JPH0592136A - 吸着剤包袋およびその製造方法 - Google Patents

吸着剤包袋およびその製造方法

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JPH0592136A
JPH0592136A JP3220560A JP22056091A JPH0592136A JP H0592136 A JPH0592136 A JP H0592136A JP 3220560 A JP3220560 A JP 3220560A JP 22056091 A JP22056091 A JP 22056091A JP H0592136 A JPH0592136 A JP H0592136A
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JP
Japan
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adsorbent
bag
gas
container
activated
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Withdrawn
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JP3220560A
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English (en)
Inventor
Minoru Morita
稔 森田
Masashi Yamada
雅司 山田
Yasuhiko Komiya
泰彦 小宮
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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Publication of JPH0592136A publication Critical patent/JPH0592136A/ja
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空空間の真空度を長期間保持するために用
いられる吸着剤が充填された吸着剤包袋およびその製造
方法を提供することを目的とする。 【構成】 予め活性化処理された吸着剤7を非吸着性ガ
スと共に金属製薄肉管5内に充填してなることを特徴と
する吸着剤包袋6。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空空間の真空度を
長期間保持するために用いられる吸着剤包袋およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、保冷性、保温性を長期間維持
できる断熱容器として、図3に示すような、内容器13
と外容器14との間に真空に保たれた空間11が形成さ
れたものが提供されている。このような断熱容器におい
ては空間11に吸着剤7を収め、空間11に存在するガ
スを吸着して真空度を維持することが行われていた。前
記吸着剤7は以下の手順で使用されていた。 真空にする空間11に真空排気管12の一端を取り付
ける。 前記真空排気管12の他端部分に吸着剤7を充填し、
吸着剤7の活性化温度に昇温すると共に真空排気管12
を真空排気して吸着剤7の活性化処理を行う。この際、
真空排気管12を介して前記空間11も真空排気する。 活性化処理された吸着剤7を真空排気管12を介し
て、前記空間11に充填する。 充填後、真空排気管12を切断し、真空状態を保持し
たままその切断部を閉じる。 このように、従来の吸着剤7を使用する場合は所定の場
所に収める際に、活性化処理を行わなければならなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
吸着剤7は所定の場所に収める際、熱を加えて活性化さ
れるので、この活性化処理時の熱が容器にも加わってし
まう。この為、内容器13または外容器14が合成樹脂
製のものであると、容器自体が変形したりする場合があ
った。また、内容器13と外容器14とが耐熱性の低い
ロウ材や接着剤で接合されていると、それが再溶融して
容器自体を熱損傷させてしまう場合があった。更に活性
化処理された吸着剤7は、外気に触れることによってそ
の活性度が低下するため、その取扱いには非常に注意を
要していた。本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、吸着剤7を活性化処理する際、容器を熱損傷させる
ことがなく、取扱いが容易である吸着剤包袋およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の吸着剤包袋で
は、予め活性化処理された吸着剤を非吸着性ガスと共に
小容器内に充填することにより前記問題の解決を図っ
た。
【0005】請求項2の吸着剤包袋の製造方法では、ま
ず吸着剤を活性化処理し、ついで前記吸着剤を非吸着性
ガス中を移動させて、非吸着性ガスで満たされた小容器
に充填し、その後この小容器を気密封止することにより
前記問題の解決を図った。
【0006】
【作用】請求項1の吸着剤包袋では、予め活性化処理さ
れた吸着剤が非吸着性ガスと共に小容器に充填されてい
るので、所定の空間にこの吸着剤包袋を配置して、その
後小容器を穿孔するだけで前記空間に存在するガスの吸
着処理を行うことができる。
【0007】請求項2の吸着剤包袋の製造方法では、ま
ず吸着剤を活性化処理し、ついで前記吸着剤を非吸着性
ガス中を移動させて一端が圧着されかつ非吸着性ガスで
満たされた小容器に充填し、その後この小容器を気密封
止するので、小容器中に活性化状態を保持したまま吸着
剤を収めることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の吸着剤包袋お
よびその製造方法を詳しく説明する。なお前記従来例と
同一構成部分には、同一符号を付して説明を簡略化す
る。
【0009】(実施例1)図1は本実施例の吸着剤包袋
6を示す断面図である。この吸着剤包袋6は小容器とし
ての金属製薄肉管5と吸着剤7と非吸着性ガスとから構
成されている。前記金属製薄肉管5は0.3mmの肉厚
を有するアルミニウム管からなるもので、その両端は圧
着されて閉じられている。前記金属製薄肉管5の中には
吸着剤7が収められている。この吸着剤7としては、S
T70ゲッタ(サエスゲッターズ製)を使用した。この
吸着剤7は予め活性化処理されている。
【0010】金属製薄肉管5には、その吸着剤7の活性
度が低下しないように非活性ガスである高純度アルゴン
ガスが充填されている。そして、吸着剤包袋6の内部圧
力は前記アルゴンガスにより大気圧より若干高く保持さ
れている。
【0011】図2は前記吸着剤包袋6の製造装置を示す
図である。以下、この製造装置を使用して、前記吸着剤
包袋6の製造方法を説明する。 1)所定量の吸着剤7を高真空活性化室1に収める。 2)前記高真空活性化室1を真空排気装置2により10
-6Torr以下という高真空状態になるまで排気する。 3)吸着剤7をヒーター8で350℃に加熱して、活性
化処理を行う。 4)外部より高純度アルゴンガスを前記高真空活性化室
1に導入する。 5)吸着剤7を室温になるまで放冷する。 6)前記吸着剤7の温度が室温になったら、吸着剤7を
吸着剤充填シール機3に移送する。この時、活性化され
た吸着剤7が外気と触れないように、吸着剤7は高純度
アルゴンガス気流中を移送させる。 7)吸着剤充填シール機3には、金属製薄肉管供給装置
4から金属製薄肉管5が供給される。この時、前記金属
製薄肉管5の一端から高純度アルゴンガスが吸着剤充填
シール機3に供給される。 8)前記金属製薄肉管5の一端付近を第1圧着機9によ
って圧着する。 9)金属製薄肉管5の一端開口から所定量の吸着剤7を
充填する。 10)金属製薄肉管5の一端を第2圧着機10により圧
着する。 11)所定数の吸着剤包袋6が製造できたら、その吸着
剤包袋6を吸着剤充填シール機3より取り出す。
【0012】本実施例の吸着剤包袋6においては、予め
活性化処理された吸着剤7が高純度アルゴンガスと共に
金属製薄肉管5に充填されているので、所定の空間11
にこの吸着剤包袋6を配置して、その後金属製薄肉管5
を穿孔するだけで吸着剤7による空間11に存在するガ
スの吸着処理を行うことができる。従って本実施例の吸
着剤包袋6を用いれば、容器を吸着剤7の活性化処理の
ために高温状態に曝す必要がないので、外容器14と内
容器13との接合に低温のロウ材および接着剤を使用し
てもそれが再溶融することはない。さらに容器を耐熱温
度の低い合成樹脂で製造することもできる。
【0013】本実施例の吸着剤包袋6では、その内圧は
高純度アルゴンガスにより大気圧よりも若干高い圧力で
維持されているので、金属製薄肉管5の気密性が多少低
くても、前記吸着剤7が短時間に大気中の空気成分ガス
に汚染されるのを防止することができる。従って、本実
施例の吸着剤包袋6によれば吸着剤7の保存が容易とな
った。
【0014】本実施例の吸着剤包袋6では吸着剤7を金
属製薄肉管5に収めたので、長期間の保存で前記金属製
薄肉管5の気密性が低下したために中に収められている
吸着剤7の活性度が低下しても、金属製薄肉管5に収め
られたまま吸着剤7を10-6Torr程度の高真空下
で、ヒーター8を用いて加熱すれば再び活性化できる。
さらに、金属製薄肉管5に充填されている高純度アルゴ
ンガスがリークしても、前記吸着剤包袋6を10-6To
rr程度の高真空状態に置いた後、高純度アルゴンガス
雰囲気下でリークする場所を封止すれば再び利用でき
る。従って本実施例の吸着剤包袋6では、吸着剤7を再
び容易に活性化せしめることができる。
【0015】本実施例の吸着剤包袋の製造方法によれ
ば、まず吸着剤7を活性化処理し、ついで前記吸着剤7
を高純度アルゴンガス中を移動させて、高純度アルゴン
ガスで満たされた金属製薄肉管5に充填し、その後この
金属製薄肉管5を気密封止する。この方法によれば、活
性状態を保持したまま金属製薄肉管5内に吸着剤7を収
めることができる。従って本実施例の吸着剤包袋の製造
方法によれば、活性化処理済みの吸着剤7が充填された
吸着剤包袋6を効率よく生産することができる。
【0016】なお、本実施例では非吸着性ガスとして高
純度アルゴンガスを用いたが、高純度ヘリウムガスを用
いることもできる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の吸着剤包袋では、予め活性化
処理された吸着剤が非吸着性ガスと共に小容器内に充填
されているので、所定の空間にこの吸着剤包袋を配置し
て、その後この小容器を穿孔するだけで空間に存在する
ガスの吸着処理を行うことができる。従って、本実施例
の吸着剤包袋によれば、容器を吸着剤の活性化処理のた
めに高温状態に曝す必要がないので、外容器と内容器と
の接合に低温のロウ材および接着剤を使用してもそれが
再溶融することはない。さらに容器を耐熱温度の低い合
成樹脂で製造することもできる。
【0018】請求項2の吸着剤包袋の製造方法では、ま
ず吸着剤を活性化処理し、ついで前記吸着剤を非吸着性
ガス中を移動させて、非吸着性ガスで満たされた小容器
に充填し、その後この小容器を気密封止するので、活性
状態を保持したまま小容器内に吸着剤を収めることがで
きる。従って本発明の吸着剤包袋の製造方法によれば、
請求項1の吸着剤包袋を効率よく生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で製造した吸着剤包袋を示す断面図
【図2】実施例1で示した吸着剤包袋を製造するための
装置を示す概略図
【図3】従来の吸着剤を使用に供する際の一工程を示す
断面図
【符号の説明】
5・・小容器(金属製薄肉管) 6・・ 吸着剤包袋
7・・ 吸着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め活性化処理された吸着剤を非吸着性
    ガスと共に小容器内に充填してなることを特徴とする吸
    着剤包袋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸着剤包袋を製造する方
    法であって、 まず吸着剤を活性化処理し、ついで前記吸着剤を非吸着
    性ガス中を移動させて、非吸着性ガスで満たされた小容
    器に充填し、その後この小容器を気密封止することを特
    徴とする吸着剤包袋の製造方法。
JP3220560A 1991-08-30 1991-08-30 吸着剤包袋およびその製造方法 Withdrawn JPH0592136A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19981112