JPH0457553B2 - - Google Patents

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JPH0457553B2
JPH0457553B2 JP61059574A JP5957486A JPH0457553B2 JP H0457553 B2 JPH0457553 B2 JP H0457553B2 JP 61059574 A JP61059574 A JP 61059574A JP 5957486 A JP5957486 A JP 5957486A JP H0457553 B2 JPH0457553 B2 JP H0457553B2
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JP
Japan
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hanger
conveyor
positioning
station
unloading
Prior art date
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Application number
JP61059574A
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English (en)
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JPS62216879A (ja
Inventor
Toshinobu Takeya
Masashi Kobayashi
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP61059574A priority Critical patent/JPS62216879A/ja
Publication of JPS62216879A publication Critical patent/JPS62216879A/ja
Publication of JPH0457553B2 publication Critical patent/JPH0457553B2/ja
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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、車両組立ラインの搬送装置に関する
ものである。 (従来技術) 車両組立ラインにおいては、塗装された後のボ
デイをオーバヘツドコンベアでの搬送中にボデイ
下回り付近の部品を主として組付け、この後オー
バヘツドコンベアからフロアコンベアへ載せ換え
て、このフロアコンベアでの搬送中に内装品等を
組付けるようにしている。 このように、部品の組付けのためにボデイをハ
ンガを有するオーバヘツドコンベアからフロアコ
ンベアの順で順次搬送するには、オーバヘツドコ
ンベアからフロアコンベアへのボデイの脱荷を行
う必要があるが、従来このボデイの脱荷は、実公
昭55−24019号公報に示すように、オーバヘツド
コンベアのハンガを開閉式のものとすることによ
り行つていた。すなわち、オーバヘツドコンベア
のハンガ上にあるボデイをフロアコンベア上へ脱
荷するには、オーバヘツドコンベアのハンガを下
降させて最下降位置付近で閉状態から開状態とす
ることにより行つていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のように、オーバヘツドコ
ンベアを開閉式としてボデイの脱荷を行うものに
あつては、フロアコンベアへの脱荷を所定位置に
精度良く行うことができず、このためフロアコン
ベアにおける部品の組付をロボツト等を利用した
自動化によつて行う上で1つの問題となつてい
た。 この点を詳述すると、オーバヘツドコンベアか
らフロアコンベアへボデイを脱荷する際、上下方
向に若干の落差を生じることによる衝撃のため、
あるいはボデイのフロアコンベアに対する接地位
置が搬送方向にずれるため、さらには搬送方向へ
の慣性が作用することによる接地後の移動等が原
因となつて、ボデイをフロアコンベアに対して所
定位置に精度よく脱荷することが困難となつてい
た。とりわけ、オーバヘツドコンベアでの搬送中
に組付けられたタイヤを介してフロアコンベアに
脱荷する場合は、搬送方向への位置ずれを特に生
じ易いものとなつていた。これに加えて、オーバ
ヘツドコンベアでの搬送経路が比較的長い一方、
この搬送中に少からず生じる振動等によりオーバ
ヘツドコンベア(のハンガ)に対するボデイの搬
送方向および車幅方向の位置ずれというものも生
じ易いものとなつていた。 したがつて、本発明の目的は、ハンガを有する
オーバヘツドコンベアからフロアコンベアの順に
ボデイを順次搬送するようにしたものにおいて、
フロアコンベアへのボデイの脱荷を所定位置に精
度良く行えるようにした車両組立ラインの搬送装
置を提供することにある。 (問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあつて
は、次のような構成としてある。すなわち、 ハンガを有するオーバヘツドコンベアからフロ
アコンベアの順でボデイを順次搬送するようにし
た車両組立ラインの搬送装置において、 前記オーバヘツドコンベアに対して設けられ、
前記ハンガ上のボデイを持ち上げて搬送方向及び
車幅方向に位置決めした後下降して該ハンガ上に
再び該ボデイを載置するための位置決テーブルを
有する位置決ステーシヨンと、 前記オーバヘツドコンベアとフロアコンベアと
の間であつて前記位置決ステーシヨンよりも搬送
側に設けられ、前記位置決ステーシヨンから搬送
されたハンガ上のボデイを持ち上げた後該ハンガ
の動きと同期して下降することにより該フロアコ
ンベア上に該ボデイを脱荷させるための脱荷用リ
フタを備えた脱荷ステーシヨンと、 を備えている構成としてある。 このように、オーバヘツドコンベア上のボデイ
は、あらかじめ位置決ステーシヨンで搬送方向お
よび車幅方向の両方向について位置決めされる一
方、この位置決めされた状態から脱荷用リフタに
より支承させつつフロアコンベア上へのボデイ脱
荷を行なうので、この脱荷を所定位置に精度良く
行うことができる。 また、位置決ステーシヨンと脱荷ステーシヨン
とを分離して設けていることから、脱荷と位置決
めとを独立して同時に行うことができることにな
る。このため、搬送に要する時間の短縮化を図る
ことができる。 さらに、ボデイの位置決めを、ボデイをハンガ
から多少浮かして行い、その位置決め後は、ボデ
イをハンガに戻して、そのままオーバヘツドコン
ベアにより脱荷ステーシヨンへ搬送することとし
ていることから、必要となる装置が簡単となる。
このため、構成の簡素化を図ることができる。 (実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説
明する。 全体の概要 第1図において、1は第1フロアコンベア、2
はハンガを有するオーバヘツドコンベア、3は第
2フロアコンベアである。塗装工程を経たボデイ
は、塗装工程中での搬送手段となる第1フロアコ
ンベア1によりそのまま搬送された後、移載ステ
ーシヨンS1において後述する移載用リフタL1
を利用してオーバヘツドコンベア2に移載され、
このオーバヘツドコンベア2よる搬送中におい
て、足回り品等、ボデイが高い位置にある方が組
付けに有利なものが順次取付けられていく。この
オーバヘツドコンベア2での部品組付けが終了す
る当該オーバヘツドコンベア2の末端部には、そ
の上流側から下流側に順次、位置決ステーシヨン
S2および脱荷ステーシヨンS3が構成されてい
る。この位置決ステーシヨンS2においては、オ
ーバヘツドコンベア2での搬送中に多少なりとも
位置ずれしたボデイが、後述する位置決テーブル
Pを利用してその搬送方向および車幅方向に位置
決めされる。そして、この位置決ステーシヨンS
2で位置決めされた後のボデイが、脱荷ステーシ
ヨンS3において、後述する脱荷用リフタL2を
利用して第2フロアコンベア3に脱荷され、この
第2フロアコンベア3の搬送中において、シート
等の内装品やバンパ等の外製品などが順次取付け
られていく。なお実施例では、タイヤは第2フロ
アコンベア3での搬送中に取付けられるようにな
つている。 フロアコンベア1,3(第1、第2) 前記第1、第2の両フロアコンベア1,3はそ
れぞれ同一構成とされており、以下その詳細を第
2図、第3図に基いて説明する。先ず床面F上に
は、その搬送経路に沿つて基台11が敷設され、
この基台11上には、それぞれ搬送経路に沿うよ
うに左右一対のガイドフレーム12が固定的に設
けられている。この左右の各ガイドフレーム12
には、搬送方向に小間隔あけてローラ13が多数
回転自在に保持され、このローラ13上に台車1
4が載置されている。この台車14は、基台11
に設けたガイドレール15によつて幅方向への変
位が規制されて、ローラ13上を滑りつつ所定の
搬送経路に沿つて走行自在とされている。 上記台車14は、従来既知のシヤトルバー16
によつて所定ピッチ毎に間欠送りされ、間欠送り
されるストローク端において、図示を略すシリン
ダ等の駆動源により作動される位置決ピン17が
係合されて、搬送方向に変位不能として精度良く
位置決めれさる。このような台車14には、その
四隅からそれぞれ上方へ延びる合計4本の支柱1
8が突設され、各支柱18の上端部がボデイ受部
18aとされている。そして、実施例ではこのボ
デイ受部18aが、ボデイBの左右のサイドシル
の前後端部分を支承するようになつている(第1
0図参照)。 オーバヘツドコンベア2 第2図、第4図に示すように、オーバヘツドコ
ンベア2は、従来同様、搬送方向に間隔をあけて
多数のハンガ21を備えている。このハンガ21
は、高所に設置されたガイドレール22に走行自
在に吊下され、このガイドレール22に沿つて配
列されたチエーン23(第2図、第4図参照)を
介して、図示を略すモータ等により所定ピツチ毎
に間欠送りされるようになつている。そして、こ
のハンガ21は、ボデイBを支承するボデイ受部
21aを有するアーム部分が何等駆動されない非
開閉式のものとされている。なお、このボデイ受
部21aは、実施例では、前記台車14の受部1
8aとは干渉しない位置において、ボデイBの左
右各サイドシルをその前後部において支承するよ
うになつている(第10図参照)。 リフタL1,L2の構成 移載ステーシヨンS1および脱荷ステーシヨン
S3におけるリフタL1,L2は、その設置場所
および作動順を除き同一構成であるので、移載用
リフタL1に着目してこれを第2図、第4図〜第
6図に基いて説明する。先ず、移載用リフタL1
は、第1フロアコンベア1の末端部分で、かつ該
第1フロアコンベア1垂直上方にオーバヘツドコ
ンベア2が位置する箇所において、この両コンベ
ア1,2の左右外方部分に立設された左右一対の
ガイドポスト31を有する。この左右の各ガイド
ポスト31には、それぞれアーム基体32が上下
方向に摺動自在に嵌合されて、このアーム基体3
2は、それぞれ図示は略すが、チエーン等を介し
てモータあるいは油圧シリンダ等適宜の駆動源に
より昇降駆動されるようになつている。 上記左右の各アーム基体32には、それぞれ他
側のアーム基体32に向けて、伸縮自在としてア
ーム33が保持されている。すなわち、アーム3
3は、アーム基体32に一体的に設けたアームガ
イド部32aにテレスコピツク式に嵌合され、油
圧シリンダ34の伸縮に応じて、アームガイド部
32aからの突出量すなわち車幅方向からのボデ
イBへ向けての進退位置が変化されるようになつ
ている。 上記アーム33の先端部には、ボデイBの搬送
方向前方側において前支柱35が上方へ突設さ
れ、この前支柱35の上端部がボデイ受部35a
とされている。また、アーム33の先端部12に
は、ボデイBの搬送方向後方側において、ロツド
36が当該搬送方向にテレスコピツク的に嵌合、
保持されている。このロツド36の先端部すなわ
ち搬送方向後方側へ伸びる端部には、後支柱37
が一体形成されて、後支柱37の上端部がボデイ
受部37aとされている。このようなロツド36
の基端部にはラツク36aが形成され、アーム3
3の上端部に形成された開口33aを通して該ラ
ツク36aに噛合された歯車38が、モータ39
により正逆回転されるようになつている。これに
より、モータ39の例えば正転によりロツド36
が伸長し(ボデイ受部37aの搬送方向後方側へ
の変位)、モータ39によりロツド36が縮長す
る(ボデイ受部37aの搬送方向前方側への変
位)。そして、前支柱35に設けられたボデイ受
部35aはボデイBのサイドシルを支承し、また
後支柱37に設けられたボデイ受部37aはボデ
イBのサイドフレーム(リアサイドフレーム)を
支承するように、該両ボデイ受部35a,37a
の車幅方向相対位置が設定されている(第10図
参照)。 一方、脱荷用リフタL2は、上記移載用リフタ
L1と同一構成であるが、オーバヘツドコンベア
2の末端部分でかつこの垂直下方に第2フロアコ
ンベアが位置する箇所に設けられる。 移載用リフタL1の作用 第2図において、第1フロアコンベア1により
搬送されつつ塗装がなされたボデイBは、そのま
ま第1フロアコンベア1(の台車14)で搬送さ
れて移載ステーシヨンS1へ到達するが、このと
き、移載用リフタL1のアーム33は最下降位置
でかつ後退位置(油圧シリンダ34が縮長した状
態)にあつて、この状態では、台車14とアーム
33との干渉が生じないようにされるのは勿論の
こと、そのボデイ受部35a,37aが台車14
のボデイ受部18aよりも低い位置とされる。ま
た、台車14上のボデイBが移載ステーシヨンS
1にある状態においては、オーバヘツドコンベア
2のハンガ21は、移載ステーシヨンS1の手前
で待機されている(第2図実線で示すハンガ21
の位置にある)。以上のことを前提として順次作
動を説明する。 油圧シリンダ34を伸長することによりアー
ム33が伸長され、その両ボデイ受部35a,
37aは、その支柱35,36と共に、台車1
4に支承されているボデイBの下方に進出され
る。(第3図矢印X参照)。 この後、アーム基体32すなわちアーム33
が上昇され(第3図矢印X参照)、この上昇に
よつて、ボデイ受部35a,37aがボデイB
の所定位置すなわちサイドシルとサイドフレー
ムとに当接し、さらなる上昇によつてボデイB
が台車14から離れてアーム33によつて完全
に支承される。このボデイBを支承したアーム
33は、さらに上昇して、ボデイ受部35a,
37aがハンガ21のボデイ受部21aよりも
高い最上昇位置とされる。 アーム33が最上昇位置にある状態におい
て、待機していたオーバヘツドコンベア2のハ
ンガ21が移載ステーシヨンS1まで進出す
る。このとき、最上昇位置にあるアーム33に
よるボデイBの高さは、ハンガ21によるボデ
イBの支承位置によりも若干高いので、ハンガ
21のボデイ受部21aは、アーム33により
支承されているボデイBの直下方へ障害なくス
ムーズに搬入される。 アーム33が下降され、この下降途中におい
て、ボデイBがアーム33のボデイ受部35
a,37aから、移載ステーシヨンS1にある
ハンガ21のボデイ受部21aへと載せ換えら
れる。そして、ボデイBが移載されたハンガ2
1は、移載ステーシヨンS1から搬出される。
また、下降されるアーム33は、下降途中にお
いてあるいは最下降位置となつたときにアーム
33が後退され、次の移載に備えることにな
る。 なお、アーム33の後退(縮長)をその下降途
中において完了するようにすれば、移載ステーシ
ヨンS1へのボデイBへの搬入を、アーム33が
最下降位置に降下するまでの間に行うことが可能
となる。また、ボデイ受部37aの搬送方向への
位置を調整することにより、車種の相違に対応し
てボデイ受部35aと協働してバランスよくボデ
イBを支承することができる。 脱荷用リフタL2の作用 脱荷用リフタL2の作用自体は、移載用リフタ
L1の作動順とは実質的に逆の順で行われるだけ
なので、以下簡単に説明すると、次の通りであ
る。 オーバヘツドコンベア2におけるボデイBを
支承したハンガ21の脱荷用ステーシヨンS3
への搬入。 前進位置とされたアーム33の最上昇位置へ
向けての上昇によるアーム33へのボデイBの
受け取り(ボデイBのハンガ21からの浮き上
り)、および引き続くハンガ21の脱荷用ステ
ーシヨンS3からの搬出。 ボデイBを支承したアーム33の最下降位置
となるまでの間の第2フロアコンベア3におけ
る台車14の脱荷用ステーシヨンS3への搬
入。 ボデイBを支承したアーム33の最下降位置
へ向けての下降に伴う脱荷用ステーシヨンS3
での台車14上へのボデイBの移し換え(脱
荷)。 アーム33を後退させると共に、ボデイBが
脱荷された台車14の搬出(実施例ではこの後
に次の脱荷に備えての台車14の搬入が行われ
る)。 位置決テーブルPの構成 第7図〜第8図に示すように、位置決テーブル
Pは、昇降テーブル42と、昇降テーブル42上
に位置された可動レール43と、可動レール43
上に位置された可動テーブル44と、を備えてい
る。昇降テーブル42は、床面Fに対して、左右
各々2本づつの支持リンク45,46の中間部分
をピン47で回動自在で連結してなるパンタクラ
フ式の支柱を介して支持されている。すなわち、
各支持リンク45,46の各上端部は、ピン48
あるいは49により昇降テーブル42に対して回
動自在に連結され、またその下端部は、支持リン
ク45についてはピン50により床面Fに対して
回動自在に、また他方の支持リング46について
はローラ51を介して床面Fに摺動自在に当接さ
れている。そして、床面Fと昇降テーブル42と
の間には、油圧シリンダ52が架設されている。
これにより、床面Fと昇降テーブル42と一対の
支持リンク45,46により四節平行リンクが構
成されて、油圧シリンダ52の伸縮に応じて、昇
降テーブル42が昇降される。 前記可動レール43は、ローラ53を介して、
昇降テーブル42に対してボデイBの搬送方向に
沿つて変位自在とされ、また可動テーブル44
は、ローラ54を介して、可動レール43に対し
てボデイBの車幅方向に変位自在とされている。
この可動レール43を所望の変位位置とするた
め、ボデイBの搬送方向に間隔をあけて昇降テー
ブル42上に保持れさた一対のスプロケツト5
5,56間にチエーン57が巻回され、一方のス
プロケツト56が昇降テーブル42上に設けたモ
ータ58によつて正逆回転されるようになつてい
る。また、上記チエーン57には、可動レール4
3に保持されたスプロケツト59が係合され、モ
ータ58の正転、逆転に応じて、チエーン57に
係合するスプロケツト59すなわち可動レール4
3が、搬送方向前方側あるいは後方側へ向けて変
位される。 前記可動テーブル44は、その四隅において、
ハンガ21のボデイ受部21aと干渉しない位置
において、合計4つのボデイ受部60が構成れさ
ている(例えばボデイ受部18aあるいは35
a,37aに相当する位置)。また、昇降テーブ
ル42上には、車幅方向左右各々の位置に、搬送
方向に隔置して、一対の押圧アーム61がピン6
2を中心にして揺動自在に取付けられ、この各押
圧アームの先端部はボデイ押圧部61aとされて
いる。この搬送方向に隔置された一対の各押圧ア
ーム61は連結ロツド63を介して連結され、こ
の連結ロツド63と昇降テーブル42との間に架
設したシリンダ64の伸縮に応じて、押圧アーム
61が、車幅方向に後退した位置と進出した位置
とに揺動変位されるようになつている。そして、
実施例では、位置決ステーシヨンS2にあるボデ
イBが搬送方向所定位置にあるか否かを、発光部
65aと受光部65bとを備えた光学的センサ6
5を利用して検出するようにしてある。 位置決テーブルPの作用 ハンガ21に保持されたボデイBが、位置決ス
テーシヨンS2すなわち位置決テーブルP上方に
きて停止すると、油圧シリンダ52が伸長して、
可動テーブル44(のボデイ受部60)がハンガ
21上のボデイBに下方から当接(例えばボデイ
Bのサイドフレームに当接)して、当該ボデイB
をハンガ21より浮き上がらせる。この状態で、
シリンダ64を伸長させると、押圧アーム61
(のボデイ押圧部61a)がボデイBを左右方向
両側から押圧して、当該ボデイBを車幅方向に位
置決めする(可動テーブル44の車幅方向変位)。
また、ボデイBの先端部形状を検出する光学的セ
ンサ65を利用して当該ボデイBの先端位置が所
定位置となるようにモータ58が正転あるいは逆
転され、これによりボデイBの搬送方向の位置決
めがなされる(可動テーブル44の搬送方向変
位)。この車幅方向および搬送方向の位置決めの
後は、油圧シリンダ52が縮長されることによ
り、位置決めされたボデイBが停止しているハン
ガ21に再び保持される。 全体の作用 先ず、第1フロアコンベア1により、所定ピツ
チ毎に間欠送りされる台車14によつて、当該台
車14上のボデイBが移載ステーシヨンS1へ搬
入される。そして、移載用リフタL1を利用し
て、この移載ステーシヨンS1へ搬入されたハン
ガ21に対して、第1フロアコンベア1(の台車
14上)のボデイBが、当該ハンガ21に移載さ
れる。 ハンガ21に移載された後のボデイBは、所定
ピツチ毎に間欠送りされつつ位置決めステーシヨ
ンS2へ搬入され、ここで、車幅方向および搬送
方向への位置ずれが修正される。この後、位置決
めステーシヨンS2より搬出された直後に脱荷用
ステーシヨンS3へ搬入され、脱荷用リフタL2
によつて、第2フロアコンベア3(の台車14
上)に脱荷される。この脱荷の際、ボデイBは、
あらかじめ位置決めステーシヨンS2によつてハ
ンガ21に対して精度良く位置決めされている一
方、脱荷用リフタL2はこの位置決めされた状態
のままボデイBを垂下させて第2フロアコンベア
3の台車14上に移すだけなので、この第2フロ
アコンベア3に脱荷されボデイBは、当該第2フ
ロアコンベア3の台車14に対して精度良く位置
決めされた状態となる。 以上実施例について説明したが、本発明はこれ
に限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。 移載ステーシヨンS1へ搬入するボデイBの
位置決め、すなわち台車14に対するボデイB
の位置決めを行うようにしてもよい。この場
合、第1フロアコンベア1の移載ステーシヨン
S1より若干搬送方向前方側において、床面F
下方に例えば第7図〜第9図に示すような位置
決テーブルを備えた位置決めステーシヨンを別
途設けておき、この別途設けた位置決めステー
シヨンでの台車14に対する位置決め後に、再
び移載ステーシヨンS1へ戻つてオーバヘツド
コンベア2への移載を行わせるようにしてもよ
い。 台車14特に第2フロアコンベア3の台車1
4に、脱荷された後のボデイBが当該台車14
に対して動かないようにするための固定手段を
設けるようにしてもよい。 第1、第2の両フロアコンベア1,3共に、
台車14を有しない形式のものであつてもよ
い。 リフタL1,L2のアーム33は、前ボデイ
受部35a用と後ボデイ受部37a用とに別途
独立して構成して、それぞれ伸縮自在としても
よい。この場合は、車種に応じたボデイBの支
持をよりバランスよく行なうことができる。 ハンガ21は開閉式のものであつてもよく、
この場合、第1フロアコンベア1からオーバヘ
ツドコンベア2へのボデイBの移載は従来と同
じようにして行うことができる。また、ハンガ
21が開閉式の場合は、脱荷ステーシヨンS3
でのハンガ21と脱荷用リフタL2との作動関
係は、この脱荷用リフタL2がハンガ21上の
ボデイBを持ち上げた後、ハンガ21を開いた
状態で当該脱荷用リフタL2を下降させるよう
にしてもよい。 (発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、
オーバヘツドコンベアからフロアコンベアへのボ
デイの脱荷を、当該フロアコンベアに対して精度
良く所定位置に行うことができる。 また、搬送に要する時間の短縮化を図ることが
できる。 さらに、構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における車両組立ラインのボデ
イ搬送装置の全体を示す簡略平面図。第2図は移
載ステーシヨン部分の詳細を示す側面図。第3図
はフロアコンベアをその搬送方向と直交する方向
から見た一部断面正面図。第4図は移載ステーシ
ヨンおよび脱荷用ステーシヨンの詳細をその搬送
方向から見た正面図。第5図はリフタのアーム部
分を示す平面一部断面図。第6図は第5図の左側
面一部断面図。第7図は位置決めステーシヨンの
詳細を示す側面図。第8図は位置決めステーシヨ
ンの詳細を示す平面図。第9図は位置決めステー
シヨンをその搬送方向から見た正面図。第10図
はボデイに対する各支承部分を示す簡略平面図。 S2……位置決めステーシヨン、S3……脱荷
用ステーシヨン、B……ボデイ、L2……脱荷用
リフタ、P……位置決テーブル、2……オーバヘ
ツドコンベア、3……(第2)フロアコンベア、
13……ローラ、14……台車、15……ガイド
レール、18a……ボデイ受部、21……ハン
ガ、21a……ボデイ受部、22……ガイドレー
ル、31……ガイドポスト、32……アーム基
体、33……アーム、34……油圧シリンダ、3
5a……ボデイ受部、37a……ボデイ受部、4
2……昇降テーブル、43……可動レール、44
……可動テーブル、52……油圧シリンダ、58
……モータ(搬送方向駆動用)、61……押圧ア
ーム、61a……ボデイ押圧部、64……シリン
ダ(車幅方向駆動用)、65……センサ(搬送方
向位置確認用)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハンガを有するオーバヘツドコンベアからフ
    ロアコンベアの順でボデイを順次搬送するように
    した車両組立ラインの搬送装置において、 前記オーバヘツドコンベアに対して設けられ、
    前記ハンガ上のボデイを持ち上げて搬送方向及び
    車幅方向に位置決めした後下降して該ハンガ上に
    再び該ボデイを載置するための位置決テーブルを
    有する位置決ステーシヨンと、 前記オーバヘツドコンベアとフロアコンベアと
    の間であつて前記位置決ステーシヨンよりも搬送
    側に設けられ、前記位置決ステーシヨンから搬送
    されたハンガ上のボデイを持ち上げた後該ハンガ
    の動きと同期して下降することにより該フロアコ
    ンベア上に該ボデイを脱荷させるための脱荷用リ
    フタを備えた脱荷ステーシヨンと、 を備えていることを特徴とする車両組立ラインの
    搬送装置。
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