JPH0745516Y2 - クレーンのフック過巻き防止装置 - Google Patents

クレーンのフック過巻き防止装置

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JPH0745516Y2
JPH0745516Y2 JP366990U JP366990U JPH0745516Y2 JP H0745516 Y2 JPH0745516 Y2 JP H0745516Y2 JP 366990 U JP366990 U JP 366990U JP 366990 U JP366990 U JP 366990U JP H0745516 Y2 JPH0745516 Y2 JP H0745516Y2
Authority
JP
Japan
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hoisting
rope
weight
overwinding
hook
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP366990U
Other languages
English (en)
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JPH0395381U (ja
Inventor
松音 佐々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、吊りロープにより吊り下げたおもりを介し
て作動させるクレーンのフック過巻き防止装置に関す
る。
[従来の技術] まず、第一例である一本の吊りロープによりおもりを吊
り下げたクレーンのフック過巻き防止装置を第5図を参
照して説明する。
ブーム1の先端部にはトップシーブ2が取付けられてお
り、図示してない巻上ドラムからくり出された巻上ロー
プ3はトップシーブ2を経て垂下されている。巻上ロー
プ3にはフック4が吊り下げられている。フック4の上
側の巻上ロープ3の途中はおもり5の穴を貫通してお
り、おもり5には吊りロープ6の一端が連結され、吊り
ロープ6の他端はブームの先端部に設置した過巻き検出
手段7に連結されている。すなわち、おもり5は過巻き
検出手段7を介して吊りロープ6により吊り下げられて
いる。過巻き検出手段7は、ばねと、そのばねに抗して
おもり5により吊りロープ6が引張られることにより閉
路するマイクロスイッチとをそなえている。
フック4が巻上げられ過ぎようとすると、おもり5がフ
ック4により押し上げられ、吊りロープ6の張力が失わ
れる。それと共に、過巻き検出手段7のばねの作動によ
りマイクロスイッチが閉路し、巻上ドラムが自動的に停
止する。
つぎに、第二例である二本の吊りロープによりおもりを
吊り下げたクレーンのフック過巻き防止装置を第8図な
いし第10図を参照して説明する。それらの図において、
第5図に示すものと実質的に同一のものは同じ符号で表
わしてある。
第8図および第9図に示すように、おもり8は巻上ロー
プ3がなるべく接触しないようにその内側の穴部が大き
くしてある。たとえば楕円形の環状にする。おもり8の
一方側部には吊りロープ6Aの一端が連結され、他方側部
には吊りロープ6Bの一端が連結されている。吊りロープ
6Aの他端は過巻き検出手段に連結され、吊りロープ6B他
端はブーム1の先端部に固定したブラケットに連結され
ている。
第10図は過巻き防止用ソレノイドバルブをそなえた油圧
回路およびそのソレノイドバルブを切替える電気回路を
示す。主油圧ポンプ9の吐出側はコントロールバルブ10
の入力ポートに連結され、コントロールバルブ10の出力
ポートに油圧モータ11に連結されている。油圧モータ11
には巻上ロープ3を巻きつけた巻上ドラム(図示してな
い)が直結されている。パイロット油圧ポンプ12の吐出
側は遠隔制御弁13の入力ポートに連結され、遠隔制御弁
13の出力ポートはコントロールバルブのパイロット室10
A、10Bに連結されている。遠隔制御弁13とパイロット室
10Aとを連ねる巻上側管路には、過巻き防止用ソレノイ
ドバルブ14が設けられており、そのソレノイドバルブ14
のソレノイドは過巻き検出手段7により開閉されるマイ
クロスイッチ15の出力端子に指令信号配線16により接続
されている。マイクロスイッチ15の入力端子は電源17に
接続されている。
通常の巻上げ動作時には、おもり8による吊りロープ6A
の張力により過巻き検出手段7を介してマイクロスイッ
チ15は閉路されており、ソレノイドバルブ14は励磁さ
れ、A位置の状態になっている。遠隔制御弁13を巻上げ
方向(矢印U方向)に操作すると、パイロット油圧ポン
プ12からの圧油が調整されて、ソレノイドバルブ14を通
してコントロールバルブ10のパイロット室10Aに供給さ
れる。これによりコントロールバルブ10がA位置に切替
えられ、主油圧ポンプ9からの圧油がコントロールバル
ブ10を通して油圧モータ11に送られ、油圧モータ11とと
もに巻上ドラムが巻上方向(矢印U方向)に回転し、巻
上ロープ3が巻き取られ、フック4が巻上げられる。
フック4がさらに巻上げられ、おもり8に接触してこれ
を押し上げると、吊りロープ6A、6Bがたるみ、過巻き検
出手段7のばねの力によりマイクロスイッチ15が開路さ
せられる。したがって、ソレノイドバルブ14は消磁さ
れ、ばねの力によりB位置に切替えられる。これによ
り、パイロット室10Aの圧油が油タンクに排出させら
れ、コントロールバルブ10が中立位置に切替えられ、巻
上げが自動的に停止する。
[考案が解決しようとする課題] 上述した第一例では、荷を吊ったフック4を巻上げよう
とすると、巻上げロープ3とおもり5とが接触し、巻上
げロープ3の自転性によりおもり5が回ってしまい、第
6図に示すように、おもり5を吊っている吊りロープ6
が巻上ロープ3に螺旋状にからみ付き、その状態で巻上
げが行われると、過巻き検出手段7が作動してしまう。
また、巻上ロープ3とおもり5との摩耗や巻上ロープ3
に生じたささくれにより、巻上ロープ3の巻上げ時に、
おもり5か瞬時に巻上げられて、吊りロープ6の張力が
失われて、過巻き検出手段7が作動してしまうこともあ
る。
これに対して、第二例では、第一例のような不都合は生
じないが、第11図に示すように、旋回作動を行ったとき
に、おもり8は旋回方向(矢印S方向)と逆方向に移動
するため、吊りロープ6Bは張力を保持し、吊りロープ6A
は張力を失い、過巻き検出手段が作動してしまうことが
ある。
この考案は、これらの問題点にかんがみてなされたもの
で、第二例の長所をそなえるとともに、旋回作動時にも
誤動作を防止でき、さらに、マイクロスイッチをそれぞ
れそなえた2つの過巻き検出手段を設け、その一方のマ
イクロスイッチが故障しても過巻きを防止して安全性を
向上することができるフック過巻き防止装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案は、フックを吊り
下げた巻上ロープのまわりを囲むおもりに2本の吊りロ
ープの一端を連結し、両吊りロープの他端をそれぞれ別
個の過巻き検出手段に連結し、それぞれの過巻き検出手
段の作動により開閉される2個のマイクロスイッチを電
源に対して並列に設け、両マイクロスイッチの指令信号
配線を巻上停止用ソレノイドバルブのソレノイドに接続
したことを特徴とする。
[作用] 巻上げ作業中、おもりがフックにより押し上げられ、2
本の吊りロープがともにたるむと、2個のマイクロスイ
ッチが開路され、巻上停止用ソレノイドバルブが消磁す
る。それにより、巻上げが自動的に停止する。
また、旋回動作中、一方の吊りロープがたるんでも他方
の吊りロープは張力を保っているので、巻上停止用ソレ
ノイドバルブは励磁されており、巻上げ停止の誤動作は
行われない。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第4図により
説明する。それらの図において、第8図ないし第11図と
同じ符号をつけたものは同じものを表わす。
第1図ないし第4図に示すように、おもり8の一方の吊
りロープ6Aは一方の過巻き検出手段7Aに連結され、他方
の吊りロープ6Bは他方の過巻き検出手段7Bに連結されて
いる。第3図に示すように、過巻き検出手段7Aにより開
閉されマイクロスイッチ15Aと過巻き検出手段7Bにより
開閉されるマイクロスイッチ15Bとは、電源17に対して
並列に設けられており、両マイクロスイッチ15A、15Bの
指令信号配線16は巻上停止用ソレノイドバルブ14のソレ
ノイドに接続されている。その他の構成は前述した従来
の技術の第2例と同じである。
巻上作業中、フック4によりおもり8が押上げられて両
吊りロープ6A、6Bがたるむと、両マイクロスイッチ15
A、15Bがともに開路され、ソレノイドバルブ14が消磁さ
れる。それにより巻上げが自動的に停止する。
旋回作業中、第4図に示すように、吊りロープ6Aがたる
んでも、吊りロープ6Bは張力を保っているので、マイク
ロスイッチ15Bは閉路している。したがって、ソレノイ
ドバルブは励磁されており、巻上げ停止の誤動作は生じ
ない。
また、万一、一方のマイクロスイッチが故障のために断
線していても、他方のマイクロスイッチが接続状態にな
っているので、フック過巻き防止装置としては断線して
ないマイクロスイッチ側の吊りロープが第4図に示すよ
うにたるまない限り正常に動作をする。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、2本の吊りロープによ
りおもりを吊る効果、すなわち、吊りロープの巻上げロ
ープへのからみ付き、および巻上げロープと一体的にお
もりが上昇することにより生じる誤動作を防止する効果
はそのままそなえ、かつ、旋回作業時の衝撃による誤動
作をも防止できるとともに、万一、一方側のマイクロス
イッチが断線しても他方のマイクロスイッチにより過巻
きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示し、第1
図は側面図、第2図は第1図の正面図、第3図は油圧回
路および電気回路を示す図、第4図は旋回作業時におけ
る状態を示す第2図相当図である。第5図ないし第7図
は一本の吊りロープによりおもりを吊り下げた従来のフ
ック過巻き防止装置を示す側面図、第8図ないし第11図
は2本の吊りロープによりおもりを吊り下げた従来のフ
ック過巻き防止装置を示し、第8図は側面図、第9図は
第8図の正面図、第10図は油圧回路および電気回路を示
す図、第11図は旋回作業時における状態を示す第9図相
当図である。 1……ブーム、3……巻上ロープ、4……フック、6A、
6B……吊りロープ、7A、7B……過巻き検出手段、8……
おもり、9……主油圧ポンプ、10……コントロールバル
ブ、11……油圧モータ、12……パイロット油圧ポンプ、
13……遠隔制御弁、14……巻上停止用ソレノイドバル
ブ、15A、15B……マイクロスイッチ、16……指令信号配
線、17……電源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フックを吊り下げた巻上ロープのまわりを
    囲むおもりに2本の吊りロープの一端を連結し、両吊り
    ロープの他端をそれぞれ別個の過巻き検出手段に連結
    し、それぞれの過巻き検出手段の作動により開閉される
    2個のマイクロスイッチを電源に対して並列に設け、両
    マイクロスイッチの指令信号配線を巻上停止用ソレノイ
    ドバルブのソレノイドに接続したことを特徴とするクレ
    ーンのフック過巻き防止装置。
JP366990U 1990-01-18 1990-01-18 クレーンのフック過巻き防止装置 Expired - Lifetime JPH0745516Y2 (ja)

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JP366990U JPH0745516Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 クレーンのフック過巻き防止装置

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JP366990U JPH0745516Y2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 クレーンのフック過巻き防止装置

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JPH0395381U JPH0395381U (ja) 1991-09-27
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JP2023096566A (ja) * 2021-12-27 2023-07-07 コベルコ建機株式会社 ロープ検査装置およびこれを備えた作業機械

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