JP3513626B2 - 車両用シート搬送装置 - Google Patents

車両用シート搬送装置

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JP3513626B2
JP3513626B2 JP18181494A JP18181494A JP3513626B2 JP 3513626 B2 JP3513626 B2 JP 3513626B2 JP 18181494 A JP18181494 A JP 18181494A JP 18181494 A JP18181494 A JP 18181494A JP 3513626 B2 JP3513626 B2 JP 3513626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車などの車両組み
立て工場において、車両搬送ラインに順次搬送されてく
る車両に一方の側から左右一対のシートを運び込むよう
にした車両用シート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、車両搬送ラインに順次搬送されて
くる車両に対して、フロントやリアのシートを搭載する
方法としては、種々の方法が提案されている。つまり、
シートは比較的重量が大きく、搭載にあたって作業者の
人手のみに頼っていたのでは、作業者に過度の負担が掛
かるため、ロボット機構などと組み合わせた装置を用い
て、例えばワンボックス型車両においてリアシートを搭
載したり(特開平04−2422号)、或いは乗用車の
後部にリアシートを搭載したりする方法が取られている
(特開平04−41135号)。特に、乗用車のフロン
トシートの場合、一般に左右一対のシートからなるた
め、これらの左右一対のシートをワンセットで、車両の
一方の側(片側)から供給する方法や、予め左右一対の
各シートを車両の両側に分けて供給する方法などが提案
されている。
【0003】上記予め左右一対の各シートを車両の両側
に分けて供給する方法の場合、シート部品は、一般にシ
ートメーカーなどから1台分がワンセットとしてパレッ
トなどに納められて供給されるため、車両搬送ラインの
両側に各シートを分けて供給するためには、1個用の特
別なパレットが必要とされたり、この分離作業に余計な
手間が掛かるなどの問題があった。
【0004】したがって、上記左右一対の各シートを車
両の片側にワンセットとして供給する場合、シート分け
などの余分な手間などが掛からず、優れた方法と言え
る。しかしながら、この方法にあっても、シート供給側
と同一側のシートを車両に搭載するのは、比較的簡単に
できるものの、シート供給側と反対側のシートを車両に
搭載するのは、簡単ではない。そこで、このようなシー
ト供給側と反対側のシートを搭載するには、やはりロボ
ット機構などと組み合わせた装置を用いて、シート供給
側から車両の反対側のシートを当該車両内を通じて搭載
する方法(特開昭63−287683号)や、反対側の
シートを車両搬送ラインの車両上を飛び越えて搬送する
天井搬送方法などが採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シート
供給側と反対側のシートを車両内を通じて搭載する方法
にあっては、車両フロント部分中央部の長手方向に伸び
る突出部(トランスミッション収納部)やシフトレバ、
ハンドブレーキレバなどが邪魔になって、室内天井部分
とのスペースが狭く、スムーズなシートの搬入が結構困
難であった。一方、上記天井搬送方法にあっては、次の
ような問題点があった。 (1)先ず、車両搬送ラインを跨いで工場の高所部分に
所望の設備を設置しなければならないので、大きな設備
コストが掛かる。(2)また、設備のメンテナンスにあ
たっても、高所作業が必要とされるため、作業性の低下
が避けられない。(3)さらに、天井の設備部分でトラ
ブルが生じた場合、持ち上げられたシートの取り外しや
設備の復旧が大変で、ラインが長時間にわったて停止す
るなどの問題が発生する。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、左右一対のシートを車両搬送ライン
の片側に供給し、特に、シート供給ラインとは反対側の
シートを、順次搬送されてくる車両間のスペース部分
(間隔部分)を横断して、車両側に供給するようにした
車両用シート搬送装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の構成は、車両が順次搬送される車両搬送ラインの両
側に当該車両搬送ラインと平行して布設された台車用走
行ラインと、該台車用走行ライン上に載り前記車両搬送
ラインの車両移動と同期して移動する左右のシート受け
用台車と、該両シート受け用台車の一方に設置されて前
記車両の左右一対のシートの一方が供給されると共に、
当該一方のシートを前記順次搬送されてくる前後の車両
間のスペース部分に送り出すシート横断送出し部と、前
記シート受け用台車の他方に設置されて前記シート横断
送出し部から送り出された一方のシートを受け取ると共
に、旋回して当該一方のシートを当該台車上の所定の位
置に設置させるシート横断受取り部とからなる車両用シ
ート搬送装置にある。
【0008】本発明に係る請求項2記載の構成は、前記
シート横断送出し部が、シート受け用台車上に設置され
て前記車両搬送ライン側の順次搬送される車両間のスペ
ース部分に進退自在に送り出されるシート送出し用スラ
イドテーブルと、該シート送出し用スライドテーブル上
に載り前記一方のシートが積載されるシート送出し用補
助台車とからなる上記請求項1記載の車両用シート搬送
装置にある。
【0009】本発明に係る請求項3記載の構成は、前記
シート横断受取り部が、シート受け用台車上に設置され
て前記車両搬送ライン側の順次搬送される車両間のスペ
ース部分に進退自在に送り出されるシート受取り用補助
台車と、該シート受取り用補助台車上に旋回自在に設置
されて前記一方のシートを受け取る旋回アーム機構とか
らなる上記請求項1記載の車両用シート搬送装置にあ
る。
【0010】本発明に係る請求項4記載の構成は、前記
シート横断送出し部が、シート受け用台車上に設置され
て前記車両搬送ライン側の順次搬送される車両間のスペ
ース部分に進退自在に送り出されるシート送出し用スラ
イドテーブルと、該シート送出し用スライドテーブル上
に載り前記一方のシートが積載されるシート送出し用補
助台車とからなると共に、前記シート横断受取り部は、
シート受け用台車上に設置されて前記車両搬送ライン側
の順次搬送される車両間のスペース部分に進退自在に送
り出されるシート受取り用補助台車と、該シート受取り
用補助台車上に旋回自在に設置されて前記一方のシート
を受け取る旋回アーム機構とからなる上記請求項1記載
の車両用シート搬送装置にある。
【0011】本発明に係る請求項5記載の構成は、前記
旋回アーム機構が、シートをクランプするシートクラン
プハンドユニット部と、当該シートクランプハンドユニ
ット部を昇降させる昇降ユニット部とらかなる上記請求
項3、又は4記載の車両用シート搬送装置にある。
【0012】本発明に係る請求項6記載の構成は、前記
シートクランプハンドユニット部が、ベースフレーム部
材から外側に向かって取り付けられて、シートの底面部
と背凭れ部を支持する少なくとも2本の固定フィンガー
部材と、シートの座部側部分を押圧する可動フィンガー
部材と、前記ベースフレーム部材側に取り付けられ前記
可動フィンガー部材を可動させる駆動部とからなる上記
請求項5記載の車両用シート搬送装置にある。
【0013】
【作用】上記請求項1記載の車両用シート搬送装置によ
ると、車両搬送ラインの一方の側に供給された左右一対
のシートにあっては、シート供給側と同一の車両側シー
トはもちろんのこと、反対側のシートにあっても、順次
搬送されてくる前後の車両間のスペース部分を通じて、
スムーズに横断供給することができる。
【0014】上記請求項2記載の車両用シート搬送装置
によると、比較的簡単な構成で、しかも、確実に一方の
シート(右用のシート)を車両搬送ラインのほぼ中央部
分まで送り出すことができる。
【0015】上記請求項3記載の車両用シート搬送装置
によると、比較的簡単な構成で、しかも、確実に一方の
シート(右用のシート)を車両搬送ラインのほぼ中央部
分から受け取り、シート受け用台車上の所定の部分に仮
置きすることができる。
【0016】上記請求項4記載の車両用シート搬送装置
によると、比較的簡単な構成で、確実に一方のシート
(右用のシート)を車両搬送ラインのほぼ中央部分まで
送り出すことができると共に、当該中央部分から受け取
ることができ、また、シート受け用台車上の所定の部分
に仮置きすることができる。
【0017】上記請求項5記載の車両用シート搬送装置
によると、一方のシート(右用のシート)を車両搬送ラ
インのほぼ中央部分からシートクランプハンドユニット
部でクランプし、その後、昇降ユニット部で少々浮かし
て後退させ、迅速に受け取ることができる。
【0018】上記請求項6記載の車両用シート搬送装置
によると、一方のシート(右用のシート)を車両搬送ラ
インのほぼ中央部分からから受け取る際、単に当該シー
トの側面方向からシートクランプハンドユニット部を差
し込むのみで容易にクランスすることができる。
【0019】
【実施例】図1〜図12は、本発明に係る車両用シート
搬送装置の一実施例を示したものである。図中、1は組
み立てしようとする車両Cが順次搬送されるベルトコン
ベア1aなどからなる車両搬送ライン、2,2は車両搬
送ライン1の両側に当該車両搬送ライン1と平行して布
設された2本のレール2a,2aなどからなる台車用走
行ラインと、3は台車用走行ライン2,2の一方の側に
布設された上記車両用の左右一対のシートSa,Sbの
ための2本のレール3a,3aからなるシート供給ライ
ン、4A,4Bは台車用走行ライン2,2上に載り車両
搬送ライン1の車両Cの移動と同期(連動)して移動す
る左右のシート受け用台車、5はシート受け用台車4
A,4Bの一方4Aに設置されて、車両Cの左右一対の
シートSa,Sbの一方Sb(以下右用のシートとい
う)が供給されると共に、当該右用のシートSbを順次
搬送されてくる前後の車両C,C間のスペース部分Lに
送り出すシート横断送出し部、6はシート受け用台車4
A,4Bの他方4Bに設置されて、上記シート横断送出
し部5から送り出された上記右用のシートSbを受け取
ると共に、旋回して当該右用のシートSbをシート受け
用台車4B上の所定の位置に設置させるシート横断受取
り部、7は上記一方のシート受け用台車4Aに設置され
て、上記シートSa,Sbの他方Sa(以下左用のシー
トという)が仮置きされる仮置き台、8,8はいずれも
上記シート受け用台車4A,4Bに設置されて、上記仮
置き台7上に仮置きされた左用のシートSaや、上記シ
ート横断受取り部6によってシート受け用台車4B上に
仮置きされた右用のシートSbを車両Cのフロント部に
搭載する際、作業者の搭載作業を手助けするためのシー
ト搭載助力アーム機構、9,9は上記シート受け用台車
4A,4Bを車両搬送ライン1の車両Cの前進移動に同
期させて、前進走行させるための同期走行制御部であ
る。
【0020】上記シート受け用台車4A,4Bは、底面
に設けた複数のコロ41・・・によって、台車用走行ラ
イン2,2のレール2a・・・上に載り、その車両搬送
ライン1側の内側先端寄りには、上記同期走行制御部
9,9を構成する部品の1つである牽引用ロッド91,
91が昇降自在に装着され、この牽引用ロッド91,9
1は、車両搬送ライン1側のベルトコンベア1aに取り
付けられた同じく同期走行制御部9,9を構成する部品
であるアーム係止片92,92と係脱するようになって
いる。つまり、シート搭載前の車両Cが車両搬送ライン
1側のベルトコンベア1aによって、前進移動される際
には、牽引用ロッド91,91を上昇させて(上昇位置
にして)、上記アーム係止片92,92と係合させ、ベ
ルトコンベア1aの前進移動と同期して、上記シート受
け用台車4A,4Bが前進走行されるようになってい
る。一方、このシート受け用台車4A,4Bにはまた、
エアモータなどの駆動源42,42によって回転される
駆動輪43,43(シート受け用台車4B側は図示省
略)を昇降自在に設けてある。そして、この駆動輪4
3,43は、ある車両Cへのシート搭載後、次の車両C
へのシート搭載に際しては、各シート受け用台車4A,
4Bをシート搭載の初期位置に戻す必要があり、この場
合には、上記駆動輪43,43を下降させて(下降位置
にして)、台車用走行ライン2,2の内側寄りのレール
2a,2aと転接させ、各シート受け用台車4A,4B
を自力で後退走行させるものである。このとき、上記同
期走行制御部9,9では、牽引用ロッド91,91を下
降させて(下降位置にして)、上記アーム係止片92,
92との係合を解除させておく。なお、ここで、駆動輪
43,43を昇降自在に設けたのは、駆動系を有する当
該駆動輪43,43の場合、レール2a,2aとの転接
時には結構大きな摩擦力があるため、通常は非転接状態
としてシート受け用台車4A,4Bの摩擦力を極力小さ
く抑えるようにしたことによる。
【0021】上記シート供給ライン3のレール3a,3
aには、シート供給用の台車31・・が多数配列され、
車両搬送ライン1上の順次搬送されている車両Cに対応
して左右一対のシートSa,Sbが積載されている。そ
して、この左右一対のシートSa,Sbのうち、右用の
シート3bは、上記シート横断送出し部5に渡される一
方、左用のシート3aは、上記仮置き台7に渡される。
この際の各シートSa,Sbの移し替えは、ロボットア
ーム機構などによって行うこともできるが、本例では、
作業者が持ち運ぶ手動で行う。
【0022】上記シート横断送出し部5は、特に図4〜
図7から明らかなように、シート受け用台車4A上に設
置されて、車両搬送ライン1側の中央部分に順次搬送さ
れる車両C,C間のスペース部分Lに直角方向から進退
自在に送り出されるシート送出し用スライドテーブル5
1と、このシート送出し用スライドテーブル51上に載
り、上記右用のシート3bが積載されるシート送出し用
補助台車52とからなる。ここで、上記シート送出し用
スライドテーブル51やシート送出し用補助台車52の
スライド機構53,54は、特に限定されないが、本例
では、走行レール、当該走行レールを上下から挟持する
コロ、圧搾空気によって駆動されるロッドレスシリンダ
などからなる機構としてある。
【0023】つまり、上記シート送出し用スライドテー
ブル51のスライド機構53は、特に図5と図7から明
らかなように、シート受け用台車4A上に固着されたベ
ース枠部材55の左右に設けた走行レール531,53
1と、シート送出し用スライドテーブル51の左右の側
面に固着されたコロ取り付け片532,532に回転自
在に装着されて上記走行レール531,531を上下か
ら挟持するコロ533・・・と、上記ベース枠部材55
に取り付けられてそのスライダー部534aがシート送
出し用スライドテーブル51に固着された、圧搾空気に
よって駆動されるロッドレスシリンダ535とからな
る。そして、このロッドレスシリンダ534の場合、例
えばシート送出し用スライドテーブル51が、図4や図
5に示したように、その左端がベース枠部材55の左端
に揃っている状態で、圧搾空気を送って駆動させれば、
そのスライダー部534aが図中、右側に移動するた
め、当該シート送出し用スライドテーブル51は、右方
向に移動する。圧搾空気をロッドレスシリンダ534の
逆方向に導入すれば、シート送出し用スライドテーブル
51を逆の方向に移動させることができる。
【0024】一方、上記シート送出し用補助台車52の
スライド機構54は、上記スライド機構53とほぼ同様
で、シート送出し用スライドテーブル51の左右に設け
た走行レール541,541と、シート送出し用補助台
車52の左右の側面に固着されたコロ取り付け片54
2,542に回転自在に装着されて上記走行レール54
1,541を上下から挟持するコロ543・・・と、上
記シート送出し用スライドテーブル51に取り付けられ
てそのスライダー部544aがシート送出し用補助台車
52に固着された、圧搾空気によって駆動されるロッド
レスシリンダ544とからなる。そして、このロッドレ
スシリンダ544の場合も、例えばシート送出し用補助
台車52が、図4や図5に示したように、その左端がシ
ート送出し用スライドテーブル51の左端に揃っている
状態で、圧搾空気を送って駆動させれば、そのスライダ
ー部544aが図中、右側に移動するため、当該シート
送出し用補助台車52は、右方向に移動する。圧搾空気
をロッドレスシリンダ544の逆方向に導入すれば、シ
ート送出し用補助台車52を逆の方向に移動させること
ができる。
【0025】つまり、上記シート横断送出し部5による
と、シート送出し用スライドテーブル51を車両搬送ラ
イン1の中央部分側へ移動させることができると共に、
この上に載っているシート送出し用補助台車52も同方
向に移動させることができ、この2段階のスライド方式
によっ、大きなスペースを取ることなく、右用のシート
3bをほぼ車両搬送ライン1の中央部分まで送り出すこ
とができる。もちろん、この右用のシート3bを受け渡
した後は、それぞれシート受け用台車4A上の初期位置
に復帰される。
【0026】上記シート横断受取り部6は、特に図8〜
図12から明らかなように、シート受け用台車4B上に
設置されて、車両搬送ライン1側の順次搬送される車両
C,C間のスペース部分Lに直角方向から進退自在に送
り出されるシート受取り用補助台車61と、このシート
受取り用補助台車61上に旋回自在に設置されて、上記
左用のシート3bを受け取る旋回アーム機構62とから
なる。ここで、シート受取り用補助台車61のスライド
機構63は、特に限定されないが、本例では、走行レー
ル、当該走行レールを上下から挟持するコロ、圧搾空気
によって駆動されるロッドレスシリンダなどからなる機
構としてある。
【0027】つまり、シート受取り用補助台車61のス
ライド機構63は、特に図9〜図10から明らかなよう
に、シート受け用台車4B上に固着されたベース枠部材
64の左右に設けた走行レール631,631と、シー
ト受取り用補助台車61の左右の側面に固着されたコロ
取り付け片632,632に回転自在に装着されて上記
走行レール631,631を上下から挟持するコロ63
3・・・と、上記ベース枠部材64に取り付けられてそ
のスライダー部634aがシート受取り用補助台車61
に固着された、圧搾空気によって駆動されるロッドレス
シリンダ634とからなる。そして、このロッドレスシ
リンダ634の場合、例えばシート受取り用補助台車6
1が、図8や図9に示したように、その左端がベース枠
部材64の左端に揃っている状態で、圧搾空気を送って
駆動させれば、そのスライダー部634aが図中、右側
に移動するため、当該シート受取り用補助台車61は、
右方向に移動する。圧搾空気をロッドレスシリンダ63
4の逆方向に導入すれば、シート受取り用補助台車61
を逆の方向に移動させることができる。
【0028】したがって、上記シート横断受取り部6に
よると、シート受取り用補助台車61を、当該補助台車
61上の旋回アーム機構62を上記車両搬送ライン1に
対して直交させた状態で、当該車両搬送ライン1の中央
部分側へ移動させ、上記シート横断送出し部5によっ
て、既にほぼ車両搬送ライン1側の中央部分へ送り出さ
れている右用のシート3bを後述する旋回アーム機構6
2のシートクランプハンドユニット部680で受け取
り、その後、後退移動させ、上記旋回アーム機構62を
車両Cの進行方向に対してほぼ90°旋回させて、当該
受け取った右用のシート3bをシート受け用台車4B上
の所定の位置に仮置きすることができる。
【0029】上記旋回アーム機構62は、上記シート受
取り用補助台車61に旋回自在に立設されたL字形のベ
ースアーム部材650と、上記シート受取り用補助台車
61上に固定されその伸縮自在とするロッド660aが
ベースアーム部材650の基部に装着されたカム部材6
51の一端に接続されて当該ベースアーム部材650を
旋回させるためのシリンダなどの駆動部660と、ベー
スアーム部材660の遊端側に昇降ユニット部670を
介して装着されたシートクランプハンドユニット部68
0とからなる。
【0030】ここで、上記昇降ユニット部670は、ベ
ースアーム部材650の先端に固着された固定ベース部
材671と、当該固定ベース部材671に対して昇降自
在に組み付けられたスライド部材672と、固定ベース
部材671側に取り付けられその伸縮自在とするロッド
がスライド部材672側に接続されたシリンダなどの駆
動部673からなり、当該駆動部673の駆動によっ
て、シートクランプハンドユニット部680の高さが調
整できるようになっている。
【0031】また、上記シートクランプハンドユニット
部680は、上記昇降ユニット部670のスライド部材
672側に固着されたベースフレーム部材681と、当
該ベースフレーム部材681から外側に向かって取り付
けられて、上記左用シートSbの底面部の2箇所と背凭
れ部を支持する3本の固定フィンガー部材682〜68
4と、上記左用のシートSbの座部側部分などを押圧す
る可動フィンガー部材685と、上記ベースフレーム部
材681側に取り付けられその伸縮自在とするロッド6
86aが当該可動フィンガー部材685に接続されたシ
リンダなどの駆動部686とからなる。
【0032】したがって、このシートクランプハンドユ
ニット部680によると、上記シート横断送出し部5に
よって、ほぼ車両搬送ライン1側の中央部分へ送り出さ
れている、シート送出し用補助台車52上の右用のシー
ト3bに対して、シート横断受取り部6が駆動してシー
ト受取り用補助台車61が車両搬送ライン1側の中央部
分へ前進走行した場合、上記4本のフィンガー部材68
2〜685が伸びて、3本の固定フィンガー部材682
〜684が右用のシート3bの所定の部分を支持すると
共に、可動フィンガー部材685のシート座部を押圧し
て、当該左用のシートSbをクランプすることができ、
このクランプ後には、昇降ユニット部670によって、
左用のシートSbを少々持ち上げるようになっている。
【0033】上記シート搭載助力アーム機構8,8は、
各シート受け用台車4A,4B上の各シートSa,Sb
を作業者が目的の車両C内に搭載する際、これらのシー
トSa,Sbを吊り上げてシート荷重の大半を当該シー
ト搭載助力アーム機構8,8側に負担させて、作業者側
の負担を軽減するものである。もちろん、作業者が直接
各シートSa,Sbを持ち上げて搭載する場合には省略
することができる。
【0034】次に、このように構成される本発明の車両
用シート搬送装置によって、組み立てしようとする車両
Cのフロント部分に左右一対のシートSa,Sbを搭載
する場合について、順を追って説明する。
【0035】先ず、車両搬送ライン1の両側に布設され
た台車用走行ライン2,2の初期位置(スタート位置)
に左右のシート受け用台車4A,4Bを自力後退走行に
よって戻し、待機させておく。この状態で、車両搬送ラ
イン1の所定の位置に搬送車両Cが来たら、この前進移
動を検知して、同期走行制御部9,9の牽引用ロッド9
1,91を上昇させて、車両搬送ライン1のアーム係止
片92,92と係合させる。これによって、ベルトコン
ベア1aの前進移動と同期して、各シート受け用台車4
A,4Bは同期走行される。もちろん、この同期走行
中、又は走行前に作業者は、車両Cの左側のシート受け
用台車4Aの仮置き台7に対して、シート供給ライン3
からの左用のシートSaを積み込む一方、シート横断送
出し部5のシート送出し用補助台車52に対しては、右
用のシートSbを積み込んでおく。
【0036】そして、車両Cが所定の位置に達したら、
シート横断送出し部5のシート送出し用スライドテーブ
ル51を車両搬送ライン1の中央部分側へ移動させると
共に、この上に載っている上記シート送出し用補助台車
52も同方向に移動させる。これによって、上記右用の
シートSbは、ほぼ車両搬送ライン1の中央部分へ送り
出される。もちろん、このシート横断送出し部5の駆動
中には、右側のシート受け用台車4Bのシート横断受取
り部6も駆動しており、当該シート受け用台車4B上の
シート受取り用補助台車61は、当該補助台車61上の
旋回アーム機構62を上記車両搬送ライン1に対して直
交させた状態で、当該車両搬送ライン1の中央部分側へ
前進移動させられる。
【0037】これによって、旋回アーム機構62の先端
に取り付けたシートクランプハンドユニット部680の
4本のフィンガー部材682〜685が、上記シート送
出し用補助台車52上の右用のシートSb側へ伸びて、
3本の固定フィンガー部材682〜684は、当該右用
のシート3bの底面部の2箇所と背凭れ部を支持する一
方、可動フィンガー部材685は、当該左用のシートS
bの座部側部分に対峙する。この後、駆動部686の駆
動によって、この可動フィンガー部材685でシート座
部を押圧すれば、当該左用のシートSbをクランプする
ことができ、このクランプ後には、昇降ユニット部67
0によって、当該左用のシートSbを少々持ち上げる。
【0038】このクランプ時、本発明では、図9から明
らかなように、左用のシートSbの重心Gに対して、上
記3本の固定フィンガー部材682〜684を丁度当該
シートSbがバランスして支持される位置に設けると共
に、シートSbの幅方向に長く形成してあるため、極め
て安定した支持が得られ、また、可動フィンガー部材6
85による押圧によって、確実な固定が得られる。した
がって、この後の旋回アーム機構62による旋回によっ
ても容易に外れることはない。言い換えれば、高速度で
の旋回が可能となり、良好な作業性が得られる。
【0039】このようにして、左用のシートSbのクラ
ンプと持ち上げが完了したら、上記前進状態にある、シ
ート横断受取り部6のシート受取り用補助台車61をシ
ート受け用台車4B上の最後端(車両搬送ライン1とは
反対側)に後退移動させつつ、車両Cの後部が邪魔にな
らない位置まで来たら、旋回アーム機構62を車両Cの
進行方向に対してほぼ90°旋回させて、当該受け取っ
た右用のシート3bをシート受け用台車4B上の所定の
位置に仮置きする。もちろん、このシート横断受取り部
6のシート受取り用補助台車61の後退移動中には、上
記シート横断送出し部5のシート送出し用スライドテー
ブル51及びシート送出し用補助台車52も後退移動さ
せる。
【0040】このように、左右一対の各シートSa,S
bをそれぞれ対応する各シート受け用台車4A,4B上
に運び込まれたら、作業者は、各シートSa,Sbをシ
ート搭載助力アーム機構8,8によって吊り上げ、車両
Cの所定のフロント部分の位置に搭載すればよい。この
シート搭載の終了後、作業者が搭載完了スイッチなどを
操作すれば、上記同期走行制御部9,9の牽引用ロッド
91,91が下降して、車両搬送ライン1のアーム係止
片92,92との係合が解除され、シート搭載済の車両
Cは、引き続き、車両搬送ライン1を前進する一方、各
シート受け用台車4A,4Bは、次の車両Cへのシート
搭載に備えて、各駆動輪43,43が下降して台車用走
行ライン2,2の内側寄りのレール2a,2aと転接
し、自力後退走行して、初期位置に戻る。
【0041】本発明では、このような動作の繰り返しに
よって、車両搬送ライン1に順次搬送されてくる車両C
に目的とする左右一対のシートSa,Sbを迅速に搭載
することができる。
【0042】なお、上記実施例では、左右一対のシート
Sa,Sbを車両Cのフロント側に搭載する例であった
が、もちろん、本発明は、当該フロント側に限定され
ず、左右独立した一対のシートを有するリヤ側にも対応
することができる。また、車両も乗用車に限らず、テー
スションワゴン車などにも対応することができる。ま
た、上記左右のシート受け用台車4A,4Bの場合、そ
の前進移動は、車両搬送ライン1側のベルトコンベア1
aに牽引される他に、同期走行制御部9,9の一方など
にトラブルが生じたようなときには、駆動輪43,43
によって自走させることも可能である。さらに、上記シ
ートクランプハンドユニット部680は、3本の固定フ
ィンガー部材682〜684と1本の可動フィンガー部
材685を有するものであったが、固定フィンガー部材
682〜684にあっては、その形状などを変更するこ
とによって、2本の場合も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両用シート搬送装置によれば、次のような優れ
た効果が得られる。
【0044】(1)先ず、請求項1記載の車両用シート
搬送装置によると、車両搬送ラインの両側に布設された
台車用走行ラインと、該台車用走行ライン上を車両搬送
ラインの車両移動と同期して移動する左右のシート受け
用台車と、該両シート受け用台車の一方に設置されたシ
ート横断送出し部と、上記シート受け用台車の他方に設
置されてシート横断受取り部とらかなる装置系によっ
て、車両搬送ラインの一方の側に左右一対のシートを供
給する方式で、当該シート供給側と同一の車両側シート
はもちろんのこと、反対側のシートにあっても、順次搬
送されてくる前後の車両間のスペース部分を通じて、ス
ムーズに横断供給することができる。
【0045】このように車両の反対側にシートを搭載す
るにあったて、前後の車両間のスペース部分を利用する
ものであるため、従来の天井搬送方法に対して、設備コ
ストの大幅な低減を図ることができる。また、設備のメ
ンテナンスや故障などに際しても、本発明の各装置系は
ほぼ車両搬送ラインの車両と同程度の高さに設置される
ため、従来のような高所作業が必要とされず、極めて良
好なな作業性が得られる。もちろん、天井設備部分のト
ラブルのように復旧などに長時間を要することがなく、
ラインの停止を短時間に抑えることができる。さらにま
た、従来の反対側のシートを車両内を通じて搭載する方
法に比較しても、車両フロント部分中央部の突出部など
が邪魔になるなどのことも全くないため、スムーズなシ
ートの搬入が可能となる。
【0046】また、本発明のように左右一対のシートを
一方の同一側から供給する方式の場合、従来の予め左右
一対の各シートを車両搬送ラインの左右に分けて搭載す
る方式に比較して、余計な手間が省ける利点が得られ
る。例えば、この従来のシートを予め分けて供給する方
式の場合、一般にシートメーカーなどから供給されるシ
ートが1台分がワンセットとして供給されてくるため、
左右一対の各シートを車両搬送ラインに対応させて分け
ることは、シートメーカーから供給されるバレットとは
別に、1シート形の専用パレットが必要になり、この専
用パレットの準備、その積み直し作業と、結構面倒な作
業や設備が必要とされるからである。特に最新の生産設
備によって、順次搬送されてくる車両毎のシート色やグ
レードなどの異なる場合に対応するには、それを順序よ
く区分けし、配列することが必要とされ、極めて面倒な
作業と細心の注意が必要とされる。
【0047】(2)請求項2記載の車両用シート搬送装
置によると、上記シート横断送出し部が、シート受け用
台車上に設置されて車両間のスペース部分に進退自在に
送り出されるシート送出し用スライドテーブルと、該シ
ート送出し用スライドテーブル上に載るシート送出し用
補助台車とからなるため、比較的簡単な構成で、しか
も、確実に一方のシート(右用のシート)を車両搬送ラ
インのほぼ中央部分まで送り出すことができる。
【0048】(3)請求項3記載の車両用シート搬送装
置によると、上記シート横断受取り部が、シート受け用
台車上に設置されて車両間のスペース部分に進退自在に
送り出されるシート受取り用補助台車と、該シート受取
り用補助台車上に旋回自在に設置されて一方のシート
(右用のシート)を受け取る旋回アーム機構とからなる
ため、比較的簡単な構成で、しかも、確実に一方のシー
ト(右用のシート)を車両搬送ラインのほぼ中央部分か
ら受け取り、シート受け用台車上の所定の部分に仮置き
することができる。
【0049】(4)請求項4記載の車両用シート搬送装
置によると、上記シート横断送出し部が、シート受け用
台車上に設置されて車両間のスペース部分に進退自在に
送り出されるシート送出し用スライドテーブルと、該シ
ート送出し用スライドテーブル上に載るシート送出し用
補助台車とからなり、また、上記シート横断受取り部
が、シート受け用台車上に設置されて車両間のスペース
部分に進退自在に送り出されるシート受取り用補助台車
と、該シート受取り用補助台車上に旋回自在に設置され
て一方のシート(右用のシート)を受け取る旋回アーム
機構とからなるため、比較的簡単な構成で、確実に一方
のシート(右用のシート)を車両搬送ラインのほぼ中央
部分まで送り出すことができると共に、当該中央部分か
ら受け取ることができ、また、シート受け用台車上の所
定の部分に仮置きすることができる。
【0050】(5)請求項5記載の車両用シート搬送装
置によると、旋回アーム機構が、シートをクランプする
シートクランプハンドユニット部と、当該シートクラン
プハンドユニット部を昇降させる昇降ユニット部とらか
なるため、一方のシート(右用のシート)を車両搬送ラ
インのほぼ中央部分からシートクランプハンドユニット
部でクランプし、その後、昇降ユニット部で少々浮かし
て後退させ、迅速に受け取ることができる。
【0051】(6)請求項6記載の車両用シート搬送装
置によると、シートクランプハンドユニット部が、ベー
スフレーム部材から外側に向かって取り付けられて、シ
ートの底面部と背凭れ部を支持する少なくとも2本の固
定フィンガー部材と、シートの座部側部分を押圧する可
動フィンガー部材と、ベースフレーム部材側に取り付け
られ、可動フィンガー部材を可動させる駆動部とからな
るため、一方のシート(右用のシート)を車両搬送ライ
ンのほぼ中央部分からから受け取る際、単に当該シート
の側面方向からシートクランプハンドユニット部を差し
込むのみで容易にクランスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シート搬送装置の一実施例
になる全体を示した平面図である。
【図2】本発明に係る車両用シート搬送装置のシート受
取り用補助台車の一方を示した平面図である。
【図3】本発明に係る車両用シート搬送装置のシート受
取り用補助台車の他方を示した平面図である。
【図4】図2のシート受取り用補助台車の後方からの側
面図である。
【図5】図2のシート受取り用補助台車の前後方向に縦
断した縦断側面図である。
【図6】図2のシート受取り用補助台車のVI方向から
の側面図である。
【図7】図2のシート受取り用補助台車におけるシート
送出し部を示した拡大側面図である。
【図8】図3のシート受取り用補助台車の後方からの側
面図である。
【図9】図3のシート受取り用補助台車の前後方向に縦
断した縦断側面図である。
【図10】図3のシート受取り用補助台車のX方向から
の側面図である。
【図11】図3のシート受取り用補助台車における旋回
アーム機構を示した拡大平面図である。
【図12】図3のシート受取り用補助台車における旋回
アーム機構を示した拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 車両搬送ライン 2 台車用走行ライン 3 シート供給ライン 4A,4B シート受け用台車 5 シート送出し部 6 シート受取り部 8 シート搭載助力アーム機構 51 シート送出し用スライドテーブル 52 シート送出し用補助台車 61 シート受取り用補助台車 62 旋回アーム機構 C 車両 Sa,Sb 左右一対のシート

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が順次搬送される車両搬送ラインの
    両側に当該車両搬送ラインと平行して布設された台車用
    走行ラインと、該台車用走行ライン上に載り前記車両搬
    送ラインの車両移動と同期して移動する左右のシート受
    け用台車と、該両シート受け用台車の一方に設置されて
    前記車両の左右一対のシートの一方が供給されると共
    に、当該一方のシートを前記順次搬送されてくる前後の
    車両間のスペース部分に送り出すシート横断送出し部
    と、前記シート受け用台車の他方に設置されて前記シー
    ト横断送出し部から送り出された一方のシートを受け取
    ると共に、旋回して当該一方のシートを当該台車上の所
    定の位置に設置させるシート横断受取り部とからなるこ
    とを特徴とする車両用シート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート横断送出し部は、シート受け
    用台車上に設置されて前記車両搬送ライン側の順次搬送
    される車両間のスペース部分に進退自在に送り出される
    シート送出し用スライドテーブルと、該シート送出し用
    スライドテーブル上に載り前記一方のシートが積載され
    るシート送出し用補助台車とからなることを特徴とする
    請求項1記載の車両用シート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート横断受取り部は、シート受け
    用台車上に設置されて前記車両搬送ライン側の順次搬送
    される車両間のスペース部分に進退自在に送り出される
    シート受取り用補助台車と、該シート受取り用補助台車
    上に旋回自在に設置されて前記一方のシートを受け取る
    旋回アーム機構とからなることを特徴とする請求項1記
    載の車両用シート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート横断送出し部は、シート受け
    用台車上に設置されて前記車両搬送ライン側の順次搬送
    される車両間のスペース部分に進退自在に送り出される
    シート送出し用スライドテーブルと、該シート送出し用
    スライドテーブル上に載り前記一方のシートが積載され
    るシート送出し用補助台車とからなると共に、前記シー
    ト横断受取り部は、シート受け用台車上に設置されて前
    記車両搬送ライン側の順次搬送される車両間のスペース
    部分に進退自在に送り出されるシート受取り用補助台車
    と、該シート受取り用補助台車上に旋回自在に設置され
    て前記一方のシートを受け取る旋回アーム機構とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用シート搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記旋回アーム機構は、シートをクラン
    プするシートクランプハンドユニット部と、当該シート
    クランプハンドユニット部を昇降させる昇降ユニット部
    とらかなることを特徴とする請求項3、又は4記載の車
    両用シート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シートクランプハンドユニット部
    は、ベースフレーム部材から外側に向かって取り付けら
    れて、シートの底面部と背凭れ部を支持する少なくとも
    2本の固定フィンガー部材と、シートの座部側部分を押
    圧する可動フィンガー部材と、前記ベースフレーム部材
    側に取り付けられ前記可動フィンガー部材を可動させる
    駆動部とからなることを特徴とする請求項5記載の車両
    用シート搬送装置。
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