JPH04500174A - 金属スラブの処理 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属スラブの処理 本発明は、高温金属スラブの幅を減少させるための方法及びその装置に関するｔ ）Ｇソ　（のる。

スチール片等の金属片を製造する際には、スラブの形状に加工品を継続的に鋳造 し、そのスラブを一定の長さに切り、それを細片に圧延する方法が、だんだん常 識になってきている。様々な幅（厚さ）の細片がめられるので、多種の幅のスラ ブが入手可能であることが望ましい。もしこれらのスラブを連続鋳造機で鋳造す ることになれば、異なる幅のスラブに相当するそれぞれの鋳型を所有することは 不都合である。従って、限られた種類の幅にスラブを鋳造することが望ましく、 その場合、必要であればスラブを一定の幅まで狭め、続いてそのスラブを細片に 圧延するのが望ましい。

日本国特公昭５９−１９９１０１号公報では、本文の請求の範囲第１項の装置及 び第８項の方法の前部の特徴づけられた部分に示された特徴を含む前記の目的の ための装置が開示されている。

本発明によると、高温金属スラブの幅を減少するための装置は、スラブの縁に圧 力を加えるためにスラブを加圧機に押し進め、スラブの全長に沿ってその幅を減 少させるべく圧力をかけた後スラブを徐々に前方へ押し進めるために設けられた 装置と、圧延ミルと、幅減少に引き続いてスラブを圧延ミルに押し進める装置よ りなり、加圧機が垂直方向に作動する型のものであって、スラブが幅方向を縦に して加圧機へ押しやられて、そこでスラブの上縁及び下縁に圧力をかけ、スラブ を加圧機に押し進める装置は加圧ローラ台を有し、スラブを圧延ミルへ押し進め る装置は圧延ローラ台よりなり、加圧ローラ台と圧延ローラ台は並行に配置され 、回転装置がスラブを加圧ローラ台から動かして、スラブの幅方向が水平になっ た状態で、圧延ローラ台上にスラブを置くということを特徴とする装置が、提供 される。

更に、本発明は、高温金属スラブの幅を減少させる方法において、スラブをその 長さ方向に移動させ、スラブを加圧機に押り進め、スラブの縁に圧力をかζプて その幅を狭め、スラブの全長にわたって幅を減少させるべく圧力をかけた後、ス ラブをその長さ方向に徐々に移動させ、幅減少に続いてスラブを圧ＨＥルで圧延 する段階よりなり、スラブを幅方向を縦に（７て加圧機ｇＳ押し進め、スラブの 上縁及び下縁に圧力をかけ、スラブがその幅方向に水平になる・ユニで回転させ 、スラブがその長さ方向に対して直角になる位置すて移動させ、幅減少を完了し たら加圧機まで移動させる方向に並行なうインに沿って縦移動さけることにより 、スラブを圧延ミルへ押；７進めることを特徴とする方法を提供するものである 。

スラブを、加圧機に対してその幅寸法を縦に１．て置くことによって、その幅寸 法を減少するために従来の縦移動型加圧譲を使用して、スラブの上縁及び下縁に 力を加えることができる。更に、加圧機に、スラブの下方縁に係合する固定Ｆ方 プラテンを設け、縦方向に往復運動をする上方プラテンがスラブの上縁と係合す ることができる。このような加圧機は、幅寸法を水平に配置されたスラブの縁に 作用することを要求される他のいかなる加圧機よりも、遥かに単純な構造をして いる。

加圧機によって与えられる力は、好ましくはスラブの初めの幅と少なくとも等し く、軸方向の長さにわたって同時にかかるのが好ましい。これによって、加圧力 は充分となり、歪みの原因となる応力領域がスラブの幅方向に全体にゆきわたっ て、縁が芯よりも分厚いというドツグボーン断面の形成を回避することができる 。

通常は、スラブの長さは、圧力がかかっている区域よりもず−コと長い。そのた めに、スラブは加圧機を通過しながら長くなり、それによってその幅は、圧力が 繰返しかかるに従ってその長さ方向にだんだんと狭まる。力が加わることによっ て幅が狭まるにつれてスラブは厚みを増すが、もし長さが必要以上に長くなると 、それによって断面が均一でなくなる恐れがある。これは望ま【２いことではな く、加圧するたびに影響されるスラブの区域の長さよりも増加分を短くすること により、緩和することができる。

その際は、加圧機を通過するスラブを導き伸ばすために、一対の垂直ピンチロー ラを加圧機の上流に接して設けるようにするのが好都合である。

スラブを、幅方向が水平な状態から幅方向が垂直な状態へと回転させるために、 加圧機の上流にはチップフィンガが数セット設けてあり、また幅の狭くなったス ラブを幅方向に水平な位置に回転して戻すために、加圧機の下流と圧延ミルの上 流にはチップフィンガをもう数セット設ける。

本発明を容易に理解するために、添付の図面によって具体例を挙げて説明する。

図ＩＡから図ＩＧは金属スラブの幅を狭める工程を示し、図２は本発明の一具体 例による金属スラブの幅を減少する装置の平面図、図３は図２に示した装置の側 面図、 図４は図２のＡ−Ａ線に沿う断面図、 図５は加圧機を通過するスラブの端部を示す図である。

図１において、加圧機のプラテン２．４は、その長さ方向に移動するスラブ６上 に作用するように示される。各プラテンは、いずれも水平部８と、プレス導入部 で外方向の傾斜部１０を存する。両プラテンは、移動可能で且つ互いに接近した り離れたりする方向に縦方向に往復運動することが可能であってもよいが、下方 のプラテン４をプレスハウジングに固定し、上方のプラテン２を固定プラナ〉・ ４の方向に往復運動するように設けるほうが、より一般的である。

図ＩＡでは、プラテンは互いに距離をおいて設けられており、スラブ６の先端が その間に導入されようとしている。図ＩＢでは、上方プラテン２は下方プラテン ４の方向に押され、スラブの先端に先細り部１２が形成される。プラテンは、や がて開いてスラブが増量しながら図ＩＣに示された位置まで一定距離たけ前進す る。次にプラテンは閉じ、水平部８が図ＩＤに示されたようにスラブが必要なだ け減少す、るように力を加える。再びプラテンは開き、スラブは増量しながら第 １Ｅ図に締さされた位置まで一定量だけ前進ｉ７、そこで図ＩＦに示されている ように、更に加圧操作が行われる。この連続作動が、スラブの全長に沿って上縁 と下縁が加圧機によりて加圧されて要求された値までスラブの幅を狭めるまで繰 返される。

図２．因３及び図４を参照すると、上記に説明したようにスラブの幅減少操作を 行い、且つスラブの幅が狭まった後にスラブを圧延するための装置が示されてい る。図２に示されているようにこの装置は、従来型の逆転荒加工ミル２２に繋が る略従来型の圧延ローラミル台２０よりなる。台２０の片側に離れて、第一部２ １Ａと第二部２１Ｂを持つ加圧ローラ台２１が設けられている。第一部２１Ａは 、垂直スラブを支持して加圧機２４に送るようになっており、そこからスラブが 第二部２１Ｂへ引き込まれる。ローラ台の第一部２１Ａ及び第二部２１Ｂは、そ れぞれ独立して高さ調整できる水圧ジヤツキ２１Ｃ，２１Ｄ上に支えられている 。各ローラ台部２１．Ａ、２１Ｂには、図４に最も良く示されるように独立して 操作可能なチップフィンガ３４．３６が設けられている。チップフィンガには、 それぞれスラブの縁に向い合った側を係合するために配置された２つの部材３４ Ａが設けらているということに留意されたい。チップフィンガ３４は、ローラ台 の下に位置するピボット３４Ｂに搭載され、図４に矢印で示されているようにチ ップフィンガの９０度の角度での好都合な旋回を可能にしている。チップフィン ガ３６が同様に取付けられている。

使用に際してスラブは、その幅を水平に１７、長さ方向に圧延ローラ台２０を通 る。スラブが台２０を通る時、その一方の縁はチップフィンガの部材３４Ａの間 の空間に入る。スラブがローラ台部２１Ａに隣接する位置に来ると止まり、図示 されないアクチュエータは、スラブが第一ローラ部２１Ａ上に垂直方向に配置さ れるまで、９０度にわたってチップフィンガ３４を回転する。ローラ台部２１Ａ は、次にスラブを台まで押し進めるように作動し、そこでスラブの先端が２つの 垂直ピンチロー・う３０の間に係合し、対向する上下プラテン２６．２８のそれ ぞれの間に垂直にスラブが導かれるように操作する。プラテン２６．２８は、先 に詳しく説明したように、スラブの対向する縁にその幅を狭める力をかける。

スラブは、さらにもう２つの垂直ピンチローラ３２によって加圧機２４の下流側 に支持され、そして加圧機２４が出て来る際には第二ローラ台部２１Ｂ及びチッ プフィンガ３６によって支持される。

プラテン２６．２８をそれぞれ設けたことによって、プラテンの後端にショルダ が形成され、その結果得られる幅減少によって、スラブの下縁が、加圧機２４の いずれかの側で幅減少の半分にほぼ等して量だけ降下するということが理解され る。従って、油圧ジヤツキ２１Ｃ，２１Ｄは、プラテン２８と同時に作動してス ラブを適量だけ降下させ、その後スラブを持ち上げて前方に割り出しする。スラ ブの全長に沿った幅減少が完了すると、スラブは加圧機２４がらローラ台２１Ｂ へと押し出される。

一旦幅減少を終えたスラブが押し出されると、チップフィンガ３６は回転し、ス ラブを圧延ローラ台２０へ押しやり、荒加工ミル２２で処理する。注意すべきな のは、圧延ローラ台２０と並行な加圧機２４と圧力ローラ台２１との位置により 、加圧と荒仕上とを同時に行うことが可能になる。

ある条件下では、スラブに歪みが生じるかも知れないという問題が起こり得る。

このような問題を解消するためには、図５に示されるように、反対方向に傾斜す る対向する作用面２６Ａ、２８Ａを持つプラテン２６．２８を、スラブに一側で 係合する非歪み支持部３８と組合わせて用いることが提案される。作用面２６゜ ２８が傾斜していることにより、点線で示されるように、歪みがある一定方向に 起こることが確実となる。従って歪みは、歪み支持部３８によって適宜矯正され る。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　３年　２月２６日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．スラブの縁に圧力を加えるためにスラブ（６）を加圧機（２４）へ押し進め 、スラブの全長に沿ってその幅を減少させるべく圧力をかけた後、スラブを徐々 に前方へ押し進めるために設けられた装置と、圧延ミル（２２）と、幅減少に引 き続いてスラブ（６）を圧延ミル（２２）へ押し進める装置とよりなる高温金属 スラブ（６）の幅を減少するための装置において、加圧機（２４）が垂直万両に 作動する型のものであって、スラブ（６）が幅方向を縦にして加圧機（２４）へ 押しやられて、そこでスラブ（６）の上縁及び下縁に圧力をかけ、 スラブ（６）を加圧機（２４）へ押し進める装置は加圧ローラ台（２１）を有し 、 スラブ（６）を圧延ミル（２２）へ押し進める装置は圧延ローラ台（２０）より なり、 加圧ローラ台（２１）と圧延ローラ台（２０）は並行に配置され、回転装置がス ラブ（６）を加圧ローラ台（２１）から動かしてスラブ（６）の幅方向が水平に なった状態で、圧延ローラ台（２０）上にスラブ（６）を置くことを特徴とする 装置。
2. ２．スラブ（６）を加圧機（２４）に押し進める装置はピンチローラ（３０，３ ２）を有し、加圧ローラ台（２１）は加圧機（２４）の上流と下流にそれぞれ配 置される第一部（２１Ａ），第二部（２１Ｂ）を設け、各ローラ台部（２１Ａ， ２１Ｂ）は独自の高さ調節のための高さ調節装置に搭載されていることを特徴と する請求項１記載の装置。
3. ３．回転装置は、加圧ローラ台（２１）の第二部（２１Ｂ）から圧延ローラ台（ ２０）ヘスラブ（６）を移動させるように位置されていることを特徴とする請求 項２記載の装置。
4. ４．圧延ローラ台（２０）から加圧ローラ台（２１）の第一部（２１Ａ）にスラ ブ（６）を移動させるために、更にもう１つの回転装置が設けられていることを 特徴とする請求項２又は３に記載の装置。
5. ５．回転装置が、チップフィンガ（３４，３６）によって設けられていることを 特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の装置。
6. ６．チップフィンガ（３４，３６）は、２つの部材（３４Ａ）を各々設け、それ ぞれスラブ（６）の縁のそれぞれの側に係合して設けられていることを特徴とす る請求項５記載の装置。
7. ７．加圧機（２４）が、垂直に移動可能な上方ブラテン（２６）と固定された下 方ブラテン（２８）とより構成されることを特徴とする請求項１から６のいずれ かに記載の装置。
8. ８．スラブをその長さ方向に移動させ、スラブを加圧機に押し進め、スラブの縁 に圧力をかけてその幅を狭め、スラブの全長にわたって幅を減少させるべく圧力 をかけた後、スラブをその長さ方向に徐々に作動させ、幅減少に続いてスラブを 圧延ミルで圧延する段階よりなる高温金属スラブの幅を減少させる方法において 、 スラブを幅方向を縦にして加圧機に押し進め、スラブの上縁及び下縁に圧力をか け、スラブがその幅方向に水平になるまで回転させ、スラブがその長さ方向に対 して直角になる位置まで移動させ、幅減少を完了したら加圧機まで移動させる方 向に並行なラインに沿って縦移動させることにより、スラブを圧延ミルへ押し進 めることを特徴とする方法。
9. ９．スラブに対し、その幅に同等あるいはそれ以上の長さに沿って圧力を同時に かけることを特徴とする請求項８記載の方法。