JPH0640629Y2 - 防食被覆長尺ケーブル - Google Patents

防食被覆長尺ケーブル

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JPH0640629Y2
JPH0640629Y2 JP1988013088U JP1308888U JPH0640629Y2 JP H0640629 Y2 JPH0640629 Y2 JP H0640629Y2 JP 1988013088 U JP1988013088 U JP 1988013088U JP 1308888 U JP1308888 U JP 1308888U JP H0640629 Y2 JPH0640629 Y2 JP H0640629Y2
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JP
Japan
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cable
outer tube
anticorrosion
long cable
cable body
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JP1988013088U
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裕 加藤
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、橋梁,屋根の吊り部材あるいは海洋浮標の
係留等に使用する防食被覆長尺ケーブルに係わり、更に
詳しくは長尺のケーブル本体と、この本体に被嵌する可
撓性パイプとの間の空隙部に、高分子材料を充填して成
る防食被覆ケーブルに柔軟性を持たせると共に、その製
作,取扱い作業性を良好にした防食被覆長尺ケーブルに
関するものである。
〔従来技術〕
従来、この種の防食被覆ケーブルには、ケーブル本体の
表面を塗装したり、或いはプラスチックを被覆したも
の、更にはケーブル本体に鋼管或いはプラスチック管を
被嵌し、ケーブル本体との空隙部にセメントあるいは高
分子材料を注入充填したもの(例えば、特開昭48-36444
号公報,実公昭59-38479号公報,実公昭61-25837号公
報)が知られている。
例えば、第2図に示すように、スペーサ1を螺旋状に巻
付けたワイヤロープ等のケーブル本体2の一端に、小孔
3を備えた端末具4を取付け、前記ケーブル本体2の外
周面に、所定の空隙部5を隔てて注入孔6を備えた連結
管7と、これに熱収縮チューブ8を介して連結された円
筒状のストレート管9とを被嵌し、前記空隙部5内に注
入孔6からセメント或いは高分子材料Qを注入充填して
構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の防食被覆ケーブルは、上記のようにケーブル本体
2に、円筒状のストレート管9が被嵌され、空隙部5に
はセメントあるいは高分子材料Qを注入充填したもので
あるため、防食被覆ケーブルの可撓性は、本体ケーブ
ル,充填材料,更には被嵌するストレート管の肉厚と材
質に大きく左右さる。またストレート管の可撓性を上げ
ようとした場合には、断面が偏平状になり易く、更にケ
ーブル本体2とストレート管9との間には注入間隙確保
用のスペーサ1が必要となり、またケーブル本体2のス
トレート管9への挿入抵抗が大きく、挿入作業性が悪い
と言う問題があった。
この考案はかかる従来の課題に着目して案出されたもの
で、柔軟性を改善して取扱作業性を向上させるととも
に、生産性の向上を図り、更に軽量化を図ることが出来
る防食被覆長尺ケーブルを提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、長尺のケーブル本
体と、このケーブル本体に所定の間隔を隔てて被嵌され
た外管との間の空隙部に防食材を注入充填して成る防食
被覆長尺ケーブルにおいて、前記外管を長手方向に波状
の凹凸を有するプラスチック,ゴム,あるいはそれらの
複合体からなる可撓性パイプから構成し、前記防食材を
初期流動性が高く経時で硬化して柔軟性を有する反応硬
化型の高分子材料からなる防食被覆材で構成したことを
要旨とするものである。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説明する。
なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要素は同一
符号を付して説明する。
第1図は、この考案を実施した防食被覆長尺ケーブルの
断面図を示し、2は鋼線ケーブルや、ワイヤーケーブル
或いは撚り線ワイヤー等で構成される長尺のケーブル本
体、10はケーブル本体2の外径よりも大きな内径を備
え、長手方向に波状の凹凸加工を施した可撓性パイプか
ら成る外管を示し、前記ケーブル本体2の一端には、小
孔3を備えた端末具4がカシメ等により一体的に連結さ
れている。
前記、可撓性パイプから成る外管10と端末具4との外周
面は、熱収縮チューブ8により一体化され、ケーブル本
体2と外管10との空隙部5を密閉している。前記、外管
10には、空隙部5内に時間硬化性の防食被覆材Wを充填
する注入口6が形成され、ケーブル本体2に外管10を被
嵌させた後、前記空隙部5に防食被覆材Wを充填するよ
うにしている。
前記、可撓性パイプから成る外管10の材質としては、プ
ラスチック,ゴム,あるいはそれらの複合体を使用する
ことが出来、また防食被覆材Wとしては、初期流動性が
高く、外管10の破損時等に外部へ流出しないように経時
で硬化して柔軟性のある硬化物となる反応硬化型の高分
子材料を使用する。例えば、エポキシ樹脂,ウレタン樹
脂等の合成樹脂材あるいはそれらにタール,プロセス
油,エステル等の粘度低減,可撓性付与剤を加えたもの
が使用出来る。
また、前記端末具4に形成された小孔3は、カシメ部端
面を大気と連通させるものであり、小孔3から空気が抜
けることによってカシメ部のケーブル空隙にも防食被覆
材Wが浸透する。なお、小孔3及び注入口6は、防食被
覆材Wが硬化した後、適宜の手段によりシールするもの
である。
この考案は、上記のように構成され、ケーブル本体2の
一端に小孔3を備えた端末具4を連結固定した後、外管
10と端末具4との外周面を、熱収縮チューブ8により密
閉する。そして注入口6から空隙部5内に時間硬化性の
防食被覆材Wを充填し、防食被覆材Wが硬化した後、小
孔3及び注入口6を適宜な手段によりシールして防食被
覆長尺ケーブルを製造するのである。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように、外管を長手方向に波状の凹凸
を有するプラスチック,ゴム,あるいはそれらの複合体
からなる可撓性パイプから構成し、防食材を初期流動性
が高く経時で硬化して柔軟性を有する反応硬化型の高分
子材料からなる防食被覆材で構成したので、以下のよう
な優れた効果を奏するものである。
a).外管を長手方向に波状の凹凸を有するプラスチッ
ク,ゴム,あるいはそれらの複合体からなる可撓性パイ
プから構成したので、その凹部形状効果で外管が曲がり
易くなって防食被覆長尺ケーブルの長手方向の柔軟性を
大きくすることが出来、防食被覆長尺ケーブルの製作、
運搬及び設置等の取扱作業性の向上を大幅に図ることが
出来る。
b).長尺のケーブル本体を外管に引き込んで挿入する
際に、従来のストレート外管の場合には該ストレート外
管がケーブル本体と線接触であったのを、波状の凹凸を
有する外管を用いることで外管の凹部が長尺のケーブル
本体に接触する断続的な点接触にすることが出来るた
め、外管のケーブル本体に対する接触抵抗を大幅に低減
して、引き込み挿入作業が極めて容易となり、防食被覆
長尺ケーブルの生産性の向上を図ることが出来る。特
に、長尺の防食被覆長尺ケーブルの生産にあっては、極
めて有利である。
c).外管が長手方向に波状の凹凸を有するプラスチッ
ク,ゴム,あるいはそれらの複合体からなる可撓性パイ
プから構成されたので、外管が凹部形状効果で曲がり易
くなると共に、断面偏平抵抗性は上がるため、外管の肉
厚を薄くすることが出来、軽量化を図ることが出来る。
d).外管の凹部が長尺のケーブル本体と点接触するた
め、スペーサと同じ働きを成して空隙部に防食被覆材を
確実に充填することが出来、スペーサを不要にして、軽
量化を更に図ることが出来る。
e).外管の断面偏平抵抗性が上がり、かつ挿入作業性
が向上するので、外管を薄肉小径にして軽量,コンパク
トにすることが出来る。
f).ケーブル本体と外管との熱膨張係数の違いによる
変位を、外管の長手方向の波状の凹凸により容易に吸収
することが出来る。
g).防食材を初期流動性が高く経時で硬化して柔軟性
を有する反応硬化型の高分子材料からなる防食被覆材で
構成したので、空隙部に防食材を確実に充填して、防食
被覆長尺ケーブルの柔軟性と防食性を良好にすることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した防食被覆長尺ケーブルの要
部断面図、第2図は従来の防食被覆ケーブルの要部断面
図である。 2……ケーブル本体、5……空隙部、10……外管、W…
…防食被覆材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺のケーブル本体と、このケーブル本体
    に所定の間隔を隔てて被嵌された外管との間の空隙部に
    防食材を注入充填して成る防食被覆長尺ケーブルにおい
    て、 前記外管を長手方向に波状の凹凸を有するプラスチッ
    ク,ゴム,あるいはそれらの複合体からなる可撓性パイ
    プから構成し、 前記防食材を初期流動性が高く経時で硬化して柔軟性を
    有する反応硬化型の高分子材料からなる防食被覆材で構
    成した ことを特徴とする防食被覆長尺ケーブル。
JP1988013088U 1988-02-04 1988-02-04 防食被覆長尺ケーブル Expired - Lifetime JPH0640629Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988013088U JPH0640629Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 防食被覆長尺ケーブル

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01119091U JPH01119091U (ja) 1989-08-11
JPH0640629Y2 true JPH0640629Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31516527

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JP1988013088U Expired - Lifetime JPH0640629Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 防食被覆長尺ケーブル

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575496U (ja) * 1980-06-10 1982-01-12
JPS6120680A (ja) * 1984-07-10 1986-01-29 Japan Tobacco Inc レ−ザ開孔装置

Also Published As

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JPH01119091U (ja) 1989-08-11

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