JPH0442320Y2 - - Google Patents

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JPH0442320Y2
JPH0442320Y2 JP3408988U JP3408988U JPH0442320Y2 JP H0442320 Y2 JPH0442320 Y2 JP H0442320Y2 JP 3408988 U JP3408988 U JP 3408988U JP 3408988 U JP3408988 U JP 3408988U JP H0442320 Y2 JPH0442320 Y2 JP H0442320Y2
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JP
Japan
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drum
wire rope
rollers
pair
winch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モーターによりドラムを正逆回転さ
せてワイヤーロープを巻き取り、又は繰り出すよ
うにした一点吊り電動ウインチの横揺れ防止装置
に関する。
〔従来の技術〕
ウインチにおいては、ドラムにワイヤーロープ
が整列して巻取られる際、又は繰り出される際、
ワイヤーロープがドラムの幅方向(左右方向)に
移動することによつて重心が変化し、ウインチ吊
下げフツクを支点として横揺れする現象が生じ
る。
従来、上記横揺れを防止するようにしたウイン
チとしては、ドラムに巻き出されているワイヤー
ロープがドラム幅方向中央で、かつドラム軸心の
下方において垂下するように掛けられているワイ
ヤーガイドシーブをドラムの軸心と平行な軸にて
回転可能に支持してなるものが知られている。
(実開昭57−138888号公報参照) 〔考案が解決しようとする課題〕 従来のウインチにあつては、ドラムの近くにワ
イヤーガイドシーブが軸支されている為、ワイヤ
ーロープに大きい曲げ応力が作用し、又ワイヤー
ガイドシーブの凹溝にワイヤーロープを掛けてい
るだけである為、当該ワイヤーロープが外れ易い
という問題点があつた。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ウインチ吊下げフツクの垂直軸心の直下
にワイヤーロープが垂下されるようにして吊下げ
荷の横揺れを防止できるようにしたウインチの横
揺れ防止装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本考案におけるウイ
ンチの横揺れ防止装置は、本体のドラムの下方に
おいて、リミツトスイツチを作動可能なるよう回
転自在に軸支したワイヤーロープ過巻防止アーム
の先端部に、ドラムから巻き出されているワイヤ
ーロープがドラムの幅方向中心位置で、かつウイ
ンチ吊下げフツクの垂直軸の軸心下方に垂下され
るように案内する2本の平行な前後一対のローラ
と、2本の平行な左右一対のローラを、ドラム軸
に対して平行なローラ軸と直角なローラ軸にて
夫々回転自在に、かつ適宜間隔に軸支してなるも
のである。
〔作用〕
モーターによつてドラムが正転されると、ワイ
ヤーロープは整列してドラムに巻き取られるの
で、該ワイヤーロープはドラム上では、その幅だ
け左右に移動するが、ワイヤーロープの垂下部分
は、過巻防止アームに軸支した左右一対のローラ
によつて、ウインチ吊下げフツクの垂直軸の軸心
下方に垂下保持されることにより当該ワイヤーロ
ープの左右方向への移動は阻止される。
その為、吊上げた荷の横捲を防ぐことができる
と共に、ウインチ自体の横揺れもなくなる。
又、ドラムより最長位置にある過巻防止アーム
の先端に軸支した一対の左右のローラにてワイヤ
ーロープの左右移動を制御しているので、ドラム
の幅方向の端部側に巻き取られる際の当該ワイヤ
ーロープの曲げ角度が小さくなり、ワイヤーロー
プに曲げ応力がかゝりにくくなる。
又、過巻防止アームの先端に直角配置として
夫々軸支した2本の左右一対のローラと、2本の
前後一対のローラとで囲成された空間にワイヤー
ロープは挿通されて案内されるので、当該ワイヤ
ーロープがローラから外れることはない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第3図において、ウインチの本体
1にはドラム2が水平なドラム軸3によつて回転
自在に軸支されている。
上記本体1に取付けられているモーター4によ
り制御装置5を介して上記ドラム2は正逆回転さ
れ、ワイヤーロープ6が巻き取り、繰り出し自在
に巻装されている。
上記本体1の上部には吊下げフツク7が垂直軸
7aを中心として回転可能に軸着させてあると共
に、該本体1の下部一側に突設したブラケツト1
aと本体1に側面略くの字形状のワイヤーロープ
過巻防止アーム8の基端近傍を水平なリミツト軸
9にて回転可能に、かつ一端を本体1に、他端を
過巻防止アーム8に夫々掛止してリミツト軸9に
外装したバネ10により第1図において矢印a方
向へ回転力を付勢せしめて枢着させてある。
上記過巻防止アーム8の基端に螺着したストツ
パーボルト11が上記本体1の側壁に当接して当
該過巻防止アーム8はバネ力に抗して通常は第1
図の位置に保持されており、ワイヤーロープ6の
巻き上げ時に、該ワイヤーロープ6の端部に装着
したフツク12の上部に装着されている板状の錘
13の上面により押し上げられることでバネ力に
抗して反矢印a方向へ回転するように設けてあ
り、このように過巻防止アーム8が回転されるこ
とにより、リミツト軸9に固定されているスプリ
ングピン14がリミツトスイツチ15をOFF作
動してモーター4が停止され、ワイヤーロープ6
の巻き上げを停止するようにしてある。
上記過巻防止アーム8は、2本のホルダー8
a,8aを複数本の連杆8b……で固定して一体
に枠組み形成させてあつて、その略水平に屈曲し
た先端部8cは本体1の下端より下方へ長く突出
させてある。
上記過巻防止アーム8における先端部8cに
は、上記ワイヤーロープ6がドラム2の幅方向中
心位置で、かつ上記吊下げフツク7におかる垂直
軸7aの軸心bの下方において垂下されるように
案内保持する2本の左右一対のローラ16,16
がドラム軸3と直角なローラ軸17,17にて回
転自在に、かつワイヤーロープ6の直径よりも僅
かに広い間隔lを有して前後方向へ長く平行に軸
支させてあると共に、該ローラ16,16と直角
配置として2本の前後一対のローラ18,18
が、ドラム軸3と平行なローラ軸19,19にて
回転自在に、かつ前後方向(左右一対のローラの
長さ方向)に適当な間隔Lを有して左右方向へ長
く平行に軸支させてあり、該前後一対のローラ1
8,18と、上記左右一対のローラ16,16と
で前後方向に長い平面略長方形状の空間cが形成
させてあり、該空間cに上記ワイヤーロープ6を
挿通させてある。
こゝで、左右のローラ軸17,17は左右のホ
ルダー8a,8aから起立したブラケツト8d,
8dに固定させてあり、一方前後のローラ軸1
9,19は左右のホルダー8a,8aに固定させ
てある。
而して、ドラム2への巻量に応じてワイヤーロ
ープ6の垂下位置は前後方向、つまり第1図中実
線及び二点破線で示したようにドラム2の半径方
向へ変化するが、上記左右一対のローラ16,1
6は前後方向へ長く軸支してあるので、ワイヤー
ロープ6の垂下位置の変化に対応できることとな
り、ワイヤーロープ6の巻き量の大小に関係な
く、当該ワイヤーロープ6は吊下げフツク7の垂
直軸心下方に垂下されることになる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、
ワイヤーロープ6の巻き上げ、繰り出し時におい
て、該ワイヤーロープ6は2本の左右一対のロー
ラ16,16によつてドラム2の幅方向中心位置
で、かつウインチ吊下げフツク7の垂直軸7aの
軸心cの下方に垂下保持されることによつてウイ
ンチ本体1の横揺れはもとより吊上げた荷の横揺
れを防止できてると共に、上記左右一対のローラ
16,16を、ドラム2より最長位置にある過巻
防止アーム8の先端部8cに軸支してあるので、
ワイヤーロープ6の巻き量の大小によつては当該
ワイヤーロープ6が曲げられることはなく、ドラ
ム2の幅方向へ整列して巻装される場合でも曲げ
角度が小さく、ワイヤーロープ6の曲げ応力がか
かりにくく、又2本の左右一対のローラ16,1
6と、2本の前後一対のローラ18,18とで形
成される空間cにワイヤーロープ6は挿通された
状態で案内されるので、当該ワイヤーロープ6が
ローラ16,16等から外れる心配が全くなくな
つて重量物の吊上げ、吊下げ作業を安全に行ない
得る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウインチの横揺れ防止装
置の実施例を一部断面して示す左側面図、第2図
は同実施例の縦断正面図、第3図は同実施例にお
いて、本体カバーを取外した状態の右側面図であ
る。 1……本体、2……ドラム、6……ワイヤーロ
ープ、7……ウインチ吊下げフツク、7a……垂
直軸、8……ワイヤーロープ過巻防止アーム、8
c……先端部、15……リミツトスイツチ、1
6,16……左右一対のローラ、18,18……
前後一対のローラ、17,17,19,19……
ローラ軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体1のドラム2の下部において、リミツトス
    イツチ15を作動可能なるよう回転自在に軸支し
    たワイヤーロープ過巻防止アーム8の先端部8c
    に、ドラムから巻き出されているワイヤーロープ
    6がドラムの幅方向中心位置で、かつウインチ吊
    下げフツク7の垂直軸7aの軸心下方に垂下され
    るように案内する2本の平行な前後一対のローラ
    18,18と、2本の平行な左右一対のローラ1
    6,16を、ドラム軸3に対して平行なローラ軸
    19,19と直角なローラ軸17,17にて夫々
    回転自在に、かつ適宜間隔に軸支してなることを
    特徴とするウインチの横揺れ防止装置。
JP3408988U 1988-03-14 1988-03-14 Expired JPH0442320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3408988U JPH0442320Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JP3408988U JPH0442320Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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Publication Number Publication Date
JPH01137994U JPH01137994U (ja) 1989-09-20
JPH0442320Y2 true JPH0442320Y2 (ja) 1992-10-06

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JP3408988U Expired JPH0442320Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JP2008285275A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Nakanishi Metal Works Co Ltd 巻取ベルト式昇降装置

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JPH01137994U (ja) 1989-09-20

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