JPH0450944Y2 - - Google Patents

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JPH0450944Y2
JPH0450944Y2 JP13575385U JP13575385U JPH0450944Y2 JP H0450944 Y2 JPH0450944 Y2 JP H0450944Y2 JP 13575385 U JP13575385 U JP 13575385U JP 13575385 U JP13575385 U JP 13575385U JP H0450944 Y2 JPH0450944 Y2 JP H0450944Y2
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conveyor
processed
processing liquid
ejecting device
liquid ejecting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はりん酸塩処理装置、詳しくは自動車々
体等の箱形の被処理物に対する塗装前処理のため
のりん酸塩処理装置に関する。
〔従来の技術および問題点〕
従来、自動車々体等の箱形の被処理物に対する
塗装前処理のためのりん酸塩処理装置があり、そ
の装置には、例えば被処理物をフルデイツプ方式
により連続的にりん酸塩処理するための処理タン
クと、その被処理物をその処理タンク内を通過す
るように搬送させるためのコンベヤとを有するも
のがある。その装置においては、第4図に示され
るように、被処理物21はコンベヤ(図示せず)
に両持ハンガ22を介して懸吊され搬送されるよ
うになつており、りん酸塩処理の化成反応を促進
して均一な化成被覆を得る目的で、処理タンク2
3の被処理物21の入槽部分に、被処理物の両側
面に向かうようにコンベヤの進行方向に沿つて液
面下に多数の噴出口を有する処理液噴出装置24
が配設されたものがある。
この処理液噴出装置24は所謂表面流層の処置
を行なうためのもので、サージングむらが防止で
き、化成時間の短縮化が可能となる。ところがこ
のような処理液噴出装置の場合には、被処理物の
中央部分の頂面等噴出口から離れた部分は表面流
層の攪拌効果が弱くなり、従つて化成不足による
スラツジの付着、化成膜の不均一等不具合が発生
する。また中央部分の攪拌を強化するために流
量、噴出圧を上げると被処理物の両側は攪拌過剰
となり、塗装下地、特に電着塗装に適しない針状
晶のりん酸塩皮膜を生成してしまうという問題が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題を解決し、フルデイツプ方
式による連続的なりん酸塩処理に当たつて被処理
物例えば自動車々体のフード、ルーフ等の中央部
分の頂面の化成性を向上させるためになされたも
のである。
即ち従来のものは被処理物を懸吊するハンガが
両持ハンガになつているために、処理液噴出装置
は処理タンクの被処理物の入槽部分の液面下に、
その噴出口を被処理物の両側面に向かうようにコ
ンベヤの進行方向に沿つて平行に配設せざるを得
なかつたが、本考案のものは被処理物を断面コ字
形または断面L字形片持ハンガによつて懸吊する
ようにし、前記のコンベヤの進行方向に沿う処理
液噴出装置の他に、新たに被処理物の頂面に向か
うようにコンベヤの横断方向に沿つて液面下に多
数の噴出口を有する第2の処理液噴出装置を配設
することにより、被処理物の中央部分の頂面等も
均一に攪拌できるように改良したものである。
〔実施例〕
以下本考案によるりん酸塩処理装置の実施例に
ついて第1図〜第3図を参照して説明する。
1は被処理物例えば自動車々体2を搬送するた
めのコンベヤで、3は被処理物2を懸吊するため
のハンガで、4は被処理物2をフルデイツプ方式
により連続的にりん酸塩処理するための処理タン
クである。そして処理タンク4のフルデイツプ方
式による連続的なりん酸塩処理に適合するように
上方開放で被処理物2の進入部、退出部の底面が
傾斜した箱形になつており、コンベヤ1も処理タ
ンク4の底面と実質的に平行に設けられている。
ハンガ3には被処理物2が懸吊されて搬送される
のであるが、そのハンガ3は後述する理由のため
に断面コ字形または断面L字形の片持ハンガとな
つている。
5は処理タンク4の被処理物2の入槽部分に設
けられた第1の処理液噴出装置であつて、被処理
物2の両側面に向かうようにコンベヤ1の進行方
向に沿つて液面下に多数の噴出口を有している。
6は同じく処理タンク4の被処理物2の入槽部分
に設けられた第2の処理液噴出装置であつて、被
処理物2の頂面例えば自動車々体のルーフに向か
うようにコンベヤ1の横断方向に沿つて液面下に
多数の噴出口を有している。7はオーバーフロー
タンクであつて循環ポンプ8が付設され、循環ポ
ンプ8からパイプ9が延び前記第1および第2の
処理液噴出装置5,6に接続されている。
ところでコンベヤ1の進行方向に沿つて多数の
噴出口を有する第1の処理液噴出装置5は第4図
に示す従来の両持ハンガ22の場合でも配設可能
であるが、コンベヤ1の横断方向に沿つて多数の
噴出口を有する第2の処理液噴出装置6は第4図
に示す従来の両持ハンガの場合には配設不可能
で、そのため本考案においては第3図に示すよう
に断面コ字形の片持ハンガ3にし、第2の処理液
噴出装置6の配設を可能にしているのである。片
持ハンガ3は第3図に示す断面コ字形以外に断面
L字形のものにすることもできる。
10は処理タンク4の被処理物2の出槽部分に
設けられた第3の処理液噴出装置であり、パイプ
9から分岐したパイプ11に接続されている。第
3の処理液噴出装置10は被処理物2の形状、大
きさ等により省略することもできる。
つぎに本考案によるりん酸塩処理装置の作用に
ついて説明する。処理タンク4の処理液面は所定
レベルに保たれ、オーバーフローした処理液はオ
ーバーフロータンク7に流入する。コンベヤ1に
片持ハンガ3を介して懸吊された被処理物2は連
続的に移送されて処理タンク4内の処理液に浸漬
される。循環ポンプ8が作動してオーバーフロー
タンク7内の処理液はパイプ9を通つて第1およ
び第2の処理液噴出装置5,6に設けられた多数
の噴出口から噴出される。その場合被処理物2の
入槽部分で、第1の処理液噴出装置5によつて被
処理物2の両側面に処理液が噴出されるとともに
第2の処理液噴出装置6によつて被処理物2の頂
面に処理液が噴出される。
〔考案の効果〕
本考案によるりん酸塩処理装置は、上述のよう
に構成されているので、被処理物が箱形の場合に
おいては、被処理物の側面および頂面付近にある
処理液が均一に攪拌されるようになり、りん酸塩
皮膜のむらが少なくなり、また被処理物が自動車
車体の場合においては、従来反応によつて発生す
るりん酸鉄等のスラツジを抱き込んでりん酸塩の
結晶が成長するために車体のルーフ、フード等の
頂面にスラツジが付着し除去するのに困難であつ
たが、本考案によりそれが付着せず、付着しても
化成後のスプレーで簡単に除去されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるりん酸塩処理装置の線図
的断面側面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図の−線断面正面図、第4図は従来の
りん酸塩処理装置の線図的断面正面図である。 1……コンベヤ、2……被処理物、3……片持
ハンガ、4……処理タンク、5……第1の処理液
噴出装置、6……第2の処理液噴出装置、7……
オーバーフロータンク、10……第3の処理液噴
出装置、21……被処理物、22……両持ハン
ガ、23……処理タンク、24……処理液噴出装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物2をフルデイツプ方式により連続的に
    りん酸塩処理するための処理タンク4と前記被処
    理物2を前記処理タンク4内を通過するように搬
    送させるためのコンベヤ1とを有するりん酸塩処
    理装置において、前記被処理物2は断面コ字形ま
    たは断面L字形片持ハンガ3によつて懸吊される
    ようになつており、前記処理タンク4の前記被処
    理物2の入槽部分に、前記被処理物2の両側面に
    向かうように前記コンベヤ1の進行方向に沿つて
    液面下に多数の噴出口を有する第1の処理液噴出
    装置5と、前記被処理物2の頂面に向かうように
    前記コンベヤ1の横断方向に沿つて液面下に多数
    の噴出口を有する第2の処理液噴出装置6とが設
    けられていることを特徴とするりん酸塩処理装
    置。
JP13575385U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0450944Y2 (ja)

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JP13575385U JPH0450944Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JP13575385U JPH0450944Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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Publication Number Publication Date
JPS6243679U JPS6243679U (ja) 1987-03-16
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JP2528520Y2 (ja) * 1990-12-05 1997-03-12 株式会社アマダ パンチプレスの潤滑装置
JP5287173B2 (ja) * 2008-11-26 2013-09-11 三菱自動車工業株式会社 車両ボデーの脱脂洗浄装置及び脱脂洗浄方法

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JPS6243679U (ja) 1987-03-16

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