JPH0445306Y2 - - Google Patents

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JPH0445306Y2
JPH0445306Y2 JP19489386U JP19489386U JPH0445306Y2 JP H0445306 Y2 JPH0445306 Y2 JP H0445306Y2 JP 19489386 U JP19489386 U JP 19489386U JP 19489386 U JP19489386 U JP 19489386U JP H0445306 Y2 JPH0445306 Y2 JP H0445306Y2
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signal
clk
clock pulse
input
circuit
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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、セレクト信号に応じて入力クロツク
パルスをそのまま出力するか、入力クロツクパル
スの分周信号を出力するか選択可能な分周回路に
関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来の分周回路を示す回路図である。
同図において、Q1,Q3はNOT演算素子、Q
2はカウンタ、Q4は2入力NAND演算素子、
Q5は3入力NAND演算素子、Q6はAND演算
素子である。S,CLKはこの分周回路の入力信
号で、Sはセレクト信号と称され、出力信号を選
択するための信号、CLKはクロツクパルスであ
る。CLK′はこの分周回路の出力信号である。ま
た、A,B,C,D,Eはそれぞれの演算素子の
出力信号を示す。なお、カウンタは2進、3進…
…といろいろあるがここでは2進カウンタの場合
を説明する。
第7図および第8図は第6図に示す回路の動作
を説明するための各部波形図であり、それぞれの
信号は第6図中の信号記号に対応している。
以下第6図、第7図、第8図を参照してその動
作を説明する。第7図はセレクト信号Sを第7図
Sの如くローレベルに選択した場合である。第7
図CLKの如き入力クロツクパルスCLKはNOT演
算素子Q1により反転され、第7図Aの如くな
る。一方、2進カウンタQ2を経たクロツクパル
スCLKは第2図Bの如く2クロツクごとに加算
された信号波形となる。ここで両者共に演算前の
波形つまりCLKよりt1時間の位相遅れが生じる。
これは、演算素子Q1,Q2にて入力信号が演算
され出力端子に出力されるまでの時間であり、厳
密に言えばQ1,Q2による遅れ時間は若干異な
るが、ここでは特に問題とならないので同一と考
えt1としている。上述の2信号A,Bと、セレク
ト信号SがNOT演算素子Q3により反転された
信号Cは、3入力NAND演算素子Q5の入力信
号となり、演算の結果第7図Eの如く出力される
が、ここでも演算素子の時間遅れにより入力信号
に対してt2時間の位相差が生じる。この信号Eと
一方でセレクト信号Sと第7図A如き信号Aが
NAND演算素子Q4により演算された第7図D
如き信号Dとが、AND演算素子Q6により演算
された結果、第7図CLK′の如く、入力クロツク
パルスCLKの立ち上がり周期を2倍した信号波
形、つまり1/2に分周した信号波形が得られ、こ
の回路の出力信号CLK′となる。ここでもAND演
算素子Q6による時間遅れt3が生じる。従つて、
この回路の入力信号であるクロツクパルスCLK
に対し、出力信号CLK′は、パルスの立ち上がり
を基準として、上述の各演算素子部の遅延時間に
より、T=t1+t2+t3時間の遅延を生じることが
第7図より明らかである。
第8図はセレクト信号Sを第8図Sの如くハイ
レベルに選択した場合である。第8図CLKの如
き入力クロツクパルスCLKはNOT演算素子Q1
により反転され、第8図Aの如くなる。一方、2
進カウンタQ2を経たクロツクパルスCLKは第
8図Bの如く2クロツクごとに加算された波形と
なるが、Q1,Q2の入力信号に対し出力信号は
t1時間の遅延が生じる。この2つの信号A,B
と、セレクト信号がNOT演算素子Q3により反
転された第8図C如き信号Cとは3入力NAND
演算素子Q5に入力され、演算の結果第8図Eの
如くハイレベルとなる。一方、セレクト信号Sと
第8図A如き信号AとがNAND演算素子Q4に
より演算され、第8図Dの如き信号Dが出力され
るが、ここでもQ4の入力信号に対しt2時間の遅
延が生じる。この信号Dと上述の第8図E如き信
号EとがAND演算素子Q6により演算された第
8図CLK′の如き信号がこの回路の出力信号
CLK′であるが、これは入力クロツクパルスCLK
と全く同様な信号波形を得ることができる。ここ
でもAND演算素子Q6による遅延t3が生じ、第
7図の場合と同様にこの回路の入力信号であるク
ロツクパルスCLKの立ち上がりと出力信号
CLK′の立ち上がりとの位相差がT=t1+t2+t3
となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように、従来の分周回路は、演算素子を
多く使用しているため、入力信号に対し出力信号
の遅延が大きく、クロツクパルスの周波数が高く
なるほど分周回路を応用した同期回路の形成が困
難であるという欠点があつた。
本考案は上述のような従来回路の欠点を除去す
るためになされ、演算素子の個数を減らして演算
素子の遅延時間による入力信号と出力信号との位
相差を小さくした分周回路を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本考案は、
最終演算素子の2入力のうち一方を入力クロツク
パルスそのものとし、もう一方を入力クロツクパ
ルスをカウンタにより分周した信号をセレクト信
号に応じて変換した信号とする。
〔考案の実施例〕
次に図を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図であ
る。同図において、Q11は2進カウンタ、Q1
2はNOR演算素子、Q13はOR素子である。
S,CLKはこの分周回路の入力信号で、それぞ
れ出力信号を選択する為のセレクト信号、クロツ
クパルスである。CLK′はこの分周回路の出力信
号である。また、A,Bはそれぞれの演算素子の
出力信号を示す。
第2図および第3図は第1図に示した分周回路
の動作を説明するための各部波形図であり、それ
ぞれの信号は第1図中の信号記号に対応してい
る。
以下、第1図、第2図および第3図を参照して
その動作を説明する。
第2図はセレクト信号Sを第2図Sの如くロー
レベルに選択した場合である。第2図CLKの如
き入力クロツクパルスCLKは2進カウンタQ1
1とこの分周回路の最終演算素子であるOR演算
素子Q13の入力端子に接続される。2進カウン
タQ11を経た入力クロツクパルスCLKは、第
2図Aの如く2クロツクごとに加算され1/2に分
周された信号波形となる。ここでカウンタQ11
による時間遅れt1が生じる。この1/2分周信号A
はNOR演算素子Q12によりセレクト信号Sと
NOR演算されるが、この場合セレクト信号Sは
ローレベルに選択してあるため、第2図Bの如
く、分周波形を反転した波形となる。ここでも
NOR演算素子Q12による時間遅れt2が生じる。
この第2図B如き信号Bは、OR演算素子Q13
により入力クロツクパルスCLKとOR演算され、
第2図CLK′の如く入力クロツクパルスCLKの立
ち上がり周期を2倍した波形つまり1/2分周信号
がこの分周回路の出力信号CLK′として得られる。
これは従来回路での出力波形第7図CLK′と全く
同等な波形である。この演算においても、OR演
算素子Q13により時間t3の遅延が生じ、入力ク
ロツクパルスCLKと出力信号CLK′との位相関係
は、パルスの立ち上がりを基準として、CLK′が
T=t3時間の遅延を生じていることが第2図より
明らかである。これは最終演算素子Q13の1入
力を入力クロツクパルスCLKそのものとしたこ
とにより、入力クロツクパルスCLKに対し出力
信号CLK′の遅延をQ13による遅延のみにおさ
えることができたことを示している。
第3図はセレクト信号Sを第3図Sの如くハイ
レベルに選択した場合である。第2図Sの場合と
同様に第3図CLKの如き入力クロツクパルス
CLKは2進カウンタQ11とこの分周回路の最
終演算素子Q13の入力端子に接続される。2進
カウンタQ11を経た入力クロツクパルスCLK
は第3図Aの如く1/2に分周された波形に変換さ
れ、その際カウンタQ11による時間遅れt1が生
じる。この信号AはNOR演算素子Q12により
セレクト信号とNOR演算されるが、この場合セ
レクト信号がハイレベルに選択してあるため第3
図Bの如くローレベルとなり、最終演算素子であ
るOR演算素子Q13に接続され、入力クロツク
パルスCLKとOR演算されて第3図CLK′の如く、
入力クロツクパルスCLKと同様な波形を出力信
号CLK′として得ることができる。これは従来回
路での出力波形を示す第8図CLK′と全く同等な
波形である。この最終演算においてOR演算素子
Q13による遅延t2が生じ、入力クロツクパルス
CLKに対する出力信号CLK′の遅れは第2図の場
合と同様に最終演算素子Q13による遅延t2のみ
であることが明らかである。
次にこのような分周回路を用いた応用例につい
て説明する。
第4図はその応用例を示す同期回路の回路図で
あり、同図においてB1は分周回路、Q21,Q
22,Q23はフリツプフロツプ、CLKはクロ
ツクパルス、A,Cはこの同期回路の入力信号、
B,DはそれぞれQ21,Q22の出力信号であ
る。
第5図は第4図に示す回路の動作を説明する為
の各部波形図であり、それぞれの信号は第4図中
に記す信号記号に対応している。なお、第5図
CLK′,D,F中の実線で示す波形は分周回路B
1として従来の分周回路を使用した場合の波形で
あり、点線で示す波形は本考案による分周回路を
使用した場合の波形である。
以下、第4図、第5図を参照してその動作を説
明する。入力信号A,Cが第5図A,Cで示さ
れ、分周回路B1の出力信号CLK′が第5図
CLK′の如くクロツクパルスの1/2分周波形である
ことから、この同期回路の出力信号Eは第5図E
の如くクロツクパルスの1周期間ハイレベルを保
持し、Fは第5図Fの点線で示される波形の如く
Eと同位相でクロツクパルスの2周期間ハイレベ
ルを保持することを理想とする同期回路である
が、分周回路B1として従来の分周回路を使用し
た場合この分周回路B1の出力信号はCLK′は第
5図CLK′の実線の如くクロツクパルスCLKに対
し位相遅れが大きいためフリツプフロツプQ23
の入力信号Dは第5図Dの実線の如くなり、Q2
3のセツトアツプタイムt3内で変化する。なお、
セツトアツプタイムとは、クロツクパルスの立上
がりで入力信号をラツチ(記憶)するようなフリ
ツプフロツプ等においてクロツクパルスが立上が
る、ある一定時間前に入力信号が安定していなけ
れば出力信号は保障されず、この一定時間のこと
をいう。上述のようにフリツプフロツプQ23の
セツトアツプタイム内で入力信号Dが変化した場
合、出力信号Fは第5図Fの点線の如き理想的な
出力信号を出力するかまたは実線で示される出力
信号を出力するかは不定である。しかし、分周回
路B1として本考案による分周回路を使用した場
合は、クロツクパルスCLKに対しこの分周回路
B1の出力信号CLK′の位相遅れが小さいために
理想的な出力信号を確実に得ることができる。こ
のことは第6図から明らかであり、クロツクパル
スの周波数が高い同期回路においても本考案によ
る分周回路の利用が可能である。
〔本考案の効果〕
本考案によれば、入力クロツクパルスに対する
出力信号の遅延時間を従来の約1/3と小さくする
ことができる。それゆえ、クロツクパルスの周波
数が高い同期回路に好適に使用可能な分周回路を
提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図お
よび第3図は第1図における各部の出力信号波形
図である。第4図は分周回路の応用例を示す回路
図、第5図は第4図における各部の出力信号波形
図である。第6図は従来の分周回路を示す回路
図、第7図および第8図は第6図における各部の
出力信号波形図である。 Q11……カウンタ、Q12……NOR演算素
子、Q13……OR演算素子、S……セレクト信
号、CLK……入力クロツクパルス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クロツクパルスを入力とし、該クロツクパルス
    の分周信号を出力するカウンタと、出力信号を選
    択するためのセレクト信号と前記カウンタの分周
    信号との2つの信号を入力するNOR演算素子と、
    前記クロツクパルスと前記NOR演算素子の出力
    信号との2つの信号を入力するOR演算素子とか
    ら構成され、前記セレクト信号をハイレベル、ロ
    ーレベルのいずれかに選択することにより、前記
    OR演算素子からの出力信号として前記クロツク
    パルスをそのまま出力するか、もしくは前記分周
    信号を出力するかを選択することを特徴とする分
    周回路。
JP19489386U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0445306Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19489386U JPH0445306Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JP19489386U JPH0445306Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JPS6399429U JPS6399429U (ja) 1988-06-28
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