JPH0543325B2 - - Google Patents

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JPH0543325B2
JPH0543325B2 JP58204415A JP20441583A JPH0543325B2 JP H0543325 B2 JPH0543325 B2 JP H0543325B2 JP 58204415 A JP58204415 A JP 58204415A JP 20441583 A JP20441583 A JP 20441583A JP H0543325 B2 JPH0543325 B2 JP H0543325B2
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JP
Japan
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paddy
bag
shutter
hopper
opening
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58204415A
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English (en)
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JPS6094018A (ja
Inventor
Kenichi Adachi
Toshio Kashiwa
Yoshihiro Kawamura
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP20441583A priority Critical patent/JPS6094018A/ja
Publication of JPS6094018A publication Critical patent/JPS6094018A/ja
Publication of JPH0543325B2 publication Critical patent/JPH0543325B2/ja
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  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンバイン又はハーベスタ等の移動
式車両において、ホツパーから籾袋に籾を自動的
に充填する装置に適用するに好適な籾袋の自動開
袋充填制御方法に関する。
従来、ホツパーから籾袋に籾を充填するには、
ホツパー下部の空間にて、作業者が籾袋を引出
し、更に該籾袋を開袋してその中にホツパーの吐
出口を挿入する必要があるが、ホツパー下部の空
間は極めて狭くかつ比較的奥行きがあるので、こ
れら作業は肉体的につらく面倒なものであつた。
本発明は、上述事情に鑑み、籾袋の格納位置か
らの搬送、開袋、籾の投入を人手によらず自動的
に行い得る籾袋の自動開袋充填制御方法を提供す
ることを目的とするものである。
そして、本発明は、籾の籾袋への投入サイクル
の開始を指令する投入サイクル開始指令手段、籾
袋収納位置から籾袋をホツパー下方にまで搬送す
る籾袋搬送手段、籾袋を開袋する開袋手段、ホツ
パーのシヤツターを開閉制御するシヤツター開閉
手段、籾袋中へ籾が投入されたことを検出する籾
投入検出手段、及びシヤツターの開及び閉位置を
検出するシヤツター開及び閉位置検出手段を設
け、投入サイクル開始指令手段からの開始信号に
より、籾袋搬送手段を駆動して収納位置にある籾
袋をホツパー下方に搬送するとともに、開袋手段
によりホツパーの下方に搬送されてきた籾袋を開
袋し、更に、該籾袋が開袋された状態でシヤツタ
ー開閉手段を駆動してシヤツターを開放し、ホツ
パー中の籾を開袋状態にある前記籾袋中に投入
し、籾投入検出手段により籾袋中に所定量の籾が
投入されたものと判断されたところで、再度シヤ
ツター駆動手段を駆動して前記シヤツターを閉
じ、籾袋へのホツパー内の籾の投入を止め、そし
てメインスイツチをオフに操作した時、前記シヤ
ツター開位置検出手段がシヤツターの開位置を検
知していると、該シヤツターが閉位置になるまで
電源を通電状態に保持するとともに前記シヤツタ
ー開閉手段を駆動するようにして構成される。
以下、図面に沿つて、本発明による実施例につ
いて説明する。
コンバイン1は、第1図及び第2図に示すよう
に、運転隻2の後方に籾充填部3を有しており、
該籾充填部3にはホツパー5及び該ホツパー5の
下方に空間Aが配置されている。そして、該空間
Aには4本のハンガーバー6……により籾袋7…
…が2列に吊下げられており、またその中央部に
は籾袋7の中央側端部分を引掛け得るように籾袋
繰出し装置9が配設されている。
一方、ホツパー5は2個の吐出口10,10を
有しており、該吐出口10には第3図及び第4図
に示すように、オートシヤツター11が摺動自在
に嵌挿されていると共に、その上方にシヤツター
カバー12が固設されている。オートシヤツター
11は断面正方形の中空部材からなり、第3図実
線に示すように下方に摺動した状態で開となり、
上方に摺動してその上端部がシヤツターカバー1
2に嵌合した状態で閉となる。更に、オートシヤ
ツター11にはホツパー5から突出してプレート
13が固設されており、該プレート13にはピン
15及び長孔16を介してアーム16が連結され
ている(第1図及び第2図)。そして、該アーム
16は軸17を介して、又はリンク19を介して
オートシヤツター開閉用モータ20に連結してお
り、従つて該モータの正逆転により左右2個のオ
ートシヤツター11は同期して開閉作動する。な
お、第3図中S1は籾センサ、S2及びS3はそ
れぞれオートシヤツター11の開閉位置検出スイ
ツチであり、またmは籾である。
一方、籾袋繰出し装置9は、第5図なしい第7
図に示すように、案内面となつているチエーンケ
ース21を有しており、該ケース21は空間Aの
奥側にて回動自在に支持されていると共に、搬送
用モータ22に連結されている駆動スプロケツト
23が支持されている。更に、該駆動スプロケツ
ト23と先端側の遊動スプロケツト25との間に
チエーン26が巻掛けられており、該チエーン2
6の所定箇所にはローラを有する支持具27が連
結されている。そして、該支持具27には左右ハ
ンガーバー6部分に延びているブラケツト29
(第1図)が固定されており、該ブラケツト29
には籾袋7の金具を吸着する磁石29aが固定さ
れている。また、支持具27には磁石29aと対
向するように挟持アーム30が回転自在に支持さ
れており、該アーム30はケース21下面のカム
面21aに案内されて挟持位置及び開放位置に切
換えられる。また、ケース21の先端部はリンク
31を介してオートシヤツター11と連結してお
り、シヤツター11の上下動に連動して、籾袋繰
出し装置9は実線で示す位置及び鎖線で示す位置
に揺動する。なお、第5図中、32は袋止め用の
ストツパプレートであり、スプリング33及びロ
ツド35により後退し得るように構成されてい
る。また、S5,S6はプレート32に設けられ
た反転用スイツチ、S7は磁石29a及びアーム
30の位置検知用のポテンシヨメータである。ま
た、第5図及び第6図中、36,36は袋ストツ
パーであり、ロータリソレノイド61により、第
6図紙面と平行方向に駆動される。
そして、ホツパー5の吐出口10部分には、籾
袋の自動開袋装置37が配設されており、該開袋
装置37は、第8図及び第9図に示すように、ギ
ヤケース39を有し、該ケース内には多数の歯車
40a〜40eが内蔵されている。そして、駆動
歯車40aは伝動軸38を介して開袋装置駆動用
モータ41(第1図)に連結されており、また互
いに噛合しかつ同歯数からなる歯車40d,40
eにはそれぞれアーム42,43が連結されてい
る。なお、これらアーム42,43は互に交差す
るように、即ちポツパー5の手前に向かつて延び
ているアーム42はケース39の外方に突出する
軸40d′を介して奥側の歯車40dに連結し、か
つホツパー5の奥側に向かつて延びているアーム
43はケース39の内方に突出する軸40e′を介
して手前側の歯車40eに連結している。更に、
これらアーム42,43の先端にはそれぞれ籾袋
吸着装置45,45が回転自在に支持されてお
り、該装置45はカバー46及び開袋用磁石47
を有している。なお、図中、S9,S10は吸着
装置45の上下限位置スイツチで、駆動歯車40
aに設けたアーム49により制御される。
そして、第10図及び第11図に示すように、
吸着装置45はその上部にてアーム43,42に
枢支され、後述するバランススプリング53(第
12図)と相俟つて磁石47が常に垂直方向に向
くようになつており、また磁石47は中心部に孔
47aを有する比較的大きな円盤形状よりなると
共に、1対の吸着装置45の対向する磁石47は
その対向する面が同極になつている。更に、該磁
石の孔47aには雌ネジを有するブツシユ49が
嵌合・固着されており、該ブツシユ49にはブラ
ケツト50の中央部に溶着されたスリーブ50a
がその外周に形成された雌ネジにより螺着されて
いる。そして、該スリーブ50aにはロツド状の
アクチユータ51が摺動自在に案内されており、
該アクチエータ51の円筒状に膨出した内端部と
ブラケツト50に嵌合・固着されたカバー46と
の間にリターンスプリング52が縮設されてい
る。従つて、アクチエータ51は、常時第10図
鎖線で示すように突出した位置になるように付勢
されており、またカバー46内には該突出位置に
てアクチエータ51の膨出カム部51aに当接す
るように開袋感知スイツチS11が配設されてい
る。なお、該スイツチS11は常閉スイツチより
なり、従つてアクチエータ51が突出してカム部
51aに当接している位置(鎖線位置)では
OFFであり、アクチエータ51が籾袋7に当接
して退入し、カム部51aと離れた位置(実線位
置)にてONになる。なお、図中48は磁石47
の吸着面中央に設けられたゴム、プラスチツク等
からなる干渉材であり、磁石47同士の吸着を防
止するものである。また、第12図及び第13図
に示すように、アーム43,42と吸着装置45
との間には捩りスプリングからなるバランススプ
リング53が配設されており、該スプリング53
は磁石47の背面に作用して、吸着装置45が上
昇位置にあるとき、即ちアーム43,42が水平
に近く、該アームと吸着装置45との間に大きな
角度を有するとき、その付勢力は弱く、また吸着
装置45が下降位置にあるとき、即ちアーム4
3,42が垂直に近く、該アームと吸着装置45
との間の角度が少ないとき、その付勢力は強く作
用する。従つて、1対の吸着装置45はその磁石
47の面が略々平行に対面し、かつ該体面状態を
保つて上下動するようになつている。
また、空間Aには、第17図に示すように、移
動籾受けフロア62がガイドレール63上を移動
自在に支持されており、移動籾受けフロア62は
駆動シリンダ65により矢印C,D方向、即ち空
間Aの内部及び補助籾受けフロア64上に亘つて
移動駆動させることが出来る。ガイドレール63
のC,D方向両端付近には、マイクロスイツチ6
6,67が移動籾受けフロア62に設けられたブ
ラケツト62b,62aと当接係合自在に設けら
れており、更に移動籾受けフロア62には発光部
69a、受光部69bからなる籾袋検知センサ6
9が設けられている。また、移動籾受けフロア6
2には背当てアーム70が、カムに基づき移動籾
受けフロア62のC,D方向の移動に同期する形
で矢印E,F方向に起伏自在に設けられている。
なお、第18図にコンバイン1に採用された各
センサ及び駆動手段であるモータ、ソレノイド等
と、コンバイン1に搭載され、コンバイン1の籾
後に対する開袋及び当該開発された籾袋への籾の
投入等の動作を統括的に制御するマイクロプロセ
ツサ71との接続状況を示す。
一方、籾袋7には、第14図ないし第16図に
示すように、その上部両端部に鉄板製の金具55
が挟み込まれており、更に金具55にはハンガー
バー6用の孔56aを有するアルミ製のアイレツ
ト56がハト目によりカシメられている。また、
籾袋7の上部中央における両面には吸着装置45
の的となる金具57が配設されている。金具57
は4個のワツシヤー等の円板状の鉄片57aから
なり、ビニール等の布59を袋7との間に介在
し、かつ同等な布59により袋7に縫い込まれて
いる。なお、第9図に示すように、ホツパー5の
吐出口10はホツパー内の籾の流れ等の関係で、
ハンガーバー6間の中央から僅かにずれている
が、金具57は籾袋7の中央、即ちハンガーバー
6の中央(L/2)に位置している。
次に、上述構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。
籾袋繰出し装置9の磁石ブラケツト29及びア
ーム30は第7図におけるイ位置にて待機してい
る。この状態から籾充填装置のスタートボタンS
12(第1図参照)を押すと、第19図aに示す
ように、スタートボタンS12からスタート指令
パルスSPがマイクロプロセツサ71に出力され、
これによりマイクロプロセツサ71は同図bに示
すように自動制御状態(即ち図中“1”のレベル
が自動制御状態を示す)、となる。マイクロプロ
セツサ71は直ちに搬送用モータ22に支持具2
7の移動を指令し、搬送用モータ22が同図jに
示すように正転して、チエーン26を介して支持
具を第7図イ→ロ方向に移動する。この際、アー
ム30はケースカム面21aにより鎖線で示すよ
うに開放した状態になる。なお、支持具27の位
置は、支持具27を駆動する搬送用モータ22に
接続されたポテンシヨメータS7の出力X1(第
19図c参照)をマイクロプロセツサ71が定期
的に検出することにより判断することが出来る。
こうして、支持具27が籾袋収納位置である位
置ロに達したところで、ブラケツト29の磁石2
9aが籾袋7の金具55に当接して一枚だけ吸着
し、更にブラケツト29による押圧により反転用
スイツチS5,S6が作動する。反転用スイツチ
S5,S6が共に作動すると、スイツチS5,S
6から、第19図dに示すようにパルス信号X2
が出力され、これによりマイクロプロセツサ71
は同図jに示すように搬送用モータ22を逆転さ
せて支持具27をロ→イ方向に移動する。これに
より、磁石29aの吸着に基づき籾袋7が一枚だ
け前方に搬送され、該搬送の途中にて、アーム3
0がカム面21aにより挟持位置に切換えられ、
籾袋7は磁石29aによる吸着及びアーム30に
よる後押しによつて確実にハ位置まで搬送され
る。この際、籾袋7の他端は、第5図に示すよう
に、可撓体等からなる袋ストツパー36により仮
止めされ、従つて籾袋7は斜めにピンと張られ
る。
ポテンシヨメータS7からの信号X1により支
持具27が位置ハに達したものと判断されると、
マイクロプロセツサ71は開袋装置駆動用モータ
41を第19図kに示すように下降方向に回転駆
動し、各歯車40a〜40d及び40eを介して
アーム42,43を同期して下方に回動させ、張
られた状態にある籾袋7の両面の金具57部分に
1対の吸着装置45の磁石47面を衝接させる。
アーム42,43が下降し、下限スイツチS10
の信号X3が第19図fに示すようにONにな
り、かつ後述の袋開袋スイツチS11からの信号
X5がONになつたところで、袋ストツパソレノ
イド61が同図lに示すようにON状態となり、
袋ストツパー36が退避してストツパー36と籾
袋7と係合が解除される。また下限スイツチS1
0及び袋開感知スイツチS11のONに基づき、
マイクロプロセツサ71は、モータ22を同図j
に示すように正転させ、第7図に示すように、支
持具27をホツパー吐出口10の位置ニにまで後
退させる。支持具27が位置ニ等に到達したこと
がポテンシヨメータS7の出力X1から判明する
と、マイクロプロセツサ71は、開袋装置駆動用
モータ41を逆転させて、アーム42,43を上
方に、上限スイツチS9の信号X4が第19図e
に示すようにOFF状態からON状態になるまで回
動させる。これにより籾袋両面に縫付けられた金
具57が吸着装置45の磁石47に吸着し、空袋
7は開かれ、かつ同時に吸着装置45の上方への
移動により籾袋7の裾のたるみが除かれる。この
上限スイツチS9の信号X4がON状態になる
と、第19図lに示すように、袋ストツパソレノ
イド61がOFF状態となり、袋ストツパー36
は再度籾度7と係合しうる状態に復帰し、支持具
27による次の籾袋7の搬出に備える。
なお、磁石47の金具57の吸着により、リタ
ーンスプリング52に抗してアクチエータ51が
投入され、第18図に示す直列に接続された4個
の開袋感知スイツチS11は、第19図gに示す
ように、ONとなるが、今までの一連の作業に不
具合があつた場合、例えば1列に籾袋があるが他
の列には籾袋がなくなつている場合、籾袋の分離
ミス、搬送ミス、及び籾袋の開袋ミス等のいずれ
かが生じた場合、各吸着装置45のどれかに籾袋
7の金具57が吸着されないため、スイツチS1
1のいずれかがOFF状態のままになつており、
マイクロプロセツサ71のスイツチS11からの
ON状態の信号X5が、入力されない。すると、
マイクロプロセツサ71は籾袋7の開袋状態の異
常を検知し、第18図に示す警報ランプ72及び
警報ブザー73を駆動して作業者に異常を知らせ
る。また、吸着装置45による開放作業に際して
両磁石47の間に空袋7がない場合、対向する磁
石47は同極よりなるため反発し、従つて磁石4
7同士が吸着して開袋装置駆動用モータ41に過
大な負荷をかけることはなく、容易にアーム4
2,43を上方に回動することができる。
そして、シヤツター11が閉じて閉位置検出ス
イツチS3がON状態にあり(第19図b)、す
べての開袋感知スイツチS11がONした状態、
即ち2列の籾袋が支障なく開袋した状態(第21
図a)で、ホツパー5に籾mが少し溜まつて籾セ
ンサーS1からの出力信号がON状態になると
(第21図b,c)、シヤツター開閉用モータ20
が、第19図mに示すように、開閉位置検出スイ
ツチS2の信号X6がON状態になるまで駆動さ
れて、オートシヤツター11が下降し、ホツパー
吐出口10が開いて籾mを籾袋7に供給する(第
21図d)。
この際、開袋状態にある籾袋7中には所定量の
籾mが一度に投入されるので、第20図に示すよ
うに、籾袋7の下端7aが移動粉受けフロア62
の背当てアーム70の図中左方に有つても、勢い
よく落下・投入された籾mの重量で背当てアーム
70の右方の正規の籾投入位置に矯正され、後の
籾mの投入、及び移動籾受けフロア62による満
杯袋の空間Aからの搬出を円滑に行うことができ
る(第21図d)。
また籾の供給と同時に、オートシヤツター11
に連動している籾袋繰出し装置9は第7図鎖線で
示すように上方に移動し、更にこの状態、即ち繰
出し装置9が上方に位置して、磁石ブラケツト2
9及びアーム30が籾袋7と干渉しない状態で、
搬送用モータ22が、第19図jに示すように、
正転方向に回転駆動され、これによりブラケツト
29及びアーム30は後退されて待機位置イに移
動する。一方、籾袋7に吸着装置45により開袋
された状態では僅かに持上げられたような状態に
なつており、籾袋7への籾の供給により籾袋が重
たなくなると、その重量により籾袋7は吸着装置
45から外れる(第21図e、また、この際、ス
イツチS11は、第19図gに示すようにOFF
状態となる。)。更に、籾袋7は吸着装置45によ
る開袋状態から外れても、オートシヤツター11
が下降して籾袋7内に位置しているため、支障な
く籾の充填は続けられ、籾袋7が投入された籾で
満杯となり、吐出口10部分にあふれて再び籾セ
ンサーS1がONする(第21図f)。すると、
今度は、シヤツター11が開いて第19図iに示
すように開位置検出スイツチS2がON状態にあ
るため、オートシヤツター開閉用モータ20を上
昇側に駆動してオートシヤツター11は閉じられ
る(第21図g)。
また、該シヤツター11の上昇と同時に繰出し
装置9が下降され、磁石ブラケツト29及びアー
ム30が始めの待機位置イに戻される。
第22図に、籾袋7の格納位置ロからの搬送、
開袋さらに籾の投入の過程における、各センサ及
びモータの出力、駆動状況を示す。図中“1”は
スイツチ又はモータ等のON状態を示し、“0”
はOFF状態を示す。更に、サンプル時間1、2
……19は、第19図におけるサンプル時間,
……(19)に対応している。
こうして最初の籾袋7に籾が満杯になつてシヤ
ツター11が閉じても、ホツパー5中には籾が続
けて投入貯蔵されてゆくが、第21図hに示すよ
うに、ホツパー5上部に設けられた満杯センサー
75が籾mを検知したところでマイクロプロセツ
サ71は警報ランプ72、警報ブザー73等を駆
動して、ホツパー5が満杯になつたことを作業者
に告知する。そこで、作業者はコンバイン1を停
止させて、それ以上の刈り取り及び脱穀を中止す
る。つぎに、作業者は運転席者2から降りて、第
1図に示す、油圧操作レバー76を操作する。す
ると、第23図eに示すように、第18図に示す
フロア繰り出しソレノイドバルブ77がON状態
となつて駆動され、当該バルブ77により油圧回
路が切り替えられ、第17図に示すように、駆動
シリンダ65が駆動されて移動籾受けフロア62
が矢印D方向に、満杯状態の籾袋7と共に移動さ
れる(第21図i)。移動籾受けフロア62がD
方向に突出し、補助籾受けフロア64まで移動し
たところで、ブラケツト62aがスイツチ67に
当接し、その出力信号X7は、第23図bに示す
ようにON状態となり、バルブ77の駆動は、同
図eに示すように停止され、従つて駆動シリンダ
65のB方向への駆動も停止され、フロア62も
停止する。
この状態で、作業者は移動籾受けフロア62上
の満杯状態の籾袋7が圃場に下ろすが、移動籾受
けフロア62がD方向へ移動することよりE方向
に起立する背当てアーム70により、籾袋7は確
実にD方向に移動籾受けフロア62と共に移動さ
れ、従つて、作業者による籾袋の補助籾受けフロ
ア64への取出し、及び圃場への放出作業は円滑
に行われる。こうして、移動籾受けフロア62上
の満杯籾袋7が圃場に放出されると、それまで移
動籾受けフロア62上で移動籾受けフロア62上
の籾袋7の存在を検出していた袋検知センサ69
は、発光部69aからの光79がそれまでの籾袋
7により遮断されていた状態から、光79が受光
部69bにまで到達する状態に変化し、センサ6
9の出力信号X8は、第23図cに示すように、
OFF状態からON状態に変化する。マイクロプロ
セツサ71はこれを受けてフロア収納ソレノイド
バルブ80を、同図dに示すようにOFF状態か
らON状態にして、油圧回路を切り替えることに
より駆動シリンダ65を逆方向に駆動して、移動
籾受けフロア62をそれまで突出状態からA方向
へ、ブラケツト62bがスイツチ66に当接する
まで移動させる。ブラケツト62bがスイツチ6
6に当接すると、スイツチ62からの出力信号X
9が、第23図aに示すように、移動籾受けフロ
ア62がD方向が突出した状態を示すOFF状態
から、ON状態に変化し、移動籾受けフロア62
が、次の籾の新たな籾袋への投入に適した所定の
位置決めされたことを知らせる。信号X9がON
状態になると、マイクロプロセツサ71はバルブ
80、従つて駆動シリンダ65と駆動を停止し、
移動籾受けフロア62を停止させる(第21図
k)。
なお、移動籾受けフロア62のC方向への移動
は、本実施例のように袋検知センサ69によらず
とも、作業者が油圧操作レバー76を操作するこ
とにより手動で行うようにすることも当然可能で
ある。
そこで、作業者は再度スタートボタンS12を
押下し、マイクロプロセツサ71に新たな籾袋7
への籾の、ホツパー5からの投入を指令する。す
ると、第19図のタイムチヤートに従つて、支持
具27が移動し、前述の場合と同様に籾袋7を、
第7図左方の格納位置ロより引き出し、自動開袋
装置37により開袋するが、シヤツター11の開
放タイミングは、第1回目の籾の投入が籾センサ
ーS1が籾を感知した時点(第19図)で第1
9図mに示すように、モータ20を駆動して行つ
たが、第2回目からは、籾センサS1は、第21
図lに示すようにホツパー中の籾により常時籾を
感知した状態となついるので、開袋感知用スイツ
チS11がONとなつて籾袋7が吐出口10の下
方に開袋セツトされた時点で直ちに開放され、ホ
ツパー5からの籾の充填が開始される。また、モ
ータ20が駆動されシヤツター11が開き始める
と、マイクロプロセツサ71は直ちにタイマー8
2にT秒間の計時の開始を指令し、T秒間が経過
し、籾袋7中に適宜な量の籾が投入されたところ
で、モータ20を逆方向に駆動してシヤツター1
1を閉じる。(第21図m,n) こうして、籾袋7に籾が所定量投入されたとこ
ろで、作業者は前述の場合と同様に、油圧操作レ
バー76を操作して、移動籾受けフロア62をB
方向に籾袋7と共に取り出し、満杯状態の籾袋7
を圃場に放出し、再度スタートボタンS12を押
下し、次の投入サイクルに入る。こうしたサイク
ルを数回繰り返し、ホツパー5中の籾が無くな
り、第21図pに示すように籾センサーS1が
ON状態から、籾を検知しないOFF状態になつた
ところで、時間T秒の経過のいかんに拘わらず、
第21図qに示すように、直ちにシヤツター11
を閉じて投入動作を完了させる。そこで、作業者
はまたスタートボタンS12を押下して新しい籾
袋がセツトされたところで運転席2に戻り、コン
バイン1の運転を再開する。
なお、通常の、籾袋7の搬送開袋作業時には、
第24図aに示すように、スタートボタンS12
を繰り返し押下する毎に、マイクロプロセツサ7
1の制御が、同図bに示すように、自動状態(セ
ツト状態)を示す“1”状態と非自動状態(リセ
ツト状態)を示す“0”状態の間で切り替えられ
る。これにより、籾袋7の位置ロからの搬送時や
開袋時におけるトラブル時に、コンバイン1のメ
インスイツチ81を切断すること無く、スタート
スイツチS12を押下するだけで自動状態をリセ
ツトして、再度最初から作業を実行させるように
することが出来る。しかし、シヤツター11の開
放動作中、即ち、籾の投入動作時には、スタート
スイツチS12によるリセツト及びセツト指示に
より、既に移動籾受けフロア62上に籾が投入さ
れている籾袋7が有るにも拘わらず新たな籾袋7
が移動籾受けフロア62上に搬送されてくること
を防止するために、マイクロプロセツサ71は、
第24図bに示すように、スタートスイツチS1
1によりリセツト指令を受け付けることはない。
更に、シヤツター11が開放状態のまま作業者
がコンバイン1のメインスイツチ81を切断する
と、次にメインスイツチ81を接続してコンバイ
ン1を稼動させた際に、スタートスイツチS12
を押し忘れ、開放されたままのシヤター11から
籾がセツトされたままの籾袋7中に無制限に投入
され、袋充填過多となることを防止するために、
第25図aに示すように、メインスイツチ81が
遮断されたところで、同図eに示すように、S秒
間電流リレーを保持させ、その間にマイクロプロ
セツサ71はシヤツター11開閉用モータ20を
シヤツター11の上限スイツチS3がON状態と
なり、シヤツター11が閉じるまで駆動させ、次
にメインスイツチ81が投入される際には必ずシ
ヤツター11が閉じた状態になつているように制
御する。
以上、説明したように、本発明によれば、籾の
籾袋7への投入サイクルの開始を指令するスター
トボタンS12等の投入サイクル開始指令手段、
籾袋収納位置ロから籾袋7をホツパー5下方にま
で搬送する籾袋繰出し装置9等の籾袋搬送手段、
籾袋7を開袋する自動開袋装置37等の開袋手
段、ホツパー5のシヤツター11を開閉制御する
シヤツター開閉用モータ20等のシヤツター開閉
手段及び籾袋7中への籾の投入を検出する籾セン
サーS1、タイマ82等の籾投入量検出手段を設
け、投入サイクル開始指令手段からの開始信号で
ある指令パルスSPにより、籾袋搬送手段を駆動
して収納位置にある籾袋7をホツパー5下方に搬
送するとともに、開袋手段によりホツパー5の下
方に搬送されてきた籾袋7を開袋し、更に、該籾
袋を開袋した状態でシヤツター開閉手段を駆動し
てシヤツター11を開放し、ホツパー5中の籾を
開袋状態にある籾袋7中に投入し、籾投入検出手
段により籾袋中に所定量の籾が投入されたものと
判断されたところで、再度シヤツター駆動手段を
駆動して前記シヤツター11を閉じ、籾袋7への
ホツパー5内への籾の投入を止めるようにしたの
で、籾袋の引き出しから開袋、更にはホツパー5
からの籾の投入までを人手によらず全て自動的に
行うことが出来、籾の袋詰め作業を、従来に比し
て、肉体的に極めて楽に実行することが可能とな
り、かつ作業能率を大幅に向上することができ
る。
更に、この種、籾のホツパー5から籾袋7に自
動的に供給して詰換え作業ができるものにあつて
は、シヤツター11を開放状態のまま作業者がメ
インスイツチ81を切つてしまうことが往々にし
てあり、この場合、次にメインスイツチ81をオ
ンしてコンバイン1等を稼動させた際に、開放さ
れたままのシヤツター11から籾がこぼれたり、
また籾袋7の中に無制限に投入され、袋充填過多
となることがあるが、本発明にあつては、シヤツ
ター11も開放状態のままメインスイツチ81を
切つても、自動的にシヤツター11は閉じ状態に
なるので、次の作業時において、籾をこぼした
り、また籾袋に過多に充填することを確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したコンバインを示す側
面図、第2図はその籾充填部の背面図、第3図は
ホツパーのオートシヤツターを示す側断面図、第
4図はそのU−U線による断面図、第5図は籾袋
繰出し装置部分の平面図、第6図はその側面図、
第7図は籾袋繰出し装置の作動を示す側面図、第
8図は籾袋の自動開袋装置を示す側面図、第9図
はその正面図、第10図は吸着装置を示す断面
図、第11図はその正面図、第12図はバランス
スプリングを入れた状態を示す吸着装置の側面
図、第13図はその正面図、第14図は籾袋を示
す正面図、第15図はそのX−X線による断面
図、第16図aはその金具部分を示す断面図、b
はその部分拡大図、第17図は移動籾受けフロア
部分を示す斜視図、第18図は各センサーとモー
タ等とマイクロプロセツサとの接続状態を示す回
路図、第19図は各センサーの出力状態とモータ
等の駆動状況を示すタイムチヤート、第20図は
空の籾袋に籾を投入する際の状態を示す断面図、
第21図はホツパーから籾袋への籾の投入手順を
示す工程図、第22図は、第19図における各サ
ンプル時間における各センサーとモータ等の信号
の出力状態を示す図、第23図は移動籾受けフロ
アの制御態様を示すタイムチヤート、第24図は
スタートボタンと自動状態の相関を示すタイムチ
ヤート、第25図はメインスイツチとシヤツター
の駆動状況を示すタイムチヤートである。 1……コンバイン、3……籾充填部、5……ホ
ツパー、7……籾袋、9……籾袋搬送手段(籾袋
繰出し装置)、10……吐出口、11……シヤツ
ター(オートシヤツター)、20……シヤツター
開閉手段(モータ)、37……開袋手段(自動開
袋装置)、81……メインスイツチ、82……投
入検出手段(タイマー)、S1……投入検出手段
(籾センサー)、S2,S3……シヤツター開及び
閉位置検出手段(スイツチ)、S12……投入サ
イクル開始指令手段(スタートボタン)、SP……
開始信号(指令パルス)、ロ……籾袋収納位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電源からの通電をオン・オフするメインスイ
    ツチ、及び開閉自在なシヤツターを有するホツパ
    ーを備えた移動式車両において、 籾の籾袋への投入サイクルの開始を指令する投
    入サイクル開始指令手段と、 籾袋収納位置から籾袋をホツパー下方にまで搬
    送する籾袋搬送手段と、 籾袋を開袋する開袋手段と、 ホツパーのシヤツターを開閉制御するシヤツタ
    ー開閉手段と、 籾袋中へ籾が投入されたことを検出する籾投入
    検出手段と、 前記シヤツターの開及び閉位置を検出するシヤ
    ツター開及び閉位置検出手段と、を備え、 投入サイクル開始指令手段からの開始信号によ
    り、前記籾袋搬送手段を駆動して収納位置にある
    籾袋をホツパー下方に搬送するとともに、 前記開袋手段によりホツパーの下方に搬送され
    てきた籾袋を開袋し、 次いで前記シヤツター開閉手段を駆動して、シ
    ヤツターを開放し、ホツパー中の籾を開袋状態に
    ある前記籾袋中に投入し、 前記籾投入検出手段により籾袋中に所定量の籾
    が投入されたものと判断されたとこで、再度前記
    シヤツター駆動手段を駆動して前記シヤツターを
    閉じ、籾袋へのホツパー内の籾の投入を止め、 更に前記メインスイツチをオフに操作した時、
    前記シヤツター開位置検出手段がシヤツターの開
    位置を検知していると、該シヤツターが閉位置に
    なるまで前記電源を通電状態に保持するとともに
    前記シヤツター開閉手段を駆動する、 ことを特徴とする籾袋の自動開袋充填制御方法。
JP20441583A 1983-10-31 1983-10-31 籾袋の自動開袋充填制御方法 Granted JPS6094018A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147892A (ja) * 1974-10-19 1976-04-23 Iseki Agricult Mach
JPS581886A (ja) * 1981-06-25 1983-01-07 Toshiba Corp 記憶装置の複写制御方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147892A (ja) * 1974-10-19 1976-04-23 Iseki Agricult Mach
JPS581886A (ja) * 1981-06-25 1983-01-07 Toshiba Corp 記憶装置の複写制御方式

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