JP2008037535A - 移動式クレーンの過巻防止装置 - Google Patents

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鉄兵 前藤
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【課題】フックの過巻を防止しつつ、作業効率の向上及び信頼性の向上を図り得る移動式クレーンの過巻防止装置を提供する。
【解決手段】移動式クレーンの作業アタッチメントの先端部から複数のフックが各々ワイヤロープにより支持して吊り下げられているとともに、各フックを各々ワイヤロープを介して巻き上げ又は巻き下げる複数のドラムが上部旋回体に設けられている。過巻防止装置20は、各フックの過巻状態を各々検出する複数の過巻検出手段21b,22bと、複数のフックと各々実際にワイヤロープを介して接続された複数のドラムとの対応関係を検知する検知手段と、各過巻検出手段の信号を受け、1つのフックが過巻状態になったとき、検知手段の検知に基づいて、過巻状態のフックと接続された1つのドラムの回転を停止し、他のドラムの回転を継続するように制御する制御手段33とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、クローラクレーンなどの移動式クレーンの過巻防止装置に関し、特に、複数のフックとこれにワイヤロープを介して接続された複数のドラムとを備えたものに係わる。
従来、移動式クレーンの過巻防止装置としては、例えば特許文献1に開示されているように、上部旋回体に起伏可能に設けられたブームの先端に過巻検出器を取り付け、この過巻検出器により、ブームの先端からワイヤロープを介して吊り下げられたフックが所定値以上にブーム側に近づいた過巻状態を検出して、警報を発するとともに、上部旋回体に設けたドラムの回転を停止するように構成したものは知られている。
特開平11−349283号公報
ところで、移動式クレーンにおいては、作業内容に応じて、ブームの先端から主フックを吊り下げるだけでなく、ブームの先端にジブ又は補助シーブを取り付け、このジブ又は補助シーブから補フックを主フックとは別のワイヤロープを介して吊り下げ、主フック及び補フックを上部旋回体に設けた2つのドラムでそれぞれ別々にワイヤロープを介して巻き上げ又は巻き下げ得るように構成することがある。この場合、2つのドラムは、必ずしも一方が主フック専用、他方が補フック専用として使用されるものではなく、機械の使用形態に応じて、一方が主フック用、他方が補フック用として使用される。
そして、このような移動式クレーンの過巻防止装置としては、主フックの過巻状態を検出する過巻検出器とは別に、補フックの過巻状態を検出する過巻検出器を装備し、いずれか一方の過巻検出器がフックの過巻状態を検出したとき、警報を発するとともに、上部旋回体に設けた2つのドラムの回転を共に停止するように構成することが考えられる。
しかし、このような構成のものでは、荷を吊っていない方のフックが風などで横振れをしたとき、そのことを過巻検出器がフックの過巻状態と誤って検出する可能性があり、その都度荷を吊っている方のフックが停止することになり、作業効率の低下及び過巻防止装置の信頼性の低下を招くなどの問題がある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、上述の如く複数のフックとこれにワイヤロープを介して接続された複数のドラムとを備えた移動式クレーンにおいて、予めフックとドラムの対応関係を検知しておき、1つのフックが過巻状態になったときそのフックと接続されたドラムの回転のみを停止することにより、フックの過巻を防止しつつ、作業効率の向上及び信頼性の向上を図り得る移動式クレーンの過巻防止装置を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、移動式クレーンとして、上部旋回体に作業アタッチメントが起伏可能に設けられ、この作業アタッチメントの先端部から複数のフックがそれぞれワイヤロープにより支持して吊り下げられているとともに、上記各フックをそれぞれワイヤロープを介して巻き上げ又は巻き下げる複数のドラムが上部旋回体に設けられてなることを前提とする。そして、この移動式クレーンの過巻防止装置として、上記各フックの過巻状態をそれぞれ検出する複数の過巻検出手段と、上記複数のフックとそれぞれ実際にワイヤロープを介して接続された複数のドラムとの対応関係を検知する検知手段と、上記各過巻検出手段の信号を受け、1つのフックが過巻状態になったとき、上記検知手段の検知に基づいて、過巻状態のフックと接続された1つのドラムの回転を停止し、他のドラムの回転を継続するように制御する制御手段とを備える構成にする。
この構成では、作業アタッチメントの先端部(ブーム又はジブの先端など)から吊り下げられた複数のフックのうち、荷を吊っている1つのフックが過巻状態になったときには、対応する過巻検出手段がその過巻状態を検出し、制御手段において、この過巻状態のフックと接続されたドラムの回転を停止するように制御が行われるため、フックの過巻ひいてはそれに起因する故障や事故を防止することができる。
一方、クレーン作業中に荷を吊っていないフックが風などにより横振れをし、そのことを対応する過巻検出手段がフックの過巻状態と誤って検出したときには、制御手段において、荷を吊っていないフックと接続されたドラムの回転(通常は回転が停止した状態にある。)を停止し、他のドラムの回転を継続するように制御が行われるため、クレーン作業が中断することはなく、作業を継続して行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の移動式クレーンの過巻防止装置において、上記検知手段の好ましい形態を提供するものである。すなわち、この検知手段は、各ドラムの回転をそれぞれ検出する複数のドラム回転センサを有し、作業開始時に予め作業者により複数のドラムのうちの1つを巻き上げ方向に回転させて1つのフックを過巻状態にし、それを検出する過巻検出手段の信号とドラム回転センサの信号を基にフックとドラムの対応関係を検知するように構成されている。
この構成では、複数のフックとドラムとの対応関係を検知する検知手段が、複数のドラムのうちの1つを巻き上げ方向に回転させて1つのフックを過巻状態にし、それを検出する過巻検出手段の信号とドラム回転センサの信号を基にフックとドラムの対応関係を検知する構成になっているため、フックとドラムの対応関係を精度良く感知することができる。しかも、ドラム回転センサは、移動式クレーンでは既設のものであるため、実施化が図り易くなる。
以上のように、本発明における移動式クレーンの過巻防止装置によれば、作業アタッチメントの先端部から吊り下げられた複数のフックのうち、1つのフックの過巻状態が検出されたときには、過巻状態のフックと接続された1つのドラムの回転のみを停止し、他のドラムの回転を継続するようになっているため、フックの過巻に起因する故障や事故を未然に防止することができる上、荷を吊っていないフックの横振れによる過巻状態の誤検出に起因してクレーン作業が中断されることはなく、その分作業の効率を高めることができるとともに、装置の信頼性を高めることができる。
特に、請求項2に係る発明では、既設のドラム回転センサを利用して、複数のフックとドラムの対応関係を精度良く検知することができるので、実施化を図る上で有効なものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る過巻防止装置を装備する移動式クレーンとしてのクローラクレーンを示し、1はクローラ式の下部走行体、2はこの下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体であって、この上部旋回体2の前部には作業アタッチメントとしてのブーム3の基端が起伏可能に取り付けられている。
上記ブーム3の先端部にはブームガイライン4の一端が取り付けられ、このブームガイライン4の他端は、上部スプレッダ5に取り付けられている。この上部スプレッダ5と、上部旋回体2の後部に設けたガントリ6の上端に取り付けた下部スプレッダ7との間にはブーム起伏ワイヤロープ8が巻き掛けられており、このブーム起伏ワイヤロープ8の一端はガントリ6に固定され、他端は、上部旋回体2の後部に設けたブーム起伏ドラム9に巻き付けられている。そして、このブーム起伏ドラム9によりブーム起伏ワイヤロープ8を繰り出し又は巻き取ることにより、下部スプレッダ7と上部スプレッダ5との間の距離を短く又は長く変更してブーム3を起伏させるようになっている。
また、上記ブーム3の先端部には、図2に拡大詳示するように、ブームポイントシーブ11、アイドラシーブ12及び補助シーブ13が取り付けられ、このブームポイントシーブ11からは主フック14が主巻上ワイヤロープ15により支持して吊り下げられているとともに、補助シーブ13からは補フック16が補巻上ワイヤロープ17により支持して吊り下げられている。主巻上ワイヤロープ15の一端は、ブーム3の先端部に取り付けられている一方、主巻上ワイヤロープ15の他端部は、ブームポイントシーブ11からアイドラシーブ12を通して、上部旋回体2に設けた第1ドラム18に巻き付けられており、この第1ドラム18により主フック14が主巻上ワイヤロープ15を介して巻き上げ又は巻き下げられるようになっている。また、補巻上ワイヤロープ17の一端は、補フック16に取り付けられている一方、補巻上ワイヤロープ17の他端部は、補助シーブ13からアイドラシーブ12を通して、上部旋回体2に設けた第2ドラム19に巻き付けられており、この第2ドラム19により補フック16が補巻上ワイヤロープ17を介して巻き上げ又は巻き下げられるようになっている。
ここで、図1及び図3(a)に示す場合、主巻上ワイヤロープ15は第1ドラム18に、補巻上ワイヤロープ17は第2ドラム19にそれぞれ巻き付けられているが、作業内容や機械の状態によっては、図3(b)に示すように、主巻上ワイヤロープ15が後側の第2ドラム19に、補巻上ワイヤロープ17が前側の第1ドラム18にそれぞれ巻き付けられ、第2ドラム19により主フック14が巻き上げ又は巻き下げられ、あるいは第1ドラム18により補フック16が巻き上げ又は巻き下げられることもある。
さらに、上記ブーム3の先端部には、図2に示すように、主フック14の過巻状態を検出する第1の過巻検出手段21と、補フック16の過巻状態を検出する第2の過巻検出手段22とが設けられている。各過巻検出手段21,22は、背景技術で例示した特許文献1に開示する過巻検出器と同一構成のもので、ワイヤロープ15,17に沿って上下移動可能に設けられた重錘21a,22aと、ブーム3に固定されたリミットスイッチ21b,22bと、このリミットスイッチ21b,22bと上記重錘21a,22aとを連結するワイヤロープ21c,22cとを有し、主フック14又は補フック16の巻き上げ時にそのフック14,16が重錘21a,22aに接触するとリミットスイッチ21b,22bがそれを感知するようになっている。尚、第2の過巻検出手段22の場合、補フック16の巻き上げ速度が主フック14の巻き上げ速度よりも速いことに対応して、補フック16の過巻状態位置としての重錘22aの支持位置は、主フック14のそれよりもブーム3の先端から大きく下がった位置に設定されている。
図4はクローラクレーンに装備された過巻防止装置20のブロック構成を示し、31は第1ドラム18の回転を検出する第1のドラム回転センサ、32は第2ドラム19の回転を検出する第2のドラム回転センサであり、この両ドラム回転センサ31,32の信号は、第1の過巻検出手段21のリミットスイッチ(第1リミットスイッチ)21b及び第2の過巻検出手段22のリミットスイッチ(第2リミットスイッチ)22bの信号と共に、コントローラ33に入力される。また、34は電源スイッチであり、この電源スイッチ34の信号(ON・OFF信号)もコントローラ33に入力される。
上記コントローラ33は、入力信号に基づいて、上部旋回体2のキャブ2a内に配置したLEDなどからなる表示装置35の画面表示を制御するとともに、第1ドラム停止用ソレノイド36及び第2ドラム停止用ソレノイド37のオンオフ切換を制御するようになっている。このコントローラ33の制御は、図5に示すフローチャートに従って行われる。
すなわち、図5において、電源スイッチ34のオン切換に基づいてスタートした後、先ず始めに、ステップS1でドラム18,19とフック14,16の接続状態の判定処理を行う。
続いて、ステップS2で第1リミットスイッチ21bの信号に基づいて主フック14が過巻状態である否かを判定し、その判定がYESの過巻状態のときには、ステップS3で主フック14に接続されたドラム18又は19の巻上側の駆動を停止すべく第1ドラム停止用ソレノイド36又は第2ドラム停止用ソレノイド37をオフ(非励磁)に切り換え、ステップS4へ移行する一方、判定がNOのときには、ステップS3をスキップしてステップS4へ移行する。ステップS4では第2リミットスイッチ22bの信号に基づいて補フック16が過巻状態であるか否かを判定する。
そして、上記ステップS4の判定がYESの過巻状態のときには、ステップS5で補フック16に接続されたドラム18又は19の巻上側の駆動を停止すべく第1ドラム停止用ソレノイド36又は第2ドラム停止用ソレノイド37をオフに切り換え、ステップS6へ移行する一方、判定がNOのときには、ステップS5をスキップしてステップS6へ移行する。ステップS6では電源スイッチ34がオフに切り換えられ、作業終了であるか否かを判定し、その判定がNOのときにはステップS2に戻る一方、判定がYESの作業終了のときには、制御を終了する。
上記ステップS1におけるドラム18,19とフック14,16の接続状態の判定処理は、図6に示すフローチャートに従って行われる。
すなわち、図6において、先ず、ステップS11で表示装置35の画面上に「ドラムを単独で巻き上げる」旨のメッセージを表示する。続いて、ステップS12で第1ドラム18及び第2ドラム19の片方が巻き上げ方向に回転操作されるのを待った後、ステップS13でドラム回転センサ31,32の信号に基づいて第1ドラム18及び第2ドラム19のどちらかが作動しているかを確認する。
しかる後、ステップS14でリミットスイッチ21b,22bの信号に基づいてフックの過巻状態が発生するのを待ち、ステップS14へ移行する。ステップS14では、過巻状態を検知したリミットスイッチ21b又は22b側のフック(つまり主フック14又は補フック16)と巻上作動をしたドラム(つまり第1ドラム18又は第2ドラム19)とが接続状態であると判定するとともに、過巻状態を検知しないリミットスイッチ側のフックと停止していたドラムとが接続状態であると判定し、リターンする。
以上のような判定処理及びこの処理に使用するドラム回転センサ31,32などによって、2つのフック14,15とそれぞれ実際にワイヤロープ15,17を介して接続された2つのドラム18,19との対応関係ないし接続状態を検知する検知手段40が構成されている。また、この判定処理を一部に含む図5のフローチャートを実行するコントローラ33は、本発明にいう制御手段に該当するものである。
次に、上記過巻防止装置20の作用効果を説明するに、クレーン作業中にブーム3の先端部から吊り下げられた主フック14及び補フック16のうち、荷を吊っている1つのフックが過巻状態になったときには、対応する第1又は第2の過巻検出手段21,22のリミットスイッチ21b,22bがその過巻状態を検出し、その検出信号を受けるコントローラ33の制御の下に、この過巻状態のフックと接続されたドラム18又は19の巻上側の駆動を停止すべく第1ドラム停止用ソレノイド36又は第2ドラム停止用ソレノイド37がオフに切り換えられる(図5のステップS3,S5)。このため、主フック14又は補フック16の過巻を防止することができるとともに、過巻に起因する故障や事故を確実に防止することができる。
一方、クレーン作業中に荷を吊っていない主フック14又は補フック16が風や振動などにより横振れをし、そのことを対応する第1又は第2の過巻検出手段21,22のリミットスイッチ21b,22bがフックの過巻状態として誤って検出したときには、コントローラ33の制御の下に、荷を吊っていない主フック14又は補フック16と接続されたドラム18又は19の巻上側の駆動のみが停止され、他のドラム19又は18の巻上側の駆動は継続して行われる。このため、クレーン作業が中断することはなく、作業を継続して行うことができるので、作業の効率を高めることができるとともに、過巻防止装置20の信頼性を高めることができる。
その上、上記主フック14及び補フック16と、これらと実際にワイヤロープ15,17を介して接続された2つのドラム18,19との対応関係は、検知手段40により検知されるが、この検知手段40は、本実施形態の場合、2つのドラム18,19のうちの1つを巻き上げ方向に回転させて1つのフックを過巻状態にし、それを検出する過巻検出手段21,22のリミットスイッチ21b,22bの信号とドラム回転センサ31,32の信号を基に2つずつのフック14,16とドラム18,19の対応関係を検知するようになっているため、その対応関係を簡単にかつ精度良く感知することができる。しかも、ドラム回転センサ31,32は、移動式クレーンでは既設のものであるため、実施化を図る上で有利なものである。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記実施形態では、主フック14及び補フック16とこれらに接続された2つのドラム18,19との対応関係を検知する検知手段40としては、2つのドラム18,19のうちの1つを巻き上げ方向に回転させて1つのフックを過巻状態にし、それを検出する過巻検出手段21,22のリミットスイッチ21b,22bの信号とドラム回転センサ31,32の信号を基に対応関係を検知するように構成したが、本発明は、これ以外に、例えば図7(a)に示すように、各ドラム18,19の回転を検出するドラム回転センサ31,32の信号と、ブームポイントシーブ11及び補助シーブ13の回転をそれぞれ検出するシーブ回転センサ51の信号とを比較して回転速度の一致に基づいて対応関係を検知するように構成し、あるいは図7(b)に示すように、ブームポイントシーブ11側及び補助シーブ13側でのロープ張力をそれぞれ検出するシール側ロードセル52の信号と、各ドラム18,19側でのロープ張力をそれぞれ検出するドラム側ロードセル53の信号とを比較してロープ張力の一致に基づいて対応関係を検知するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、上部旋回体2に作業アタッチメントとしてのブーム3が起伏可能に設けられ、このブーム3の先端部から2つのフック、つまり主フック14及び補フック16がそれぞれ別々にワイヤロープ15,17により支持して吊り下げられた移動式クレーンの過巻防止装置に適用した場合について述べたが、本発明は、上部旋回体にブームとジブとからなる作業アタッチメントが起伏可能に設けられ、この作業アタッチメントの先端部であるブームの先端及びジブの先端から2つのフックがそれぞれ別々にワイヤロープにより支持して吊り下げられた移動式クレーンなどの過巻防止装置としても同様に適用することができるのは勿論である。
本発明の実施形態に係るクローラクレーンの外観を示す側面図である。 上記クローラクレーンのブーム先端部の拡大図である。 主巻上ワイヤロープ及び補巻上ワイヤロープの2種類の配線状態を示す模式図である。 上記クローラクレーンに装備された過巻防止装置のブロック構成図である。 上記過巻防止装置のコントローラによる制御内容を示すフローチャート図である。 ドラムとフックの接続状態の判定処理を示すフローチャート図である。 フックとドラムの対応関係を検知する検知手段の別の形態を説明するための模式図である。
符号の説明
2 上部旋回体
3 ブーム
14 主フック
15 主巻上ワイヤロープ
16 補フック
17 補巻上ワイヤロープ
18 第1ドラム
19 第2ドラム
20 過巻防止装置
21 第1の過巻検出手段
22 第2の過巻検出手段
21b,22b リミットスイッチ
31 第1のドラム回転センサ
32 第2のドラム回転センサ
33 コントローラ(制御手段)
35 表示装置
36 第1ドラム停止用ソレノイド
37 第2ドラム停止用ソレノイド
40 検知手段

Claims (2)

  1. 上部旋回体に作業アタッチメントが起伏可能に設けられ、この作業アタッチメントの先端部から複数のフックがそれぞれワイヤロープにより支持して吊り下げられているとともに、上記各フックをそれぞれワイヤロープを介して巻き上げ又は巻き下げる複数のドラムが上部旋回体に設けられてなる移動式クレーンにおいて、
    上記各フックの過巻状態をそれぞれ検出する複数の過巻検出手段と、
    上記複数のフックとそれぞれ実際にワイヤロープを介して接続された複数のドラムとの対応関係を検知する検知手段と、
    上記各過巻検出手段の信号を受け、1つのフックが過巻状態になったとき、上記検知手段の検知に基づいて、過巻状態のフックと接続された1つのドラムの回転を停止し、他のドラムの回転を継続するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする移動式クレーンの過巻防止装置。
  2. 上記検知手段は、各ドラムの回転をそれぞれ検出する複数のドラム回転センサを有し、作業開始時に予め作業者により複数のドラムのうちの1つを巻き上げ方向に回転させて1つのフックを過巻状態にし、それを検出する過巻検出手段の信号とドラム回転センサの信号を基にフックとドラムの対応関係を検知するように構成されている請求項1記載の移動式クレーンの過巻防止装置。
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