JPH0455554B2 - - Google Patents

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JPH0455554B2
JPH0455554B2 JP4885286A JP4885286A JPH0455554B2 JP H0455554 B2 JPH0455554 B2 JP H0455554B2 JP 4885286 A JP4885286 A JP 4885286A JP 4885286 A JP4885286 A JP 4885286A JP H0455554 B2 JPH0455554 B2 JP H0455554B2
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JP
Japan
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resin
adhesive
hole
wall
carbonized
Prior art date
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JP4885286A
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English (en)
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JPS62205694A (ja
Inventor
Yasuhito Takahashi
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は多層プリント基板の両面とスルホール
内壁とに付着した厚さの異なる接着剤(以後樹脂
と云う)を除去する方法であつて、厚さの薄いス
ルホール内壁に付着した樹脂を基準とし、該基準
厚さの樹脂を炭化させる濃度の過マンガン酸カリ
ウム等を含む炭化溶液に含浸して樹脂を炭化する
含浸工程と、含浸により炭化したプリント基板両
面の炭化被膜をサンドペーパ等により研磨して除
去する研磨工程とを設け、基板両面とスルホール
とに付着した樹脂の厚さ比に対応した回数、含浸
と研磨とを繰り返し行なつて基板両面に付着した
樹脂を除去し、その後、炭化除去剤を用いてスル
ホール内壁の樹脂の炭化被膜を除去するように構
成し、基板両面とスルホール内壁の樹脂の炭化被
膜を除去するように構成し、基板両面とスルホー
ル内壁に付着した厚さの異なる樹脂を安定し、且
つ完全に除去することを可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は多層プリント基板に付着した接着剤の
除去方法に関し、特に多層プリント基板を構成す
る複数の基板間に介在させた接着樹脂をスルホー
ル側からサイドエツチングすることなく、基板両
面とスルホール内壁とに付着した厚さの異なる接
着剤を安定、且つ完全に除去することができるよ
うにした多層プリント基板の付着接着剤の除去方
法に関するものである。
多層プリント基板にスルホールを設けるに際
し、孔明け性をよくするために多層プリント板の
両面に樹脂(プリプレグ)付銅箔(ROC)を添
付して積層し、孔明け終了後、銅箔を剥ぐとプリ
ント基板の両面に厚い樹脂被膜(7.5μm)が残
る。また、スルホールの孔明けの際に、摩擦熱に
よつて基板間を接着する樹脂(プリプレグ)がス
ルホール内部に流入し薄い厚さ(1.5μm)の樹脂
被膜を形成する。
このプリント基板両面とスルホール内壁に付着
した厚さの異なる樹脂を安定、且つ完全に除去す
ることができる除去方法が必要とされていた。
〔従来の技術〕
第3図は従来の接着剤除去方法の工程図、第4
図は多層プリント基板の側断面図を示す。
第4図において、スルホール孔明け後の多層プ
リント板1は、基板1−1〜1−nの各基板間に
接着樹脂2−1〜2−nを挿入して積層され、そ
の両面上に樹脂5が載置されるとともに、スルホ
ール内壁にはスルホール孔明け時の摩擦熱による
接着樹脂2−1〜2−nの流入樹脂が付着した形
状をなしており、プリント板1の両面に付着した
樹脂5の厚さスルホール内壁3−1に付着した樹
脂6の厚さより厚くなる。
これ等の厚さの異なる樹脂5,6は第3図の除
去方法によつて除去されている。
すなわち、第3図の含浸工程9において、第6
図の過マンガン酸カリウムを含む炭化溶液の炭化
特性に示すように、一回の含浸だけでは幾ら長く
含浸しようとも樹脂5,6をその表面からaの厚
さだけしか炭化できない濃度の過マンガン酸カリ
ウム等を含む炭化溶液7中にプリント板1を含浸
して樹脂5,6を炭化する含浸工程9と、炭化被
膜を溶解して除去する炭化除去剤に多層プリント
基板1を含浸する炭化被膜除去工程10を基板両
面とスルホールに付着した樹脂の厚さ比に対応し
た回数だけ繰返し行なつてプリント板両面とスル
ホール内壁の樹脂5,6を除去していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の接着剤除去方法においては、過マンガン
酸カリウム液7がプリント板1の両面の樹脂5と
スルホール内壁の樹脂6を炭化するとともに、第
5図のプリント板断面図に示すように、樹脂6に
連なる各基板を接着する接着樹脂2−1〜2−n
を樹脂5の厚さに対応した厚さだけ炭化すると、
サンドエツチングAがなされてしまいスルホール
の長期信頼性を低下させる。
本発明はこのような点に鑑みて創作されたもの
で、基板間を接合する接合接着剤に影響を与える
ことなく、厚さの異なるプリント板両面に付着し
た樹脂5と、スルホール内壁に付着した樹脂6と
を完全に除去することができる除去方法を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明の付着接着剤の除去方法の工程
図を示す。
第1図に示すように、本発明の除去方法は、プ
リント板1をスルホール内壁に付着した厚さaの
樹脂6を炭化させる過マンガン酸カリウムを含む
炭化溶液7に含浸する含浸工程9と、含浸工程9
で炭化されたプリント板両面の炭化部分を機械研
磨する研磨工程11とを設け、前記両工程9,1
1を上記厚さaとプリント基板1の表面に付着し
た接着剤5の厚さbとの比に対応した回数だけ繰
返し行ない、その後、スルホール内壁の樹脂6の
炭化を炭化除去を用いて除去するスルホール接着
剤除去工程12を設けた構成としている。
〔作用〕
スルホール内壁3−1に付着した樹脂6を1回
の含浸で炭化する過マンガン酸カリウムを含む炭
化溶液7にプリント板1を含浸する含浸工程9
と、含浸工程9で生じたプリント板両面の炭化被
膜を除去する研磨工程11とをプリント板1の両
面に付着した樹脂5の厚さと、スルホール内壁に
付着した樹脂6との厚さ比に対応した回数だけ繰
返して行い、プリント板1の両面に付着した樹脂
5を順次除去する。
また、スルホール内壁3−1に付着した樹脂6
は、1回目の含浸工程において炭化されるが、2
回目以後の含浸工程においては、過マンガン酸カ
リウムを含む炭化溶液7が基板間を接着する接着
樹脂1−2〜1−nが炭化されることがない。
含浸工程9と研磨工程11の繰返しによつて樹
脂5を完全に除去した後、スルホール接着剤除去
工程12において、炭化除去剤によりスルホール
内壁3−1に付着した樹脂6の炭化部分を除去す
る。
〔実施例〕
第1図は本工程の多層プリント基板の接着剤除
去方式の工程図、第2図a〜dは一実施例の除去
方法の説明図である。
第1図において、本発明の接着剤除去方法は、
プリント基板1の両面に付着したポリイミド系の
樹脂5及びこのプリント基板1のスルホール内壁
に付着したポリイミド系の樹脂6とを炭化する過
マンガン酸カリウムを含む炭化溶液、例えば、 過マンガン酸カリウム 5% アルキルベンゼンスルフオン酸ナトリウム
3% 水酸化ナトリウム 2% アルキルリン酸エステル 0.1% 水 89.9% の組成でもつて80度C程度に加熱された炭化溶液
7の中でプリント基板1を6分間程度揺動し、樹
脂5をその表面から1.5μm程度までの深さまで炭
化被膜にするとともに、元々の膜厚が1.5μm程度
の樹脂6については全体を炭化被膜にする含浸工
程9と、 この含浸工程9により形成された樹脂5の炭化
被膜をサンドペーパ等により研磨して機械的に除
去する機械研磨工程11とを設け、前記両工程9
と11をプリント板1の両面に付着した樹脂5の
厚さと、スルホール内壁3−1に付着した樹脂6
との厚さ比に対応した回数だけ繰返し行つた後
に、このプリント基板1を、炭化除去剤、例え
ば、 硫酸 5% 硫酸ヒドロキシルアミン 0.5% 水 94.5% の組成で50度C程度に加熱された炭化除去剤の中
で5分間程度揺動し、樹脂6の炭化部分を除去す
るスルホール接着剤除去工程12を設けた構成と
している。
一実施例の除去方法を第2図a〜dを参照して
説明する。
第2図aはスルホール孔明け後のプリント板の
側断面図であり、プリント板1の両面4−1,4
−2上に厚さbを持つた樹脂5の被膜を形成する
とともに、スルホールの内壁3−1に厚さaを持
つた樹脂6の被膜を形成し、樹脂5の厚さbは樹
脂6の厚さaよりも厚く形成される。
この厚さの異なつたプリント板1は、含浸工程
9において、スルホール内壁3−1に付着した樹
脂6の厚さaを1回の含浸で炭化する第6図の特
性を持つた過マンガン酸カリウムを含む炭化溶液
7で含浸し、第2図bの斜線に示すように、樹脂
6を炭化するとともに、樹脂5の表面層に樹脂6
の厚さaと同じ厚さの炭化部分5′を形成する。
次に、研磨工程11において、1回目の含浸工
程で炭化された樹脂5の炭化部分5′を研磨して
除去する。
この含浸工程9と、研磨工程11をプリント板
1の両面に付着した樹脂5の厚さbと、スルホー
ル内壁3−1に付着した樹脂6との厚さaとの比
に対応した回数だけ繰返し行い、第2図cに示す
ようにプリント板1の両面に付着した樹脂5を完
全に除去する。
なお、1回目の含浸工程において、スルホール
内壁3−1に付着した樹脂6は炭化され、その炭
化によつて2回目以後の含浸工程における基板間
樹脂1−2への過マンガン酸カリウムを含む炭化
溶液7の炭化作用が防止される。
含浸工程9と研磨工程11の繰返しによつてプ
リント板1の両面に付着した接着剤5を完全に除
去した後、スルホール接着剤除去工程12におい
て、炭化除去剤を用いてスルホール内壁3−1に
付着する樹脂6の炭化部分を除去し、第2図dの
ように、両面4−1,4−2およびスルホール内
壁3−1に樹脂のないプリント板1を形成する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、多層プリ
ント基板の両面とスルホール内壁に付着した厚さ
の異なる樹脂を各基板を接着する接着樹脂に影響
を与えることなく安全に、且つ完全に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多層プリント基板の接着剤除
去方式の工程図、第2図a〜dは一実施例の接着
剤除去方法の説明図、第3図は従来の多層プリン
ト基板の接着剤除去方式の工程図、第4図は多層
プリント基板の側断面図、第5図は従来の接着剤
除去方法によるプリント板側断面図、第6図は過
マンガン酸カリウムを含む炭化溶液の炭化特性図
である。 図において、1はプリント板、1−1〜1−n
は基板、2−1〜2−nは接着樹脂、3はスルホ
ール、3−1はスルホール内壁、4−1はプリン
ト板上面、4−2はプリント板下面、5はプリン
ト板両面に付着した樹脂、6はスルホール内壁に
付着した樹脂、7は過マンガン酸カリウムを含む
炭化溶液、9は含浸工程、10は炭化被膜除去工
程、11は研磨工程、12はスルホール接着剤除
去工程を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多層プリント基板1の表面4−1,4−2に
    付着した接着剤5と、該接着剤5よりも薄い厚さ
    でスルホール内壁3−1に付着した接着剤6を除
    去する方法であつて、 前記スルホール内壁に付着した接着剤6を1回
    の含浸で炭化処理する含浸工程9と、前記含浸に
    よつて前記プリント板1の表面に生じた炭化被膜
    を機械的に研磨除去する研磨工程11とを施し、
    前記両工程9,11を前記両接着剤5,6の厚さ
    比に対応した回数だけ繰返し行なつて前記プリン
    ト基板表面の接着剤5を除去した後、スルホール
    内壁に付着した接着剤6の炭化被膜を炭化除去剤
    により除去するようにしたことを特徴とする多層
    プリント基板の付着接着剤の除去方法。
JP61048852A 1986-03-05 1986-03-05 多層プリント基板の付着接着剤の除去方法 Granted JPS62205694A (ja)

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