JP2578624Y2 - 車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置 - Google Patents
車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置Info
- Publication number
- JP2578624Y2 JP2578624Y2 JP1992077524U JP7752492U JP2578624Y2 JP 2578624 Y2 JP2578624 Y2 JP 2578624Y2 JP 1992077524 U JP1992077524 U JP 1992077524U JP 7752492 U JP7752492 U JP 7752492U JP 2578624 Y2 JP2578624 Y2 JP 2578624Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook block
- swing arm
- telescopic boom
- tip
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貨物自動車等に搭載さ
れる車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置に関
するものである。
れる車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車等に搭載される車輌搭載型ク
レ−ンAは、図5に示す如く伸縮ブ−ム1の基端側に設
けられたウインチ装置(図示せず)から繰り出されたワ
イヤ−ロ−プ2を、伸縮ブ−ム1の先端部に配設したブ
−ム先端滑車3とフックブロック4に配設したフックブ
ロック滑車5間に掛け廻すことで伸縮ブ−ム1の先端部
からフックブロック4を吊り下げ、当該フックブロック
4に荷物を吊持して伸縮ブ−ム1を起伏および伸縮駆
動、並びにウインチ装置を巻上げ,巻下げ駆動してクレ
−ン作業を行うようになっている。
レ−ンAは、図5に示す如く伸縮ブ−ム1の基端側に設
けられたウインチ装置(図示せず)から繰り出されたワ
イヤ−ロ−プ2を、伸縮ブ−ム1の先端部に配設したブ
−ム先端滑車3とフックブロック4に配設したフックブ
ロック滑車5間に掛け廻すことで伸縮ブ−ム1の先端部
からフックブロック4を吊り下げ、当該フックブロック
4に荷物を吊持して伸縮ブ−ム1を起伏および伸縮駆
動、並びにウインチ装置を巻上げ,巻下げ駆動してクレ
−ン作業を行うようになっている。
【0003】一方、この種車輌搭載型クレ−ンAには、
伸縮ブ−ム1の先端部から吊り下げたフックブロック4
が車輌の走行移動により揺動して走行の支障とならない
ようフックブロック4を伸縮ブ−ム1先端部近傍位置に
揺動不能に格納するフックブロック格納装置が取り付け
られていた。
伸縮ブ−ム1の先端部から吊り下げたフックブロック4
が車輌の走行移動により揺動して走行の支障とならない
ようフックブロック4を伸縮ブ−ム1先端部近傍位置に
揺動不能に格納するフックブロック格納装置が取り付け
られていた。
【0004】従来から用いられていたフックブロック格
納装置は、伸縮ブ−ム1の先端部上であって前記ブ−ム
先端滑車3の支軸6よりも伸縮ブ−ム先端側寄り位置に
枢軸7を設け、当該枢軸7にその基端部8bを揺動自在
に軸支した揺動ア−ム8を取付けると共に、前記フック
ブロック4の上部中央位置に当該フックブロック4の巻
き上げ動により前記揺動ア−ム8の先端部8aが係合す
る受容部9を設け、揺動ア−ム8の先端部8aを当該受
容部9に係合させた後の、更なるフックブロック4の巻
き上げ動によって前記揺動ア−ム8が伸縮ブ−ム基端方
向に回動し、フックブロック4を伸縮ブ−ム1下面に近
接した格納位置(図5,一点鎖線図示位置)にもたらす
よう構成していた。
納装置は、伸縮ブ−ム1の先端部上であって前記ブ−ム
先端滑車3の支軸6よりも伸縮ブ−ム先端側寄り位置に
枢軸7を設け、当該枢軸7にその基端部8bを揺動自在
に軸支した揺動ア−ム8を取付けると共に、前記フック
ブロック4の上部中央位置に当該フックブロック4の巻
き上げ動により前記揺動ア−ム8の先端部8aが係合す
る受容部9を設け、揺動ア−ム8の先端部8aを当該受
容部9に係合させた後の、更なるフックブロック4の巻
き上げ動によって前記揺動ア−ム8が伸縮ブ−ム基端方
向に回動し、フックブロック4を伸縮ブ−ム1下面に近
接した格納位置(図5,一点鎖線図示位置)にもたらす
よう構成していた。
【0005】このように構成したフックブロック格納装
置は、フックブロック4を巻き上げ動することで、揺動
ア−ム8の先端部8aが自動的にフックブロック4の受
容部9に係合し、更なるフックブロック4の巻き上げ動
によってフックブロック4を伸縮ブ−ム1下面に近接し
た格納位置に位置させることができるので、特別なフッ
クブロックの格納操作が不要となることから、車輌搭載
形クレ−ンにおいて多く用いられている。
置は、フックブロック4を巻き上げ動することで、揺動
ア−ム8の先端部8aが自動的にフックブロック4の受
容部9に係合し、更なるフックブロック4の巻き上げ動
によってフックブロック4を伸縮ブ−ム1下面に近接し
た格納位置に位置させることができるので、特別なフッ
クブロックの格納操作が不要となることから、車輌搭載
形クレ−ンにおいて多く用いられている。
【0006】また、車輌搭載型クレ−ンAには、フック
ブロック4巻き上げ駆動時に、当該フックブロック4が
伸縮ブ−ム1先端部に当接してフックブロック4やワイ
ヤロ−プ2を損傷するのを防止するため、伸縮ブ−ム1
の先端部に設けた検出器本体10から所定長の検出用ワイ
ヤロ−プ12を介して重錘11を吊持し、この吊持した重錘
11にフックブロック4が当接したことを検出器本体10に
内蔵した検出用スイッチ(図示せず)で検出して、フッ
クブロック4が伸縮ブ−ム1の先端部下面(揺動ア−ム
8の先端部8a)に法で定められた所定長L以上近づい
たことを検知する過巻き検出器が設けられていた。
ブロック4巻き上げ駆動時に、当該フックブロック4が
伸縮ブ−ム1先端部に当接してフックブロック4やワイ
ヤロ−プ2を損傷するのを防止するため、伸縮ブ−ム1
の先端部に設けた検出器本体10から所定長の検出用ワイ
ヤロ−プ12を介して重錘11を吊持し、この吊持した重錘
11にフックブロック4が当接したことを検出器本体10に
内蔵した検出用スイッチ(図示せず)で検出して、フッ
クブロック4が伸縮ブ−ム1の先端部下面(揺動ア−ム
8の先端部8a)に法で定められた所定長L以上近づい
たことを検知する過巻き検出器が設けられていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
フックブロック格納装置を装えた車輌搭載形クレ−ンA
においては、フックブロック4を巻き上げ駆動しようと
した場合に、揺動ア−ム8がフックブロック4の移動軌
跡内に位置しているため、揺動ア−ム8の先端部8aが
フックブロック4の受容部9に自動的に係合してしまい
揺動ア−ム8の回動によってフックブロック4が伸縮ブ
−ム1基端方向へ回動変移するので、この揺動ア−ム9
の吊下げ長さa分だけフックブロック4を伸縮ブ−ム1
先端部近傍位置まで巻き上げ駆動することができず、高
揚程での作業が制限されるという問題があった。
フックブロック格納装置を装えた車輌搭載形クレ−ンA
においては、フックブロック4を巻き上げ駆動しようと
した場合に、揺動ア−ム8がフックブロック4の移動軌
跡内に位置しているため、揺動ア−ム8の先端部8aが
フックブロック4の受容部9に自動的に係合してしまい
揺動ア−ム8の回動によってフックブロック4が伸縮ブ
−ム1基端方向へ回動変移するので、この揺動ア−ム9
の吊下げ長さa分だけフックブロック4を伸縮ブ−ム1
先端部近傍位置まで巻き上げ駆動することができず、高
揚程での作業が制限されるという問題があった。
【0008】本考案は、フックブロック4の巻上げ駆動
を伸縮ブ−ム1の先端部近傍位置まで行えるようにして
高揚程での作業を可能にすると共に、この高揚程作業時
にもフックブロックの過巻き状態を正確に検知できる過
巻き検出器を備えた新規な車輌搭載型クレ−ンのフック
ブロック格納装置を提供しようとするものである。
を伸縮ブ−ム1の先端部近傍位置まで行えるようにして
高揚程での作業を可能にすると共に、この高揚程作業時
にもフックブロックの過巻き状態を正確に検知できる過
巻き検出器を備えた新規な車輌搭載型クレ−ンのフック
ブロック格納装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納
装置は、ウインチ装置から繰り出されたワイヤ−ロ−プ
を、伸縮ブ−ムの先端部に配設したブ−ム先端滑車とフ
ックブロックに配設したフックブロック滑車間に掛け廻
すことで伸縮ブ−ムの先端部からフックブロックを吊り
下げた車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置で
あって、伸縮ブ−ムの先端部上の前記ブ−ム先端滑車の
支軸よりも伸縮ブ−ム先端側寄り位置にその基端部を揺
動自在に軸支した揺動ア−ムを取付けると共に、前記フ
ックブロックの上部適所位置に当該フックブロックの巻
き上げ動によって前記揺動ア−ムの先端部を受容する受
容部を設け、揺動ア−ムの先端部を受容部に係合させた
後の更なるフックブロックの巻き上げ動により前記揺動
ア−ムが伸縮ブ−ム基端方向に回動し、フックブロック
を伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置にもたらすよう構
成した車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置に
おいて、前記伸縮ブ−ムの先端部適所と揺動ア−ム適所
間に、フックブロックの巻き上げ動により揺動ア−ムの
先端部がフックブロックの受容部に係合しないよう揺動
ア−ムをフックブロックの移動軌跡内から退避させた退
避位置に回動固定する揺動ア−ム回動固定手段を取付け
ると共に、伸縮ブ−ムの先端部から所定長の検出用ワイ
ヤロ−プにより重錘を吊持し、この吊持した重錘にフッ
クブロックが当接したことを検出してフックブロックが
伸縮ブ−ムの先端部下面に所定量以上近づいたことを検
知するよう構成した過巻き検出器の前記検出用ワイヤ−
ロ−プに、当該検出用ワイヤ−ロ−プの長さを、前記揺
動ア−ム回動固定手段により揺動ア−ムを退避位置に回
動固定していない時には第1の所定長に設定し、揺動ア
−ムをフックブロックの移動軌跡内から退避させた退避
位置に回動固定した時には前記第1の所定長より短い第
2の所定長に設定する検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手
段を取付けて構成したものである。
め、本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納
装置は、ウインチ装置から繰り出されたワイヤ−ロ−プ
を、伸縮ブ−ムの先端部に配設したブ−ム先端滑車とフ
ックブロックに配設したフックブロック滑車間に掛け廻
すことで伸縮ブ−ムの先端部からフックブロックを吊り
下げた車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置で
あって、伸縮ブ−ムの先端部上の前記ブ−ム先端滑車の
支軸よりも伸縮ブ−ム先端側寄り位置にその基端部を揺
動自在に軸支した揺動ア−ムを取付けると共に、前記フ
ックブロックの上部適所位置に当該フックブロックの巻
き上げ動によって前記揺動ア−ムの先端部を受容する受
容部を設け、揺動ア−ムの先端部を受容部に係合させた
後の更なるフックブロックの巻き上げ動により前記揺動
ア−ムが伸縮ブ−ム基端方向に回動し、フックブロック
を伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置にもたらすよう構
成した車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置に
おいて、前記伸縮ブ−ムの先端部適所と揺動ア−ム適所
間に、フックブロックの巻き上げ動により揺動ア−ムの
先端部がフックブロックの受容部に係合しないよう揺動
ア−ムをフックブロックの移動軌跡内から退避させた退
避位置に回動固定する揺動ア−ム回動固定手段を取付け
ると共に、伸縮ブ−ムの先端部から所定長の検出用ワイ
ヤロ−プにより重錘を吊持し、この吊持した重錘にフッ
クブロックが当接したことを検出してフックブロックが
伸縮ブ−ムの先端部下面に所定量以上近づいたことを検
知するよう構成した過巻き検出器の前記検出用ワイヤ−
ロ−プに、当該検出用ワイヤ−ロ−プの長さを、前記揺
動ア−ム回動固定手段により揺動ア−ムを退避位置に回
動固定していない時には第1の所定長に設定し、揺動ア
−ムをフックブロックの移動軌跡内から退避させた退避
位置に回動固定した時には前記第1の所定長より短い第
2の所定長に設定する検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手
段を取付けて構成したものである。
【0010】
【作用】以上の如く構成した本考案の車輌搭載型クレ−
ンのフックブロック格納装置は、伸縮ブ−ムの先端部適
所と揺動ア−ム適所間に、フックブロックの巻き上げ動
により揺動ア−ムの先端部がフックブロックの受容部に
係合しないよう揺動ア−ムをフックブロックの移動軌跡
内から退避させた退避位置に回動固定する揺動ア−ム回
動固定手段が設けられているので、揺動ア−ムを揺動ア
−ム回動固定手段によってフックブロックの移動軌跡内
から退避した退避位置に回動固定すれば、フックブロッ
クを巻き上げ駆動しても揺動ア−ムの先端部にフックブ
ロックの受容部が係合しないので、フックブロックが揺
動ア−ムによって伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置へ
案内されることがない。このためフックブロックは揺動
ア−ムに干渉されずに伸縮ブ−ム先端部に近接した位置
まで巻き上げることが可能となり、高揚程での作業が可
能となるのである。
ンのフックブロック格納装置は、伸縮ブ−ムの先端部適
所と揺動ア−ム適所間に、フックブロックの巻き上げ動
により揺動ア−ムの先端部がフックブロックの受容部に
係合しないよう揺動ア−ムをフックブロックの移動軌跡
内から退避させた退避位置に回動固定する揺動ア−ム回
動固定手段が設けられているので、揺動ア−ムを揺動ア
−ム回動固定手段によってフックブロックの移動軌跡内
から退避した退避位置に回動固定すれば、フックブロッ
クを巻き上げ駆動しても揺動ア−ムの先端部にフックブ
ロックの受容部が係合しないので、フックブロックが揺
動ア−ムによって伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置へ
案内されることがない。このためフックブロックは揺動
ア−ムに干渉されずに伸縮ブ−ム先端部に近接した位置
まで巻き上げることが可能となり、高揚程での作業が可
能となるのである。
【0011】また、本考案のフックブロック格納装置で
は、過巻き検出器の検出用ワイヤ−ロ−プに、当該検出
用ワイヤ−ロ−プの長さを、揺動ア−ム回動固定手段に
より揺動ア−ムを退避位置に回動固定していない時には
第1の所定長に設定し、揺動ア−ムをフックブロックの
移動軌跡内から退避させた退避位置に回動固定した時に
は前記第1の所定長より短い第2の所定長に設定する検
出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段が設けられているの
で、高揚程での作業を行いたい場合には、揺動ア−ム回
動固定手段による揺動ア−ムの退避位置への固定操作と
同時に、この検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段により
検出用ワイヤ−ロ−プの長さを第1の所定長から第1の
所定長より短い第2の所定長に変更し、重錘の吊下げ位
置を揺動ア−ムの吊下げ長さa分だけ上方に移動する。
これによって過巻き検出距離が法で定められた所定長L
に設定されるので、高揚程での作業においても正確な過
巻き状態の検知が可能となるのである。
は、過巻き検出器の検出用ワイヤ−ロ−プに、当該検出
用ワイヤ−ロ−プの長さを、揺動ア−ム回動固定手段に
より揺動ア−ムを退避位置に回動固定していない時には
第1の所定長に設定し、揺動ア−ムをフックブロックの
移動軌跡内から退避させた退避位置に回動固定した時に
は前記第1の所定長より短い第2の所定長に設定する検
出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段が設けられているの
で、高揚程での作業を行いたい場合には、揺動ア−ム回
動固定手段による揺動ア−ムの退避位置への固定操作と
同時に、この検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段により
検出用ワイヤ−ロ−プの長さを第1の所定長から第1の
所定長より短い第2の所定長に変更し、重錘の吊下げ位
置を揺動ア−ムの吊下げ長さa分だけ上方に移動する。
これによって過巻き検出距離が法で定められた所定長L
に設定されるので、高揚程での作業においても正確な過
巻き状態の検知が可能となるのである。
【0012】
【実施例】以下、本考案の車輌搭載型クレ−ンのフック
ブロック格納装置の実施例を図1ないし図3に基づいて
説明する。なお、図5に基づき従来技術として説明した
1〜11の符号は、以下の説明においても同義のものとし
てこれを援用するものとする。
ブロック格納装置の実施例を図1ないし図3に基づいて
説明する。なお、図5に基づき従来技術として説明した
1〜11の符号は、以下の説明においても同義のものとし
てこれを援用するものとする。
【0013】図1および図2において、13は、伸縮ブ−
ム1の先端部適所と揺動ア−ム8適所間に設けられ、フ
ックブロック4の巻き上げ動によって揺動ア−ム8の先
端部8aがフックブロック4の受容部9に係合しないよ
う揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡内から退
避させた退避位置(図1,二点鎖線図示位置)に回動固
定する揺動ア−ム回動固定手段である。当該揺動ア−ム
回動固定手段13は、揺動ア−ム8の基端適所に立設され
た係合部材13aと、伸縮ブ−ム1の先端部適所位置であ
って、前記揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡
内から退避させた退避位置に位置させた時に前記係合部
材13aに対峙する位置に立設され、当該係合部材13aを
引っ掛けて固定する係止具13bとで構成している。
ム1の先端部適所と揺動ア−ム8適所間に設けられ、フ
ックブロック4の巻き上げ動によって揺動ア−ム8の先
端部8aがフックブロック4の受容部9に係合しないよ
う揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡内から退
避させた退避位置(図1,二点鎖線図示位置)に回動固
定する揺動ア−ム回動固定手段である。当該揺動ア−ム
回動固定手段13は、揺動ア−ム8の基端適所に立設され
た係合部材13aと、伸縮ブ−ム1の先端部適所位置であ
って、前記揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡
内から退避させた退避位置に位置させた時に前記係合部
材13aに対峙する位置に立設され、当該係合部材13aを
引っ掛けて固定する係止具13bとで構成している。
【0014】このように構成した揺動ア−ム回動固定手
段13は、揺動ア−ム8を退避位置まで回動させて係止具
13bに係合部材13aを引掛けることで、揺動ア−ム8を
フックブロック4の移動軌跡内から退避させた退避位置
(図1,二点鎖線図示位置)に固定することができ、ま
た係止具13bから係合部材13aを取外すことで、揺動ア
−ム8をフックブロック4の移動軌跡内に位置させた吊
下げ位置(図1,実線図示位置)に位置させることがで
きるようになっている。
段13は、揺動ア−ム8を退避位置まで回動させて係止具
13bに係合部材13aを引掛けることで、揺動ア−ム8を
フックブロック4の移動軌跡内から退避させた退避位置
(図1,二点鎖線図示位置)に固定することができ、ま
た係止具13bから係合部材13aを取外すことで、揺動ア
−ム8をフックブロック4の移動軌跡内に位置させた吊
下げ位置(図1,実線図示位置)に位置させることがで
きるようになっている。
【0015】14は、過巻き検出器Bの検出用ワイヤロ−
プである。当該検出用ワイヤロ−プ14は、揺動ア−ム8
を吊下げ位置(図1,実線図示位置)に位置させた際に
揺動ア−ム8の先端部8aと重錘11との離間距離、すな
わち過巻き検出距離が法で定められた所定長Lとなるよ
うにその長さを第1の所定長L1 に設定した第1の吊下
げ具14aと、当該検出用ワイヤロ−プ14の中間位置であ
って、揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡内か
ら退避した退避位置(図1,二点鎖線図示位置)に位置
させた際に伸縮ブ−ム1の先端部下面と重錘15との離間
距離(過巻き検出距離)が法で定められた前記所定長L
となるようにその長さを前記第1の所定長L1 より短い
第2の所定長L2 に設定した第2の吊下げ具14bを備え
ている。14cは、検出器本体10の検出用スイッチに取付
けられ、揺動ア−ム8を吊下げ位置に位置させた際に
は、検出用ワイヤロ−プ14の第1の吊下げ具14aと連結
し、揺動ア−ム8をフックブロック5の移動軌跡内から
退避させた退避位置に位置させた際には、検出用ワイヤ
ロ−プ14の第2の吊下げ具14bと択一的に連結するよう
に構成したフックである。14dは、検出用ワイヤロ−プ
14の他端に重錘11を吊下げるための連結具である。な
お、検出用ワイヤロ−プ14の第1の吊下げ具14aと第2
の吊下げ具14bおよび検出器本体10のフック14cとで、
実用新案登録請求の範囲記載の検出用ワイヤ−ロ−プ長
さ変更手段Cを構成している。
プである。当該検出用ワイヤロ−プ14は、揺動ア−ム8
を吊下げ位置(図1,実線図示位置)に位置させた際に
揺動ア−ム8の先端部8aと重錘11との離間距離、すな
わち過巻き検出距離が法で定められた所定長Lとなるよ
うにその長さを第1の所定長L1 に設定した第1の吊下
げ具14aと、当該検出用ワイヤロ−プ14の中間位置であ
って、揺動ア−ム8をフックブロック4の移動軌跡内か
ら退避した退避位置(図1,二点鎖線図示位置)に位置
させた際に伸縮ブ−ム1の先端部下面と重錘15との離間
距離(過巻き検出距離)が法で定められた前記所定長L
となるようにその長さを前記第1の所定長L1 より短い
第2の所定長L2 に設定した第2の吊下げ具14bを備え
ている。14cは、検出器本体10の検出用スイッチに取付
けられ、揺動ア−ム8を吊下げ位置に位置させた際に
は、検出用ワイヤロ−プ14の第1の吊下げ具14aと連結
し、揺動ア−ム8をフックブロック5の移動軌跡内から
退避させた退避位置に位置させた際には、検出用ワイヤ
ロ−プ14の第2の吊下げ具14bと択一的に連結するよう
に構成したフックである。14dは、検出用ワイヤロ−プ
14の他端に重錘11を吊下げるための連結具である。な
お、検出用ワイヤロ−プ14の第1の吊下げ具14aと第2
の吊下げ具14bおよび検出器本体10のフック14cとで、
実用新案登録請求の範囲記載の検出用ワイヤ−ロ−プ長
さ変更手段Cを構成している。
【0016】次に、作動を説明する。まず、比較的低い
揚程で通常のクレ−ン作業を行う場合について説明す
る。この場合には、揺動ア−ム回動固定手段13による揺
動ア−ム8の固定を解除し、揺動ア−ム8をフックブロ
ック4の移動軌跡内に吊下げた吊下げ位置に位置させる
と共に、過巻き検出器Bのフック14cに検出用ワイヤロ
−プ14の第1の吊下げ具14aを連結して検出用ワイヤロ
−プ14の長さをL1 に設定する(図1,実線図示位
置)。これにより、揺動ア−ム8はフックブロック4の
移動軌跡内に吊下げられ、かつ過巻き検出器Bの検出用
ワイヤ−ロ−プ14の長さが第1の所定長L1 に設定され
るので、揺動ア−ム8の先端部8aと重錘11間の離間距
離、すなわち過巻き検出距離が法で定められた所定長L
となり、従来の車輌搭載型クレ−ンAと同様にフックブ
ロック4を巻き上げ、あるいは巻き下げ駆動することに
よって、比較的低い揚程での通常のクレ−ン作業が可能
となるのである。
揚程で通常のクレ−ン作業を行う場合について説明す
る。この場合には、揺動ア−ム回動固定手段13による揺
動ア−ム8の固定を解除し、揺動ア−ム8をフックブロ
ック4の移動軌跡内に吊下げた吊下げ位置に位置させる
と共に、過巻き検出器Bのフック14cに検出用ワイヤロ
−プ14の第1の吊下げ具14aを連結して検出用ワイヤロ
−プ14の長さをL1 に設定する(図1,実線図示位
置)。これにより、揺動ア−ム8はフックブロック4の
移動軌跡内に吊下げられ、かつ過巻き検出器Bの検出用
ワイヤ−ロ−プ14の長さが第1の所定長L1 に設定され
るので、揺動ア−ム8の先端部8aと重錘11間の離間距
離、すなわち過巻き検出距離が法で定められた所定長L
となり、従来の車輌搭載型クレ−ンAと同様にフックブ
ロック4を巻き上げ、あるいは巻き下げ駆動することに
よって、比較的低い揚程での通常のクレ−ン作業が可能
となるのである。
【0017】また、クレ−ン作業が終了してフックブロ
ック4を格納したい場合には、単にフックブロック4を
巻き上げ駆動すればよい。これによって揺動ア−ム8の
先端部8aがフックブロック4の受容部9に係合し、更
なるフックブロック4の巻き上げ動によって揺動ア−ム
8が伸縮ブ−ム1基端方向に回動し、フックブロック4
は伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置(図1,一点鎖線
図示位置)にもたらされる。格納位置にもたらされたフ
ックブロック4は、適宜手段によって伸縮ブ−ム1に格
納固定すれば、走行移動時の振動等によってフックブロ
ック4が揺動することがなく安全に走行移動することが
できるのである。
ック4を格納したい場合には、単にフックブロック4を
巻き上げ駆動すればよい。これによって揺動ア−ム8の
先端部8aがフックブロック4の受容部9に係合し、更
なるフックブロック4の巻き上げ動によって揺動ア−ム
8が伸縮ブ−ム1基端方向に回動し、フックブロック4
は伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置(図1,一点鎖線
図示位置)にもたらされる。格納位置にもたらされたフ
ックブロック4は、適宜手段によって伸縮ブ−ム1に格
納固定すれば、走行移動時の振動等によってフックブロ
ック4が揺動することがなく安全に走行移動することが
できるのである。
【0018】次に、看板取付作業等のより高所へ荷物を
吊上げる必要のある高揚程作業を行う場合について説明
する。この場合には、揺動ア−ム8を退避位置まで回動
し、係止具13bに係合部材13aを引掛けることにより揺
動ア−ム8をブックブロック4の移動軌跡内から退避さ
せた退避位置に位置させると共に、過巻き検出器Bのフ
ック14cに検出用ワイヤロ−プ14の第2の吊下げ具14b
を連結して検出用ワイヤロ−プ14の長さをL2に設定す
る(図2,実線図示位置)。これにより、揺動ア−ム8
はフックブロック4の移動軌跡内から退避した退避位置
に回動固定されるので、例えブックブロック4を巻き上
げ駆動したとしても揺動ア−ム8の先端部8aがフック
ブロック4の受容部9に係合ぜず、フックブロック4の
移動軌跡が揺動ア−ム8によって伸縮ブ−ム1基端方向
に曲げられることはない。従って、フックブロック4は
揺動ア−ム8に干渉されずに伸縮ブ−ム1の先端部近傍
位置(図2,一点鎖線図示位置)まで巻き上げることが
可能となり、荷物を高揚程まで吊上げて高揚程作業を行
うことができるのである。
吊上げる必要のある高揚程作業を行う場合について説明
する。この場合には、揺動ア−ム8を退避位置まで回動
し、係止具13bに係合部材13aを引掛けることにより揺
動ア−ム8をブックブロック4の移動軌跡内から退避さ
せた退避位置に位置させると共に、過巻き検出器Bのフ
ック14cに検出用ワイヤロ−プ14の第2の吊下げ具14b
を連結して検出用ワイヤロ−プ14の長さをL2に設定す
る(図2,実線図示位置)。これにより、揺動ア−ム8
はフックブロック4の移動軌跡内から退避した退避位置
に回動固定されるので、例えブックブロック4を巻き上
げ駆動したとしても揺動ア−ム8の先端部8aがフック
ブロック4の受容部9に係合ぜず、フックブロック4の
移動軌跡が揺動ア−ム8によって伸縮ブ−ム1基端方向
に曲げられることはない。従って、フックブロック4は
揺動ア−ム8に干渉されずに伸縮ブ−ム1の先端部近傍
位置(図2,一点鎖線図示位置)まで巻き上げることが
可能となり、荷物を高揚程まで吊上げて高揚程作業を行
うことができるのである。
【0019】この時、過巻き検出器Bの検出用ワイヤ−
ロ−プ14は、フック14cに第2の吊下げ具14bが連結さ
れて、その長さが第1の所定長L1 より短い第2の所定
長L2 に設定されているので、揺動ア−ム8の吊下げ長
さa分だけ短縮され、伸縮ブ−ム1の先端部下面と重錘
11間の離間距離、すなわち過巻き検出距離が法で定めら
れた所定長Lに調節されるようになっている。このよう
な検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段を設けたことによ
って、高揚程作業を行うために揺動ア−ム8をフックブ
ロック4の移動軌跡内から退避させ、過巻き状態の検出
位置が揺動ア−ム8の先端部8aから伸縮ブ−ム1先端
部下面に変化した場合であっても、簡単に検出用ワイヤ
−ロ−プ14の長さを変更調節することができ、正確な過
巻き状態の検知が可能となるのである。
ロ−プ14は、フック14cに第2の吊下げ具14bが連結さ
れて、その長さが第1の所定長L1 より短い第2の所定
長L2 に設定されているので、揺動ア−ム8の吊下げ長
さa分だけ短縮され、伸縮ブ−ム1の先端部下面と重錘
11間の離間距離、すなわち過巻き検出距離が法で定めら
れた所定長Lに調節されるようになっている。このよう
な検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段を設けたことによ
って、高揚程作業を行うために揺動ア−ム8をフックブ
ロック4の移動軌跡内から退避させ、過巻き状態の検出
位置が揺動ア−ム8の先端部8aから伸縮ブ−ム1先端
部下面に変化した場合であっても、簡単に検出用ワイヤ
−ロ−プ14の長さを変更調節することができ、正確な過
巻き状態の検知が可能となるのである。
【0020】なお、上記実施例の説明では、揺動ア−ム
回動固定手段13を揺動ア−ム8に立設した係合部材13a
と伸縮ブ−ム1先端部に取付け係止具13bで構成した例
について説明したが、揺動ア−ム回動固定手段はこれに
限定されるものでなく、図4に示す如く、揺動ア−ム8
の基端部適所に立設した係合部材16と、伸縮ブ−ム1の
先端部適所位置に設けられ、前記係合部材16を弾圧係止
する弾圧係止具17とで構成してもよいこと勿論である
(図4実線図示)。このように構成した揺動ア−ム回動
固定手段を用いて揺動ア−ム8を退避位置(図4実線図
示位置)に固定するには、係合部材16を弾圧係止具17の
バネ力に抗して係合部17a内に圧入すればよい。これに
よって揺動ア−ム8は、弾圧係止具17の弾圧付勢力によ
り退避位置に回動保持されるのである。また、揺動ア−
ム8の回動固定を解除するには、弾圧係止具17のバネ力
に抗して係合部材16を引き抜けばよい。
回動固定手段13を揺動ア−ム8に立設した係合部材13a
と伸縮ブ−ム1先端部に取付け係止具13bで構成した例
について説明したが、揺動ア−ム回動固定手段はこれに
限定されるものでなく、図4に示す如く、揺動ア−ム8
の基端部適所に立設した係合部材16と、伸縮ブ−ム1の
先端部適所位置に設けられ、前記係合部材16を弾圧係止
する弾圧係止具17とで構成してもよいこと勿論である
(図4実線図示)。このように構成した揺動ア−ム回動
固定手段を用いて揺動ア−ム8を退避位置(図4実線図
示位置)に固定するには、係合部材16を弾圧係止具17の
バネ力に抗して係合部17a内に圧入すればよい。これに
よって揺動ア−ム8は、弾圧係止具17の弾圧付勢力によ
り退避位置に回動保持されるのである。また、揺動ア−
ム8の回動固定を解除するには、弾圧係止具17のバネ力
に抗して係合部材16を引き抜けばよい。
【0021】また、上記実施例の説明では、検出用ワイ
ヤ−ロ−プ長さ変更手段を、フック14cに対する第1の
吊下げ具14aと第2の吊下げ具14bの択一的な連結変更
により行う例について説明したが、検出用ワイヤ−ロ−
プ長さ変更手段はこれに限定されるものでなく、コ−ド
リ−ル等を用いて揺動ア−ムを退避位置に固定した際に
検出用ワイヤ−ロ−プを一定長(揺動ア−ム8の吊下げ
長さaに相当する長さ)だけ巻き込み、その長さをL2
に設定するようにしてもよい。また、長さをL1 とL2
に設定した2本の検出用ワイヤ−ロ−プを用意し、必要
に応じて選択使用するようにしてもよいこと勿論であ
る。
ヤ−ロ−プ長さ変更手段を、フック14cに対する第1の
吊下げ具14aと第2の吊下げ具14bの択一的な連結変更
により行う例について説明したが、検出用ワイヤ−ロ−
プ長さ変更手段はこれに限定されるものでなく、コ−ド
リ−ル等を用いて揺動ア−ムを退避位置に固定した際に
検出用ワイヤ−ロ−プを一定長(揺動ア−ム8の吊下げ
長さaに相当する長さ)だけ巻き込み、その長さをL2
に設定するようにしてもよい。また、長さをL1 とL2
に設定した2本の検出用ワイヤ−ロ−プを用意し、必要
に応じて選択使用するようにしてもよいこと勿論であ
る。
【0022】
【考案の効果】以上の如く構成した本考案の車輌搭載型
クレ−ンのフックブロック格納装置は、揺動ア−ム回動
固定手段によって揺動ア−ムをフックブロックの移動軌
跡内から退避させた退避位置に回動固定するだけで、揺
動ア−ムに干渉されずにフックブロックを伸縮ブ−ムの
先端部下面近傍位置まで巻き上げることが可能となり高
揚程での作業を容易に行えるようになる他、高揚程作業
を行う際に検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段によって
過巻き検出器の検出用ワイヤ−ロ−プの長さを設定変更
するだけで過巻き状態を正確に検知することができると
いう優れた効果を有するものである。
クレ−ンのフックブロック格納装置は、揺動ア−ム回動
固定手段によって揺動ア−ムをフックブロックの移動軌
跡内から退避させた退避位置に回動固定するだけで、揺
動ア−ムに干渉されずにフックブロックを伸縮ブ−ムの
先端部下面近傍位置まで巻き上げることが可能となり高
揚程での作業を容易に行えるようになる他、高揚程作業
を行う際に検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段によって
過巻き検出器の検出用ワイヤ−ロ−プの長さを設定変更
するだけで過巻き状態を正確に検知することができると
いう優れた効果を有するものである。
【図1】本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック
格納装置の比較的低い揚程での作業時の説明図である。
格納装置の比較的低い揚程での作業時の説明図である。
【図2】本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック
格納装置の高揚程での作業時の説明図である。
格納装置の高揚程での作業時の説明図である。
【図3】本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック
格納装置の正面図である。
格納装置の正面図である。
【図4】本考案の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック
格納装置の他の実施例の説明図である。
格納装置の他の実施例の説明図である。
【図5】従来の車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格
納装置の説明図である。
納装置の説明図である。
1 伸縮ブ−ム 2 ワイヤ−ロ−プ 3 ブ−ム先端滑車 4 フックブロック 5 フックブロック滑車 8 揺動ア−ム 9 受容部 13 揺動ア−ム回動固定手段 14 検出用ワイヤ−ロ−プ 11 重錘 C 検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段
Claims (1)
- 【請求項1】 ウインチ装置から繰り出されたワイヤ−
ロ−プを、伸縮ブ−ムの先端部に配設したブ−ム先端滑
車とフックブロックに配設したフックブロック滑車間に
掛け廻すことで伸縮ブ−ムの先端部からフックブロック
を吊り下げた車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納
装置であって、伸縮ブ−ムの先端部上の前記ブ−ム先端
滑車の支軸よりも伸縮ブ−ム先端側寄り位置にその基端
部を揺動自在に軸支した揺動ア−ムを取付けると共に、
前記フックブロックの上部適所位置に当該フックブロッ
クの巻き上げ動によって前記揺動ア−ムの先端部を受容
する受容部を設け、揺動ア−ムの先端部を受容部に係合
させた後の更なるフックブロックの巻き上げ動により前
記揺動ア−ムが伸縮ブ−ム基端方向に回動し、フックブ
ロックを伸縮ブ−ム下面に近接した格納位置にもたらす
よう構成した車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納
装置において、 前記伸縮ブ−ムの先端部適所と揺動ア−ム適所間に、フ
ックブロックの巻き上げ動により揺動ア−ムの先端部が
フックブロックの受容部に係合しないよう揺動ア−ムを
フックブロックの移動軌跡内から退避させた退避位置に
回動固定する揺動ア−ム回動固定手段を取付けると共
に、 伸縮ブ−ムの先端部から所定長の検出用ワイヤロ−プに
より重錘を吊持し、この吊持した重錘にフックブロック
が当接したことを検出してフックブロックが伸縮ブ−ム
の先端部下面に所定量以上近づいたことを検知するよう
構成した過巻き検出器の前記検出用ワイヤ−ロ−プに、
当該検出用ワイヤ−ロ−プの長さを、前記揺動ア−ム回
動固定手段により揺動ア−ムを退避位置に回動固定して
いない時には第1の所定長に設定し、揺動ア−ムをフッ
クブロックの移動軌跡内から退避させた退避位置に回動
固定した時には前記第1の所定長より短い第2の所定長
に設定する検出用ワイヤ−ロ−プ長さ変更手段を取付け
たことを特徴とする車輌搭載型クレ−ンのフックブロッ
ク格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077524U JP2578624Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077524U JP2578624Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633890U JPH0633890U (ja) | 1994-05-06 |
JP2578624Y2 true JP2578624Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13636363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992077524U Expired - Fee Related JP2578624Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578624Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP1992077524U patent/JP2578624Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633890U (ja) | 1994-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2578624Y2 (ja) | 車輌搭載型クレ−ンのフックブロック格納装置 | |
JPH0688757B2 (ja) | 車両形クレーンのジブ格納装置 | |
JP3224927B2 (ja) | 延長アーム型簡易クレーン | |
JP4204907B2 (ja) | クレーン車のジブ格納装置 | |
JP2518563B2 (ja) | ホイ―ル式クレ―ンのフック格納装置 | |
JP2585684Y2 (ja) | フック格納装置 | |
JP2993785B2 (ja) | 自走型クレーンのフック係止構造 | |
JP2585657Y2 (ja) | 移動式クレーンのブーム先端構造 | |
JP2552642Y2 (ja) | 折り畳みブームを有する移動式クレーンの上部ブーム先端部構造 | |
JP2585904Y2 (ja) | ホイール式クレーンの主フック格納装置 | |
JP2547430Y2 (ja) | 移動式クレーンのフックブロック格納係止装置 | |
JPH08261391A (ja) | マニピュレータ | |
JPH0640669Y2 (ja) | アーム式作業機 | |
JPH0338234Y2 (ja) | ||
JPH078549Y2 (ja) | クレーンのジブ等取付構造 | |
JP2523793Y2 (ja) | 移動式クレーンのフックブロック格納装置 | |
JPS6137699A (ja) | 高所作業車の作業装置 | |
JP2576211Y2 (ja) | 移動式クレ−ンのシングルトップへのワイヤ−ロ−プ案内装置 | |
JP2939671B2 (ja) | 塔上クレーン | |
JP2877649B2 (ja) | ホイール式クレーンの補巻フック格納装置 | |
JPH08208181A (ja) | 吊上げ装置 | |
JP2552162Y2 (ja) | 巻過防止装置を備えた折り曲げブームを有するクレーン | |
JPH06135692A (ja) | 自動車等重量物体に装着される牽引装置 | |
JP2000185896A (ja) | フック格納装置付クレーンの巻過警報装置 | |
JPH05155586A (ja) | フックブロックの格納装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |