JP2549911Y2 - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JP2549911Y2
JP2549911Y2 JP1991012609U JP1260991U JP2549911Y2 JP 2549911 Y2 JP2549911 Y2 JP 2549911Y2 JP 1991012609 U JP1991012609 U JP 1991012609U JP 1260991 U JP1260991 U JP 1260991U JP 2549911 Y2 JP2549911 Y2 JP 2549911Y2
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守彦 小笠原
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接続端子部を有する
電極板上に、両面に面状をなす一対の電極を有する超音
波振動体をその一方の電極面で接触するように固定し
てなる超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のミラーにおいて、近
年、図4及び図5に示すような円板状の圧電素子からな
る超音波振動子1をミラー(図示せず)の裏面に接着剤
を介して接着し、その超音波振動子1の振動をミラーに
伝達することにより、ミラーの表面に付着した水滴を霧
化させて除去することが考えられている。
【0003】具体的には、上記超音波振動子1は、円板
状の振動体2の表面2a及び裏面2bに面状をなす一対
の銀電極3,4を有するもので、銀電極4側を下にして
端子取付用プレート5に固定されている。また、振動体
2の表面2aの銀電極3には、これを端子取付部を除い
て覆うようにしてアーク放電防止用の銅箔6が取り付け
られている。そして、銀電極3及びプレート5にリード
線7及び8を夫々半田付けにより接続している。この
後、全体を覆うようにしてシール材9が設けられ、外部
との絶縁性を確保するようにしている。
【0004】このような超音波振動子1のプレート5側
をミラーの裏面に接着し、リード線7,8間に交流電圧
を印加すると、振動体2が振動してその振動がミラーに
伝達され、これにより、ミラーの表面に付着した水滴が
霧化されて除去される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、リード線7,8の半田付け
を行う際に、リード線7を振動体2の表面側において銀
電極3に直接半田付けをする都合上、銀入り半田を用い
る必要があるため高温度に加熱する必要があり、作業性
が悪くなる。また、通常の鉛錫半田を用いるプレート5
側のリード線8の半田付けと別々の工程になるため、手
間とコストがかかる不具合があった。さらに、銅箔6を
取り付けた後、実際には絶縁性を有するシール材9を全
体を覆うようにして装着する都合上、製作に手間がかか
る不具合がある。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、リード線の半田として通常の錫鉛半田
を用いることができて、さらに、絶縁用のシール材を装
着する作業性を向上させることができる超音波振動子を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、接続端子部を
有する電極板上に、両面に面状をなす一対の電極を有
する超音波振動体をその一方の電極面で接触するよう
に固定してなる超音波振動子を対象としており、前記超
音波振動子の他方の電極の全面を覆うようにして取付
けられる銅製の放電防止用の薄板と、この薄板に接着さ
れ電極端子部分を除く全面を覆う絶縁性のフィルムとを
具備したところに特徴を有する。
【0008】
【作用】本考案の超音波振動子によれば、銅製の放電防
止用の薄板と絶縁性のフィルムとを予め接着した状態に
しておき、これを超音波振動体に固定した後、フィルム
の電極端子部分を通して銅製の薄板に通常の鉛錫半田に
より半田付けするようにして製作することができるの
で、使用する半田のコストを低減できると共に、シール
材を全面に渡って装着する必要がなくなるので、製作工
程が簡単になり、組立作業性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1及び図
2を参照しながら説明する。
【0010】全体構成を示す図1において、円板状をな
す振動体11は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)等の圧電素子からなるもので、その表面11a及び
裏面11bには、図2に断面で示すように、夫々略全面
に渡って一対の銀電極12,13が形成されている。こ
の場合、銀電極12,13は、例えば銀ペーストの焼き
付け印刷により形成されている。
【0011】接続端子部14aを有する電極板たるプレ
ート14は、振動体11の裏面11b側に銀電極13と
電気的に接触した状態で取付けられている。振動体11
の表面11a側には、銅製の薄板15が銀電極12の上
面を覆うようにして電気的に接触した状態で取付けら
れ、さらにその上に絶縁性を有するフィルム16が薄板
15の全面を覆うように接着されている。この場合、薄
板15は、電圧印加時に銀電極12の面内で電位分布が
発生することによる放電等が起こらないようにするため
に設けられているものである。フィルム16は、外部と
の絶縁性を確保するためのもので、電極取出部16a部
分が除去された状態となっており、その部分では薄板1
5の面が露出した状態となっている。
【0012】さて、電極端子たるリード線17は、薄板
15にフィルム16の電極取出部16aを介して通常の
鉛錫半田により半田付けされている。同様に、電極端子
たるリード線18は、プレート14の接続端子部14a
に鉛錫半田により半田付けされている。
【0013】このように構成された超音波振動子は、図
示しないミラーの裏面に接着固定され、この状態でリー
ド線17,18間に交流電圧が印加されると、振動体1
1が圧電現象により振動してミラーに振動が伝達される
と、ミラー表面に付着している水滴はその振動により霧
化されてミラー面から飛ばされ、もってミラー面の水滴
が除去されるようになっている。
【0014】このような本実施例によれば、リード線1
7を銅製の薄板15に直接半田付けする構成としたの
で、従来の銀入り半田を使用する場合と異なり、プレー
ト14側への半田付けと同様に、一般的な鉛錫半田を用
いて低温で半田付できるようになると共に、フィルム1
6により絶縁性を保持させる構成としたので、シール材
を全面に渡って設ける従来に比べて製作工程が簡単にな
る。
【0015】尚、上記実施例においては、平板上のフィ
ルム16を用いたが、これに代えて図3(a)に示すよ
うな外周部が振動子11の外周部分に接着されるフィル
ム19を用いて、薄板15を封止する構成としても良
い。そして、この場合には、振動子11の端面部分を覆
うシール材20を同図(a)のように装着する構成でも
良いし、或は、同図(b)に示すように、振動子11の
端面部分のみに接着剤21等を塗布してシールする構成
とすることもできる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の超音波振
動子によれば、銅製の放電防止用の薄板を振動体に設け
ることにより、通常の鉛錫半田を用いて銅製の薄板に直
接半田付けすることができ、従来の銀入り半田を用いる
場合に比べて、低温で且つ他方の電極端子の半田付けと
同じように行えると共に、薄板とフィルムを一体化した
状態で振動子に取付けることができるので、製作が簡単
になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成の斜視図
【図2】同縦断側面図
【図3】本考案の変形例を示す図2相当図
【図4】従来例を示す図1相当図。
【図5】同図2相当図。
【符号の説明】
図面中、11は振動体、12,13は銀電極、14はプ
レート(電極板)、15は銅製の放電防止用の薄板、1
6,19はフィルム、17,18はリード線である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続端子部を有する電極板上に、両面に
    面状をなす一対の電極を有する超音波振動体をその一
    方の電極面で接触するように固定してなる超音波振動
    子において、 前記超音波振動子の他方の電極の全面を覆うようにし
    て取付けられる銅製の放電防止用の薄板と、この薄板に
    接着され電極端子部分を除く全面を覆う絶縁性のフィル
    ムとを具備してなる超音波振動子。
JP1991012609U 1991-02-14 1991-02-14 超音波振動子 Expired - Fee Related JP2549911Y2 (ja)

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WO2019138799A1 (ja) * 2018-01-15 2019-07-18 株式会社東海理化電機製作所 圧電素子ユニット
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