JP2017155866A - 真空封止装置及び真空封止装置の運転方法 - Google Patents

真空封止装置及び真空封止装置の運転方法 Download PDF

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智章 北野
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秀司 河原崎
平野 俊明
Toshiaki Hirano
俊明 平野
正行 宮東
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正行 宮東
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Abstract

【課題】ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる真空封止装置を提供することを目的とする。【解決手段】先端面が排気孔を覆うようにして、容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、外筒の軸心方向に進退可能なように外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に外筒の先端面に通じる排気空間58が形成されている本体と、外筒と本体を外筒の軸心方向に進退させる駆動器503と、本体の先端部を加熱する加熱器504と、を備え、本体は、先端部に開口が設けられている排気流路54を有し、当該排気流路54を通じて排気することにより、封止部材425を先端部に吸着して保持するように構成されている、真空封止装置。【選択図】図1

Description

本発明は、真空封止装置及び真空封止装置の運転方法に関するものである。
内部を減圧可能なチャンバ容器と、チャンバ容器内で外被材の開口部を熱溶着によって封止するシール装置と、を備え、冷蔵庫等に用いられる真空断熱体を製造するための真空封止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている真空封止装置では、袋状に形成した外被材の内側に芯材を入れた被封止材をチャンバ容器内にセットして、チャンバ容器内を減圧し、その状態でシール装置を駆動して、被封止材の開口部を封止することにより、外被材の内部に芯材を減圧封入し、真空断熱材を製造することができる。
特開2013−23229号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている真空封止装置では、冷蔵庫のような大型の機器に対応する真空断熱材を製造するためには、チャンバ容器を大型化する必要がある。チャンバ容器が大型化すると、内部空間を所望の圧力にまで減圧するまでに時間がかかり、真空断熱材の製造コストが増大するという課題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる、真空封止装置及び真空封止装置の運転方法を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、前記本体は、前記先端部に開口が設けられている排気流路を有し、当該排気流路を通じて排気することにより、前記封止部材を前記先端部に吸着して保持するように構成されている。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
また、本発明に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔の周縁部に設けられたボス部を溶解して、前記排気孔を封止する真空封止装置であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気口を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、制御器と、を備え、前記制御器は、前記駆動器により、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させ、前記真空ポンプにより、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させ、前記駆動器により、前記本体の前記先端部を前記容器の前記ボス部と当接するように、前記本体を進行させ、前記加熱器により、前記本体の先端部を加熱して、前記ボス部を溶解させて、前記容器の前記排気孔を封止するように構成されている。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
また、本発明に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、前記排気孔に載置された前記封止部材が、前記本体の前記先端部で前記駆動器により前記容器に押圧された状態で、前記加熱器により加熱され、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させるように構成されている。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
また、本発明に係る真空封止装置の運転方法は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置の運転方法であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成され、前記先端部に開口が設けられている排気流路を有する本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、前記排気空間と前記排気流路とに接続される真空ポンプと、を備え、前記真空ポンプが作動して、前記本体の前記先端部に前記封止部材を吸着させる(A)と、前記駆動器が作動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(B)と、前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(C)と、前記駆動器が作動して、前記封止部材が前記排気孔を塞ぐように、前記本体を進行させる(D)と、前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させる(E)と、を備える。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
また、本発明に係る真空封止装置の運転方法は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔の周縁部に設けられたボス部を溶解して、前記排気孔を封止する真空封止装置の運転方法であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、前記駆動器が駆動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(F)と、前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(G)と、前記駆動器が作動して、前記本体の前記先端部を前記容器の前記ボス部と当接するように、前記本体を進行させる(H)と、前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記ボス部を溶解させて、前記容器の前記排気孔を封止する(I)と、を備える。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
さらに、本発明に係る真空封止装置の運転方法は、容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置の運転方法であって、前記真空封止装置は、先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、前記本体の先端部を加熱する加熱器と、前記排気空間に接続される真空ポンプと、を備え、前記排気孔を覆うように前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に載置させる(A1)と、前記駆動器が作動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(F)と、前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(G)と、前記駆動器が作動して、前記本体の先端部が前記封止部材を押圧するように前記本体を進行させる(H1)と、前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させる(E)と、を備える。
これにより、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の真空封止装置及び真空封止装置の運転方法によれば、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができる。
図1は、本実施の形態1に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施の形態1に係る真空封止装置により、真空封止される真空断熱体を備える断熱機器の概略構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示す断熱機器の縦断面図である。 図4は、図2に示す断熱機器の製氷室扉の正面方向から見た斜視図である。 図5は、図2に示す断熱機器の製氷室扉の背面方向から見た斜視図である。 図6は、図5に示す製氷室扉における真空断熱体の縦断面図である。 図7は、図6に示す真空断熱体を構成する各部材を展開した展開図である。 図8は、図6に示す製氷室扉におけるガスバリア容器の縦断面図である。 図9は、図6に示す真空断熱体のA部分を拡大した模式図である。 図10は、図8に示す真空断熱体におけるガスバリア容器のB部分を拡大した模式図である。 図11は、図8に示す真空断熱体におけるガスバリア容器のC部分を拡大した模式図である。 図12は、本実施の形態1に係る真空封止装置の運転方法の各工程を示すフローチャートである。 図13は、図12に示すステップS106の製造工程を説明するための模式図である。 図14は、図12に示すステップS107の製造工程を説明するための模式図である。 図15は、図12に示すステップS108の製造工程を説明するための模式図である。 図16は、本実施の形態2に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。 図17は、本実施の形態2に係る真空封止装置により、真空封止される真空断熱体の概略構成を示す縦断面図である。 図18は、図17に示す真空断熱体を構成する各部材を展開した展開図である。 図19は、図17に示す真空断熱体のD部分を拡大した模式図である。 図20は、本実施の形態2に係る真空封止装置の運転方法の各工程を示すフローチャートである。 図21は、図20に示すステップS207の製造工程を説明するための模式図である。 図22は、図20に示すステップS208の製造工程を説明するための模式図である。 図23は、図20に示すステップS208の製造工程を説明するための模式図である。 図24は、本実施の形態3に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。 図25は、本実施の形態3に係る真空封止装置の運転方法(ガスバリア容器の製造方法)の各工程を示すフローチャートである。 図26は、図25に示すステップS106A及びS107の製造工程を説明するための模式図である。 図27は、図25に示すステップS108の製造工程を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、真空封止装置は、先端面が排気孔を覆うようにして、容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、外筒の軸心方向に進退可能なように外筒内に設けられ、先端部の外周面と外筒の内周面との間に外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、外筒と本体を外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、本体は、先端部に開口が設けられている排気流路を有し、当該排気流路を通じて排気することにより、封止部材を先端部に吸着して保持するように構成されている。
また、本発明に係る真空封止装置では、排気空間と排気流路とに接続される真空ポンプと、制御器と、をさらに備え、制御器は、真空ポンプを作動させ、本体の先端部に封止部材を吸着させ、駆動器により、本体を退行させた状態で、容器の排気孔を外筒の先端面が覆うように、容器の外面に当接させ、真空ポンプにより、排気空間を通じて、容器内を排気させ、駆動器により、封止部材が排気孔を塞ぐように、本体を進行させ、加熱器により、本体の先端部を加熱して、封止部材を容器における排気孔の周縁部に溶着させるように構成されていてもよい。
さらに、本発明に係る真空封止装置では、排気空間と真空ポンプとを接続する第1排気流路と、本体の排気流路と第1排気流路を接続する第2排気流路と、をさらに備え、第1排気流路は、その断面積が第2排気流路の断面積よりも大きくなるように構成されていてもよい。
以下、本実施の形態1に係る真空封止装置の一例について、図1〜図16を参照しながら説明する。
[真空封止装置の構成]
図1は、本実施の形態1に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、真空封止装置500は、真空封止装置本体501、真空ポンプ502、駆動器503、加熱器504、及び制御器510を備えている。真空封止装置本体501は、段部を有する略円柱状の本体部501Aと、中空を有する略円筒状の外筒部501Bと、を有していて、駆動器503により、本体部501A及び外筒部501Bが、それぞれ、独立して、上下方向に進退移動可能に構成されている。なお、真空封止装置500は、ロボット装置のアーム先端に取り付けられていてもよい。
本体部501Aは、先端部51、中間部52、及び後端部53を有していて、後端部53から先端部51に向かうにつれて、その横断面の面積が小さくなるように形成されている。また、本体部501Aの内部には、先端部51(本体部501Aの先端面)から後端部53に至る排気流路54が形成されている。排気流路54には、本体部501Aの外部に設けられた第2排気流路505を介して、後述する第1排気流路506に接続されている。なお、先端部51に設けられた開口54Aが排気流路54の一端を構成する。
外筒部501Bは、本体部501Aの外周面を囲むように配置されている。外筒部501Bの内周面は、本体部501Aの後端部53の外周面と摺動するように構成されている。具体的には、外筒部501Bにおける後端部53と対向する内周面に、環状のシール部材55、56が上下方向に間隔をあけて配置されている。なお、シール部材55、56としては、例えば、Oリングを用いてもよい。
また、外筒部501Bの先端面(下端面)には、環状の凹部が設けられていて、当該凹部には、シール部材57が配置されている。なお、シール部材57としては、例えば、Oリングを用いてもよい。
そして、本体部501Aの先端部51及び中間部52の外周面と、外筒部501Bの内周面と、の間には、排気空間58が形成されていて、当該排気空間58と連通するように、第1排気流路506の一端(開口506A)が接続されている。第1排気流路506の他端は、真空ポンプ502に接続されている。
また、第1排気流路506の途中には、開閉弁507が設けられている。具体的には、第1排気流路506の開口506Aと第2排気流路505が接続されている部分との間の領域に開閉弁507が設けられている。
第1排気流路506は、第2排気流路505に比して、その断面積が大きくなるように構成されている。これにより、第1排気流路506を通流する空気の流量が、第2排気流路505を通流する空気の流量よりも大きくすることができる。
なお、本体部501Aが外筒部501Bに対して最も下方に位置するときに、排気空間58と第1排気流路506とが連通するように、本体部501Aの先端部51及び中間部52の高さ寸法、外筒部501Bの高さ寸法、及び外筒部501Bにおける第1排気流路506の接続位置が、適宜設定されている。
すなわち、真空封止装置本体501と第1排気流路506は、本体部501Aが外筒部501Bに対して最も下方に位置するときに、外筒部501Bの内周面における第1排気流路506の開口506Aが、本体部501Aの後端部53より下方に位置していて、排気空間58と第1排気流路506とが連通するように構成されている。
また、本実施の形態1においては、第2排気流路505の他端が第1排気流路506に接続されている態様を採用したが、これに限定されない。例えば、第2排気流路505の他端は、真空ポンプ502とは別の真空ポンプに接続される態様を採用してもよい。
駆動器503は、本体部501A及び外筒部501Bをそれぞれ、独立に駆動させることができれば、どのような態様であってもよく、例えば、ガス圧、油圧、サーボモータ等を用いた機構であってもよい。
加熱器504は、本体部501Aの先端部51を加熱するように構成されていればどのような態様であってもよく、例えば、電熱器で構成されていてもよい。
制御器510は、真空封止装置500を構成する各機器を制御する機器であれば、どのような形態であってもよい。制御器510は、マイクロプロセッサ、CPU等に例示される演算処理部と、各制御動作を実行するためのプログラムを格納した、メモリ等から構成される記憶部と、時計部と、を備えている。そして、制御器510は、演算処理部が、記憶部に格納された所定の制御プログラムを読み出し、これを実行することにより、真空封止装置500に関する各種の制御を行う。
なお、制御器510は、単独の制御器で構成される形態だけでなく、複数の制御器が協働して真空封止装置500の制御を実行する制御器群で構成される形態であっても構わない。また、制御器510は、マイクロコントロールで構成されていてもよく、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等によって構成されていてもよい。
次に、本実施の形態1に係る真空封止装置500により、真空封止される真空断熱体及び真空断熱体を備える断熱機器の一例について、図2〜図11を参照しながら説明する。
[断熱機器の構成]
図2は、本実施の形態1に係る真空封止装置により、真空封止される真空断熱体を備える断熱機器の概略構成を示す斜視図である。図3は、図2に示す断熱機器の縦断面図である。なお、図2及び図3において、断熱機器の上下方向を図における上下方向として表している。
図2及び図3に示すように、本実施の形態1に係る真空封止装置500により、真空封止される真空断熱体を備える断熱機器100として、冷蔵庫を例示している。断熱機器100は、複数の貯蔵室を有する冷蔵庫本体2、冷蔵室扉3、製氷室扉4A、第1冷凍室扉4B、野菜室扉5、第2冷凍室扉6、圧縮器8、及び蒸発器9を備えている。
冷蔵庫本体2における上部の背面側には、冷蔵庫本体2の天面から下方に凹むように、凹部2Aが形成されている。凹部2Aは、圧縮器8が配置される機械室を構成する。また、冷蔵庫本体2の下部には、冷蔵庫本体2の背面から正面に向かって凹むように、凹部2Bが形成されている。
また、冷蔵庫本体2の内部空間は、仕切壁15〜17によって複数の貯蔵室に区画されている。具体的には、冷蔵庫本体2の上部に、冷蔵室11が設けられていて、冷蔵室11の下方に製氷室12と第1冷凍室(図示せず)が横並びに設けられている。また、製氷室12と第1冷凍室の下方には、野菜室13が設けられていて、野菜室13の下方には、第2冷凍室14が設けられている。
また、冷蔵庫本体2の正面は、開放されていて、冷蔵室扉3〜第2冷凍室扉6が設けられている。具体的には、冷蔵室11には、回転式の冷蔵室扉3が配置されている。また、製氷室12、第1冷凍室、野菜室13、及び第2冷凍室14には、それぞれ、レール等を有する引き出し式の製氷室扉4A、第1冷凍室扉4B、野菜室扉5、第2冷凍室扉6が配置されている。
凹部2Aには、圧縮器8が配置されている。なお、本実施の形態1においては、圧縮器8を上部に配置する形態を採用したが、これに限定されず、中央部又は下部に配置する形態を採用してもよい。
また、冷蔵庫本体2の中央部の背面側には、冷却室18が設けられている。冷却室18は、仕切壁16と仕切壁17とを接続する冷却室壁体19により、野菜室13の背面側に区画されている。冷却室18には、蒸発器9が配設されている。
蒸発器9は、圧縮器8から供給された冷媒と、冷却室18内に存在する空気との間で熱交換するように構成されている。これにより、蒸発器9周辺の空気が冷却され、冷却された空気は、図示されないファン等により、冷却流路10を介して、冷蔵室11等に供給される。なお、冷却流路10は、図示されない仕切壁と冷蔵庫本体2の背面との間に形成されている空間により構成される。
凹部2Bには、蒸発器9で発生した水を貯めるための蒸発皿20が配置されている。また、冷蔵庫本体2の蒸発器9と蒸発皿20との間の部分には、貫通孔210が設けられている。
そして、本実施の形態1に係る断熱機器100においては、冷蔵庫本体2、冷蔵室扉3、製氷室扉4A、第1冷凍室扉4B、野菜室扉5、第2冷凍室扉6、仕切壁15〜17、及び冷却室壁体19のうち、少なくとも1の部品が、本実施の形態1に係る真空断熱体101が収容された断熱壁を備えている。
[製氷室扉(真空断熱体)の構成]
次に、本実施の形態1に係る真空封止装置500により封止される真空断熱体の一例として、製氷室扉4Aについて、図4〜図11を参照しながら説明する。
図4は、図2に示す断熱機器の製氷室扉の正面方向から見た斜視図であり、図5は、図2に示す断熱機器の製氷室扉の背面方向から見た斜視図である。
図6は、図5に示す製氷室扉における真空断熱体の縦断面図である。図7は、図6に示す真空断熱体を構成する各部材を展開した展開図である。図8は、図6に示す製氷室扉におけるガスバリア容器の縦断面図である。また、図9は、図6に示す真空断熱体のA部分を拡大した模式図である。図10は、図8に示す真空断熱体におけるガスバリア容器のB部分を拡大した模式図であり、図11は、図8に示す真空断熱体におけるガスバリア容器のC部分を拡大した模式図である。
図4及び図5に示すように、製氷室扉4Aは、真空断熱体101と、ガスケット441と、一対のフレーム442と、複数のネジ443と、を備えている。また、図6〜図11に示すように、真空断熱体101は、外板401、ガスバリア容器402、及び当該ガスバリア容器402を収納する内箱403を備えている。
外板401は、平板状に形成されていて、ガラス板又はプリコート鋼板等で構成されている。外板401とガスバリア容器402は、シート状(フィルム状)の接着剤404により接着されている。接着剤404としては、例えば、変性シリコーンで構成されていてもよく、また、変性ポリオレフィン等で構成されていてもよい。
内箱403は、第2開口部403Cを有する箱状に形成されていて、その正面が第2開口部403Cにより開放されている。内箱403の第2開口部403Cは、外板401により閉鎖されている。また、内箱403の背面は、段状に形成されていて、背面の周縁部分である第1主面403Aと、背面の中央部分である第2主面403Bと、を有している(図7参照)。
内箱403の第1主面403Aには、ガスケット441を配置するためのガスケット溝403Fが第2主面403Bを囲むように形成されている。また、内箱403の第2主面403Bの下部には、一対のフレーム442が、ネジ443によりネジ止めされている(図3及び図4参照)。
また、図6〜図8に示すように、内箱403の内面におけるガスバリア容器402と対向する面(底面)は、複数の凹部と凸部を有する凹凸形状になっている。そして、内箱403の底面には、接着剤405が配置されている。接着剤405は、例えば、変性シリコーン等で構成されていてもよい。なお、接着剤405は底面の全面に塗布してもよいし、部分的に塗布してもよい。
部分的に塗布する場合は、少なくともガスケット441と対向する部分に塗布することが望ましい。これにより、ガスバリア容器402と内箱403の間に生じる空間と、外部と、の連通(空気の出入り)を阻止することができ、断熱機器(冷蔵庫)の吸熱負荷をさらに低減することができる。
ガスバリア容器402は、第1部材421と、第2部材422と、コア材423と、吸着剤424と、封止部材425と、を有している。第1部材421と第2部材422で形成される筐体の内部空間には、コア材423と吸着剤424が配置されていて、ガスバリア容器402は、当該内部空間が所定の真空度になるように構成されている。
第1部材421は、内箱403の内面形状に合わせて、真空成形、射出成形、圧空成形、又はプレス成形等により作製された成形品であり、第1開口部421Bを有する箱状に形成されている。
また、第1部材421の外周縁には、フランジ部421Aが設けられている(図8及び図10参照)。フランジ部421Aには、第2部材422が接着されている。すなわち、第1部材421の第1開口部421Bは、第2部材422により封止されている。これにより、第2部材422は、フランジ部421Aにより、面状に圧接可能となり、第1部材421と第2部材422の間で強固なシールが可能となる。
さらに、第1部材421の背面の適所には、ガスバリア容器402の内部(第1部材421の内部)を真空引きするための第1貫通孔421Cが設けられている。第1貫通孔421Cの周縁部には、第1貫通孔421Cを封止するための封止部材425が配設されている。
封止部材425としては、例えば、ラミネートフィルムであってもよい。ラミネートフィルムの材料としては、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、又はポリアクリロニトリルフィルム等の熱可塑性樹脂、或いはそれらの混合体を使用してもよい。
また、ラミネートフィルムは、アルミニウム又はステンレス等の金属層を有していてもよい。この場合、金属層は、ラミネートフィルムの内部に形成されていてもよく、ラミネートフィルムの表面に形成されていてもよい。また、金属層は、アルミニウム箔等の金属箔であってもよく、アルミニウム等をラミネートフィルム表面に蒸着させて形成してもよい。
なお、封止部材425は、ガスバリア性を有していれば、どのような態様であってもよく、例えば、ガラス板又はプリコート鋼板等で構成されていてもよい。また、封止部材425として、ラミネートフィルムを用いた場合には、封止部材425は、第1部材421の背面に溶着されることで、第1貫通孔421Cを封止してもよい。さらに、封止部材425として、ガラス板又はプリコート鋼板を用いた場合には、接着剤を用いて、当該封止部材425を第1部材421の背面に接着させることで、第1貫通孔421Cを封止してもよい。
また、図9〜図11に示すように、第1部材421は、第1樹脂層21と、第2樹脂層22と、第1樹脂層21と第2樹脂層22の間に配置されているガスバリア層23と、から構成されている。
第1樹脂層21及び第2樹脂層22は、熱可塑性樹脂で構成されていて、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィンであってもよい。なお、第1樹脂層21及び第2樹脂層22は、同一の材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
ガスバリア層23は、有機樹脂と鱗片状無機材を有している。ガスバリア層23を構成する有機樹脂としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体又はポリビニルアルコール重合体であってもよい。また、鱗片状無機材としては、例えば、天然の粘土鉱物ベントナイトの主成分であるモンモリロナイト、イオン交換処理がなされたモンモリロナイト、合成シリカ等であってもよい。さらに、鱗片状無機材は、ガスバリア層23のガスバリア性を充分に担保する観点(酸素透過度を充分に抑制する観点)から、その厚みが1nm以上、又は平均粒子径が100nm以上であってもよく、ガスバリア層23を構成するシートを真空成形により所定の形状を有するように加工する観点から、その厚みが3nm以下、又は平均粒子径が300nm以下であってもよい。
なお、本実施の形態1においては、第1部材421は、複数の層から構成される態様を採用したが、これに限定されず、熱可塑性樹脂等の有機樹脂からなる単一の層で構成される態様を採用してもよい。また、第1部材421は、少なくとも一方の外面に、アルミニウム又はステンレス等の金属層が形成されている態様を採用してもよい。
第2部材422は、第1部材421の第1開口部421Bを密閉するように構成されている。第2部材422としては、例えば、ラミネートフィルムであってもよい。ラミネートフィルムの材料としては、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、又はポリアクリロニトリルフィルム等の熱可塑性樹脂、或いはそれらの混合体を使用してもよい。
また、ラミネートフィルムは、アルミニウム又はステンレス等の金属層を有していてもよい。この場合、金属層は、ラミネートフィルムの内部に形成されていてもよく、ラミネートフィルムの表面に形成されていてもよい。また、金属層は、アルミニウム箔等の金属箔であってもよく、アルミニウム等をラミネートフィルム表面に蒸着させて形成してもよい。なお、第2部材422は、封止部材425と同一の構成であってもよく、異なる構成であってもよい。
コア材423としては、例えば、連続気泡ウレタンフォームで構成されていてもよい。連続気泡ウレタンフォームは、例えば、特許第5310928号に開示されている特徴を有するものであってもよい。この場合、コア材423は、第1部材421の内面(内部空間)と同一形状に形成される。また、コア材423としては、例えば、ガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、又はポリエチレンテレフタレート繊維等を用いてもよい。
吸着剤424としては、水分を吸着除去する水分吸着剤と大気ガス等のガスを吸着する気体吸着剤が挙げられる。水分吸着剤としては、例えば、酸化カルシウム、又は酸化マグネシウム等の化学吸着物質、或いは、ゼオライトのような物理吸着物質を用いることができる。
また、気体吸着剤は、気体中に含まれる非凝縮性気体を吸着できる吸着材料と容器で構成されている。吸着材料としては、ジルコニウム、バナジウム及びタングステンからなる合金、鉄、マンガン、イットリウム、ランタンと希土類元素の1種の元素を含む合金、Ba−Li合金、並びに、金属イオン(例えば、銅イオン)とイオン交換したゼオライト等が挙げられる。
[真空封止装置の運転方法]
次に、図12〜図15を参照しながら、本実施の形態1に係る真空封止装置500の運転方法(ガスバリア容器402の製造方法)について、説明する。
図12は、本実施の形態1に係る真空封止装置の運転方法(ガスバリア容器の製造方法)の各工程を示すフローチャートである。また、図13は、図12に示すステップS106の製造工程を説明するための模式図である。図14は、図12に示すステップS107の製造工程を説明するための模式図である。図15は、図12に示すステップS108の製造工程を説明するための模式図である。
なお、図13〜図15においては、真空封止装置の真空封止装置本体における上下方向を図における上下方向として表している。
図12に示すように、まず、作業者等が、ガスバリア容器402を構成する第1部材421を製造するためのガスバリアシートを製造する(ステップS101)。ここで、ガスバリアシートは、熱可塑性樹脂からなる第1樹脂層21及び第2樹脂層22の間に、有機樹脂とその含有量が2〜14wt%である鱗片状無機材とを有するガスバリア層23が配置されたシートである。
具体的には、作業者等が、第1樹脂層21、第2樹脂層22、及びガスバリア層23の各層を構成するシートを製造し、これらのシートを積層して、熱圧着等により、これらのシートを接合し、ガスバリアシートが得られる。
第1樹脂層21及び第2樹脂層22は、例えば、これらの材料がポリプロピレンである場合には、公知の無延伸ポリプロピレンフィルムを用いてもよい。また、ガスバリア層23は、有機樹脂の一例であるエチレン−ビニルアルコール共重合体に、鱗片状無機材の一例であるモンモリロナイトを2〜14wt%添加して、公知の製造方法に従って、シート又はフィルムを製造する。なお、モンモリロナイトは、厚みが1〜3nm、平均粒子径が100〜300nmのものを用いてもよい。
次に、作業者等が、ステップS101で製造したガスバリアシートを真空成形により、内箱403の内面(内部空間)と同一形状になるように加工して、第1開口部421Bを有する箱状の第1部材421を製造する(ステップS102)。なお、第1部材421は、圧空成形、又は熱プレス成形等により製造してもよい。
次に、第1部材421の背面の適所に、第1貫通孔421Cを形成する(ステップS103)。なお、第1貫通孔421Cは、例えば、打ち抜き加工(パンチング)により、形成する態様を採用してもよい。また、ステップS102で第1部材421を製造するときに、予め第1部材421の金型に第1貫通孔421Cを設けるようにして、第1部材421の製造と同時に第1貫通孔421Cが形成される態様を採用してもよい。
一方、ステップS101〜S103と並行して、あるいは、ステップS101〜S103の前後に、作業者等は、コア材423を製造する(ステップS101A)。具体的には、コア材423として、連続気泡ウレタンフォームを用いる場合には、第1部材201の内部空間と同一形状を有するように、予め連続気泡ウレタンフォームを成形して、コア材423を製造する。また、コア材423として、例えば、ガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、又はポリエチレンテレフタレート繊維等を用いる場合には、これらを加熱圧縮成型することにより、コア材423を製造する。
次に、作業者等が、第1部材421の内部空間に、コア材423及び吸着剤424を配置して、第1開口部421Bの開口部を覆うように、第2部材422を配置する(ステップS104)。ついで、第2部材422により、第1部材421の第1開口部421Bを密閉する(ステップS105)。
具体的には、例えば、第2部材422における第1部材421のフランジ部421Aとの当接部分を加熱して、第2部材422の当該部分をフランジ部421Aに熱圧着させて、第1開口部421Bを密閉する。なお、第2部材422とフランジ部421Aとを接着剤により接着することにより、第1開口部421Bを密閉してもよい。
次に、封止部材425を真空封止装置500に固定する(ステップS106)。具体的には、制御器510の演算処理部が、記憶部に格納された所定の制御プログラムを読み出し、これを実行することにより、以下の動作を実行する。
まず、制御器510が、図示されないロボット装置を駆動して、本体部501Aの先端面が、封止部材425の上方に位置するように、真空封止装置本体501を移動させる。ついで、制御器510は、開閉弁507を閉止させ、真空ポンプ502を作動させる。その後、制御器510は、駆動器503を作動させて、本体部501Aを下方に移動させ、本体部501Aの先端面と封止部材425とを当接させる(図13参照)。
これにより、真空ポンプ502が作動しているため、排気流路54内が負圧となり、封止部材425が本体部501Aの先端面に吸着された状態が維持され、封止部材425が真空封止装置500に固定(吸着)される。
次に、真空封止装置500により、第1部材421の内部を真空引きさせる(ステップS107)。具体的には、制御器510が、図示されないロボット装置を駆動して、本体部501Aの先端面が、第1部材421の第1貫通孔421Cの上方に位置するように、真空封止装置本体501を移動させる。ついで、制御器510が、駆動器503を作動させて、外筒部501Bを下方に移動させ、外筒部501Bの先端面と第1部材421とを当接させる。このとき、本体部501A(先端部51A)の先端面は、外筒部501Bの先端面よりも上方に位置していて、外筒部501Bの先端面の開口部と第1部材421の第1貫通孔421Cが連通している。そして、制御器510が開閉弁507を開放する(図14参照)。
これにより、第1排気流路506と真空ポンプ502とが連通して、第1排気流路506からも排気が行われる。このため、第1部材421の内部が、第1貫通孔421C、外筒部501Bの内部空間、及び第1排気流路506を介して、真空引きされる。
次に、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させる(ステップS108)。具体的には、第1部材421の内部空間が、所定の真空度になると、制御器510が、駆動器503を駆動させて、封止部材425が第1部材421と当接するように、本体部501Aを下方に移動させる。ついで、制御器510は、加熱器504を作動させて、本体部501Aの先端部を介して、封止部材425を加熱し、封止部材425を第1部材421に溶着させ、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させる(図15参照)。
なお、第1部材421の内部空間が所定の真空度になったか否かの判定は、例えば、ステップS107で第1部材421の内部を真空引きしてから、所定時間が経過したか否かによって行うことができる。ここで、所定時間は、第1部材421の内部空間の容積、真空ポンプ502の性能(排気量)、及び第1排気流路505の流路長等から算出することができる。また、所定時間は、予め実験等により設定することもできる。
[真空封止装置の作用効果]
このように構成された、本実施の形態1に係る真空封止装置500では、排気流路54内が負圧にすることにより、真空封止装置本体501の先端部に封止部材425を固定(吸着)することができる。このため、接着剤等の真空封止装置本体501の先端部に封止部材425を固定する手段を必要としないため、真空封止装置の製造コストを低減することができる。
また、封止部材425を接着剤により、真空封止装置本体501の先端部に固定する場合には、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させた後に、封止部材425の外面に接着剤が残存する。そして、残存する接着剤により、ガスバリア容器402の外面と内箱403の内面との間に隙間が生じて、断熱機器100のガスリア性及び断熱性が低下するおそれがある。
しかしながら、本実施の形態1に係る真空封止装置500では、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させた後に、封止部材425の外面に接着剤が残存することがない。
したがって、ガスバリア容器402の外面と内箱403の内面との間に隙間が生じることが抑制される。これにより、断熱機器100のガスバリア性及び断熱性を充分に確保することができる。
また、本実施の形態1に係る真空封止装置500では、第1排気流路506が、その断面積が第2排気流路505の断面積よりも大きくなるように構成されている。このため、第1排気流路506を通流する空気の流量を、第2排気流路505を通流する空気の流量よりも大きくすることができる。これにより、ガスバリア容器402(第1部材421)の内部空間をより早く排気することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、排気孔の周縁部に設けられたボス部を溶解して、排気孔を封止する真空封止装置であって、真空封止装置は、先端面が排気口を覆うようにして、容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、外筒の軸心方向に進退可能なように外筒内に設けられ、先端部の外周面と外筒の内周面との間に外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、外筒と本体を外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、本体の先端部を加熱する加熱器と、制御器と、を備え、制御器は、駆動器により、本体を退行させた状態で、容器の排気孔を外筒の先端面が覆うように、容器の外面に当接させ、真空ポンプにより、排気空間を通じて、容器内を排気させ、駆動器により、本体の先端部を容器のボス部と当接するように、本体を進行させ、加熱器により、本体の先端部を加熱して、ボス部を溶解させて、容器の排気孔を封止するように構成されている。
以下、本実施の形態2に係る真空封止装置の一例について、図16〜図23を参照しながら説明する。
[真空封止装置の構成]
図16は、本実施の形態2に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。
図16に示すように、本実施の形態2に係る真空封止装置550は、真空封止装置本体551、真空ポンプ552、駆動器553、加熱器554、及び制御器560を備えている。真空封止装置本体551は、段部を有する略円柱状の本体部551Aと、中空を有する略円筒状の外筒部551Bと、を有していて、駆動器553により、本体部551A及び外筒部551Bが、それぞれ、独立して、上下方向に進退移動可能に構成されている。なお、真空封止装置550は、ロボット装置のアームに取り付けられていてもよい。
本体部551Aは、先端部51A、中間部52A、及び後端部53Aを有していて、後端部53Aから先端部51Aに向かうにつれて、その断面積が小さくなるように形成されている。外筒部551Bは、本体部551Aの外周面を囲むように配置されている。外筒部551Bの内周面は、本体部551Aにおける後端部53Aの外周面と摺動するように構成されている。具体的には、外筒部551Bにおける後端部53Aと対向する内周面に、環状のシール部材55A、56Aが配置されている。なお、シール部材55A、56Aとしては、例えば、Oリングを用いてもよい。
また、外筒部551Bの先端面には、環状の凹部が設けられていて、当該凹部には、シール部材57Aが配置されている。なお、シール部材57Aとしては、例えば、Oリングを用いてもよい。
そして、本体部551Aの先端部51A及び中間部52Aの外周面と、外筒部551Bの内周面と、の間には、排気空間58Aが形成されていて、当該排気空間58Aと連通するように、排気流路555の一端が接続されている。排気流路555の他端は、真空ポンプ552が接続されている。
駆動器553は、本体部551A及び外筒部551Bをそれぞれ、独立に駆動させることができれば、どのような態様であってもよく、例えば、ガス圧、油圧、サーボモータ等を用いた機構であってもよい。
加熱器554は、本体部551Aの先端部51Aを加熱するように構成されていれば、どのような態様であってもよく、例えば、電熱器で構成されていてもよい。
制御器560は、真空封止装置550を構成する各機器を制御する機器であれば、どのような形態であってもよい。制御器560は、マイクロプロセッサ、CPU等に例示される演算処理部と、各制御動作を実行するためのプログラムを格納した、メモリ等から構成される記憶部と、時計部と、を備えている。そして、制御器560は、演算処理部が、記憶部に格納された所定の制御プログラムを読み出し、これを実行することにより、真空封止装置550に関する各種の制御を行う。
なお、制御器560は、単独の制御器で構成される形態だけでなく、複数の制御器が協働して真空封止装置550の制御を実行する制御器群で構成される形態であっても構わない。また、制御器560は、マイクロコントロールで構成されていてもよく、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等によって構成されていてもよい。
次に、本実施の形態2に係る真空封止装置550により、真空封止される真空断熱体の一例について、図17〜図19を参照しながら説明する。
[真空断熱体の構成]
図17は、本実施の形態2に係る真空封止装置により、真空封止される真空断熱体の概略構成を示す縦断面図である。図18は、図17に示す真空断熱体を構成する各部材を展開した展開図である。図19は、図17に示す真空断熱体のD部分を拡大した模式図である。
図17〜図19に示すように、本実施の形態2に係る真空封止装置550により、真空封止される真空断熱体101は、実施の形態1に係る真空封止装置500により、真空封止される真空断熱体101と基本的構成は同じであるが、以下の点が異なる。
すなわち、本実施の形態2に係る真空封止装置550により、真空封止される真空断熱体101では、内箱403の第2主面403Bにおける第1部材421の第1貫通孔421Cと対向する部分に、第2貫通孔403Dが設けられていて、当該第2貫通孔403Dの周縁部にボス部403Eが設けられている。そして、ボス部403Eは、真空断熱体101を製造するときに加熱されて、第2貫通孔403Dを閉止している。なお、ボス部403Eは、第2貫通孔403Dを閉止することができるように、その高さ寸法、及び厚み寸法等が適宜設定されている。
また、本実施の形態2に係る真空封止装置550により、真空封止される真空断熱体101では、封止部材425が、上記第2貫通孔403Dを封止するように、第2主面403Bに溶着されている。
[真空封止装置の運転方法]
次に、図16〜図23を参照しながら、本実施の形態2に係る真空封止装置550の運転方法(ガスバリア容器402の製造方法)について、説明する。
図20は、本実施の形態2に係る真空封止装置の運転方法(ガスバリア容器の製造方法)の各工程を示すフローチャートである。また、図21は、図20に示すステップS207の製造工程を説明するための模式図である。図22は、図20に示すステップS208の製造工程を説明するための模式図である。図23は、図20に示すステップS208の製造工程を説明するための模式図である。
なお、図21〜図23においては、真空封止装置の真空封止装置本体における上下方向を図における上下方向として表している。
図20に示すように、作業者等が、ガスバリアシートを製造する(ステップS201)。なお、ガスバリアシートの製造方法は、実施の形態1に係る真空断熱体101のガスバリア容器402を製造するときと同様に行われるため、詳細な説明は省略する。
次に、作業者等が、ガラス板等を適宜な大きさに切断する等により、外板401を製造する(ステップS201A)。なお、ステップS201及びステップS201Aは、順不同である。
次に、作業者等が、ステップS201で製造したガスバリアシートを真空成形により、内箱403の内面(内部空間)と同一形状になるように加工して、第1開口部421B及び第1貫通孔421Cを有する箱状の第1部材421を製造する(ステップS202)。なお、第1貫通孔421Cは、第1部材421を製造後、打ち抜き加工等により形成してもよい。
次に、作業者等が、内箱403をインサート成形により製造する(ステップS203)。具体的には、内箱403を製造するための金型に第1部材421を配置し、熱可塑性樹脂等の内箱403を構成する樹脂を流し込み、第2貫通孔403D及びボス部403Eを有する内箱403を製造する。
なお、第2貫通孔403Dは、該第2貫通孔403Dを形成するように金型を製造しておいてもよく、インサート成形後に、第2貫通孔403Dを打ち抜き加工等により形成してもよい。
また、本実施の形態2においては、第1部材421と内箱403をインサート成形により接合する態様を採用したが、これに限定されず、第1部材421と内箱403とを接着剤等により接合(接着)する態様を採用してもよい。
次に、作業者等が、第1部材421の内部空間に、コア材423及び吸着剤424を配置して、第1開口部421Bの開口部を覆うように、第2部材422を配置する(ステップS205)。ついで、第2部材422により、第1部材421の第1開口部421Bを密閉する(ステップS206)。
具体的には、例えば、第2部材422における第1部材421のフランジ部421Aとの当接部分を加熱して、第2部材422の当該部分をフランジ部421Aに熱圧着させて、第1開口部421Bを密閉する。なお、第2部材422とフランジ部421Aとを接着剤により接着することにより、第1開口部421Bを密閉してもよい。
次に、真空封止装置550により、第1部材421の内部を真空引きさせる(ステップS207)具体的には、制御器560が、図示されないロボット装置を駆動して、真空封止装置本体551の先端面が、第1部材421の第1貫通孔421C(内箱403の第2貫通孔403D)の上方に位置するように、真空封止装置本体551を移動させる。ついで、制御器560が、駆動器553を作動させて、外筒部551Bを下方に移動させ、外筒部551Bの先端面と内箱403とを当接させる(図21参照)。そして、制御器560が真空ポンプ552を作動させる。
これにより、第1部材421の内部が、第1貫通孔421C、第2貫通孔403D、外筒部551Bの内部空間(排気空間58A)、及び排気流路555を介して、真空引きされる。
次に、内箱403のボス部403Eを加熱して、第2貫通孔403Dを閉止させる(ステップS208)。具体的には、第1部材421の内部空間が、所定の真空度になると、制御器560が、駆動器553を駆動させて、本体部551Aの先端部がボス部403Eと当接するように、本体部551Aを下方に移動させる(図22参照)。ついで、制御器560は、加熱器554を作動させて、本体部551Aの先端部を介して、ボス部403Eを加熱する。
これにより、ボス部403Eを構成する樹脂が溶解して、第2貫通孔403Dを閉止する(図23参照)。
次に、内箱403の第2貫通孔403Dが設けられていた部分を覆うように、封止部材425を配置して、封止部材425を内箱403の第2主面403Bに固着させる(ステップS209)。封止部材425の第2主面403Bへの固着は、封止部材425を加熱して、熱溶着させることにより固着させてもよく、接着剤により固着させてもよい。
次に、真空断熱体101を製造する(ステップS210)。具体的には、ガスバリア容器402(内箱403)の正面にシート状の接着剤404を配置して、ガスバリア容器402と外板401を接着し、真空断熱体101が製造される。
このように構成された、本実施の形態2に係る真空封止装置550では、内箱403のボス部403Eを加熱して、第2貫通孔403Dを閉止(埋没)させることにより、内箱403の外面を平坦状にすることができる。このため、ガスバリア容器402の外面と内箱403の内面との間に隙間が生じることが抑制される。これにより、断熱機器100のガスバリア性及び断熱性を充分に確保することができる。
また、本実施の形態2に係る真空封止装置550では、本体部551Aに排気流路54が設けられていないため、実施の形態1に係る真空封止装置500に比して、簡易な構成で第2貫通孔403Dを封止することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係る真空封止装置は、容器に設けられた排気孔から排気し、排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、真空封止装置は、先端面が排気孔を覆うようにして、容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、外筒の軸心方向に進退可能なように外筒内に設けられ、先端部の外周面と外筒の内周面との間に外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、外筒と本体を外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、本体の先端部を加熱する加熱器と、制御器と、を備え、制御器は、駆動器により、本体を退行させた状態で、排気孔を覆うように封止部材が載置されている容器の外面に外筒の先端面を当接させ、真空ポンプにより、排気空間を通じて、容器内を排気させ、駆動器により、本体の先端部が封止部材を押圧するように本体を進行させ、加熱器により、本体の先端部を加熱して、封止部材を容器における排気孔の周縁部に溶着させるように構成されている。
以下、本実施の形態3に係る真空封止装置の一例について、図24〜図27を参照しながら説明する。
[真空封止装置の構成]
図24は、本実施の形態3に係る真空封止装置の概略構成を示す模式図である。
図24に示すように、本実施の形態3に係る真空封止装置550は、実施の形態2に係る真空封止装置550と基本的構成は同じであるが、ロボットアーム570をさらに備えている点が異なる。ロボットアーム570は、封止部材425を第1部材421の第1貫通孔421Cの周縁部に載置させることができれば、どのような態様であってもよく、公知のロボットアームを用いることができる。
なお、本実施の形態3においては、真空封止装置550がロボットアーム570を備える形態を採用したが、これに限定されない。例えば、真空封止装置550がロボットアーム570を備えず、真空封止装置550とは異なる装置がロボットアーム570を備える形態を採用してもよい。また、作業者が、封止部材425を第1部材421の第1貫通孔421Cの周縁部に載置する場合には、真空封止装置550がロボットアーム570を備えない形態を採用してもよい。
[真空封止装置の運転方法]
次に、図24〜図27を参照しながら、本実施の形態3に係る真空封止装置550の運転方法(ガスバリア容器の製造方法)について、説明する。なお、本実施の形態3に係る真空封止装置550は、上記実施の形態1で説明した、ガスバリア容器402を製造するように構成されている。
図25は、本実施の形態3に係る真空封止装置の運転方法(ガスバリア容器の製造方法)の各工程を示すフローチャートである。また、図26は、図25に示すステップS106A及びS107の製造工程を説明するための模式図である。図27は、図25に示すステップS108の製造工程を説明するための模式図である。なお、図26及び図27においては、真空封止装置の真空封止装置本体における上下方向を図における上下方向として表している。
図25に示すように、本実施の形態3に係る真空封止装置550の運転方法(ガスバリア容器402の製造方法)は、実施の形態1に係る真空封止装置500の運転方法と基本的動作は同じであるが、ステップS106に代えてステップS106Aが実行される点と、ステップS107及びステップS108の具体的動作と、が異なる。すなわち、本実施の形態3に係る真空封止装置550の運転方法は、実施の形態1に係る真空封止装置500の運転方法のステップS101〜ステップS105までは同じ動作が実行されるが、ステップS106〜ステップS108の動作が異なる。
ステップS106Aでは、封止部材425を第1部材421の外面(図26においては、第1部材421の上面)に載置する。具体的には、制御器560が、ロボットアーム570を駆動して、封止部材425を第1部材421の外面(図26においては、第1部材421の上面)に載置させる。
なお、封止部材425は、適宜な手段により、第1部材421の内部の真空引きを妨害しないように、かつ、第1部材421の第1貫通孔421Cを封止するときに、第1貫通孔421Cの開口を覆うように、構成されている。
例えば、真空ポンプ552の排気速度、排気量、排気時間(真空ポンプ552の作動時間)、及び排気空間58Aの容積等から、真空引きを妨害等することがない封止部材425の大きさを実験等により設定してもよい。また、封止部材425の主面を湾曲させる、又は封止部材425の一部を折り曲げる等により、封止部材425の下面と第1部材421の上面との間に第1貫通孔421Cと連通する隙間を設けるようにしてもよい。さらに、封止部材425の下面の一部に接着剤を配置し、当該接着剤により、封止部材425の一部を第1部材421の上面に固定してもよい。
次に、真空封止装置550により、第1部材421の内部を真空引きさせる(ステップS107)。具体的には、制御器560が、図示されないロボット装置を駆動して、真空封止装置本体551の先端面が、第1貫通孔421Cの上方に位置するように、真空封止装置本体551を移動させる。ついで、制御器560が、駆動器553を作動させて、外筒部551Bを下方に移動させ、外筒部551Bの先端面が第1貫通孔421Cを覆うように、外筒部551Bの先端面と第1部材421とを当接させる(図26参照)。そして、制御器560が真空ポンプ552を作動させる。
これにより、第1部材421の内部が、第1貫通孔421C、外筒部551Bの内部空間(排気空間58A)、及び排気流路555を介して、真空ポンプ552と接続され、真空引きされる。
次に、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させる(ステップS108)。具体的には、第1部材421の内部空間が、所定の真空度になると、制御器560が、駆動器553を駆動させて、本体部551A(先端部51A)の先端面が封止部材425と当接するように、本体部551Aを下方に移動させる。ついで、制御器560は、加熱器554を作動させて、本体部551Aの先端部を介して、封止部材425を加熱し、封止部材425を第1部材421に溶着させ、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させる(図27参照)。
このように構成された、本実施の形態3に係る真空封止装置550では、封止部材425を第1部材421の外面に載置させている。このため、接着剤等の真空封止装置本体501の先端部に封止部材425を固定する手段を必要としないため、真空封止装置の製造コストを低減することができる。
また、封止部材425を接着剤により、真空封止装置本体551の先端部に固定する場合には、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させた後に、封止部材425の外面に接着剤が残存する。そして、残存する接着剤により、ガスバリア容器402の外面と内箱403の内面との間に隙間が生じて、断熱機器100のガスリア性及び断熱性が低下するおそれがある。
しかしながら、本実施の形態3に係る真空封止装置550では、第1貫通孔421Cを封止部材425により封止させた後に、封止部材425の外面に接着剤が残存することがない。
したがって、ガスバリア容器402の外面と内箱403の内面との間に隙間が生じることが抑制される。これにより、断熱機器100のガスバリア性及び断熱性を充分に確保することができる。
また、本実施の形態3に係る真空封止装置550では、本体部551Aに排気流路54が設けられていないため、実施の形態1に係る真空封止装置500に比して、簡易な構成で第1貫通孔421Cを封止することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係る真空封止装置及び真空封止装置の運転方法は、真空断熱体に設けられた排気孔を封止することで、ガスバリア性及び断熱性を充分に確保しつつ、製造コストを抑制することができるため、有用である。
2 冷蔵庫本体
2A 凹部
2B 凹部
3 冷蔵室扉
4A 製氷室扉
4B 第1冷凍室扉
5 野菜室扉
6 第2冷凍室扉
8 圧縮器
9 蒸発器
10 冷却流路
11 冷蔵室
12 製氷室
13 野菜室
14 第2冷凍室
15 仕切壁
16 仕切壁
17 仕切壁
18 冷却室
19 冷却室壁体
20 蒸発皿
21 第1樹脂層
22 第2樹脂層
23 ガスバリア層
51 先端部
51A 先端部
52 中間部
52A 中間部
53 後端部
53A 後端部
54 排気流路
54A 開口
55 シール部材
55A シール部材
57 シール部材
57A シール部材
58 排気空間
58A 排気空間
100 断熱機器
101 真空断熱体
201 第1部材
210 貫通孔
401 外板
402 ガスバリア容器
403 内箱
403A 第1主面
403B 第2主面
403C 第2開口部
403D 第2貫通孔
403E ボス部
403F ガスケット溝
404 接着剤
405 接着剤
421 第1部材
421A フランジ部
421B 第1開口部
421C 第1貫通孔
422 第2部材
423 コア材
424 吸着剤
425 封止部材
441 ガスケット
442 フレーム
443 ネジ
500 真空封止装置
501 真空封止装置本体
501A 本体部
501B 外筒部
502 真空ポンプ
503 駆動器
504 加熱器
505 第2排気流路
506 第1排気流路
506A 開口
507 開閉弁
510 制御器
550 真空封止装置
551 真空封止装置本体
551A 本体部
551B 外筒部
552 真空ポンプ
553 駆動器
554 加熱器
555 排気流路
560 制御器

Claims (9)

  1. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、
    前記本体は、前記先端部に開口が設けられている排気流路を有し、当該排気流路を通じて排気することにより、前記封止部材を前記先端部に吸着して保持するように構成されている、真空封止装置。
  2. 前記排気空間と前記排気流路とに接続される真空ポンプと、
    制御器と、をさらに備え、
    前記制御器は、
    前記真空ポンプを作動させ、前記本体の前記先端部に前記封止部材を吸着させ、
    前記駆動器により、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させ、
    前記真空ポンプにより、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させ、
    前記駆動器により、前記封止部材が前記排気孔を塞ぐように、前記本体を進行させ、
    前記加熱器により、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させるように構成されている、請求項1に記載の真空封止装置。
  3. 前記排気空間と前記真空ポンプとを接続する第1排気流路と、
    前記本体の前記排気流路と前記第1排気流路を接続する第2排気流路と、をさらに備え、
    前記第1排気流路は、その断面積が前記第2排気流路の断面積よりも大きくなるように構成されている、請求項1に記載の真空封止装置。
  4. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔の周縁部に設けられたボス部を溶解して、前記排気孔を封止する真空封止装置であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気口を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、
    制御器と、を備え、
    前記制御器は、
    前記駆動器により、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させ、
    前記真空ポンプにより、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させ、
    前記駆動器により、前記本体の前記先端部を前記容器の前記ボス部と当接するように、前記本体を進行させ、
    前記加熱器により、前記本体の先端部を加熱して、前記ボス部を溶解させて、前記容器の前記排気孔を封止するように構成されている、真空封止装置。
  5. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、
    制御器と、を備え、
    前記制御器は、
    前記駆動器により、前記本体を退行させた状態で、前記排気孔を覆うように前記封止部材が載置されている前記容器の前記外面に前記外筒の前記先端面を当接させ、
    前記真空ポンプにより、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させ、
    前記駆動器により、前記本体の先端部が前記封止部材を押圧するように前記本体を進行させ、
    前記加熱器により、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させるように構成されている、真空封止装置。
  6. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置の運転方法であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成され、前記先端部に開口が設けられている排気流路を有する本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、
    前記排気空間と前記排気流路とに接続される真空ポンプと、を備え、
    前記真空ポンプが作動して、前記本体の前記先端部に前記封止部材を吸着させる(A)と、
    前記駆動器が作動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(B)と、
    前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(C)と、
    前記駆動器が作動して、前記封止部材が前記排気孔を塞ぐように、前記本体を進行させる(D)と、
    前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させる(E)と、を備える、真空封止装置の運転方法。
  7. 前記真空封止装置は、
    前記排気空間と前記真空ポンプとを接続する第1排気流路と、
    前記本体の前記排気流路と前記第1排気流路を接続する第2排気流路と、をさらに備え、
    前記第1排気流路は、その断面積が前記第2排気流路の断面積よりも大きくなるように構成されている、請求項6に記載の真空封止装置の運転方法。
  8. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔の周縁部に設けられたボス部を溶解して、前記排気孔を封止する真空封止装置の運転方法であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、を備え、
    前記駆動器が駆動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(F)と、
    前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(G)と、
    前記駆動器が作動して、前記本体の前記先端部を前記容器の前記ボス部と当接するように、前記本体を進行させる(H)と、
    前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記ボス部を溶解させて、前記容器の前記排気孔を封止する(I)と、を備える、真空封止装置の運転方法。
  9. 容器に設けられた排気孔から排気し、前記排気孔を封止部材で封止する真空封止装置の運転方法であって、
    前記真空封止装置は、
    先端面が前記排気孔を覆うようにして、前記容器の外面に気密的に当接するように構成されている外筒と、
    前記外筒の軸心方向に進退可能なように前記外筒内に設けられ、先端部の外周面と前記外筒の内周面との間に前記外筒の先端面に通じる排気空間が形成されている本体と、
    前記外筒と前記本体を前記外筒の軸心方向に進退させる駆動器と、
    前記本体の先端部を加熱する加熱器と、
    前記排気空間に接続される真空ポンプと、を備え、
    前記排気孔を覆うように前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に載置させる(A1)と、
    前記駆動器が作動して、前記本体を退行させた状態で、前記容器の前記排気孔を前記外筒の前記先端面が覆うように、前記容器の前記外面に当接させる(F)と、
    前記真空ポンプが作動して、前記排気空間を通じて、前記容器内を排気させる(G)と、
    前記駆動器が作動して、前記本体の先端部が前記封止部材を押圧するように前記本体を進行させる(H1)と、
    前記加熱器が作動して、前記本体の先端部を加熱して、前記封止部材を前記容器における前記排気孔の周縁部に溶着させる(E)と、を備える、真空封止装置の運転方法。

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