸着し
て、空袋7は開かれ、かつ同時に吸着装置45の
上方への移動により籾袋7の裾のたるみが除かれ
る。この上限スイツチS9の信号X4がON状態
になると、第19図lに示すように、袋ストツパ
ソレノイド61がOFF状態となり、袋ストツパ
ー36は再度籾袋7と係合しうる状態に復帰し、
支持具27による次の籾袋7の搬出に備える。
なお、磁石47の金具57の吸着により、リタ
ーンスプリング52に抗してアクチユエータ51
が退入され、第18図に示す直列に接続された4
個の開袋感知スイツチS11は、第19図gに示
すように、ONとなるが、今までの一連の作業に
不具合があつた場合、例えば1列に籾袋があるが
他の列には籾袋がなくなつている場合、籾袋の分
離ミス、搬送ミス、及び籾袋の開袋ミス等のいず
れかが生じた場合、各吸着装置45のどれかに籾
袋7の金具57が吸着されないため、スイツチS
11のいずれかがOFF状態のままになつており、
マイクロプロセツサ71へスイツチS11からの
ON状態の信号X5が、入力されない。すると、
マイクロプロセツサ71は籾袋7の開袋状態の異
常を検知し、第18図に示す警報ランプ72及び
警報ブザー73を駆動して作業者に異常を知らせ
る。また、吸着装置45による開袋作業に際して
両磁石47の間に空袋7がない場合、対向する磁
石47は同極よりなるため反発し、従つて磁石4
7同士が吸着して開袋装置駆動用モータ41に過
大な負荷をかけることはなく、容易にアーム4
2,43を上方に回動することができる。
そして、シヤツター11が閉じて閉位置検出ス
イツチS3がON状態にあり(第19図h)、す
べての開袋感知スイツチS11がONした状態、
即ち2列の籾袋が支障なく開袋した状態(第21
図a)で、ホツパー5に籾mが少し溜まつて籾セ
ンサーS1からの出力信号がON状態になると
(第21図b,c)、シヤツター開閉用モータ20
が、第19図mに示すように、開閉位置検出スイ
ツチS2の信号X6がON状態になるまで駆動さ
れて、オートシヤツター11が下降し、ホツパー
吐出口10が開いて籾mを籾袋7に供給する(第
21図d)。
この際、開袋状態にある籾袋7中には所定量の
籾mが一度に投入されるので、第20図に示すよ
うに、籾袋7の下端7aが移動籾受けフロア62
の背当てアーム70の図中左方に有つても、勢い
よく落下・投入された籾mの重量で背当てアーム
70の右方の正規の籾投入位置に矯正され、後の
籾mの投入、及び移動籾受けフロア62による満
杯袋の空間Aからの搬出を円滑に行うことができ
る(第21図d)。
また籾の供給と同時に、オートシヤツター11
に連動している籾袋繰出し装置9は第7図鎖線で
示すように上方に移動し、更にこの状態、即ち籾
袋繰出し装置9が上方に位置して、磁石ブラケツ
ト29及びアーム30が籾袋7と干渉しない状態
で、搬送用モータ22が、第19図jに示すよう
に、正転方向に回転駆動され、これによりブラケ
ツト29及びアーム30は後退されて待機位置イ
に移動する。一方、籾袋7は吸着装置45により
開袋された状態では僅かに持上げられたような状
態になつており、籾袋7への籾の供給により籾袋
が重たくなると、その重量により籾袋7は吸着装
置45から外れる(第21図e、また、この際、
スイツチS11は、第19図gに示すように
OFF状態となる。)。更に、籾袋7は吸着装置4
5による開袋状態から外れても、オートシヤツタ
ー11が下降して籾袋7内に位置しているため、
支障なく籾の充填は続けられ、籾袋7が投入され
た籾で満杯となり、吐出口10部分にあふれて再
び籾センサーS1がONする(第21図f)。す
ると、今度は、シヤツター11が開いて第19図
iに示すように閉位置検出スイツチS2がON状
態にあるため、オートシヤツター開閉用モータ2
0を上昇側に駆動してオートシヤツター11は閉
じられる(第21図g)。
また、該シヤツター11の上昇と同時に繰出し
装置9が下降され、磁石ブラケツト29及びアー
ム30が始めの待機位置イに戻される。
第22図に、籾袋7の格納位置ロからの搬送、
開袋さらに籾の投入の過程における、各センサ及
びモータの出力、駆動状態を示す。図中“1”は
スイツチ又はモータ等のON状態を示し、“0”
はOFF状態を示す。更に、サンプル時間1、2
……19は、第19図におけるサンプル時間、
……〓に対応している。
こうして最初の籾袋7に籾が満杯になつてシヤ
ツター11が閉じても、ホツパー5中には籾が続
けて投入貯蔵されてゆくが、第21図hに示すよ
うに、ホツパー5上部に設けられた満杯センサー
75が籾mを検知したところでマイクロプロセツ
サ71は警報ランプ72、警報ブザー73等を駆
動して、ホツパー5が満杯になつたことを作業者
に告知する。そこで、作業者はコンバイン1を停
止させて、それ以上の刈り取り及び脱穀を中止す
る。つぎに、作業者は運転席2から降りて、第1
図に示す、油圧操作レバー76を操作する。する
と、第23図eに示すように、第18図に示すフ
ロア繰り出しソレノイドバルブ77がON状態と
なつて駆動され、当該バルブ77により油圧回路
が切り替えられ、第17図に示すように、駆動シ
リンダ65が駆動されて移動籾受けフロア62が
矢印D方向に、満杯状態の籾袋7と共に移動され
る(第21図i)。移動籾受けフロア62がD方
向に突出し、補助籾受けフロア64まで移動した
ところで、ブラケツト62aがスイツチ67に当
接し、その出力信号X7は、第23図bに示すよ
うにON状態となり、バルブ77の駆動は、同図
eに示すように停止され、従つて駆動シリンダ6
5のB方向への駆動も停止され、フロア62も停
止する。
この状態で、作業者は移動籾受けフロア62上
の満杯状態の籾袋7を圃場に下ろすが、移動籾受
けフロア62がD方向へ移動することによりE方
向に起立する背当てアーム70により、籾袋7は
確実にD方向に移動籾受けフロア62と共に移動
され、従つて、作業者による籾袋の補助籾受けフ
ロア64への取出し、及び圃場への放出作業は円
滑に行われる。こうして、移動籾受けフロア62
上の満杯籾袋7が圃場に放出されると、それまで
移動籾受けフロア62上で移動籾受けフロア62
上の籾袋7の存在を検出していた袋検知センサ6
9は、発光部69aからの光79がそれまでの籾
袋7により遮断されていた状態から、光79が受
光部69bにまで到達する状態に変化し、センサ
69の出力信号X8は、第23図cに示すよう
に、OFF状態からON状態に変化する。マイクロ
プロセツサ71はこれを受けてフロア収納ソレノ
イドバルブ80を、同図dに示すようにOFF状
態からON状態にして、油圧回路を切り替えるこ
とにより駆動シリンダ65を逆方向に駆動して、
移動籾受けフロア62をそれまでの突出状態から
A方向へ、ブラケツト62bがスイツチ66に当
接するまで移動させる。ブラケツト62bがスイ
ツチ66に当接すると、スイツチ62からの出力
信号X9が、第23図aに示すように、移動籾受
けフロア62がD方向に突出した状態を示す
OFF状態から、ON状態に変化し、移動籾受けフ
ロア62が、次の籾の新たな籾袋への投入に適し
た所定の位置に位置決めされたことを知らせる。
信号X9がON状態になると、マイクロプロセツ
サ71はバルブ80、従つて駆動シリンダ65の
駆動を停止し、移動籾受けフロア62を停止させ
る(第21図k)。
なお、移動籾受けフロア62のC方向への移動
は、本実施例のように袋検知センサ69によらず
とも、作業者が油圧操作レバー76を操作するこ
とにより手動で行うようにすることも当然可能で
ある。
そこで、作業者は再度スタートボタンS12を
押下し、マイクロプロセツサ71に新たな籾袋7
への籾の、ホツパー5からの投入を指令する。す
ると、第19図のタイムチヤートに従つて、支持
具27が移動し、前述の場合と同様に籾袋7を、
第7図左方の格納位置ロより引き出し、自動開袋
装置37により開袋するが、シヤツター11の開
放タイミングは、第1回目の籾の投入が籾センサ
ーS1が籾を感知した時点(第19図)で第1
9図mに示すように、モータ20を駆動して行つ
たが、第2回目からは、籾センサS1は、第21
図1に示すようにホツパー中の籾により常時籾を
感知した状態となつているので、開袋感知用スイ
ツチS11がONとなつて籾袋7が吐出口10の
下方に開袋セツトされた時点で直ちに開放され、
ホツパー5からの籾の充填が開始される。また、
モータ20が駆動されたシヤツター11が開き始
めると、マイクロプロセツサ71は直ちにタイマ
ー82にT秒間の計時の開始を指令し、T秒間が
経過し、籾袋7中に適宜な量の籾が投入されたと
ころで、モータ20を逆方向に駆動してシヤツタ
ー11を閉じる。(第21図m,n) こうして、籾袋7に籾袋が所定量投入されたと
ころで、作業者は前述の場合と同様に、油圧操作
レバー76を操作して、移動籾受けフロア62を
B方向に籾袋7と共に取り出し、満杯状態の籾袋
7を圃場に放出し、再度スタートボタンS12を
押下し、次の投入サイクルに入る。こうしたサイ
クルを数回繰り返し、ホツパー5中の籾が無くな
り、第21図pに示すように籾センサーS1が
ON状態から、籾を検知しないOFF状態になつた
ところで、時間T秒の経過のいかんに拘わらず、
第2図qに示すように、直ちにシヤツター11を
閉じて投入動作を完了させる。そこで、作業者は
またスタートボタンS12を押下して新しい籾袋
がセツトされたところで運転席2に戻り、コンバ
イン1の運転を再開する。
また、第24図に示すように、メインスイツチ
81のOFF動作時、シヤツター11が開位置又
は閉位置にあつてスイツチS2又はS3がON状
態にあると、バツクアツプ接点83はOFFされ
て直ちに籾充填装置の全出力はOFFされるが、
シヤツター11が動作途中にあつてシヤツター開
閉検出スイツチS2,S3が共にOFFである場
合、バツクアツプ接点83はON状態を維持され
て、更にシヤツター開閉用モータ20等が駆動さ
れ、シヤツター11をその作用端、即ち開位置検
出スイツチS2または閉位置検出スイツチS3が
ONされるまで電源がバツクアツプされる。
以上説明したように、本発明によると、オート
シヤツター11の開閉動作中はメインスイツチ8
1を切つてもバツテリー82をバツクアツプして
いるので、シヤツター11は開位置又は閉位置ま
で移動することができ、シヤツター11が途中ま
でおりた半開きの状態に基づく籾袋からの籾の溢
流を防止して、籾こぼれを確実になくすことがで
きる。更に、バツテリー82のバツクアツプは、
シヤツター11が作用端まで移動する間の僅かな
時間で足り、長時間のバツテリーバツクアツプに
よるバツテリーの浪費を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したコンバインを示す側
面図、第2図はその籾充填部の背面図、第3図は
ホツパーのオートシヤツターを示す側断面図、第
4図はそのU−U線による断面図、第5図は籾袋
繰出し装置部分の平面図、第6図はその側面図、
第7図は籾袋繰出し装置の作動を示す側面図、第
8図は籾袋の自動開袋装置を示す側面図、第9図
はその正面図、第10図は吸着装置を示す断面
図、第11図はその正面図、第12図はバランス
スプリングを入れた状態を示す吸着装置の側面
図、第13図はその正面図、第14図は籾袋を示
す正面図、第15図はそのX−X線による断面
図、第16図aはその金具部分を示す断面図、b
はその部分拡大図、第17図は移動籾受けフロア
部分を示す斜視図、第18図は各センサーとモー
タ等とマイクロプロセツサとの接続状態を示す回
路図、第19図は各センサーの出力状態とモータ
等の駆動状況を示すタイムチヤート、第20図は
空の籾袋に籾を投入する際の状態を示す断面図、
第21図はホツパーから籾袋への籾の投入手順を
示す工程図、第22図は、第19図における各サ
ンプル時間における各センサーとモータ等の信号
の出力状態を示す図、第23図は移動籾受けフロ
アの制御態様を示すタイムチヤート、第24図は
本発明に係る電源制御を示すフローチヤートであ
る。 1…コンバイン、3…籾充填部、5…ホツパ
ー、7…籾袋、9…籾袋繰出し装置、10…吐出
口、11…オートシヤツター、20……シヤツタ
ー駆動手段(モータ)、37…自動開袋装置、8
1…メインスイツチ、82…バツテリーアーム、
83…バツクアツプ接点、S2…開位置検出スイ
ツチ、S3…閉位置検出スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オートシヤツター11、籾袋繰出し装置9及
    び籾袋7の自動開袋装置37を有し、籾袋繰出し
    装置にて籾袋をホツパー5の吐出口10部分に搬
    送し、更に該籾袋を自動開袋装置にて開袋し、そ
    してこの状態でオートシヤツターを開いて籾袋に
    籾を充填する籾充填装置において、オートシヤツ
    ター11を開閉駆動するシヤツター駆動手段20
    を配設すると共に、該シヤツターの開閉位置を検
    出する開位置検出スイツチS2及び閉位置検出ス
    イツチS3を配設し、またメインスイツチ81と
    並列に配置したバツクアツプ接点83を介してシ
    ヤツター駆動手段20をバツテリー82に接続
    し、更に該バツクアツプ接点83を開位置検出ス
    イツチS2及び閉位置検出スイツチS3に関連し
    て、メインスイツチ81のオフ動作時、開位置検
    出スイツチS2又は閉位置検出スイツチS3がオ
    ンするまでバツクアツプ接点83をオンするよう
    に構成した籾充填装置におけるバツテリーバツク
    アツプ装置。
JP20441883A 1983-10-31 1983-10-31 籾充填装置におけるバッテリ−バックアップ装置 Granted JPS6094021A (ja)

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