JPH06280095A - 電着塗装装置 - Google Patents
電着塗装装置Info
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- JPH06280095A JPH06280095A JP7232493A JP7232493A JPH06280095A JP H06280095 A JPH06280095 A JP H06280095A JP 7232493 A JP7232493 A JP 7232493A JP 7232493 A JP7232493 A JP 7232493A JP H06280095 A JPH06280095 A JP H06280095A
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Abstract
游するゴミ等の凝集物を自動的に除去するようにしたこ
とである。 【構成】 電着槽11には、一端に被塗物が搬入される
入槽部21が設けられ、他端に前記被塗物が搬出される
出槽部22が設けられ内部に電着液Lが収容されてい
る。この電着槽11内には、被塗物がコンベアによって
搬入される。入槽部21には、電着液Lの液面や液面付
近に浮游する凝集物を捕捉する袋状フィルタ35が設け
られている。これにより、電着槽11の電着液Lに浮游
するゴミはフィルタ内に入り込んで捕捉されることにな
る。
Description
る電着塗装装置に関し、特に電着液に浮游するゴミを除
去し得るようにした電着塗装装置に関する。
装による下塗り塗装工程と、それぞれ主として静電塗装
による中塗り及び上塗り塗装工程とを有している。自動
車車体は、予め前処理工程により車体に付着している油
類を除去すると共に鋼板面に化学的に安定な無機質膜を
形成された後に、下塗り塗装工程としての電着工程に搬
送される。この電着塗装工程を通過した後の車体は、電
着塗膜を乾燥硬化するためにオーブンつまり乾燥炉内に
搬送され、次いで、中塗り塗装工程と上塗り塗装工程に
順次搬送される。このことは例えば自動車工学全書第1
9巻「自動車の製造方法」昭和55年4月20日;株式
会社山海堂発行の第202頁〜第208頁「塗装設備」
の項目の中で紹介されている。
に連続的に電着塗膜を形成する電着塗装装置にあって
は、電着処理が進行するに伴なって電着液の液面や液面
付近にゴミ等の凝集物が浮游することになる。従来で
は、このような浮游物は、定期的に電着装置を停止させ
て、人手により浮游物を除去している。しかしながら、
人手により除去するのでは、作業能率が良くないという
問題点がある。
なされたものであり、電着槽内の電着液面や液面付近に
浮游する浮游物を自動的に除去し得るようにすることを
目的とする。
の本発明は、一端に被塗物が搬入される入槽部が設けら
れ他端に前記被塗物が搬出される出槽部が設けられ内部
に電着液が収容された電着槽を、前記被塗物を搬送する
コンベアに沿って配置し、前記電着液の液面付近を流れ
る浮游物を捕捉する袋状のフィルタを前記入槽部に設け
てなる電着塗装装置である。
入槽部には電着液の液面付近に流動するゴミ等の浮游物
を捕捉するための袋状のフィルタが設けられているの
で、電着液内に形成される撹拌用の循環流や電着液内に
浸された被塗物がコンベアによって搬送されるに伴なっ
て形成される循環流によって、電着液に浮游するゴミは
袋状のフィルタ内に入り込み、その中に捕捉される。こ
れにより、浮游物が自動的にフィルタによって除去され
ることになり、浮游物の除去のための工数が低減され
た。
であり、図示するように、被塗物である自動車車体を吊
り下げた状態で搬送するコンベア10に沿って、電着槽
11が配置されている。この電着槽11は、底壁部12
と、搬入側及び搬出側の傾斜壁部13、14と、左右両
側壁15とを有しており、上面が開口され内部に電着液
Lが収容されている。コンベア10により搬送される被
塗物は、図1における左端部の入槽部21から電着槽1
1内の電着液Lに浸されて、電着塗膜が形成され、出槽
部22から搬出される。
槽部22から排出される際にオーバーフローした電着液
Lを収容するために、サブタンク23が配置されてい
る。サブタンク23内の電着液Lを電着槽11内に戻す
ために、サブタンク23と電着槽11との間には2つの
循環路24、25が設けられており、それぞれの循環路
24、25にはポンプPとフィルタFとが備えられてい
る。
側の流出口は、電着槽11の底部に位置して、入槽部2
1側に向けて水平方向に開口している。一方の循環路2
5には、外部から加熱媒体が供給される熱交換器26を
通って加熱されて電着槽11内に戻される。
形成され、電着槽11の上部に出槽部22側に向けて水
平に開口した流出用開口部を有する循環路27が電着槽
11に設けられている。これらの循環路24、25、2
7から吐出される電着液により、電着槽11内の電着液
Lには、上側の部分は出槽部22に向かい、下側の部分
は入槽部21に向かう循環流が形成され、結果的に図1
において時計方向の循環流が形成されるようになってい
る。
たフィルタユニット30を示す図であり、電着槽11の
側壁15に隣接させて支柱31が取付けられ、この支柱
31には上下方向に摺動自在かつ旋回自在にアーム32
が取付けられている。この支柱31の上端部にはフック
33が設けられ、このフック33に備えられたチェーン
34によりアーム32を上昇させるようになっている。
尚、符号45はバランスウエイトを示す。
止付け金具36により多数取付けられている。図3は止
付け金具36と一体となった袋状フィルタ35を示す図
であり、布等により形成されており、端部に開口部37
が形成されている。そして、それぞれの袋状フィルタ3
5は、開口部37の一部が電着液Lの上面から突出して
いるのを除き、殆どが電着液Lの中に浸っており、その
深さは水深約300mmとなっており、この深さはゴミ
の最も多く流れる領域を充分カバーするものである。こ
のようにして袋状フィルタ35は、電着液Lの液面付近
を流れるゴミが開口部37から袋状フィルタ35内に捕
捉されるようになっている。
100とすることが好ましい。その理由は、#100よ
りも粗くなると約150μm以下のゴミが捕捉できなく
なり、ゴミ・ブツの原因が残るので、塗装品質上好まし
くなく、一方#200よりも細かくなると、ゴミ・ブツ
の原因は充分解消し得るものの、粗大化した塗料中のエ
ポキシ顔料までも不要に除去してしまうことになり、塗
料の濃度管理上好ましくないからである。
21に設けられたフィルタユニット30を示す図であ
る。上述したように電着槽11内には、図1において時
計方向の電着液Lの循環流が形成されるので、フィルタ
ユニット30を何れか一方に設ける場合は、出槽部22
よりも入槽部21に設ける方が好ましいが、図1に示さ
れた出槽部22に同様のフィルタユニット30を設ける
ようにしても良い。出槽部22にフィルタユニット30
を設けた場合には、そのフィルタユニット30の袋状フ
ィルタ35によりサブタンク23に向けてオーバーフロ
ーする電着液Lが瀘過されて、槽内のゴミ等の浮游物が
除去される。
部22あるいは両方21,22に設けたのは、入槽部2
1は循環流の上流であって最も流速が高い領域であるた
めゴミの捕捉効率が高く、また出槽部22についてもサ
ブタンク23にオーバフローすることからこれもまた流
速が高くなっており、捕捉効率も高いものであるからで
ある。
出すには、図2に示されたアーム32を上昇させた後
に、回動させることにより、袋状フィルタ35の部分は
電着液Lの上面から退避させる。この状態で作業者によ
り定期的に袋状フィルタ35を交換する。新な袋状フィ
ルタ35を電着槽11にセットするには、図2に示され
る位置にアーム32を位置決め移動することになる。実
験によれば、1台のフィルタユニット30により、1週
間当り約273gのゴミを捕捉することができた。
被塗物が搬入される入槽部が設けられ他端に前記被塗物
が搬出される出槽部が設けられ内部に電着液が収容され
た電着槽を、前記被塗物を搬送するコンベアに沿って配
置し、前記電着液の液面や液面付近に浮游する凝集物な
どの浮游物を捕捉する袋状のフィルタを前記入槽部に設
けたので、電着液の上面に浮游するゴミ等の浮游物は、
フィルタの内部に入り込み、簡単に電着液のゴミを除去
することができる。
概略断面図である。
を示す斜視図である。
タを示す斜視図である。
1…入槽部、22…出槽部、 30…フィルタ
ユニット、35…袋状フィルタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に被塗物が搬入される入槽部が設け
られ他端に前記被塗物が搬出される出槽部が設けられ内
部に電着液が収容された電着槽を、前記被塗物を搬送す
るコンベアに沿って配置し、前記電着液の液面付近を流
れる浮游物を捕捉する袋状のフィルタを前記入槽部に設
けてなる電着塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05072324A JP3087505B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 電着塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05072324A JP3087505B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 電着塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280095A true JPH06280095A (ja) | 1994-10-04 |
JP3087505B2 JP3087505B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=13485993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05072324A Expired - Lifetime JP3087505B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 電着塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3087505B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6139708A (en) * | 1987-08-08 | 2000-10-31 | Nissan Motor Co., Ltd. | Dip surface-treatment system and method of dip surface-treatment using same |
KR100951246B1 (ko) * | 2002-11-01 | 2010-04-05 | 주식회사 포스코 | 도금액 여과망 자동 세척 및 투입장치 |
JP2018127690A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | トヨタ自動車株式会社 | 液槽処理装置 |
KR20190093369A (ko) | 2018-02-01 | 2019-08-09 | (주)엔에스케이 엔지니어링 | 도금공정의 순환수 이물질 여과장치 |
WO2021009254A1 (de) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | Basf Coatings Gmbh | Verfahren zur reinigung von elektrotauchlackbädern und vorrichtung hierzu |
KR20210115407A (ko) | 2020-03-13 | 2021-09-27 | (주)엔에스케이 엔지니어링 | 제철공정의 순환수 이물질 제거장치 |
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---|---|---|---|---|
JP2006241546A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Trinity Ind Corp | 電着塗装装置 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP05072324A patent/JP3087505B2/ja not_active Expired - Lifetime
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