JPH0451752B2 - - Google Patents

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JPH0451752B2
JPH0451752B2 JP59188558A JP18855884A JPH0451752B2 JP H0451752 B2 JPH0451752 B2 JP H0451752B2 JP 59188558 A JP59188558 A JP 59188558A JP 18855884 A JP18855884 A JP 18855884A JP H0451752 B2 JPH0451752 B2 JP H0451752B2
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JP
Japan
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exterior body
sealed bag
vacuum
insulation panel
hole
Prior art date
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JP59188558A
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English (en)
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JPS6166070A (ja
Inventor
Hiroshi Inoe
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS6166070A publication Critical patent/JPS6166070A/ja
Publication of JPH0451752B2 publication Critical patent/JPH0451752B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は粉状体或は粒状体を充填した中空状の
外装体の該中空内部の空気を抜いて真空状態にし
て形成する真空断熱パネルの製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
この種の真空断熱パネルにあつては、充填物と
して一般にパーライトやゾノライト等が用いられ
る。しかしながら、これらの充填物はそれ自身或
る程度の気体吸着性を有するため、外装体内にパ
ーライトやゾノライト等より成る粉状体或は粒状
体を充填した状態で外装体内の空気を抜く所謂真
空引き時において、それら充填物に吸着されてい
る空気が仲々抜けず、真空引きに長時間を要す
る。この問題を解消するために、充填物として気
体吸着性の低い材料を使用することが考えられる
が、これでは長期使用において自然に外装体内に
侵入してくる気体分子を十分吸着できず、内部の
真空度が徐々に低下し断熱性に悪影響を及ぼす。
このため、気体吸着性の低い材料を充填物に使用
しても、長期使用において外装体内に侵入してく
る気体分子を吸着して高い真空度を維持するため
に活性炭等の吸着剤を同封する必要があり、この
吸着剤を充填物と共に外装体内に収容して真空引
きしていたのでは、真空引きに時間がかかるとい
う問題は程度の差こそあれ依然として残る上、外
装体内に吸着剤を充填物と共に収容した状態での
真空引きでは、高い気体吸着性を有する活性炭等
の吸着剤に元から吸着されている気体が残り易
く、長期使用において侵入してくる気体に対する
吸着剤の吸着能力が低くなつてしまう。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、外装体に対する真空引き時間
の短縮化を図ることができる上、吸着剤を高い吸
着能力を有した状態で封入することができる真空
断熱パネルの製造方法を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は、気体吸着性の高い吸着剤を内包し且
つ予め内部の空気を抜いて真空状態とした密封袋
を外装体内に充填物と共に収容し、この状態で前
記外装体内の空気を抜いて真空状態とし、その
後、前記密封袋に孔を明けて該密封袋内と外装体
内とを連通させるようにしたことを特徴とするも
のである。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図乃至第4図に基
づいて説明する。
まず真空断熱パネルを完成形態で示す第1図に
おいて、1はフイルムにより袋状に形成された外
装体で、これの一端開口部は熱圧着により気密に
シールされており、中空内部には気体吸着性の低
い粉状体或は粒状体より成る充填物2を収容する
と共に、粒状の活性炭等の気体吸着性の高い吸着
剤3を内包した非通気性のフイルムより成る密封
袋4を収容している。斯る外装体1は中空内部を
真空状態とし、また密封袋4は後加工により孔5
が明けられていてこの孔5により外装体1内と密
封袋4内とが連通状態になされている。
次に上記真空断熱パネルの製造手順につき第2
図乃至第4図を参照して説明する。
まず、外装体1内にその一端開口部から充填物
2を収容すると共に、高度に脱気された吸着材3
を充填し且つ内部を真空状態にされた孔5加工前
の密封袋4を収容する。そして、充填物2及び密
封袋4を収容した外装体1を第2図に示すように
上下二分割形の成形治具6内に配置し、適度な圧
力を加えて偏平なパネル状に成形する。次に外装
体1を成形治具6と共に耐圧容器7内に収容し、
該耐圧容器7内の空気をその脱気口7aから真空
引きする。すると、外装体1内の空気が外装体1
の一端開口部から真空引きされる。このとき、充
填物2に気体吸着性の低い材料を使用しているの
で、充填物2に吸着されている気体は比較的早期
に抜け出し、しかも高い気体吸着性を有する吸着
剤3は予め高度に脱気されて密封袋4内に収容さ
れていてその真空引きはなされないから、外装体
1内の真空引きを比較的短時間で済ますことがで
きる。さて、上記のようにして外装体1内の真空
引きを終了した後、耐圧容器7の図示左側壁に移
動可能に取着してある針棒状の穿孔用部材8を第
3図に示すように外装耐1の一端開口部から挿入
して密封袋4に孔5を明ける。この後、耐圧容器
7内に設けられている一対のヒータ9,9を動作
させ、第4図に示すようにこの両ヒータ9,9間
に外装体1の一端開口部を挾み付けて当該開口部
を熱圧着により気密にシールし、以上により第1
図に示す真空断熱パネルを形成する。このように
して形成された真空断熱パネルは、高度に脱気さ
れた吸着剤3を内包せる密封袋4内と外装体1内
とが孔5により連通されているので、長期にわた
る使用において、外装体1内に気体分子が自然侵
入してきても、この気体分子を吸着剤3により吸
着して外装体1内を高い真空度に維持することが
できる。ちなみに、上述のように形成した真空断
熱パネルは例えば冷蔵庫の断熱箱或は断熱扉の壁
体として使用される。
次に第5図乃至第8図は密封袋4の穿孔手段の
夫々異なる他の実施例を示すもので、これらは外
装体1の一端開口部を熱圧着によりシールした後
に密封袋4に孔5を明け得るようにしたものであ
る。即ち、第5図及び第6図は磁性材の穿孔用部
材例えば鉄材製の鋲10を保持したプラスチツク
製の保持具11を予め密封袋4内或は外装体1内
に収容しておき、外装体1の一端開口部をシール
した後、外装体1の外側から永久磁石12により
鋲10を矢印方向に動かして密封袋4に孔5を明
けるようにしたものである。また、第7図及び第
8図は形状記憶合金によつてコイル線状に形成し
た穿孔用部材13を予め密封袋4内或は外装体1
内に収容しておき、外装体1の一端開口部をシー
ルした後、外装体1の外側から穿孔用部材13を
加熱し、これにより穿孔用部材13を記憶してい
る形状例えば図に二点鎖線で示す直線状に変形さ
せて密封袋4に孔5を明けるようにしたものであ
る。
尚、外装体としてはプラスチツクのフイルム製
のものに限らず、鉄板等の金属板製のものであつ
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、気体吸着性の高
い吸着剤を内包し且つ予め内部の空気を抜いて真
空状態とした密封袋を外装体内に充填物と共に収
容し、この状態で外装体内の空気を抜いて真空状
態とし、その後、密封袋に孔を明けて該密封袋内
と外装体内とを連通させるようにしたことを特徴
とするものであり、この結果、真空断熱パネルの
使用時において外装体内に自然に侵入してくる気
体に対してはこれを吸着剤により吸着することが
できるので、充填物としては気体吸着性の低い材
料を使用することができると共に、吸着剤は予め
脱気されて密封袋内に収容されているので、外装
体の真空引き時に吸着剤の脱気を併せて行わずと
も済み、総じて外装体の真空引きに要する時間を
短縮することができる。しかも、上述のように吸
着剤は予め脱気されて密封袋に収容されており、
そして外装体の真空引き後に密封袋に孔を明ける
ものであるから、吸着剤を高度の脱気状態従つて
高い気体吸着能力を保持したままの状態で外装体
内に封入でき、長期にわたる使用において、外装
体内に自然に侵入してくる気体をこの吸着剤によ
り吸着して外装体内を高い真空度に維持できると
いう著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すも
ので、第1図は完成状態で示す真空断熱パネルの
断面図、第2図乃至第4図は真空断熱パネルの製
造過程を順に示す断面図であり、第5図乃至第8
図は密封袋の穿孔に関し夫々異なる他の実施例を
示す断面図である。 図中、1は外装体、2は充填物、3は吸着剤、
4は密封袋、5は孔、8は穿孔用部材、10は鋲
(穿孔用部材)、12は永久磁石、13は穿孔用部
材である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉状体或は粒状体より成る充填物を収容した
    中空状の外装体の該中空内部の空気を抜いて真空
    状態にして形成する真空断熱パネルにおいて、気
    体吸着性の高い吸着剤を内包し且つ予め内部の空
    気を抜いて真空状態とした非通気性材より成る密
    封袋を前記外装体内に前記充填物と共に収容し、
    この状態で前記外装体内の空気を抜いて真空状態
    とし、その後、前記密封袋に孔を明けて該密封袋
    内と外装体内とを連通させるようにしたことを特
    徴とする真空断熱パネルの製造方法。 2 密封袋の孔明けは、外装体の空気抜き用の開
    口部から穿孔用部材を挿入して行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の真空断熱パネ
    ルの製造方法。 3 密封袋の孔明けは、密封袋内又は外装体内に
    磁性材製の穿孔用部材を配設し、この穿孔用部材
    を外装体の外側から磁石によつて移動させること
    により行うことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の真空断熱パネルの製造方法。 4 密封袋の孔明けは、密封袋内又は外装体内に
    形状記憶合金製の穿孔用部材を配設し、この穿孔
    用部材を加熱して変形させることにより行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の真空
    断熱パネルの製造方法。
JP59188558A 1984-09-07 1984-09-07 真空断熱パネルの製造方法 Granted JPS6166070A (ja)

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