JPS6136004Y2 - - Google Patents

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JPS6136004Y2
JPS6136004Y2 JP2833080U JP2833080U JPS6136004Y2 JP S6136004 Y2 JPS6136004 Y2 JP S6136004Y2 JP 2833080 U JP2833080 U JP 2833080U JP 2833080 U JP2833080 U JP 2833080U JP S6136004 Y2 JPS6136004 Y2 JP S6136004Y2
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JP
Japan
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cable
main body
coating material
corrosion
filled
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JP2833080U
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JPS56130214U (ja
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  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吊構造物に使用される防食被覆ケーブ
ルに関するものである。
従来、この種の防食被覆ケーブルには表面塗装
したもの、プラスチツクを押出し被覆したもの、
それにケーブル本体に鋼管等の外套管を被せ、そ
の空隙部分に防食材を注入したもの等がある。
しかし、表面塗装およびプラスチツク被覆のみ
によるケーブルは、防食効果が不完全で実用性に
劣つていた。また、外套管と防食材による二重被
覆構造のものにおいては、防食材が注入固化後の
乾燥収縮やケーブル本体に作用させる動的応力等
によつて比較的ひび割れし易いため、防食作用の
主力は外套管に頼ることになり、この点で防食効
果の確実性、耐久性の点で問題があつた。
そこで本考案は、防食性が確実で、かつ耐久性
に富む防食被覆ケーブルを得んとするものであ
る。
本考案ケーブルの特徴とするところは防錆材2
が素線間を埋め、且つ外表面を覆う状態で充填さ
れたケーブル本体1の外周にテープ状またはシー
ト状の皮膜材3を巻きつけ、さらに該皮膜材3の
外側に索条7をスパイラル状に巻きつけ、同本体
1に外套管4を被せるとともに、該本体1と外套
管内面との間の間隙にグラウト材6を充填してな
る点に存する。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
ケーブル本体1は鋼線をパラレルに束ねてな
り、該本体1には、第3図にに示すように防錆材
2を、素線間を埋め、かつ本体外表面をも覆う状
態で充填し、さらに同本体1の外周に全長に亘つ
て皮膜材3をスパイラル状に巻きつけている。こ
うして内部的に防錆処理され、かつ皮膜材3によ
つて密封したケーブル本体1に外套管4を被せ、
この外套管4の内面と、本体1の外周面すなわち
皮膜材3との間の間隙部5に断熱性を備えたグラ
ウト材6を充填することによつて防食被覆ケーブ
ルを構成している。なお、本体1の外周には皮膜
材3の外側から、鋼より線、ロープ、プラスチツ
ク棒等からなる索条7をスパイラル状に巻きつ
け、この索条7にて上記間隙部5を全長に亘つて
保持することにより、同間隙部5がグラフト材
6、とくに流動性グラフト材がくまなく注入充填
されるようにしている。また同索条7は鋼線束で
ある本体1を束縛し、且つ、皮膜材3の本体1へ
の巻きつけ状態を堅持する役目をも果たす。
上記ケーブル本体1は、引つ張り特性および経
済性の点でPC鋼線等の裸鋼線束を用いるのが好
ましいが、ロツクドコイルロープ(LCR)また
はメツキ平行線ケーブル(PPWS)、あるいは鋼
より線束を使用してもよい。
また、防錆材2はグリース類、ビチユメン類等
を使用し、ケーブル本体1の製作時に各素線に塗
布してもよいし、皮膜材3を巻きつけ後に素線間
および本体1と皮膜材3との間に注入充填しても
よい。
皮膜材3としては、所謂防錆テープ、ポリエチ
レンテープ、ビニールテープ、紙テープ等の耐油
性および防湿性を有すする薄いテープ、もしくは
これらのシートを用いる。この皮膜材3によつて
ケーブル本体1とグラフト材6との間に一種の隔
膜を形成している。
グラフト材6としては、カーバイトモルタル、
セメントモルタル等の注入可能な流動性材料を主
としているが、アスベストやグラスウール等の流
動性のない材料を使用することも可能である。セ
メントモルタルを用いれば防食性も兼備している
ため一層好都合である。また、かかるモルタル類
のように注入後硬化する材料を用いれば、外套管
4が破損してもケーブルの断面形状を維持できる
利点を有する。
一方、外套管4は機械強度上および耐火性等の
点で金属管を用いるのが好ましいが、ポリエチレ
ン管等のプラスチツクパイプを使用してもよい。
以上のように構成した本ケーブルによると、ケ
ーブル本体1とグラフト材6との間に皮膜材3に
よる隔膜を形成しているため、ケーブル本体1に
作用する動的応力がグラウトト材6に直接的に伝
わることを防止することができる。従つて、この
本体1からの応力伝達によるグラウトト材6のひ
び割れが極力防止される。また、流動性グラウト
ト材を用いる場合にグラウトト材6の水分がケー
ブル本体1に浸透することを防止できるととも
に、グラウトト材6および外套管4がひび割れ、
あるいは部分破損した場合に、皮膜材3によつて
本体1を最終的に保護することができる。さら
に、皮膜材3によつて本体1が結束固定されるた
め、グラウトト材充填前において本体1の素線束
がバラけるおそれがないとともに、最悪の事態と
して外套管4およびグラウトト材6が破損した場
合でも本体1の断面形状を維持することができ
る。
一方、被覆構造全体による作用効果として、ケ
ーブル本体1を防錆材2によつて内部的に防錆保
護したうえで断熱性を備えたグラウトト材6で覆
つているため、ケーブル全体として耐熱性が向上
し、たとえ外套管4が焼損してもグラウトト材6
によつて本体1を保護し、本体1の焼断等を防止
することができる。また、ケーブル本体1に防錆
材2を充填しているため、流動性グラウトト材の
注入充填時にブリージング水が本体1の素線間に
侵入するおそれがなくなる。
以上のような点で、このケーブルによるときは
確実な防食効果が得られ、しかもその防食性をき
わめて長期に亘つて維持しうることになる。
なお、上記実施例ではケーブル本体1を内部的
に防錆保護したうえで、該本体1と外套管4内面
との間隙部5に断熱性を備えたグラウトト材6を
充填することにより、とくに耐熱性の向上を図つ
たが、殊更耐熱性を問題にしないならば上記間隙
部5に防食材をグラウトト材6として充填しても
よい。
上記のように本考案のケーブルは、防錆材2が
素線間を埋め、且つ外表面を覆う状態で充填され
たケーブル本体1の外周に皮膜材3を巻きつけ
て、該本体1とグラウトト材6との間に隔膜を形
成することにより、本体1に作用する動的応力が
グラウトト材6に直接伝わること、およびグラウ
トト材6の水分がケーブル本体1に侵入すること
を防止し、且つ、最終的な本体1の原形保持と外
気からの遮断を行ないうるようにしたものであ
り、これにより完壁な防食効果が得られ、しかも
その防食性を半永久的に維持できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は一部縦側
面図、第2図は同縦断正面図、第3図はさらにそ
の一部の拡大図である。 1…ケーブル本体、2…防錆材、3…皮膜材、
4…外套管、5…間隙部、6…グラウトト材、7
…索条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防錆材2が素線間を埋め、且つ外表面を覆う状
    態で充填されたケーブル本体1の外周にテープ状
    またはシート状の皮膜材3を巻きつけ、さらに該
    皮膜材3の外側に索条7をスパイラル状に巻きつ
    け、同本体1に外套管4を被せるとともに、該本
    体1と外套管内面との間の間隙にグラウト材6を
    充填してなることを特徴とする防食被覆ケーブ
    ル。
JP2833080U 1980-03-04 1980-03-04 Expired JPS6136004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2833080U JPS6136004Y2 (ja) 1980-03-04 1980-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2833080U JPS6136004Y2 (ja) 1980-03-04 1980-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56130214U JPS56130214U (ja) 1981-10-03
JPS6136004Y2 true JPS6136004Y2 (ja) 1986-10-20

Family

ID=29624255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2833080U Expired JPS6136004Y2 (ja) 1980-03-04 1980-03-04

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JP (1) JPS6136004Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS56130214U (ja) 1981-10-03

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