JPH0313515Y2 - - Google Patents

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JPH0313515Y2
JPH0313515Y2 JP1985038746U JP3874685U JPH0313515Y2 JP H0313515 Y2 JPH0313515 Y2 JP H0313515Y2 JP 1985038746 U JP1985038746 U JP 1985038746U JP 3874685 U JP3874685 U JP 3874685U JP H0313515 Y2 JPH0313515 Y2 JP H0313515Y2
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JP
Japan
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rope
irregular winding
support arm
drum
detection lever
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JP1985038746U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホイスト、ウインチ、クレーン等、
ロープにより重量物を運搬、移動、吊り上げる巻
上機の乱巻検知装置に関するものである。
〔従来技術〕
巻上機は、ドラムを電動機など所定の動力手段
によつて回転して、そのドラム外面上にロープを
巻き取り、ロープの先に取り付けられた重量物の
運搬、移動、吊り上げなどを行うものである。
このとき、ドラムの外面上に均等にロープを巻
き取るために該ドラム外面にロープを収納する浅
い溝が螺旋状に設けられ、この溝がロープの巻取
部分となるよう形成されている。他の従来例とし
て特公昭57−58843号公報または実開昭57−74390
号公報が挙げられ、これらには乱巻検知手段が開
示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の巻上機はドラム外面の浅い溝
内にロープを巻きつけるだけであるため、ロープ
への重量物の取り付けが偏つていたり、巻き取り
の際にロープが揺れていると、巻き取られたロー
プが溝からはみ出してしまう乱巻が生ずることが
ある。乱巻が行われると、ロープに偏荷重が加わ
り該ロープが損傷したり切断される問題がある。
また前記乱巻検知手段を備えた従来例は、一対の
フラグが必要である構造、又はドラム両端に乱巻
検知装置のほぼ全構成部材を直接設置し且つ架け
渡す構造である為、いずれも構造的に精密さを要
求されて複雑となり、当該乱巻検知装置の設置作
業が難しいという欠点を有していた。
本考案の目的は、ロープの乱巻による損傷、切
断を未然に防止することのできると共に、構造的
に然程精密さを要求されず、また当該装置の設置
作業も比較的容易である巻上機の乱巻検知装置を
提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、ドラム外面に溝が螺旋状に設けら
れ、該溝をロープの巻取部分とする巻上機の乱巻
検知装置において、ドラム外面に乱巻検知レバー
が沿設され、該乱巻検知レバーは両端が支持アー
ムの先端に固定され、該支持アームはヒンヂを支
点に上下に揺動自在に形成され、該ヒンヂは支持
アーム全長の中央より先端寄りに偏位して配置さ
れ、支持アームの基端は付勢手段により上方に付
勢保持され、ロープの乱巻は、乱巻検知レバーを
介して支持アーム基端が上記付勢力に抗して下動
することにより、検知されるように形成され、こ
の検知によりドラムの回転を停止したり警報を発
するようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面の実施例に基いて詳細に説
明する。第1図は本考案に係る乱巻検知装置の一
部切欠の側面図、第2図は同装置の斜視図を示
す。図において、12は円柱体形状のドラムで、
該ドラム11の外面に浅い溝13が螺旋状に設け
られ、該溝13がロープ14の巻取部分として形
成されている。該ドラム11は電動機(図示せ
ず)により回転し、ロープ14を巻上げる。この
ドラム11の外面に少しの隙間を以つて乱巻検知
レバー1が沿設されている。該乱巻検知レバー1
は、ドラム11の略全長にわたつて沿設された棒
状体により形成されている。この乱巻検知レバー
1は、両端近傍が支持アーム2,2の先端に固設
されている。該支持アーム2,2はヒンヂ3によ
り先端側すなわち乱巻検知レバー1側と後端側が
互いに逆向きの関係で上下に揺動自在に形成され
ている。ヒンヂ3の位置を支持アーム2,2の中
央よりも先端側寄りに偏して形成することによ
り、乱巻検知レバー1の小さい動きが支持アーム
2,2の後端では増幅されるよう構成されてい
る。支持アーム2,2の後端には上下方向に向う
支柱15が挿設吊下されている。該支柱15の下
端には円板形状のドグ4が固定されている。該ド
グ4と支持アーム2,2との間の部分となる支柱
15の周囲にはコイルスプリング6が縮設されて
いる。このコイルスプリング6は、当該支柱15
をガタツキ無く支持アーム2,2に挿設吊下する
と共に、支柱15が下動してドグ4が対向する位
置に設けられたリミツトスイツチ5を押した後、
該リミツトスイツチ5を保護するためのストツパ
ー7に当接したときに更に圧縮され、衝撃を吸収
する働きをする。従つて支柱15の上端にはナツ
ト16が螺合されているが、該ナツト16は支持
アーム2,2とは一体化されておらず、単に支柱
15の落下を防止するために該支持アーム2,2
の上面に掛止されているだけである。リミツトス
イツチ5は、ドラム12を回転させる電動機の駆
動回路に接続され、該リミツトスイツチ5が押さ
れたときドラム12の回転が停止するよう形成さ
れている。支持アーム2,2の後端近傍には、支
持アーム2,2の傾きすなわち乱巻検知レバー1
とロープ14との隙間を調整するための調整部8
が設けられている。該調整部8は、ナツト17に
螺合させたボルト18により形成され、該ボルト
18の下端を支持アーム2,2の上面に接触させ
たものである。従つて、該ボルト18を上下方向
に螺進移動させれば、支持アーム2,2の傾きが
変わり、乱巻検知レバー1とロープ14との隙間
を調整することができる。また、支持アーム2,
2の後端側には、上方への引張力を有するばね9
が設けられている。従つて、このばね9により支
持アーム2,2は常時、前記調整部8に圧接され
た状態となり、例えばクレーン走行時の振動によ
る誤動作を防止している。10は調整ボルトで、
該調整ボルト10は前記ばね9の引張力を調整す
るためのものである。11は前記支持アーム2,
2等を設けるための支持ブラケツトを示し、前記
ヒンヂ3、リミツトスイツチ5、ストツパ7、調
整ボルト10、ナツト17が当該支持ブラケツト
11に設けられている。本実施例においては、乱
巻されたロープ14によつて乱巻検知レバー1が
押動されたことを検知する検知手段19は前記の
支持アーム2、支柱15、リミツトスイツチ5と
により構成されている。
次に、上記実施例の作用を説明する。ロープ1
4がドラム12の溝13内を巻き上げられている
正常時から、ロープ揺れ等により乱巻が発生する
と、巻き取り径の増大により該ロープ14により
乱巻検知レバー1が上方に押動される。この押動
は検知手段19により検知される。すなわち支持
アーム2,2により支柱15の下動に変換伝達さ
れる。この下動によりドグ4がリミツトスイツチ
5を押すため、ドラム12の回転が停止する。ヒ
ンヂ3は支持アーム2,2全長の中央より先端寄
りに偏位して配置されているため、検知レバー1
の小さい動きが増幅されて該アーム2の基端に伝
動され、従つて確実に乱巻を検知することができ
る。それでいて、支持アーム2の基端は付勢手段
9により上方に付勢保持され、ロープ14の乱巻
は乱巻検知レバー1を介して支持アーム2基端が
上記付勢力に抗して下動するようにしたため、振
動による誤動作を確実に防止することができる。
当該乱巻検知装置は、長尺な乱巻検知レバー1の
部分だけをドラム12に接近させて、他の部分は
支持アーム2を介してドラム12と離して設置す
ることができるため、その設置作業も比較的容易
である。
上記実施例では、乱巻検知レバー1とロープ1
4との間に隙間ができる構成にしたが、乱巻検知
レバー1が常時ロープ14に圧接するように形成
すれば、この圧接力によりロープ14の乱巻の発
生自体を未然に防止することが可能となる。この
圧接構造は、前記調整部8を調整して乱巻検知レ
バー1とロープとの隙間を無くすと共に、ばね9
の引張力を強めることにより形成し得る。
〔考案の効果〕
ロープを巻上げるドラムの外面に乱巻検知レバ
ーを沿設して溝から外れて乱巻されたロープによ
つて当該乱巻検知レバーが押動されるようにする
と共に、該押動を検知手段により検知し、更に該
乱巻検知レバーは両端が支持アームの先端に固定
され、該支持アームはヒンヂを支点に上下に揺動
自在に形成され、該ヒンヂは支持アーム全長の中
央より先端寄りに偏位して配置され、支持アーム
の基端は付勢手段により上方に付勢保持され、ロ
ープの乱巻は乱巻検知レバーを介して支持アーム
基端が上記付勢力に抗して下動することにより、
検知されるように形成するようにしたので、ロー
プの乱巻を乱巻検知レバーの押動として確実に検
知することができる。更に、検知レバーの小さい
動きが増幅されて支持アームの基端に伝動されの
で、確実に乱巻を検知することができる。それで
いて、支持アームの基端は付勢手段により上方に
付勢保持され、ロープの乱巻は乱巻検知レバーを
介して支持アーム基端が上記付勢力に抗して下動
するようにしたため、振動による誤動作を確実に
防止することができる。当該乱巻検知装置は、長
尺な乱巻検知レバーの部分だけをドラムに接近さ
せて、他の部分は支持アームを介してドラムと離
して設置することができるため、その設置作業も
比較的容易である。従つて、この押動に基いてリ
ミツトスイツチ等を介してドラムの回転を停止し
たり、これと併せて警報を発したりすることがで
き、ロープの損傷や切断を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る乱巻検知装置の一部切欠
の側面図、第2図は同装置の斜視図を示す。 1……乱巻検知レバー、12……ドラム、13
……溝、14……ロープ、19……検知手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドラム外面に溝が螺旋状に設けられ、該溝を
    ロープの巻取部分とする巻上機の乱巻検知装置
    において、 ドラム外面に乱巻検知レバーが沿設され、該
    乱巻検知レバーは両端が支持アームの先端に固
    定され、該支持アームはヒンヂを支点に上下に
    揺動自在に形成され該ヒンヂは支持アーム全長
    の中央より先端寄りに偏位して配置され、支持
    アームの基端は付勢手段により上方に付勢保持
    され、ロープの乱巻は乱巻検知レバーを介して
    支持アーム基端が上記付勢力に抗して下動する
    ことにより、検知されるように形成されたこと
    を特徴とする巻上機の乱巻検知装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記乱巻検知レバーをロープに圧接するように設
    けた巻上機の乱巻検知装置。
JP1985038746U 1985-03-18 1985-03-18 Expired JPH0313515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985038746U JPH0313515Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

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JP1985038746U JPH0313515Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

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JPS61154294U JPS61154294U (ja) 1986-09-25
JPH0313515Y2 true JPH0313515Y2 (ja) 1991-03-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234779U (ja) * 1975-08-30 1977-03-11
JPS5758843A (en) * 1980-09-24 1982-04-08 Yamazaki Yoshio Apparatus for molding dough of fried confectionery

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774390U (ja) * 1980-10-24 1982-05-08

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