JP3456340B2 - ジブ付きクレーンの安全装置 - Google Patents

ジブ付きクレーンの安全装置

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JP3456340B2 JP12710996A JP12710996A JP3456340B2 JP 3456340 B2 JP3456340 B2 JP 3456340B2 JP 12710996 A JP12710996 A JP 12710996A JP 12710996 A JP12710996 A JP 12710996A JP 3456340 B2 JP3456340 B2 JP 3456340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブームの先端に取付
けられたジブの反転(後方への転倒)を防止するための
ジブ付きクレーンの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジブ付きクレーンの全体構成をクローラ
式クレーンを例にとって図7に示している。
【0003】図中、Aは下部走行体1と上部旋回体2と
によって構成されたクレーン本体で、このクレーン本体
Aの上部旋回体2にブーム3が起伏自在に装着され、こ
のブーム3の先端にジブ4がジブ取付ピン5によって取
付けられている。
【0004】6はジブ基端部に取付けられたジブ支持用
の支柱で、この支柱6の先端部にジブ支持ロープ用イコ
ライザシーブS1,S2、中間部に補巻ロープ用ガイド
シーブ7が設けられ、イコライザシーブS1に通された
ブーム側ジブ支持ロープ8の両端がブーム3に、イコラ
イザシーブS2に通されたジブ側ジブ支持ロープ9の両
端がジブ4にそれぞれ止め付けられることによってジブ
4が支持されている。
【0005】10は上部旋回体2に搭載された補巻ウィ
ンチで、この補巻ウィンチ10から繰り出された補巻ロ
ープ11が、補巻ロープ用ガイドシーブ7およびジブポ
イントシーブ12に通されてジブ先端から垂下され、そ
の端末に補巻フック13が取付けられている。
【0006】こうして、補巻ウィンチ10により補巻ロ
ープ11(補巻フック13)を巻上・巻下駆動して吊り
作業を行うように構成されている。
【0007】なお、14はブーム起伏用のガイライン
で、このガイラインがスプレッダを介してブーム起伏ロ
ープに連結され、上部旋回体2に搭載されたブーム起伏
ウィンチ(いずれも図示せず)によって巻上・巻下駆動
されることによってブーム3が起伏する。
【0008】このジブ付きクレーンにおいて、ジブ4の
反転は、ブーム3の対地角度αが一定値(たとえば30
°)を超えた状態で、ブーム3に対するジブ4のオフセ
ット角度βが一定値(たとえば2°)以下となる過起仰
状態で発生する。
【0009】また、この過起仰状態が起こる原因の一つ
に補巻フック13の過巻がある。
【0010】すなわち、補巻フック13が誤って巻き切
られると、このフック巻上げ力がジブ4に押し上げ力と
して加えられるため、ジブ4が起仰して危険オフセット
角度に達し、ジブ4、さらにはブーム3が反転するおそ
れが生じる。
【0011】ジブ付きクレーンにおいては、この補巻フ
ック13の過巻を防止するためにリミットスイッチ15
を備えた過巻防止装置が装備されているが、この過巻防
止装置が故障し、あるいは作動解除されていると、上記
過巻が起こり、ジブ4の反転につながる。
【0012】一方、従来、このジブ4の反転を防止する
手段として、たとえば特開平3−256998号公報に
示されているように、ジブ4のオフセット角度βによっ
てジブ支持ロープ9の張力が変化する点に着目し、ロー
プ張力が一定値に達すると、過起仰を未然に防止する作
動(ジブ4の起仰作動を停止)を行わせる技術が公知と
なっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記技術を
含めて公知の技術によると、ジブ4のオフセット角度β
を直接、またはロープ張力等を通じて間接に検出する手
段として、いずれも電気信号を出力する電気式検出器を
用いているため、精度にすぐれる反面、電波障害等の外
乱や、使用環境、ロープのたるみ等の各種要因による誤
動作のおそれが高く、最終安全装置としての信頼性に難
点があった。
【0014】そこで本発明は、誤動作のおそれが少な
く、最終安全装置としての信頼性の高いジブ付きクレー
ンの安全装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、旋回
体に起伏自在に取付けられたブームの先端にジブが取付
けられ、このジブの先端に巻上ロープによって吊りフッ
クが吊持されるジブ付きクレーンにおいて、上記ブーム
に対するジブのオフセット角度を検出するジブ角検出手
段と、リミットスイッチとストライカによってブームの
対地角度を検出するブーム角検出手段と、上記巻上ロー
プを駆動するウィンチの巻上作動を自動停止させる停止
回路とが設けられ、上記ジブ角検出手段は、ブーム先端
部とジブ基端部の一方に設けられたリミットスイッチ
と、上記ジブのオフセット角度がジブの反転が生じる可
能性がある角度として予め設定された角度に達したとき
に上記リミットスイッチを作動させるように他方に設け
られたストライカとを具備し、上記停止回路は、ジブの
オフセット角度が設定角度に達したことと、上記ブーム
角検出手段によって検出されるブーム対地角度がジブの
反転が生じる可能性のある角度として予め設定された角
度に達したことの二つを条件として作動するように構成
されたものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、停止回路が、ジブのオフセット角度が設定角度に達
したときにブームを起伏させるウィンチの巻下作動をも
自動停止させるように構成されたものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、ジブ角検出手段とブーム角検出手段を兼ね
る手段として、ブームの先端部に揺動ブラケットが水平
軸まわりに回動可能に取付けられるとともに、この揺動
ブラケットの下部に重錘、上部にリミットスイッチがそ
れぞれ設けられ、かつ、ジブの基端部にジブのオフセッ
ト角度およびブームの対地角度がそれぞれ設定角度に達
したときに上記リミットスイッチを作動させるストライ
カが設けられたものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項1または2の構
成において、ブーム先端部とジブ基端部の一方にジブ角
検出用リミットスイッチ、他方にストライカがそれぞれ
固定されてジブ角検出手段が構成され、ブーム基端部と
旋回体の一方にブーム角検出用リミットスイッチ、他方
にストライカがそれぞれ固定されてブーム角検出手段が
構成されたものである
【0019】記構成によると、ジブのオフセット角度
が設定角度に達すると、リミットスイッチが作動して吊
りフック(補巻フック)の巻上作動が自動停止する。こ
れにより、ジブの反転が生じる可能性のあるジブ角度で
の過巻が防止され、ジブの反転が未然に防止される。
【0020】また、請求項2の構成によると、フック巻
上作動とともに、フックの過巻につながるブームの巻下
(倒伏)作動も停止するため、フックの過巻がより確実
に防止される。
【0021】ここで、本発明によると、ジブ角度検出手
段として、機械的に接点が開閉するリミットスイッチを
用いているため、電波障害等の外乱や使用環境等の影響
を受けず、誤動作のおそれが少ない。
【0022】しかも、ブームの対地角度が設定角度に達
したことが作動停止の条件として加えられるため、ブー
ムの対地角度に関係なくジブのオフセット角度のみを監
視する場合のように、ブームを地上に倒して行うジブ着
脱作業時にまで停止作用が働いてしまうといった不都合
が生じない。
【0023】この場合、請求項の構成によると、重錘
の働きによりブーム対地角度に応じて揺動ブラケットが
揺動してリミットスイッチの位置が変化する。一方、ジ
ブ角度に応じてストライカの位置が変化する。
【0024】これにより、リミットスイッチとストライ
カの位置関係が変化し、ジブ角度およびブーム角度がそ
れぞれ設定角度に達したときにリミットスイッチが作動
し、停止作用が働く。
【0025】このように、一組のリミットスイッチとス
トライカによってジブ角度とブーム角度の双方を検出で
きるため、コストが安くてすむ。
【0026】これに対し、請求項の構成によると、ジ
ブ角度の検出とブーム対地角度の検出が別組のリミット
スイッチによって別々に行われ、両リミットスイッチの
作動によってフック巻下作動またはこれとブーム巻下作
動が停止する。
【0027】こうすれば、構成が単純な分、リミットス
イッチとストライカの設置が容易となるとともに、作動
の確実性がより高いものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6に
よって説明する。
【0029】なお、以下の実施形態において、図7に示
す部分と同一部分には同一符号を付して示し、その重複
説明を省略する。
【0030】第1実施形態(図1〜図5参照) 図1〜図4に示すようにブーム3の先端部に固定ブラケ
ット16が取付けられ、この固定ブラケット16に横向
き水平に突設されたシャフト17にブッシュ(ベアリン
グでもよい)18を介して揺動ブラケット19が回動自
在に支持され、シャフト17を中心として揺動可能とな
っている。
【0031】この揺動ブラケット19には、上部にリミ
ットスイッチ20、下部に重錘21がそれぞれ取付けら
れ、重錘21の働きにより、ブーム対地角度の変化に応
じて揺動ブラケット19の姿勢が変化し、リミットスイ
ッチ20の位置がシャフト17を中心とする円弧上で移
動するようになっている。20aはリミットスイッチ2
0の接触子である。
【0032】また、固定ブラケット16にストッパボル
ト22が突設され、このストッパボルト22によって揺
動ブラケット19の図時計回り方向の揺動量が規制され
る。
【0033】一方、ジブ4の基端部にストライカ23が
ジブ基端面から突出してリミットスイッチ20の接触子
20aと対向する状態で固定されている。
【0034】このストライカ23は、接触子20aに接
触する操作面23aを有し、この操作面23aにより接
触子20aを操作してリミットスイッチ20を作動させ
る。
【0035】ここで、リミットスイッチ20とストライ
カ23とは、 (i)ジブ4のオフセット角度βが、ジブ反転が生じる
可能性がある角度として予め設定された角度(たとえば
2°以下。この例で説明する)に達し、 (ii)ブーム3の対地角度αが、ジブ反転が生じる可能
性がある角度として予め設定された角度(たとえば30
°以上。この例で説明する)に達したときのみにリミッ
トスイッチ20が作動するように互いの位置関係が設定
されている。
【0036】これを図で示すと、図1はブーム対地角度
0°、ジブオフセット角度βが10°の場合を示してい
る。
【0037】この状態では、両角度とも設定角度に達し
ていないため、リミットスイッチ20の接触子20aは
ストライカ23によって操作されず、リミットスイッチ
20はオフ状態となっている。
【0038】図3は、ブーム対地角度αが30°、ジブ
オフセット角度βが10°の場合を示している。
【0039】この状態では、ブーム対地角度αは設定角
度に達しているがジブオフセット角度βが設定角度未満
であるため、図1の場合と同様にリミットスイッチ20
は作動しない。
【0040】図4は、ブーム対地角度αが30°、ジブ
オフセット角度βが2°の場合を示している。
【0041】この状態では、両角度とも設定角度に達し
ているめ、リミットスイッチ20が作動する。
【0042】図5はこのリミットスイッチ20の作動に
基づいて補巻フック巻上作動およびブーム巻下作動を停
止させる停止回路を示している。
【0043】同図中、24はリミットスイッチ20と直
列に接続されたリレーで、リミットスイッチ20のオン
作動によってこのリレー23が作動し、その二つの常開
接点25,26がオンとなる。
【0044】この常開接点25,26は電源間に並列に
接続され、第1常開接点25には電磁式の補巻モータ停
止弁ソレノイド27、第2常開接点26にはブーム起伏
モータ停止弁ソレノイド28がそれぞれ直列に接続され
ている。
【0045】補巻モータ停止弁ソレノイド27が通電さ
れると、図示しない補巻モータ停止弁がブロック位置ま
たは巻上側のみブロックする位置に切換わり、図7に示
す補巻ウィンチ10を駆動する補巻用油圧モータ(図示
せず)への圧油の供給、または同モータ巻上側への圧油
の供給が停止するため、補巻フック13の巻上作動が停
止する。
【0046】また、ブーム起伏停止弁ソレノイド28が
通電されると、図示しないブーム起伏停止弁がブロック
位置または巻下側のみブロックする位置に切換わり、ブ
ーム起伏ウィンチを駆動するブーム起伏モータへの圧油
の供給、または巻下側への圧油の供給が停止するため、
ブームの起伏または倒伏作動が停止する。
【0047】従って、フック過巻防止装置が作動解除さ
れ、あるいは故障していても、ブーム対地角度αおよび
ジブオフセット角度βがジブ4の反転が生じる可能性の
ある角度にあるときは、補巻フック13の過巻が防止さ
れるため、ジブ4の反転が未然に防止される。
【0048】しかも、ブーム対地角度αおよびジブオフ
セット角度βの検出手段として、機械的に接点が開閉す
るリミットスイッチ20を用いているため、電波障害等
の外乱や使用環境等の影響を受けず、誤動作のおそれが
少ない。
【0049】また、ジブオフセット角度βだけでなく、
ブーム対地角度αが設定角度に達したことがフック巻上
作動およびブーム倒伏作動の停止の条件として加えられ
るため、ブーム対地角度αに関係なくジブオフセット角
度βのみを監視する場合のように、ブーム3を地上に倒
して行うジブ着脱作業時にまでフック巻上停止作用が働
いてしまうといった不都合が生じない。
【0050】さらに、一組のリミットスイッチ20とス
トライカ23によってジブ角度とブーム角度の双方を検
出できるため、コストが安くてすむ。
【0051】第2実施形態(図6参照) 第1実施形態では、一組のリミットスイッチ20および
ストライカ23によってブーム対地角度αとジブオフセ
ット角度βの双方を検出する構成をとったのに対し、第
2実施形態では両角度α,βを別組のリミットスイッチ
とストライカによって別々に検出する構成をとってい
る。
【0052】すなわち、上部旋回体2に対するブーム基
端部の取付部分において、旋回体側にブーム角検出用リ
ミットスイッチ29、ブーム側にブラケット30を介し
てブーム角検出用ストライカ31がそれぞれ固定され、
予め設定されたブーム対地角度でリミットスイッチ29
が作動するようになっている。
【0053】一方、ブーム先端部にジブ角検出用リミッ
トスイッチ32、ジブ基端部にジブ角検出用ストライカ
33がそれぞれ固定され、予め設定されたジブオフセッ
ト角度でリミットスイッチ32が作動するようになって
いる。
【0054】29a,32aはリミットスイッチ29,
32の接触子、31a,33aはストライカ31,33
の操作面である。
【0055】この別々のリミットスイッチ29,32に
よってブーム対地角度とジブオフセット角度とが検出さ
れ、この両角度がいずれも設定角度に達したときに補巻
フック巻上作動およびブーム巻下作動が自動停止するよ
うに構成される。
【0056】この第2実施形態の構成によると、第1実
施形態と比較して構成が単純な分、リミットスイッチ2
9,32とストライカ31a,33aの設置が容易とな
るとともに、作動の確実性がより高いものとなる。
【0057】ところで、上記両実施形態では、ブーム対
地角度およびジブオフセット角度が設定角度に達したと
きに補巻フックの巻上作動とともにブーム巻下(倒伏)
作動をも停止させる構成としたが、補巻フックの巻上作
動のみを停止させるようにしてもよい。
【0058】また、本発明は、クローラクレーンに限ら
ず、ホイール式クレーンにも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ジブ
のオフセット角度が設定角度に達したときに吊りフック
(補巻フック)の巻上作動を自動停止させるため、ジブ
の反転が生じる可能性のあるジブ角度での過巻を防止で
き、ジブの反転を未然に防止することができる。
【0060】また、請求項2の発明によると、フック巻
上作動とともに、フックの過巻につながるブームの倒伏
作動も停止するため、フックの過巻がより確実に防止さ
れる。
【0061】ここで、本発明によると、ジブ角度検出手
段として、機械的に接点が開閉するリミットスイッチを
用いているため、電波障害等の外乱や使用環境等の影響
を受けず、誤動作のおそれが少ない。このため、最終安
全装置としての信頼性を高めることができる。
【0062】しかも、ブームの対地角度が設定角度に達
したことがフック巻上作動またはこれとブーム倒伏作動
の停止の条件として加えられるため、ブームの対地角度
に関係なくジブのオフセット角度のみを監視する場合の
ように、ブームを地上に倒して行うジブ着脱作業時にま
でフック巻上停止作用が働いてしまうといった不都合が
生じない。
【0063】この場合、請求項の発明によると、一組
のリミットスイッチとストライカによってジブ角度とブ
ーム角度の双方を検出できるため、コストが安くてす
む。
【0064】これに対し、ジブ角度の検出とブーム対地
角度の検出を別組のリミットスイッチによって別々に行
う請求項の発明によると、構成が単純な分、リミット
スイッチとストライカの設置が容易となるとともに、作
動の確実性がより高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブーム先端部分の
側面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1の状態からブーム対地角度を増加させた状
態の側面図である。
【図4】図3の状態からジブのオフセット角度を減少さ
せた状態の側面図である。
【図5】補巻フックの巻上作動およびブームの倒伏作動
を停止させる停止回路の電気回路図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示すブーム基端部分お
よび先端部分の側面図である。
【図7】ジブ付きクレーンの概略側面図である。
【符号の説明】
2 クレーン本体の上部旋回体 3 ブーム 4 ジブ 9 巻上ロープ(補巻ロープ) 10 ウィンチ(補巻ウィンチ) 19 揺動ブラケット 20 ブーム対地角度とジブオフセット角度を検出する
ためのリミットスイッチ 23 同ストライカ 21 重錘 24 フック巻上およびブーム倒伏停止回路を構成する
リレー 25,26 同リレー接点 27 同フック巻上停止弁ソレノイド 28 同ブーム巻下停止弁ソレノイド 29 ブーム対地角度検出用のリミットスイッチ 31 同ストライカ 32 ジブオフセット角度検出用のリミットスイッチ 33 同ストライカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回体に起伏自在に取付けられたブーム
    の先端にジブが取付けられ、このジブの先端に巻上ロー
    プによって吊りフックが吊持されるジブ付きクレーンに
    おいて、上記ブームに対するジブのオフセット角度を検
    出するジブ角検出手段と、リミットスイッチとストライ
    カによってブームの対地角度を検出するブーム角検出手
    段と、上記巻上ロープを駆動するウィンチの巻上作動を
    自動停止させる停止回路とが設けられ、上記ジブ角検出
    手段は、ブーム先端部とジブ基端部の一方に設けられた
    リミットスイッチと、上記ジブのオフセット角度がジブ
    の反転が生じる可能性がある角度として予め設定された
    角度に達したときに上記リミットスイッチを作動させる
    ように他方に設けられたストライカとを具備し、上記停
    止回路は、ジブのオフセット角度が設定角度に達したこ
    とと、上記ブーム角検出手段によって検出されるブーム
    対地角度がジブの反転が生じる可能性のある角度として
    予め設定された角度に達したことの二つを条件として作
    動するように構成されたことを特徴とするジブ付きクレ
    ーンの安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジブ付きクレーンの安全
    装置において、停止回路が、ジブのオフセット角度が設
    定角度に達したときにブームを起伏させるウィンチの巻
    下作動をも自動停止させるように構成されたことを特徴
    とするジブ付きクレーンの安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のジブ付きクレー
    ンの安全装置において、ジブ角検出手段とブーム角検出
    手段を兼ねる手段として、ブームの先端部に揺動ブラケ
    ットが水平軸まわりに回動可能に取付けられるととも
    に、この揺動ブラケットの下部に重錘、上部にリミット
    スイッチがそれぞれ設けられ、かつ、ジブの基端部にジ
    ブのオフセット角度およびブームの対地角度がそれぞれ
    設定角度に達したときに上記リミットスイッチを作動さ
    せるストライカが設けられたことを特徴とするジブ付き
    クレーンの安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のジブ付きクレー
    ンの安全装置において、ブーム先端部とジブ基端部の一
    方にジブ角検出用リミットスイッチ、他方に ストライカ
    がそれぞれ固定されてジブ角検出手段が構成され、ブー
    ム基端部と旋回体の一方にブーム角検出用リミットスイ
    ッチ、他方にストライカがそれぞれ固定されてブーム角
    検出手段が構成されたことを特徴とするジブ付きクレー
    ンの安全装置。
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