JPH0444334Y2 - - Google Patents

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JPH0444334Y2
JPH0444334Y2 JP1987073968U JP7396887U JPH0444334Y2 JP H0444334 Y2 JPH0444334 Y2 JP H0444334Y2 JP 1987073968 U JP1987073968 U JP 1987073968U JP 7396887 U JP7396887 U JP 7396887U JP H0444334 Y2 JPH0444334 Y2 JP H0444334Y2
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ingot
cutter
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cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスライシングマシン、詳しくはシリコ
ン等のインゴツトをウエハー状に順次切断するス
ライシングマシンにおけるインゴツト取付装置に
関する。
〔従来の技術〕
半導体材料として使用されるシリコン等の結晶
を切断するに際しては、切り落とし時におけるシ
ヨツクを避けるため、通常結晶体(以下インゴツ
トという)の下部にカーボン等のダミー材を取り
付けダミーの中間部まで切目を入れ、その後は折
取るか、あるいはウエハーを吸着した後切落とし
取り出す等の手段が採られている。この場合上記
インゴツトは方向性を有し、ウエハーを切り出す
ためにはインゴツトを切断用カツタに対し所定角
度に調整して固定する必要がある。
この角度調整(以下チルチングという)を備え
た従来のスライシングマシンの概要を第8図に示
す。このスライシングマシン50はインゴツトW
を載置するインゴツトベース51をインゴツト台
52上に取り付け、インゴツトベース51はイン
ゴツトWの下面に取り付けたダミーD(第9図a
参照)を摺動可能に嵌合する案内溝53を形成
し、適所にダミーDを挟持するインゴツトホルダ
54を設け、このインゴツトホルダ54は適宜の
送り手段55に連結される送りねじ56と螺合し
ている。57はインゴツトクランプ用シリンダで
ある。
上記インゴツト台52は先端を支軸58により
支持台59に上下方向へ揺動可能に連結し、支持
台59はその先端をピン60により基台61に水
平方向に揺動可能に軸支する。
図中、Cは切断用カツタであり、内周にダイヤ
モンド等の切刃を備えた環状カツタである。
しかしてインゴツト切断に際し水平方向に角度
調整する必要のあるときは、ピン60を中心に支
持台59を左右方向に揺動し、垂直方向に角度調
整を必要とするときは支軸58を中心としてイン
ゴツト台52を上下方向に傾斜してそれぞれ固定
する。ついで試し切りを行ない、測定して必要あ
れば再度取付角度を補正する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記インゴツトWの切断に際しては、通常第9
図bに示す如くカツタCの切込みはダミーDの中
間部までとし、その後は適宜手段で折り取つて次
工程に供給する。この場合、上記方向にチルチン
グするとき、カツタCの切込み深さを同一とする
ときは同図cに示す如く切り落としてシヨツクを
与え、切削したウエハーまたはカツタに傷を与え
る等の問題があり、あるいは同図dに示す如くイ
ンゴツト先端を下方に傾けるときはインゴツト途
中において切断が停止し、切り残しを生ずる等の
問題がある。特にこの従来方式では支軸58を中
心にチルチングする場合、チルチング中心が内周
刃の外側になるので構造上複雑になる欠点があ
る。
なお図示省略したが左右方向にチルチングした
ときは、その影響は比較的少ないが左右方向と共
に上下方向をチルチングするときはその影響がき
わめて大きい。
このため通常、切込終了位置をリミツトスイツ
チ等で検出し、送りを停止しているが上下チルチ
ングのたびごとに切込み終了位置が変わるのでリ
ミツトスイツチの取付位置を調節する手段が採ら
れているが、煩雑な手段と熟練を要する付帯作業
が必要であつたし、その付帯作業ミスによる生産
性低下は免れなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる点に鑑み、左右方向は勿論上下
方向のチルチングに際しても従来のピンによる旋
回支点方式を廃止し、チルチング中心を切落し点
とし切込み深さを常に一定に維持し、上記調整作
業を必要としないインゴツト取付装置を提供する
ことを目的とするもので、その特徴とするところ
は、インゴツト下面に取り付けたダミーを把持
し、インゴツトを所定量づつ順次繰り出すように
した割出し台をL字型の受台垂直部に支持せし
め、該受台の水平部は水平基台上に載置し、割出
し台は上記垂直部に対しインゴツト切断用カツタ
の予め設定した切落し点を中心として揺動可能に
取り付け、受台水平部はインゴツトの中心線とカ
ツタとの交点を通る垂直線を中心として揺動可能
に基台に取り付けたことにある。
〔作用〕 上下方向のチルチングに際しては予め設定した
ダミーの切離し終了位置、いわゆる切落し点を中
心とし、また左右方向のチルチングに際しては、
インゴツト中心線とカツタとの交点を通る垂直線
(この線は上記切込終了位置下端を通過する)を
中心とし、それぞれ揺動するものであり、従つて
カツタによる切落し点はインゴツトに対し常に一
定位置にある。
〔実施例〕
第1図乃至第7図は本考案の実施例に関する。
インゴツトWの取付装置1は前述のインゴツトW
に取り付けたダミーDを支承する割出し台2を備
え、割出し台上面にはダミーDを嵌入し前後進を
案内する案内レール3を取り付ける。またこの割
出し台2には前述の周知構造のインゴツトホルダ
54及びその送りねじ56(何れも第8図参照)
を備え、ダミーDを挟持しインゴツトWを所定ピ
ツチづつ移行させる。4はクランプ用シリンダで
ある。
この割出し台2は上下揺動板5に取り付けられ
ており、上下揺動板5はL字状とした受台6の垂
直部6aに取り付けられ、受台6の水平部6bは
基台7上に取り付けられている。上下揺動板5は
第4図、第5図に示す如くカツタCのインゴツト
Wに対する切落し点Aを中心として揺動するよう
に上下揺動板5にA点を中心とした任意の半径A
1,A2に沿う円弧状の案内溝8,8……を穿設
し、受台垂直部6aには、この案内溝8に嵌入す
るピン9,9……を植設する。10は垂直部6a
に穿孔した締付ねじ11の嵌挿用長孔であり、同
様にA点を中心とした円弧状に形成する。締付ね
じ11は上下揺動板5に螺合して垂直部6aを貫
通し、垂直部裏面において座金12を介して締付
レバー13に連結されている。
また受台6は第1図、第6図及び第7図に示す
如く、インゴツトWの中心線X1とカツタCとの
交点を通る垂直線X2と基台7の上面含む水平面
X3との交点Bを中心として揺動するように基台
7にはB点を中心とした任意の半径B1,B2に
沿つて円弧状の案内溝15を穿設し、受台水平部
6bの下面にはこれに嵌合するピン16を突設す
る。また受台水平部6bには、上記B点を中心と
した円弧状に長孔の締付ねじ嵌挿孔17,17…
…を穿孔し、締付ねじ18をこれに嵌挿し、基台
7に螺合すると共に、水平部上面において座金1
9を介して締付レバー20に連結する。
図中21は先端を上記揺動板5に連結した揺動
板傾動用ハンドル、22は先端を受台水平部6b
に連結した受台揺動用ハンドル、23は割出し台
2の押し上げ用スプリングシリンダであり、チル
チング作業の負担を軽くするものである。
上記構成において、インゴツトWに対する切込
み深さを予めダミーDをも切り離す切落し点A点
に設定する。ついで上下方向のチルチングに際し
てはレバー21の操作により上下揺動板5を介し
てインゴツトWを上下方向に傾動する。この際揺
動板5に設けた案内溝8は上記A点を中心とした
円弧状とし、これに受台垂直部6aに設けたピン
9が勘合しているため、上下揺動板5と共にイン
ゴツトWはA点を中心として揺動する。この場合
揺動板5全体が降下するのを防止するため、A点
を中心としてA2半径のピン9は案内溝8の外側
に、A1半径のピン9は案内溝8の内側に当接し
各ピンでつつぱり合い作用を行い保持する。
従つて上下方向のチルチング操作に際し、カツ
タCによる切込み深さは常に一定のA点まで切り
込まれ、切込み深さに過不足を生じることがな
い。
同様に左右方向のチルチングに際しては、レバ
ー22の操作により受台6は水平部6aの下面に
突設したピン16が基台7に設けた案内溝15に
沿つて移行し、案内溝15は垂直線X2を中心と
した円弧状に形成されているから、インゴツトW
は常に垂直線X2を中心として揺動する。この垂
直線X2はインゴツトWの中心線X1と直交して
おり、かつ上記A点を通過するから、左右方向の
チルチングに際しては勿論、左右と上下方向の組
み合せのチルチングに際しても常にA点とするこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案によるときはインゴツトの上
下方向の揺動は予め設定したインゴツトに対する
カツタによる切落し点を中心とし、また左右方向
の揺動はインゴツト中心線とカツタとの交点を通
る垂直線を中心として行なうようにしたから、上
下左右何れの方向のチルチング操作に際してもカ
ツタによる切落し点は一定で、切込み深さに過不
足を生ずることがなく、従つて従来の如きリミツ
トスイツチの取付位置合わせ等困難な切込み深さ
の調節作業を省略することができオペレータ負担
軽減を図れる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例に関し、第
1図は取付装置全体の正面図、第2図はその左側
面図、第3図はその平面図、第4図は第2図にお
ける−線に沿う受台垂直部の正面図、第5図
は第4図における−線に沿う拡大断面図、第
6図は第2図における−線に沿う受台水平部
の平面図、第7図は第6図における−線に沿
う拡大断面図、第8図及び第9図は従来例に関
し、第8図はその取付装置の概略説明図、第9図
aはインゴツトの正面図、同図b〜dは切込み要
領の説明図である。 1は取付装置、2は割出し台、6は受台、6a
は受台垂直部、6bは受台水平部、7は基台、A
は切込終了下端位置、Cはカツタ、Dはダミー、
X1はインゴツト中心線、X2は垂直線、Wはイ
ンゴツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インゴツト下面に取り付けたダミーを把持し、
    インゴツトを所定量づつ順次繰り出すようにした
    割出し台をL字型の受台垂直部に支持せしめ、該
    受台の水平部は水平基台上に載置し、割出し台は
    上記垂直部に対しインゴツト切断用カツタの予め
    設定した切落し点を中心として揺動可能に取り付
    け、受台水平部はインゴツトの中心線とカツタと
    の交点を通る垂直線を中心として揺動可能に基台
    に取り付けたことを特徴とするスライシングマシ
    ンにおけるインゴツト取付装置。
JP1987073968U 1987-05-18 1987-05-18 Expired JPH0444334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987073968U JPH0444334Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987073968U JPH0444334Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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Publication Number Publication Date
JPS63182108U JPS63182108U (ja) 1988-11-24
JPH0444334Y2 true JPH0444334Y2 (ja) 1992-10-20

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ID=30918773

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JP1987073968U Expired JPH0444334Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1319768A (en) * 1919-10-28 Woven fabric
JPS5131708A (ja) * 1974-09-11 1976-03-18 Kao Corp Setsukensenjozaisoseibutsu
JPS6119309A (ja) * 1984-06-27 1986-01-28 メイヤ−・ウント・バ−ガ−・アクチエンゲゼルシヤフト 環状薄切り機における測定装置

Patent Citations (3)

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JPS63182108U (ja) 1988-11-24

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