JPH043851Y2 - - Google Patents

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JPH043851Y2
JPH043851Y2 JP1985075961U JP7596185U JPH043851Y2 JP H043851 Y2 JPH043851 Y2 JP H043851Y2 JP 1985075961 U JP1985075961 U JP 1985075961U JP 7596185 U JP7596185 U JP 7596185U JP H043851 Y2 JPH043851 Y2 JP H043851Y2
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defogger
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window glass
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のリヤウインドデフオツガ装
置に関し、特にその配線構造に係るものである。
〔従来の技術〕
リヤウインドガラス上に設けられたデフオツガ
への給電は、デフオツガに電気接続されるととも
に、リヤウインドガラス上に固着された端子にリ
ード線を接続して行われているが、この構造で
は、端子やリード線が車両の内外から見えてしま
い見映えが悪い。
そこで、このような不具合を防止するため、例
えば、実開昭55−119205号(実願昭54−19037号)
には、リヤウインドガラスが車体に固定されたと
き、そのリヤウインドガラスの周囲に設けられる
ウエザストリツプやモールの幅を広くして、その
陰に上記端子やリード線が隠れるようにしたもの
や、リヤウインドガラスの隅に着色して端子やリ
ード線が見えないようにしたものが開示されてい
る。
しかし、このようなデフオツガ装置における隠
蔽構造の場合、車両外部から端子やリード線が見
えないようにすることはできるが、車両内部から
は相変わらず見えてしまう。
そこで、デフオツガの端子及び母線部分が車両
内部から見えないようにするため、アウタ、イン
ナ両パネルによる窓枠等で隠蔽した構造があり、
例えば特開昭59−137235号(特願昭58−9429号)
及び実開昭58−30557号(実願昭56−125721号)
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、これらに記載されたデフオツガの配線
構造において、まず特開昭59−137235号の場合
は、アウタ、インナ両パネルの各接合フランジ縁
部を回り込んで配線されるデフオツガ用ハーネス
が前記接合フランジ縁部と直接当接及び引つ掛か
ることによる漏電及び損傷を防止するため、前記
接合フランジ縁部に絶縁保護材を係合配設する必
要があり、部品点数及び作業工数が増加するとと
ともに、前記ハーネスの回り込み配線により、こ
のハーネスの長さが長くなり、コスト的にも不利
となる。
また、前記ハーネスは、各接合フランジに係合
配設した絶縁保護材から車室側に回り込み配線さ
れるため、このハーネスが車室側から見えないよ
うに、内装トリム等の別部材で隠蔽する必要があ
り、部品点数及びコストが増加する。
一方、実開昭58−30557号の場合も、前記特開
昭59−137235号の場合と同様に、デフオツガ用ハ
ーネスが両パネルの接合フランジ縁部を回り込ん
で配線されており、インナパネルに穿孔したハー
ネス通路、もしくはインナパネルの接合フランジ
面に凹設したハーネス通路に至るまでの間は、ハ
ーネスが車室側に露出するため、これを隠蔽する
内装トリム等の別部材が必要になるとともに、ハ
ーネスが長さが長くなる。
また、前記ハーネスが両パネルの各接合フラン
ジ縁部に直接当接及び引つ掛かることを防止する
ため、及び車外側から見えることを防止するた
め、ウエザストリツプ等を配設する必要がある。
従つて、デフオツガ用配線のための部品点数、
作業工数、及びコスト等が増加することになる。
そこで、本考案の目的は、デフオツガ用リード
線等の端子部の隠蔽及び当接、引つ掛かりによる
損傷防止のための別部材を設けることなく、リー
ド線を容易かつコンパクトに配線し、このリード
線の長さを短縮することである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、閉じ断面を形成するようにア
ウタ、インナの両パネルを重ね合わせて窓枠を形
成し、アウタパネルの開口側縁部にインナパネル
側に窪んだ段部を形成し、その段部にデフオツガ
を備えたリヤウインドガラスを嵌め込んで固定
し、前記デフオツガに固定した端子に接続された
リード線を車室側に向けて配線したリヤウインド
デフオツガ装置において、前記アウタパネルに形
成した段部における前記リヤウインドガラスの車
室表面と対向する位置で、かつ前記端子に対応す
る位置に、この端子に接続されたリード線を挿通
させる孔を設けたものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、デフオツガのリード線
は、アウタパネルの段部に設けた孔に直接挿通さ
れ、アウタ、インナ両パネルによる閉じ断面内に
配線されるため、容易かつコンパクトな配線を行
うことができ、このリード線の長さを短縮するこ
とができるとともに、車室側からの隠蔽及び接合
フランジ縁部との当接、引つ掛かりによる損傷防
止のための別部材を設ける必要はない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図から第3図までの図面は、本考案の一実
施例を示しており、第1図は第2図の−線拡
大断面図、第2図は正面図、第3図は端子および
リード線の斜視図であり、この実施例は、窓枠を
形成する車体パネルが車体本体に対して開閉自在
とされ、所謂バツクドアとされているものであ
る。
各図中において、11はアウタパネル、12は
インナパネルであり、これら両パネル11,12
は、閉じ断面を形成するように重ね合わせて各接
合フランジがスポツト溶接され、ほぼ台形の窓枠
10を形成している。
この窓枠10の開口側縁部である両パネル1
1,12の重ね合わせ接合のための接合フランジ
には、その先鋭部が車室側に露出しないように内
装トリム13で被冠されている。
また、アウタパネル11の開口側縁部における
リヤウインドガラス20に対応する部位は、窓枠
10の全周にわたつてインナパネル12側に階段
状に窪まされて、段部11aが形成されており、
この段部11aによつて形成される窓枠10と相
似形の枠内に、リヤウインドガラス20が嵌め込
まれている。
このリヤウインドガラス20は、従来同様、接
着剤33によつてアウタパネル11上の前記段部
11aに固着され、リヤウインドガラス20とア
ウタパネル11との間には、モール31、ダム3
2が介挿されている。
ここで、リヤウインドガラス20の車室側表面
には、段部11aに形成されたアウタパネル11
と対向する全周縁部に黒色セラミツク粉末の塗布
等による不透光膜40が形成されており、後述す
るデフオツガ50の端子部が車外側から見えない
ように隠蔽されている。
さらに、リヤウインドガラス20の車室側表面
には、デフオツガ50が、従来同様、プリントさ
れており、リヤウインドガラス20の左右両側で
不透光膜40の表面上には、デフオツガ50の母
線となるバスバー51,52が形成されている。
そして、バスバー51,52の下端部には、導
電可能に端子61が接着されており、この端子6
1には、従来同様、リード線62が接続され、リ
ード線62の先には、コネクタ63が設けられて
いるとともに、このコネクタ63には、デフオツ
ガ50の通電回路(図示してない)が接続されて
いる。
このように構成されたリヤウインドデフオツガ
装置であつて、特に第1図に示すように、前記ア
ウタパネル11に形成した段部11aにおけるリ
ヤウインドガラス20の車両内側表面に対向する
位置で、かつ前記端子61と対応する位置に、こ
の端子61に接続されたリード線62が、当接及
び引つ掛かることなく挿通し得る大きさの孔11
bを穿設する。
そして、前記リード線62及びコネクタ63
を、前記アウタパネル11の段部11aに穿設し
た孔11bに挿通し、このアウタパネル11と前
記インナパネル12とによる閉じ断面内に配線す
る。
従つて、前記リード線62が、両パネル11,
12の各接合フランジ縁部を回り込んで配線され
ることはなく、このリード線62が接続される前
記端子61から車室側に近接した位置である。所
謂略直下位置に穿設された前記孔11bに直接挿
通して配線することができるため、リード線62
を長さを大幅に短縮することができるとともに、
配線作業等を極めて容易に行うことができ、しか
も簡単な構造で所謂コンパクトな配線とすること
ができる。
また、リード線62が前記接合フランジ縁部に
直接当接及び引つ掛かることはないため、この接
合フランジ縁部への当接及び引つ掛かり防止のた
めの別部材を設ける必要もなく、配線作業におけ
るリード線62及びコネクタ63等の損傷を防止
することができる。
さらに、このように配線したことにより、端子
61、リード線62及びコネクタ63から成る端
子部は、リヤウインドガラス20の車室側表面と
アウタパネル11の段部11aとの間に位置し、
かつこの段部11aに穿設した孔11bを挿通し
てアウタパネル11とインナパネル12とによる
閉じ断面内に配線され、所謂格納することができ
る。
従つて、端子部の配設位置よりも車外側には前
記リヤウインドガラス20の車室側表面に不透光
膜40が設けられ、また端子部の配設位置よりも
車室にはインナパネル12が位置していることに
より、前記リード線62及びコネクタ63等の端
子部を車両内外のいずれからも見えないようにす
ることができる。
即ち、リード線62等の端子部を隠蔽するため
の内装トリム等の別部材を設定する必要はない。
これにより、デフオツガ50の配線のための、
部品点数及び作業工数等を大幅に低減することが
できるとともに、コスト的にも極めて有利とする
ことができる。
ここで、前記端子部は、リヤウインドガラス2
0を窓枠10に嵌め込む前に、リヤウインドガラ
ス20に取りつけられるとともに、このリヤウイ
ンドガラス20の固定時において、前記アウタパ
ネル11の段部11aに嵌め込む際に、リード線
62およびコネクタ63が、前記孔11b内に挿
入される。
そして、コネクタ63への通電回路の接続は、
図示してない位置からアウタパネル11とインナ
パネル12の閉じ断面内に手を入れて作業が行わ
れる。
尚、以上の説明では、バスバー52に接続され
た端子部について述べたが、バスバー51に接続
されている端子部についても全く同様に構成され
ている。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、アウタパネルの
段部に孔を穿設するという極めて簡単な構造で、
デフオツガ用の配線を極めて容易かつコンパクト
とすることができ、リード線の長さを短縮するこ
とができるとともに、別部材を設けることなく、
車内外からのリード線等の端子部の露出、当接、
引つ掛かり等による損傷を防止することができ
る。
また、端子部がリヤウインドガラスとアウタパ
ネルとの間、及びこのアウタパネルとインナパネ
ルとによる閉じ断面に格納されるため、リヤウイ
ンドガラス清掃時に端子部が邪魔になることがな
いとともに、清掃時を含めて如何なる場合も端子
部に触れることがなくなり、端子がはずれたり、
リード線が断線する恐れは皆無となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までの図面は、本考案の一実
施例を示し、第1図は第2図の−線拡大断面
図、第2図は正面図、第3図は端子およびリード
線の斜視図である。 10……窓枠、11……アウタパネル、11a
……段部、11b……孔、12……インナパネ
ル、20……リヤウインドガラス、40……不透
光膜、50……デフオツガ、61……端子、62
……リード線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 閉じ断面を形成するようにアウタ、インナの両
    パネルを重ね合わせて窓枠を形成し、アウタパネ
    ルの開口側縁部にインナパネル側に窪んだ段部を
    形成し、その段部にデフオツガを備えたリヤウイ
    ンドガラスを嵌め込んで固定し、前記デフオツガ
    に固定した端子に接続されたリード線を車室側に
    向けて配線したリヤウインドデフオツガ装置にお
    いて、 前記アウタパネルに形成した段部における前記
    リヤウインドガラスの車室側表面と対向する位置
    で、かつ前記端子に対応する位置に、この端子に
    接続されたリード線を挿通させる孔を設けたこと
    を特徴とするリヤウインドデフオツガ装置。
JP1985075961U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH043851Y2 (ja)

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