JPH0437954Y2 - - Google Patents

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JPH0437954Y2
JPH0437954Y2 JP1985130771U JP13077185U JPH0437954Y2 JP H0437954 Y2 JPH0437954 Y2 JP H0437954Y2 JP 1985130771 U JP1985130771 U JP 1985130771U JP 13077185 U JP13077185 U JP 13077185U JP H0437954 Y2 JPH0437954 Y2 JP H0437954Y2
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JP
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steel pipe
joint
welding
pipe sheet
sheet pile
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JP1985130771U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、護岸、岸壁、鋼管矢板基礎、鋼製
連続壁などに使用される上下の鋼管矢板の接合構
造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、上下方向に直列に並べて配置される鋼管
矢板の接合構造としては、JIS A5530(鋼管矢板)
の3項に記載されている接合構造が知られてい
る。この接合構造は、第9図および第10図に示
すように、下部鋼管矢板6における鋼管2に予め
工場溶接された管状の継手7の上端縁をその鋼管
2の上端縁から或る距離だけ低レベルに配置し、
かつ上部鋼管矢板8における鋼管4に予め工場溶
接された管状の継手9の下端縁をその鋼管4の下
端縁から或る距離だけ高レベルに配置し、下部鋼
管矢板6を打設したのち、その上に上部鋼管矢板
8を建込み、次いで各鋼管2,4の目違いを修正
したのち、各鋼管2,4の周囲を現場溶接により
結合し、次に各継手7,9の間に例えば標準長L
=60cmの連結継手10を嵌込み、その連結継手1
0とその下部および上部の継手7,9との目違い
を修正したのち、連結継手10を各鋼管2,4お
ほび各継手7,9に現場溶接することにより構成
される。
しかるに、前記連結継手10と各鋼管2,4お
よび各継手7,9との溶接総延長は鋼管矢板1ジ
ヨイント当り数mに達し、また連結継手10とそ
の下部および上部の継手7,9との目違いを修正
する場合、第11図に示すように、連結継手10
に対し現場合わせ加工11を施す必要が生じるこ
とが多い。このため鋼管矢板を接合する場合、1
ジヨイント当り長い作業時間(約1時間近い時
間)を要していた。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる鋼管
矢板の接合構造を提供することを目的とするもの
であつて、この考案の要旨とするところは、下部
鋼管矢板1における鋼管2に溶接により固定され
た継手の上端部がその鋼管2の上端部まで延長さ
れ、上部鋼管矢板3における鋼管4に溶接により
固定された継手の下端部はその鋼管4の下端部ま
で延長され、前記鋼管2の上端縁と鋼管4の下端
縁とは現場溶接5により結合され、下部の継手の
上端縁と上部の継手の下端縁とは、相互に当接ま
たは近接して配置されて溶接により接合されてい
ることを特徴とする鋼管矢板の接合構造にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第4図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、上下方向に延長する鋼管2の
直径方向の一側部に、管長手方向に延長するスリ
ツト12を有する管状の鋼製継手13が予め工場
溶接により結合され、かつ前記鋼管2の直径方向
の他側部に、T形断面の鋼製継手14が予め工場
溶接により結合され、さらに各継手13,14の
上端縁は鋼管2の上端縁と同一レベルに配置さ
れ、また各継手13,14の上端の鋼管側には開
先加工部15が設けられ、前記鋼管2と継手1
3,14とにより下部鋼管矢板1が構成されてい
る。
上下方向の延長する鋼管4の直径方向の一側部
に、管長手方向に延長するスリツト12を有する
管状の鋼製継手16が予め工場溶接により結合さ
れ、かつ前記鋼管4の直径方向の他側部に、T形
断面の鋼製継手17が予め工場溶接により結合さ
れ、さらに各継手16,17の下端縁は鋼管4の
下端縁と同一レベルに配置され、また鋼管4の下
端部周囲に開先加工部18が設けられると共に、
継手16,17の下端の鋼管側に開先加工部19
が設けられ、前記鋼管4と継手16,17とによ
り上部鋼管矢板3が構成されている。
前記継手13,16におけるスリツト12は鋼
管2,4と反対側に配置され、かつ下部の継手1
3におけるスリツト12の上部および上部の継手
16におけるスリツト12の下部には、継手の端
縁に向かつて漸次拡大する楔形の拡大スリツト2
0が連設されている。
前記下部鋼管矢板1と上部鋼管矢板3とを接合
する場合は、まず下部鋼管矢板1が打設されたの
ち、その上に上部鋼管矢板3が建込まれ、次に第
4図に示すように、下部鋼管矢板1の鋼管2の上
端縁と上部鋼管矢板3の鋼管4の下端縁とが全周
にわたつて現場溶接5により接合され、また継手
13,16が相互に溶接21により接合されると
共に、継手14,17も相互に溶接21により接
合される。
前記実施例のように、継手13,16における
鋼管2,4と反対側にあるスリツト12の端部
に、継手の端縁に向かつて漸次拡大する楔形の拡
大スリツト20を設けておけば、左右方向に隣り
合う鋼管矢板の継手を嵌挿する場合、継手13,
16の目違いを前記拡大スリツト20により吸収
して、継手の嵌挿を支障なく行なうことができ
る。
また施工現場において各鋼管2,4における管
状の継手に隣接する部分(第3図に符号21で示
す部分)を溶接する場合、継手13,16の端部
の鋼管側に開先加工部15,19が設けられ、か
つ継手13,16における鋼管と反対側の端部に
拡大スリツト20が設けられているので、溶接棒
をそのスリツト20に通して溶接を行なうことが
でき、そのため通常の溶接法により容易に溶接施
工を行なうことができる。さらにまた、管状の継
手13,16と反対側にあるT形断面の継手1
4,17の端部における鋼管側にも、開先加工部
15,19が設けられているので、鋼管2,4の
端部における前記継手14,17に近接する部分
の溶接をも容易にかつ完全に行なうことができ
る。
第5図ないし第8図はこの考案の第2実施例を
示すものであつて、鋼管2の直径方向の両側に、
それぞれスリツト12および拡大スリツト20を
有する継手13が溶接により結合されて、下部鋼
管矢板1が構成され、かつ鋼管4の直径方向の両
側に、それぞれスリツト12および拡大スリツト
20を有する鋼製継手16が溶接により結合され
て、上部鋼管矢板3が構成され、さらに前記スリ
ツト12および拡大スリツト20は鋼管2,4お
よび継手13,16の中心を結ぶ直線から偏位し
て配置されているが、その他の構成は第1実施例
の場合と同様である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、下部鋼管矢板1における鋼
管2に溶接により固定された継手の上端部がその
鋼管2の上端部まで延長され、上部鋼管矢板3に
おける鋼管4に溶接により固定された継手の下端
部はその鋼管4の下端部まで延長され、前記鋼管
2の上端縁と鋼管4の下端縁とは現場溶接5によ
り結合され、下部の継手の上端縁と上部の継手の
下端縁とは、相互に当接または近接して配置され
て溶接により接合されているので、従来のように
施工現場において下部および上部の継手の間に連
結継手を介在させて溶接結合を行なう必要はな
く、そのため鋼管矢板の現場溶接接合長さを大巾
に減少させることができ、かつ下部および上部の
鋼管2,4の目違いを修正を従来通り実施するだ
けでよく、従来行なつていた継手の目違いを修正
するための連結継手の現場合わせ加工を省略する
ことができ、したがつて、施工現場における鋼管
矢板の接合を大巾に簡素化することができる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、第1図は鋼管矢板接合部を分
離して示す正面図、第2図はその側面図、第3図
は第1図のA−A線矢視図、第4図は上下の鋼管
矢板を溶接接合した状態を示す正面図である。第
5図ないし第8図はこの考案の第2実施例を示す
ものであつて、第5図は鋼管矢板接合部を分離し
て示す正面図、第6図はその側面図、第7図は第
5図のB−B線矢視図、第8図は上下の鋼管矢板
を接合した状態を示す正面図である。第9図は従
来の鋼管矢板接合部を示す正面図、第10図は第
9図のC−C線断面図、第11図は従来の鋼管矢
板接合部において鋼管接合部の変形に合わせて連
結継手に現場合わせ施工を施した状態を示す正面
図である。 図において、1は下部鋼管矢板、2は鋼管、3
は上部鋼管矢板、4は鋼管、5は現場溶接、12
はスリツト、13は鋼管継手、14は鋼製継手、
15は開先加工部、16は鋼製継手、17は鋼製
継手、18および19は開先加工部、20は拡大
スリツト、22は溶接である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部綱管矢板1における鋼管2に溶接により固
    定された継手の上端部がその鋼管2の上端部まで
    延長され、上部鋼管矢板3における鋼管4に溶接
    により固定された継手の下端部はその鋼管4に下
    端部まで延長され、前記鋼管2の上端縁と鋼管4
    の下端縁とは現場溶接5により結合され、下部の
    継手の上端縁と上部の継手の下端縁とは、相互に
    当接または近接して配置されて溶接により接合さ
    れていることを特徴とする鋼管矢板の接合構造。
JP1985130771U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0437954Y2 (ja)

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JP1985130771U JPH0437954Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JP1985130771U JPH0437954Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JPS6238951U JPS6238951U (ja) 1987-03-07
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JPS57140420A (en) * 1981-02-24 1982-08-31 Sumitomo Metal Ind Ltd Joining method of steel pipe sheet pile with coupling pipe

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