JPH0224268Y2 - - Google Patents
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- JPH0224268Y2 JPH0224268Y2 JP3733382U JP3733382U JPH0224268Y2 JP H0224268 Y2 JPH0224268 Y2 JP H0224268Y2 JP 3733382 U JP3733382 U JP 3733382U JP 3733382 U JP3733382 U JP 3733382U JP H0224268 Y2 JPH0224268 Y2 JP H0224268Y2
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- electrodes
- slit
- input
- delay medium
- piezoelectric plate
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、超音波固体遅延子の接続構造に関す
る。超音波固体遅延子は、例えば第1図に示すよ
うに遅延媒体1の側面に入力変換子2と出力変換
子3とを設置し、所定の周波数の電気信号を入力
変換子2に入力させて、この入力変換子2にて超
音波信号に変換し、この超音波信号が遅延媒体1
内に伝播した後、出力変換子3に到達し、この出
力変換子3にて電気信号に再変換され、遅延媒体
1の伝播径路長とその音速に応じた遅延信号を得
る電子素子である。ここで、入・出力変換子2,
3は、矩形状圧電板の両主面に電極を付着してな
り、各電極にリード線4,5,6,7を半田付け
により電気的接続している。なお、リード線4,
7は、下方主面上の電極に導通している、遅延媒
体1の側面(入・出力変換子2,3の設置側面)
とその隣接側面とに付着させた電極に電気的接続
している。そして、これらのリード線4〜7の他
端は、組立終了後において外部端子に電気的接続
されるが、組立途中において例えば遅延時間の測
定、各工程間の移動などにおいて、リード線4〜
7がその引張強度の限界を越えて引張られること
があり、それがためにリード線4〜7が電極か
ら、ときには電極と共に剥離しがちであつた。
る。超音波固体遅延子は、例えば第1図に示すよ
うに遅延媒体1の側面に入力変換子2と出力変換
子3とを設置し、所定の周波数の電気信号を入力
変換子2に入力させて、この入力変換子2にて超
音波信号に変換し、この超音波信号が遅延媒体1
内に伝播した後、出力変換子3に到達し、この出
力変換子3にて電気信号に再変換され、遅延媒体
1の伝播径路長とその音速に応じた遅延信号を得
る電子素子である。ここで、入・出力変換子2,
3は、矩形状圧電板の両主面に電極を付着してな
り、各電極にリード線4,5,6,7を半田付け
により電気的接続している。なお、リード線4,
7は、下方主面上の電極に導通している、遅延媒
体1の側面(入・出力変換子2,3の設置側面)
とその隣接側面とに付着させた電極に電気的接続
している。そして、これらのリード線4〜7の他
端は、組立終了後において外部端子に電気的接続
されるが、組立途中において例えば遅延時間の測
定、各工程間の移動などにおいて、リード線4〜
7がその引張強度の限界を越えて引張られること
があり、それがためにリード線4〜7が電極か
ら、ときには電極と共に剥離しがちであつた。
このようなリード線の剥離防止手段としては、
電極を2層構造、例えば下層(遅延媒体1の側面
側)にCr膜又はNi−Cr膜、上層(圧電板側)に
Au膜又はAg膜などを真空蒸着により付着させた
2層構造にして、引張強度を高めたものが提案さ
れているが、これとて引張強度が300g程度であ
り、これ以上の引張力には耐えられない。また、
半田付け量を多くすることは引張強度の点では有
効であるが、入・出力変換子2,3の上に直接半
田付する場合には、遅延子特性を劣化させてしま
う。
電極を2層構造、例えば下層(遅延媒体1の側面
側)にCr膜又はNi−Cr膜、上層(圧電板側)に
Au膜又はAg膜などを真空蒸着により付着させた
2層構造にして、引張強度を高めたものが提案さ
れているが、これとて引張強度が300g程度であ
り、これ以上の引張力には耐えられない。また、
半田付け量を多くすることは引張強度の点では有
効であるが、入・出力変換子2,3の上に直接半
田付する場合には、遅延子特性を劣化させてしま
う。
本考案の目的は、従来の接続手段による引張強
度の限界を越えた、強固な超音波固体遅延子の接
続構造を提供することであり、もう一つの目的
は、前記目的と共に遅延子特性を劣化させること
のない超音波固体遅延子の接続構造を提供するこ
とである。
度の限界を越えた、強固な超音波固体遅延子の接
続構造を提供することであり、もう一つの目的
は、前記目的と共に遅延子特性を劣化させること
のない超音波固体遅延子の接続構造を提供するこ
とである。
以下、実施例図面を参照しながら、本考案を詳
細に説明する。
細に説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示す。先ず、第
2図イは、スリツト8を形成した金具(本例:リ
ン酸銅)9を示し、このスリツト8は、一端が開
口部10を、他端が底部11を具備している。そ
してスリツト8の幅寸法w1は同図ロに示すよう
に矩形状の入・出力変換子2,3の幅寸法w2と
遅延媒体1の厚み寸法t(本例:いずれも0.8mm)
と同一又は多少大き目にしている。なお、遅延媒
体1は、K2O−SrO−PbO−SiO2系のガラス板の
主面形状を、辺比2:3の長方形の1角を45゜の
角度で切り欠いた5角形からなり、入・出力変換
子2,3は、同図ハの一部拡大図で示すようにチ
タン酸ジルコン酸鉛の圧電セラミツク又はタンタ
ル酸リチウムなどの圧電板20,30の両主面に
Au膜又はAg膜などの電極21,22,31,3
2を付着してなる。
2図イは、スリツト8を形成した金具(本例:リ
ン酸銅)9を示し、このスリツト8は、一端が開
口部10を、他端が底部11を具備している。そ
してスリツト8の幅寸法w1は同図ロに示すよう
に矩形状の入・出力変換子2,3の幅寸法w2と
遅延媒体1の厚み寸法t(本例:いずれも0.8mm)
と同一又は多少大き目にしている。なお、遅延媒
体1は、K2O−SrO−PbO−SiO2系のガラス板の
主面形状を、辺比2:3の長方形の1角を45゜の
角度で切り欠いた5角形からなり、入・出力変換
子2,3は、同図ハの一部拡大図で示すようにチ
タン酸ジルコン酸鉛の圧電セラミツク又はタンタ
ル酸リチウムなどの圧電板20,30の両主面に
Au膜又はAg膜などの電極21,22,31,3
2を付着してなる。
次に、第2図イに示した金具9を4個用意し
て、これら金具101,102,103,104
と入・出力変換子2,3の各電極21,22,3
1,32とを電気的接続をする。これらの電気的
接続については、第2図ハに示すように入・出力
変換子2,3の下方主面上の電極21,31が隣
接側面上の電極21′,31′に導通し、その電極
21′,31′とその電極21′,31′下の遅延媒
体1の部分とを金具101,104の各スリツト
内に挿入し、この金具101,104を境にし
て、入・出力変換子2,3の設置個所を反対側の
片面で金具101,104のスリツトの底部付近
と前記電極21′,31′とを半田付12,15で
電気的接続する。また、入・出力変換子2,3の
上方主面上の電極22,32については、変換子
2,3の長手方向の一方に片寄つた位置、本例で
は前述した金具101,104の設置個所と反対
側の端部側で、電極22,32と、その電極2
2,32下の圧電板20,30と遅延媒体1の部
分とを金具102,103の各スリツト内に挿入
し、このスリツト102,103を境にして、前
述した片寄つた端部側の片面で金具102,10
3のスリツト底部付近と電極22,32の部分と
を半田付13,14で電気的接続する。なお、下
方主面上の電極21,31は、金具102,10
3との電気的接続を避けるために、その金具10
2,103の挿入付近において一部除去されてい
る。
て、これら金具101,102,103,104
と入・出力変換子2,3の各電極21,22,3
1,32とを電気的接続をする。これらの電気的
接続については、第2図ハに示すように入・出力
変換子2,3の下方主面上の電極21,31が隣
接側面上の電極21′,31′に導通し、その電極
21′,31′とその電極21′,31′下の遅延媒
体1の部分とを金具101,104の各スリツト
内に挿入し、この金具101,104を境にし
て、入・出力変換子2,3の設置個所を反対側の
片面で金具101,104のスリツトの底部付近
と前記電極21′,31′とを半田付12,15で
電気的接続する。また、入・出力変換子2,3の
上方主面上の電極22,32については、変換子
2,3の長手方向の一方に片寄つた位置、本例で
は前述した金具101,104の設置個所と反対
側の端部側で、電極22,32と、その電極2
2,32下の圧電板20,30と遅延媒体1の部
分とを金具102,103の各スリツト内に挿入
し、このスリツト102,103を境にして、前
述した片寄つた端部側の片面で金具102,10
3のスリツト底部付近と電極22,32の部分と
を半田付13,14で電気的接続する。なお、下
方主面上の電極21,31は、金具102,10
3との電気的接続を避けるために、その金具10
2,103の挿入付近において一部除去されてい
る。
本考案は以上のような構造により、金具101
〜104が各電極を強固に電気的接続され、引張
試験によれば強度が700g以上であることが確認
された。また、半田付12〜15の個所は、各金
具101〜104を境にして入・出力変換子2,
3の中心から離れた端部側に位置して、かつその
半田付量が多少多くなつても金具101〜104
側に付着して、入・出力変換子2,3の中心の電
極に流出するのを避けることができるので、挿入
損失など遅延子特性を良好にすることができる。
〜104が各電極を強固に電気的接続され、引張
試験によれば強度が700g以上であることが確認
された。また、半田付12〜15の個所は、各金
具101〜104を境にして入・出力変換子2,
3の中心から離れた端部側に位置して、かつその
半田付量が多少多くなつても金具101〜104
側に付着して、入・出力変換子2,3の中心の電
極に流出するのを避けることができるので、挿入
損失など遅延子特性を良好にすることができる。
第3図は本考案の他の一実施例を示し、本例で
は、入・出力変換子2′,3′の下方主面上の電極
201,301を圧電板200,300の長手方
向の端面をまわし込んで上方主面の一部まで引き
出し、上方主面の電極202,302を前述した
まわし込み電極201,301の上方主面上の部
分と非接触を保つて配置している。なお、下方主
面上の電極201,301も金具101,104
との電気的接続を避けるために、その金具10
1,104の挿入付近において一部除去されてい
る。その他の構造については前実施例と同様であ
る。
は、入・出力変換子2′,3′の下方主面上の電極
201,301を圧電板200,300の長手方
向の端面をまわし込んで上方主面の一部まで引き
出し、上方主面の電極202,302を前述した
まわし込み電極201,301の上方主面上の部
分と非接触を保つて配置している。なお、下方主
面上の電極201,301も金具101,104
との電気的接続を避けるために、その金具10
1,104の挿入付近において一部除去されてい
る。その他の構造については前実施例と同様であ
る。
以上の実施例において、電気的接続の固着材の
材料として半田を使用したが、本考案は、それに
限定されず、銀入り塗料などの導電性接着剤でも
よく、遅延媒体の形状及び変換子の設置面につい
ても、実施例のものに限定されず、長方形の2角
を45゜の角度で切り欠いた5角形又は6角形など
であつて、その異なる切り欠き面に変換子を設置
してもよい。
材料として半田を使用したが、本考案は、それに
限定されず、銀入り塗料などの導電性接着剤でも
よく、遅延媒体の形状及び変換子の設置面につい
ても、実施例のものに限定されず、長方形の2角
を45゜の角度で切り欠いた5角形又は6角形など
であつて、その異なる切り欠き面に変換子を設置
してもよい。
第1図は従来の超音波固体遅延子の接続構造を
示す斜視図、第2図は本考案の一実施例の超音波
固体遅延子の接続構造を示し、同図イは金具を示
す斜視図、同図ロは全体の構造を示す斜視図及び
同図ハは要部を示す一部拡大図、第3図は本考案
の他の一実施例の超音波固体遅延子の接続構造を
示し、同図イは全体の構造を示す斜視図及び同図
ロは要部を示す一部拡大図である。 1……遅延媒体、2,3,2′,3′……入・出
力変換子、8……スリツト、9……金具、10…
…開口部、11……底部、20,30,200,
300……圧電板、21,22,31,32,2
01,202,301,302……電極、12,
13,14,15……固着材。
示す斜視図、第2図は本考案の一実施例の超音波
固体遅延子の接続構造を示し、同図イは金具を示
す斜視図、同図ロは全体の構造を示す斜視図及び
同図ハは要部を示す一部拡大図、第3図は本考案
の他の一実施例の超音波固体遅延子の接続構造を
示し、同図イは全体の構造を示す斜視図及び同図
ロは要部を示す一部拡大図である。 1……遅延媒体、2,3,2′,3′……入・出
力変換子、8……スリツト、9……金具、10…
…開口部、11……底部、20,30,200,
300……圧電板、21,22,31,32,2
01,202,301,302……電極、12,
13,14,15……固着材。
Claims (1)
- 矩形状圧電板の両主面上に電極を付着させた変
換子が遅延媒体の側面に固着され、開口部と底部
を備えたスリツトが形成された少なくとも1つの
金具の該スリツトに該圧電板と該遅延媒体とを挿
入し、該スリツトの底部と該圧電板の上方電極の
端部側とを固着剤で固着接続したことを特徴とす
る超音波固体遅延子の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3733382U JPS58139731U (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 超音波固体遅延子の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3733382U JPS58139731U (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 超音波固体遅延子の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58139731U JPS58139731U (ja) | 1983-09-20 |
JPH0224268Y2 true JPH0224268Y2 (ja) | 1990-07-03 |
Family
ID=30048725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3733382U Granted JPS58139731U (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 超音波固体遅延子の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58139731U (ja) |
-
1982
- 1982-03-16 JP JP3733382U patent/JPS58139731U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58139731U (ja) | 1983-09-20 |
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