JPH0934604A - ハードウェアによる効果的な補間フィルタ - Google Patents

ハードウェアによる効果的な補間フィルタ

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JPH0934604A
JPH0934604A JP8171531A JP17153196A JPH0934604A JP H0934604 A JPH0934604 A JP H0934604A JP 8171531 A JP8171531 A JP 8171531A JP 17153196 A JP17153196 A JP 17153196A JP H0934604 A JPH0934604 A JP H0934604A
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adder
input
input port
samples
latch
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JP8171531A
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Eric Carl Peterson
カール ピーターソン エリック
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Technicolor USA Inc
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Thomson Consumer Electronics Inc
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Publication date
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters
    • H03H17/0416Recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
    • H03H17/0427Recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies
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    • H03H17/0444Recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies the ratio being integer where the output-delivery frequency is higher than the input sampling frequency, i.e. interpolation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、可変重み付け装置が必要なことか
ら、補間装置全体が非常に複雑となっていた。 【解決手段】 補間フィルタは、減算器(14)、重み
付け回路(15)、加算器(22)を含む。この減算器
は隣接するオリジナルサンプルの差分を形成するように
条件づけしてあり、重み付け回路は所定の値でその差分
に重み付けを行う。加算器(18)は、a)オリジナル
サンプルを通過させ、b)重み付けした差分(20)を
オリジナルサンプルに加算し、c)すでに生成したサン
プル(18,22,24)にこの重み付けした差分を連
続的に加算して、連続サンプルを形成するように構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルされた信
号に含まれるサンプルの間にサンプルを生成するための
補間装置に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/496,779号(1
995年6月29日出願)の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】多数の異なった補間フィルタのデザイン
が現在知られているが、典型的には3つのタイプにわけ
られる。第1のタイプは、出力に重み付けした有限イン
パルス応答FIRフィルタの態様にあり、複数の連続的
に遅延したサンプルを重み付けし加算して間置サンプル
の値(interstitial sample value) を生成する。第2の
タイプは、2つの隣接したオリジナルサンプルの値を相
補的に重み付けし、重み付けした値を加算して新たなサ
ンプル値を形成する。例えば、2つのオリジナルサンプ
ル値をS1およびS2で表わし、S1とS2の間に3つ
の補間した値を挿入することが所望だとすれば、次のよ
うな関数を連続的に演算して、S1,Sa,Sb,S
c,S2からなる一連の値を生成する。ここで、Sa,
Sb,Scは下記の方程式にしたがって形成した(inter
stitial ralue)である。
【0004】
【数1】 Sa=0.75(S1)+(1−0.75)(S2) (1) Sb=0.50(S1)+(1−0.50)(S2) (2) Sc=0.25(S1)+(1−0.25)(S2) (3) Sa,Sb,Scの値を生成するためには、可変重み付
けを装置が実行できる必要があり、この機能は補間装置
をかなり複雑化することになる。
【0005】補間フィルタの第3のタイプは、典型的に
は隣接するオリジナルサンプルの間の差を決定し、その
差に重み付けし、重み付けした差を先行するサンプルに
加算する。この場合、実行されるアルゴリズムは次式に
したがう:
【0006】
【数2】 Si=S1+(S2−S1)(K) (4) ここで、Kは可変スケールファクタである。サンプルの
シーケンスS1,Sa,Sb,Sc,S2を形成する場
合、中間値Sa,Sb,Scは次式にしたがって生成さ
れる。
【0007】
【数3】 Sa=S1+(S2−S1)(0.25) (5) Sb=S1+(S2−S1)(0.50) (6) Sc=S1+(S2−S1)(0.75) (7) このタイプの補間フィルタも同様に、補間装置全体を非
常に複雑化する可変重み付け装置を必要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、第3の
タイプの補間フィルタも、装置全体を非常に複雑化する
可変重み付け装置を必要としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による補間フィル
タは、減算器と、重み付け回路と、加算器とを含む。減
算器は、隣接するオリジナルサンプルの差を形成するよ
うに条件づけする。重み付け回路は、所定の値でその差
に重み付けする。加算器は、a)オリジナルサンプルを
通過させ、b)そのオリジナルサンプルに重み付けした
差を加算し、c)それまでに生成したサンプルに重み付
けした差を連続的に加算して、連続したサンプルを形成
するように構成する。
【0010】特許請求の範囲と実施の形態との関係は、
以下にカッコ書きで示す通りである。
【0011】『 (請求項1) 入力サンプルの供給源
と、2つの入力サンプルを同時に供給するように構成し
た遅延回路(10,12)と、前記2つの入力サンプル
を受信するように結合してある第1の入力ポートおよび
第2の入力ポートを有する減算器(14)と、前記減算
器から供給された重み付け差分(15)を前記2つの入
力サンプルの一方に加算して補間サンプルを生成するよ
うに条件づけしてあり、また前記重み付けした差分を前
記補間サンプルに加算してさらなる補間サンプルを生成
するように条件づけしてある加算回路(18〜24)と
を具備したことを特徴とする補間器。
【0012】(請求項2) 前記加算回路は、第1の入
力ポートと第2の入力ポートと出力ポートとを有する加
算器(22)と、前記加算器の前記第1の入力ポートに
結合されている出力ポートを有し、前記加算器の前記出
力ポートに結合されている第1の入力ポートを有し、か
つ前記遅延回路(10,12)に結合されている第2の
入力ポートを有するマルチプレクサ(18)と、前記加
算器の前記第2の入力ポートに結合されている出力ポー
トを有し、前記減算器に結合されている入力ポートを有
し、差分信号またはゼロ値を前記加算器へ結合するよう
に条件づけされている他の回路(20)とを含むことを
特徴とする請求項1に記載の補間器。
【0013】(請求項3) 前記他の回路は、他のマル
チプレクサ(20)を含むことを特徴とする請求項2に
記載の補間器。
【0014】(請求項4) 前記他の回路は、ANDゲ
ートを含むことを特徴とする請求項2に記載の補間器。
【0015】(請求項5) 前記減算器は、前記減算器
により供給された差分の分数値を生成するための重み付
け回路(15)を含むことを特徴とする請求項1に記載
の補間器。
【0016】(請求項6) 前記重み付け回路と前記他
の回路との間に結合されたラッチ(16)をさらに含む
ことを特徴とする請求項5に記載の補間器。
【0017】(請求項7) 前記減算器と前記加算回路
との間に結合されたラッチ(16)をさらに含むことを
特徴とする請求項1に記載の補間器。
【0018】(請求項8) 前記加算器の前記出力ポー
トと前記マルチプレクサの前記第1の入力ポートとの間
に結合されたラッチ(24)をさらに含むことを特徴と
する請求項2に記載の補間器。
【0019】(請求項9) 入力サンプルを受信するた
めの入力ポートと、2つの入力サンプルを同時に供給す
るための第1の出力ポートおよび第2の出力ポートを有
する遅延回路(10,12)と、前記遅延回路の前記第
1の出力ポートおよび前記第2の出力ポートに結合され
た第1の入力ポートおよび第2の入力ポートを有し、重
み付けした差分を供給する出力ポートを有する減算器
(14,15)と、前記重み付けした差分を受信するよ
うに結合されている第1の入力ポートと、補間したサン
プルを供給するための出力ポートとを有するアキュムレ
ータ(40〜44)であって、該アキュムレータはそれ
ぞれの重み付けした差分をそれぞれの補間したサンプル
に加算するように条件付けられているアキュムレータと
を具備したことを特徴とする補間器。』
【0020】
【発明の実施の形態】図1および図2において、サンプ
ルされた信号DATA IN は「D型」フリップフロップまた
はDラッチ10に印加される。サンプルは、クロック信
号Φ1 で定義される所定のレートfsに同期して発生す
るものとする。この入力サンプルは、図示したS1,S
2およびS3のボックスで示される期間中、有効とな
る。
【0021】Dラッチ10の出力は、Dラッチ12の入
力に結合される。Dラッチ10および12の出力端子は
減算器14に接続されており、減算器14はDラッチ1
0,12にストアされている連続したサンプル値の差分
を生成する。その差分は重み付け回路(weighting circu
it) 15に入力され、ここでそれぞれの差を値Kだけ重
み付けする。重み付けの値が1/2n などのようなバイ
ナリ分数の場合、重み付け回路15は差分値のそれぞれ
のビットを下位のビット位置へシフトするための簡単な
ビットシフト回路(bit-shifter) とすることができる。
あるいは、スケールファクタがバイナリ分数の和に等し
い場合、重み付け回路15はビットシフト回路および加
算回路の形とすることができる。重み付け回路15は、
それぞれのアドレス位置で所望の重み付け係数(weighti
ng factor)で重み付けしたアドレス値に対応する値をプ
ログラムしてあるメモリのような他の形を採ることがあ
る。メモリを重み付け装置(weighting device)として用
いる別の構成において、それぞれの差分値の上位ビット
だけを、予めプログラムしてあるメモリに印加するアド
レス値として、用いることができる。プログラムしたメ
モリを重み付け回路として用いる利点は、異なったアプ
リケーションのために異なる重み付け係数を容易に再プ
ログラムできることである。
【0022】重み付け回路15からの重み付けした差分
は、クロック信号Φ2 に応答して、Dラッチ16にスト
アされる。クロック信号Φ2 はクロック信号Φ1 と同じ
レートで発生し、この実施の形態ではマルチプレクサ1
8,20のさらなる回路を動作するために使用できるよ
うにタイミングを取ってある。
【0023】Dラッチ12からのサンプル値はマルチプ
レクサ18の一方の入力に印加され、加算器22からの
フィードバック信号がマルチプレクサ18の第2の入力
に印加される。マルチプレクサ18の出力は、加算器2
2の一方の入力ポートに結合してある。Dラッチ16か
らのサンプル値はマルチプレクサ20の第1の入力ポー
トへ印加され、かつ、ゼロ値がマルチプレクサ20の第
2のポートへ印加される。マルチプレクサ20の出力ポ
ートは、加算器22の第2の入力ポートへ結合してあ
る。加算器22の出力ポートは、クロック信号Φ3 でク
ロックされるDラッチ24に印加されている。図示した
実施の形態では、Φ3 はクロック信号Φ1のレートの4
倍のレートを有する。このクロック構成により、それぞ
れのオリジナルサンプルの間に3つの補間サンプルを挿
入することができる。Dラッチ24の出力ポートは、出
力サンプル信号とマルチプレクサ18へのフィードバッ
ク信号の両方を提供する。
【0024】Dラッチ12からのサンプルを加算器22
の入力へ印加するようにマルチプレクサ18が条件付け
られている場合、加算器22は単なるフィードフォワー
ド加算器として動作する。あるいは、マルチプレクサ1
8が加算器22の入力へフィードバック信号を印加する
ように条件付けられている場合、加算器22は、先に得
られたそれぞれの和に対して、マルチプレクサ20から
加算器22のもう一方の入力へ印加される値を連続的に
加算するアキュムレータとして動作する。
【0025】入力サンプルのストリームがサンプル:S
1,S2,S3,S4,…から構成されると仮定する。
代表的な出力サンプルのシーケンスは次のような構成に
なる:S1,S1+KD21,S1+2KD21,S1+3
KD21,S2,S2+KD32,S2+2KD32,… ここで、D21とD32は、S2−S1の差とS3−S2の
差にそれぞれ対応する。このシーケンスの生成におい
て、値Kは一定のままである。Kの倍数は、それまでに
生成したサンプルへ差分Dijを連続して加算すること
により実現される。
【0026】図1の装置の動作説明として、全てのオリ
ジナル入力サンプルごとに4つの出力サンプルを提供す
るシステムについて説明する。この実施の形態では、全
てのDラッチは正のエッジでトリガされるものと仮定す
る。つまり、それぞれのDラッチの入力に存在する値
は、クロック入力端子に印加されるクロック信号の正の
遷移の発生時に各ラッチへロードされる。Dラッチ1
0,12はどちらもクロック信号Φ1 でクロックされ
る。時刻T1,T3,T9にサンプルS1,S2,S3
が連続してDラッチ12にクロックされると仮定する。
同時にサンプルS2,S3,S4はDラッチ10にクロ
ックされる。それぞれのサンプルは、クロック信号Φ1
の1周期分(an entire period)だけDラッチ10,12
に留まる。
【0027】時刻T2とT8では、有効な重み付けした
差分(S2−S1)Kと(S3−S2)Kが重み付け回
路15の出力ポートに存在し、サンプル値S1とS2が
それぞれDラッチ12の出力ポートに存在する。時刻T
2において、クロック信号Φ2 は、スケーリングされた
差分値(S2−S1)KをDラッチ16にラッチし、こ
の値が時刻T8までDラッチ16の出力ポートで有効に
なる。同様に、時刻T2において、クロック信号Φ
2 は、マルチプレクサ18にDラッチ12からのサンプ
ルS1を加算器22の一方の入力ポートへ結合するよう
に条件づけ、またマルチプレクサ20にはゼロ値を加算
器22の他方の入力ポートへ結合するように条件付け
る。加算器22はS1+0=S1に等しい和を出力し、
これが時刻T3でDラッチ24にラッチされる。
【0028】時刻T4では、クロック信号Φ2 がマルチ
プレクサ18にDラッチ24からのフィードバックを加
算器22の一方の入力に結合するように条件づけ、また
マルチプレクサ20にDラッチ16からの値(S2−S
1)Kを加算器22の他方の入力ポートへ印加するよう
に条件付ける。加算器22は和S1a=S1+(S2−
S1)Kを出力し、この和が時刻T5でDラッチ24に
ストアされ、このシーケンスにおける第2のサンプルと
して出力される。時刻T6では、値S1+(S2−S
1)Kがマルチプレクサ18により加算器22の一方の
入力ポートに結合され、値(S2−S1)Kが再び加算
器22の他方の入力ポートへマルチプレクサ20から印
加される。加算器22は和S1b=S1+2(S2−S
1)Kを生成し、これが時刻T6にDラッチ24へロー
ドされ、このシーケンスにおける第3の値として出力さ
れる。この和はマルチプレクサ18により加算器の入力
へ印加され、Dラッチ16からの値(S2−S1)Kが
加算器22の他方の入力ポートへマルチプレクサ20に
より印加される。加算器22は和S1c=S1+3(S
2−S1)Kを生成し、この和は時刻T7でDラッチに
24へロードされて、このシーケンスにおける第4のサ
ンプルとして出力される。時刻T8では、クロック信号
Φ2 がDラッチ12内の値と「0」値をそれぞれ加算器
22の2つの入力ポートへ印加するようにマルチプレク
サ18,20を切り換え、4サンプルの新たなシーケン
スを開始する。Dラッチ12の値はここで時刻T5にD
ラッチ12へロードされたS2となり、Dラッチ16の
値は時刻Tにロードされた(S3−S2)である。加算
器22は、信号サンプルのストリーム内に第5のサンプ
ルとして、時刻T9でDラッチ24にストアされている
S2の和を生成する。出力信号シーケンスは、S1,S
1+(S2−S1)K,S1+2(S2−S1)K,S
1+3(S2−S1)K,S2,S2+(S3−S2)
K,...に等しい。前述の例においてKの値は、4:
1の線型補間アップサンプリングで1/4である。各々
の1つのオリジナルサンプルに対してN個のサンプルを
提供する別のシステムでは、Kの値は1/Nに等しくす
べきであり、一般に定数である。一般化したサンプルの
シーケンスは次のような態様となる:S1,S1+(S
2−S1)/N,S1+2(S2−S1)/N,…S1
+(N−1)(S2−S1)/N,S2,… 図1の装置では、値Kを変更するために、要素26から
の可変制御信号を含む。しかし、このシステムでは、そ
のような変更はサンプル間に生じることがなく、むしろ
オリジナルサンプルの間に生成しようとする間置サンプ
ル(interstitial smaple) の個数を変更するようにシス
テムを再構成することを前提としている。
【0029】マルチプレクサ20の機能は、重み付けし
た差分を加算器へ結合するためのANDゲートによって
実行可能であることが当業者には理解されよう。この場
合、ANDゲートは、クロックΦ2 の論理的反転である
信号によって値をパスするようにさせることができる。
さらに加えて、各マルチプレクサの制御はクロック信号
Φ2 以外の信号、例えば同様の周波数だが僅かにタイミ
ングまたは位相が異なる信号、および/またはΦ2 とは
異なる周波数の信号によっても良い。このことは、要素
26とマルチプレクサ20との間の破線矢印で図1に示
唆してある。
【0030】図3および図4を参照して、補間装置の別
の構成を説明する。図1および図2の要素と同じ参照番
号で指定してある図3および図4の要素は、それぞれが
類似の部材で類似の機能を実行する。図1の場合と同様
に、要素10〜16はサンプル差分を生成するが、それ
ぞれの差分はクロック信号ΦS に応答してDラッチ16
にラッチされる。Dラッチ16の出力ポートは加算器4
0の一方の入力ポートへ直接結合してある。加算器40
はアキュムレータとして構成してある。加算器40の出
力ポートは、この例ではクロック信号Φ3 でクロックさ
れるDラッチ44により構成される1サンプル周期分の
遅延要素を介して、この加算器の第2の入力ポートに結
合されている。マルチプレクサ42は加算器40の出力
ポートと遅延要素44の入力ポートの間に、そのアキュ
ムレータの値をリセットする目的で挿入されている。そ
のリセット値は、マルチプレクサ42の第2の入力端子
へDラッチ12から供給される。クロック信号ΦM は、
Dラッチ44をリセットし、かつマルチプレクサ42を
制御するために印加する。Dラッチ44とマルチプレク
サ42の間のクロック信号には僅かな遅延を設け、マル
チプレクサ42が「0」入力ポートに切り換るように条
件づけされる前にDラッチ44がマルチプレクサの
「1」入力ポートから提供された値をロートできるよう
にしてある。
【0031】この実施の形態では、クロック信号は、特
定のサンプル値、この場合にはサンプルS1が発生する
まで、遅延要素44(Dラッチ44)のリセットを維持
する。サンプルS1がDラッチ12に入力されるように
なると、クロック信号ΦM は時刻T3の直前でローにな
り、Dラッチ44のリセット制御を開放する。時刻T3
では、サンプルS1がDラッチ44にラッチされ、出力
シーケンスにおける第1の出力サンプルとして提供され
る。時刻T3の直後においては、遅延した信号ΦM は、
マルチプレクサ42に対してDラッチ44のD入力ポー
トへ加算器40の出力を結合するように条件付けるの
で、加算器はアキュムレータ構造に構成される。マルチ
プレクサはこの状態で無期限に保持される。
【0032】図1の例と同様に、図3の装置に印加され
る図4の波形は、オリジナルサンプルのそれぞれの対の
間に3つの間置サンプル(interstitial sample) を補間
するためのシステムに対応する。重み付け係数Kは1/
4に等しい。時刻T3において、アキュムレータはサン
プルS1の値で設定される。この後、アキュムレータは
クロック信号Φ3 に応答し、Dラッチ16が供給した重
み付けした差分をそれまでの和に連続して加算し、入力
サンプルレートの4倍のサンプルレートを有する出力サ
ンプルシーケンスを提供する。サンプルのそれぞれの対
に対して、対の間の差分が4回積算される。4回目の積
算で、それぞれのサンプル対の第2のサンプルが生成さ
れる。ここで例えば、S1+4(S2−S1)(1/
4)=S1+S2−S1+S2になる。したがって、オ
リジナルサンプル値それぞれについてアキュムレータを
リセットする必要はなく、加算器は、差分値を加算する
アキュムレータとして連続的に動作できる。差分値は入
力サンプルレートで変化することになるが、重み付け係
数は一定に維持される。入力サンプル当たりのサンプル
数は、入力サンプルレートの間の差と、クロック信号Φ
3 のレートとの間で決定される。クロック信号Φ3 が入
力サンプルレートのR倍であれば、R倍のサンプルレー
ト・アップ・コンバージョンということになり、重み付
け係数は1/Rとなる。
【0033】しかし、図3の構成で生成されるエラーは
多数のサンプルにわたって伝播することがあり、エラー
がせいぜい一対のオリジナルサンプルの間に生成された
間置サンプルだけに伝播される図1の構造とは異なるこ
とは理解されるべきである。
【0034】さらに、その他の実施の形態においては、
図3のDラッチ44とマルチプレクサ42を独立的に制
御することが可能である。マルチプレクサ42は、図4
のクロック信号Φ5 に類似のクロックパルスで制御し
て、新たなサンプル値ごとにアキュムレータをリセット
できる。この構造は、図1に比較して必要な回路を減少
させ、かつ図1に示した実施の形態の利点を含んでい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した補間装置を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の動作を説明する上で有用な、図1の装置
に印加されるクロック信号波形を示す図である。
【図3】本発明を適用した他の補間装置を示すブロック
図である。
【図4】図3の動作を説明する上で有用な、図3の装置
に印加されるクロック信号波形を示す図である。
【符号の説明】
10,12,16,24 Dラッチ(D型フリップフロ
ップ) 14 減算器 15 重み付け回路 18,20 マルチプレクサ 22 加算器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力サンプルの供給源と、 2つの入力サンプルを同時に供給するように構成した遅
    延回路と、 前記2つの入力サンプルを受信するように結合してある
    第1の入力ポートおよび第2の入力ポートを有する減算
    器と、 前記減算器から供給された重み付け差分を前記2つの入
    力サンプルの一方に加算して補間サンプルを生成するよ
    うに条件づけしてあり、また前記重み付けした差分を前
    記補間サンプルに加算してさらなる補間サンプルを生成
    するように条件づけしてある加算回路とを具備したこと
    を特徴とする補間器。
  2. 【請求項2】 前記加算回路は、 第1の入力ポートと第2の入力ポートと出力ポートとを
    有する加算器と、 前記加算器の前記第1の入力ポートに結合されている出
    力ポートを有し、前記加算器の前記出力ポートに結合さ
    れている第1の入力ポートを有し、かつ前記遅延回路に
    結合されている第2の入力ポートを有するマルチプレク
    サと、 前記加算器の前記第2の入力ポートに結合されている出
    力ポートを有し、前記減算器に結合されている入力ポー
    トを有し、差分信号またはゼロ値を前記加算器へ結合す
    るように条件づけされている他の回路とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の補間器。
  3. 【請求項3】 前記他の回路は、他のマルチプレクサを
    含むことを特徴とする請求項2に記載の補間器。
  4. 【請求項4】 前記他の回路は、ANDゲートを含むこ
    とを特徴とする請求項2に記載の補間器。
  5. 【請求項5】 前記減算器は、前記減算器により供給さ
    れた差分の分数値を生成するための重み付け回路を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の補間器。
  6. 【請求項6】 前記重み付け回路と前記他の回路との間
    に結合されたラッチをさらに含むことを特徴とする請求
    項5に記載の補間器。
  7. 【請求項7】 前記減算器と前記加算回路との間に結合
    されたラッチをさらに含むことを特徴とする請求項1に
    記載の補間器。
  8. 【請求項8】 前記加算器の前記出力ポートと前記マル
    チプレクサの前記第1の入力ポートとの間に結合された
    ラッチをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の
    補間器。
  9. 【請求項9】 入力サンプルを受信するための入力ポー
    トと、2つの入力サンプルを同時に供給するための第1
    の出力ポートおよび第2の出力ポートを有する遅延回路
    と、 前記遅延回路の前記第1の出力ポートおよび前記第2の
    出力ポートに結合された第1の入力ポートおよび第2の
    入力ポートを有し、重み付けした差分を供給する出力ポ
    ートを有する減算器と、 前記重み付けした差分を受信するように結合されている
    第1の入力ポートと、補間したサンプルを供給するため
    の出力ポートとを有するアキュムレータであって、該ア
    キュムレータはそれぞれの重み付けした差分をそれぞれ
    の補間したサンプルに加算するように条件付けられてい
    るアキュムレータとを具備したことを特徴とする補間
    器。
JP8171531A 1995-06-29 1996-07-01 ハードウェアによる効果的な補間フィルタ Pending JPH0934604A (ja)

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