JPS6281238A - 幅圧下方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はスラブ板厚が変化しても良好且つ能率の良い幅
圧下を行い得るようにしだ幅圧下方法及び装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 従来はスラブの幅圧下は竪型圧延機により行っていた。

ところが竪型圧延機の場合は、１パスで幅圧下できる量
がそれ程大きくないため所定齢まで幅圧下するのに数バ
スを要し、作業能率が悪いという問題があった。

このため、近年１回の幅圧下量を大きくすることのでき
るプレスを用いてスラブの幅圧下を行い、生産能率を向
上させるようにすることが考えられている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに上述のプレスの場合、スラブの板厚が薄い場合
或いは広幅の場合には幅圧下によりスラブに座屈が生じ
るおそれがあり、又座屈を防止するには幅圧下時にスラ
ブを上下から挾持する押えロールを設ければ良いが、板
幅に合わせて多数の押えＯ−ルが必要となるため、設備
費、運転維持費が高価になると共に押えロールの交換に
より生産能率が低下する、等の問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は金型本体フランジ部に設けられたスラブを挾持
するための押えロールを、スラブ幅圧下時に、該スラブ
を挾持した状態で金型本体と一緒に゛スラブ幅方向へ移
動させ、前記金型本体によりスラブの幅圧下を行う構成
を備えている。

〔作　　　用］ 幅圧下時にはスラブは押えロールにより挟持され、金型
本体をスラブ幅端部側へ移動させることにより押えロー
ルをスラブを挾持したまま金型本体と一緒にスラブ幅方
向へ移動させ、金型本体によりスラブの幅圧下が行われ
るが、スラブの座屈は押えロールによって防止される。

し実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図及び第２図は本発明の一実施例で、金型本体１は
図示してない圧下スクリューによりスラブ２の幅方向へ
摺動してスラブ２の板幅に対応して位置決めを行い得る
ようになっていると共に図示してない液圧圧下シリンダ
によりスラブ２の幅方向へ虐動してスラブ２の幅圧下を
行い得るようになっている。

金型本体１の上下部には、スラブ２の両端部を押え得る
よう、フランジ３，４が一体的に固着され、その断面形
状はコの字状に形成されており、金型本体１の平面形状
は、スラブ２の幅圧下を傾斜部を利用して徐々に行い得
るよう、スラブ２の進行方向上流側に向って開いた形状
となっている。又フランジ３．４の相対峙する面には、
間隔がスラブ２端部側が小さくスラブ２中央側が大きく
なるよう、傾斜が付しである。

７ランジ３，４の上下面には、竪向きの液圧圧下シリン
ダ５．６が配設され、液圧圧下シリンダ５．６のピスト
ンロッド５ａ、６ａの下端若しくは上端ブラケット１．
８にはスラブ２を押えるための上下の押えロール９．１
０が回転自在に取付けられている。押えロール９．１０
は正面から見ると水平で平面的に見るとスラブ２のライ
ンに対して傾いた状態になって−いる。これはスラブ２
の幅圧下時に押えロール９，１０が金型本体１と一緒に
スラブ２に対して幅方向へ移動しても押えロール９．１
０がスラブ２に対してできるだけスリップしないように
するためである。

スラブ２の幅圧下を行う場合には、図示しない圧下スク
リューにより金型本体１をスラブ幅方向へ移動させ、金
型本体１をスラブ２の板幅に合わせて位置決めし、スラ
ブ２を左右の金型本体１．１間に導入し、液圧圧下シリ
ンダ５．６により押えロール９．１０を作動させて該押
えロール９．１０によりスラブ２を挾持し、図示しない
液圧圧下シリンダにより金型本体１をスラブ２の両端部
へ押付け、金型本体１によりスラブ２の幅圧下を行う。

幅圧下の際は、スラブ２は押えロール９．１０により挾
持されているためスラブ２が薄肉の場合にもスラブ２に
座屈が生じることがない。又幅圧下によりスラブ２の両
端部にはドツグボーンが生じるが、このドツグボーンに
より、スラブ２が復工程で水平圧延機により圧延された
場合、圧延材幅端部に生じるエツジドロップが減少する
。

スラブ２所定位置の幅圧下が終ったら、液圧圧下シリン
ダ５．６により押えロール９，１０を昇降させてスラブ
２から離し、金型本体１を位置決め位置まで後退させ、
スラブ２を所定量前進させ、液圧圧下シリンダ５．６を
作動させ押えロール９．１０によりスラブ２を挟持し、
金型本体１を２９７２両端部へ押付けてスラブ２の幅圧
下を行う。

スラブ２を挟持する押えロール９，１０は幅圧下時に金
型本体１と一体的にスラブ２の幅方向へ移動できるため
、スラブ２の板幅が変っても押えロール９．１０を交換
する必要がない。

なお、本発明の実施例では、押えロール軸線を平面的に
見てライン方向に対して傾ける場合について説明したが
、押えロール軸線をライン方向と平行にしても実施でき
ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更を加え得ること、等は勿論である。

［発明の効果］ 本発明の幅圧下方法及び装置によれば、スラブ肉厚が薄
い場合にも幅圧下によりスラブに座屈が生じることなく
、従って製品品質が良好になり且つ歩留りも向上し、又
押えロールをスラブ板幅に対応して交換する必要がない
ためライン停止時間が短縮されて生産能率が向上する、
１種々の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明用平面図、第２図は第
１図の平面図である。 図中１は金型本体、２はスラブ、３．４はフランジ、５
．６は液圧圧下シリンダ、９．１０は押えロールを示す
。 特　　許　　出　　願　　人 石川島播磨重工業株式会社 第１図−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）金型本体フランジ部に設けられたスラブを挾持する
   ための押えロールを、スラブ幅圧下時に、該スラブを挾
   持した状態で金型本体と一緒にスラブ幅方向へ移動させ
   、前記金型本体によりスラブの幅圧下を行うことを特徴
   とする幅圧下方法。 ２）スラブの幅圧下を行うためのスラブ幅方向へ移動可
   能な金型本体上下部にフランジを設け、該フランジに、
   スラブを挾持するため少くとも何れか一方が昇降可能な
   押えロールを設けたことを特徴とする幅圧下装置。