JPH0445245Y2 - - Google Patents

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JPH0445245Y2
JPH0445245Y2 JP1987081105U JP8110587U JPH0445245Y2 JP H0445245 Y2 JPH0445245 Y2 JP H0445245Y2 JP 1987081105 U JP1987081105 U JP 1987081105U JP 8110587 U JP8110587 U JP 8110587U JP H0445245 Y2 JPH0445245 Y2 JP H0445245Y2
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JP
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lead wire
thin film
metal thin
plate
film electrode
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JPS63191632U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、金属電極板に圧電素子を接着した
ピエゾプレートのリード線固定構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第3図a,bはこの種の従来のピエゾプレート
のリード線固定構造を示す平面図及び側面図であ
る。これは、ガスレートセンサにおけるポンプ用
ピエゾプレートの例を示しており、図において、
1は金属電極板2の両面に圧電素子3a,3bが
接着剤を介して張り付けられたピエゾプレート
で、圧電素子3a,3bの表面には夫々金属薄膜
電極4a,4bが蒸着等により形成されている。
そして、一方のリード線5aは金属電極板2に半
田6aで固定され、他方のリード線5bは表側の
金属薄膜電極4aに半田6bで固定されている。
また、ピエゾプレート1には貫通孔7が設けられ
ており、この貫通孔7に接続用のリード線5cが
通され、その一端側は上記半田6bで表側の金属
薄膜電極4aに固定され、他端側は半田6cで裏
側の金属薄膜電極4bに固定されている。即ち、
この接続用のリード線5cにより、表側と裏側の
金属薄膜電極4a,4bが並列に接続されてい
る。そして、二つのリード線5a,5bに制御電
圧を印加することにより、圧電素子3a,3bが
機械的に変位する。これにより、ピエゾプレート
1がポンプの作用をし、噴出口8からガスが送り
込まれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のようなピエゾプレート1にあ
つては、金属薄膜電極4a,4bとして通常銀電
極が設けられ、この銀電極と半田の接合部で銀の
中へ半田が浸透して銀電極が少なくなる現象、つ
まり銀が半田に食われてしまうようなクワレ現象
が発生する。また、圧電素子3a,3bと金属薄
膜電極4a,4bの結合力も強固ではない。この
ため第3図に示したようなリード線の取付状態で
は、リード線5bが製造工程の中で引つ張られた
時に半田6bの部分がプレート面と直角の方向に
引つ張られ、その部分が金属薄膜電極4bごと剥
離し、結線不良となる問題点があつた。
この考案は、このような問題点に着目してなさ
れたもので、リード線が引つ張られた時の金属薄
膜電極からの剥離強度が大きく、結線不良を防止
したピエゾプレートのリード線固定構造を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のピエゾプレートのリード線固定構造
は、金属電極板に圧電素子を接着し、その圧電素
子の表面に金属薄膜電極を形成したピエゾプレー
トにおいて、該ピエゾプレートに貫通孔あるいは
切欠きを設け、前記金属薄膜電極にリード線の一
端を半田付けすると共に、リード線の他端を前記
貫通孔あるいは切欠きを通して半田付け面と反対
側から取り出すようにしたものである。
〔作用〕
この考案のピエゾプレートのリード線固定構造
においては、金属薄膜電極にリード線の一端が半
田付けされ、リード線の他端はピエゾプレートに
設けられた貫通孔あるいは切欠きを通して前記半
田付けされた面と反対側から取り出される。この
ため、リード線が引つ張られた時に半田付けした
部分に加わる力はプレート面に平行なものとな
り、金属薄膜電極が剥離しにくくなる。
〔実施例〕
第1図a,bはこの考案の一実施例を示す平面
図及び側面図であり、従来と同様ガスレートセン
サのポンプ用ピエゾプレートを示している。図に
おいて、1は金属電極板2の表側と裏側に圧電素
子3a,3bを接着したピエゾプレート、4a,
4bは圧電素子3a,3bの表面に形成された金
属薄膜電極、5a,5bは制御用のフレキシブル
なリード線、5cは接続用のフレキシブルなリー
ド線、6a,6b,6cはリード線接続部の半
田、7はピエゾプレート1に設けられた貫通孔、
8はガスの噴出口である。
上記圧電素子3a,3bは接着剤により金属電
極板2に接着され、その上面に金属薄膜電極4
a,4bが蒸着等の方法で形成されている。そし
て、一方のリード線5aは直接金属電極板2の表
側に半田6aで固定されるが、他方のリード線5
bは貫通孔7を通つて裏側の金属薄膜電極4bに
半田6cで固定される。つまり、リード線5bの
一端は金属薄膜電極4bに半田6cで固定され、
他端は貫通孔7を通して反対側(表側)から取り
出す構造となつている。また、半田6cにより接
続用のリード線5cの一端がリード線5bと共
に、固定され、このリード線5cの他端は表側の
金属薄膜電極4aに半田6bにより固定されてい
る。
このようにしてリード線5a,5bを固定する
ことにより、リード線5a,5bを強く引つ張つ
ても金属薄膜電極が容易に剥離することはない。
即ち、一方のリード線5aは直接金属電極板2に
固定されているので問題はなく、もう一方のリー
ド線5bもその取出方向と反対側の金属薄膜電極
4bに半田付けされているので、その半田6cの
部分にプレート面と平行な力が加わるだけであ
り、容易に金属薄膜電極4bが剥離することはな
い。従つて、リード線の引つ張りによる結線不良
が防止される。
第2図は上述したピエゾプレート1をガスレー
トセンサのホルダーに装着した状態を示す断面図
である。図示のように、リード線5a,5bはホ
ルダーに設けられたリード線通し孔9に通される
が、その際Aの部分でリード線5a,5bにねじ
れ、たるみなどが生じ易く、この時リード線5
a,5bを矢印B方向に強く引つ張つても上述し
たように、金属薄膜電極は容易に剥離することは
ない。
上記ガスレートレンサのセンサ本体内にはフロ
ーセンサが設けられており、そのフローセンサの
感温素子に向けてピエゾプレート1のポンプ作用
によりガス流が第2図の矢印C方向に噴出されて
いる。そして、ガスレートセンサに外部から角速
度運動の影響が加わると上記ガス流が偏向し、こ
の時フローセンサの出力値が変化する。従つて、
そのフローセンサの出力変化を検出することによ
り、角速度(レート)の大きさを知ることができ
る。その際、ピエゾプレート1に噴出口8以外の
穴が開いていると、吸気,排気時にリークしてポ
ンプ性能が低下するため、必要に応じて貫通孔7
をリード線5bを通した後でシリコンゴム接着剤
等で塞ぐことが望ましい。
なお、上記実施例ではピエゾプレート1に貫通
孔7を設けてリード線5bを通したが、ピエゾプ
レート1に切欠きを形成してそこにリード線を通
すようにしても良い。また、リード線の被覆材に
フツ素系素材を用いることがガスレートセンサに
とつては望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ピエ
ゾプレートに貫通孔あるいは切欠きを設け、一端
を金属薄膜電極に半田付けしたリード線の他端
を、その貫通孔あるいは切欠きを通して半田付面
と反対側から取り出すようにしたため、金属薄膜
電極からの剥離強度が大きくなり、リード線を強
く引つ張つても容易に金属薄膜電極が剥離するこ
となく、結線不良が防止されるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはこの考案の一実施例を示す平面
図及び側面図、第2図は第1図のピエゾプレート
をガスレートセンサのホルダーに取り付けた状態
を示す断面図、第3図a,bは従来のピエゾプレ
ートのリード線固定構造を示す平面図及び側面図
である。 1……ピエゾプレート、2……金属電極板、3
a,3b……圧電素子、4a,4b……金属薄膜
電極、5a,5b……リード線、6a〜6c……
半田、7……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属電極板に圧電素子を接着し、その圧電素子
    の表面に金属薄膜電極を形成したピエゾプレート
    において、該ピエゾプレートに貫通孔あるいは切
    欠きを設け、前記金属薄膜電極にリード線の一端
    を半田付けすると共に、リード線の他端を前記貫
    通孔あるいは切欠きを通して半田付け面と反対側
    から取り出したことを特徴とするピエゾプレート
    のリード線固定構造。
JP1987081105U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0445245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081105U JPH0445245Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP1987081105U JPH0445245Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191632U JPS63191632U (ja) 1988-12-09
JPH0445245Y2 true JPH0445245Y2 (ja) 1992-10-23

Family

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JPS63191632U (ja) 1988-12-09

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