JPH044586Y2 - - Google Patents

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JPH044586Y2
JPH044586Y2 JP9814686U JP9814686U JPH044586Y2 JP H044586 Y2 JPH044586 Y2 JP H044586Y2 JP 9814686 U JP9814686 U JP 9814686U JP 9814686 U JP9814686 U JP 9814686U JP H044586 Y2 JPH044586 Y2 JP H044586Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、机天板の側面に設けた合成樹脂製エ
ツジの取付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
机天板の周縁部にエツジを設けるに際して、机
天板を型枠内に収納して型枠内面と机天板の四周
外側面との間に環状の空所を形成し、該空所内に
ポリウレタン等の合成樹脂を射出・硬化させるこ
とにより、その成形と机天板への固着とを同時に
行うことは、先行技術としての実開昭58−152139
号公報に開示されており、この手段によれば、エ
ツジの成形と机天板への固着を同時にできるか
ら、その製造・取付の手間を軽減することができ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このように机天板側面へ型枠体を介
して直接的な射出成形によつてエツジを形成した
場合、エッジは樹脂自身が有する接着力によつて
机天板側面に貼り付くことになり、その接着力は
必ずしも強くない。その場合、エツジが環状に一
体成形されている場合には問題ないのであるが、
例えば四周のうち左右側面のみに設けるとか、左
右側面と後端面の三つの端面に取付けるとかする
場合のように、エツジの端面が露出状態で形成さ
れている場合には、その端面から剥がれ易くなる
と言う問題があつた。
つまり、エツジが環状に一体成形されている場
合には、エッジは机天板に嵌着した状態であるか
ら、エツジを引き剥がすには、エツジに上方から
力をかけて長手側縁からこじあけることになる
が、その長手側縁箇所は指等で摘もうとしても手
掛りがなく、力を狭い接着箇所に集中させること
が困難であるため、樹脂自身の接着力によつて貼
着している場合であつてもエツジは容易に剥離す
ることはない。
ところが、エツジが単なる帯状であると、その
両端面が外部に露出することになるため、エツジ
端面に物が接触したり手で押さえられたりして力
が掛かると、その力が端部の接着箇所に集中して
簡単に剥がれ目が生じてしまうのであり、一旦剥
がれ目が生じるとエツジの端部が自由端になつて
しまうため、これを手掛りとして簡単に引き剥が
されてしまうのである。
特に薄金属板製の机天板の場合には、その外表
面が滑らかでエツジの接着力が低下するため前記
問題が顕著に表れるのであり、このため、薄金属
板製の机天板においてその一側面にエツジを独立
した状態で取付ける場合には、止め金具を利用し
て取付けるようにしており、その取付けに手間が
かかつていた。
本考案は、薄金属板製の机天板の一側面に独立
した状態で取付けられたエツジにおいて、エツジ
が机天板への直接的な射出によつて形成されてい
る場合であつても、その端部から剥離することを
防止できるようにすることにより、当該エツジの
成形・取付の手間を軽減できるようにしたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案は、薄金属板にて略中空状に形
成した机天板において、前記机天板の一側面を構
成する側部材の一端部に、外向き開口する凹所を
形成すると共に、前記机天板における一側面に
は、前記一端部から他端部近傍までの範囲に、当
該一側面に対する樹脂の射出によつて成形貼着さ
れた合成樹脂製エツジを、その一端部には前記凹
所内に侵入密着した内向き突出部が、他端には段
落ちした薄肉部がそれぞれ形成されるようにして
一体に設け、前記側部材の他端部近傍部位には、
前記エツジと略同一断面形状で且つ、一端部で前
記エツジの薄肉部を押さえるコーナー部材を着脱
自在に設けた構成にしたものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、図において符号1は片袖式のスチール製机
で、その天板2後端部には遮蔽用等のパネル3を
着脱自在に設けている。
前記机天板2は、断面コ字状の左右側部材4
と、これら左右側部材4間に差し渡して固着した
複数本の補強用横梁部材5とで骨組を形成し、そ
の上面にメラメン樹脂等の化粧板7を貼着した薄
鋼板製の上面板6を張設することによつて略中空
状に形成されており、前記上面板6と化粧板7と
の前端縁を前部の横梁部材5下面に向けて湾曲状
に折り返す一方、上面板6の後端縁は後部の横梁
部材5の背面に沿つて折り返している。
前記左右側部材4における側板4aの前端部を
適宜範囲Lにわたつて自由端部4bに形成し、該
自由端部4bを、その外周端面が前記上面板6の
折返し部6a内面に密接するようにして内向きに
折り込むことにより、机天板2の左右側面の前端
部に、左右側方に開口した凹所8を形成する。他
方、前記左右側部材4の側板4a後端部近傍に
は、L字状のブラケツト9をビス10止めし、こ
れら左右ブラケツト9を介して前記パネル3を取
付けている。
そして、机天板2の左右側面うちその前端から
前記ブラケツト9の取付位置までの範囲と、机天
板2の背面とには、それぞれ発泡ポリウレタン等
の合成樹脂にて成形されたエツジ11,12を固
着している。このうち左右側面のエツジ11の前
端部には、前記凹所8内面に侵入密着した内向き
突出部11aを一体に形成すると共に、該左右の
エツジ11の後端部には、段落ちした薄肉部11
bを後ろ向き突設している。
前記各エツジ11,12は、当該エツジ11,
12と同一断面形状の溝を形成した型枠(図示せ
ず)を机天板2の端面に被嵌し、机天板2の端面
と型枠との間の空間部に液状樹脂を充填して硬化
することにより、エツジ11,12の成形と机天
板2側面への固着とを同時に行うようにしてい
る。
符号13は、机天板2の左右側面後端部近傍に
それぞれ配設した合成樹脂製等のコーナー部材
で、該コーナー部材13は、その上下両側縁13
a,13bにて前記ブラケツト9の水平片9aを
跨ぐと共に、上側縁13aの後端部に設けた切欠
き部14からブラケツト9の垂直片9bを挿通
し、且つ、その先端部13cにて前記エツジ11
の薄肉部11bを押さえた状態で配設しており、
その基板13dに突設した円筒状の脚部15を、
ブラケツト9の水平片9aに穿設した通孔16を
介して側部材の側板4aにビス17止めしてい
る。
そして、コーナー部材13の基板13d前面部
には、後ろ向き開放したキー溝状の係合溝18を
左右方向に沿つて形成し、カバー19を後端部か
ら差込み装着することにより、前記取付け用ビス
17を隠すようにしている。また、コーナー部材
13の後端部は、前記後端面におけるエツジ12
の左右各端面に接当させている。
なお、前記パネル3は、その左右側端面に前記
ブラケツト9の垂直片9bをビス20止めするこ
とにより取付けると共に、左右側端面には、打ち
込み式の縁カバー21を装着している。
以上の構成において、左右各エツジ11の前端
部に形成した突出部11aが凹所8内面に密着し
ているから、左右各エツジ11の先端部では、接
着面積が増大して接着強度が増大すると共に、突
出部11aが凹所8内面に係合した状態になつて
いるから、左右エツジ11の前端部に前向き(第
4図のA方向)や上下方向、つまり当該エツジ1
1を前から剥離する方向に力が作用しても、左右
エツジ11は前端部から容易に剥離することが防
止されるのである。
一方、左右各エツジ11の後端部には薄肉部1
1bが形成されており、その薄肉部11bがコー
ナー部材13で押さえられているから、エツジ1
1は後端部から剥離することも確実に防止される
のであり、また、コーナー部材13の取付けビス
17は着脱自在なカバー19で覆われているか
ら、コーナー部材13を設けたことによつて外観
が悪化することもない。
このように、左右各エツジ11の形態を改良す
ることにより、単なる帯状に形成して自身の接着
力によつて固着した場合であつても、その前後両
端からの剥離を確実に防止できるようにしたか
ら、当該左右エツジ11は、机天板2の側面への
樹脂の直接的な射出によつた成形・取付すること
が可能となり、その成形・取付の手間を軽減でき
るのである。また、左右側部材4における側板4
aの前端部の自由端部4bになつているから、机
の運搬や移動等に際してエツジ11の先端部に物
が当たつても、当該先端部4bが中空部内に弾性
変形することによつて衝撃を吸収することがで
き、エツジ11の弾性力と相俟つて緩衝機能がよ
り一層増大することになる。
なお、実施例のように机天板2の後端部にパネ
ル3を取付ける場合には、コーナー部材13を利
用して取付用ブラケツト9を覆うことができ、ブ
ラケツト9を覆うための部材を別途設ける必要が
ない利点がある。この場合、コーナー部材13は
上下対称になつているから、パネル3を取付けな
い場合には、左右のコーナー部材13を互いに入
れ替えると共に、切欠き部14を下向きにして取
付けると外観を悪化させることがない。
また、机天板2の後端部にもエツジ12を設け
た場合、該エツジ12の左右両端面をコーナー部
材13後部で覆うと、当該後端面のエツジ12の
左右端面に力がかかることが防止されるから、当
該後部のエツジ12が左右両端から剥離すること
も防止できる。その場合更に、第11図で示した
ように、後端面のエツジ12の左右両端に段落ち
した薄肉部12aを形成する一方、コーナー部材
13の後部には鉤部13eを形成し、該鉤部13
eで前記薄肉部12aを被嵌すると剥離防止がよ
り一層確実になる。
〔考案の作用・効果〕
本考案は以上のように構成されたもので、エツ
ジの一端部に形成した内向き突出部が、机天板の
側面の凹所に侵入した状態になつているから、エ
ツジは、その一端部での接着面積が増大して接着
強度が増大すると共に、突出部が凹所に係合して
ずれ動きが阻止されることにより、その一端部か
ら容易に剥離が防止される。一方、エツジの後端
部には段落ちした薄肉部を形成し、該薄肉部をコ
ーナー部材で押さえているから後端部からの剥離
が確実に防止されるのである。
このように本考案に従えば、左右各エツジは、
単なる帯状に形成して机天板の側面に自身の接着
力で貼着した場合であつても、その両端部からの
剥離を防止できるから、薄金属板製の机天板の一
側面に独立した状態で取付けられたエツジであつ
ても、型枠体を介して机天板側面に樹脂を直接射
出することによつて成形・固着することが可能と
なり、その成形・取付の手間を軽減でき、延いて
は机天板の製造コストを低減できる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコーナ
ー部材の取付状態を示す分解斜視図、第2図は机
の斜視図、第3図は第2図の−視断面図、第
4図は第2図の−視断面図、第5図は第4図
の−視断面図、第6図は第4図の−視断
面図、第7図は第4図の−視側面図、第8図
は机後部の側面図、第9図は第8図の−視断
面図、第10図はパネルの縁カバーの縦断面図、
第11図は他の実施例の部分平面図である。 1……机、2……机天板、3……パネル、4…
…側部材、4a……側板、6……上面板、7……
化粧板、8……凹所、11,12……エツジ、1
1a……内向き突出部、11b……薄肉部、13
……コーナー部材、17……取付ねじ、19……
カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄金属板にて略中空状に形成した机天板におい
    て、前記机天板の一側面を構成する側部材の一端
    部に、外向き開口する凹所を形成すると共に、前
    記机天板における一側面には、前記一端部から他
    端部近傍までの範囲に、当該一側面に対する樹脂
    の射出によつて成形貼着された合成樹脂製エツジ
    を、その一端部には前記凹所内に侵入密着した内
    向き突出部が、他端には段落ちした薄肉部がそれ
    ぞれ形成されるようにして一体に設け、前記側部
    材の他端部近傍部位には、前記エツジと略同一断
    面形状で且つ、一端部で前記エツジの薄肉部を押
    さえるコーナー部材を着脱自在に設けたことを特
    徴とする机天板におけるエツジの取付装置。
JP9814686U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH044586Y2 (ja)

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JP2806206B2 (ja) * 1993-06-10 1998-09-30 コクヨ株式会社 デスクトップパネルの取付構造
JP4560665B2 (ja) * 2005-01-31 2010-10-13 コクヨ株式会社 窓付き外装部材

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