JPH04507059A - 配分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 配分装置 本発明は、正確に計量された薬用量の流体を配分するために配置された配分装置 に関する。一般に、この種の流体は、それ自体流体であるか、または、インシュ リンなどの、治療用またはそのほかの用途の活性的化合物あるいは混合物を含有 している流体である。

欧州特許明細書Ｎｏ．　Ｏ，Ｃ３７，６！Ｊ６Ａは、容器から所定量の薬剤を配 分する用途に適した配分装置を開示しており、この容器は、一端に出口を有する 中空状本体と、前記出口に向って前記本体内で滑動可能に移動するプランジャー とを備えている。この配分装置は、伸長した本体の第１端部に保持された出口の ある容器を収容する室と、前記ブランジャー駆動用の、前記本体に装着された第 １駆動部材とを含んでいる。開示された装置において、前記第１駆動部材は、前 記容器のプランジャーと駆動状態で係合する開放された端部を有する第２駆動部 材と、一方向駆動伝達手段を介して駆動係合するために滑動可能に取り付けられ ている。そのようにして、前記第２駆動部材と前記プランジャーは、前記一方向 駆動手段を介して、容器の出口と伸長した本体の第１端部とへ向う方向にのみ、 第１駆動部材により駆動されるが一方で，第１駆動部材は戻り運動を行うことが 出来る。好ましくは、この一方向駆動伝達機構はラチェット手段を有する。

配分する薬用量を設定する場合、調節ノブを回転して、プッシュボタン内の色々 な長さ（所要の薬用量の量に基づく。）の一連の溝のうちの一つの溝とビンとを 整列する。溝の長さは、プランジャーの前進運動を規定し、多《の薬用量は、使 用者が、各溝に対する側壁と対応する周囲に安全に設けることが出来る溝の数と 、周囲の読取りの大きさとにより決定される。

直径が使用可能な大きさであれば、８種類の可変薬用量を設定することが出来る 。溝を多くするために直径を大きくすると、薬用量の種類も増加する。しかし、 溝の数が増加するに従い、装置は次第に扱いにくくなる。

この装置のもう一つの重大な欠点は、プランジャーが、その溝の底に届くビンが なくて前方へ移動するので、プッシュボタンを容易に押し込めることである。こ れは、安全ではない。

欧州特許明細書ＥＰ−Ｎｏ．　０．２９５．０７５Ａは、装置により移動したプ ランジャーによる容器内のピストンの軸方向の移動により、容器からの流体を配 分する装置に関する。この装置は、その前端に容器を収容し、装置の駆動ごとに 、容器からの選択された量の流体を配分するために使用される。装置は駆動機構 を備えており、駆動機構は、プランジャーと駆動機構との相対運動を防止しまた プランジャーを前方へ移動するように、装置を軸方向に往復運動せしめまた駆動 機構の前方ストロークに対してプランジャーと確実に係合するために使用される 。駆動機構は、駆動機構の少なくとも後方移動に対しプランジャーと駆動機構と の相対運動を行うように、駆動機構をプランジャーとの係合から離脱せしめる確 実な働きを必要とする。また、駆動機構の前方移動は、固定されたストップ機構 により制約され、駆動機構の前方ストロークの範囲は、駆動機構または選択され た距離と作動的に関連した一部を、固定ストップ機構から引き戻すことにより、 装置の駆動ごとに個々に選択することが出来る。

ＥＰ−０，２９５，０７５Ａ号の装置は、最大３６単位のインシュリンを投与す るように設計されている。薬用量を調節する場合、相対するつめが、ねじを回転 することにより、長大に引き戻され、長大の長さは、最大薬用量におけるプラン ジャーの前方移動の長さにより、決定される。より大きい薬用量は、より長い長 大とこれに相当する装置の延長を意味する。さらに、追加薬用量に関してねじを 巻き戻すことは、主本体のねじを長くすることを意味しており、従って、さらに 追加薬用量分の長さを装置に追加することを意味する。また、追加薬用量分の長 さと対応する本体の長さの増加とを必要とする読み取りが、つめ及びねじと同一 線上にある。従って、本体の長さとプランジャーの長さとの比は、３：１であり 、これは、薬用量が増加するごとに、さらに大きい薬用量の調節を設定するため に、プランジャーの長さの１ｍｍに対し、本体の長さはさらに３ｍｍを必要とす ることを意味している。

以上概要を説明した装置などの従来技術の配分装置において、一般的配分の増分 は、２単位であるが、装置の所与の標準的長さに対する配分量は制約される。従 って、比較的大量の薬用量を使用することを希望する患者の場合、−回毎に少量 の薬用量を配分しこれを２回以上又は多数回装置を使用することが必要である。

本発明の目的は、前記従来技術の装置の上述の問題を克服することであり、具体 的には、比較的大きい薬用量を配分することが可能であり、さらに、本体の長さ とプランジャーの長さとの比が約１：１である配分装置を提供することである。

従って、−面では、本発明は、調量された流体を容器から配分するための装置を 提供することであり、本装置は、容器の出口から薬用量の流体を配分するために 、軸方向に段階的に移動可能なピストンを有する容器から、調量された薬用量の 液を配分する装置を含んでおり、配分装置は、装置を容器に接続するための手段 と、容器のピストンと係合可能なプランジャーと、第１と第２のねじ何部材を有 する薬用量の設定と配分の装置とを含んでおり、第１部材は本装置に関連して固 定されており、第２部材は、第１部材の回りに回転するように装着されまた第１ 部材のねじと係合可能なねじを有し、プランジャーが第１部材内に滑動可能に装 着されまた第２部材のねじと係合可能な部分を有し、また、第２部材は複数の設 定位置のいづれの位置へも回転可能であり、この場合、第２部材のねじは、プラ ンジャーの前記部分と係合しているが、第１部材からは自由であり、これによっ て、第２部材とプランジャーは第１部材に関して軸方向へ滑動することが出来、 容器接続手段へ向う方向への第２部材の移動は、固定されたストッパーにより限 定され、さらに、第２部材が回転して第１部材のねじに沿い前記固定されたスト ッパーから離れて移動し、これに対しプランジャーが静止したままであるとき、 装置が、第２部材へ接続しまた増加する一連の計量された薬用量を表示するため に配置された薬用量表示手段を含んでおり、表示された各薬用量に関して、第２ 部材の軸方向の移動が行われて、第２部材が第１部材に関連してその前記設定の 一つに位置づけされ、第２部材は、この移動中に、プランジャーを駆動して、接 続した容器のピストンに働きかけ、これにより、放出される薬用量は、第２部材 が回転して所望の薬用量を示した位置から固定ストッパーまでの第２部材の軸方 向の移動距離により調節される。

本発明の装置は、手持ち装置として、好ましくは注射器の薬用量を配分する部分 として、使用するように意図されている。一般に、この種の注射器は、定常的に 毎日インシュリンを配分するために、糖尿病患者により使用される種類のもので あるが、当然、ほかの患者により、及びほかの状態の場合にも使用することが出 来る。

注射器として使用する場合、本装置は、自体が活性的藁材であるか、または容器 であって活性的藁材を収容する流体タンクを備えた容器へ接続している。一般に 、容器は、出口の端部に、注射針の接続手段を備え、反対側の端部には、本装置 の接続手段への接続手段を有している。後者の手段は、ねじ何部または差込み固 定部を含んでいる。既知の容器は、一般に管状であり、運動可能なピストンをな かに有する流体カートリッジを収容するために使用されている。

好適には、本装置は、第１部材が固定されている円筒状の外殻を有し、第２部材 は、第１部材のまわりを回転する。第１部材は、複数のねじのない部分により分 離された同数の等間隔のねじ付円弧部分（好適には４個）により外面にねじが形 成されている。この場合、第２部材は、第１部材と本質的に同じ構成で配置され たねじ付とねじなしとの部分によって内面にねじが切られている中空状の円筒体 を含んでいる。

従って、第２部材は、数個所の回転位置で、第１部材から自由であり、軸方向に 自由に移動するが、ほかの回転位置では、第１部材と係合し、従って、回転する と軸方向に移動する。第２部材が固定ストッパーへ軸方向へ移動したとき、各ね じの再係合を可能にするため、そのねじは好適には多量始点形状であり、有利に はねじ骨部分と同じ開始点数である。

四つの部分のほかに、ほかの数のねじ付とねじのない部分が、希望のように使用 することが出来、また、本発明が上述の四つ部分に限定されないことは、当然理 解されるであろう。

上記装置において、第２部材は、第１部材の上で後方及び前方へ巻くことが出来 るが、各ねじを係合から離脱するように、第１部材に関連して配置されており、 これにより、第２部材は、第１部材と装置の外殻から軸方向へ滑動可能である。

プランジャーは、好適に、第１部材の長大のなかに滑動可能に収納され、第２部 材のねじと係合可能な前記部分は、第１部材のねじなし部分に突出している。

プランジャーの前記部分は、第２部材と同じねじ形状の円弧状ねじ骨部分の一つ を含むことが出来る。あるいは、前記部分は、プランジャーに回転可能に取り付 けられ、また、第２部材のねじと係合可能な形状をした歯を有する歯車を含むこ とも出来る。従って、第２部材の軸方向の滑り移動によリ、プランジャーは、前 記プランジャーの部分と第２部材のねじとの相互係合によって、滑動する。前記 部分が単一のねじを含む場合、プランジャーは第２部材と共に移動するが、歯車 を含む前記部分の場合、ラックが、装置の固定部分に形成され、ラックと歯車が かみ合う。従って、プランジャーが軸方向に移動すると、歯車が回転する。その とき、プランジャーは、歯車がラックに沿って転がる際に、第２部材の軸方向の 滑動移動距離の半分を移動する。

薬用量の調節と配分は、第２部材が所定の事例により前記ストッパーから離れる まで、第２部材を固定ストッパーから離れて最初に巻くことにより行われ、プラ ンジャーは静止したままである。第２部材は、軸方向の滑り移動を行うように調 節され、次に、固定ストッパーに接触するように滑動して戻る。この間、プラン ジャーは前方に押し出され、これにより、カートリッジのピストンを駆動し、所 要の調量された薬用量を配分する。

所要の薬用量、従って、固定ストッパーから第２部材が巻かれた距離の選択を行 うために、第２部材は、薬用量表示手段へ連結している。この手段は、増加する 一連の薬用量の数字を示すスリーブを含んでおり、スリーブは、第２部材が回転 するとき、装置の外殻に沿って通るように、配置されており、これにより、第２ 部材が巻かれて固定ストッパーから離れるにつれて、表示薬用量の数字は大きく なる。

表示手段により表示された各薬用量について、第２部材は、そのねじが第１部材 のねじとの係合から脱離している調節位置の一つに都合よく位置している。表示 された各薬用量において、第２部材と連結したプランジャーの軸方向の移動が行 われ、表示された薬用量をカートリッジピストンに働くプランジャーにより配分 する。

好適には、前記スリーブは、装置の外殻の内部ねじとかみ合った外部ねじを有し ており、スリーブと第２部材が回転ごとに同じ軸方向の距離を移動するように、 スリーブのねじは、第１部材と第２部材のねじと同じピッチである。回転可能で あるが軸方向に固定された薬用量調節ノブは、前記スリーブと第２部材へ薄板状 の接続片により連結して装着されている。

本発明の装置においては表示手段は、クラッチ装置により第２部材へ連結してい るのが好ましい。都合のよいことに、これは、第２部材のねじ何部分と同じ数の つめと凹部とを有するつめクラッチの形式である。調量された薬用量を配分した 後、表示スリーブはゼロに巻き戻され、スリーブが、ゼロ位置へ戻り、第２部材 とともに新しい薬用量を調量するために巻き戻される準備が８来ると、つめクラ ッチは、第２部材を把持する。

プランジャーが所定量より大きく第２部材から突出する場合、第２部材を固定ス トッパーから離れるように移動する意味で、拘束手段が好適に第２部材の回転を 抑止するために備えられている。従って、使用者が、装置に接続したカートリッ ジに残っている薬用量より多量の薬用量を調量しようとする場合、第２部材は、 接続したカートリッジからの最大薬用量で拘束され、表示手段は、その薬用量を （拘束状態で）表示する。

本発明は、液の容器を収容するための室を形成する本体と容器からの出口と連結 する配分用針の支持手段との組合せで、上述のように薬用量配分装置の組合せへ と拡大するものであり、この組合せは、一般に、インシュリンなどの薬物を配分 するための医療注射器の形をとる。

本発明の特定の実施例を添付図面を参照して、説明する。

図１は、本発明の配分装置の破断斜視図である。

図２Ａは、図１の後方から見た破断斜視図である。

図２Ｂは、本装置の後部の断面図である。

図３Ａと３Ｂは、第１と第２の部材とプランジャーとの協働状態を示しており、 図３Ａは配分のために調節された状態、図３Ｂは薬用量を配分した後の状態を示 す。

図３０と３Ｄは、図３Ａと３Ｂと同様な図であるが、歯車を有するプランジャー のほかの実施例である。

図４Ａと４Ｂは、図３Ａと３Ｂ及び図３０と３Ｄの各装置の分解斜視図である。

図５Ａと５Ｂは、第２ねじ骨部材の回転を制約する拘束状態を示す。

図１に関し、装置１０は、その前端にねじ付コネクター１２を備えた本体の外殻 １１を含んでおり、コネクターにより、外殻がコネクター・部１５を有する容器 １４へ接続されて、装置ｌＯと容器１４とを固定された関係に保持している。容 器】４は、既知の形式のもので、係止ピストン１８を内包し注射針１３から配分 される液（図示せず）を収容している外側保護用プラスチック製ハウジング１６ も含んでいる。

本体外殻内には、第１と第２のねじ骨部材２１と２２、及びプランジャー２３を 含み、薬用量を調量配分する装置１９がある。第１部材２１は、リングにより相 互に固定して保持されて、プランジャー２３を滑動可能にしているａ２６を形成 している側部要素２４を含んでいる。

部材２１が全体で四つのねじ何部分２７を含み、各部分２７が、溝２８と長大２ ６とにより形成された四つの平坦な、ねじのないセグメントにより分離されるよ うに、各要素２４は、ねじなし溝２８により分離された上部と下部のねじ付セグ メント２７を含んでいる。

第１部材２１は、そのねじ付セグメント２７の上に第２部材２２を保持しており 、第２部材２２は、構造がねじ付セグメントと整合している四つのねじ付内部セ グメント２９を有する中空円筒体である。従って、部材２２が回転すると、ねじ 付セグメント２７と２９との係合により、部材２２は、例えば、装置１０の後端 ３１へ向って巻き込まれるが、また、部材２２は、相対するねじ付セグメント２ ９がｆｉ２８と重なり合うと、例えば、装置１０の前端３０へ向って滑動する。

図の配置では、部材２２が９０°ず一つ回転すると、ねじ付セグメン１−２９と 部材２１のセグメント２７との相互作用によって、最初に、部材２２が軸方向に 移動し、次に、セグメント２９が、部材２１のねじなし部分と整合し、部材２２ が、部材２１に対して前方または後方へ押される。従って、溝２８の深さは、部 材２２のねじ付セグメント２９に対する間隙を設けるに十分に深いことだけが必 要である。

９０”の間隙以外の位置で滑り移動を行うように、部材２１と２２を、異なる数 のねじ付セグメントで構成することは可能であり、どのような数の位置でも使用 することが出来る。

図示されているように、プランジャー２３は細延長く、そして長大２６のなかを 自由に軸方向に滑動することを可能にしている平らな側面３２を備えている。プ ランジャー２３は、部材２２が支持されている円弧状のねじを部分２７と共に形 成している上部ねじ何部分３３を有する。しかし、装置が、薬用量配分する状態 にあって、部分２９が部分２７から解放されている場合、部分３３は、部材２２ の部分２９とかみ合ったままであり、これにより、部材２２が固定されたストッ プリング２５へ向って前方へ移動されると、プランジャー２３は前方向へ送られ 、正確に計量された薬用量が配分される。プランジャー２３の前端３４がピスト ン１８に働いて、ピストン１８をカートリッジ１７内で移動し、所要の薬用量を 配分する。部材２２が前方に押されて、ストップリング２５に当ると、部材２２ は、９０°の間隔の四つの回転位置の一つの位置にある（異なる構成の場合はほ かの数）。

ストップリングに当っている四つの適切な位置の各位置にある部材２１のねじを 検出するために、ねじ螺旋は、所定の位置と同じ数の始動部を備えていなければ ならず、また、プランジャー２３のねじ何部分３３は、同じねじピッチを持って いなければならない。従って、９０”間隔の四つの位置の好ましい実施例の場合 、部材２２を９０°回転する毎に、部材２２は、カートリッジ１７の１回の薬用 量に相当する事前設定された軸方向の距離を移動し、ピストン１８を同じ距離だ け動かす。

外殻１１の前端３０には、コネクター１２（部材２１の一部）がねじ４５により ねじ込まれて固定されているねじ４４が設けられている。あるいは、ねじ４５が 省略されて、コネクター１２が、接着剤などのほかの方法により、所定の位置に 固定される。

ストップリング２５から離れた螺旋部材２２により調量された薬用量の視覚表示 を具備させるために本装置は、多（の薄板片５１を有する円筒状外殻４９を備え ている。薄板片５１は、薄板片５２とかみ合って、これを、回転表示スリーブ５ ３の上で回転駆動し、これによって、その間で相対的に軸方向の移動が行われる 。どのような適切な数の薄板片、一般に、２，４，６、または８個の薄板片を設 けることが出来る。

表示スリーブ５３は、中間部材２２により囲まれており、外殻１１の前端３０の ねじ４５に対応してかみ合っている螺旋ねじ５４を、その外表面に有している。

これらのねじは、部材２１と２２のねじとピッチが同じであり、これによって、 スリーブ５３が１回転すると、部材２２の１回転と同じ軸方向の移動を行う。表 示器の外表面には、間隔が２で０から５２（すなわち、０，２，４，６．・・・ 、５２）、または、間隔が１で０から２６（すなわち、０，１，２．３．・・・ 。

２６）などの多くの数が刻まれている。これらの数は、外殻１１の窓５７を通し て見ることが出来る。

容器１４から最も離れた末端の表示スリーブは、外殻４９の薄板片５１と５２及 び表示スリーブ５３との底づきにより窓５７を通して、最高の読み（すなわち、 ５２また２６）を表示する位置を越えては移動しないようになっている。リング ５８は、外殻４９の一部であって、スリーブ５３の後方移動のストッパーとして 、また、薬用量調節ノブを形成している回転可能な末端片５９の取付は部として 使用される。末端片５９は、保持用舌状片６０により外殻４９に保持され、末端 片５９の薄板片６１は、外殻４９の薄板片６２と係合しており（図２Ａと２Ｂに 示す）、これにより、末端片５９を親指とほかの指でつまみ、これを回転するこ とによって、所要の薬用量が窓５７に見えるように、調節することが出来る。

この回転運動は、薄板片５１と５２とにより、表示スリーブ５３へ伝達され、ね じ５４と５５上の外殻５３を装置の前端へ向ってか、または、前端から離れる方 向へ、移動して、多くの薬用量の数を窓５７を通して示す。前端へ向う前方運動 の範囲（読取りの数ゼロ）は、ストッパー２５と係合する部材２２により限定さ れる。

容器１４から最も離れた端部において、スリーブ５３は、２個または好適には４ 個の弾性突出ブロック６４が形成されたリング６３（図２）を有しており、この ようなブロックが可能な数まで、形成することが出来る。リング６３ば、外部ボ タン６８を有する押出し部の案内軸６６を支持しでいる、中心に設りられだ円形 の貫通した開孔６５を有し、ボタン６８は、押されると、案内軸６６を装置の前 端へ向って移動して、実際に薬用量の配分を行う。ブロック６４は、部材２２の 外表面の４個所の凹部と組み合っている。ねじの開始部と同じ数の、すなわち、 ４個の面７０上の凹部が、図に示すように、４個の開始部ねじの場合の９０°の 間隔で配置されている。

ボール８０が、円筒状外殻４９の端面の開口に配置されており、このボールは、 弾性羽根８１により後方へ押され、外側の外殻１１の舌状部８３の凹部８２に部 分的に収容されている。前記の実施例に関し、４個所の等間隔の凹部が形成され 、端部片５９が薬用量調節で回転する毎に、４個所のクリック停止位置を与える 。

使用時に、配分される流体が入った新しいカートリッジ１７が、容器１４のなか に置かれ、容器は、部材２１のねじ付コネクター１２により装置ｌＯに接続され る。容器が挿入されると、ピストンが、プランジャー２３の前端を押して、プラ ンジャーを長穴２６のなかへ滑らせて戻すように、ピストン１８は、十分に密閉 状態でカートリッジ１７にはめ込められている。あるいは、プランジャー２７は 、手で押し戻すことも出来る。容器１４の前端へ向って、カートリッジ１７への 出口には、一般に所定の安全キャップ（図示せず）を有する、注射針装置７１が 取り付けられている。或いはまた、追加的のまたは、別の安全キャップ７２を、 注射針装置と容器との組合せ体に被覆することも出来る。

計量された薬用量を配分するために、表示器５３が、窓５７を通して“０”を示 すように、十分に回転して前進するまで、端部片５９を時計方向に回転すること により、装置１０は、薬用量ゼロへ設定される。この構成において、ブロック６ ４は、面７０の凹部６９と係合し、ボタン６８は端部片５９と突き当るか、また は、間近かに隣接する。

薬用量がすでに完全に配分された場合には、部材２２はリング２５上にあり、ス リーブ５３は、なおもセットされた薬用量を示す。スリーブは、端部片５９を回 転することにより時計方向に巻き込まれ、端部片５９は、薄板片５１と５２とに よりスリーブを駆動し、スリーブを前方へ進める。ブロック６４は、９０°回転 されているとき、部材２２の軸方向の移動より大きい寸法だけ突出しているので 、凹部６９とのブロック６４の再係合が、スリーブ５３の移動の最後の９０”の 間行われるので、部材２２とスリーブ５３との接続を再設定する。

薬用量が完全に配分されていない場合、端部片５９の回転は部材２２をとらえ、 凹部６９と係合しているブロック６４の働きによりスリーブ５３が０″にリセッ トされるまで部材２２を前方へ進ませる。

部材２２がリング２５上にあって、ブロック６４が凹部６９に係合している場合 、端部片５９は反時計方向に回転し得て、配分されるべき新しい薬用量を調量す ることが出来る。

薬用量調節ノブ（端部片５９）は反時計方向に回転されるがこの運動は、薄板片 ６１により外殻４９へ伝達される。次に、薄板片５１と５２により、薬用量表示 スリーブ５３は、主本体外殻１１内を螺旋状に移動する。ねじ４４と５４のピッ チは、部材２１と２２及びプランジャー２３の４個所の開始ねじのピッチと同じ であり、スリーブ５３が回転されると、スリーブ５３は、部材２２と共に軸方向 に移動し、部材２２により調量された薬用量に相当する連続した数字を示す。図 ２に示されているように、部材２２が、示された各薬用量に関して、溝２８と整 合したねじ何部分と共に調節され、また、プランジャー２３の前端３４により伝 達されたピストン１８の相当する移動が、示された、薬用量を針１３から配分す る距離だけ、固定されたストップリング２５から間隔をおいて離されているよう に、数字が、交互にずれた列で配列されている。次に、部材２２は、ボタン６８ を押すことにより、前方へ押し出され、案内軸６６は、部材２２の面７０の上に 載っている。

図３Ａと３Ｂは、二つのねじ何部材２１と２２、及びねじ何部分３３を有するプ ランジャー・２３の構造を示す。図３Ａにおいて、部材２２は、部材２１とプラ ンジャー２３で示された位置へ巻き戻されている。図３Ｂは、部材がボタン６８ （図示せず）により前方へ押されたときのプランジャー２３の位置を示す。これ は、部材２２の前方移動により、プランジャー２３が同じ距離だけ前方へ移動す ることを示している。図４Ａでは、明瞭にするため、部材２２が、固定された部 材２１とプランジャー２３から分割されて離れた状態で、部材とプランジャーが 示されている。

図３Ｃと３Ｄに示されたほかの構造では、部材２３のねじ何部分３３が、ピッチ が部材２１のねじと同じである螺旋状の歯を有する歯車に置き代えられている。

部材２１の長大２６の基底には、部材２１と２２のねじと同じピッチ形態のねじ の一部がある。図３０には、部材２２が、部材２１と歯車７３で巻き戻されてい る状態が示されており、図３Ｄには、部材２２が、前方に押されて示されている 。歯車７３は１部材２２の移動ねじ２９と部材２１の固定されたねじ７４との間 を転がるので、プランジャー２３は、部材２２が移動した距離の半分だけ前方へ 移行する。従って、前述と同じ薬用量設定装置の場合、半分の薬用量が、各薬用 量設定毎に配分され、さらに重要なことは、より大きい（一般に、直径が大きい ）カートリッジが使用される場合、小さいカートリッジと同じ薬用量を、プラン ジャーの前方移動を半分することにより、配分することが出来ることである。

図５Ａと５Ｂは、容器に残っている配分量より大きい薬用量を選択すべく第２部 材２２を回転するのを防止するため、部材２２の停止構造を示す。部材２２は、 その前端に配置された４個の歯止め７６を有しており、該歯止めは、部材２２が 回転するとき、第１部材２１の外表面か、または、プランジャー２３の上表面に 載っている。プランジャーは、そのねじ付セグメント３３に隣接するその上表面 に、凹部７５を有し、プランジャーが所定の距離だけ容器内に前進すると、歯止 め７６の一つは、その凹部へ落ちて、薬用量設定の意味で部材２２のそれ以上の 回転を抑止する。端部片５９を部材２２へ接続している薄板片６１は、歯止め７ ６が部材２２を拘束する場合、滑動するように配置することが出来る。この拘束 が行われると、部材２２は、ロックを開放するためには４５°巻き戻されなけれ ばならず、従って、プランジャー２３は、押し戻すことが出来、部材２２を押し 戻すこともない。しかし、カートリッジ１７を交換の際、部材２２を、巻き戻す 場合は使用者は、”０”が一度窓５７から見えるまで、部材２２を回転しこの機 構をリセットすることだけが必要とされる。拘束された時点で、薬用量表示スリ ーブ５３が、カートリッジに残っている薬用量の数字を示すことは、理解される であろう。

要　約　書 本配分装置は注射可能な薬用調合剤などの、配分されるべき流体用の容器（１４ ）へ接続された外殻（１１）を有している。本装置は、固定された第１ねじ付部 材（２１）と、該第１部材を囲んでいる第２ねじ付部材（２２）とを有し、第１ 部材と第２部材は、それぞれ、間にねじなし部分（２８）を有する等間隔に配置 されたねじ何部分（２７，２８）を有し、これによって、第２部材から第１部材 の回りに回転されると、軸方向へ巻かれ第１部材に関して軸方向への移動位置を とる。プランジャー（２３）が、第１部材（２１）のなかに滑動可能に取り付け られており、第２部材（２２）のねじと係合可能な部分（３３）を有する。薬用 量設定スリーブ（５３）が、第２部材を囲み、装置の外殻と係合したねじ（５４ ）を有し、このスリーブは、第２部材と共に回転するために第２部材へ接続され ている。薬用量は、スリーブ（５３）が所要の薬用量を示すまで、固定ストッパ ー（２５）から離れる様第２部材（２２）を回すことにより設定され、その後、 第２部材（２２）は、固定ストッパー（２５）の方へ向かって軸方向へ滑動して 戻り、プランジャー（２３）は、流体を容器から射出するように、前方へ押され る。

国際調査報告 ＧＢ　９１１００４８９ ５＾　４６１１３

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．容器の出口から調量された薬用量の流体を配分する軸方向に漸次移動可能な ピストンを有する装置にして該装置が装置を容器に接続する手段と、容器のピス トンと嵌合可能なプランジャーと、第１と第２のねじ付部材を有する薬用量を設 定、配分する構造体とを含み、第１部材が装置に関して固定され、第２部材が第 １部材に回転する様に装着され、また第１部材のねじと係合可能なねじを有し、 プランジャーが第１部材内に滑動可能に装着されまた第２部材のねじと係合可能 である部分を有し、第２部材が複数の設定点のいずれか一つに対し回転可能であ り、この場合第２部材のねじがプランジャーの前記部分と係合しているが第１部 材とは解放状態にありこれにより第２部材とプランジャーが第１部材に関して軸 方向に滑動可能であり、容器接続手段への方向の第２部材の移動が固定されたス トッパーにより限定され、さらに上記装置は、プランジャーが静止したまま、第 ２部材が第１部材のねじに沿い前記固定されたストッパーから離れて移動するよ うに回転し、増大する一連の計量された薬用量を表示するように配置された薬用 量表示器を含み、表示された各薬用量ごとに第２部材が第１部材に対して上記設 定位置の一つに配置され、ここで第２部材の軸方向の移動が自由にされ、第２部 材がこの移動中に、接続された容器のピストンに働くようにプランジャーを駆動 し、これにより、排出される薬用量が、前記第２材が回転して所望の薬用量を示 した位置から固定ストッパーへの第２部材の軸方向の移動距離によって制御され ることを特徴とする配分装置。
2. ２．医療用注射器の薬用量を配分する部分として構成され、この装置が注射器ピ ストンに働くプランジャーと共に注射器本体へ接続するようにされたことを特徴 とする請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．第１部材が、複数のねじのない同じ様な円弧部により分離された複数の等間 隔のねじ付円弧状部分に外面にねじが形成されており、上記第２部材が、第１部 材と基本的に同じ構成で配列されたねじ付とねじなしの部分を有する、外面にね じのある中空状円筒体を含むことを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの項に 記載の装置。
4. ４．第１と第２の部材がそれぞれ四つのねじ付と四つのねじのない部分を有し、 いづれの部材のねじが四つの開始ねじであることを特徴とする請求の範囲第３項 または第４項に記載の装置。
5. ５．プランジャーが第１部材の長穴のなかに滑動可能に支持されており、プラン ジャーの前記部分が、第２部材のねじと係合可能である第１部材のねじのない部 を通って突出していることを特徴とする請求の範囲第３項または第４項に記載の 装置。
6. ６．プランジャーの前記部分が、円弧状のねじ付部分またはプランジャーに回転 可能に装着された歯車の一つを含み、第２部材のねじが該歯車の歯とかみ合って いることを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの項に記載の装置。
7. ７．前記プランジャー部分が歯車を有し、装置の固定部分に形成されこれに歯車 がかみ合っているラックがあり、従って、歯車がプランジャーの軸方向の移動に より回転することを特徴とする請求の範囲第６項に記載の装置。
8. ８．容器との接続手段に向い合った端部にあり、第２部材と固定ストッパーに向 って軸方向に連結したプランジャーとを移動するように配置した駆動部材を具備 し、該駆動部材が、薬用量の調節の間、固定ストッパーから離れて第２部材と共 に移動することを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの項に記載の装置。
9. ９．表示手段が、第２部材を囲みまた一連の薬用量の数字を表示している回転可 能なスリーブと、第２部材が固定ストッパーからより離れるように回転されるほ ど、示された薬用量の数字が大きくなるように、スリーブと第２部材とを回転す るための回転手段とを含むことを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの項に記 載の装置。
10. １０．協動ねじが装置のスリーブと固定部とに形成され、これにより、スリーブ が回転するにつれて、スリーブが軸方向に移動することを特徴とする請求の範囲 第９項に記載の装置。
11. １１．滑動コネクターを通じて表示手段と第２部材とに連結された回転可能な薬 用量設定片が設けられ表示手段と第２部材の軸方向への移動を許しつつこれを回 転せしめることを特徴とする請求の範囲第８項〜第１０項のいずれかの項に記載 の装置。
12. １２．プランジャーが所定量より多い分だけ第２部材から突出する場合、第２部 材を移動して固定ストッパーから離れさせる方向への第２部材の回転を抑止する ために拘束手段が備えられていることを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの 項に記載の装置。
13. １３．流体の容器を収容するための室を形成している本体と、容器からの出口と 通じている配分針の支持手段と、請求の範囲第１項〜第１２項のいずれの項にも 記載の配分装置とを含み、本体が前記装置の接続手段と嵌着可能な接続手段を有 し、装置のプランジャーが収容されたピストンと接触するように配置されている ことを特徴とする医療用配分装置。