JP3526486B2 - 超音波探触子,この探触子を備えた超音波プローブ,およびこれらの製造方法 - Google Patents

超音波探触子,この探触子を備えた超音波プローブ,およびこれらの製造方法

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JP3526486B2
JP3526486B2 JP10667095A JP10667095A JP3526486B2 JP 3526486 B2 JP3526486 B2 JP 3526486B2 JP 10667095 A JP10667095 A JP 10667095A JP 10667095 A JP10667095 A JP 10667095A JP 3526486 B2 JP3526486 B2 JP 3526486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置等に用い
られる超音波探触子,この探触子を備えた超音波プロー
ブ,およびこれらの製造方法に係り、特に超音波振動子
の側面から電極の引出しを行うようにした超音波探触
子,この探触子を備えた超音波プローブ,およびこれら
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は超音波プローブを用い
て被検体を超音波診断するようになっており、超音波診
断装置に用いられる超音波プローブには、コンベックス
プローブ,電子セクタプローブ,リニアプローブ,内視
鏡的プローブ等の種々のプローブが存在する。図22お
よび図23は従来のフェズドアレイ型超音波プローブの
プローブヘッド構造を、音響レンズを取り除いた状態で
示すものである。
【0003】この超音波プローブ1は、超音波振動子2
の下面にゴム製のバッキング材3が接着され、超音波振
動子2の上面には複数の音響整合層4,5を介して図示
しない音響レンズが設けられる。また、超音波振動子2
の下側に両側方からフレキシブルプリント板(以下、F
PCという。)6と銅製のアース板7が半田付け等で溶
着され、外側方に張り出すように接続される。
【0004】また、超音波振動子2は平板状のセラミッ
クス製圧電体の両表面に信号電極8とアース電極9とが
それぞれ形成される。このうち、アース電極9は、超音
波振動子2の一側面から信号電極8側に廻り込む回し電
極に形成され、超音波振動子2の下面側でアース板7に
電気的に接続され、アース電極9が引き出される。ま
た、信号電極8はFPC6のパターンに電気的に接続さ
れて信号電極8が引き出される。
【0005】超音波プローブ1を製造する場合には、平
板のセラミックス圧電体に信号電極8とアース電極9を
それぞれ形成して超音波振動子2を構成する一方、この
超音波振動子2の一側下面にFPC6を、他側下面にア
ース板7を半田付け等でそれぞれ接合する。FPC6お
よびアース板7を接合した超音波振動子2の上面に複数
層の音響整合層4,5を、その下面にバッキング材3を
それぞれ接着している。
【0006】その後、ダイサーを用いて超音波振動子2
をカッティングして各振動素子2aに分割し、各振動素
子2aをアレイ状に配列している。アレイ状に配列され
た各振動素子2a,2a間の溝にシリコン接着剤を充填
させて溝を埋める一方、超音波振動子2の音響整合層
4,5上に図示しない音響レンズを張って超音波探触子
が構成され、この超音波探触子をプローブヘッドに組み
込むことで超音波プローブが製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波プローブ
1では、超音波振動子2の下面に一側方からFPC6
を、他側方からアース板7をそれぞれ半田付け等で接合
して張り出させた後に、FPC6のパターンピッチに合
うようにダイスを用いてスライス方向にカッティングし
ている。この場合、FPC6およびアース板7が超音波
振動子2の側方外方に張り出して湾曲しているため、超
音波プローブ1の小型化・コンパクト化を図る上で問題
があったり、また、超音波振動子2の振動素子ピッチが
FPC6のパターンピッチで制約ないしは制限を受け、
パターンピッチ上の制約から振動素子ピッチを例えば
0.15mmピッチ以下にすることが困難であった。
【0008】超音波振動子2の振動素子ピッチを微細化
するために、超音波振動子2の両側にFPC6をそれぞ
れ接合し、各側から2倍のパターンピッチで交互に信号
電極8を引き出すことが考えられているが、この場合に
も、超音波振動子2をカッティングする前にFPC6の
パターンピッチを信号電極8に接合させるために、両側
のFPC6のパターンピッチを位置合せすることが困難
であったり、また、両側のFPC6のパターンピッチに
合せて超音波振動子2の振動素子2aを精度よくカッテ
ィングすることが困難であった。
【0009】また、超音波プローブ1は超音波振動子2
の下面に半田付け等でFPC6やアース板7が接合され
るが、FPC6やアース板7の電極引出部分が超音波振
動子2の有効開口Lに寄与しない。電極引出部分は、例
えば約2mm程度であるが、内視鏡的プローブのように、
スライス方向幅が10mm程度の小さな超音波プローブで
は、実効開口が5〜6mm程度となり、電極引出部分がプ
ローブ有効開口Lに寄与しないで無駄になっていた。
【0010】さらに、FPC6やアース板7を超音波振
動子2に半田付け等で接合した後に、超音波振動子2を
複数の振動素子2aにカッティングして分割している
が、振動素子分割時に電極剥れが生じたり、カッティン
グ用ダイスをFPC6のパターンピッチ間の初期位置に
正確に位置合せすることに困難性を伴ったり、また、超
音波振動子をFPCのパターンピッチに整合させてカッ
ティングすることが困難で、歩留りが悪化する。特に超
音波振動子の下面にFPC6やアース板7を取り付けた
場合には、超音波振動子2の下面全面をバッキング材で
覆うことができず、製造歩留りの劣化を招く問題があっ
た。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、超音波振動子の側面から信号あるいはアース電
極を引き出してプローブの製造性を改善し、生産性を向
上させて製品歩留りを向上させた超音波探触子,この探
触子を備えた超音波プローブおよびこれらの製造方法を
提供するにある。
【0012】本発明の他の目的は、超音波振動子の振動
素子ピッチをFPCのパターンに位置合せするカット位
置調節作業を不要とし、FPCのパターンによる超音波
振動子の振動素子ピッチ規制を解消し、生産性を向上さ
せた超音波探触子,この探触子を備えた超音波プローブ
およびこれらの製造方法を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、超音波振動子
の側面から信号あるいはアース電極を引き出して電極引
出部がプローブ有効開口を阻害せず、プローブ有効開口
の増大を図ることができる超音波探触子,この探触子を
備えた超音波プローブおよびこれらの製造方法を提供す
るにある。
【0014】本発明の別の目的は、超音波振動子の振動
素子の微細化が図れ、小型・コンパクト化が可能な超音
波探触子,この探触子を備えた超音波プローブおよびこ
れらの製造方法を提供することにある。
【0015】本発明のさらに別の目的は、超音波振動子
のカッティングを連続して行ない、生産性を向上させ得
る超音波探触子,この探触子を備えた超音波プローブお
よびこれらの製造方法を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波探触
子は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載
したように、プレート状の圧電体と、前記圧電体表面に
形成された電極と、前記電極と電気的に接続され、前記
圧電体の側面に設けられた電極引出し部と、露出パター
ンを有し、該露出パターンが前記電極引出し部にパラレ
ルギャップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱
法で半田付けにて接合されたフレキシブルプリント板か
らなる電極板とを具備し、前記圧電体は、前記接合後に
カッティングにより複数の振動素子を形成してなるもの
である。
【0017】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る超音波探触子は、請求項2に記載したよう
に、電極板をフレキシブルプリント板とアース板とから
構成し、超音波振動子の振動素子群の一側面にフレキシ
ブルプリント板の露出パターンを半田付けで、振動素子
群の他側面にアース板を半田付けあるいは導電性接着剤
でそれぞれ接合したり;請求項3に記載したように、電
極板をフレキシブルプリント板とアース板とから構成
し、超音波振動子の振動素子群の側方上面にアース板を
半田付けあるいは導電性接着剤にて接合したものであ
る。
【0018】本発明に係る超音波探触子は、上述した課
題を解決するために、請求項4に記載したように、プレ
ート状の圧電体と、前記圧電体表面に形成された電極
と、前記電極と電気的に接続され、前記圧電体の側面に
設けられた電極引出し部と、前記電極引出し部に接合さ
れたフレキシブルプリント板とアース板とから構成され
る電極板とを有し、前記フレキシブルプリント板は、露
出パターンを有し、該露出パターンが前記圧電体の側方
上面の電極引出し部にパラレルギャップによる抵抗溶接
法あるいはパルスヒート加熱法で半田付けにて接合され
るものであって、前記圧電体は、前記接合後にカッティ
ングにより複数の振動素子を形成してなるものである。
【0019】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る超音波探触子は、請求項5に記載したよう
に、超音波振動子の一側に信号電極を、他側にアース電
極をそれぞれ形成し、超音波振動子の少なくとも電極引
出部分をAu,AgまたはCu電極材料で構成したり;
また、請求項6に記載したように、超音波振動子の一側
に信号電極を、他側にアース電極をそれぞれ形成し、こ
れらの電極材料と超音波振動子の振動子表面とをCr,
Ni,Ti,Snの少なくとも1つを成分とする介在層
を介して結合したり;さらに、請求項7に記載したよう
に、超音波振動子に信号電極およびアース電極をそれぞ
れ独立して形成する一方、上記信号電極およびアース電
極の少なくとも電極引出部分を蒸着・スパッタリング・
焼付けあるいはメッキで形成したり;さらにまた、請求
項8に記載したように、超音波振動子に信号電極および
アース電極をそれぞれ独立して形成する一方、超音波振
動子の上面および下面に形成される電極引出部分以外の
電極をAg焼付け電極としたものである。
【0020】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、本発明に係る超音波探触子は、請求項9に記載した
ように、フレキシブルプリント板は露出パターン部分に
厚み3μm〜20μmの半田メッキを施したり;また請
求項10に記載したように、超音波振動子に接合される
アース板の電極引出部分に厚さ3μm〜20μmの半田
メッキを施したものである。
【0021】
【0022】一方、本発明に係る超音波探触子は、上述
した課題を解決するために、請求項15に記載したよう
に、プレート状の圧電体と、この圧電体の表面に形成さ
れる電極と、前記圧電体の一面側をサポートするバッキ
ング材と、前記圧電体の他面側に接合された音響整合層
と、この音響整合層に張設された音響レンズと、前記電
極と電気的に接続し、前記圧電体の側面に設けられた電
極引出し部と、この電極引出し部に接合された電極板と
を備え、前記電極板はその露出パターンを前記電極引出
し部に、パラレルギャップによる抵抗溶接法あるいはパ
ルスヒート加熱法で半田付けにて接合されるものであっ
て、前記圧電体は、前記接合後にカッティングにより複
数の振動素子を形成してなるものである。
【0023】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る超音波探触子は、請求項16に記載したよう
に、バッキング材は超音波振動子を接合し、厚さ5mm以
下の第1バッキング材と、この第1バッキング材に接合
される第2バッキング材とを有したり;さらに請求項1
7に記載したように、バッキング材は熱膨脹係数の大き
な材料で形成され、厚さ5mm以下の第1バッキング材
と、熱膨脹係数の小さな材料で形成された第2バッキン
グ材を積層状に接合して構成されたり;また請求項18
に記載したように、バッキング材は超音波振動子に接合
される厚さ5mm以上のバッキング層を有し、このバッキ
ング材はガラス板,ベークライト等の熱膨脹係数の小さ
な材料で構成されたバッキング層保持台上に保持された
り;さらにまた請求項19に記載したように、超音波振
動子に接合されるバッキング材および音響整合層の少な
くとも一方をフィルム状接着剤で接着させたものであ
る。
【0024】他方、本発明に係る超音波探触子の製造方
は、上述した課題を解決するために、請求項20に記
載したように、セラミック圧電体の表面に信号電極とア
ース電極を形成して超音波振動子を構成し、この超音波
振動子の電極形成面に両側からバッキング材と音響整合
層を接合して一体化し、前記超音波振動子の側面に設け
られた電極引出し部に電極板の露出パターンをパラレル
ギャップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱法
で半田付けにて接合し、前記バッキング材および前記
響整合層が接合された前記超音波振動子をスライス方向
にカッティングにより分割し、アレイ配列して振動素子
群を形成し、前記振動素子間を絶縁材料で埋設して音響
整合層上に音響レンズを張設する方法である。
【0025】
【0026】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る超音波探触子の製造方法は、請求項22に記
載したように、電極板の超音波振動子への接合は、振動
素子群の一側面に信号電極引出部分を、他側面にアース
電極引出部分をそれぞれ形成し、上記信号電極引出部分
にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付けで
接合し、アース電極引出部分にアース板を半田付けある
いは導電性接着剤で接合する方法であったり;さらに請
求項23に記載したように、半田付けはパラレルギャッ
プによる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱法により
行なう方法であったり;請求項24に記載したように、
超音波振動子に電極板を接合した後、バッキング材を熱
膨脹係数の小さな材料で構成された第2バッキング材あ
るいはバッキング層保持台上に接着して保持する方法で
ある。
【0027】本発明に係る超音波プローブは、上述した
課題を解決するために、請求項23に記載したように、
プレート状の圧電体と、前記圧電体表面に形成された電
極と、前記電極と電気的に接続され、前記圧電体の側面
に設けられた電極引出し部と、露出パターンを有し、該
露出パターンが前記電極引出し部にパラレルギャップに
よる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱法で半田付け
にて接合されたフレキシブルプリント板からなる電極板
とを具備し、前記圧電体は、前記接合後にカッティング
により複数の振動素子を形成してなる超音波振動子をプ
ローブヘッドに組み込んだものである。
【0028】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る超音波プローブは、請求項26に記載した
ように、電極板をフレキシブルプリント板とアース板と
から構成し、フレキシブルプリント板の露出パターンを
超音波振動子の振動素子群の一側面に半田付けにより、
この振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤によりそれぞれ接合したり;請求項27に
記載したように、請求項3ないし19のいずれかに記載
の超音波探触子をプローブヘッドに備えたものである。
【0029】
【0030】上述した課題を解決するために、本発明に
係る超音波プローブの製造方法は、請求項29に記載し
たように、電極板の超音波振動子への接合は、振動素子
群の一側面に信号電極引出部分を、他側面にアース電極
引出部分をそれぞれ形成し、上記信号電極引出部分にフ
レキシブルプリント板の露出パターンを半田付けで接合
し、アース電極引出部分にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤で接合する方法である。
【0031】
【作用】本発明に係る超音波探触子においては、超音波
振動子の振動素子群の少なくとも一側面にフレキシブル
プリント板の露出パターンを接合して電極引出構造とし
たので、フレキシブルプリント板を超音波振動子から側
外方に張り出させることがなく、その分、超音波探触子
の小型・コンパクト化を図ることができる。フレキシブ
ルプリント板は超音波振動子の電極形成面を上方あるい
は下方から覆うことがないので、超音波振動子の電極引
出部分が電極有効開口に寄与しないで無駄になるのを確
実に防止でき、電極有効開口を効率よく大きくとること
ができる。また、超音波振動子に形成される振動素子群
の一側面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半
田付けで、振動素子群の他側面にアース板を半田付けあ
るいは導電性接着剤でそれぞれ接合したので、フレキシ
ブルプリント板やアース板が超音波振動子から側外方に
張り出さず、超音波探触子の小型・コンパクト化を図る
ことができ、また、超音波振動子の電極有効開口を大き
くとることができる。
【0032】さらに、超音波振動子の振動素子群の側方
上面にアース板を半田付けあるいは導電性接着剤にて接
合すると、超音波振動子の振動素子分割後にアース板を
接合することができ、超音波振動子の素子分割時に電極
剥離の問題を起こすことがなく、電極引出をスムーズに
かつ容易に行なうことができる。
【0033】また、超音波振動子の振動素子群の側方上
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
にて接合したので、超音波振動子の振動素子分割後にフ
レキシブルプリント板を接合することができ、超音波振
動子の素子分割時に電極剥離の問題を解消でき、電極引
出をスムーズかつ容易に行なうことができる。
【0034】超音波振動子に信号電極とアース電極をそ
れぞれ形成する一方、超音波振動子の電極引出部分をA
u,AgまたはCu電極材料で構成することにより半田
の流れが改善され、微小な電極引出部分領域への半田付
けが良好なものとなる。
【0035】超音波振動子の振動子表面と信号電極およ
びアース電極の電極材料との間に、Cr,Ni,Ti,
Snの少なくとも1つを成分とする介在層を設けること
により、電極の接合強度を向上させ、大きくすることが
できる。
【0036】また、超音波振動子の信号電極およびアー
ス電極のうち、少なくとも電極引出部分を蒸着,スパッ
タリング,焼付けあるいはメッキ等で形成することによ
り、均質で適度な厚みの引出電極を形成でき、半田付け
による接合をスムーズに効率よく行なうことができる。
【0037】さらに、超音波振動子の上面および下面電
極をAg焼付け電極とすることにより、バッキング材の
接着や音響整合層の形成を容易にし、製造コストを下げ
ることができる。
【0038】一方、フレキシブルプリント板の露出パタ
ーン部分やアース板の電極引出部分の半田メッキ厚を3
μm以上とすることにより、超音波振動子への半田付け
による接合を良好に行なうことができる一方、半田メッ
キ厚を20μm以下とすることにより、フレキシブルプ
リント板のパターン間の短絡を防止できる。
【0039】また、超音波振動子の振動素子群に形成さ
れる各振動素子のうち、隣り合う複数個の振動素子をブ
リッジするように、フレキシブルプリント板の露出パタ
ーンを半田付けで接合すると、サブダイスのある超音波
プローブ用超音波探触子として形成できる。
【0040】さらに、フレキシブルプリント板の露出パ
ターン部分のパターン走行方向が超音波振動子の振動子
面法線方向に交差させることにより、フレキシブルプリ
ント板のパターンピッチにピッチ幅を実質的に持たせる
ことができ、超音波振動子の振動素子ピッチとフレキシ
ブルプリント板のパターンピッチとの間に形成精度に基
づくピッチ差が存在しても、このピッチ差を吸収して、
FPCの露出パターンを振動素子群にスムーズに接合さ
せることができる。したがって、フレキシブルプリント
板の半田付け作業を円滑かつスムーズに行なうことがで
きる。
【0041】また、フレキシブルプリント板の少なくと
も露出パターン側が複数に分割されている場合にも、超
音波振動子の振動素子ピッチとフレキシブルプリント板
(FPC)のパターンピッチとの間のピッチ差を吸収
し、FPCの露出パターンを超音波振動子の各振動素子
へ精度よく接合させることができる。
【0042】さらに、フレキシブルプリント板の露出パ
ターンを超音波振動子の電極引出部分に、パラレルギャ
ップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱法で半
田付けしたので、各振動素子を半田付け部分のみを局所
的に加熱して良好に接合することができ、この接合時に
超音波振動子の側面以外の周りの部品を暖めるのを有効
的に防止でき、周りの部品に熱膨張や特性劣化を生じさ
せることがない。
【0043】本発明に係る超音波探触子は、超音波振動
子の側面に電極引出部分を形成し、この電極引出部分に
電極板を接合させたので、電極板が超音波振動子から側
外方に突出することがなく、小型・コンパクト化を図る
ことができる。
【0044】超音波振動子をサポートするバッキング材
は、厚みが5mm以下としたので、薄肉で冷却性が良好と
なり、超音波振動子の振動素子ピッチの形成精度にバッ
キング材の熱膨脹による悪影響を与えることが少なく、
振動素子群の素子ピッチの形成精度の向上を図ることが
できる。
【0045】また、バッキング材の厚みを5mm以下と薄
くすることにより、超音波振動子の素子ピッチの形成精
度の向上が図れる一方、このバッキング材を熱膨脹係数
の小さな材料で形成された第2バッキング材あるいはバ
ッキング層保持台上に保持することにより、超音波振動
子は安定的に、精度よく保持される。
【0046】さらに、超音波振動子に接合されるバッキ
ング材および音響整合層の少なくとも一方をフィルム状
接着剤で接着させると、超音波振動子の側面が接着剤で
汚れることがない。このため、超音波振動子の振動子側
面への半田付けを良好に行なうことができる。
【0047】一方、本発明に係る超音波探触子の製造方
法においては、超音波振動子を各振動素子に分割した後
に、振動素子群の電極引出部分に電極板を接合させたの
で、超音波振動子の素子分割時に電極板を付けておく必
要がなく、電極板を接合しない状態で超音波振動子の素
子分割を行なうことができ、しかもこの素子分割はフレ
キシブルプリント板のパターンピッチから独立し、自由
度を持たせて行なうことができるので、製品歩留りを向
上させ、生産性を向上させることができる。
【0048】また、超音波振動子の振動素子分割形成後
に、電極板を接合させて電極の引出を行なうことによ
り、従来の電極板接合のための半田付け作業や振動素子
分割時に発生した製造歩留り劣化要因を除去できる。
【0049】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
で、振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤でそれぞれ接合することにより、電極引出
部分が超音波の有効開口を阻害することを確実に防止で
き、超音波の有効開口を従来の同じフットプリントの場
合に較べ大きくとることができる。
【0050】他方、本発明に係る超音波プローブにおい
ては、超音波探触子の電極板の少なくとも1つをフレキ
シブルプリント板で構成し、このフレキシブルプリント
板の露出パターンを超音波振動子の振動素子群の一側面
に接合させたので、フレキシブルプリント板を超音波振
動子から側外方に張り出させることがなく、超音波プロ
ーブの小型・コンパクト化が図れる。
【0051】また、フレキシブルプリント板は超音波振
動子の一側面に接合され、電極形成面を上方あるいは下
方から覆うことがないので、超音波プローブのプローブ
有効開口を大きくとることができる。
【0052】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを、振動素
子群の他側面にアース板を接合させると、フレキシブル
プリント板やアース板が超音波振動子から側外方に張り
出さず、超音波プローブの小型・コンパクト化が図れる
一方、フレキシブルプリント板やアース板が超音波プロ
ーブのプローブ開口を覆わないので、プローブ開口を充
分に大きくとることができる。
【0053】また、本発明に係る超音波プローブの製造
方法においては、超音波振動子を各振動素子に分割した
後に、振動素子群の電極引出部分に電極板を接合させた
ので、超音波振動子の素子分割時に電極板を付けておく
必要がなく、電極板を接合しない状態で超音波振動子の
素子分割を行なうことができる。しかもこの素子分割は
電極板(フレキシブルプリント板)のパターンピッチか
ら独立し、自由度を持たせて行なうことができるので、
製品歩留りを向上させ、生産性を向上させることができ
る。
【0054】また、超音波振動子の振動素子分割形成後
に、電極板を接合させて電極の引出を行なうことによ
り、従来の電極板接合のための半田付け作業や振動素子
分割時に発生した製造歩留り劣化要因を除去できる。
【0055】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
で、振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤でそれぞれ接合することにより、電極引出
部分が超音波の有効開口を阻害することを確実に防止で
き、超音波の有効開口を従来の同じフットプリントの場
合に較べ大きくとることができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照して説明する。
【0057】図1は、本発明に係る超音波プローブの一
例を拡大して示すプローブヘッド10の模式的な斜視図
である。この超音波プローブはリニアプローブに適用さ
れる例を示しているが、リニアプローブ以外のコンベッ
クスプローブやセクタプローブ、内視鏡的プローブ等の
フェズドアレイ型プローブに適用される。
【0058】超音波プローブのプローブヘッド10は、
図1に示す超音波探触子11を備えている。このプロー
ブヘッド10はバッキング材12上面に設けられた超音
波振動子13を有する。この超音波振動子13の上面に
音響整合層14,15が複数層接着され、この音響整合
層14,15の上面に音響レンズ16が張設される。バ
ッキング材12と音響整合層14,15は加熱反応型フ
ィルム状接着剤を用いて超音波振動子13の下面と上面
に接合される。
【0059】加熱反応型フィルム状接着剤は、例えばエ
ポキシ変性樹脂を主成分とする接着剤であり、このフィ
ルム状接着材で超音波振動子13にバッキング材12お
よび音響整合層14,15を接合させることにより、接
着剤等による超音波振動子12の側面の汚れを除去でき
る。
【0060】一方、バッキング材12は多層、例えば2
層の積層構造に形成され、上層の薄い第1バッキング層
を構成する第1バッキング材18と、下層の補強を兼ね
た第2バッキング層を構成する第2バッキング材19と
に区分けされる。
【0061】第1バッキング材18は熱膨脹が比較的大
きな柔かい材料、例えばゴム材料でプレート状に形成さ
れ、5mm以下の薄肉の板厚を有する。また、第2バッキ
ング材19は補強層を構成し、熱膨脹が比較的小さな固
い材料、例えばガラス板やベークライト材で形成され
る。第1バッキング材18には線膨脹率が40×10-6
以上の柔軟材料が、第2バッキング材19には線膨脹率
が40×10-6以下の固い材料がそれぞれ用いられる。
【0062】第2バッキング材に代えて同様なバッキン
グ層保持台を設けてもよい。この場合にも、バッキング
層保持台はガラス板やベークライト材のような熱膨脹係
数の小さな材料で形成され、このバッキング層保持台上
にバッキング材12が接合、保持される構造となってい
る。
【0063】また、超音波振動子13はプレート状のセ
ラミック圧電体で形成され、この圧電体を多数の圧電素
子に微細分割し、多数の圧電素子である振動素子13a
を平面状に列状にアレイ配列して構成される。各振動素
子13aは曲面状にアレイ配列してもよい。超音波振動
子13はプレート(平板)状セラミック圧電体をスライ
ス方向にカッティングして多数の振動素子13aに分割
し、分割された振動素子13aをアレイ状に配列して振
動素子群を構成したものである。
【0064】超音波振動子13の振動子表面には、図2
に示すように、一側例えば下面に信号電極20が、他側
である上面にアース電極21がそれぞれ形成される。信
号電極20は超音波振動子13の振動子一側面に廻り込
んで引き出され、この信号電極20の電極引出部20a
に電極板としてのフレキシブルプリント板(以下、FP
Cという。)22の露出パターン23が半田付けで接合
され、このFPC22で信号電極20が引き出されるよ
うになっている。半田付けはFPC22の露出パターン
23部分に3〜20μmの厚みの半田メッキを施こすこ
とにより行なわれる。
【0065】また、アース電極21は超音波振動子13
の他側面側に廻り込んで引き出され、この電極引出部2
1aに例えば電極板としての銅板製アース板24が半田
付けで直接接続される。この半田付けも超音波振動子1
3に接続されるアース板24の接合部分に3〜20μm
の半田メッキを施こすことにより行なわれる。その際、
FPC22やアース板24は超音波振動子13の振動子
側面に半田付けで接合され、接続されるから、接合され
るFPC22やアース板24が超音波振動子13の外側
方に突出せず、プローブヘッド10を構成する超音波探
触子11の小型・コンパクト化を図ることができる。
【0066】超音波振動子13の電極引出部20aに接
合されるFPC22は、図3に示すように構成される。
FPC22はパターンを構成する信号電極線26をベー
ス27とカバーレイ28にて両側から挾持し封じ込めた
ものである。FPC22のパターンの先端側は、露出し
て露出パターン23が形成され、この露出パターン23
が超音波振動子13の電極引出部20aに接合される
が、この露出パターン23部分は、図3(A)に示すよ
うに完全に露出させても、また、図3(B)に示すよう
に、ベース27あるいはカバーレイ28にて片面を覆
い、他の片面側を露出させてもよい。
【0067】また、超音波振動子13の振動子表面に
は、図4に示すように、一側に信号電極20が、他側に
アース電極21が図4(A)、(B)および(C)に示
すようにそれぞれ形成される。
【0068】超音波振動子13の振動子表面に形成され
る各電極20,21はAuあるいはAg電極であり、A
uあるいはAg電極は、図4(A)に示すように、超音
波振動子13の振動子表面にAuあるいはAgの電極材
料を蒸着、スパッタリング、焼き付けあるいはメッキに
より形成してもよい。超音波振動子13の振動子表面を
Ag焼き付け電極とすることにより、安価にかつ容易に
形成できる。
【0069】また、超音波振動子13と各電極20,2
1との電極接合強度を改善し、強化するために、図4
(B)に示すように、Ni、Ti、Cr、Sn等の少な
くとも1つの材料を介在させた介在層30を振動子表面
に結合層として形成し、この介在層30上にAuあるい
はAg電極を形成する。その際、超音波振動子13の側
面は介在層30上にAg焼き付けにより電極引出部20
a,21aを構成してもよい。介在層30の存在により
超音波振動子13と各電極20,21とのぬれ性、なじ
み性を改善し、結合強度を向上させることができる。
【0070】さらに、超音波振動子13の振動子表面に
形成される各電極20,21は、図4(C)に示すよう
にAg焼き付けによりAg電極を形成し、振動子側面は
AuあるいはAg電極で形成して電極引出部20a,2
1aを構成してもよい。
【0071】超音波振動子13に形成される信号電極2
0およびアース電極21は、他にも種々の組合せが考え
られる。Cu等の導電性が良好な材料あるいは合金材料
を電極材料として用いてもよい。
【0072】次に、超音波プローブの製造方法を説明す
る。
【0073】図5〜図7は超音波プローブの製造手順を
それぞれ示す図である。超音波プローブを製造する場
合、平板状のセラミック圧電体の表面にAuあるいはA
g電極を図4(A)、(B)または(C)に示すように
予め形成し、超音波振動子13を構成する。
【0074】振動子表面に電極(信号電極20とアース
電極21)が形成された超音波振動子13の上面および
下面に加熱反応型フィルム状接着剤を用いて複数層の音
響整合層14,15および第1バッキング層を構成する
第1バッキング材18を接着し、接合させる。加熱反応
型フィルム状接着剤は、仮接着用の単純なホットメルト
接着剤と加熱硬化型接着剤の2つの機能を備えている。
【0075】超音波振動子13の上面および下面に音響
整合層14,15および第1バッキング材18を接合
し、固着して一体化した状態で、ダイサーを用いてスラ
イス方向にカッティングして微細分割させ、第1バッキ
ング材18上に複数の圧電素子としての振動素子13a
をアレイ状に形成して振動素子群を構成する。ダイスの
切り込み深さは、第1バッキング材18の板厚を考慮し
て適宜設定される。複数の振動素子13aを第1バッキ
ング材18上に形成して振動素子群を構成した後、この
第1バッキング材18は補強層を構成する第2バッキン
グ材19あるいはバッキング層保持台上に接合され、振
動素子群が補強され、安定的に保持される。この接合に
も、例えば加熱反応型フィルム状接着剤が用いられる。
【0076】このようにして、バッキング材12上に超
音波振動子13が接合される。この超音波振動子13は
微細な振動素子13aに分割される。各振動素子13a
は例えば素子幅が70μm、素子間ギャップが30μ
m、素子ピッチが100μm程度に形成され、図5に示
すように構成される。
【0077】その際、素子ピッチの形成精度にバッキン
グ材12の熱膨脹が影響することが考られるが、バッキ
ング材12の第1バッキング材18の厚みを薄くするこ
とにより、冷却性が向上し、形成精度の向上が図れる。
第1バッキング材18の厚みの上限は、超音波プローブ
の使用およびバッキング材の材質により異なるが、第1
バッキング材18の厚みが5mm以下であれば、ほとんど
の仕様で素子ピッチずれを解消できることがわかった。
【0078】図5に示す状態から、超音波振動子13の
一方の振動子側面に形成された電極引出部20aにFP
C22の露出パターン23を半田付けにより接合し、F
PC22を超音波振動子13の一側面に接続する(図6
参照)。
【0079】超音波振動子13の一側面にFPC22を
接続した後、図7に示すように、超音波振動子13の他
側面に形成された電極引出部21aに電極板としてのア
ース板24を半田付けで接合し、接続させる。
【0080】この製造の順番は変更が可能である。すな
わち、FPC22の超音波振動子13への接合を先に行
ない、その後ダイサーによりアレイ形成することもでき
る。この場合は、形成されたFPC22のパターンピッ
チに合せてダイシングする必要があるものの、パターン
の接合を複数素子同時に行ない易い長所もある。この方
法の場合、FPC22は従来良く使用されているように
パターンの先端が図8のとおり共通化されているものを
使用することも可能である。
【0081】超音波振動子13の振動子側面へのFPC
22の半田付けは、図9に模式的に示された抵抗溶接機
33により行なわれる。この抵抗溶接機33はマイクロ
ソルダリング技術として抵抗溶接法を採用したもので、
パラレルギャップによる抵抗溶接のための溶接チップ3
4を備え、パラレルギャップの溶接チップ34をFPC
22の露出パターン23に当てて電源35から数V程度
の電圧Eを印加させると、FPCパターン23から超音
波振動子13の振動子側面の電極引出部を介して電流I
が流れ、発生したジュール熱により半田付けされるもの
である。
【0082】半田付けは、FPC22の露出パターン部
分に3〜20μm厚み程度の半田メッキを施こすことに
より行なわれる。半田メッキの厚みが3μm以下では薄
すぎてFPC22の超音波振動子13の電極引出部20
aへの付着性が良好でなく、また、半田メッキが20μ
m以上の厚みを有すると、厚すぎて隣り合う振動素子1
3a間で短絡(ショート)を起こす恐れがある。したが
って、半田メッキはメッキ厚が3〜20μmの範囲とす
ることで、各振動素子13aへの半田付けが良好に行な
われ、FPCパターン間の短絡のない接合を行なうこと
ができる。
【0083】また、超音波振動子13の振動子側面への
FPC22の半田付けは、図10に示したパルスヒート
加熱法により行なってもよい。このパルスヒート加熱装
置36はコ字状の加熱用チップ37を用い、この加熱用
チップ37をFPC22の露出パターン23に当てて電
源35から電圧Eを印加させると、加熱用チップ37に
電流Iが流れ、発生したジュール熱により半田付けが行
なわれるようになっている。
【0084】パルスヒート加熱装置36による半田付け
は、図11に示すように、複数個例えば4個の振動素子
13aを同時に半田付けで接合させるようにしてもよ
い。
【0085】超音波振動子13の振動子側面とFPC2
2の半田付けを、パラレルギャップによる抵抗溶接法や
パルスヒート加熱法を用いることにより、振動子側面以
外の周りの部品を暖めることがなく、半田付け部分のみ
を加圧しながら加熱できるので良好な接合が得られ、部
品の熱膨脹や特性劣化の発生を有効に防止することがで
きる。
【0086】また、超音波振動子13にFPC22やア
ース板24を接続して電極を引き出す場合、超音波振動
子13を、多数の振動素子13aに素子分割した後に半
田付けでFPC22やアース板24を接着する。このた
め、多数の振動素子13aへの分割を能率よくスムーズ
に行なうことができ、素子分割時に電極板であるFPC
22やアース板24を備える必要がないので、電極剥れ
等の問題を生じさせることがない。
【0087】さらに、超音波振動子13の振動子側面に
FPC22やアース板24が半田付けで直接接合される
が、この場合、振動子側面が接着剤等で汚されないこと
が重要である。この超音波探触子11においては、超音
波振動子13へのバッキング材12および音響整合層1
4,15の形成において、液状接着剤ではなくフィルム
状接着剤を使用したので、振動子側面が接着剤等による
汚れを確実に除去でき、良好な半田付けによる接合が得
られる。
【0088】また、超音波振動子13の各振動素子13
aの一側面側にFPC22を、他側面側にアース板24
を半田付けでそれぞれ溶着し、接合した後、各振動素子
13a間の溝に絶縁樹脂材料としてシリコン接着剤39
を充填して埋設する。シリコン接着剤39を充填した
後、音響整合層14,15上に音響レンズ16を張設し
て超音波探触子11が構成される。この超音波探触子1
1をプローブ先端に組み込んでプローブヘッド10が構
成され、超音波プローブが製造される。
【0089】次に、本発明に係る超音波プローブの第2
実施例を図12乃至図14を参照して説明する。
【0090】図12は超音波プローブのプローブヘッド
10Aから音響レンズを取り除いた状態を示す斜視図で
ある。プローブヘッド10Aに備えられる超音波探触子
11は、超音波振動子13からFPC22の電極引出構
造が図1に示された超音波探触子11の電極引出構造と
基本的に相違し、他の構成は実質的に同一であるので、
同一符号を用いて説明を省略する。
【0091】図12に示された超音波探触子11は信号
電極およびアース電極の電極を予め形成した超音波振動
子13の上面および下面に音響整合層14,15および
第1バッキング材18を図13に示すように接合した状
態で、超音波振動子13をスライス方向にカッティング
し、微細な圧電素子としての振動素子13aに分割す
る。すなわち、厚さ5mm以下のプレート状第1バッキン
グ材18上にて超音波振動子13のセラミック圧電体を
微細な振動素子13aに分割し、多数の振動素子をアレ
イ状に配列した振動素子群を形成する。
【0092】厚さ5mm以下の第1バッキング材18と音
響整合層14,15との間に超音波振動子13を一体に
挾持した状態で図13に示すように、振動素子13aへ
の分割形成を行なう。この素子分割後、第1バッキング
材18を第2バッキング材19上に接着する。その後、
超音波振動子13の一側面にFPC22を、他側面にア
ース板24をそれぞれ半田付けにて接合し、電極引出構
造を構成する。
【0093】超音波振動子13へのFPC22の整合
は、図14に示すように行なわれる。各超音波振動素子
13aへ接合されるFPC22の露出パターン23は斜
めに拡開するように走行している。FPC22の露出パ
ターン23を斜めに拡開させることにより、超音波振動
子13の振動素子配列ピッチPaとFPC22のパター
ンピッチPbにずれが生じた場合、ピッチのずれを吸収
することができる。
【0094】FPC22の露出パターン23を斜めに走
行させることにより、FPC22の露出パターン23の
パターンピッチにある程度の幅を持たせることができ
る。例えば、図14の左端の振動素子13aでは、FP
C22の露出パターン23の走行方向は、振動素子面法
線と傾き角度θで交差しており、振動素子13aの素子
ピッチPaがFPC22のパターンピッチPbと相違し
ても、ピッチの相違を吸収することができる。
【0095】図12乃至図14に示された超音波プロー
ブは、超音波振動子13の振動素子13aの形成精度
や、FPC22の形成精度如何によって、振動素子13
aの素子ピッチ(チャネルピッチ)PaやFPC22の
パターンピッチ(チャネルピッチ)Pbにずれが生じ得
る。しかし、FPC22の露出パターン23のパターン
部分の走行を超音波振動子13の振動素子面の法線方向
に対して傾きを持たせることにより、FPC22のパタ
ーンピッチPbに幅を持たせることができ、ピッチずれ
を吸収することができる。
【0096】また、超音波プローブの超音波振動子13
の一側面に接合されるFPC22に、図12乃至図14
に示すように、露出パターン23を拡散する方向に走行
させる代わりに、図15に示すように分割した構成とし
てもよい。
【0097】図15は、FPC22の露出パターン23
を拡散させる代りに、FPC22の少なくとも露出パタ
ーン23側に切り込みを入れて先端側を複数に分割し、
各分割部22a,22bを利用して露出パターン23を
超音波振動子13の個々の振動素子13aに半田付けで
効率よく接合し、超音波振動子13の電極引出しを行な
うようにしてもよい。この場合にも、FPC22のパタ
ーンピッチPbと超音波振動子13の素子ピッチPaと
のピッチずれを防止できる。
【0098】さらに、FPC22の露出パターン23側
を複数に分割する代りに、FPC22を複数本のパター
ン毎に用意し、各FPC22の露出パターン23を超音
波振動子13の個々の振動素子13aの側面に半田付け
にて接合してもよい。複数枚のFPC22を用いること
により、超音波振動子13の素子ピッチPaとFPC2
2のパターンピッチPaとのピッチずれを防止し、吸収
することができる。
【0099】図16は図12に示された超音波プローブ
の変形例を示すものである。図12では、超音波振動子
13をサポートするバッキング材12を第1バッキング
材18と第2バッキング材19とを接合して構成した
が、図15では1つのバッキング材12上に超音波振動
子13をサポートしたものである。他の構成は図11に
示す超音波プローブと異ならないので、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0100】図17は本発明に係る超音波プローブの第
3実施例を示したものである。
【0101】この実施例に示された超音波プローブは、
サブダイスのあるリニア系プローブに適用されるもの
で、超音波振動子13の振動素子群のうち複数個の振動
素子、図示例では2個の振動素子13aに跨ってFPC
22の露出パターン23を半田付けで接合したものであ
る。
【0102】図18は本発明に係る超音波プローブの第
4実施例を示すものである。
【0103】この実施例に示された超音波プローブは、
超音波振動子13の側方上面を音響整合層14,15で
覆うことなく、信号電極20を露出させ、各振動素子1
3aの露出上面電極(電極引出部20a)にFPC22
の露出パターン23を半田付けでそれぞれ接合させる。
【0104】超音波振動子13の他側面に電極板として
のアース板24を半田付けにて接合し、アース電極引出
部を構成する。
【0105】図19は本発明に係る超音波プローブの第
5実施例を示すものである。
【0106】この実施例に示された超音波プローブは超
音波振動子13の一側に電極板としてのFPC22やア
ース板24を半田付けで接合したものである。
【0107】この超音波プローブにおいては、超音波振
動子13の側方上面を音響整合層14,15で覆うこと
なく、アース電極21を露出させて電極引出部21aを
形成する一方、超音波振動子13の下面から一側方に信
号電極20を廻り込ませ、電極引出部20aを形成す
る。
【0108】そして、超音波振動子13をダイスにより
微細分割し、アレイ状に配列された多数の振動素子13
aを形成した後に、信号電極20およびアース電極21
の引き出しが行なわれる。信号電極の引出しは、超音波
振動子13の各振動素子13aの一側面にFPC22の
露出パターン23を半田付けすることにより行なわれ
る。また、アース電極の引出しは、アース板24を超音
波振動子13の各振動素子13aの側方上面に半田付け
で接合することにより行なわれる。半田付けによる接合
は、図9に示す抵抗溶接法や図10に示すパルスヒート
加熱法を利用することにより、電極間にショートを生じ
させることなく、製造できる。
【0109】図19に示される超音波プローブはチャネ
ル間のクローストークの低減が期待できる。
【0110】図19に示される超音波プローブにおい
て、超音波振動子13の上面にアース電極21を下面に
信号電極20を形成した例を示したが、信号電極とアー
ス電極を逆に形成し、FPC22を超音波振動子13の
各振動素子13aの側方上面に接合し、アース板24を
各振動素子13aの側面に接合してもよい。
【0111】この場合、超音波振動子13の各振動素子
13aの側面引出電極は、蒸着、スパッタリング、焼付
けあるいはメッキにより形成し、超音波振動子13の各
振動素子13aの上面および下面に形成される信号電極
およびアース電極は、電極引出部分を除いてAg焼付電
極とすると、安価で接着性が良好な電極が得られる。
【0112】ところで、本発明の各実施例に示された超
音波プローブにおいては、超音波振動子13に電極板と
してのFPC22およびアース板24を半田付けで接合
した例を示したが、電極引出しは、図20乃至図21
示すように行なってもよい。
【0113】図20に示された超音波プローブは超音波
振動子13の振動素子13両側面にFPC22の露出パ
ターン23を半田付けで接合し、両FPC22により電
極の引出しを行なったものである。このとき、FPC2
2の一方を信号電極板とし、他方をアース電極板として
利用しても、また、超音波振動子13の各振動素子13
aの両側面に信号線とアース線を適当に混在させ、この
信号線とアース線に対応させてFPC22のパターンに
信号線とアース線を形成してもよい。
【0114】また、図21に示すように、超音波振動子
の一側面にFPC22の露出パターン23を半田付けで
接合するとともに、超音波振動子13の他側面側に銅板
製アース板24を導電性接着剤40にて接合してもよ
い。この場合、導電性接着剤40での接合力を強化する
ため、超音波振動子13の他側上面にアース電極引出部
を露出させてもよい。
【0115】超音波振動子13へのFPC22およびア
ース板24の接合は、他にも種々の形状が考えられる
が、いずれも、超音波振動子13を微細な振動素子に分
割後、振動素子群にFPC22あるいはアース板24を
接合させることにより、超音波振動子13のカッティン
グ位置とFPC22のパターンとの面倒な調節作業が不
要となり、超音波プローブの製造性が向上する。複数の
超音波プローブを連続的にカッティングすることが可能
となり、生産性が向上する。
【0116】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る超音
波探触子においては、超音波振動子の振動素子群の少な
くとも一側面にフレキシブルプリント板の露出パターン
を接合して電極引出構造としたので、フレキシブルプリ
ント板を超音波振動子から側外方に張り出させることが
なく、その分、超音波探触子の小型・コンパクト化を図
ることができる。フレキシブルプリント板は超音波振動
子の電極形成面を上方あるいは下方から覆うことがない
ので、超音波振動子の電極引出部分が電極有効開口に寄
与しないで無駄になるのを確実に防止でき、電極有効開
口を効率よく大きくとることができる。
【0117】また、超音波振動子に形成される振動素子
群の一側面にフレキシブルプリント板の露出パターンを
半田付けで、振動素子群の他側面にアース板を半田付け
あるいは導電性接着剤でそれぞれ接合したので、フレキ
シブルプリント板やアース板が超音波振動子から側外方
に張り出さず、超音波探触子の小型・コンパクト化を図
ることができ、また、超音波振動子の電極有効開口を大
きくとることができる。
【0118】さらに、超音波振動子の振動素子群の側方
上面にアース板を半田付けあるいは導電性接着剤にて接
合すると、超音波振動子の振動素子分割後にアース板を
接合することができ、超音波振動子の素子分割時に電極
剥離の問題を起こすことがなく、電極引出をスムーズに
かつ容易に行なうことができる。
【0119】また、超音波振動子の振動素子群の側方上
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
にて接合したので、超音波振動子の振動素子分割後にフ
レキシブルプリント板を接合することができ、超音波振
動子の素子分割時に電極剥離の問題を解消でき、電極引
出をスムーズかつ容易に行なうことができる。
【0120】超音波振動子に信号電極とアース電極をそ
れぞれ形成する一方、超音波振動子の電極引出部分をA
u,AgまたはCu電極材料で構成することにより半田
の流れが改善され、微小な電極引出部分領域への半田付
けが良好なものとなる。
【0121】超音波振動子の振動子表面と信号電極およ
びアース電極の電極材料との間に、Cr,Ni,Ti,
Snの少なくとも1つを成分とする介在層を設けること
により、電極の接合強度を向上させ、大きくすることが
できる。
【0122】また、超音波振動子の信号電極およびアー
ス電極のうち、少なくとも電極引出部分を蒸着,スパッ
タリング,焼付けあるいはメッキ等で形成することによ
り、均質で適度な厚みの引出電極を形成でき、半田付け
による接合をスムーズに効率よく行なうことができる。
【0123】さらに、超音波振動子の上面および下面電
極をAg焼付け電極とすることにより、バッキング材の
接着や音響整合層の形成を容易にし、製造コストを下げ
ることができる。
【0124】一方、フレキシブルプリント板の露出パタ
ーン部分やアース板の電極引出部分の半田メッキ厚を3
μm以上とすることにより、超音波振動子への半田付け
による接合を良好に行なうことができる一方、半田メッ
キ厚を20μm以下とすることにより、フレキシブルプ
リント板のパターン間の短絡を防止できる。
【0125】また、超音波振動子の振動素子群に形成さ
れる各振動素子のうち、隣り合う複数個の振動素子をブ
リッジするように、フレキシブルプリント板の露出パタ
ーンを半田付けで接合すると、サブダイスのある超音波
プローブ用超音波探触子として形成できる。
【0126】さらに、フレキシブルプリント板の露出パ
ターン部分のパターン走行方向が超音波振動子の振動子
面法線方向に交差させることにより、フレキシブルプリ
ント板のパターンピッチにピッチ幅を実質的に持たせる
ことができ、超音波振動子の振動素子ピッチとフレキシ
ブルプリント板のパターンピッチとの間に形成精度に基
づくピッチ差が存在しても、このピッチ差を吸収して、
FPCの露出パターンを振動素子群にスムーズに接合さ
せることができる。したがって、フレキシブルプリント
板の半田付け作業を円滑かつスムーズに行なうことがで
きる。
【0127】また、フレキシブルプリント板の少なくと
も露出パターン側が複数に分割されている場合にも、超
音波振動子の振動素子ピッチとフレキシブルプリント板
(FPC)のパターンピッチとの間のピッチ差を吸収
し、FPCの露出パターンを超音波振動子の各振動素子
へ精度よく接合させることができる。
【0128】さらに、フレキシブルプリント板の露出パ
ターンを超音波振動子の電極引出部分に、パラレルギャ
ップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒート加熱法で半
田付けしたので、各振動素子を半田付け部分のみを局所
的に加熱して良好に接合することができ、この接合時に
超音波振動子の側面以外の周りの部品を暖めるのを有効
的に防止でき、周りの部品に熱膨張や特性劣化を生じさ
せることがない。
【0129】本発明に係る超音波探触子は、超音波振動
子の側面に電極引出部分を形成し、この電極引出部分に
電極板を接合させたので、電極板が超音波振動子から側
外方に突出することがなく、小型・コンパクト化を図る
ことができる。
【0130】超音波振動子をサポートするバッキング材
は、厚みが5μm以下としたので、薄肉で冷却性が良好
となり、超音波振動子の振動素子ピッチの形成精度にバ
ッキング材の熱膨脹による悪影響を与えることが少な
く、振動素子群の素子ピッチの形成精度の向上を図るこ
とができる。
【0131】また、バッキング材の厚みを5mm以下と薄
くすることにより、超音波振動子の素子ピッチの形成精
度の向上が図れる一方、このバッキング材を熱膨脹係数
の小さな材料で形成された第2バッキング材あるいはバ
ッキング層保持台上に保持することにより、超音波振動
子は安定的に、精度よく保持される。
【0132】さらに、超音波振動子に接合されるバッキ
ング材および音響整合層の少なくとも一方をフィルム状
接着剤で接着させると、超音波振動子の側面が接着剤で
汚れることがない。このため、超音波振動子の振動子側
面への半田付けを良好に行なうことができる。
【0133】一方、本発明に係る超音波探触子の製造方
法においては、超音波振動子を各振動素子に分割した後
に、振動素子群の電極引出部分に電極板を接合させたの
で、超音波振動子の素子分割時に電極板を付けておく必
要がなく、電極板を接合しない状態で超音波振動子の素
子分割を行なうことができ、しかもこの素子分割はフレ
キシブルプリント板のパターンピッチから独立し、自由
度を持たせて行なうことができるので、製品歩留りを向
上させ、生産性を向上させることができる。
【0134】また、超音波振動子の振動素子分割形成後
に、電極板を接合させて電極の引出を行なうことによ
り、従来の電極板接合のための半田付け作業や振動素子
分割時に発生した製造歩留り劣化要因を除去できる。
【0135】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
で、振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤でそれぞれ接合することにより、電極引出
部分が超音波の有効開口を阻害することを確実に防止で
き、超音波の有効開口を従来の同じフットプリントの場
合に較べ大きくとることができる。
【0136】他方、本発明に係る超音波プローブにおい
ては、超音波探触子の電極板の少なくとも1つをフレキ
シブルプリント板で構成し、このフレキシブルプリント
板の露出パターンを超音波振動子の振動素子群の一側面
に接合させたので、フレキシブルプリント板を超音波振
動子から側外方に張り出させることがなく、超音波プロ
ーブの小型・コンパクト化が図れる。
【0137】また、フレキシブルプリント板は超音波振
動子の一側面に接合され、電極形成面を上方あるいは下
方から覆うことがないので、超音波プローブのプローブ
有効開口を大きくとることができる。
【0138】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを、振動素
子群の他側面にアース板を接合させると、フレキシブル
プリント板やアース板が超音波振動子から側外方に張り
出さず、超音波プローブの小型・コンパクト化が図れる
一方、フレキシブルプリント板やアース板が超音波プロ
ーブのプローブ開口を覆わないので、プローブ開口を充
分に大きくとることができる。
【0139】また、本発明に係る超音波プローブの製造
方法においては、超音波振動子を各振動素子に分割した
後に、振動素子群の電極引出部分に電極板を接合させた
ので、超音波振動子の素子分割時に電極板を付けておく
必要がなく、電極板を接合しない状態で超音波振動子の
素子分割を行なうことができる。しかもこの素子分割は
電極板(フレキシブルプリント板)のパターンピッチか
ら独立し、自由度を持たせて行なうことができるので、
製品歩留りを向上させ、生産性を向上させることができ
る。
【0140】また、超音波振動子の振動素子分割形成後
に、電極板を接合させて電極の引出を行なうことによ
り、従来の電極板接合のための半田付け作業や振動素子
分割時に発生した製造歩留り劣化要因を除去できる。
【0141】さらに、超音波振動子の振動素子群の一側
面にフレキシブルプリント板の露出パターンを半田付け
で、振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは
導電性接着剤でそれぞれ接合することにより、電極引出
部分が超音波の有効開口を阻害することを確実に防止で
き、超音波の有効開口を従来の同じフットプリントの場
合に較べ大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波プローブの一実施例を示す
もので、プローブヘッドに備えられる超音波探触子の模
式的斜視図。
【図2】図1に示された超音波プローブに備えられる超
音波探触子の側面図。
【図3】(A)および(B)は超音波探触子の超音波振
動子に接合されるフレキシブルプリント板をそれぞれ示
す側面図。
【図4】(A),(B)および(C)はセラミック圧電
体上に電極を形成した超音波振動子をそれぞれ示す側面
図。
【図5】本発明に係る超音波プローブの製造手順を示す
もので、超音波振動子の素子分割状態を示す模式的斜視
図。
【図6】本発明に係る超音波プローブの製造手順を示す
もので、超音波振動子へのフレキシブルプリント板の接
合状態を示す模式的斜視図。
【図7】本発明に係る超音波プローブの製造手順を示す
もので、超音波振動子へのフレキシブルプリント板とア
ース板の接合状態を示す模式的斜視図。
【図8】超音波振動子に接合されるフレキシブルプリン
ト板を示す図。
【図9】超音波振動子の側面へフレキシブルプリント板
(電極板)を抵抗溶接法により接合する状態を示す図。
【図10】超音波振動子の側面へパルスヒート加熱法に
よりフレキシブルプリント板を接合させる状態を示す
図。
【図11】超音波振動子の複数の振動素子の側面にパル
スヒート加熱法によりフレキシブルプリント板を接合さ
せた例を示す図。
【図12】本発明に係る超音波プローブの第2実施例を
示すもので、音響レンズを取り除いたプローブヘッドを
示す斜視図。
【図13】超音波振動子の素子分割後に、超音波振動子
を第2バッキング材あるいはバッキング層保持台上に接
着させる状態を示す図。
【図14】図12に示された超音波振動子への側面にフ
レキシブルプリント板を接合させる状態を示す図。
【図15】フレキシブルプリント板の接合状態の他の例
を示す図。
【図16】図12に示された超音波プローブのプローブ
変形例を示す図。
【図17】本発明に係る超音波プローブの第3実施例を
示す図。
【図18】本発明に係る超音波プローブの第4実施例を
示す図。
【図19】本発明に係る超音波プローブの第5実施例を
示す図。
【図20】本発明に係る超音波プローブの電極引出構造
を示す側面図。
【図21】本発明に係る超音波プローブの電極引出構造
の他の例を示す側面図。
【図22】従来の超音波プローブのプローブヘッドを示
す斜視図。
【図23】図22に示された超音波プローブのプローブ
ヘッドの側面図。
【符号の説明】
10,10A 超音波プローブのプローブヘッド 11 超音波探触子 12 バッキング材 13 超音波振動子 13a 振動素子(圧電素子) 14,15 音響整合層 16 音響レンズ 18 第1バッキング材 19 第2バッキング材(バッキング層保持台) 20 信号電極 20a 電極引出部 21 アース電極 21a 電極引出部 22 フレキシブルプリント板(FPC,電極板) 23 露出パターン 24 アース板(電極板) 26 信号電極線 27 ベース 28 カバーレイ 30 介在層 34 抵抗溶接材 34 溶接チップ 35 電源 36 パルスヒート加熱装置 37 加熱用チップ 39 シリコン接着剤(絶縁材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−87594(JP,A) 特開 平6−105842(JP,A) 特開 平6−205779(JP,A) 特開 昭61−288698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 17/00 332 H04R 17/00 330 A61B 8/00 G01N 29/24 502

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート状の圧電体と、 前記圧電体表面に形成された電極と、 前記電極と電気的に接続され、前記圧電体の側面に設け
    られた電極引出し部と、 露出パターンを有し、該露出パターンが前記電極引出し
    部にパラレルギャップによる抵抗溶接法あるいはパルス
    ヒート加熱法で半田付けにて接合されたフレキシブルプ
    リント板からなる電極板とを具備し、 前記圧電体は、前記接合後にカッティングにより複数の
    振動素子を形成してなる ことを特徴とする超音波探触
    子。
  2. 【請求項2】 前記電極板をフレキシブルプリント板と
    アース板とから構成し、前記振動素子群の一側面にフレ
    キシブルプリント板の露出パターンを半田付けで、前記
    振動素子群の他側面にアース板を半田付けあるいは導電
    性接着剤でそれぞれ接合した請求項1に記載の超音波探
    触子。
  3. 【請求項3】 前記電極板をフレキシブルプリント板と
    アース板とから構成し、前記振動素子群の側方上面にア
    ース板を半田付けあるいは導電性接着剤にて接合した請
    求項1に記載の超音波探触子。
  4. 【請求項4】 プレート状の圧電体と、 前記圧電体表面に形成された電極と、 前記電極と電気的に接続され、前記圧電体の側面に設け
    られた電極引出し部と、 前記電極引出し部に接合されたフレキシブルプリント板
    とアース板とから構成される電極板とを有し、 前記フレキシブルプリント板は、露出パターンを有し、
    該露出パターンが前記圧電体の側方上面の電極引出し部
    にパラレルギャップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒ
    ート加熱法で半田付けにて接合されるものであって、 前記圧電体は、前記接合後にカッティングにより複数の
    振動素子を形成してなる ことを特徴とする超音波探触
    子。
  5. 【請求項5】 前記電極として前記圧電体の一側に信号
    電極を、他側にアース電極をそれぞれ形成し、電極引出
    し部をAu,AgまたはCu電極材料で構成した請求項
    1または4に記載の超音波探触子。
  6. 【請求項6】 前記電極として前記圧電体の一側に信号
    電極を、他側にアース電極をそれぞれ形成し、これらの
    電極と前記圧電体表面とをCr,Ni,Ti,Snの少
    なくとも1つを成分とする介在層を介して結合した請求
    項1または4に記載の超音波探触子。
  7. 【請求項7】 前記圧電体に信号電極およびアース電極
    をそれぞれ独立して形成する一方、前記信号電極および
    アース電極の少なくとも電極引出部分を蒸着・スパッタ
    リング・焼付けあるいはメッキで形成した請求項1また
    は4に記載の超音波探触子。
  8. 【請求項8】 前記電極として前記圧電体に信号電極お
    よびアース電極をそれぞれ独立して形成する一方、前記
    振動子の上面および下面に形成される電極引出し部以外
    の電極をAg焼付け電極とした請求項1または4に記載
    の超音波探触子。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブルプリント板露出パタ
    ーン部分に厚み3μm〜20μmの半田メッキを施した
    請求項1または4に記載の超音波探触子。
  10. 【請求項10】 前記アース板の電極引出し部に厚さ3
    μm〜20μmの半田メッキを施した請求項2または4
    に記載の超音波探触子。
  11. 【請求項11】 前記フレキシブルプリント板の個々の
    露出パターンが隣り合う複数個の前記振動素子をブリッ
    ジするように半田付けで接合された請求項1または4に
    記載の超音波探触子。
  12. 【請求項12】 前記フレキシブルプリント板は露出パ
    ターン部分のパターン走行方向が前記圧電体の振動子面
    法線方向に交差させて設けられた請求項1または4に記
    載の超音波探触子。
  13. 【請求項13】 前記フレキシブルプリント板は少なく
    とも前記露出パターン側が複数に分割された請求項1ま
    たは4に記載の超音波探触子。
  14. 【請求項14】 前記フレキシブルプリント板の露出パ
    ターンは、フレキシブルプリント板の端部を完全に露
    出させて形成された請求項1または4に記載の超音波探
    触子。
  15. 【請求項15】 プレート状の圧電体と、 この圧電体の表面に形成される電極と、 前記圧電体の一面側をサポートするバッキング材と、 前記圧電体の他面側に接合された音響整合層と、 この音響整合層に張設された音響レンズと、 前記電極と電気的に接続し、前記圧電体の側面に設けら
    れた電極引出し部と、 この電極引出し部に接合された電極板とを備え、 前記電極板はその露出パターンを前記電極引出し部に、
    パラレルギャップによる抵抗溶接法あるいはパルスヒー
    ト加熱法で半田付けにて接合されるものであって、 前記圧電体は、前記接合後にカッティングにより複数の
    振動素子を形成してなる ことを特徴とする超音波探触
    子。
  16. 【請求項16】 前記バッキング材は前記圧電体と接合
    し、厚さ5mm以下の第1バッキング材と、この第1バッ
    キング材に接合される第2バッキング材とを有する請求
    項15に記載の超音波探触子。
  17. 【請求項17】 前記バッキング材は熱膨脹係数の大き
    な材料で形成され、厚さ5mm以下の第1バッキング材
    と、熱膨脹係数の小さな材料で形成された第2バッキン
    グ材を積層状に接合して構成された請求項15に記載の
    超音波探触子。
  18. 【請求項18】 前記バッキング材は前記圧電体に接合
    される厚さ5mm以下のバッキング層を有し、このバッキ
    ング材はガラス板,ベークライト等の熱膨脹係数の小さ
    な材料で構成されたバッキング層保持台上に保持された
    請求項15に記載の超音波探触子。
  19. 【請求項19】 前記圧電体に接合される前記バッキン
    グ材および前記音響整合層の少なくとも一方をフィルム
    状接着剤で接着させた請求項15に記載の超音波探触
    子。
  20. 【請求項20】 セラミック圧電体の表面に信号電極と
    アース電極を形成して超音波振動子を構成し、 この超音波振動子の電極形成面に両側からバッキング材
    と音響整合層を接合して一体化し、前記超音波振動子の側面に設けられた電極引出し部 に電
    極板の露出パターンをパラレルギャップによる抵抗溶接
    法あるいはパルスヒート加熱法で半田付けにて接合し、前記 バッキング材および前記音響整合層が接合された
    超音波振動子をスライス方向にカッティングにより分
    し、アレイ配列して振動素子群を形成し、前記 振動素子間を絶縁材料で埋設して音響整合層上に音
    響レンズを張設することを特徴とする超音波探触子の製
    造方法。
  21. 【請求項21】 前記電極板の超音波振動子への接合
    は、前記振動素子群の一側面に信号電極引出部分を、他
    側面にアース電極引出部分をそれぞれ形成し、上記信号
    電極引出部分にフレキシブルプリント板の露出パターン
    を半田付けで接合し、アース電極引出部分にアース板を
    半田付けあるいは導電性接着剤で接合する請求項20
    記載の超音波探触子の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記超音波振動子に電極板を接合した
    後、前記バッキング材を熱膨脹係数の小さな材料で構成
    された第2バッキング材あるいはバッキング層保持台上
    に接着して保持する請求項20に記載の超音波探触子の
    製造方法。
  23. 【請求項23】 プレート状の圧電体と、 前記圧電体表面に形成された電極と、 前記電極と電気的に接続され、前記圧電体の側面に設け
    られた電極引出し部と、 露出パターンを有し、該露出パターンが前記電極引出し
    部にパラレルギャップによる抵抗溶接法あるいはパルス
    ヒート加熱法で半田付けにて接合されたフレキシブルプ
    リント板からなる電極板とを具備し、 前記圧電体は、前記接合後にカッティングにより複数の
    振動素子を形成してなる超音波振動子をプローブヘッド
    に組み込んだ ことを特徴とする超音波プローブ。
  24. 【請求項24】 前記電極板をフレキシブルプリント板
    とアース板とから構成し、フレキシブルプリント板の
    露出パターンを超音波振動子の前記振動素子群の一側面
    に半田付けにより、この振動素子群の他側面にアース板
    を半田付けあるいは導電性接着剤によりそれぞれ接合し
    た請求項2に記載の超音波プローブ。
  25. 【請求項25】 請求項3ないし19のいずれかに記載
    の超音波探触子をプローブヘッドに備えた請求項2
    記載の超音波プローブ。
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