JP3676786B2 - Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 - Google Patents
Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3676786B2 JP3676786B2 JP2003123394A JP2003123394A JP3676786B2 JP 3676786 B2 JP3676786 B2 JP 3676786B2 JP 2003123394 A JP2003123394 A JP 2003123394A JP 2003123394 A JP2003123394 A JP 2003123394A JP 3676786 B2 JP3676786 B2 JP 3676786B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- diameter cylindrical
- sheath
- precast member
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08B—SIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
- G08B13/00—Burglar, theft or intruder alarms
- G08B13/18—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength
- G08B13/189—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems
- G08B13/194—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems
- G08B13/196—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems using television cameras
- G08B13/19639—Details of the system layout
- G08B13/19645—Multiple cameras, each having view on one of a plurality of scenes, e.g. multiple cameras for multi-room surveillance or for tracking an object by view hand-over
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08B—SIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
- G08B13/00—Burglar, theft or intruder alarms
- G08B13/18—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength
- G08B13/189—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems
- G08B13/194—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems
- G08B13/196—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems using television cameras
- G08B13/19665—Details related to the storage of video surveillance data
- G08B13/19669—Event triggers storage or change of storage policy
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08B—SIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
- G08B13/00—Burglar, theft or intruder alarms
- G08B13/18—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength
- G08B13/189—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems
- G08B13/194—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems
- G08B13/196—Actuation by interference with heat, light, or radiation of shorter wavelength; Actuation by intruding sources of heat, light, or radiation of shorter wavelength using passive radiation detection systems using image scanning and comparing systems using television cameras
- G08B13/19697—Arrangements wherein non-video detectors generate an alarm themselves
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/18—Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
- H04N7/181—Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポストテンション方式によりコンクリートにプレストレスを導入するようにしたPCプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管に関し、例えば、PCプレキャスト柱とPCプレキャスト梁の接合などに利用される。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実用新案登録第2507820号
【特許文献2】
特公平8−19721号公報
【特許文献3】
特公平6−47809号公報
【0003】
PCプレキャスト部材の目地に対するコンクリート、モルタル、その他の固結性流動体(尚、本明細書では、これらを総称してモルタル等と記載している。)の打設に先立って、シース内と目地を絶縁する方法としては、特許文献1に記載されているように、一端側が螺旋凸状付き筒部とされ、他端側がそれに連続した先細りのテーパー状筒部とされた接続管を用いる方法や、特許文献2に記載されているように、互いに挿脱自在な内筒aと外筒bとから成る二重筒と、外筒b内に着座し、前記内筒aを外筒b内から押し出す方向に付勢するスプリングcと、外筒bの端部に設けられ前記内筒aの突出を抑止する折曲爪dと、内筒a先端に取り付けた円環状シール材eとで構成された二重構造の接続管を用いる方法が知られている(図9参照)。
【0004】
前者の方法では、接続管の螺旋凸状付き筒部を一方のPCプレキャスト部材のシース内に予めねじ込んでおき、当該PCプレキャスト部材の目地側端面から突出したテーパー状筒部を他方のPCプレキャスト部材のシース内に差し込んで、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁するので、PCプレキャスト部材を吊り込む際、PCプレキャスト部材を接続管の軸芯方向へ水平移動させることにより、当該PCプレキャスト部材の目地側端面から突出したテーパー状筒部を他方のPCプレキャスト部材のシース内に差し込みながら、PCプレキャスト部材の吊り込みを行わねばならず、PCプレキャスト部材の吊り込み作業が非常に困難である。
【0005】
また、PCプレキャスト部材を吊り込む際、他物との当接によりテーパー状筒部を破損変形させやすく、テーパー状筒部が破損変形すると、目地に打設したモルタル等の漏れ(シース内への流れ込み)が生じることになる。たとえテーパー状筒部を破損変形させることなくシース内に差し込めたとしても、目地部ではシースの内側にシース内径より小径の接続管が位置することになるから、PC鋼材を目地両側のPCプレキャスト部材のシース内に挿入する際、PC鋼材の先端が接続管に突き当たって、PC鋼材の挿入が円滑に行えなくなったり、接続管を破損変形させることがある。
【0006】
この点、後者の方法では、図9の(A)に示すように、PCプレキャスト部材の目地側端部に外筒bを先行打込みすることによって拡径されたシース孔を形成し、外筒bには、内筒aをスプリングcに抗して押し込んで、折曲爪dを内筒a先端に係止させることにより、この状態を保持させ、PCプレキャスト部材を所定位置に吊り込んだ後、図9の(B)に示すように、折曲爪dを伸ばして内筒a先端への係止状態を解き、スプリングcの付勢力により内筒aを外筒bから突出させて、内筒a先端の円環状シール材eを他方のPCプレキャスト部材の目地側端面に圧着させることにより、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁するので、PCプレキャスト部材の吊り込み作業が容易になり、PCプレキャスト部材の吊り込み時における接続管の破損変形の防止にも有効である。
【0007】
しかしながら、この従来例による場合は、次のような問題点があった。
▲1▼接続管が二重の複雑な構造であり、内筒a、外筒b、スプリングc、円環状シール材eといった多くの構成部品が必要で、外筒bの先行打込み、外筒bに対するスプリングcおよび内筒aの挿入、折曲爪dの折り曲げによる内筒aの固定など製作工数が多く、コストが高く付く。
▲2▼シース内と目地を絶縁した状態において、内筒aの一端側は、外筒bで支持されているが、他端側はPCプレキャスト部材の目地側端面に円環状シール材eを介して突き当たっているだけであるから、内,外筒a,bの隙間やスプリング力によっては、目地にモルタル等を打設した際、モルタル等の圧力で内筒a先端の位置がずれてシース内にモルタル等が流れ込む可能性がある。
▲3▼PCプレキャスト部材に先行打込みされた外筒bの軸芯の向きに誤差があると、外筒bによって軸芯方向摺動自在に案内される内筒aの先端が他方のPCプレキャスト部材の目地側端面に均等に圧着せず、目地に打設されたモルタル等がシース内に流れ込むことがある。そのため、外筒bの先行打込みにかなりの精度が要求され、これがPCプレキャスト部材の製造能率を妨げ、コストアップの要因となる。
▲4▼外筒bの打込みにより、シースの内部空間が大きくなり、その分、PCプレキャスト部材の断面欠損が大きくなって、強度低下の要因となる。
【0008】
尚、特許文献3には、その第3図に、下段のPCプレキャスト部材の上端面からシースの上端部を突出させ、上段のPCプレキャスト部材に埋設されたシースの下端側を大径にした構成が記載されているが、特許文献3の第3頁右欄第4行目〜第8行目に「なお、ブロックを積み重ねる際、ブロック13の下端すなわち下部に臨む接合面に、目地材として例えば水中硬化型のエポキシコンパウンド…等を厚さ5mm以上で塗布しておく。」と記載され、同欄第19行目〜第22行目に「前記施工時、ブロックの接合部に目地材料を塗布することによって、これが、シース管18内に流れ込もうとするが、本実施例では、シース管18の上部が突出しているので、その流入が防止され」と記載されていることからも明らかであるとおり、上記の構成は、シース突出部を堰として機能させる技術であり、目地へのモルタル等の打設に先立ってシース内を目地と絶縁する技術ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点をふまえてなされたものであって、その目的とするところは、PCプレキャスト部材の目地に対するモルタル等の打設に先立って、シース内と目地とを絶縁するにあたり、構成部材点数や製作工数の少ない簡単かつ低コストな構成によって、シース内と目地を確実に絶縁して、モルタル等の漏れを防止できると共に、PCプレキャスト部材の断面欠損を小さくして、高品質のコンクリート躯体を構築できるPCプレキャスト部材の目地の施工方法と、それに用いて好適な接続管を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、一方のPCプレキャスト部材の目地側端面に形成された欠き込みの内部に露出させたシース端部に、シース端部に対して摺動自在に外嵌する小径筒部と大径筒部を備えて成る接続管を、その大径筒部の先端が前記目地側端面から突出した状態に支持させておき、他方のPCプレキャスト部材の目地側端面には、シースの周囲を取り囲むように接着剤を設けておき、前記接続管を軸芯方向へ引き出し、前記大径筒部の先端を前記接着剤に押し付けて、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁した後、目地にモルタル等を打設している(請求項1)。
【0011】
具体的には、本発明によるPCプレキャスト部材の目地の施工方法は、請求項2に記載のとおり、一方のPCプレキャスト部材の目地側端面に形成された奥狭まりテーパー状欠き込みの内部に、当該PCプレキャスト部材に埋設されたシースの端部を露出させ、この露出させたシース端部に、一端にシースの外径に対応する内径の小径筒部が形成され他端にそれよりも大径の大径筒部が形成されて成る接続管を摺動自在に且つ大径筒部の先端がPCプレキャスト部材の目地側端面から突出した状態に支持させておき、他方のPCプレキャスト部材の目地側端面には、当該PCプレキャスト部材に埋設されたシースの端部の周囲を取り囲む状態に環状凹部を形成すると共に、当該環状凹部に接着剤を設けておき、目地に差し込んだ鉗子冶具で前記接続管を挟んで軸芯方向へ引き出し、大径筒部の先端を前記接着剤に押し付けて、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁した後、目地にモルタル等を打設することを特徴としている。
【0012】
請求項1,2に記載した発明の構成によれば、一方のPCプレキャスト部材の欠き込み内部に露出させたシース端部に外嵌した接続管を軸芯方向へ引き出し、その大径筒部先端を他方のPCプレキャスト部材の目地側端面に設けられた接着剤に押し付けて、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁するようにしたので、接続管は、一端側の小径筒部がシース端部で支持され、他端側の大径筒部がPCプレキャスト部材の目地側端面に接着された両持ち支持の状態となる。従って、目地にモルタル等を打設した際、モルタル等の圧力で接続管が不足に位置ずれする虞がなく、シース内と目地の絶縁が確実に行われ、モルタル等の漏れ(シース内への流れ込み)を確実に防止できる。
【0013】
接続管の小径筒部を欠き込み内部に露出させたシース端部に摺動自在に外嵌させ、接続管の大径筒部をPCプレキャスト部材の目地側端面に接着する構造であるから、外筒bをPCプレキャスト部材に先行打込みし、外筒bに内筒aを摺動自在に挿入してスプリングcで突出方向に付勢し、係止爪dで挿入状態に保持する二重構造の接続管に比して構造が著しく簡単で、構成部品点数や製作工数が少なく、低コストで実施できる。
【0014】
欠き込みの内部に露出させたシース端部で接続管の小径筒部を支持する構造であるから、PCプレキャスト部材に形成する欠き込みが小さくて済み、換言すれば、シースの内部空間が小さくて済み、構造体全体の強度アップにもつながり、殊に、請求項2に記載の発明によれば、欠き込みが奥狭まりテーパー状であるから、PCプレキャスト部材に形成する欠き込みが更に小さくて済み、一層の強度アップが可能であり、高品質のコンクリート躯体を構築できる。
【0015】
しかも、請求項2に記載の発明によれば、他方のPCプレキャスト部材の目地側端面に、シースの端部の周囲を取り囲む状態に環状凹部を形成して、当該環状凹部に接着剤を設けるので、接着剤が環状凹部によって雨水や他物との当接から保護されることになり、接着剤の付設から接続管の大径筒部を押し当てるまでの期間における接着力の低下や接着剤層の脱落が防止されるので、接続管大径筒部の接着固定が確実であり、シース内と目地の絶縁が確実に行われるのである。尚、環状凹部に接着剤を設けるにあたっては、塗布、テープ状接着剤の貼着など接着剤の種類に応じて種々の具体的手段を採用できる。
【0016】
接続管として、請求項3に記載のように、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間にテーパー状筒部が形成された接続管を使用すれば、テーパー状筒部の外面がモルタル等の案内面となり、テーパー状筒部の内面がグラウト材の案内面となり、モルタル等やグラウト材の充填性が良好になる利点がある。
【0017】
請求項4に記載のように、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間に軸芯に対して垂直な環状段差部が形成された接続管や、請求項5に記載のように、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間に軸芯に対して垂直な環状段差部とテーパー状筒部とが形成された接続管を用いれば、鉗子冶具を環状段差部に押し当てて、大径筒部の先端を接着剤に強く圧着させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本発明に係るPCプレキャスト部材の目地の施工方法に用いる接続管1の一例を示す。この接続管1は、断面円形であり、一端に小径筒部1aが形成され、他端に大径筒部1bが形成され、大径筒部1bと小径筒部1aとの間にテーパー状筒部1cが形成されたもので、小径筒部1aの内径は、シースの外径に対応する寸法、つまり、シースに摺動自在に外嵌する寸法に設定され、大径筒部1bの内径は、小径筒部1aより十分に大きく(例えば10〜60mm程度大きく)設定されている。
【0019】
次に、本発明に係るPCプレキャスト部材の目地の施工方法の一例を図面に基づいて説明する。
【0020】
図3に示すように、互いに連結するPCプレキャスト部材2a,2bを、目地3を隔てて対向配置し、両PCプレキャスト部材2a,2に埋設されたシース4a,4bにPC鋼線、PC鋼より線、PC鋼棒等の緊張材5を挿入する。
【0021】
一方のPCプレキャスト部材2aの目地側端面6aに形成された奥狭まりテーパー状欠き込み7の内部には、当該PCプレキャスト部材2aに埋設されたシース4aの端部を露出させてあり、この露出させたシース端部に、前記接続管1を摺動自在に且つ大径筒部1bの先端がPCプレキャスト部材2aの目地側端面6aから突出した状態に支持させてある。他方のPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bには、当該PCプレキャスト部材2bに埋設されたシース4bの端部の周囲を取り囲む状態に環状凹部8が形成されており、当該環状凹部8には接着剤9が付設されている。接着剤9としては、例えばブチルゴムのような遅延性接着剤を使用することが、接着剤9の付設から目地3の施工までの間に接着剤9が乾燥固化して接着力が低下するのを防ぐ上で望ましい。
【0022】
この状態で、鉗子冶具(挟持面には滑り止めを施すことが望ましい。)10を目地3に差し込み、目地側端面6aから突出した大径筒部1bを鉗子冶具10で挟んで、図4に示すように、接続管1を軸芯方向へ引き出し、大径筒部1bの先端を前記接着剤9に押し付けて接着固定し、両PCプレキャスト部材2a,2bのシース4a,4b内を目地3と絶縁する。
【0023】
しかる後、図5に示すように、目地3にモルタル等11を打設し、モルタル等11に所定の強度が発現した後、緊張材5を緊張して、プレストレスの導入を行い、次いで、図6に示すように、シース4a,4b内にグラウト材12の注入を行う。
【0024】
上記の構成によれば、一方のPCプレキャスト部材2aの欠き込み7内部に露出させたシース4a端部に外嵌した接続管1を軸芯方向へ引き出し、その大径筒部1b先端を他方のPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bに塗布された接着剤9に押し付けて、両PCプレキャスト部材2a,2bのシース4a,4b内を目地3と絶縁するようにしたので、接続管1は、一端側の小径筒部1aがシース4a端部で支持され、他端側の大径筒部1bがPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bに接着された両持ち支持の状態となる。
【0025】
従って、目地3にモルタル等11を打設した際、モルタル等11の圧力で接続管1が不足に位置ずれする虞がなく、シース4a,4b内と目地3の絶縁が確実に行われ、モルタル等11の漏れ(シース4a,4b内への流れ込み)を確実に防止できることになる。
【0026】
殊に、接続管1の小径筒部1aを欠き込み7内部に露出させたシース4a端部に摺動自在に外嵌させ、接続管1の大径筒部1bをPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bに接着する構造であるから、図9の(A),(B)で示した従来例に比して構造が著しく簡単で、構成部品点数や製作工数が少なく、低コストで実施できる。
【0027】
また、奥狭まりテーパー状欠き込み7の内部に露出させたシース端部で接続管1の小径筒部1aを支持する構造であるから、PCプレキャスト部材2aに形成する欠き込み7が小さくて済み、換言すれば、シースの内部空間が小さくて済み、構造体全体の強度アップにもつながり、高品質のコンクリート躯体を構築できる。
【0028】
しかも、他方のPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bに、シースの端部の周囲を取り囲む状態に環状凹部8を形成して、当該環状凹部8に接着剤9を付設するので、接着剤9が環状凹部8によって雨水や他物との当接から保護されることになり、接着剤9の付設から接続管1の大径筒部1bを押し当てるまでの期間における接着力の低下や接着剤層の脱落が防止されるので、接続管の大径筒部1bの接着固定が確実であり、シース4a,4b内と目地3の絶縁が確実に行われるのである。
【0029】
尚、図3〜図6に示した実施形態では、緊張材5をシース4a,4bに挿入した後、接続管1を引き出してシース4a,4内と目地3を絶縁しているが、シース4a,4内と目地3を絶縁した後、緊張材5を挿入してもよい。接続管1やシース4a,4bは、何れも金属製であるが、他の材質であってもよい。
【0030】
図7と図8は、夫々、接続管1の他の例を示す。図7の接続管1は、一端に小径筒部1aが形成され、他端に大径筒部1bが形成され、大径筒部1bと小径筒部1aとの間に軸芯に対して垂直な環状段差部1dが形成されていることを特徴とし、図8の接続管1は、一端に小径筒部1aが形成され、他端に大径筒部1bが形成され、大径筒部1bと小径筒部1aとの間に軸芯に対して垂直な環状段差部1dとテーパー状筒部1cとが形成されていることを特徴としている。
【0031】
尚、接続管1を欠き込み7の内部に収納した状態において、PCプレキャスト部材2aの目地側端面6aから突出する大径筒部の突出長さL1は、鉗子冶具10で挟持することが可能な範囲で可及的に短くすることが、他物との当接による変形を防止する上で望ましい。また、大径筒部1bの軸長(大径筒部1b先端から環状段差部1dまでの長さ)L2は、他方のPCプレキャスト部材2bの目地側端面6bに形成される環状凹部8の深さ以上に設定することが、鉗子冶具10による接着剤9への押し付けを強固に行いやすい点で望ましい。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、上述した構成よりなり、PCプレキャスト部材の目地に対するモルタル等の打設に先立って、シース内と目地とを絶縁するにあたり、構成部材点数や製作工数の少ない簡単かつ低コストな構成によって、シース内と目地を確実に絶縁して、モルタル等の漏れを防止できると共に、PCプレキャスト部材の断面欠損を小さくして、高品質のコンクリート躯体を構築できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続管の斜視図である。
【図2】上記接続管の断面図である。
【図3】本発明に係るPCプレキャスト部材の目地の施工方法を説明する要部の断面図である。
【図4】シース内を目地と絶縁した状態における要部の断面図である。
【図5】目地にモルタル等を打設した状態における要部の断面図である。
【図6】シース内にグラウチングを行った状態における要部の断面図である。
【図7】接続管の他の例を示す断面図である。
【図8】接続管の他の例を示す断面図である。
【図9】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…接続管、1a…小径筒部、1b大径筒部、2a,2b…PCプレキャスト部材、3…目地、4a,4b…シース、6a,6b…目地側端面、7…欠き込み、8…環状凹部、9…接着剤、10…鉗子冶具、11…モルタル等。
Claims (5)
- 一方のPCプレキャスト部材の目地側端面に形成された欠き込みの内部に露出させたシース端部に、シース端部に対して摺動自在に外嵌する小径筒部と大径筒部を備えて成る接続管を、その大径筒部の先端が前記目地側端面から突出した状態に支持させておき、他方のPCプレキャスト部材の目地側端面には、シースの周囲を取り囲むように接着剤を設けておき、前記接続管を軸芯方向へ引き出し、前記大径筒部の先端を前記接着剤に押し付けて、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁した後、目地にモルタル等を打設することを特徴とするPCプレキャスト部材の目地の施工方法。
- 一方のPCプレキャスト部材の目地側端面に形成された奥狭まりテーパー状欠き込みの内部に、当該PCプレキャスト部材に埋設されたシースの端部を露出させ、この露出させたシース端部に、一端にシースの外径に対応する内径の小径筒部が形成され他端にそれよりも大径の大径筒部が形成されて成る接続管を摺動自在に且つ大径筒部の先端がPCプレキャスト部材の目地側端面から突出した状態に支持させておき、他方のPCプレキャスト部材の目地側端面には、当該PCプレキャスト部材に埋設されたシースの端部の周囲を取り囲む状態に環状凹部を形成すると共に、当該環状凹部に接着剤を設けておき、目地に差し込んだ鉗子冶具で前記接続管を挟んで軸芯方向へ引き出し、大径筒部の先端を前記接着剤に押し付けて、両PCプレキャスト部材のシース内を目地と絶縁した後、目地にモルタル等を打設することを特徴とするPCプレキャスト部材の目地の施工方法。
- 請求項1又は2に記載されたPCプレキャスト部材の目地の施工方法に用いる接続管であって、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間にテーパー状筒部が形成されていることを特徴とする接続管。
- 請求項1又は2に記載されたPCプレキャスト部材の目地の施工方法に用いる接続管であって、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間に軸芯に対して垂直な環状段差部が形成されていることを特徴とする接続管。
- 請求項1又は2に記載されたPCプレキャスト部材の目地の施工方法に用いる接続管であって、一端に小径筒部が形成され、他端に大径筒部が形成され、大径筒部と小径筒部との間に軸芯に対して垂直な環状段差部とテーパー状筒部とが形成されていることを特徴とする接続管。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/424,702 US20040216165A1 (en) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | Surveillance system and surveillance method with cooperative surveillance terminals |
JP2003123394A JP3676786B2 (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003123394A JP3676786B2 (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004324330A JP2004324330A (ja) | 2004-11-18 |
JP3676786B2 true JP3676786B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=33296667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003123394A Expired - Fee Related JP3676786B2 (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-28 | Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040216165A1 (ja) |
JP (1) | JP3676786B2 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050110634A1 (en) * | 2003-11-20 | 2005-05-26 | Salcedo David M. | Portable security platform |
JP2005292879A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Fujitsu Ltd | 撮影情報サーバおよび撮影情報送信システム |
WO2006049501A2 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-11 | Ultrawaves Design Holding B.V. | Flexible surveillance network system |
US20060232673A1 (en) * | 2005-04-19 | 2006-10-19 | Objectvideo, Inc. | Video-based human verification system and method |
US20070002141A1 (en) * | 2005-04-19 | 2007-01-04 | Objectvideo, Inc. | Video-based human, non-human, and/or motion verification system and method |
ITMI20051513A1 (it) * | 2005-08-02 | 2007-02-03 | S & A S R L | Dispositivo di video sorveglianza per abitazioni ed ambienti a rischio |
FR2898718B1 (fr) * | 2006-03-15 | 2009-11-27 | Francois Leroux | Controle de sites a distance par liaisons sans fil |
US8208024B2 (en) * | 2007-11-30 | 2012-06-26 | Target Brands, Inc. | Communication and surveillance system |
KR101112204B1 (ko) * | 2007-12-04 | 2012-03-09 | 한국전자통신연구원 | 모바일 광고 방법 |
JP5733775B2 (ja) * | 2008-06-06 | 2015-06-10 | 日本電気株式会社 | 対象物画像表示システム |
US20110235856A1 (en) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | Naushirwan Patuck | Method and system for composing an image based on multiple captured images |
KR101642049B1 (ko) * | 2014-05-29 | 2016-07-25 | 한국건설기술연구원 | 프리캐스트 콘크리트 구조물의 쉬스 연결용 부재 및 이를 이용한 프리캐스트 콘크리트 구조물의 시공 방법 |
US20160094810A1 (en) * | 2014-09-30 | 2016-03-31 | Verizon Patent And Licensing Inc. | System and method for providing neighborhood services through networked cameras |
CN105812723A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种智能摄像头监控的方法及装置 |
KR101715199B1 (ko) * | 2015-05-27 | 2017-03-10 | 한국건설기술연구원 | 쉬스연결부재 및 이를 이용한 프리캐스트 프리스트레스 콘크리트 구조물 시공방법 |
US10192418B1 (en) | 2018-06-11 | 2019-01-29 | Geoffrey M. Kern | System and method for perimeter security |
CN109005386A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-14 | 深圳云天励飞技术有限公司 | 基于图像分析的社区监控方法、装置及设备 |
JP7212257B2 (ja) * | 2019-02-12 | 2023-01-25 | オムロン株式会社 | 監視システム、画像利用許諾方法、および画像利用許諾プログラム |
JP7221084B2 (ja) * | 2019-03-01 | 2023-02-13 | 鹿島建設株式会社 | 樹脂成形体、その製造方法及びシース接続口成形用挿入具 |
US11080990B2 (en) | 2019-08-05 | 2021-08-03 | Factory Mutual Insurance Company | Portable 360-degree video-based fire and smoke detector and wireless alerting system |
JP7178050B2 (ja) * | 2019-10-30 | 2022-11-25 | 五洋建設株式会社 | 杭支持構造物及びその構築方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19512959A1 (de) * | 1995-04-10 | 1996-10-17 | Sel Alcatel Ag | Fernüberwachungsvorrichtung |
US6466258B1 (en) * | 1999-02-12 | 2002-10-15 | Lockheed Martin Corporation | 911 real time information communication |
US7015806B2 (en) * | 1999-07-20 | 2006-03-21 | @Security Broadband Corporation | Distributed monitoring for a video security system |
US6476858B1 (en) * | 1999-08-12 | 2002-11-05 | Innovation Institute | Video monitoring and security system |
-
2003
- 2003-04-25 US US10/424,702 patent/US20040216165A1/en not_active Abandoned
- 2003-04-28 JP JP2003123394A patent/JP3676786B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040216165A1 (en) | 2004-10-28 |
JP2004324330A (ja) | 2004-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3676786B2 (ja) | Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びそれに用いる接続管 | |
JP3349628B2 (ja) | モルタル充填式鉄筋継手 | |
JP6083702B2 (ja) | Pc鋼材の接続方法及び橋梁の拡幅方法 | |
CN212376149U (zh) | 用于后浇带内连接无粘结预应力钢绞线的连接器 | |
JP4043914B2 (ja) | ワイヤハーネスの止水方法及び止水処理装置 | |
JP6871189B2 (ja) | シース接続管の接続構造、シース接続口の成形方法及びその成形方法に使用されるシース接続口成形用挿入具 | |
JP4953775B2 (ja) | プレストレス導入装置およびそのアンカー構造 | |
US6076562A (en) | Pre-stressed concrete pipe | |
JP2006233632A (ja) | 可撓止水継手およびその施工方法 | |
JP2008069519A (ja) | プレキャストコンクリート部材、プレキャストコンクリート部材の作成方法 | |
JP2002180668A (ja) | プレストレストコンクリート用緊張材の接続装置及びその接続装置を用いたプレストレストコンクリートブロックの接続方法 | |
JP2005325518A (ja) | プレストレス導入ユニットおよびプレストレス導入方法 | |
KR101715199B1 (ko) | 쉬스연결부재 및 이를 이용한 프리캐스트 프리스트레스 콘크리트 구조물 시공방법 | |
JP2010236277A (ja) | 異形鉄筋用定着具 | |
JP2003193570A (ja) | 木製部材の接合構造 | |
JP2006257720A (ja) | コンクリート製管体及びその製造方法 | |
JPH0718751A (ja) | Pcプレキャスト部材の目地の施工方法及びシース | |
JP2020076303A (ja) | シース接続具、シース接続口成形用挿入具及びコンクリートセグメントの設置方法 | |
JP2001349001A (ja) | Pc鋼線の接続具 | |
JP7221084B2 (ja) | 樹脂成形体、その製造方法及びシース接続口成形用挿入具 | |
JP2003113972A (ja) | スリーブ型管継手 | |
JPH078582Y2 (ja) | アンカーのボンドシース | |
JP7164943B2 (ja) | 継手の誤差調整機構および継手 | |
JP3839025B2 (ja) | Pc鋼棒の接続構造及びプレストレストコンクート構造物 | |
JP4006300B2 (ja) | トランペット型シース管定着具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3676786 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |