JPH01115788A - 自動車組立ラインの足回り部組付装置 - Google Patents

自動車組立ラインの足回り部組付装置

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Publication number
JPH01115788A
JPH01115788A JP62274485A JP27448587A JPH01115788A JP H01115788 A JPH01115788 A JP H01115788A JP 62274485 A JP62274485 A JP 62274485A JP 27448587 A JP27448587 A JP 27448587A JP H01115788 A JPH01115788 A JP H01115788A
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JP
Japan
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article
pallet
jig
holding
holding part
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Pending
Application number
JP62274485A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
Junichi Usui
臼井 純一
Haruo Oda
小田 治男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フロント用の足回り装置を備えるフロント側
の物品部とリヤ用の足回り装置を備えるリヤ側の物品部
とを位置決めした状態で載置自在な治具パレットが設け
られ、前記両物品部とボディとのセツティング箇所を経
由して、前記治具パレットを搬送するパレット搬送手段
が設けられ、前記ボディを前記セツティング箇所の上部
に搬送し、且つ、下降移動させて前記両物品部にセツテ
ィングするボディ搬送手段が設けられた自動車組立ライ
ンの足回り部組付は装置に関する。
〔従来の技術〕
かかる自動車組立ラインにおける足回り部組付装置は、
フロント側やリヤ側の両物品部が載置された治具パレッ
トを、セツティング箇所で停止させ、ボディをセツティ
ング箇所の上部から下降移動させるに伴って両物品部に
セツティングする手順で、作業を行わせることになる。
ちなみに、セツティングの後は、ボディと両物品部とを
、ボルト・ナンド等の締付部材を用いて締付固定するこ
とになる。そして、その締付固定作業を、セツティング
箇所で行わせることもできるが、一般には、セツティン
グ箇所よりも搬送方向下手側に、締付固定箇所を設けて
、セツティングが完了した治具パレットを締付固定箇所
に搬送させることになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、車種の差異によりホイールベースが異なるこ
とがあり、これに対処すべく、ホイールベースの差異に
合わせて、複数種の治具パレットを形成することが考え
られる。つまり、フロント側の物品部とリヤ側の物品部
とを、前後間隔を異ならせて載置する複数種の治具パレ
ットを形成しておくことが考えられる。
しかしながら、ホイールベースの差異に合わせて複数種
の治具パレットを用意しようとすると、多大な数の治具
パレットを備えさせねばならないものとなって、設備コ
ストが高価になる不利がある。
又、かかる足回り部組付装置においては、前述のボルト
・ナツト等の締付部材を保持する締付部材保持手段を、
治具パレットに備えさせて、締付固定作業の簡素化並び
に自動化を図ることが考えられている。そして、このよ
うに、締付部材保持手段をも治具パレットに備えさせる
場合には、上述のホイールベースの差異に合わせて、締
付部材保持手段の位置を変更させる必要が生じるものと
なる。
従って、ホイールベースの差異に合わせて複数種の治具
パレットを用意する場合には、各種類の治具パレット夫
々において、締付部材保持手段の位置をも異ならせるこ
とになり、その結果、各治具パレットそのものの構成も
複雑になることに起因して、設備コストが一層高価にな
るものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、治具パレットそのものの構成の簡素化並びに
操作の簡略化を図りながらも、1種類の治具パレットの
みを用いて、ホイールベースの異なるものの組付けをも
行えるようにする点にあ為。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による自動車組立ラインの足回り部組付装置の特
徴構成は、フロント側の物品部とリヤ側の物品部とを位
置決めした状態で載置自在な治具パレットにおける前記
リヤ側の物品部に対する保持部又は前記フロント側の物
品部に対する保持部が、前後方向に位置調節自在に前記
治具パレットに設けられ、前記ボディに対して前記両物
品部を固定させる締付部材を保持する締付部材保持手段
が、前記治具パレットに設けられ、且つ、前記前後方向
に位置調節される保持部に支持される物品部に対応する
締付部材保持手段は、前後方向に位置調節される保持部
と一体移動する保持部側部材に取付けられている点にあ
り、その作用及び効果は次の通りである。
〔作 用〕
すなわち、ホイールベースの差異に合わせて、リヤ側の
物品部に対する保持部又はフロント側の物品部に対する
保持部の前後方向での位置を調節できるようにし、しか
も、前後方向に位置調節される保持部に支持される物品
部に対応する締付保持手段を、前後方向に位置調節され
る保持部と一体移動させることによって、1種類の治具
パレットを用いて、ホイールベースの異なるものの組付
けを行わせることができるようにしである。
〔発明の効果〕
従って、ホイールベースの異なるものの組付けを、1種
類の治具パレットを用意するだけで行えるので、設備の
低廉化を図ることができるのであり、そして、特に本発
明によれば、締付部材保持手段をも、ホイールベースの
差異に合わせ前後方向に位置調節させるに、締付部材保
持手段を、前後方向に位置調節される保持部と一体移動
する保持部側部材に取付けるようにしであるから、締付
部材保持部を、保持部とは別個に、前後方向に位置調節
自在に取付ける構造を用いるに較べて、治具パレット全
体としての構成の簡素化並びに操作性の簡略化を図れる
のである。
もって、実施製作面において有利な構成で、1種類の治
具パレットを用いながら、ホイールベースの異なるもの
の組付けをも良好に行わせることができるようになった
。゛ 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、自動車組立ラインについて、第2図に基づいて概
略的に説明する。
例示する自動車組立ラインは、オーバヘッド式コンベヤ
装置等を用いて構成されるメインライン(L1)と、治
具パレット(P)を備えるサプライ7 (Lx) (!
:、オーバーヘッド式コンベヤ装置等を用いて構成され
る中継ライン(L3)とを備えている。
そして、組立途中のボディ(B)が、メインライン(L
1)の途中箇所からサプライン(L2)に受渡され、サ
プライン(L2)において、エンジン、足回り関係や、
搭乗シート、タイヤ、排気関係等がボディ(B)に組付
けられ、それらの組付が完了したボディ(B)が、中継
ライン(L1)を介してメインライン(L1)に受渡さ
れ、そして、再びメインライン(Lυにおいて、受渡さ
れたボディ(B)に対して最終的な組付が行われるよう
になっている。
前記サプライン(Lt)について説明を加えると、前記
治具パレット(P)が、エンジン、フロント用の足回り
装置を備えるフロント側の物品部(Xυと、リヤ用の足
回り装置を備えるリヤ側の物品部(K2)と、図示は・
省略するが燃料タンク、排気管、消音器、配線類等とを
位置決めした状態で載置自在に構成され、もちろん、治
具パレット(P)をラインに沿って搬送する機能を備え
させている。
そして、物品供給箇所(K1)にて前記両物品部(X1
)、(X1)や燃料タンク、排気管、消音器、配線類等
とを治具パレット(P)に積載し、その治具パレット(
P)をセツティング箇所(K2)に搬送して、前記ボデ
ィ(B)を前記両物品部(Xυ、(Xz)にセツティン
グし、その後、締付箇所(K1)に治具パレット(P)
を搬送して、締付部材つまりボルト・ナツトを用いて、
セツティングされたボディ(B)と、両物品部(X1)
、 (XZ)や燃料タンク、排気管、配線類等とを固定
するようになっている。以下の工程については詳述はし
ないが、治具バレッ) (P)を搬送しながら、前述の
如く、搭乗シート、タイヤ等の組付けが行われる。
以下、各部の構成を詳述しながら、前記両物品部(xt
)、 (xz)と前記ボディ(B)とのセツティング、
並びに、セツティングされた両物品部(X t ) 。
(x2)と前記ボディ(B)との締付固定について説明
する。尚、両物品部(L) 、(Xz)を図示するに、
サスペンション装置等を必要に応じて省略する。
又、燃料タンク、排気管、消音器、配線類等とボディ(
B)とのセツティング並びに締付固定については、図示
は省略するが、必要に応じて説明を加える。
第3図乃至第6図に示すように、前記治具パレット(P
)は、基本的には、左右一対の縦枠(1)と、前後方向
に並ぶ複数本の横枠(2)とを組付けて、梯子状に形成
されている。
そして、治具パレット(P)の前方側部分には、前記フ
ロント側の物品部(x1)に対する保持部(H1)を備
え、パレット後方側部分には、リヤ側の物品部(K2)
に対する保持部(lを備えている。
もちろん、治具パレット(P)の各所には、燃料タンク
、排気管、消音器等に対する保持部が設けられることに
なる。つまり、例えばリヤ側の保持部(Hz)の前方部
分に、燃料タンクの保持部を設ける等、各部品の取付箇
所に合わせて、各部品の保持部が設けられることになる
又、治具パレット(P)は、セツティング箇所(H2)
や締付箇所(H3)等においては位置決めされるもので
あって、そのために、治具パレット(P)の前端側箇所
や後端側箇所に、ビン係合孔(3)が形成されている。
従って、セツティング箇所(H2)や締付箇所(K1)
等のパレット位置決め箇所には、第7図及び第8図にも
示すように、前記ビン保合孔(3)に係脱するロックビ
ン(4)が、エアシリンダにて昇降操作されるように設
けられている。
さらに、治具パレット(P)の前部側箇所や後部側箇所
並びにその他の各所には、締付部材保持手段としてのナ
ンド用のホルダー(5a)やボルト用のホルダー(5b
)が、昇降自在並びに縦軸芯周りで回動自在に設けられ
ている。これらホルダー(5a) 、 (5b)は、締
付箇所(H2)において、上昇並びに回動操作されて、
セツティングされたボディ(B)と両物品部(X1)、
 (X2)や燃料タンク、排気管、消音器、配線類等と
を固定することになる。従って、前記ボディ(B)には
、ホルダー(5a) 、 (5b)に保持されたナツト
やボルトに対応するボルトやナツトが付設されており、
又、締付箇所(H3)には、第10図にも示すように、
前後一対のホルダー操作ロボット(6)が設けられてい
る。
前記ホルダー操作ロボット(6)は、基体(6a)と、
それに対してアクチュエータ(m1)によって縦軸芯周
りで揺動操作自在な第1アーム(6b)と、それに対し
てアクチュエータ(m−)によって縦軸芯周りで揺動操
作自在な第2アーム(6c)と、アクチュエータ(n+
−)にて回動操作され、且つ、アクチュエータ(I4)
によって第2アーム(6c)に対して昇降操作されて操
作部(6d)とからなり、操作部(6d)を各ホルダー
(5a) 、 (5b)の下端部に係合させて、各ホル
ダー(5a) 、 (5b)を昇降並びに回転操作する
ようになっている。尚、各ロボット(6)は、複数のホ
ルダー(5a) 、 (5b)を設定順序に沿って操作
するものであって、例示はしないが、各ロボット(6)
の運行を管理するコントローラが設けられることになる
。又、燃料タンク、排気管、消音器、配線類の固定もロ
ボット(6)にて行われることになるが、必要に応じて
、例示するロボット(6)以外のロボットをも設けて行
うことになる。     ゛ 前記フロント側の保持部(H3)は、フロント側の物品
部(Xυの基体フレーム(P1)を受止める複数個の受
は具(6)と、前記基体フレーム(F1)に下方より係
合する位置決め用の複数個のビン(7)とにより、フロ
ント側の物品部(X1)を位置決めした状態で載置する
ようになっている。そして、前記複数個の受は具(6)
並びに複数個の係合ビン(7)が、板状の基材(8)か
ら立設された柱状部材(9)に支持されている。尚、各
柱状部材(9)は、受は具(6)と保合ビン(7)との
支持に共用されるものと、受は具(6)や保合ピン(7
)の1つを支持するものとがある。
又、前記板状の基材(8)が、左右一対のスライドレー
ル(10)によって前後自在に支持されており、もって
、フロント側の保持部(H8)は、前後方向に位置変更
操作できるようになっている。
但し、図中、(11)は、フロント側の保持部(n+)
の前後移動範囲を規制すべく、前記板状の基材(8)に
接当作用するストッパーであり、又、(12)は、フロ
ント側の保持部(H8)を所定位置に固定すぺ(、前記
板状の基材(8)に下方より係合するロックビンである
ところで、本実施例においては、セツティング箇所(H
2)において、フロント側の保持部(1(+)を自動的
に前後動操作するようになっており、そして、その前後
動に関連して、前記ロックビン(12)を係脱させるよ
うになっている。
すなわち、第9図に示すように、セツティング箇所(H
2)に、左右一対のガイドレール(13)に沿ってスラ
イド自在な可動体(14)が設けられ、その可動体(1
4)に、前後一対の係止片(15)が設けられ、これら
係止片(15)が、前記板状の基材(8)に付設した被
係止片(16)を係止するようになっている。
前記可動体(14)は、移動操作用の電動モータ(17
)にて駆動される螺軸(18)に嵌合するコマ部材(図
示せず)を備えており、電動モータ(17)の正逆転に
より、前後にスライド・移動するようになっている。
前記一対の係止片(15)は、横軸芯周りでの上下揺動
によって、係止作用状態と係止解除状態とに切換えられ
るものであて、1つのエアシリンダ(19)にて揺動操
作されるようになっている。
すなわち、エアシリンダ(19)が、一対の係止片(1
5)の一部側に連動連結され、一対の係止片(15)の
夫々と一体回転する一対のギヤ(20)が、咬合状態で
設けられている。
前記ロックピン(12)は、第4図に示すように、スプ
リングによって保合側に付勢されると共に、解除レバー
(21)によって、係合解除側に切り換え操作できるよ
うになっている。そして、セツティング箇所(Kt)に
は、解除レバー(21)を押し操作するエアシリンダ(
22)が設けられている。
尚、フロント側の保持部(H1)を前後動させるのは、
ボディ(B)のセツティングに際して、ボディ側の部材
とフロント側の物品部(X1)との接当干渉を回避する
ためであり、その詳細については、後述する。
前記リヤ側の保持部(Jig)は、前記フロント側の側
の保持部(■1)と同様に、リヤ側の物品部(X2)の
基体フレーム(F2)を受止める複数個の受は具(23
)と、前記基体フレーム(F2)に下方より係合する位
置決め用の複数個の保合ピン(24)とにより、リヤ側
の物品部(×2)を位置決めした状態で載置するように
なっている。そして、前記複数個の受は具(23)並び
に複数個の保合ピン(24)が、板状の基材(25)に
柱状部材(26)を用いて支持されている。
前記複数個の受は具(25)や前記複数個の保合ピン(
24)は、4輪駆動や2輪駆動等の駆動形式の差異、並
びに、2輪ステアリングと4輪ステアリングとのステア
リング形式の差異に合わせて、選択的に使用されるよう
になっている。その選択のための構成は、詳述はしない
が、前記柱状部材(26)のいずれかを伸縮調節自在に
構成して、不要のものを下方側に退避させるようになっ
ている。
又、例示する前記ナツトやボルトのホルダー(5a) 
、 (5b)のうちのフロント側の物品部(x1)に対
応してパレット前方側に装備されるものが、治具パレッ
ト(P)そのものに取付けられるのに対し、リヤ側の物
品部(Xりに対応してパレット後方側に装備されるボル
トのホルダー(5b)が、前記板状の基材(25)に取
付けられている。尚、板状の基材(25)に取付けられ
るホルダー(5b)のうちの所要のものは、前記駆動形
式の差異や、前記ステアリング形式の差異に合わせて、
位置調節されるようになっている。
さらに、前記板状の基材(25)には、セツティングさ
れるボディ(B)に下方より係合する保合ピン(26)
の支持ブラケット(27)や、後輪のホイール部を受は
止め支持する受は片(28)が連設されている。
ところで、車種の差異によりホイールベースが異なるこ
とがあり、このため、リヤ側の保持部(+12)は、前
後方向に位置調節自在に治具パレット(P)に取付けら
れている。
すなわち、前記板状の基材(25)が、左右一対のスラ
イドレール(29)によって前後動自在に支持され、板
状の基材(25)に、パレット側の被保合部材(30)
に上方より係合する係合ピン(31)が設けられ、前記
被保合部材(30)には、前後に2箇所の保合孔が形成
されており、もって、保合ピン(31)を係脱しながら
、リヤ側の保持部(lag)を前後2位置に調節できる
ようにしである。ちなみに、この基材(25)が、ホル
ダー(5b)を取付け、且つ、保持部(■1)と一体移
動する保持部側部材として機能することになる。
尚、前記係合ピン(31)は、下方側、すなわち保合側
に弾性付勢されており、付勢力に抗して引張り操作する
ことによって判読状態となる。
第1図及び第5図に示すよう6已、前記サプライン(F
2)の全長に亘るローラコンベヤ装置と、治具バレッ)
 (P)を係止移動させる移動体(A)とが設けられて
、パレット搬送手段が構成されている。
ローラコンベヤ装置は、左右一対の搬送部(D)を備え
るものであって、各搬送部(D)には、横軸芯周りで回
転する受止め用のローラ(32)と、縦軸芯周りで回転
する横移動規制用のローラ(33)とが設けられている
。従って、治具パレ。
ト(P)は、その左右の端部をローラ(32) 、 (
33)にて受止め案内されながら、ラインに沿うて移動
できるようになっている。
但し、図中(34)は、逆U字状のコンベヤフレームで
あって、ライン長手方向に沿って適当間隔おきに立設さ
れている。ちなみに、このコンベヤフレーム(34)は
、その他の諸機器を取付ける基台としても利用されるこ
とになる。
前記移動体(A)は、第11図及び第12図にも示すよ
うに、縦断面形状■の字状のガイド(35)に沿って走
行するものであって、車体前部と車体後部との夫々に、
左右一対の走行車輪(36)と8個の振れ止め用ローラ
(37)とを備え、且つ、車体前部の左右一対の走行車
輪(36)が電動モータ(図示せず)にて駆動されて、
進行するようになっている。
又、移動体(A)の上部には、パレット係止用の一対の
係止片(38)が設けられている。これら係止片(38
)は、上下揺動自在に枢支されるものであって、上方側
の揺動に伴って治具パレット(P)を係止し、下方側の
揺動に伴って係止を解除するようになっている。尚、一
対の係止片(38)の揺動操作構成は、詳述はしないが
、電動モータにてスライド移動されるカム部材を用いて
行うようになっている。
尚、前記ガイド(35)の側面には、電力供給や制御信
号の授受のための給電レール(39)が取付けられ、そ
して、移動体(A)には、集電子(40)が取付けられ
ている。又、ガイド(35)の上面に、ラック(41)
が取付けられ、移動体(A)には、ラフ(41)に係合
するピニオン(42)と、例示はしないが、そのピニオ
ン(42)の回転量を検出するロータリエコーダ(図示
せず)とが設けられており、移動体(A)の走行速度や
走行距離を検出することができるようになっている。
ところで、上記移動体(A)は、サプライン(L2)の
各所に分散配置されるものであって、複数台の移動体(
A)が、順次治具バレッ) (P)を搬送するようにな
っている。つまり、各移動体(A)は、所定区間を往復
移動するように制御されるものであって、詳しくは、区
間の始端部分から終端部に向けて、治具パレット(P)
を係止搬送したのちは、区間の始端部に復帰走行するよ
うになっている。
尚、ラインの長平方向に隣接する′移動体(A)同士は
、一方が治具バレソ) (P)の左側箇所を係止し、且
つ、他方が治具パレット(P)の右側箇所を係止するよ
うに、ラインの横巾方向に位置を異ならせて配置されて
おり、これによって、隣接する移動体(A)が干渉する
ことを回避させるようになっている。
第1図に示すように、前記メインライン(M)の途中箇
所からサプライン側に供給されるボディ(B)は、次に
述べるボディ搬送手段(G)によって、前記セツティン
グ箇所(K2)の上部に搬送されたのち、下降移動され
て、前記両物品部(X l ’) 。
(Xt)にセツティングされるようになっている。
但し、ボディ(B)の下降移動に伴って、前記フロント
側の物品部(X1)が治具パレット(P)に対して前後
動されて、ボディ側の部材とフロント側の物品部(x1
)とが接当干渉することを回避させるようになっている
尚、図中(43)は、メインライン(L1)から供給さ
れたボディ(B)を、ボディ搬送手段(G)の始端部に
搬送する中継用の移動体であって、ガイド(44)に沿
って往復走行するようになっている。
前記ボディ′搬送手段(G)は、第13図及び第14図
に示すように、上部側の左右一対のガイドレール(45
)に沿って吊下げ状態で走行するキャリアを備える、い
わゆるオーバーヘッド式に構成されている。
前記キャリアは、左右一対の四角状のハンガ−フレーム
(46)を備え、それらハンガーフレーム(46)の前
端部と後端部とに、ボディ係止枠(47)が縦軸芯周り
で出退揺動自在に枢着されている。尚、ボディ係止枠(
47)は、エアシリンダにて揺動操作されるようになっ
ている。
又、キャリアは、推進用の電動モータ(48)にて駆動
されるピニオン(49)を備えるものであり、そのとニ
オン(49)が、ガイドレール(45)に沿って架設し
たラック(50)に係合することによって、走行するよ
うになっている。
前記左右の各ハンガーフレーム(46)は、キャリア本
体側の支持部(51)に、スライド昇降自在に支持され
ると共に、各ハンガーフレーム(46)の上下方向に沿
うフレーム部分には、ラック(52)が形成されている
。そして、前記ラック(52)に咬合するピニオン(5
3)が、前記支持部(51)に設けられており、もって
、ピニオン(53)を正逆に駆動回転させることにより
、左右のハンガーフレーム(46)を昇降させるように
なっている。
前記4つのピニオン(53)は、第15図においても概
略的に示すように、1つの昇降用の電動モータ(54)
にて駆動されるようになっている。
すなわち、左方側の前後一対のピニオン(53)や右方
側の前後一対のピニオン(53)が、伝動軸(55)に
て一体回転するように連結され、それら左右の伝動軸(
55)の夫々とベベルギヤにて連結される駆動軸(56
)が設けられ、その駆動軸(56)が、前記昇降用の電
動モータ(54)とギヤ連動されている。
尚、図中(57)は、ハンガーフレーム(46)の振れ
止め用の保持具であって、ハンガーフレーム(46)の
下端部に設けた保合ピン(58)に対して係脱自在に構
成されると共に、地上側のガイド(59)に沿って昇降
自在に支持され、さらには、例示はしないが、エアシリ
ンダによって、一定収上の力で押されると下降する状態
で上方側に復帰操作されるようになっている。
次に、ボディ(B)のセツティングの手順について、主
として、第1図及び第16図(イ)、([1)、(ハ)
を参照しながら説明を加える。但し、例示図においては
、ボディ側のスタビライザ(a)や配管(b)が、フロ
ント側の物品部(X1)のエンジンに接当干渉する場合
を例に挙げて記載されている。
先ず、フロント側やリヤ側の物品部(X1)、 (Xt
)及び燃料タンク、排気管、消音器、配線類等が載置さ
れた治具パレット(P)をセツティング箇所(H2)に
搬送することや、ボディ(B)を支持するキャリアをセ
ツティング箇所(Kt)の上部に搬送することが行われ
る。
そして、治具パレット(P)がセツティング箇所(H2
)に搬送されると、パレット位置決め用のロックピン(
4)を係合状態に切換えること、可動体(14)の一対
の係止片(15)を係止作用状態に切換えること、並び
に、フロント側の保持部(H8)に対するロックピン(
12)を保合解除状態に切換えることが行われる。
次に、ハンガーフレーム(46)の昇降用電動モータ(
54)が作動されて、ボディ(B)が下降移動される。
そして、ボディ(B)の下降移動に伴って、可動体(1
4)の移動操作用の電動モータ(17)が作動されて、
フロント側の物品部(X1)が前方側に移動されたのち
、再び、後方側に移動されるようになっている。
尚、ボディ(B)の下降に伴う可動体(14)の前後動
は、ボディ(B)の下降量に対する可動体(14)の目
標位置を予め設定することによって行われるようになっ
ており、具体的には、第17図に示すように、昇降操作
用の電動モータ(54)に付設のロータリエンコーダ(
54a)の検出情報と、移動操作用の電動モータ(17
)に付設のロータリエンコーダ(17a)の検出情報が
、マイクロコンピュータ利用の制御装置(60)に入力
されている。
そして、制御装置(60)が、予め記憶された情報及び
入力される検出情報に基づいて移動操作用の電動モータ
(17)の作動を制御するようになっている。
ちなみに、セツティングが完了すると、キャリア側のボ
ディ係止枠(47)が引退操作されて、キャリアが復帰
移動することになり、又、フロント側の保持部(x1)
に対するロックピン(12)が保合状態切換えられたの
ち、可動体(14)の一対の係止片(15)が係止解除
状態に切換えられることになる。そして、それらの操作
の完了後、移動体(^)によって治具バレッ) (P)
を締付箇所(K1)に搬送することになる。
〔別実流側〕
上述実施例では、ホイールベースの差異に合わせ、リヤ
側の物品部(X2)に対する保持部(H2)を、前後方
向に位置調節させるようにしたが、フロント側の物品部
(X1)に対する保持部(H4)を、前後方向に位置調
節させるようにしてもよい。
その場合、フロント側の保持部(■υに支持される物品
部(X1)に対応する締付部材保持手段(5a) 。
(5b)を、フロント側の保持部(11υと一体移動す
る保持側部材、例えば上述実施例では基板(8)に取付
けることになる。但し、上述の実施例の如く、フロント
側の保持部材(H1)を地上側の可動体(14)にて前
後動させる場合には、リヤ側の保持部(H2)を前後方
向に位置調節させるようにした方が、ホイールベースの
差異に拘らず、フロント側の保持部(II 1 )を可
動体(14)にて適正通り前後動操作できるものとなっ
てよい。
本発明を実施するに、上述の実施例で述べた各種部品以
外の自動車下回り部材を、治具パレット(P)に保持さ
せて、それらをもボディ(B)に組付けるようにしても
よく、又、本発明は、フロントエンジンタイプに限らず
、ミツドエンジンタイプや、リヤエンジンタイプにも適
用できるものである。
又、治具パレット(P)の具体構成、パレット搬送手段
(A、D)の具体構成、ボディ搬送手段(G)の具体構
成は、使用対象等に応じて各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る自動車組立ラインの足回り部組付装
置の実施例を示し、第1図は足回り組付箇所の概略側面
図、第2図は自動車組立ラインの概略平面図、第3図は
治具パレットの平面図、第4図は治具パレットの一部切
欠き側面図、第5図はフロント側の保持部の切欠き正面
図、第6図はリヤ側の保持部の切欠き背面図、第7図は
足回り組付箇所の平面図、−第8図は同箇所の切欠き側
面図、第9図は前後動操作構造を示す側面図、第10図
は治具パレットを締付箇所に位置させた状態の側面図、
第11図は移動体の一部切欠き側面図、第12図は移動
体の正面図、第13図はボディ搬送手段の正面図、第1
4図は同手段の側面図、第15図は伝動系を示す概略平
面図、第16図(() 、 (E1) 、(ト)はセツ
ティング作動の概略側面図、第17図はブロック図であ
る。 (5a) 、 (5b)・・・・・・締付部材保持手段
、(25)・・・・・・保持部側部材、(A、D)・・
・・・・パレット搬送手段、(B)・・・・・・ボディ
、(G)・・・・・・ボディ搬送手段、(H1)、 (
uz)・・・・・・保持部、(P)・・・・・・治具パ
レット、(X1)・・・・・・フロント側の物品部、(
xi)・・・・・・リヤ側の物品部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フロント用の足回り装置を備えるフロント側の物品部(
    X_1)とリヤ用の足回り装置を備えるリヤ側の物品部
    (X_2)とを位置決めした状態で載置自在な治具パレ
    ット(P)が設けられ、前記両物品部(X_1)、(X
    _2)とボディ(B)とのセッティング箇所を経由して
    、前記治具パレット(P)を搬送するパレット搬送手段
    (A、D)が設けられ、前記ボディ(B)を前記セッテ
    ィング箇所の上部に搬送し、且つ、下降移動させて前記
    両物品部(X_1)、(X_2)にセッティングするボ
    ディ搬送手段(G)が設けられた自動車組立ラインの足
    回り部組付け装置であって、前記治具パレット(P)の
    前記リヤ側の部品部(X_2)に対する保持部(H_2
    )又は前記フロント側の物品部(X_1)に対する保持
    部(H_1)が、前後方向に位置調節自在に前記治具パ
    レット(P)に設けられ、前記ボディ(B)に対して前
    記両物品部(X_1)、(X_2)を固定させる締付部
    材を保持する締付部材保持手段(5a)、(5b)が、
    前記治具パレット(P)に設けられ、且つ、前記前後方
    向に位置調節される保持部(H_2又はH_1)に支持
    される物品部(X_2又はX_1)に対応する締付部材
    保持手段(5b)は、前後方向に位置調節される保持部
    (H_2又はH_1)と一体移動する保持部側部材(2
    5)に取付けられている自動車組立ラインの足回り部組
    付装置。
JP62274485A 1987-10-28 1987-10-29 自動車組立ラインの足回り部組付装置 Pending JPH01115788A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149570A (ja) * 1985-12-25 1987-07-03 Honda Motor Co Ltd 自動車組立ラインにおける下回り部品の組付装置
JPS62210184A (ja) * 1986-03-07 1987-09-16 Mazda Motor Corp ワ−ク搭載装置
JPS62216879A (ja) * 1986-03-19 1987-09-24 Mazda Motor Corp 車両組立ラインの搬送装置

Patent Citations (3)

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