JPH0513776Y2 - - Google Patents

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JPH0513776Y2
JPH0513776Y2 JP1252988U JP1252988U JPH0513776Y2 JP H0513776 Y2 JPH0513776 Y2 JP H0513776Y2 JP 1252988 U JP1252988 U JP 1252988U JP 1252988 U JP1252988 U JP 1252988U JP H0513776 Y2 JPH0513776 Y2 JP H0513776Y2
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joint
horizontal reinforcing
reinforcing bars
present
joints
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は連続地中壁の各エレメント間の継手部
に用いる剛結継手に関するものである。
〈従来の技術〉 連続地中壁の各エレメント間の継手部に用いる
鉛直継手としては、剛結継手、ヒンジ継手、フリ
ー継手等がある。
これらは連壁の用途に応じて使い分けられる
が、構造物の基礎や偏圧を受ける立坑等において
は、横方向にも応力伝達を図る必要がある。
そのため、一般的に剛結継手が用いられる。
この剛結継手は、第3図に示すように、接合鋼
板2で分割した連続地中壁の各エレメント間の継
手部に、先行エレメントと後行エレメント内に配
筋した、それぞれの水平鉄筋1を重ねて位置させ
る構造である。
そして、このような剛結継手に作用する曲げモ
ーメントは、水平鉄筋1を重ねて位置させること
によつて伝達されるのが一般的である。
現在まで、剛結継手の継手強度に関する各種の
実験が行われているが、それらの実験より、継手
強度に最も重要な要因は、水平鉄筋1の重ね長さ
L1であることが確認されている。
即ち、水平鉄筋1の重ね長さL1を、ある程度
長くとり、表面積を大きくすることによつて、周
囲のコンクリートに対する支圧面積と剪断面積と
を増加させて、コンクリートとの付着強度を得る
必要がある。
しかし、施工上重ね長さL1を従来のように長
くとると、様々な問題が生じる。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 前記した従来の連続地中壁の剛結継手には、次
のような問題点が存在する。
〈イ〉 継手部の水平鉄筋1の重ね長さが長くな
ると、先行エレメントの開放長が長くなり、溝
壁崩壊の可能性が高くなる。
〈ロ〉 溝壁崩壊防止のため、掘削長を短くする
と、先行エレメント長が短くなるため、継手が
多くなり、不経済である。
〈ハ〉 継手部の施工時に用いる側鋼板、型鋼等
の埋殺し鋼材や、反力材、砕石等の仮設材料が
多くなり不経済である。
〈ニ〉 先行エレメントは必ずしも設計軸芯と一
致して掘削されているわけではなく、多少回転
して掘削される場合もある。
このとき、継手部の水平鉄筋1の突出長が長
いと、後行エレメント鉄筋の挿入が難しいた
め、水平鉄筋1の間隔を広くしておく必要があ
る。
その結果、重ね継手の強度が低下する可能性
がある。
〈ホ〉 継手部は二段配筋となるため、長さが長
いとトレミー管からの流動距離が増すため、コ
ンクリートの充填性が悪くなる。
〈本考案の目的〉 本考案は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、品質面、経済面、施工面におい
て従来より優れた連続地中壁の剛結継手を提供す
ることを目的とする。
〈本考案の構成〉 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて説明する。
なお、本考案は通常の剛結継手の施工とほぼ同
様の施工手順であり、本考案の特徴とするところ
は、以下の点にある。
〈イ〉 本考案の継手部(第1,2図) 先ず従来と同様に、接合鋼板2で分割した連続
地中壁の各エレメント間の継手部に、先行エレメ
ントと後行エレメント内に配筋した、それぞれの
水平鉄筋1を重ねて位置させる。
そして各水平鉄筋1の端部に、第1図に示すよ
うに、それぞれ突起部11を設ける。
この突起部11は、突起部11同士が所定の長
さで重なるように予め設計する。
また突起部11の節の高さは、従来の異形鉄筋
の節の高さより高く形成する。
突起部11の製造方法は、太径の鉄筋を凹凸状
に切削加工し、水平鉄筋1の端部に圧接等により
接続する方法等が考えられる。
〈ロ〉 本考案の作用 上記のように継手部の各水平鉄筋1の端部に、
節の高さを従来の異形鉄筋より高く形成した突起
部11を設けることによつて、次のような作用が
発生する。
即ち、突起部11は従来の節高さより高い節で
加工されており、その表面積が増大する。
そのため、周囲のコンクリートに対する支圧面
積の増大を図ると共に、突起部11の外周距離の
増加による剪断面積の増大を図ることができる。
従つて、継手部に位置する水平鉄筋1の端部
が、高い付着強度をもつて、コンクリート中に埋
設されることになる。
その結果、継手部の水平鉄筋1を、従来のよう
に長い距離で重ねる必要がなく、第1図のように
重ね長さL2は従来と比較するとかなり短くて済
むことになる。
なお、節の高さが高いことにより、かぶりコン
クリートの破壊が早期に生じ、耐力低下が考えら
れるが、連壁の場合のかぶり厚は、気中コンクリ
ートの10cm程度より大きく、通常15cmが採用され
ているため、問題ないと思われる。
〈本考案の効果〉 本考案は以上説明したようになるので、次のよ
うな効果を期待することができる。
〈イ〉 本考案は、継手部の各水平鉄筋の端部
に、節の高さを従来の異形鉄筋より高く形成し
た突起部を設けるものである。
即ち、突起部は従来の節高さより高い節で加
工されており、その表面積が増大する。
そのため、周囲のコンクリートに対する支圧
面積の増大を図ると共に、突起部の外周距離の
増加による剪断面積の増大を図ることができ
る。
従つて、継手部に位置する水平鉄筋の端部
を、高い付着強度をもつて、コンクリート中に
埋設することができる。
その結果、連壁の継手部の耐力を向上させ、
高品質の継手部を製造することによつて、連壁
全体の品質を向上させることができる。
〈ロ〉 継手部に位置する水平鉄筋の端部を、従
来と比較して、高い付着強度をもつて、コンク
リート中に埋設することができる。
そのため、継手部の水平鉄筋を、従来のよう
に長い距離で重ねる必要がなく、重ね長さが従
来と比較してかなり短くて済むことになる。
従つて、経済面及び施工面が従来より向上す
る。
〈ハ〉 今後、大規模な連壁工事が多々出件され
ることが予想され、鉄筋径も太径化するものと
思われる。
この場合、継手部の重ね長さは品質面、経済
面、施工面からできるだけ短いもので、所要の
耐力を得られるものが要求される。
従つて、本考案は今後非常に産業上の発展に
寄与するものと確信する。
〈ニ〉 従来は継手部の水平鉄筋の重なり長さが
長いため、先行エレメントの開放長が長くな
り、溝壁崩壊の可能性が高くなる。
また、継手部の施工等に用いる側鋼板、型鋼
等の埋殺し鋼材や、反力材、砕石等の仮設材料
が多くなり、不経済である。
しかし本発明は、継手部の水平鉄筋の重なり
長さが短くて済む。
そのため、溝壁崩壊の可能性が低くなるとと
もに、埋殺し鋼材や仮設材料が少なくて済み、
経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図、第2図:
継手部の拡大説明図、第3図:従来の剛結継手の
説明図。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 連続地中壁の各エレメント間の継手部に、先行
    エレメントと後行エレメント内に配筋した、それ
    ぞれの水平鉄筋を重ねて位置させる剛結継手にお
    いて、 継手部に位置する各水平鉄筋の端部に通常の異
    形鉄筋より高い突起部を設けたことを特徴とす
    る、 連続地中壁の剛結継手。
JP1252988U 1988-02-03 1988-02-03 Expired - Lifetime JPH0513776Y2 (ja)

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JP1252988U JPH0513776Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03

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JP1252988U JPH0513776Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03

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JPH01120534U JPH01120534U (ja) 1989-08-15
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