JPH0449196Y2 - - Google Patents

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JPH0449196Y2
JPH0449196Y2 JP1308988U JP1308988U JPH0449196Y2 JP H0449196 Y2 JPH0449196 Y2 JP H0449196Y2 JP 1308988 U JP1308988 U JP 1308988U JP 1308988 U JP1308988 U JP 1308988U JP H0449196 Y2 JPH0449196 Y2 JP H0449196Y2
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cable
flexible pipe
corrosion
resistance
cable body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、海洋浮標の係留等に使用する防食
被覆長尺ケーブルに係わり、更に詳しくは柔軟性
を損なうことなく被覆材の耐摩耗性及び耐外傷性
を向上させた防食被覆長尺ケーブルに関するもの
である。
〔従来技術〕
従来、海洋構造物、浮標等の係留索としては、
鋼製のチエーン、ワイヤロープ、繊維ロープ等が
使用されており、通常は鋼製のチエーンが使用さ
れている。
然しながら、波動や底波との摩擦等によるリン
グの摩耗、腐食等の耐久性等の問題から同一強度
のワイヤーロープと比較すると、約4倍程度の重
量となり、大きな浮力を必要とするためコストア
ツプと成る問題がある。
またワイヤーロープは、その柔軟性を出す上
で、細い素線を撚り合わせて束ねた構造になつて
いるため、軽量であるが表面積が大きいために腐
食による強度低下が早く耐久性に問題がある。
上記のような問題の対策として、例えば第1図
に示すようにスペーサ1を螺旋状に巻付けたワイ
ヤロープ等のケーブル本体2の一端に、小孔3を
備えた端末具4を取付け、前記ケーブル本体2の
外周面に、所定の空隙部5を隔てて注入孔6を備
えた連結管7と、これに熱収縮チユーブ8を介し
て連結された円筒状のストレート管9とを被嵌
し、前記空隙部5内に注入孔6からセメント或い
は高分子材料Qを注入充填して構成した耐食ケー
ブル(実公昭59−38479号公報)や、第2図に示
すようなケーブル本体2の表面に合成樹脂材10
を被覆し、その一端に端末具4を取付けたものが
提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然しながら、従来の耐蝕ケーブルは、耐外傷性
が配慮されていない為に、海底を引きずられた場
合、外傷や摩耗し易く、耐久性に問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
内されたもので、その目的とするところは橋梁、
屋根等の吊部材或いは海洋構造物、浮標の係留等
に使用されるもので、特に耐摩耗性、耐外傷性を
改善した防食被覆長尺ケーブルを提供するもので
ある。
〔作用〕
この考案は上記目的を達成するため、長手方向
に波付け加工を施し、その凸部のみ或いは凹凸部
に長手方向に沿つてスパイラル状に補強材を埋設
した可撓性パイプをケーブル本体に被嵌し、前記
ケーブル本体と可撓性パイプとの空隙部に、時間
硬化性の防食被覆材を充填して構成したもので、
柔軟性を損なうことなく耐摩耗性、耐外傷性を向
上させた防食被覆長尺ケーブルを要旨とするもの
である。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要
素は同一符号を付して説明する。
第3図は、この考案を実施した防食被覆ケーブ
ルの断面図を示し、2は鋼線ケーブルや、ワイヤ
ーケーブル或いは撚り線ワイヤー等で構成される
ケーブル本体、11はケーブル本体2の外径より
も大きな内径を備え、長手方向に波付け加工を施
した可撓性パイプを示し、この可撓性パイプ11
の凸部或いは凹凸部12a,12bには、長手方
向に沿つてスパイラル状に補強材13が埋設され
ている。
この補強材料としては、上記凹凸部12a,1
2bが耐摩耗性、耐外傷性の補強となるように、
耐摩耗性が良好である金属、樹脂等の線状体を使
用し、そしてこの補強材13をスパイラル状に巻
付けて構成するものである。
前記、ケーブル本体2の一端には、小孔3を備
えた端末具4がカシメ等により一体的に連結され
ている。
前記、可撓性パイプ11と端末具4との外周面
は、熱収縮チユーブ8により一体化され、ケーブ
ル本体2と可撓性パイプ11との空隙部5を密閉
している。前記可撓性パイプ11には、空隙部5
内に時間硬化性の防食被覆材Wを充填する注入口
6が形成され、ケーブル本体2に可撓性パイプ1
1を被嵌させた後、前記空隙部5に防食被覆材W
を充填するようにしている。
前記、可撓性パイプ11の材質としては、金
属、プラスチツク、ゴム、あるいはそれらの複合
体を使用することが出来、また防食被覆材Wとし
ては、初期流動性が高く、可撓性パイプ11の破
損時等に外部へ流出しないように経時で硬化して
柔軟性のある硬化物となる反応硬化型の高分子材
料を使用する。例えば、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂等の合成樹脂材あるいはそれらにタール、プ
ロセス油、エステル等の粘度低減、可撓性付与剤
を加えたものが使用出来る。
また、前記端末具4に形成された小孔3は、カ
シメ部端面が大気と連通させるものであり、小孔
3から空気が抜けることによつてカシメ部のケー
ブル空隙にも防食被覆剤Wが浸透する。なお、小
孔3及び注入口6は、防食被覆剤Wが硬化した
後、適宜の手段によりシールするものである。
この考案は、上記のように構成され、ケーブル
本体2の一端に小孔3を備えた端末具4を連結固
定した後、凸部あるいは凹凸部12a,12bに
補強材13をスパイラル状に埋設した可撓性パイ
プ11と端末具4との外周面を、熱収縮チユーブ
8により密閉する。そして注入口6から空隙部5
内に時間硬化性の防食被覆材Wを充填し、防食被
覆材Wが硬化した後、小孔3及び注入口6を適宜
な手段によりシールしてケーブル本体2を製造す
るのである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のように長手方向に波付け加
工を施した可撓性パイプをケーブル本体に被嵌
し、前記可撓性パイプの凸部或いは凹凸部に長手
方向に沿つてスパイラル状に補強材を埋設し、前
記ケーブル本体と可撓性パイプとの空隙部に、時
間硬化性の防食被覆材を充填して構成したため、
以下のような優れた効果を奏するものである。
(a) 可撓性パイプの凸部或いは凹凸部内に補強材
をスパイラル状に埋設して構成するため、ケー
ブル本体の柔軟性を損なうことなく、被覆材料
の耐摩耗性、耐外傷性を向上させることが出来
る。
(b) 補強材が可撓性パイプの素材と一体的になつ
ているので、補強材の位置固定、耐食性の面で
有利である。
(c) 構造的に耐摩耗性、耐外傷性を可撓性パイプ
の凸部で発揮し、次いで凹部が抵抗する形にな
ることにより、膳面的摩耗が起きないで性能の
大幅な向上を期待することが出来る。
(d) 補強材が部分的に損傷してもバラケルことな
く抵抗を続けることが出来る。
(e) ケーブル本体の外管への引き込み挿入時の両
者の接点が線接触から点接触になるので接触抵
抗を大幅に低減でき、従つて引き込み挿入作業
性が容易になる。
(f) コルゲート空間に沿つて防食被覆材を確実に
充填することが出来るので、ケーブル本体と外
管との間隙を確保するためのスペーサを必要と
しないので、 (g) 外管の断面偏平抵抗性が上がり、また挿入作
業性が良好になつたため、外管薄肉を小径にで
き、従つて軽量、コンパクトにすることが出来
る。
(h) ケーブル本体と外管との熱膨張係数の違いに
よる変位吸収を容易に行うことが出来る。
(i) 初期の流動性が高く、経時で柔軟性のある硬
化物になる充填材を用いるので、柔軟性と防食
性を良好にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の防食被覆ケーブルの
断面図、第3図はこの考案を実施した防食被覆ケ
ーブルの断面図である。 2……ケーブル本体、5……空隙部、11……
可撓性パイプ、12a,12b……凹凸部、13
……補強材、W……防食被覆材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に波付け加工を施した可撓性パイプを
    ケーブル本体に被嵌し、前記可撓性パイプの凹凸
    部に長手方向に沿つてスパイラル状に補強材を埋
    設し、前記ケーブル本体と可撓性パイプとの空隙
    部に、時間硬化性の防食被覆材を充填して構成し
    たことを特徴とする防食被覆長尺ケーブル。
JP1308988U 1988-02-04 1988-02-04 Expired JPH0449196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1308988U JPH0449196Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04

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JP1308988U JPH0449196Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01119092U JPH01119092U (ja) 1989-08-11
JPH0449196Y2 true JPH0449196Y2 (ja) 1992-11-19

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ID=31223109

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JP1308988U Expired JPH0449196Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04

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JPH01119092U (ja) 1989-08-11

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