JPH0333287B2 - - Google Patents

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JPH0333287B2
JPH0333287B2 JP58116923A JP11692383A JPH0333287B2 JP H0333287 B2 JPH0333287 B2 JP H0333287B2 JP 58116923 A JP58116923 A JP 58116923A JP 11692383 A JP11692383 A JP 11692383A JP H0333287 B2 JPH0333287 B2 JP H0333287B2
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JP
Japan
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bag
grain storage
storage bag
opening
grain
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JP58116923A
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Toshio Kashiwa
Yoshihiro Kawamura
Hisakazu Aoto
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、穀粒収納袋の自動繰出装置に係るも
のである。
一般に、穀粒収納袋を挿通支持する左右のガイ
ド棒の間隔は、穀粒収納袋の開口部左右に設けら
れた挿通孔の間隔より小となるようにしてあつ
て、穀粒の充満状態でふくれて穀粒収納袋側の挿
通孔間隔が実質的に小となることにより、左右の
ガイド棒が変形したり、あるいは穀粒収納袋の交
換が困難とならないようになつている。
このため、左右の挿通孔が同時に穀粒充填位置
に繰り出された穀粒収納袋は、左右の挿通孔部分
から袋の中央部分が前後と上下との両方向に大き
く弛み変形している結果、一定位置を基準として
袋中央の開口部を開口動作する次工程の開袋装置
は、位置が一定とならない袋開口部に対し開口ミ
スを誘発し、一連の穀粒自動袋詰装置における連
続動作ができないという欠点がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案たれたものであつて、穀粒収納
袋の開口部の両側の挿通孔にガイド棒を通して斜
めにした状態で穀粒充填位置に繰り出して保持す
ることにより、袋の開口部の近傍を緊張させ、そ
の中央部分の弛み変形がない状態で保持すること
によつて、次の開袋工程の一定の位置で作動する
開袋装置のチヤツク装置の把持ミスを防止するこ
とができる穀粒収納袋の自動繰出装置を提供する
ことを目的とするものである。
上記目的を達成するための本発明の穀粒収納袋
の自動繰出装置は、穀粒ホツパーの吐出口の下方
に、穀粒収納袋の開口部の両端部に設けた挿通孔
に2本のガイド棒を通して袋繰出装置によつて穀
粒収納袋を移送し、次に開袋装置によつて開口部
の中間部分の両面を磁力によつて吸着して開口
し、吐出口に臨ませる装置であつて、穀粒収納袋
は、開口部の両端に設けた挿通孔と少なくとも一
方の端部の近傍と中間部分に磁性体を有し、袋繰
出装置は、穀粒収納袋の開口部の片側の磁性体を
吸着して斜めの状態でガイド棒上を所定の位置ま
で移送するように構成されており、開袋装置は、
穀粒収納袋の中間部分に設けた磁性体を磁力によ
つて吸着し、互いに後退して開袋し、吐出口に臨
ませる一連の動作を行うように構成されており、
開袋装置は、2本のガイド棒によつて斜めに支持
されて緊張状態にある穀粒収納袋の開口部の中間
部分を磁力によつて吸着する如く構成されてい
る。
従つて、穀粒の充填位置、即ち穀粒ホツパーの
吐出口の下方において穀粒収納袋の開口部ないし
はこの開口部の近傍は緊張状態に保持されている
ので、開袋装置のチヤツク装置が作動する位置に
正確に開口部を位置させ、これを磁力によつて吸
着することができるので、開口部の把持ミスを完
全に防止することができる。
以下、本発明を一実施例に示す図面について説
明する。
1は穀粒ホツパーであつて、この穀粒ホツパー
1内には、自動脱穀機1aで脱穀された穀粒が自
動脱穀機1aに付設した揚穀機1bにより上方か
ら投入され、貯留されるようになつており、この
穀粒ホツパー1の下方には吐出口1cが開口して
ある。これら穀粒ホツパー1と自動脱穀機1aと
はともに走行機体上に搭載され、全体としてコン
バインまたはハーベスターに構成されている。
前記吐出口1c内には吐出筒6を上下動可能に
嵌入し、この吐出筒6は上端開口部6aが庇板3
に対面する上昇位置で吐出口1cを閉塞し、また
吐出筒6が庇板3から所定高さ下降する鎖線位置
では上端開口部6aが穀粒ホツパー1内に連通し
て吐出口1cを開口するように設け、この吐出筒
6による吐出口1cの開閉は実施例では穀粒ホツ
パー1の下方に設けた後述する吐出筒昇降装置K
により行うように構成している。
前記穀粒ホツパー1の下方には略水平方向に延
出した左右一対からなるガイド棒4を設け、この
ガイド棒4には穀粒収納袋50の上側開口部左右
に設けた挿通孔51を挿通して、穀粒収納袋50
をガイド棒4により支持させる。この穀粒収納袋
50を空袋収納部Jから吐出口1c下方の穀粒充
填部まで一枚づつ自動的に繰出す袋繰出装置は、
実施例では後述する袋繰出装置Lのごとく構成し
ている。
この穀粒収納袋50の左右に設けた挿通孔51
近傍には、第13図に示すごとく左右の磁性体5
2を固定する一方、この左右にある磁性体52の
うち片側の磁性体52に吸着する磁石体45を、
前記ガイド棒4に沿つて空袋収納部Jと吐出口1
c下方の穀粒充填部とを往復移動するブラケツト
44に固定し、移動磁石に構成する。
そして、実施例では、第4図〜第5図に示すご
とく移動磁石に吸着されない穀粒収納袋50の片
側には、コイルスプリング101とその下方に突
出させた係止片102等からなる弾性抵抗具10
0を設け、この弾性抵抗具100により穀粒収納
袋50の片側に抵抗を付与しておくことにより、
穀粒収納袋50は中央部が緊張状態となる斜め傾
斜状態で繰り出されるのを助長するようにしてあ
る。
したがつて、開口部左右に設けられる挿通孔の
間隔よりも狭い間隔のガイド棒に挿通された穀粒
収納袋50であつても、この穀粒収納袋50は、
片側の磁性体52のみが移動する磁石体45の復
路で吸着され、折り返す磁石体45の往路移動に
より穀粒充填位置まで繰り出され、平面視で斜め
傾斜状態となる直線状の緊張状態に仮保持される
ことになる。
このように穀粒収納袋50が斜め傾斜状態に仮
保持されることによつて、第4図〜第5図に示す
ごとく袋50の中央部分はその弛み変形をなくし
て略直線状に緊張することができるため、一定位
置で作動する次工程の開袋装置Mによる開口ミス
を防止することができる。
また、実施例第4図Aのように、穀粒収納袋5
0の片側を、左右一組の穀粒収納袋50が互いに
隣接する端部となるように配置することにより、
左右袋50間の中央に配置した単一のブラケツト
44を利用して設けた移動磁石45によつて、左
右一組の穀粒収納袋50の片側を同時に繰り出す
ことができる利点がある。
この斜め傾斜状態に仮保持された穀粒収納袋5
0は、穀粒収納袋50の幅方向中央部に固定され
た前後両外側の磁性体55に吸着する前後一対の
磁石体90を有する開袋装置Mの挟持吸着動作に
より、他方を弾性抵抗具100側から外すと共
に、一方の磁性体52を移動磁石45から離脱さ
せて、ガイド棒4上において吐出口1cを中心と
する左右同位置状態に復帰させながら、引き上げ
開口される。
なお、移動磁石45から袋50側の磁性体52
を外すために、移動磁石45の磁力(3〜6Kg)
は開袋装置M側の磁石体90の磁力(30Kg)より
も小にしてある。
また、傾斜状態の穀粒収納袋50の磁性体52
を左右同位置状態に復帰させるのに、開袋装置M
の挟持吸着動作を利用することなく、開口動作中
に前進位置の移動磁石45を穀粒収納袋50が真
直な状態となる位置に後退させるようにしてもよ
い。この場合、移動磁石45を袋50側の磁性体
52から外すためには、後述する袋繰出装置Lの
ようにガイドレール34を移動磁石45ともに上
昇位置Bに移動することにより行うことになる。
以下、本発明の実施例に示す各装置の要部ごと
について詳細を説明する。
〔穀粒収納袋50〕 第13図〜第15図に示すごとく、穀粒収納袋
50は、その袋本体の両側縁及び下縁が閉塞され
上縁が開口する形状に、通気性のある繊維布によ
り縫製されている。
上縁の開口部両側にはガイド棒4に挿通するた
めの挿通孔51が鳩目により補強して設けられ、
さらにこの挿通孔51の近辺には鉄板などの磁性
体52を装着する。この磁性体52は実施例で
は、二重に折り曲げられて袋上縁を跨ぎ、表裏両
面を挟持するように形成され、リベツト53によ
り固定されている。また、袋本体の上部幅方向中
央位置の両外側面には、それぞれ鉄片などの磁性
体54が布55により被覆されて縫込まれてい
る。
第16図は穀粒収納袋50の他の実施例を示
し、この実施例では袋片面あたりの磁性体54の
数を4個とせずに、1個にしたものである。
〔吐出口昇降装置K〕
第2図及び第6図に示すごとく、穀粒ホツパー
1に一体固定のフレームに回動可能に軸支された
伝動軸21aの端部に固定されたアーム8は、伝
動軸21aと一体的に回動するようになつてお
り、前記アーム8に設けた長孔8aは吐出筒6側
面に固定したピン6bと係合し、アーム8が位置
a〜b間を回動することにより吐出筒6を上下に
移動させて、アーム8がa位置のときには吐出筒
6が吐出口1cを閉塞し、またb位置のときには
吐出筒6が吐出口1cを開口するようにしてい
る。対をなす他の穀粒ホツパー1にも同様な構成
のアーム8′が設けられ、その長孔8a′に吐出筒
6側面のピン6bが係合している。このアーム
8′は軸21a′に固定したアーム11′をロツド1
2を介して伝動軸21aに固定のアーム11に連
結している。したがつて、アーム8′は上記アー
ム8と同期して同じ動きをするようになつてい
る。
一方、伝動軸21aの他端側に固定した歯車2
1には、正逆回転可能なモータ10により駆動さ
れるピニオン歯車20を噛合させている。したが
つて、吐出筒6はモータ10の動力により昇降を
行うことになる。
前記モータ10は吐出筒6が上昇位置aに移動
して吐出口1cを閉塞したとき、アーム8′がス
イツチS8をONすることによつて停止する。ま
た、モータ10が逆回転して吐出筒6が下降し、
吐出口1cを開口したとき、アーム8′が下降位
置bに移動してスイツチS5をONすることによ
つてその逆回転を停止する。
13,13′はそれぞれ左右の穀粒ホツパー1
内の吐出口1c上部に設けた満杯検知センサであ
つて、この満杯検知センサ13,13′は、穀粒
収納袋50が満杯となつて吐出口1cが閉塞され
たときONとなつてそれを検知し、モータ10に
吐出筒6上昇の起動信号を出すように作動する。
第17図に示す電気回路において、15は手動
スイツチであつて、第1〜2図に示ずごとく穀粒
ホツパー1の下部外側に設けられている。この手
動スイツチ15は満杯検知センサ13,13′に
基づく自動操作に優先して、随時手動で吐出筒6
の昇降操作ができるように設けたもので、中立に
した手動スイツチ15をポイントs側にONする
とリレー307が切り換わり、モータ10を回転
させて吐出筒6を下降させる。また、ポイントu
側にONするとリレー308が切り換わり、モー
タ10を逆回転させて吐出筒6を上昇させ、吐出
口1cを閉塞する。したがつて、一連の自動作業
を中断するときに非常に便利である。
第17図に示す電気回路において、300,3
01,302は単安定マルチ回路であり、入力の
立ち下がり信号により1秒程度の短時間その出力
がLとなるものである。
また、スイツチS7は後述する開袋装置Mの移
動板84が上昇位置になつたときOFFからONに
なるもので、後述する開袋装置Mによつて空の穀
粒収納袋50が吐出口1cの外側を覆うように引
き上げられたとき、OFFからONに作動する。
このように穀粒収納袋50が引き上げられてス
イツチS7がONになつたとき、吐出筒6は閉塞
状態の上昇位置にあるため、スイツチS5は
OFFである。したがつて、スイツチS7のONに
より、フリツプフロツプ305のSはL、RはH
となり、QがHを出力するため、リレー307が
切り換わり、モータ10が吐出筒6を下降させ、
吐出口1cを開口する方向に回転する。ここで単
安定マルチ回路300により、フリツプフロツプ
305のSはLから直ぐにHに変るが、RがHで
あつてQはHを保持する。吐出筒6が下降し開口
状態となつてスイツチS5がONになると、フリ
ツプフロツプ305のRがLとなり、SはHであ
るからQはLにリセツトされ、モータ10は停止
する。吐出筒6の下降によりスイツチS8はON
からOFFに変るが、満杯検知センサ13,1
3′がONにならない限り、フリツプフロツプ3
06の出力はLのままであり、モータ10は起動
しない。
次いで、穀粒収納袋50が満杯となり、満杯検
知センサ13,13′がONになると、フリツプ
フロツプ306のSがLとなり、かつスイツチS
8がOFFであるから、RはHでQはHを出力す
る。したがつて、モータ10が逆回転して吐出筒
6は上昇し、吐出口1cを閉塞する。この吐出筒
6の上昇によりスイツチS8がONとなるため、
単安定マルチ回路302は入力の立ち下がりを検
出し、瞬間出力Lを出力する。よつて、フリツプ
フロツプ306はSがH、RがLでQはLとなつ
てリセツトされるため、モータ10は停止するよ
うになつている。
〔袋繰出装置L〕
第3図〜第5図に示すごとく、左右2基の穀粒
ホツパー1の各吐出口1c下部の中央部には、単
一のガイドレール34が前後方向に配置され、こ
のガイドレール34はフレーム36に対し固定さ
れている。このガイドレール34のフレーム36
側には、フレーム36に平行する方向に軸支した
伝動軸33が設けられ、この伝動軸33上のガイ
ドレール34に隣接した位置にスプロケツト32
aが固定されている。また各ガイドレール34の
反対側にもスプロケツト32bが回動自在に軸支
され、このスプロケツト32bと前記スプロケツ
ト32aとの間にチエン35が掛け渡されてい
る。
一方、フレーム36の反対側に固定したブラケ
ツト24には正逆回転可能なモータ22が取付け
られている。このモータ22の駆動軸25は軸2
6を駆動し、さらに軸26に固定したスプロケツ
ト27と前記伝動軸33に固定したスプロケツト
29との間にチエン28が掛け渡され、モータ2
2の動力が伝動軸33に伝動されるようになつて
いる。したがつて、モータ10が正逆回転するこ
とによりチエン35がガイドレール34に沿つて
往復移動する。
上記ガイドレール34にはローラ42を介して
ブラケツト44を嵌合し、ガイドレール34に沿
つて往復移動できるようにしてある。また、ブラ
ケツト44には永久磁石からなる磁石体45が取
付けられると共に、上記チエン35が連結されて
いる。したがつて、チエン35が上述のように往
復移動することにより磁石体45がブラケツト4
4とともに往復移動するようになし、磁石体45
を移動磁石に構成している。この移動磁石の往復
移動径路の両端部には、ブラケツト44に対応す
る位置にスイツチS3,S4が対設され、このス
イツチS3,S4はブラケツト44が接当したと
きONとなつてモータ22の回転を停止するよう
にしている。
また、空袋収納部Jの最も奥側には、それぞれ
左右の穀粒収納袋50,50に対応させて空袋の
有無を検知するスイツチS1,S2を設け、この
スイツチS1,S2は、第5図に示すごとく移動
磁石の移動径路を外した位置に設けられ、空袋収
納部Jに穀粒収納袋50が存在するときのみ、こ
の穀粒収納袋50を介して移動磁石の押圧力が作
用してONするようになつている。つまり、空袋
収納部Jに穀粒収納袋50が存在しないときには
移動磁石が接当しないため、スイツチS1,S2
は作動しないようになつている。
また、上記ガイドレール34は、機体フレーム
30に軸支された軸26を中心としてA〜B間を
揺動できるように構成されている。このガイドレ
ール34には、その上面を横切るようにフレーム
37が固定され、このフレーム37を介して前述
した吐出筒昇降装置Kと連動するようにしてあ
る。つまり、フレーム37の上面にブラケツト3
8が固定され、このブラケツト38がリンク3
9,40,41を介して吐出筒昇降装置K側の伝
動軸21aに固定のアーム9に連結されることに
よつて、ガイドレール34が連動する。上記リン
ク40は軸40aを中心に回動自在となつてお
り、このリンク40の一端にリンク39の長孔が
係合してある。このために吐出筒6が上昇位置a
にあるときには、リンク39,40,41が図の
a位置にあり、ガイドレール34はAで示す略水
平状態であるが、吐出筒6が下降位置bになる
と、リンク39,40,41は図のb位置になつ
てガイドレール34をBで示すような傾斜状態に
移動する。
さて、上述した袋繰出装置Lにおいて、袋繰出
装置Lが非作動状態にあるときは、移動磁石は第
3図に示すイ位置に待機している。この状態から
袋繰出信号によりモータ22が回転すると、移動
磁石の磁石体45はブラケツト44とともに空袋
収納部J側へ移動する。
この移動磁石の移動により、磁石体45は最外
側に位置する穀粒収納袋50の磁性体52を吸着
し、さらに押圧しつづける。この押圧により複数
枚の穀粒収納袋50が順次押圧されてスイツチS
1,S2をONとし、穀粒収納袋50の存在を感
知する。このスイツチS1,S2の両方がONす
ると、モータ22の回転は一旦停止した後すぐに
逆回転し、移動磁石の磁石体45に吸着された穀
粒収納袋50を伴つて吐出口1c下部へ向けて移
動する。そして、ブラケツト44がスイツチS4
に接当してこれをONにするとモータ22は停止
する。これによつて左右一対の穀粒収納袋50が
それぞれに穀粒充填位置に繰出される。
穀粒充填位置に繰出された穀粒収納袋50は、
詳細は後述する開袋装置Mにより前後両方向に大
きく開口され、かつ吐出口1cの外側を覆う位置
まで引き上げられる。次いで、モータ10が回転
してアーム8,8′が吐出筒6,6を下降させ、
吐出筒6の下端を穀粒収納袋50内へ挿入して穀
粒が供給されると同時に、この吐出筒6の下降に
連動してガイドレール34は水平のA状態から傾
斜したB状態になるように上昇する。このガイド
レール34の上昇により磁石体45と穀粒収納袋
50の磁性体52との間には面方向に沿つた剪断
力が作用するため、移動磁石側の磁石体45はガ
イド棒4に支持された袋50側の磁性体52から
簡単に離脱する。つまり、磁石の吸着力は磁性体
52の面に垂直な方向に対しては大きく作用して
いるが、面に沿う方向へは小さいため、磁石体4
5側を磁性体52の面に沿う方向へ移動させるこ
とによつて、簡単に離脱させることが可能とな
る。
ガイドレール34が上昇し、かつ吐出筒6が下
降してスイツチS5をONにすることによりモー
タ10は停止する。このモータ10の停止後、他
方のモータ22が一定角度だけ回転し、移動磁石
を図のロ位置からイ位置へ移動させて停止する。
穀粒収納袋50が満杯になつて満杯検知センサ
13,13′がともにONすると、モータ10が
回転して吐出筒6が上昇し、吐出口1cを閉塞す
る。この閉塞に伴つてガイドレール34はAの水
平状態に復帰するが、移動磁石は満杯袋の取り外
しの妨げとならないように、イ位置のままで次の
回収行程のために待機する。
〔開袋装置M〕
第7図〜第12図に示すごとく、93は穀粒ホ
ツパー1の下部側面に固定したガイド板である。
このガイド板93に対し、移動板84が内面側に
取付けたローラ97を介して上下方向に滑動案内
されて往復移動できるようになつている。一方、
80は正逆回転可能なモータであり、このモータ
80の駆動軸にアーム80aが固定されて前後方
向に往復揺動するようにしてある。このアーム8
0a先端に設けたピンがアーム82の長溝に係合
しており、このアーム82はフレーム上に回動自
在に枢支された軸81に一体固定されている。軸
81にはアーム83が固定され、軸81とともに
回動するようになつている。このアーム83の先
端に設けた長溝83aは、上記移動板84外側面
に固定したピン84aに係合している。したがつ
て、モータ80の往復回転により、移動板84は
上下に往復移動することになる。
S6はガイド板93下端に設けたスイツチで、
移動板84が下降位置に移動したとき接当して
ONになり、モータ80の回転を停止する。また
S7はガイド板93上端に設けたスイツチで、移
動板84が上昇位置に移動したとき接当してON
になりモータ80の逆方向の回転を停止する。
上記移動板84の両端部には、開袋作用具とな
る前後一対の各リンク86,87が回動自在に枢
支され、さらにリンク86,87の他端側にはプ
レート88が枢支されて全体が平行リンクを形成
している。そしてプレート88には取付板89を
介して永久磁石からなる磁石体90(把持装置)
が固定されている。この実施例では磁石体90の
磁力は30Kg程度のものを採用している。
一方、前後一対の各リンク86,87の移動板
84に対する枢着側には、それぞれアーム91,
91が固定され、このアーム91,91同士がス
プリング92により連結されている。このため、
開袋作用具の各リンク86,87は、常時実線で
示す位置に先端側(プレート88の装着側)を前
後に広げた広角の姿勢を保つている。
また、リンク86の上端側にはカム95が固定
されている。このカム95が移動板84とともに
上昇位置dから下降位置cへ降下すると、ガイド
板93の下部側面に固定されたストツパ94に接
当し、破線で示すごとく前後の各リンク86,8
7の先端側を、穀粒収納袋50の前後方向から磁
石体90が互いに中央に向けて接近する方向に移
動させ、ガイド棒4に支持されている穀粒収納袋
50の両磁性体54を挾持吸着させる。次いで、
モータ80の逆回転によつて、袋50が吸着状態
のまま移動板84が再上昇すると、カム95はス
トツパ94から離間して前後の各リンク86,8
7を外開き状態にし、ガイド棒4により開口部左
右が支持されている穀粒収納袋50はその中央部
分の開口部両側が前後方向に広げられながら引き
上げられるため、穀粒収納袋50は、C状態で吐
出口1C下端よりも下方にあつた袋上縁が吐出口
1cの外側を覆うD状態になると共に、c状態の
ようにフロア60上に折れ曲るように撓ませてい
た袋下部がD状態のように引き伸ばされる。
したがつて、本発明の開袋装置Mによれば、穀
粒充填位置の穀粒収納袋50は、両側面の磁性体
54を介し開袋作用具先端の両磁石体90に吸着
されて開口部が広がるため、吐出口1cの外側を
大きく囲繞して、吐出筒6の挿入を確実で円滑に
することができる。しかも、穀粒収納袋50は、
上方に引き上げられることにより袋下方の撓みが
引き伸ばされるため、穀粒を袋底部までまんべん
なく行きわたるように充填するとができる。ま
た、穀粒収納袋50は磁石を利用してその中央部
のみが引き上げられているので、袋内に所定量の
穀粒が充填されると、その穀粒重量により袋50
側の磁性体54が自動的に開袋装置M側の磁石体
90から離脱するため、その離脱工程が不要とな
り連続する一連の穀粒自動袋詰装置における工程
を簡単にすることができる。
〔満杯袋引出装置N〕
第1図〜第3図に示すごとく、穀粒収納袋50
を支持するためのガイド棒4は筒杆4aと棒杆4
bとが摺動自在に嵌合するように構成されてい
る。一方67は空袋収納部Jにおいてフロア60
の上面を覆つたカバーで、空の穀粒収納袋50下
部部分が移動するフロア60の上面と直接干渉し
ないようにしている。68は空袋収納部Jの境界
位置に設けた仕切板で、空袋と吐出口1c下方に
繰出された袋との干渉を防止し、共づれしないよ
うにしている。
フロア60の下方に設けたフレームには油圧シ
リンダ65が設置され、この油圧シリンダ65の
ピストンロツド66の先端がフロア60前端を折
曲げたエプロン裏面に固定されている。したがつ
て、油圧シリンダ65の作動により、図の実線位
置にあるフロア60は、ガイド棒4の棒杆4aと
ともに破線で示す前方位置へ前進したり、元の位
置へ復帰したりすることができる。スイツチS9
は、フロア60が前進して後端がスイツチS9か
ら外れたとき油圧シリンダ65に対する作動油の
切換弁を閉止し、ピストンロツド66の前進を止
めるようにする。またスイツチS10はフロア6
0が後退して後端がスイツチS10に接当したと
き油圧シリンダ65に対する作動油の切換弁を閉
止し、ピストンロツド66の後退を止めるように
する。
以上のような構成であるため、穀粒収納袋50
が満杯になると、油圧シリンダ65を作動させて
満杯袋をフロア60とともに前方へ引き出すこと
ができ、その満杯袋を引出状態のままにして次の
空袋を袋繰出装置Lにより穀粒充填位置に繰出
し、直ちに次の穀粒収納行程に移行することがで
きる。したがつて、満杯袋を前後二つ並べた状態
での作業を可能にし、それによつて作業時間に余
裕をもたせることができるものでありながら、空
袋収納部Jのスペースをガイド棒4を前進させた
分だけ大きくとることができるようになる。
以上のように、本発明に係る穀粒収納袋の自動
繰出装置は、穀粒ホツパーの吐出口の下方に、穀
粒収納袋の開口部の両端部に設けた挿通孔に2本
のガイド棒を通して袋繰出装置によつて穀粒収納
袋を移送し、次に開袋装置によつて開口部の中間
部分の両面を磁力によつて吸着して開口し、吐出
口に臨ませる装置であつて、 穀粒収納袋は、開口部の両端に設けた挿通孔と
少なくとも一方の端部の近傍と中間部分に磁性体
を有し、袋繰出装置は、穀粒収納袋の開口部の片
側の磁性体を吸着して斜めの状態でガイド棒上を
所定の位置まで移送するように構成されており、
開袋装置は、穀粒収納袋の中間部分に設けた磁性
体を磁力によつて吸着し、互いに後退して開袋
し、吐出口に臨ませる一連の動作を行うように構
成されており、開袋装置は、2本のガイド棒によ
つて斜めに支持されて緊張状態にある穀粒収納袋
の開口部の中間部分を磁力によつて吸着する如く
構成されている。
従つて、空袋収納部に収納されている空袋の開
口部の近傍の片側を、袋繰出装置の把持装置によ
つて吸着して引張り出すことによつて斜めに傾斜
した状態でガイド棒上を移送して保持するので、
この穀粒収納袋の幅の大小(穀粒収納袋の開口部
左右に設けられた挿通孔の間の距離の大小)に関
係なく、開口部の中央部分の弛み変形をなくして
ほぼ直線状で緊張状態に保持することができる。
更に、この緊張状態で一定の位置に保持された
穀粒収納袋の開口部に開袋装置の把持装置を移動
させて把持させることによつて、誤りなく所定の
位置を把持することができるので、穀粒収納袋の
開口ミスを防止することができる。
以上の如く、本発明に係る装置によれば、開袋
装置の把持装置を所定の位置に移動させて狙い定
めて所定の位置を把持させることができるので、
穀粒の自動充填装置に有効に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は穀粒自動袋詰装置の全体を示す側面図、第2図
は穀粒ホツパーの吐出筒の縦断面図、第3図は袋
繰出装置を示す側面図、第4図Aは第3図の要部
のみを示す平面図、第4図Bは第4図Aの要部の
みを示す正面図、第5図は繰り出した穀粒収納袋
の斜視図、第6図は吐出筒昇降装置を示す正面
図、第7図は開袋装置を示す正面図、第8図は開
袋装置を示す側面図、第9図は開袋装置の要部を
示す拡大側面図、第10図は第9図の矢視図、
第11図は第9図の矢視図、第12図は開袋装
置のカム部分を示す斜視図、第13図は穀粒収納
袋の正面図、第14図は第13図の矢視断面
図、第15図は第13図の矢視断面図、第1
6図は穀粒収納袋の他の実施例を示す斜視図、第
17図は電気回路図である。 1……穀粒ホツパー、1c……吐出口、4……
ガイド棒、50……穀粒収納袋、L……袋繰出装
置、M……開袋装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 穀粒ホツパーの吐出口の下方に、穀粒収納袋
    の開口部の両端部に設けた挿通孔に2本のガイド
    棒を通して袋繰出装置によつて穀粒収納袋を移送
    し、次に開袋装置によつて開口部の中間部分の両
    面を磁力によつて吸着して開口し、吐出口に臨ま
    せる装置であつて、 穀粒収納袋は、開口部の両端に設けた挿通孔と
    少なくとも一方の端部の近傍と中間部分に磁性体
    を有し、袋繰出装置は、穀粒収納袋の開口部の片
    側の磁性体を吸着して斜めの状態でガイド棒上を
    所定の位置まで移送するように構成されており、
    開袋装置は、穀粒収納袋の中間部分に設けた磁性
    体を磁力によつて吸着し、互いに後退して開袋
    し、吐出口に臨ませる一連の動作を行うように構
    成されており、開袋装置は、2本のガイド棒によ
    つて斜めに支持されて緊張状態にある穀粒収納袋
    の開口部の中間部分を磁力によつて吸着する如く
    構成してなる穀粒収納袋の自動繰出装置。
JP11692383A 1983-06-30 1983-06-30 穀粒収納袋の自動繰出装置 Granted JPS609420A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627076Y2 (ja) * 1987-06-02 1994-07-27 株式会社クボタ 穀物袋詰め装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327272U (ja) * 1976-08-16 1978-03-08

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JPS5327272U (ja) * 1976-08-16 1978-03-08

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