JPH0439811B2 - - Google Patents

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JPH0439811B2
JPH0439811B2 JP58007546A JP754683A JPH0439811B2 JP H0439811 B2 JPH0439811 B2 JP H0439811B2 JP 58007546 A JP58007546 A JP 58007546A JP 754683 A JP754683 A JP 754683A JP H0439811 B2 JPH0439811 B2 JP H0439811B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/06Non-recursive filters
    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 この発明は第1のサンプリングレートのデジタ
ル信号を第2のサンプリングレートのデジタル信
号に直接的に変換するための装置に関する。 デジタルオーデイオ信号についての多くの出願
においては、相互に接続される異なる装置間では
サンプリングレートが相容れないため、異なるサ
ンプリング周波数間での変換が必要である。例え
ば32kHzのサンプリング周波数レートを44.1kHz
に、または、50.1kHzに変換することが要求され
る。 従来、あるサンプリングレートのデジタル信号
を異なるサンプリングレートのデジタル信号に変
換する技術の一例としては、元々のデジタル信号
を得、このデジタル信号をD/Aコンバータによ
りアナログ信号に戻すという手法がある。この場
合、このアナログ信号は再サンプリングされ、そ
して、フイルタを通されて希望の出力周波数にさ
れた後、A/Dコンバータによりデジタル信号に
再変換されるものである。しかし、この技術は、
非直線性による歪、相互変調、不完全な位相応答
及びノイズがこの装置において本来的に生じてし
まうという欠点がある。 また、入力デジタル信号と出力デジタル信号と
が簡単な整数比になるようにするデジタル−デジ
タルのダイレクト変換も既になされている。この
技術においては、入力信号の周波数あるいはサン
プリングレートは周波数倍率器(内挿フイルタと
いう手段により実行されるのが通常)により上げ
られ、その結果“コンバージヨングリツド
(conversiongrid)”を生ずる。この場合、入力信
号に対する出力信号の周波数比は簡単な整数であ
るので、また、周波数倍率器は入力信号の周波数
を同じ整数比で上げるように、あるいは整数倍す
るように選定されているので、出力信号をそのコ
ンバージヨングリツド上にすべて存在する。そし
て、このグリツドが出力信号を得るべき所望の周
波数で再サンプリングされるものである。 西ドイツのハンブルグで、1981年3月17日から
20日まで開催されたオーデイオ技術学会(Audio
Engineering Society)の第68回会議で発表され
た論文において、デジタル−デジタルダイレクト
周波数変換の他の技術が公表された。ロジヤー・
ラガデツク(Roger Lagadec)、ヘンリー オー
クンツ(Henry O.Kunz)、ウイリ スチユー
ダー(Willi Studer)によつて“デジタルサンプ
リング周波数変換に対する新たなアプローチ”と
いうタイトルがつけられたこの論文においては、
入力信号のサンプリング周波数を上げるために多
段のFIRデジタルフイルタを使用することが提案
されている。周波数はコンバージヨングリツドを
形成するような4個のステージを使用する215
の要素により上昇される。出力サンプルは、ゼロ
次の内挿であるサンプルホールドの手法によりコ
ンバージヨングリツド上の最も近接した点を取る
ことにより概算される。この技術によつて、入力
信号から出力信号への変換は任意の周波数比、す
なわち簡単な整数ではないある周波数比で行なう
ことができる。 発明の概要 この発明によれば、第1のサンプリングレート
の入力デジタル信号を第2のサンプリングレート
の出力デジタル信号に変換するためのデジタル−
デジタルのダイレクトサンプリングレート変換
は、入力デジタル信号が供給されるレート倍率手
段を有する装置により行なわれる。この倍率手段
によつて入力信号のレートよりも上昇したレート
の倍率化信号が得られる。内挿手段は、この倍率
化信号をレート倍率手段から受け、この倍率化信
号を内挿処理して出力信号を得る。そして、この
倍率化信号及び出力信号の発生を規制するタイミ
ング信号がタイミング信号発生手段より得られ
る。 図についての詳細な説明 第1図について説明するに、第1図はこの発明
による装置10が示されている。 この装置10は入力信号を受けるレート倍率器
14を備える。このレート倍率器14は入力信号
のサンプリングレートを上げ、入力レートから上
昇したレートの倍率化信号を得る。この倍率化信
号は内挿回路16に供給される。この内挿回路1
6から出力信号が得られる。 装置10は、また、タイミング信号発生回路1
2を有する。このタイミング信号発生回路12
は、入力信号と同じレートのタイミング信号と、
出力信号と同じレートのタイミング信号と、倍率
化信号の周波数であるところの上昇したレートの
タイミング信号とを発生する。入力信号のレート
のタイミング信号と、上昇したレートのタイミン
グ信号とはレート倍率器14に供給される。出力
信号のレートのタイミング信号及び上昇したレー
トのタイミング信号は内挿回路16に供給され
る。 この発明によるこの装置10の動作について説
明するに、先ず、入力デジタル信号がレート倍率
器14に供給される。これは、第2図において図
式的に表わされ、同図において、入力デジタル信
号は黒丸で示す信号として表われる。レート倍率
器14は入力信号のサンプリング周波数を上昇さ
せ、倍率化信号を生成する。第2図において、こ
の倍率化信号は白丸の信号として示してある。こ
の倍率器14からは倍率化信号が内挿回路16に
供給される。内挿回路16はその出力レートに基
づいて、適当な倍率化信号を選択し、これより出
力信号を得る。この出力信号は第2図において点
線として示されている。 レート倍率器14は、FIRデジタルフイルタの
ように、よく知られた倍率器として典型的なもの
で構成することができる。この倍率器14は単一
段のものでも、多段のものでもよい。 タイミング信号発生回路12も、また、良く知
られた回路で構成される。例えば、水晶を用いた
可変周波数発振器でよい。内挿回路16はn次n
項式の内挿回路である。ここで、nは1からkま
での間の任意の整数であり、kは非常に大きい数
である。 内挿回路16の内挿処理の程度は、入力信号が
レート倍率器14から受ける掛け算の総計による
とともに出力信号に要求される精度による。レー
ト倍率器14において入力信号のサンプリングレ
ートが実質的に上昇されたならば、内挿回路16
は非常に簡単で、例えば1次の内挿回路のような
ものでよい。しかしながら、レート倍率器14は
入力信号のサンプリングレートをほんのわずかだ
け上昇させるから、内挿回路16は2次の内挿回
路あるいはより高次の内挿回路で構成する方がよ
い。 この発明の装置10は例えば32kHzの第1のサ
ンプリングレートに入力デジタル信号を、良く知
られており、またこれと定まつた比になつている
例えば44.1kHzの第2のサンプリングレートに変
換するのに用いることができる。その場合には、
内挿回路16はタイミング信号発生器12から単
一のタイミング信号を受けることが必要である。
その必要なタイミング信号は上昇したレートか出
力レートであればよい。換言すれば、装置10は
第1のサンプリングレートの入力デジタル信号を
第2のサンプリングレートの出力デジタル信号
に、種々の信号比で、すなわち、サンプリング周
波数が予め設定されていない信号のレートでもつ
て変換することができる。 次に第3図について説明するに、これには、
32kHzのサンプリングレートのオーデイオ入力デ
ジタル信号を44.1kHzのサンプリングレートのオ
ーデイオ出力デジタル信号に変換する場合のこの
発明による装置10の一例の回路図が示されてい
る。この場合、装置10は全て、点線で囲われて
示されるタイミング信号発生手段12、レート倍
率手段14、内挿手段16で構成される。 レート倍率手段14は2段有し、初段14Aは
4倍に入力サンプリングレートを上昇させ、第2
段14Bは初段14Aからの信号のレートを64倍
に上昇させるものである。したがつて、レート倍
率手段14の全体としての倍率総計は4×64=
256倍である。 入力信号は一部変更されたFIRデジタルフイル
タからなる初段14Aに供給される。入力信号
は、この入力信号のレートで動作するタイミング
信号によつて16×16ビツトの第1のRAM18に
書き込まれる。このタイミング信号は、タイミン
グ信号発生手段12中の入力レート発生器20に
より形成される。FIR技術から良く知られている
ように、初段のレート倍率器14Aに対する一連
の係数は予めフイルタ設計者によつて定められ
る。この係数は、入力ベースバンド幅に等しいバ
ンド幅を有するローパスFIRフイルタの基準を満
足させなければならない。この場合、カイザー
(Kaiser)のウインドウのような良く知られた技
術が用いられる。こうして予め設定されたこの係
数は第1ROM22に記憶される。この第1ROM
22は64×12ビツトの容量を持つ。初段14Aは
入力信号のレートを4倍するので、第1ROM2
2に記憶される係数の数は、第1RAM18のメ
モリー位置の数の4倍である。 第1フイルタサイクラー24は初段14Aの動
作を制御する。入力レート発生器20からの入力
レートのタイミング信号は4倍周波数倍率器26
によつて周波数が4倍に上げられる。この4倍周
波数倍率器26からの信号は第1フイルタサイク
ラー24の動作を制御するために用いられる。4
倍周波数倍率器26からの各タイミング信号で、
第1フイルタサイクラー24は、第1RAM18
内の信号を選択し、第1掛算器28で第1ROM
22内の選択された信号と掛算される。その掛算
結果は倍率化信号を形成する第1アキユムレータ
30に貯えられる。そして、各倍率化信号毎の後
で、4倍周波数倍率器26からのタイミング信号
は第1アキユムレータ30をクリアする。4個の
倍率化信号が発生された後、新たな入力信号が第
1RAM18に書き込まれ、この第1RAM18中
の全ての信号は1つの位置がシフトされる。 入力信号の4倍のサンプリングレートで動作す
る倍率化信号である初段14Aの出力はレート倍
率器14の第2段14Bに供給される。初段14
Aと同様にして倍率化信号は第2RAM32に供
給される。この第2RAM32は8×16ビツトの
記憶容量を有する。この第2段14Bはこれに供
給される信号のレートを64のフアクタによつて上
げる。すなわち、512個の係数が第2ROM34に
貯えられる。 第2フイルタサイクラー36は、初段14A内
の第1フイルタサイクラー24と同様に、第2掛
算器38で掛算演算する場合に、RAM32内の
信号の特定の位置及びROM34に蓄えられる特
定の係数を選択するように動作する。 第2掛算器38で両信号が掛け合わされると、
その信号はフイルタサイクラー36によつて制御
されるスイツチ40に供給される。このスイツチ
40からはこのスイツチ40の切換状態に応じて
第2アキユムレータ42あるいは第3アキユムレ
ータ44に信号が供給される。この第2及び第3
アキユムレータ42及び44は出力信号によりク
リアされる。 第2アキユムレータ42の出力及び第3アキユ
ムレータ44の出力は内挿回路16に供給される
1対のサンプル出力を構成する。レート倍率器1
4からは、そのまま所期の出力信号として扱える
倍率化信号のサンプル対が選ばれる。所期の出力
信号をそのままの対として扱うことにすれば、そ
の信号の一方は、そのまま、丁度、出力信号の先
行するものとなり、一方、その信号の他方は、そ
のまま、丁度、出力信号の後行するものとなるも
のである。第2図からわかるように、倍率化手段
14による倍率化のレート及び出力信号のレート
に従い、全ての倍率化信号が内挿回路16に供給
される必要はない。第2図において、“A”,“B”
及び“C”として示される倍率化信号は全く出力
信号に影響を及ぼさず、また内挿回路16に供給
される必要はない。内挿回路16は1次の内挿回
路であるから、この内挿回路16には連続する倍
率化信号のうちの1対の信号のみが供給される。
しかしながら、結局は、内挿回路16はより複雑
な内挿処理が実行され、倍率化手段14からは2
個以上のサンプルが必要になる。 内挿回路16の動作は次のことから理解できよ
う。 第2アキユムレータ42から、信号F(X2)が
得られ、第3アキユムレータ44から、信号F
(X1)が得られる。信号F(X2)と信号F(X1
とは第4図に図式的に示される。望む出力信号F
(X3)はこれら2つの信号の間の信号であるとわ
かつているから、1次内挿回路での内挿処理は周
知の次式に従う。 F(X3)=F(X2)X3−X1/X2−X1+F(X1)〔1
−X3−X1/X2−X1〕 ここで S=X3−X1/X2−X1 とおけば、上式は次のようになる。 F(X3)=F(X2)×S+F(X1)×(1−S) 第3図に示す装置10においては、Sの値はS
−テーブル46から与えられる。S−テーブル4
6からのSの特定の値が第3掛算器48において
値F(X3)に掛け算される。S−テーブル46か
らの特定のSの値は、また、減算器50に供給さ
れ、そのSの値が1から減算される。この減算器
50の出力は(1−S)であり、これは第4掛算
器52に供給される。この第4掛算器52には、
また、信号F(X1)が供給され、(1−S)とこ
の信号F(X1)とが掛け合わされる。第3掛算器
48の出力と第4掛算器52の出力は第4アキユ
ムレータ54において加算される。この第4アキ
ユムレータ54の出力は上述の式に従つたF
(X3)の値である。 S−テーブル46からのSの値の時系列及びそ
の発生は以下のことから理解できる。 タイミング信号発生器12は前述したように入
力レート発生器20と4倍周波数倍率器26から
成る。発生器20からの入力レートタイミング信
号は、また、周波数倍率器56に供給される。こ
の周波数倍率器56は入力タイミング信号のレー
トを441倍にする。4倍周波数倍率器26はこの
周波数倍率器56の一部としてもよい。ある周波
数から他の周波数に変換するための回路は、この
種の技術として周知のフエーズロツクループでよ
い。周波数倍率器56からのタイミング信号は周
波数分周器57で1/320にされ、出力タイミング
信号とされる。この出力タイミング信号は入力レ
ートの441倍にされた後、その上げられたレート
が1/320に分周されることにより、すなわち、
32kHz×441÷320=44.1kHzにされて得られる。 この出力レートで働くタイミング信号は内挿回
路16で使用するための倍率化信号を発生するよ
うに第2フイルタサイクラー36に供給される。
しかしながら、各入力信号に対して4個の倍率化
信号を発生する第1フイルタサイクラー24と異
なり、第2フイルタサイクラー36は初段14a
からの各信号に対して64個の倍率化信号を発生す
るわけではない。この第2フイルタサイクラー3
6は出力レートの各タイミング信号に応じて1対
の倍率化信号のみを発生する。 この出力レートのタイミング信号は、また、第
1カウンタ58に供給される。各タイミング信号
について、第1カウンタ58は1ずつ増加する。
第10図に示すように、この第1カウンタ58は
9ビツトの高速カウンタであり、441までカウン
トするとリセツトされるようになつている。比較
器59は第1カウンタ58の値と或る蓄積手段に
蓄積された「441」の値とを比較する。そして、
第1カウンタ58がカウント値「441」になると、
比較器59は第1カウンタ58をリセツトする。 この441という数は、倍率化信号に関して、出
力信号のとり得る値の最小値である。そして、こ
の値は倍率化信号に対する出力信号の比の、最小
公分母のときの分子である。 44.1kHzのサンプリングレートの出力信号と、
4×64×32.0kHzのサンプリングレートの倍率化
信号とに対しては、両者の比は44.1kHz/8192kHz
で、最小公分母をもつてすると441/81920となる。
その上、この441という分子の値は、出力信号と
倍率化信号とのタイミング関係の上で全く可能な
値でもある。このことは第6図に図式的に示され
る。この第6図でφは出力信号と倍率化信号の位
相タイミング関係である。 入力レート、倍率化レート及び出力レートはわ
かつているので、φのすべての値は予め計算する
ことができる。そこで、S=φ/t(第6図参照) であるSのすべての値は予め計算され、S−テー
ブル46に蓄えられる。第9図に示すように、こ
のS−テーブル46は441個のSの値をその中に
有するものである。9ビツトの第1カウンタ58
の出力は、前述したように、内挿回路16に対す
るSの値を与えるため、S−テーブル46内の位
置を指し示すため用いられる。このように第1カ
ウンタ58はS−テーブル46の中の特定の値を
指示するため用いられる。各Sの値に対して
ROMアドレス値SoとSo+1の対がある。このROM
アドレス値So及びSo+1は、内挿回路16において
使用するための倍率化信号の特定の対を第2フイ
ルタサイクラー36によつて発生させるため用い
られる。そして、出力レートの各タイミング信号
に対して、ROMアドレス値を用いるについて第
2フイルタサイクラー36及び第2段14Bの機
能は以下に詳細に示す。 第2段14Bは、出力レートで働くタイミング
信号に応じて内挿回路16で使用するため必要と
される倍率化信号の対を発生するので回路上の節
約ができる。もちろん、前述したように内挿回路
16において使用される倍率化信号の数はこの内
挿回路16の複雑さの程度によつて決められる。
倍率信号の対は内挿回路16が1次の内挿回路で
あるため用いられる。 装置10の倍率化段14Aあるいは14Bは、
変形FIRデジタルフイルタであり、次のような手
法の点で従来技術としてのFIRデジタルフイルタ
とは異なつている。 第5図に従来のFIRフイルタの一例のブロツク
図を示し、これについて説明する。この従来の
FIRフイルタにおいては入力信号がシフトレジス
タ60に供給される。ROM62は、丁度倍率手
段14AのROM22またROM34と同じよう
に、デジタルフイルタに対する係数を記憶してい
る。しかしながら、この従来のFIRフイルタにお
いては、シフトレジスタ60にROM62に蓄え
られる係数の蓄積位置の数と同数の多量の蓄積位
置が存在している。その上、入力信号は、入力レ
ートではなく、それより上昇したレートでシフト
レジスタ60に供給される。倍率化信号は、シフ
トレジスタ60の各位置内容とROM62の同一
位置内容とを掛算し、それらの和をとることによ
つて得られる。すなわち、 倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM
〔0〕+RAM〔1〕 ×ROM〔1〕……+RAM〔8〕×ROM〔8〕
8I=0 RAM〔I〕×ROM〔I〕 ここで、第5図に示す例においてはシフトレジ
スタ60及びROM62は蓄積位置が9個であ
る。 倍率化信号が生成される毎に、シフトレジスタ
60はその上昇したレートで1つ位置がシフトさ
れて、次の倍率化信号が上述の式に従つて再び生
成される。 これに対して、この発明による装置10におい
ては、入力信号はその入力レートで第1RAM1
8に供給される。その上、第1ROM22の蓄積
位置の数は第1RAM18の蓄積位置の数の4倍
である。(4は第1段14Aでの倍率の比であ
る。)第1段14Aの作用の理論的根拠は下記の
ことから理解できる。 もし、第1段14Aが従来のFIRデジタルフイ
ルタであつたとすると、第1RAM18は第
1ROM22の蓄積位置の数と同数の64個の蓄積
位置を有するものとなる。そして、入力信号は入
力レートの4倍のレートで第1RAM18に供給
されることになる。入力信号は第1RAM18に
入力レートよりも早いレートで書き込まれるの
で、近接した入力信号の間の部分では第1RAM
18には零が蓄えられることになる。実際には、
2個の近接した入力信号間には3個の零が存在す
ることになる。ここで、第1RAM18において、
位置
〔0〕〔4〕〔8〕……〔60〕に入力信号の値
が存在すると仮定すると、第1RAM18の他の
すべての位置はすべて零になる。倍率化信号は前
述の式に従つて得られることになる。すなわち、 倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM
〔0〕+RAM〔1〕×ROM
〔1〕+……+RAM〔63〕×ROM〔63〕 しかしながら、第1RAM18はその中の零を
含む多数の位置を有するため、第1倍率化信号は
次のようになる。 (1) 倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM
〔0〕+RAM
〔4〕×ROM〔4〕+……+RAM〔60〕×ROM
〔60〕 次の倍率化信号は第1RAM18を1つシフト
して、その結果、位置〔1〕,〔5〕,
〔9〕……
〔61〕に蓄積された入力信号から得られる。この
2番目の倍率化信号は、次のようになる。 (2) 倍率化信号=RAM〔1〕×ROM〔1〕+RAM
〔5〕×ROM〔5〕+……+RAM〔61〕×ROM
〔61〕 この過程をくり返して、第3及び第4倍率化信
号は次のようになる。 (3) 倍率化信号=RAM〔2〕×ROM〔2〕+RAM
〔6〕×ROM〔6〕+……+RAM〔62〕×ROM
〔62〕 (4) 倍率化信号=RAM〔3〕×ROM〔3〕+RAM
〔7〕×ROM〔7〕+……+RAM〔63〕×ROM
〔63〕 上記のことから、RAM
〔0〕の値はRAM
〔1〕,RAM〔2〕,RAM〔3〕の値と同じ値であ
るこがわかる。実際に、4つの方程式のすべてに
おいて、入力信号の16個の値の全ては同じものと
なる。このように各入力信号が第1RAM18に
書き込まれた後毎に、その後の3個の倍率化信号
のためには入力信号をシフトする必要はないので
ある。従つて、方程式(1)〜(4)は 第1倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM
〔0〕+RAM〔1〕
×ROM〔4〕+……+RAM〔15〕×ROM〔60〕 第2倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM〔1〕+RAM〔1〕
×ROM〔5〕+……+RAM〔15〕×ROM〔61〕 等とする。すなわち、 倍率化信号=15I=0 RAM〔I〕×ROM〔4×I+オフ
セツト〕 ここで、オフセツトは、入力レートで第
1RAM18に書き込まれる入力信号について、
0から3の間の整数が与えられる。 信号発生について上述のように同じ値をとるも
のがあることがわかつたことにより、この発明の
装置10において用いられ変形FIRデジタルフイ
ルタを実施するために必要な回路は非常に簡単化
することが可能である。特に、この発明による装
置10における倍率化信号の発生のためには、た
つた16回の掛算と和算のステツプでよく、これに
対し、従来のFIRデジタルフイルタでは64ステツ
プを必要とする。 第7図は変形FIRデジタルフイルタを使用する
第1段14Aの一例の系統図を示すもので、以
下、これについて説明する。 ただし、この第7図に示す回路図は第1段14
Aを実効するのが可能な多数の回路のうちの単な
る一例に過ぎないものである。すなわち、この第
1段14Aは従来のFIRフイルタ技術で実行でき
るし、また、第7図に示すように変形FIRフイル
タによつても実行できる。その上、FIRフイルタ
の設計はよく知られている。(例えば、1979年12
月発行のR.J.カルボスキー著「Architecture
Development For A General Purpose
Digital Filter」の2−3−1頁、「412 Digital
Signal Processing by Integrated Computer
System」参照)。 第7図において、4倍タイミング信号は第1フ
リツプフロツプ70に供給される。この第1フリ
ツプフロツプ70のQ出力は第1アンドゲート7
2に供給される。この第1アンドゲート72の他
方の入力にはシステムクロツク71からのタイミ
ング信号が供給される。このシステムクロツク7
1はタイミング信号発生器12の一部であつても
よい。このシステムクロツク71の機能は4倍レ
ートのタイミング信号で必ず実行する掛算及び和
算ステツプを実行するのに十分な早いレートのタ
イミング信号を提供することである。第3図の例
(32kHzを44.1kHzにする)では、このシステムク
ロツク71は3.84MHzより高くなければならな
い。第1アンドゲート72の出力はシステムクロ
ツク71で動作するタイミング信号であり、これ
は第2カウンタ74に供給される。 第1フリツプフロツプ70のため、システムク
ロツク71からのタイミング信号は4倍レートの
信号が第1段14Aに到達するまでは得られな
い。第2カウンタ74は4ビツトカウンタであ
る。従つて、このカウンタ74は〔0000〕から
〔1111〕まで、すなわち10進法で0から15までカ
ウントする。この第2カウンタ74は16カウント
すると、終了信号をこれより第1フリツプフロツ
プ70に供給して第1フリツプフロツプ70をリ
セツトし、システムクロツク71を停止する。 第2カウンタ74のカウント値はRAMアドレ
ツサ77に供給される。このRAMアドレツサ7
7は第1RAM18の特定の蓄積位置をそのカウ
ント値を用いて指定し、また、そのカウント値を
第1ラツチ75に記憶する。この第1ラツチ75
の機能は単に遅延として働くとともに第1掛算器
28に対するその値を保持しておくことである。
第2カウンタ74のカウント値は、また、第3カ
ウンタ76に供給される。この第3カウンタ76
は6ビツトカウンタである。第2カウンタ74の
4ビツトはこの6ビツトカウンタ76の下位4ビ
ツトとして供給される。第1ROMアドレツサ7
8は第3カウンタ76からの6ビツトを得て、第
1ROM22内の所定の値を選択し、それを第2
ラツチ80に記憶する。第1ROMアドレツサ7
8は第3カウンタ76の下位4ビツトをその上位
4ビツトとして用い、一方、第3カウンタ76の
上位2ビツトはその下位2ビツトとして用いられ
る。 第1及び第2ラツチ75及び80に記憶された
値は第1掛算器28において用いられ、その掛算
結果は第1アキユムレータ30に供給される。シ
ステムクロツク71からの各タイミング信号毎に
第1及び第2ラツチ75及び80は、それぞれ、
システムクロツク71からのその後の信号によつ
てリセツトされる。また、4倍タイミング信号毎
に、第1フリツプフロツプ70のQ出力は、出力
準備信号を第1アキユムレータ30に供給する第
2フリツプフロツプ82に供給される。この出力
準備信号は第1アキユムレータ30をリセツトす
る第1遅延回路84により遅延される。 この第1段14Aの動作は次の如くである。す
なわち、最初の4倍タイミング信号が到来する
と、第2カウンタ74は〔0000〕となり、第3カ
ウンタ76はその上位2ビツトを〔00〕と仮定す
ると、〔000000〕となる。そして、第1ラツチ7
5はRAM
〔0〕の値をラツチし、第2ラツチ8
0はROM
〔0〕の値をラツチしている。これら
の値は第1掛算器28でRAM
〔0〕×ROM
〔0〕
を求めるため用いられる。 システムクロツク71においてタイミング信号
が発生すると、第2カウンタ74は〔0001〕とな
る。また、第3カウンタ76は〔000001〕にな
る。しかしROMアドレツサ78は〔000100〕、
すなわちROM〔4〕を指定する。このようにし
て第1掛算器28はRAM〔1〕とROM〔4〕の
値の掛算を行う。その演算結果は式(1)に従つてす
べて第1アキユムレータ30に加えられる。シス
テムクロツク71からのその後のタイミング信号
によつては次のような結果となる(次頁の表参
照)。 16回の掛算処理がすべて完了し、第1アキユム
レータ30で加算されると、その掛算出力信号は
第2RAM32に供給される。 2番目の4倍タイミング信号が到来したとき、
初段14Aの動作は前述のようにしてなされる。
しかし、第3カウンタ76は〔010000〕から始ま
る(第3カウンタ76はその前は〔001111〕で終
了し
【表】 ていた。従つて、他のシステムクロツク信号で、
この第3カウンタ76は〔010000〕から始まる)。
ROMアドレツサ78にとつては下位2ビツトで
ある第3カウンタ76の上位2ビツトを用いるこ
とにより、ROMアドレツサ78は、2番目の4
倍タイミング信号のときに、最初の4倍タイミン
グ信号のときと同様のアドレス位置(ただし1の
オフセツトが付いている)を指定することにな
る。こうして、ROMアドレツサ78は、2番目
の4倍タイミング信号で、1,5,9,……61の
アドレス位置を指定することになる。これは前述
の式(2)に従つている。 3番目の4倍タイミング信号のときは、第3カ
ウンタ76は〔100000〕から始まる。このことか
らオフセツトが2であり、ROMアドレツサ78
はアドレス位置2,6,10,……62を指定する。 4番目の4倍タイミング信号のときは、第3カ
ウンタ76は〔110000〕から始まり、それに対応
するオフセツトを与える。5番目のタイミング信
号のときは、新たな入力信号が第1RAM18に
書き込まれる。そして、第3カウンタ76は
〔000000〕の値に戻る。 第2段14Bの理論的論拠は次の如くである。
すなわち、前述した解析と同様にして、4倍タイ
ミング信号毎について、第2段14Bでは64個の
倍率化信号を生成するものである。つまり、 (5) 第1倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM
〔0〕+
RAM〔1〕×ROM〔64〕+……+RAM〔7〕×
ROM〔448〕 (6) 第2倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM〔1〕+
RAM〔1〕×ROM〔65〕+……+RAM〔7〕×
ROM〔449〕 (7) 第3倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM〔2〕+
RAM〔1〕×ROM〔66〕+……+RAM〔7〕×
ROM〔450〕 (8) 第64倍率化信号=RAM
〔0〕×ROM〔63〕+
RAM〔1〕×ROM〔127〕+……RAM〔7〕×
ROM〔512〕 であり、これを一般化すれば、 倍率化信号=7 Σ I=0RAM〔I〕×ROM〔64×I+オフセツト〕 ここで、オフセツトは0〜63の間の整数であ
る。 と表わされる。 しかし、前述したように、これら64個の倍率化
信号は発生されない。その代わりに、これらの倍
率化信号は予め決定され、しかもフイルタ設計者
には知られている。第2段14Bでは、出力レー
トのタイミング信号に応じて、そのまま出力タイ
ミング信号となる1対の倍率化信号のみを発生さ
せる。 第8図はこの発明による第2段の倍率器14B
の一例の系統図で、以下これについて説明する。 出力レートのタイミング信号は第1オアゲート
100に供給される。この第1オアゲート100
を通じた出力レートのタイミング信号は第3フリ
ツプフロツプ102をトリガする。この第3フリ
ツプフロツプ102のQ出力は第2アンドゲート
104の一方の入力端に供給される。この第2ア
ンドゲート104の他方の入力端には、第7図で
述べたのと同じシステムクロツク71からのタイ
ミング信号が供給される。この第2アンドゲート
104からはシステムクロツクレートのタイミン
グ信号が第4カウンタ106に供給される。この
第4カウンタ106は3ビツトカウンタである。
この第4カウンタ106のカウント値は第
2RAMアドレツサ108で第2RAM32内のア
ドレス位置を指定するために用いられる。第
2RAM32内の所定の値は第3ラツチ110に
供給され、第2掛算器38で倍率化信号を発生す
るために使用される。 出力レートのタイミング信号は、また、第3ア
ンドゲート111に供給される。この第3アンド
ゲート111の他方の入力はS−テーブル46か
ら供給されるSoの値である。S−テーブル46か
ら供給されるROMアドレスSoは6ビツトの数で
あるから、第3アンドゲート111は6個のアン
ドゲートからなつている。しかし、図上は単一の
アンドゲートとして示してある。出力タイミング
信号が第2段14Bに到来すると、ROMアドレ
スSoの所定の値が第3アンドゲート111及び第
2オアゲート112を介して第5カウンタ114
に供給される。第2ROMアドレツサ115は第
4カウンタ106からの3ビツトと、第5カウン
タ114からの6ビツトとを第2ROM34内の
特定位置をアドレスするため使用し、それを第4
ラツチ116に供給する。このROMアドレツサ
115では、第5カウンタ114からの6ビツト
を9ビツトアドレスの下位6ビツトとして用い、
第4カウンタ106からの3ビツトを9ビツトア
ドレスの上位3ビツトとして用いる。第3及び第
4ラツチ110及び116にラツチされた値は、
それぞれ、第2掛算器38に用いられる。 出力レートのタイミング信号は、また、第5ラ
ツチ118に供給される。第5ラツチ118のQ
出力は第4アンドゲート122に供給される。こ
の第4アンドゲート122の他方の入力は第2掛
算器38の出力である。従つて、出力レートのタ
イミング信号が第2段14Bに到達すると、第2
掛算器38の出力は第4アンドゲート122を介
して第2アキユムレータ42に供給される。出力
レートのタイミング信号が第2段14Bに到達す
る毎に、システムクロツク71は第4カウンタ1
06で8カウントだけ順次カウントさせるような
タイミング信号を供給する。ここで、この8カウ
ントというのは第2掛算器38で掛け合わされる
とともに第2アキユムレータ42で和がとられる
第2RAM32からの8個の値とROM34からの
8個の値とを供給するのに十分な値である。 出力タイミング信号は、また、第2遅延回路1
01に供給される。この遅延回路101は、出力
タイミング信号により発生せられる倍率化信号を
第2アキユムレータで生成し、かつ、これに貯え
るのに十分な時間を有しなければならない。この
遅延された出力タイミング信号は、また、第4フ
リツプフロツプ102をトリガする第1オアゲー
ト100に供給される。この遅延された出力タイ
ミング信号によりシステムクロツク71は第4カ
ウンタ106に入力する他の8個のクロツクパル
ス列を生成する。出力タイミング信号の動作と同
様に、この遅延された出力タイミング信号によ
り、第2RAM32内の選択値が第2掛算器38
で使用できるように第3ラツチ110に記憶され
る。 また、遅延された出力タイミング信号によりS
−テーブル46からのROMアドレスSo+1が第5
アンドゲート126を通じ、第2オアゲート11
2を通じて第5カウンタ114に供給される。出
力タイミング信号が働いている間のROMアドレ
ツサ115の動作と同様に、この遅延された出力
タイミング信号が働いている間のROMアドレツ
サ115は、第4及び第5カウンタ106及び1
14からの値をそれぞれ得、そして、第2ROM
34からの値を選択し、その選択した値を第4ラ
ツチ116に供給する。 この遅延された出力タイミング信号は、また、
第5ラツチ118をリセツトし、それをオフす
る。同時に、第6ラツチ120をセツトしてこれ
をオンにし、第2掛算器38の掛算結果を第3ア
キユムレータ44に供給可能にする。内挿回路1
6からの出力信号は、第6ラツチ120、第2及
び第3アキユムレータ42及び44を、それぞれ
リセツトするために用いられる。さらに、初段1
4Aの動作と同様に、システムクロツク71から
のタイミング信号は、第3及び第4ラツチ110
及び116を、それぞれこのシステムタイミング
信号毎にリセツトするために用いられる。 第2段14Bの動作は次のようになる。 出力レートのタイミング信号が発生すると、第
1カウンタ58のカウント値が上昇され、その値
がS−テーブル46でS,So及びSo+1の値を得る
ために用いられる。前述したように、入力レー
ト、出力レート及び倍率化レートはわかつている
から、出力レートの各タイミング信号に対する
S,So及びSo+1の値は予め計算できる。例えば、
フイルタの設計者が、この特定の出力タイミング
信号に対してその値が第2倍率化信号(式(6))と
第3倍率化信号(式(7))の間に丁度存るというこ
とを知つていると仮定しよう。S−テーブル46
からのSo及びSo+1の値は、それぞれ1及び2であ
ろう。このSoの値は、先ず、第5カウンタ114
に供給される。各システムクロツクタイミング信
号毎について、次のことが生じる。
【表】 (6)式に従つた倍率化信号が発生される。 遅延出力タイミング信号が発生すると、So+1
値が第5カウンタ114にロードされる。(7)式に
従つた倍率化信号が発生される。 So及びSo+1の値は、倍率化信号を得るとき、第
2ROM34内の特定のアドレスを指し示すとき
のオフセツト値として働く。このオフセツトは0
から63の間の数であるから、So及びSo+1の値は6
ビツトの数である。さらに、So+1−Soの値は常に
1であるからS−テーブル46はSoとSo+1の両方
の値を全て含む必要はない。S−テーブル46は
Soの値を全て含めば良く、そのSoの値を、出力タ
イミング信号の第2段14Bに供給すればよい。 遅延出力タイミング信号が得られると、これ
は、Soの値を1からSo+1まで上昇するためにも用
いられる。 もちろん、レート倍率器はFIRフイルタに限ら
ず、他のものが使用可能である。また、内挿回路
16は単なる1次的内挿回路に限られるものでは
ない。また、掛算器28,38,48及び52
は、周知のデジタル算術ユニツトのハードウエア
であつてもよい。さらにアキユムレータ30,4
2,44,54及び50もまたデジタル算術ユニ
ツトのハードウエアであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の装置の一例のブロツク図、
第2図は入力信号、倍率化信号及び出力信号に対
して信号振幅対時間の関係を示す図、第3図はあ
る固定の比における信号のレートで、入力信号を
出力信号に変換できるこの発明装置の一具体例の
回路図、第4図は1次的内挿の技術を説明するた
めの図、第5図は従来のFIRデジタルフイルタの
一例のブロツク図、第6図は出力信号及び倍率化
信号と入力信号間のタイミング関係を示す図、第
7図はこの発明装置に使用する第1段目の倍率器
の一例の回路図、第8図はこの発明装置に使用す
る第2段目の倍率器の一例の回路図、第9図はこ
の発明装置に使用するSテーブルの一例を示す
図、第10図はこの発明装置に使用する第1カウ
ンタの一例の回路図である。 14はレート倍率手段、16は内挿手段、12
はタイミング信号発生手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1のサンプリングレートの入力デジタル信
    号を第2のサンプリングレートの出力デジタル信
    号に変換するためのデジタルからデジタルへの直
    接的なサンプリングレートの変換装置であつて、
    入力デジタル信号を受け、上記第1のサンプリン
    グレートより上昇したレートの倍率化デジタル信
    号を得るレート倍率化手段と、上記倍率化信号を
    受け、上記出力デジタル信号を得るために上記倍
    率化信号を内挿処理する内挿手段と、上記倍率化
    信号を発生するためのタイミング信号と、上記出
    力デジタル信号を形成すべく上記倍率化信号を内
    挿処理するためのタイミング信号とを得、それぞ
    れ上記レート倍率手段及び上記内挿手段に供給す
    るようにするタイミング信号発生手段からなるデ
    ジタルサンプリングレート変換装置。
JP58007546A 1982-01-21 1983-01-20 デジタルサンプリングレート変換装置 Granted JPS58154943A (ja)

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US341349 1982-01-21

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