JP3288815B2 - 2次元アレイ超音波プローブ - Google Patents

2次元アレイ超音波プローブ

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JP3288815B2
JP3288815B2 JP18940293A JP18940293A JP3288815B2 JP 3288815 B2 JP3288815 B2 JP 3288815B2 JP 18940293 A JP18940293 A JP 18940293A JP 18940293 A JP18940293 A JP 18940293A JP 3288815 B2 JP3288815 B2 JP 3288815B2
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史郎 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置や超音
波探傷装置などの超音波画像装置に使用される超音波の
送受信を行うための超音波プローブに係り、特に圧電振
動子をマトリクス状に配列した2次元アレイ超音波プロ
ーブに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、圧電振動子を用いた
超音波プローブにより被検体内に超音波を照射し、音響
インピーダンス(超音波伝搬媒質の密度と音速との積)
が異なる部位からの反射波を同じ超音波プローブで検出
することにより被検体内の断層像を得る装置であり、医
用分野で多く使用されている。
【0003】断層像の情報を取得するためには、超音波
ビームを複数回送受して被検体内を走査する必要があ
る。走査法には、大きく分けて二種類の方法がある。一
つの方法は、単一の圧電振動子を有する超音波プローブ
を機械的に動かすメカニカル走査法であり、もう一つの
方法は、複数の圧電振動子を所定形状に配列したアレイ
型超音波プローブを用い、各振動子に印加する駆動パル
スに電子的に遅延時間を与えることにより、リニアまた
はセクタ状に走査を行う電子走査法である。後者の電子
走査法の方が高速走査が可能であり、高分解能の断層像
が得られるなどの理由から、現在の超音波診断装置では
主流となっている。
【0004】電子走査法においては、圧電振動子の配列
方向である方位方向の分解能向上を図る技術として、超
音波受信時に各深さ位置に応じて受信ビームの集束を行
うダイナミックフォーカスや、送信時の集束点を変えて
超音波ビームの送受信を繰り返し行い、集束点付近の画
像をつなぎ合わせる多段フォーカスなどが知られてい
る。このように電子走査法によると、圧電振動子の配列
方向については分解能を向上させることができるが、圧
電振動子の配列方向と垂直な方向、すなわち深さ方向に
おいては音響レンズによる固定フォーカスであるため、
集束点近傍以外では超音波ビームの幅が広くなって分解
能が低下し、画像がぼけやすい。
【0005】この欠点を解消するため、圧電振動子をマ
トリクス状に配列した2次元アレイ超音波プローブを用
い、口径の制御を行う可変口径や、圧電振動子の配列方
向と同様にダイナミックフォーカスや多段フォーカスを
適用して分解能を向上させる試みが提案されている。ま
た、2次元アレイ超音波プローブを用いれば、超音波ビ
ームを3次元的に制御できるため、従来からの1次元プ
ローブのようにプローブを配列方向と直角な方向に機械
的に移動させるといった複雑な操作を行うことなく立体
的な超音波画像を得ることが可能となり、診断能力は飛
躍的に向上することが予想される。
【0006】ところで、超音波プローブでは複数の圧電
振動子に信号の送受信のためのリード線を接続する必要
がある。従来の1次元アレイ超音波プローブは、フレキ
シブル配線基板などを圧電振動子の電極の端部に半田付
けなどで接続した後、振動子をダイシングすることによ
りアレイ状に分割していた。これに対し、上述したよう
な2次元アレイ超音波プローブでは圧電振動子をマトリ
クス状に分割するため、1次元アレイ超音波プローブの
ように電極端部からリード線を引き出す方法を用いるこ
とができない。
【0007】そこで、2次元アレイ超音波プローブにお
いて、圧電振動子アレイの背面に一方向に沿って分割さ
れたバッキング材を配置し、それらのバッキング材の側
面に引き出し用のフレキシブルプリント基板を設け、こ
のプリント基板の端面に設けた引き出し端子に圧電振動
子の電極を半田付け等で接続する技術が特開昭62−2
799号に開示されている。
【0008】この構造の2次元アレイ超音波プローブで
は、圧電振動子の背面側にバッキング材とフレキシブル
プリント基板を配置した後、圧電素子をフレキシブルプ
リント基板の引き出し端子にそれぞれ接続された部分が
マトリクス状に独立するように位置合わせして、超音波
送受波面側からマトリクス状に切断することになる。し
かし、この場合には圧電振動子の背面側にあるバッキン
グ材およびフレキシブルプリント基板が超音波送受波面
側から見えないため、マトリクス状に切断する際の位置
合わせが難しく、製造が容易でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、圧電
振動子アレイの背面側に一方向に分割されたバッキング
材とフレキシブルプリント基板を配置した構造の従来の
2次元アレイ超音波プローブでは、圧電振動子を正しく
マトリクス状に切断することが難しく、製造が容易でな
いという問題があった。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、圧電振動子をマトリク
ス状に切断する際の位置合わせを容易として、製造が簡
単な2次元アレイ超音波プローブを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る2次元アレイ超音波プローブは、圧電
体層およびその両面に形成された第1および第2の電極
からなり、少なくとも圧電体層と第1の電極が複数の分
割溝によりマトリクス状に分割された圧電振動子アレイ
と、この圧電振動子アレイを前記第1の電極側から支持
する板状のリジッド部、該リジッド部の前記圧電素子ア
レイを支持する側と反対側の面に接して設けられたフレ
キシブル部、及び該フレキシブル部上に形成され、前記
リジッド部に設けられたスルーホールを介して前記第1
の電極と電気的に接続された引き出し配線パターンを有
し、かつ前記リジッド部の厚み方向の途中まで前記分割
溝と連続した50μm〜500μmの範囲の深さの切り
込み溝を形成した配線基板とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【0013】また、本発明に係る他の2次元アレイ超音
波プローブは、圧電体層およびその両面に形成された第
1および第2の電極からなり、少なくとも圧電体層と第
1の電極がマトリクス状に分割された圧電振動子アレイ
と、前記圧電体層の前記第1の電極が形成された面上に
設けられ、樹脂基材中に前記第1の電極の配列間隔より
細かい間隔で柱状導電体を配列した厚み方向にのみ導電
性を有する異方性導電層と、この異方性導電層の前記圧
電体層と反対側の面上の前記第1の電極に対向する位置
に接続された引き出し端子および該引き出し端子に接続
された引き出し配線パターンを有する配線基板とを備え
たことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明による2次元アレイ超音波プローブで
は、圧電振動子アレイを支持する配線基板上に形成され
た引き出し配線パターンに圧電振動子アレイのマトリク
ス分割された第1の電極を接続することで、圧電振動子
アレイのリード線の引き出しが行われるため、引き出し
配線パターンを目印として圧電振動子をマトリクス状に
分割することができ、切断時の位置合わせが容易であ
る。
【0015】また、配線基板に圧電振動子アレイの分割
溝と連続した切り込み溝を形成しているため、この切り
込み溝によって圧電振動子間の音響的アイソレーション
がなされることにより、クロストークが低減され、超音
波プローブの音場特性が向上する。医用超音波診断装置
では超音波周波数として2MHz以上が用いられ、超音
波波長は媒体によって異なるが、100μm〜1mm程
度となる。従って、この切り込み溝の深さを超音波波長
の1/2以上、すなわち50μm以上とすることによ
り、配線基板を媒体とする圧電振動子間のクロストーク
がより効果的に軽減される。また、この切り込み溝の深
さを500μm以下に制限することにより、分離溝およ
び切り込み溝を加工する際の振動子の破損、折れや配線
パターンの切断を避けることができる。
【0016】本発明による他の2次元アレイ超音波プロ
ーブでは、圧電振動子アレイのマトリクス分割された第
1の電極の面に接して厚み方向、すなわち第1の電極の
面と垂直の方向にのみ導電性を有する異方性導電層を設
け、この異方性導電層の第1の電極と反対側の面上に配
線基板の引き出し端子を接続し、この引き出し端子に接
続された配線基板上の引き出し配線パターンによって圧
電振動子アレイのリード線の引き出しを行うため、圧電
振動子をマトリクス状に切断する際の位置合わせがラフ
であっても、圧電振動子アレイのマトリクス分割された
第1の電極と引き出し配線パターンとの接続が可能とな
る。
【0017】さらに、この構成の2次元アレイ超音波プ
ローブによると、異方性導電層を可撓性材料で形成する
ことにより、圧電振動子アレイの配列形状が曲面状のい
わゆるコンベックスアレイプローブの場合でも、振動子
を異方性導電層に接合してからマトリクス状に切断した
後、バッキング材に接合することが可能となるため、容
易に2次元アレイを実現することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0019】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例に係る2次元アレイ超音波プローブ全体の構成を示
す斜視図であり、図2はその一部を切欠し拡大して示す
斜視図である。
【0020】図1および図2において、圧電振動子アレ
イ10は圧電体層11の両面に第1および第2の電極1
2,13を被着し、全体をマトリクス状に分割したもの
である。
【0021】一方、配線基板14はリジッド部15、フ
レキシブル部16、引き出し配線パターン17および外
部接続端子18を有する。引き出し配線パターン17は
フレキシブル部16上に形成され、その一端は超音波診
断装置本体に至る外部接続端子18に接続され、他端は
引き出し端子20に接続されている。
【0022】圧電振動子アレイ10は、配線基板14の
リジッド部15上に第1の電極12側、すなわち背面側
を下にして配置され、第1の電極12はリジッド部15
上に形成された引き出し端子20と、導電性(ペース
ト)接着剤により接続され引き出し端子20からリジッ
ド部15を貫通した導電体からなるスルーホール21に
よって、外部接続端子18に電気的に接続される。な
お、配線基板14は図では単層基板を示しているが、多
層基板を用いてもよい。
【0023】圧電振動子アレイ10には、圧電体層11
と第1および第2の電極12,13を貫通して、圧電振
動子をマトリクス状に分割するための分割溝22が形成
されている。さらに、配線基板14のリジッド部15に
は、圧電振動子アレイ10の分割溝22と連続した切り
込み溝23が厚み方向の途中まで、すなわちフレキシブ
ル部16に到達しない深さまで形成されている。これら
分割溝22および切り込み溝23には、隣接する圧電振
動子間の音響的結合を小さくするための低硬度の樹脂が
充填されている。
【0024】圧電振動子アレイ10の第2の電極13
側、すなわち超音波送受波面側には、第2の電極13を
全て共通に接続する共通電極24が一様に形成されてい
る。さらに、この共通電極24上には超音波プローブと
被検体(生体)との間の超音波送受信効率を高めるため
の音響マッチング層25が形成されている。
【0025】次に、本実施例に基づく具体的な試作例に
ついて説明する。
【0026】圧電振動子アレイ10を128×5チャネ
ルの振動子で構成し、これに対応して配線基板14はリ
ジッド部15とフレキシブル部16を各々3層構造とし
て合計6層の配線基板とした。配線基板14の全厚は、
800μmであった。この配線基板14の面内方向の配
線パターン17の引き回しは、圧電振動子アレイ10と
接続する側から深さ200μmより浅いところではなさ
れておらず、圧電振動子アレイ10と導通をとる電極パ
ッド20からスルーホール21が形成されている。リジ
ッド部15には、ガラスエポキシ基板を用いた。
【0027】この配線基板14のリジッド部15に、こ
れとほぼ同じ大きさの圧電体層およびその両面に形成さ
れた電極からなる圧電振動子を導電ペーストを用いて固
定した後、フレキシブル部16上の引き出し配線パター
ン17のピッチに合わせて、ダイシングソーにより圧電
振動子をマトリクス状に切断した。この際、リジッド部
15に圧電振動子の分割溝22と連続した切り込み溝2
3を150μmの深さまで形成した。次いで、分割溝2
2および切り込み溝23に、隣接振動子間の音響的結合
を小さくするためにゴム系、シリコーン樹脂系などの低
硬度の樹脂を充填した。
【0028】この後、圧電振動子アレイ10上に一様に
共通電極24を形成した。共通電極24の形成法は特に
限定されないが、蒸着法やスパッタ法を用いるのが一般
的である。次に、共通電極24の上に例えばエポキシ樹
脂からなる音響マッチング層25を形成した。なお、図
では音響マッチング層25は単層であるが、2層以上で
も構わない。また、この音響マッチング層25はクロス
トーク低減のため振動子の切断ピッチと合うように切断
しても良い。さらに、エポキシなどの樹脂に金属フィラ
を混入した導電性樹脂を用いることにより、音響マッチ
ング層と共通電極を兼ねて形成しても良い。
【0029】一方、第1の比較例としてリジッド部15
の切り込み溝23の深さを20μmとした以外の仕様は
本実施例に基づく上記試作例と同じにした2次元アレイ
超音波プローブを作成した。
【0030】図3(a)(b)に、本実施例に基づく試
作例および第1の比較例のエレメントファクタを比較し
て示す。エレメントファクタは、横軸に方位方向(アレ
イ方向)、縦軸に送受信超音波ビームのビーム強度をと
ったものである。第1の比較例では図3(b)に示され
るように、隣接振動子間の音響的結合によるクロストー
クであることが明瞭な複数個の山が生じている。これに
対し、本実施例に基づく試作例では図3(a)に示され
るように、この山は極めて僅かであり、適切な深さ(1
50μm)の切り込み溝23を形成したことによる隣接
振動子間の音響的アイソレーションが十分にとれている
ことが明らかである。
【0031】次に、第2の比較例として配線基板14の
リジッド部15を試作例と同じ材質(ガラスエポキシ基
板)でかつ試作例より厚く形成し、切り込み溝23の深
さを700μmにしてマトリクス分割した。本実施例に
基づく試作例では、128×5チャネルの振動子が全て
良好に切断できたが、この第2の比較例では約20%の
振動子が破損した。このように切り込み溝23を深くし
過ぎると、エレメントファクタはより改善されるが、振
動子の破損が生じ製造歩留りが低下するという欠点があ
る。なお、切り込み溝の深さを700μmにした1次元
アレイプローブでは振動子の破損や折れは生じなかった
ことから、マトリクス分割したことで振動子の破損や折
れはより顕著に生ずると考えられる。
【0032】発明者らの検討によれば、切り込み溝23
の深さは十分なエレメントファクタを確保する上では5
0μm以上が望ましく、また振動子の破損や折れ防止の
観点からは500μm以下であることが望ましいことが
確認された。
【0033】なお、上記実施例では振動子と配線基板1
4上の引き出し配線パターン17との電気接続に導電ペ
ーストを用いたが、厚み方向にのみ導電性を有する異方
性導電フィルムを用いても構わない。また、配線基板1
4としてリジッド部15とフレキシブル部16を有する
ものを用いたが、全体をフレキシブルな材質で形成して
も良い。さらに、プローブを医師などが手で扱わず、大
きさに特に制限がない用途では、配線基板全体をリジッ
ドの材質で形成しても良い。
【0034】(第2の実施例)図4(a)(b)に、本
発明の第2の実施例に係る2次元アレイ超音波プローブ
の側面図と上面図を示し、また図5に図4のA−A′断
面の概略図を示す。この実施例はコンベックスアレイプ
ローブに適用した例であり、圧電振動子アレイ30は表
面が外側に凸の曲面状に形成され、圧電体層31とその
両面に被着された第1および第2の電極32,33から
なる。圧電体層31と第1の電極32はマトリクス状に
分割して構成され、第2の電極33は共通電極となって
いる。
【0035】圧電振動子アレイ30の第1の電極32
側、すなわち背面側には可撓性の異方性導電層34が設
けられている。この異方性導電層34は、厚み方向(電
極32の面に垂直な方向)にのみ導電性を有する材質か
らなり、バッキング材を兼ねている。この異方性導電層
34の第1の電極32と反対側の面上には、圧電振動子
アレイ30の曲面に形成された方向と直交する方向に交
互に積層したバッキング材35および配線基板36の曲
面に形成された一端面が接している。
【0036】配線基板36には、引き出し配線パターン
37が形成されると共に、配線パターン37の一端側に
引き出し端子38が接続され、この引き出し端子38に
異方性導電層34が密着している。また、引き出し配線
パターン37の引き出し端子38と反対側の他端は超音
波診断装置本体に至る外部接続端子となっている。
【0037】一方、圧電振動子アレイ30の共通電極で
ある第2の電極33側、すなわち超音波送受波面側には
音響マッチング層39および音響レンズ40が形成され
る。但し、音響レンズ40については、レンズ方向の振
動子の配列数が十分多くなれば、電子的な超音波の集束
が可能となるため、その必要性が小さくなることは言う
までもない。また、第2の電極33には共通電極取り出
し部41が接続されている。
【0038】図6に、本実施例における特徴的な構成要
素である異方性導電層34の具体的な構成例を示す。こ
の例に示す異方性導電層34は、樹脂基材42中に柱状
導電体43を配列した状態となっている。ここで、樹脂
基材42可撓性樹脂または超音波プローブを構成する
他の部分に影響を与えない程度の加熱で変形が可能な熱
可撓性の樹脂からなる。また、柱状導電体43は圧電振
動子アレイ30の第1の電極32の配列間隔より細かい
間隔で配列されており、導電体幅は電極間ギャップより
小さくとっている。このため、第1の電極32と異方性
導電層34との接続の際、微妙なアライメントは必要と
しなくて済む。
【0039】また、好ましくは異方性導電層34には、
振動子間の音響的結合によるクロストークを低減する目
的で、使用する超音波波長と同程度以上の深さのギャッ
プが振動子間に位置した部分に設けられている。超音波
診断装置で現実に使用する超音波周波数が2MHz以上
(2MHz〜10MHz程度)であることを考慮する
と、異方性導電層34の厚みは0.5mm程度以上であ
ることが好ましく、かつバッキング材3の曲率に合わ
せて変形が可能である程度以下であることが望ましい。
【0040】次に、異方性導電層34の製造方法につい
て二つの例を示す。第一の製造方法では、まず柱状導電
体43と同一の材料の板材またはシートに、圧電振動子
アレイ30の第1の電極32の配列ピッチ以下のピッチ
で、マトリクス状溝を形成する。このマトリクス状溝の
幅は電極32間の分割溝の幅よりも大きくし、可能であ
れば切り残される導電体の幅が電極32間の分割溝の幅
よりも小さいことが望ましい。また、マトリクス状溝の
深さは異方性導電層34の所望とする厚み以上にする。
【0041】次に、このマトリクス状溝に、硬化物が可
撓性であり、かつバッキング材として適した音響特性を
持つ、樹脂基材42となる樹脂(例えばエポキシ樹脂)
を充填し、この樹脂を硬化させた後、マトリクス状溝を
入れ残した部分の導電体を削り取る。これにより、図6
に示したような異方性導電層34を製造することができ
る。
【0042】異方性導電層34の第二の製造方法によれ
ば、柱状導電体43の径と同程度の厚みの導電体シート
と、柱状導電体43間の樹脂幅の厚みを持ち樹脂基材4
3と同一材料からなる樹脂シートとを圧電振動子アレイ
30の一方の振動子配列方向の長さまで交互に接着積層
し、硬化後、積層方向と直交する方向に異方性導電層3
4の所望とする厚さまでスライスしてシート状にする。
【0043】この後、樹脂基材42における柱状導電体
43間の樹脂幅と同じ厚みでかつ樹脂基材43と同一材
料からなる樹脂シートと、上述したスライスして得られ
たシートを交互に接着積層し、硬化後、積層方向と直交
する方向に異方性導電層34の所望とする厚みにスライ
スすることで、図6に示したような異方性導電層34を
製造することができる。
【0044】なお、異方性導電層34の構成および製造
方法は、上述した例に限られないことは勿論である。
【0045】次に、本実施例による2次元アレイ超音波
プローブの製造方法について説明する。まず、圧電体層
の両面に電極を形成した圧電振動子を異方導電性層34
に例えば導電性接着剤で接合する。この接合は十分な接
着強度と電気的コンタクトが得られれば、特に方法を限
定するものではない。次に、圧電振動子を振動子配列数
の多い方向(長い方向)に切断して、短い方向の各アレ
イに分割する。このとき、圧電振動子に分割溝を異方性
導電層34に達するまで切り込むことにより、振動子を
完全にマトリクス状に分割する。
【0046】次に、圧電振動子の分割溝および異方性導
電槽34の切り込み溝に、隣接する圧電振動子間の音響
的結合を小さくするための低硬度の樹脂を充填し、その
樹脂が硬化した後、分割された超音波送受波面側の電極
を蒸着または導電性樹脂等で再接続して、共通電極であ
る第2の電極33とし、これに導電板からなる共通電極
取り出し部41を半田や導電性接着剤等で接続する。
【0047】次いで、第2の電極33側である超音波送
受波面上に音響マッチング層34を形成し、振動子の素
子数の多い方向の各アレイに分割する。このときの分割
溝も異方性導電層34に達するまで切り込み、振動子を
完全にマトリクス状に分割する。バッキング材35はコ
ンベックスアレイのための曲率を持たせてあり、素子数
の少ない方向の振動子の配列ピッチに合わせた幅に設定
されている。このバッキング材35とリード取り出し用
にコンベックスアレイの曲率に合わせて引き出し端子3
8に曲率を持たせた配線基板36とを交互に接着積層し
て構成し、これに異方性導電層34をバッキング材35
の曲率に合わせて変形させ、異方性導電フィルムやバン
プ等により接続し、配線基板36上の引き出し端子38
と振動子第1の電極32との電気的コンタクトをとる。
【0048】この場合、配線基板36上の引き出し端子
38の面積を対応する振動子の電極32よりも小さい範
囲内でできるだけ大きく形成することで、引き出し端子
38と異方性導電層34との接続を容易にすることがで
きる。その後、振動子間の切断溝に素子間樹脂を充填
し、さらに音響マッチング層39上に音響レンズ40を
接着して製造することができる。
【0049】上述した本実施例の2次元アレイ超音波プ
ローブにおいては、振動子の第1の電極32からのリー
ド取り出しを電極32と直交する方向に行うことができ
るため、振動子を各エレメントに完全に分割することが
でき、エレメント間のクロストークを小さくすることが
できる。
【0050】また、電極32を柔軟性のある異方性導電
層34を介してリード引き出し用の配線基板36上の引
き出し配線パターン37に接続しているため、コンベッ
クスアレイプローブのようにバッキング材35の形状が
曲率を持っているような場合でも、容易に接続が可能と
なる。
【0051】さらに、異方性導電層34を図6に示した
ように柱状導電体43を振動子の配列ピッチ以下で配列
して構成することで、微妙なアライメントを必要とする
ことなく、振動子との接続後の切断ができる。異方性導
電層34と配線基板36の引き出し端子38との接続に
おいても、接続に異方性導電フィルムやバンプ等を使用
することで、同様に微妙なアライメントを必要とせずに
接合することが可能となる。
【0052】なお、上記実施例では図6に示した構造の
異方性導電層34において、樹脂基材42に可撓性樹脂
を用いると説明したが、例えば超音波プローブを構成す
る他の部分に影響を与えない程度の加熱で変形が可能な
熱可撓性の樹脂でもよい。また、コンベックスアレイプ
ローブでなく、通常の平坦な形状の2次元アレイ超音波
プローブの場合には、異方性導電層34は特に可撓性も
しくは熱可撓性を有する必要はない。
【0053】(第3の実施例)図7に、本発明の第3の
実施例に係る2次元アレイ超音波プローブの要部の斜視
図を示す。図7において、圧電振動子アレイ50は圧電
体層51とその両面に被着された第1および第2の電極
52,53からなり、圧電体層50と第1の電極52は
マトリクス状に分割して構成され、第2の電極53は共
通電極となっている。
【0054】圧電振動子アレイ50の振動子の配列数の
少ない方向の両端には、引き出し用パッド54が設けら
れる。第1の電極52上には、配列数の少ない方向に沿
って一列に引き出し用パッド54まで絶縁層55が形成
され、この絶縁層55の電極52上にコンタクトホール
56が設けられている。絶縁層55上にはコンタクトホ
ール56と引き出し用パッド54とを電気的に接続する
ように、配線パターン57が被着形成される。このと
き、配線パターン57の引き出し方向の中心位置から対
称な位置にある電極からの引き出しは、同一の引き出し
用パッド54に引き出すようにする。
【0055】引き出し用パッド54は、電極52と同一
面から振動子の側面上に延在され、バッキング材58の
側面に形成されたリード取り出し用基板59上のパッド
60との接続は、この電極42の側面部で行われる。本
実施例では、電極42とパッド60との接続にワイヤ6
1によるワイヤボンディングを用いている。
【0056】ここで、絶縁層55としてはその厚みが振
動子により発生する超音波の周波数領域において超音波
プローブの特性にほとんど影響しない程度に、使用する
超音波波長より十分薄く(好ましくは超音波波長の20
分の1程度以下)、しかもその厚みにおいて配線パター
ン57と電極52間に電気的クロストークの生じにくい
程度に誘電率が圧電体層51のそれより十分小さい(好
ましくは圧電体層51の誘電率の50分の1程度以下)
材料、例えばポリイミド樹脂を使用する。
【0057】一方、圧電振動子アレイ50の第2の電極
53は一様に形成された共通電極であり、振動子配列数
の少ない方向に引き出されて共通電極取り出し部62に
接続されている。さらに、第2の電極53上には音響マ
ッチング層63が形成されている。
【0058】本実施例の2次元アレイ超音波プローブに
よれば、マトリックス状に分割された電極52上に、電
気的なクロストークが生じ難く、かつ音響的な影響もほ
とんどない程度の厚みと誘電率を有する絶縁層55を介
して、引き出し用パッド54までの配線パターン57を
設けているため、音響的な特性の劣化を受けることなく
電極52から配線パターン57を引き出すことができ
る。
【0059】また、配線パターン57を電極52の一つ
の幅内に形成しているため、圧電振動子アレイ50の一
方向については、通常のアレイプローブと同様に完全に
分割することができる。圧電振動子アレイ50の他の方
向についても、振動子を予め分割し、分割した振動子間
に樹脂を充填した後に電極を形成することで、振動子間
の音響的なアイソレーションをとることができるため、
振動子間の音響的クロストークも通常のプローブと同様
のレベルにすることができる。
【0060】さらに、引き出し用パッド54をマトリッ
クス状に分割した電極52の面と同一面から振動子側面
に延在させて形成したことにより、絶縁層55上の配線
パターン57を同一面上に形成でき、引き出しは比較的
引き出しやすい側面で行うことができる。
【0061】また、2次元アレイとしての目的を可変口
径および可変焦点に限定した場合、マトリクス分割され
た電極52のうち、振動子の配列数の少ない方向に対称
な位置にある電極を同一の引き出し用パッド54に引き
出すことで、パッド54の数を最小限にすることがで
き、絶縁層55上の配線パターン57についてもより簡
素化することができる。
【0062】なお、本実施例においては圧電振動子アレ
イ50の圧電体層51および第1の電極52を振動子配
列数の少ない方向にも分割しているが、同方向において
は電極52のみを分割することも可能である。
【0063】また、図では構成を分かり易くするために
圧電振動子アレイの振動子配列数の少ない方向の振動子
(電極)の数を3つとしたが、これに限るものではな
い。例えば振動子の分割数を5つ以上にした場合、引き
出し用パッド54の数は3つ以上必要となるわけである
が、引き出し用パッドは電気的に分割することが可能で
あり、引き出しにワイヤボンディングを用いる場合、1
つのパッド面積をボンディングに必要なだけ確保すれ
ば、例えば図8(a)(b)に示すように引き出し用パ
ッド54を複数個に分割することにより必要なパッド数
を確保できる。図8(a)は引き出し用パッド54を2
個に分割した例、図8(b)は3個に分割した例であ
る。
【0064】さらに、本実施例では引き出し用パッド5
4の数の減少と配線パターン57の簡素化のために、配
線パターン57の引き出し方向の中心位置から対称な位
置にある電極52を同一の引き出し用パッド54に引き
出すようにしたが、2次元アレイ超音波プローブを2次
元スキャンに使用するような用途では、電極52の各々
から個別にリードを引き出す必要がある。このような場
合には、引き出し用パッドを電極52の数だけ確保する
ことが必要となるので、図8(a)(b)のような構成
が有利となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば圧
電振動子アレイを支持する配線基板上に形成された引き
出し配線パターンに圧電振動子アレイのマトリクス分割
された第1の電極を接続することで、圧電振動子アレイ
のリード線の引き出しを行うため、引き出し配線パター
ンを目印として圧電振動子をマトリクス状に分割するこ
とができ、切断時の位置合わせが容易であり、しかも配
線基板に圧電振動子アレイの分割溝と連続した切り込み
溝を形成しているため、この切り込み溝によって圧電振
動子間の音響的アイソレーションがなされることによ
り、クロストークが低減され、音場特性の良好な2次元
アレイ超音波プローブを提供することができる。
【0066】また、本発明によれば圧電振動子アレイの
マトリクス分割された第1の電極の面に接して厚み方向
にのみ導電性を有する異方性導電層を設け、この異方性
導電層の第1の電極と反対側の面上に配線基板の引き出
し端子を接続し、この引き出し端子に接続された配線基
板上の引き出し配線パターンによって圧電振動子アレイ
のリード線の引き出しを行うため、圧電振動子をマトリ
クス状に切断する際の位置合わせを厳密に行うことな
く、圧電振動子アレイのマトリクス分割された電極と引
き出し配線パターンとの接続が可能となり、さらに異方
性導電層を可撓性材料で形成することにより、コンベッ
クスアレイプローブの場合でも、振動子を異方性導電層
に接合してからマトリクス状に切断した後、バッキング
材に接合することで容易に2次元アレイを得ることが可
能な2次元アレイ超音波プローブを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る2次元アレイ超音
波プローブの斜視図
【図2】同実施例の要部の構成をより詳しく示す一部切
欠した斜視図
【図3】同実施例および比較例の2次元アレイ超音波プ
ローブのエレメントファクタ特性を比較して示す図
【図4】本発明の第2の実施例に係る2次元アレイ超音
波プローブの一部切欠した平面図および斜視図
【図5】図4のA−A′線に沿う断面図
【図6】同実施例における異方性導電層の構造を示す斜
視図
【図7】本発明の他の実施例に係る2次元アレイ超音波
プローブの斜視図
【図8】同実施例に係る変形例を示す要部の斜視図
【符号の説明】
10…圧電振動子アレイ 11…圧電体層 12…第1の電極 13…第2の電
極 14…配線基板 15…リジッド
部 16…フレキシブル部 17…配線パタ
ーン 18…外部接続端子 19…接続部 20…引き出し端子 21…スルーホ
ール 22…分割溝 23…切り込み
溝 24…共通電極 25…音響マッ
チング層 30…圧電振動子アレイ 31…圧電体層 32…第1の電極 33…第2の電
極 34…異方性導電層 35…バッキン
グ材 36…配線基板 37…配線パタ
ーン 38…引き出し端子 39…音響マッ
チング層 40…音響レンズ 41…共通電極
取り出し部 42…樹脂基材 43…柱状導電
体 50…圧電振動子アレイ 51…圧電体層 52…第1の電極 53…第2の電
極 54…引き出し用パッド 55…絶縁層 56…コンタクトホール 57…配線パタ
ーン 58…バッキング材 59…リード取
り出し用基板 60…パッド 61…ワイヤ 62…共通電極 63…共通電極
取り出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 富男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平3−243099(JP,A) 実開 昭61−174909(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 17/00 332 H04R 17/00 330 H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電体層およびその両面に形成された第1
    および第2の電極からなり、少なくとも前記圧電体層と
    前記第1の電極が複数の分割溝によりマトリクス状に分
    割された圧電振動子アレイと、前記圧電振動子アレイを前記第1の電極側から支持する
    板状のリジッド部、該リジッド部の前記圧電振動子アレ
    イを支持する側と反対側の面に接して設けられたフレキ
    シブル部、及び該フレキシブル部上に形成され、前記リ
    ジッド部に設けられたスルーホールを介して前記第1の
    電極と電気的に接続された引き出し配線パターンを有
    し、かつ前記リジッド部の厚み方向の途中まで前記分割
    溝と連続した50μm〜500μmの範囲の深さの 切り
    込み溝を形成した配線基板とを備えたことを特徴とする
    2次元アレイ超音波プローブ。
  2. 【請求項2】圧電体層およびその両面に形成された第1
    および第2の電極からなり、少なくとも前記圧電体層と
    前記第1の電極がマトリクス状に分割された圧電振動子
    アレイと、前記圧電体層の前記第1の電極が形成された面上に設け
    られ、樹脂基材中に前記第1の電極の配列間隔より細か
    い間隔で柱状導電体を配列した 厚み方向にのみ導電性を
    有する異方性導電層と、前記異方性導電層の前記圧電体層と反対側の面上の前記
    第1の電極に対向する位置 に接続された引き出し端子お
    よび該引き出し端子に接続された引き出し配線パターン
    を有する配線基板とを備えたことを特徴とする2次元ア
    レイ超音波プローブ。
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